JP2585222Y2 - スピニングリール - Google Patents

スピニングリール

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JP2585222Y2
JP2585222Y2 JP1992079947U JP7994792U JP2585222Y2 JP 2585222 Y2 JP2585222 Y2 JP 2585222Y2 JP 1992079947 U JP1992079947 U JP 1992079947U JP 7994792 U JP7994792 U JP 7994792U JP 2585222 Y2 JP2585222 Y2 JP 2585222Y2
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spool
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arm
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雄三 川邊
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Shimano Inc
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スプールに糸を巻き付
けるべく回転作動する回転枠に、ベールを支持する一対
の支持腕を形成するとともに、一方の支持腕内に、ベー
ルの姿勢変更状態を維持する付勢機構を収納し、前記付
勢機構を収納した収納空間における前記スプール存在側
とは反対側の壁部分を開放状態とし、その開放部分を覆
うカバー体を設けてあるスピニングリールに関する。
【0002】
【従来の技術】スピニングリールにおいては、軽快に糸
を巻き取っていくように、ハンドル操作を軽くする回転
枠の軽量化が図られている。このようなものとして、支
持腕の肉厚内に前記付勢機構等の他部品の収納空間或い
は軽量化を図ることを主とした前記スプール存在側とは
反対側の壁部分を開放状態とした空間を設けていた(例
えば、実開昭54−182394号公報)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】これによって、確かに
軽量化が図れるものであるが、軽量化をより効果的にす
るためには、支持腕内の空間を大きくするように、空間
を形成する壁厚をできるだけ薄くすることが望ましい。
しかし、壁厚を薄くすることに限度があり、特に、支持
腕をダイキャスト形成する場合には、余りに壁厚を薄く
すると、その部分の湯流れが悪く、十分満足の行く成形
ができなかった。本考案の目的は、壁厚の形成に工夫を
凝らすことによって、成形を容易に行えるものでありな
がら、薄肉化による軽量化を達成できるものを提供する
点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案による特徴構成
は、前記収納空間を形成するスプール存在側に位置する
壁部分に開口を形成し、その開口を覆うカバー薄板を設
けてある点にあり、その作用効果は次の通りである。
【0005】
【作用】壁厚を薄くする手段としてスプール存在側に位
置する壁部分に着目し、敢えて、この壁部分を薄肉化す
るについて、薄肉部分を他の部分と一体に形成するので
はなく、その壁厚部分を撤去して開口を形成することに
よって、壁のない分だけ軽量化が図れる。但し、軽量化
は図れるが、開口を形成する構成によって、強度が低下
している点を、開口を覆うカバー薄板を取り付けること
によって、補強効果を発揮する。しかも、カバー薄板が
支持腕と独立した部品となるので、薄板化も容易であ
る。
【0006】
【考案の効果】したがって、壁厚を薄くした状態と同等
の効果を得ることができ、それによって軽量化を達成で
きるとともに、強度低下を招くことなく、支持腕の製作
も容易に行うことができる。
【0007】
【実施例】図1に示すように、竿への取り付け用脚部1
を有するリール本体2の前方にスプール軸3を片持ち状
に延出するとともに、そのスプール軸3にスプール4を
取り付け、リール本体2の内部において、スプール軸3
に筒軸5を遊嵌するとともに、この筒軸5に回転枠6を
一体回転可能に取り付け、かつ、入力ピニオン7を形成
し、この入力ピニオン7に駆動ギヤ8を咬合させて、ハ
ンドル9への操作によって、駆動ギヤ8、入力ピンオン
7、筒軸5を介して回転枠6を回転駆動する。一方、ス
プール軸3と平行に螺旋軸10を架設するとともに、こ
の螺旋軸10の一端に伝動ギヤ11を設け、入力ピンオ
ン7と伝動ギヤ11とを咬合させて螺旋軸10を駆動
し、スプール4を回転枠6の回転に連れて前後移動させ
るオシレーティング機構Aを形成して、スピニングリー
ルを構成する。
【0008】リール本体の構成について説明する。図1
に示すように、脚部1の背面に前向きに凹入する軽量化
用の空間Bを形成するとともに、リール本体2の後壁2
Aに螺旋軸10の軸端を枢支するベアリング用の取り付
け貫通孔2Bを形成してある。この空間Bと貫通孔2B
とを閉塞する蓋体12を設けてカバーする。この蓋体1
2には、仕様等を明記した銘版としての機能を付与して
ある。
【0009】回転枠6の支持腕13,13について説明
する。図1に示すように、一方の支持腕13に、糸案内
ローラ14を有するアームカム15を取り付けるととも
に、他方の支持腕13に揺動アーム16を取り付け、こ
のアームカム15と揺動アーム16に亘ってベール17
を掛け渡してある。図2及び図4に示すように、これら
両支持腕13,13をアルミ材を使ってダイカスト成形
するとともに、その支持腕13,13内に空間13A,
13Aを形成し、アームカム15を取り付けた支持腕1
3の空間13Aに、ベール17の糸巻き取り姿勢と糸繰
り出しに対応した姿勢とに切り替わりを許しながら切り
替わった状態を維持する付勢機構18を収納している。
アームカム15を取り付けた支持腕13の空間13Aに
おいては、スプール4の存在側とは反対側に位置する壁
部分を開放した状態にして、この開放部分に化粧カバー
体19を設けて閉塞するとともに、この化粧カバー体1
9に対向するスプール4存在側の壁部分に開口aを形成
して、空間13Aでスプール4の存在側の壁面とそれに
対向する壁面とを貫通状態にしている。この開口aを空
間側で覆うアルミ材製のカバー薄板20を設けるととも
に、この開口aを形成した壁面の内側で左右側端近く
に、蟻溝状の案内部13a,13aを形成し、この案内
部13a,13aに沿ってカバー薄板20を挿入するこ
とによって、開口aを閉塞状態にできる。このカバー薄
板20を閉塞状態に固定するには、樹脂製の中間カバー
21を介在させた状態で、更に外側から金属製のカバー
体22を被せて支持腕13の基端部にビス止め固定す
る。中間カバー21の内側面に、回転枠6の回転バラン
スを改善するバランスウエイト23を設けてある。ま
た、支持腕13の基端部においても他のバランスウエイ
ト23を取り付けてある。一方、図3に示すように、揺
動アーム16を軸支した支持腕13の内部に空間13A
を形成するとともに、この空間13Aにおいても、スプ
ール4の存在側とは反対側に位置する壁面部分を開放し
た状態にして、この開放部分に化粧カバー体24を設け
て閉塞するとともに、この化粧カバー体24に対向する
スプール4存在側の壁面部分に開口aを形成して、空間
13Aでスプール4の存在側の壁面とそれに対向する壁
面とを貫通状態にしている。但し、この支持腕13にお
いては、カバー薄板20のようなカバーはなく、空間1
3Aはスプール4に向けて開放状態にある。
【0010】〔別実施例〕 支持腕13におけるスプール側に面した壁面に開口
aを形成するのは、いづれか一方の支持腕13であれば
よい。 カバー薄板20は両支持腕13,13の開口aに装
着するようにしてもよい。
【0011】尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にするために符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】スピニングリールの縦断側面図
【図2】アームカム側の支持腕を示す分解斜視図
【図3】揺動アーム側の支持腕を示す分解斜視図
【図4】アームカム側の支持腕を示す縦断側面図
【符号の説明】
4 スプール 6 回転枠 13 支持腕 13A 収納空間 17 ベール 18 付勢機構 19 カバー体 20 カバー薄板 a 開口

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スプール(4)に糸を巻き付けるべく回
    転作動する回転枠(6)に、ベール(17)を支持する
    一対の支持腕(13),(13)を形成するとともに、一
    方の支持腕(13)内に、ベール(17)の姿勢変更状
    態を維持する付勢機構(18)を収納し、前記付勢機構
    (18)を収納した収納空間(13A)における前記ス
    プール存在側とは反対側の壁部分を開放状態とし、その
    開放部分を覆うカバー体(19)を設けてあるスピニン
    グリールであって、 前記収納空間(13A)を形成するスプール存在側に位
    置する壁部分に開口(a)を形成し、その開口(a)を
    覆うカバー薄板(20)を設けてあるスピニングリー
    ル。
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JPH0641474U JPH0641474U (ja) 1994-06-03
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US7066419B2 (en) * 2003-09-10 2006-06-27 Shimano Inc. Reel unit for spinning reel
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