JPH0422676Y2 - - Google Patents

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JPH0422676Y2
JPH0422676Y2 JP4241186U JP4241186U JPH0422676Y2 JP H0422676 Y2 JPH0422676 Y2 JP H0422676Y2 JP 4241186 U JP4241186 U JP 4241186U JP 4241186 U JP4241186 U JP 4241186U JP H0422676 Y2 JPH0422676 Y2 JP H0422676Y2
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JP
Japan
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lid
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main link
closing
gas stay
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は開閉蓋の開閉機構、さらに詳細には、
バスなどの大型自動車のエンジンルーム、荷物室
の蓋の開閉に使用する開閉機構に関する。
〔考案の技術的背景〕
従来、大型自動車、特にバスの車体1の下部に
設けられたエンジンルーム2を開閉する蓋3は、
たとえば第1図に示すような開閉機構を有してい
た。
すなわち、この開閉機構は、ほぼ鉤状のメイン
リンク4とサブリンク6を有しており、このメイ
ンリンク4およびサブリンク6の一方の端部に蓋
3を、他方の端部に車体1のエンジンルーム2の
天井部をそれぞれ回動自在に取り付けているとと
もに、前記メインリンク4には車体1の前後方向
に伸縮するガスステー5が接続されている。この
ガスステー5は蓋3を開方向に付勢するガスが充
填されており、前記蓋3を小さな力で開放できる
ようになつている。
このような開閉機構によつて閉塞した蓋3を開
ける場合においては、蓋3に手を掛けて上方に持
ち上げるものであるが、このとき、メインリンク
4は、エンジンルーム2の取付部41を支点とし
て回動し、一方蓋3との接続部42も回動するの
で、蓋3は第1図の矢印に記載したような曲線の
軌跡を描いて開状態となる。このとき、メインリ
ンク4と接続したガスステー5は蓋3の開状態に
なる方向に付勢されているので、すなわち前記ガ
スステー5は前記メインリンク4を車体外側方向
に押圧するようになつているので、前記メインリ
ンク4はエンジンルーム2の取付部41を支点と
して容易に回動することになる。
このように取付部41を支点として回動するメ
インリンク4は鉤状の形状を有しているために、
前記ガスステー5が所定の押圧力を有している場
合には、ある一定の点(死点)を通過すると、な
んら外部より力を負荷しなくとも、前記ガスステ
ー5の押圧力によつて蓋3を持ち上げる作用を行
うようになつている。一方、前記蓋3を閉める場
合においては、前記蓋3を下方に押し下げる。こ
の場合、前記死点を通過すると、前記蓋3はガス
ステー5の押圧力に抗して重力によつて閉まるよ
うになつている。
このような開閉機構において、前記ガスステー
5に所用の押圧力がある場合においては、前記蓋
3を開放状態でロツクしなくとも、前記蓋3が重
力によつて閉まることはない。しかしながら、ガ
スステー5内のガス漏れあるいは温度変化が激し
い場合などがあつたときには、充分な押圧力がえ
られず、蓋3の重力によつて容易いに死点を越え
て蓋3が閉まつてしまう虞があつた。
特に、エンジンルーム2に用いる場合、エンジ
ンルーム2はエンジン稼働時には高温になるが、
一方エンジン非稼働時には(特に極寒地方)低温
になり、温度差が激しい。したがつて、ガスステ
ー5の押圧力を常温に適合するように調整してお
くと、高温時には押圧力が大きくなる結果、前記
蓋3が急激に開放されることになる虞があり、一
方、高温側に押圧力を調整すると冬などのエンジ
ン非稼働時には押圧力が不足して、開放された蓋
3は重力によつて容易に閉まつてしまう虞があ
る。
〔考案の目的〕
本考案は上述の点に鑑みなされたものであり、
温度変化が激しく、前記ガスステーの押力が変化
する場合、あるいはガス漏れなどによつてガスス
テーの押圧力が充分でないときにも、なんら問題
を生じることなく、前記蓋を開閉可能な開閉機構
を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
上述の目的を達成するため、本考案による開閉
蓋の開閉機構は、開閉される蓋と蓋をされる固定
部材のそれぞれを回動自在に接続するメインリン
クと、前記メインリンクに回動自在に接続され、
前記蓋を開方向に付勢するガスステーとを有する
開閉蓋の開閉機構において、前記蓋の開時に重力
によつて前記蓋が閉まらないように、前記メイン
リンクと固定部材間にロツク機構を設けたことを
特徴としている。
〔実施例〕
第2図は本考案の開閉蓋の開閉機構の一実施例
の側面図であるが、この実施例においても第1図
と同様な開閉機構を有している。すなわち、この
開閉機構は、ほぼ鉤状のメインリンク4を有して
おり、このメインリンク4の一方の端部に蓋3
を、他方の端部に車体1のエンジンルーム2の天
井部をそれぞれ回動自在に取付けているととも
に、前記メインリンク4には車体1の前後方向に
伸縮するガスステー5が接続されている。このガ
スステー5は蓋3を開方向に付勢するガスが充填
されており、前記蓋3を小さな力で開放できるよ
うになつている。
このような開閉機構において、本考案において
は開けられた蓋3が重力に力によつて閉まらない
ようにロツク機構7が設けられている。
この実施例においては、前記ロツク機構7は、
第3図に示すようにメインリンク本体43より立
設し、前記エンジンルーム2の天井部の取付部4
1と回動自在に接続するための接続リンク44と
前記メインリンク本体43間に形成されたストラ
イカ71とこのストライカ71部分において係合
し、前記エンジンルーム2の天井部に取り付けら
れたブラケツト72にストツパ73とよりなつて
いる。
前述のストツパ73は、第4図に平面図を示す
ように、ブラケツト72に取り付けられた断面コ
の字状の支持部材74とこの支持部材74を貫通
するストツパピン75を有し、このストツパピン
75にはコイルスプリング76が捲回されてい
る。このスプリング76はストツパピン75に設
けられた案内ピン77と支持部材74との間に設
けられ、前記ストツパピン75の先端部751が
支持部材74の外側方向に突出するような方向に
前記スプリングピン75を付勢している。前記先
端部751にはメインリンク4の進行方向に掛け
て漸増するテーパ752が形成されており、前記
ストライカ71の肩部に当接したとき、ストツパ
ピン75が支持部材74の内側方向に容易に押し
込められるようになつている。
さらに、この支持部材74にはストツパピン7
5の軸方向に溝741が穿設されており(第5図
参照)、一方、前記ストツパピン75の軸方向に
直交するようにストツパピン75に案内ピン77
が設けられ前記溝741に填め合わされててい
る。この案内ピン77は前記ストツパピン75の
先端部751が必要以上に突出しないように支持
部材に当接干渉するとともに、前記スプリングピ
ン75の軸方向の移動が平滑に行われるように案
内するためのものである。
一方、前記メインリンク本体43と接続リンク
44との間に設けられたほぼ三角形状のストライ
カ71には前記ストツパピン75と係合するため
の係合孔711が設けられており、前記ストツパ
ピン75と前記ストライカ71の係合孔711は
係合して前記メインリンク4をロツク可能になつ
ている。このため蓋3が重力によつて閉まること
がなくなる。
このような構成であるから、閉塞した蓋3を開
ける場合においては、蓋3に手を掛けて上方に持
ち上げる。このとき、メインリンク4は、エンジ
ンルーム2の取付部41を支点として回動し、一
方蓋3との接続部42も回動するので、蓋3は第
2図の矢印に記載したような曲線の軌跡を描いて
開状態となる。このとき、メインリンク4と接続
したガスステー5は蓋3の開状態になる方向に付
勢されているので、すなわち前記ガスステー5は
前記メインリンク4を車体外側方向に押圧するよ
うになつているので、前記メインリンク4はエン
ジンルーム2の取付部41を支点として容易に回
動し、蓋3を開方向に導く。
このように取付部41を支点として回動するメ
インリンク4が死点を越えて回動し、蓋3が開放
状態近傍になると、第5図に示すようにメインリ
ンク4のストライカ71がストツパピン75の先
端部751に当接する。前記先端部751はメイ
ンリンク4の進行方向に漸増するテーパ752を
有しているので、前記先端部751はストライカ
71の肩部によつて支持部材74方向に押し込め
られ、次いでメインリンク4がさらに進行し、係
合穴711に対応するところでスプリング26の
作用によつて突出し係合する。このためメインリ
ンク4のそれ以上の回動が停止されるとともに、
ガスステー5の押圧力が充分でない場合も蓋3が
重力によつて閉まることがなくなる。このとき支
持部材74の溝741には案内ピン77が填め合
わされているので、ストツパピン75はこの案内
ピン77の作用によつてスムースに軸方向に移動
する。
このように開放状態になつた蓋3を閉塞すると
きは、ストツパピン75の一端に設けられたつま
み753を引いて、前記ストツパピン75の先端
部751をストライカ71の係合孔711より外
し、従来のように蓋3を押し下げることによつて
閉めることが可能である。
以上の説明においては、大型自動車のエンジン
ルームの開閉機構について説明したが、他の開閉
蓋の開閉機構についても用いられることは、明ら
かである。また、ロツク機構は上述のロツク機構
に限定されるものではなく、メインリンクを有効
にロツクし、蓋が重力によつて閉まらないように
するものであればいかなる機構のものであつても
よい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案による開閉蓋の開
閉機構によれば、ガスステーを用いる開閉機構に
おいて、蓋が開状態のときに重力によつて閉まら
ないようにするためのロツク機構を設けたため、
温度変化の激しい、たとえばエンジンルームの
開閉機構として用いる場合、ガスシテーの押圧力
の変化に左右されず、蓋の重力による閉塞によつ
て生じる問題を避けることが可能になる、ロツ
ク機構を有しているために、ガスステーの押圧力
を従来に比較して小さくすることが可能になり、
機構の小型化が可能になる、などの種々の利点が
生じる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のガスステーを用いた開閉蓋の開
閉機構の側面図、第2図は本考案の一実施例の側
面図、第3図は前記一実施例のロツク機構部分を
示した斜視図、第4図はストツパの平面図、第5
図はストツパの側断面図である。 3……蓋、4……メインリンク、5……ガスス
テー、7……ロツク機構、71……ストライカ、
73……ストツパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 開閉される蓋と蓋をされる固定部材のそれぞれ
    を回動自在に接続するメインリンクと、前記メイ
    ンリンクに回動自在に接続され、前記蓋を開方向
    に付勢するガスステーとを有する開閉蓋の開閉機
    構において、前記蓋の開時に重力によつて前記蓋
    が閉まらないように、前記メインリンクと固定部
    材間にロツク機構を設けたことを特徴とする開閉
    蓋の開閉機構。
JP4241186U 1986-03-25 1986-03-25 Expired JPH0422676Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4241186U JPH0422676Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

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JP4241186U JPH0422676Y2 (ja) 1986-03-25 1986-03-25

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Publication Number Publication Date
JPS62154168U JPS62154168U (ja) 1987-09-30
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