JPH0574999U - コンソールボックスドアのヒンジ装置 - Google Patents

コンソールボックスドアのヒンジ装置

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Publication number
JPH0574999U
JPH0574999U JP2321092U JP2321092U JPH0574999U JP H0574999 U JPH0574999 U JP H0574999U JP 2321092 U JP2321092 U JP 2321092U JP 2321092 U JP2321092 U JP 2321092U JP H0574999 U JPH0574999 U JP H0574999U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
rotary shaft
mainspring
console box
constant torque
Prior art date
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Pending
Application number
JP2321092U
Other languages
English (en)
Inventor
進 高村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Auto Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Auto Works Ltd
Priority to JP2321092U priority Critical patent/JPH0574999U/ja
Publication of JPH0574999U publication Critical patent/JPH0574999U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンソールボックスドアにおけるヒンジ装置
のばね取付けに伴う強度の増加を抑制し、かつ定速度で
開放させる。 【構成】 ボックス本体2の端部に、定トルクぜんまい
15の巻回内端を回転自在にボビン26で軸支させると
共に、その巻回外端は、ドア3の端部に固定されてボッ
クス本体2の端部に軸支されたドアヒンジ用回転軸12
に連動する回転軸23に接続する。この回転軸23に
は、速度を増すのに応じて抵抗を増大させ、したがって
ほぼ一定の速度でドア開放を行わせる流体粘性ダンパを
内蔵したアイドルギヤ28を連動させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ボックス本体の端部に、上方へ回動されるようにドアを自動開放可 能にヒンジさせるコンソールボックスドアのヒンジ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2に示すように、コンソールボックス1のボックス本体2の端部にヒンジさ れるドア3において、ロック解除時に自動的にドアを開放させるためには、従来 図3に示すように、ボックス本体端部及びドア端部のブラケット間に装着される 回転軸5に、閉鎖時に蓄勢されるコイルばね6をセットしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、コイルばねを用いる場合、ボックス本体端部及びドア端部側の 取付け部分の強度を高くするために、ボックス本体及びドアの肉厚を相応に厚く することが必要になる問題がある。また、ドアの開放速度が開放端に向うにつれ て大きくなる問題もある。
【0004】 よって、本考案は、ばね取付けに伴う強度の増加を抑制でき、かつ定速度で開 放させ得るコンソールボックスドアのヒンジ装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上方に向けて開口したボックス本体の端部に、閉鎖位置にロックさ れるドアの端部をアンロック時にばねで自動開放させるようにヒンジさせるコン ソールボックスドアのヒンジ装置において、前述の目的を達成するために、ボッ クス本体の端部に、定トルクぜんまいの巻回内端を回転自在に軸支させると共に 、定トルクぜんまいの巻回外端は、ドア端部に固定されてボックス本体の端部に 軸支されたドアヒンジ用回転軸又はこの回転軸に連動する別の回転軸に接続し、 さらに、回転軸又は別の回転軸に流体粘性ダンパを取付けたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
ドアを閉鎖させると、定トルクぜんまいの巻回外端が、巻取り力に抗して回転 軸側に巻取られ、したがってドアは開放方向へ付勢された状態で閉鎖位置にロッ クされる。ドアのロックを解除すると、定トルクぜんまいが巻回している側の回 転軸に巻戻されることにより回転駆動される。その際、定トルクぜんまいの定ト ルク特性により、ドア開放度が大きくなるにつれて高速になろうとする。しかし 、一方では流体粘性ダンパが速度の増すのに応じて抵抗を増大させ、したがって スムーズにほぼ一定の速度でドア開放を行わせる。
【0007】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例によるコンソールボックス1のボックス本体2及び ドア3間の端部に装着されるヒンジ装置9を示す。このヒンジ装置は、ドア3の 端部3aに取付け穴11を通してねじ止めされるコの字形のアッパヒンジプレー ト10と、ボックス本体2の端部2aの取付け穴(図示せず)から同様にねじ止 めされるコの字形のロアヒンジプレート20とに、回転軸12が挿通されると共 に、ロアヒンジプレート20に軸支され、アッパヒンジプレート10に両端が固 定されて構成されている。そして、この回転軸には幅広のギヤ13が取付けられ 、さらにロアヒンジプレート20の内部には、回転軸取付け用のコの字形のブラ ケット21が取付けられている。
【0008】 即ち、ブラケット21の両面には、ギヤ13に対応した幅のギヤ23が取付け られ、かつそれ自体周知の定トルクぜんまいのぜんまい15の巻回外端を係止し ているボビン24を取付けられた回転軸25と、ぜんまい15が巻回され、かつ そのリング状内端部が係合しているボビン26を取付けられた回転軸27とが回 転自在に軸支されている。ギヤ13はギヤ23に噛合しており、したがってドア 3の閉鎖時に回転軸25を矢印Aで示す方向に回転させることにより、ぜんまい 15を巻取らせる。さらに、ブラケット21には、ギヤ23に下方から噛合し、 かつ粘性流体及び回転羽根を内蔵することにより流体粘性ダンパとして機能する アイドルギヤ28が取付けられている。
【0009】 このように構成されたヒンジ装置の動作は次の通りである。 ドア3の閉鎖時には、回転軸12の回転によりギヤ13、23を介して回転軸 25が矢印A方向に回転駆動され、ぜんまい15をその巻取り力に抗して巻取る 。アッパヒンジプレート10は実線位置からほぼ90度回転して点線位置を占め る。ドア3は、閉鎖状態でそれ自体周知のドア先端の爪4a(図2)を拘束する ボックス本体先端のロック機構4bでロックされる。ノブ4を操作してロックを 解除させると、回転軸27を回転させつつぜんまい15は定トルクの巻取り動作 を惹起し、回転軸25を矢印Aと反対方向に自動的に回転駆動させる。これによ り、ギヤ23、13を介して回転軸12が開放方向へ回転駆動され、ドア3を自 動的に開放させる。
【0010】 ドア3の開放は、ぜんまい15の定トルク特性により、コイルばねよりはスム ーズになるが、上方へ開放するに伴って重心位置がヒンジ側に移動するために、 高速になろうとする。その際、アイドルギヤ28は適宜設定された流体粘性によ り高速になる程大きな抵抗を呈し、回転を定速化させる。また、ギヤ23、13 の介在によりドア3に荷重が加わった場合でも、心振れが回避され、安定した回 転が確保される。
【0011】 尚、前述の実施例において巻回終了領域の定トルク特性を確保するために、ぜ んまい15の巻回外端をボビン24に予め巻回しておくことも考えられる。また 、荷重に対するドアの安定化作用を有する歯車を廃止することを前提に、ぜんま い15の巻回外端を回転軸12に取付けたボビンに直接巻回させ、流体粘性ダン パもアイドルギヤとしてでなく直接回転軸12に取付けることもできる。
【0012】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、コンソールボックスドアの自動開放ヒンジに定トルク ぜんまいを用いることにより、コイルばねに比べて取付け構造の強度を必要とせ ず、そのために肉厚を増す必要もなくなる。また、定トルクぜんまいと流体粘性 ダンパとの併用により、コンソールボックスドアのスムーズな開放及び速度の一 定化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例によるコンソールボックスド
アのヒンジ装置の斜視図である。
【図2】本考案が適用されるコンソールボックスの斜視
図である。
【図3】従来のヒンジ構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
2 ボックス本体 3 ドア 9 ヒンジ装置 12、25、27 回転軸 13、23 ギヤ 15 ぜんまい 28 アイドルギヤ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方に向けて開口したボックス本体の端
    部に、閉鎖位置にロックされるドアの端部をアンロック
    時にばねで自動開放させるようにヒンジさせるコンソー
    ルボックスドアのヒンジ装置において、 ボックス本体の端部に、定トルクぜんまいの巻回内端を
    回転自在に軸支させると共に、前記定トルクぜんまいの
    巻回外端は、ドア端部に固定されて前記ボックス本体の
    端部に軸支されたドアヒンジ用回転軸又はこの回転軸に
    連動する別の回転軸に接続し、 さらに、前記回転軸又は前記別の回転軸に流体粘性ダン
    パを取付けたことを特徴とするコンソールボックスドア
    のヒンジ装置。
JP2321092U 1992-03-19 1992-03-19 コンソールボックスドアのヒンジ装置 Pending JPH0574999U (ja)

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JP2321092U JPH0574999U (ja) 1992-03-19 1992-03-19 コンソールボックスドアのヒンジ装置

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JPH0574999U true JPH0574999U (ja) 1993-10-12

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ID=12104306

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JP2321092U Pending JPH0574999U (ja) 1992-03-19 1992-03-19 コンソールボックスドアのヒンジ装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012148713A (ja) * 2011-01-20 2012-08-09 Toyota Motor Corp 蓋付きボックス構造
KR101393526B1 (ko) * 2011-12-08 2014-05-12 현대자동차 주식회사 차량용 도어 인사이드 핸들 장치
JP2015098259A (ja) * 2013-11-19 2015-05-28 スズキ株式会社 収納構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5511493B2 (ja) * 1972-11-08 1980-03-25
JPS6317271B2 (ja) * 1980-01-23 1988-04-13 Sony Corp

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