JPH0531183Y2 - - Google Patents

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JPH0531183Y2
JPH0531183Y2 JP1986007209U JP720986U JPH0531183Y2 JP H0531183 Y2 JPH0531183 Y2 JP H0531183Y2 JP 1986007209 U JP1986007209 U JP 1986007209U JP 720986 U JP720986 U JP 720986U JP H0531183 Y2 JPH0531183 Y2 JP H0531183Y2
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JP
Japan
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engine hood
stay
spring
bent
holding device
Prior art date
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JP1986007209U
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JPS62120677U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、各種機械のエンジンを覆うエンジン
フードに関し、さらに詳しくは、屈折、伸張可能
の2本のステーが設けられたエンジンフードの開
状態の保持装置に関する。
(従来の技術) 従来のエンジンフード保持装置は、次のとおり
である。
エンジンフードは、ヒンジ部を中心に上下に開
閉自在になつている。このエンジンフードに屈
折、伸張可能に連結された2本のステーが設けら
れている。
エンジンフードの閉状態では、ステーは屈折状
態となつている。エンジンフードを開くと、ステ
ーは伸張状態となり、一方のステーのスリツトに
ピンが入つてロツクされ、エンジンフードの開状
態を保持するものとなる。
一方、カバーの開閉機構に関して、カバーを開
けた後、スプリングの付勢力によつてステーを折
り曲げてカバー開状態に維持(ロツク)するもの
も公知である。(実開昭57−80445号公報参照) (考案が解決しようとする問題点) しかし、上に述べたエンジンフード保持装置で
は、次の欠点がある。
エンジンフードの開状態を保持している時に、
突風または振動などによりスリツトからピンが外
れてロツクが解除され、エンジンフードが閉じて
しまうことがあつた。
又、実開昭57−80445号公報で公知のカバーの
開閉機構では、ステーがロツクする方向へ作用す
る力がスプリングの引つ張り力からステーの回転
モーメントを差し引いたものとなつているため、
スプリングの引つ張り力を大きくしないとロツク
方向へのステーの折れ曲がりができないものとな
つている。別言すれば、カバーを持ち上げて開け
るにはスプリングの引つ張り力に抗して持ち上げ
なければならないが、スプリングの引つ張り力が
大きいので、カバーを持ち上げて開くには大きい
力を必要する。
又、スプリングの設置場所が上側のステーと下
側ステーとの間であるため、カバーの閉塞状態か
らカバーの開放状態に至るスプリングのストロー
クが大きくなり、大型のスプリングを設置しなけ
ればならない。
そこで、本考案の目的は、突風または振動など
がエンジンフードに作用してもエンジンフードが
閉じてしまうことのない上、構造が簡単かつ開閉
動作にも余り大きい力を必要としないエンジンフ
ード保持装置を提供することにある。
(実施例) 以下に、本考案の一実施例を第1図第2図イ,
ロ,ハを参照して説明する。
エンジンフード1は、ヒンジ部2を中心に上下
に開閉自在に設けられている。エンジンフード1
の内側の左右には、屈折、伸張可能に連結された
下側の第1のステー3Aと上側の第2のステー3
Bの2本のステーが配置されている。第1のステ
ー3Aと第2のステー3Bは、連結部4において
ピン接合されている。
第1のステー3Aと第2のステー3Bの連結部
4付近の上面には、ストツパ5A,5Bが突出し
て設けられている。第1のステー3Aと第2のス
テー3Bは一方向には自由に屈折されるが、他方
向に屈折させようとするとストツパ5A,5Bが
突き合つてわずかな屈折で止められるものとなつ
ている。以下、第1のステー3Aと第2のステー
3Bとが自由に屈折する方向を「自由屈折方向」
といい符号Mで表し、ストツパを「小屈折方向」
といい符号Nで表すものとする。
第1のステー3Aの端部6は本体7にピン結合
され、第2のステー3Bの端部8はエンジンフー
ド1にピン結合されている。
スプリング9の一端9Aが第2のステー3B
に、他端9Bがエンジンフード1に結合されてい
る。このスプリング9は、エンジンフード1が開
状態において小屈折方向Nに第1のステー3Bを
引張るものである。
エンジンフード1を最大限に開いた状態におい
てエンジンフード1の重心Gがヒンジ部2の真上
にくるように、第1のステー3Aの長さ、第2の
ステー3Bの長さ、第1のステー3Aの端部6と
本体7のピン結合位置および第2のステー3Bと
エンジンフード1のピン結合位置を決定する。
以上のように構成されたエンジンフード保持装
置の作用を第2図イ,ロ,ハを参照して説明す
る。
以下に述べるように、第2図イに示された閉状
態から第2図ロに示された最大限に開かれた状態
(以下、「最大開状態」というものとする)にまで
エンジンフード1を持ち上げ、ついで第2図ハの
ロツク状態に移行する。
第2図イに示されたエンジンフード1の閉状態
において、第1のステー3Aと第2のステー3B
は屈折状態となつてエンジンフード1内に収容さ
れている。
第2図ロに示されたように、エンジンフード1
を最大開状態にまで持ち上げると、ヒンジ部2の
真上にエンジンフード1の重心Gが位置し、重心
Gによるモーメントは0となる。この時、スプリ
ング9によつて第1のステー3Aと第2のステー
3Bの小屈折方向Nにのみ力が加えられる。そし
て、つぎの瞬間には、重心Gはヒンジ部2の真上
より閉じる側に位置するものとからなるから、エ
ンジンフード1の自重により小屈折方向Nにモー
メントを作用させる。
上に述べたようにスプリング9の引張り力およ
びエンジンフード1の自重によるモーメントによ
り小屈折方向Nに力が加えられる結果、第2図ハ
に示されているようにストツパ5A,5Bが突き
当たり、第1のステー3Aと第2のステー3Bは
小屈折方向Nにわずかに屈折した状態で止まり、
ロツクされる。
つぎに述べるように、突風または振動があつて
も、ロツク状態が解除されることはない。
突風または振動によりエンジンフード1が第2
図ハに示されたロツク状態から第2図ロに示され
た最大開状態になつて、その後にエンジンフード
1が閉状態に移行したとしても、スプリング9に
よりステー3A,3Bが小屈折方向Nに引張られ
ているため、エンジンフード1が閉状態に移行す
るときにエンジンフード1が閉じられることはな
い。つまり、突風または振動の下では、第2図ハ
に示されたロツク状態と第2図ロに示された最大
開状態とを繰り返すものとなる。
エンジンフード1を閉じるためには、手で第1
のステー3Aまたは第2のステー3Bを自由屈折
方向Mに動かせばよい。
なお、以上は本考案の一実施例であり、本考案
は上記実施例に限定されるものではない。たとえ
ば、連結部4にコイルスプリングを設ける構造、
スプリング9をステー3Aと本体7との間に設け
る構造も本考案は含むものである。
(考案の効果) 本考案によれば、次の効果を奏する。
即ち、ステーが下方向に屈曲してロツクされる
構造となつているので、ロツク方向の力がステー
回転モーメントとスプリングの引つ張り力の和と
なり、弱いスプリング力でロツクが可能となる。
このため、エンジンフードの開動作に必要な力を
低減することができる。
又、スプリングとストツパーの構成を付加する
だけであるから、構造が簡単であり、低コストで
ある。
更に、スプリングも小形のもので済む。
更に又、突風または振動などがエンジンフード
に作用してもエンジンフードが閉じてしまうこと
がなく安定したものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の縦断面図、第2
図イ,ロ,ハは、第1図の実施例の作用を示した
縦断面図であり、その内、第2図イはエンジンフ
ードの閉状態を示し、第2図ロは最大開状態を示
し、第2図ハはロツク状態を示すものである。 1……エンジンフード、2……ヒンジ部、3A
……第1のステー、3B……第2のステー、5
A,5B……ストツパ、7……本体、9……スプ
リング、G……重心。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ヒンジ部を中心に上下に開閉自在のエンジンフ
    ードと、該エンジンフードの開閉時に屈折、伸張
    可能に配置された上下2本のステーとからなり、
    エンジンフードの開状態において、前記2本のス
    テーが伸張状態となつてエンジンフードの開状態
    を保持するエンジンフード保持装置において、 前記ステーが上方向に自由に屈折するが、下方
    向にはわずかな屈折で止まるように前記ステーの
    端部にストツパが設けられ、前記エンジンフード
    の開状態においてステーの前記わずかな屈折で止
    まる方向に前記ステーを引張るスプリングが前記
    エンジンフードと上方のステーとの間に設けられ
    ていることを特徴とするエンジンフード保持装
    置。
JP1986007209U 1986-01-23 1986-01-23 Expired - Lifetime JPH0531183Y2 (ja)

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JP1986007209U JPH0531183Y2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23

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JP1986007209U JPH0531183Y2 (ja) 1986-01-23 1986-01-23

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Publication Number Publication Date
JPS62120677U JPS62120677U (ja) 1987-07-31
JPH0531183Y2 true JPH0531183Y2 (ja) 1993-08-10

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115110849A (zh) * 2022-07-15 2022-09-27 重庆长安汽车股份有限公司 一种自支撑的汽车前罩撑杆及其使用方法

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