JPH071485Y2 - 扉開閉減速装置 - Google Patents

扉開閉減速装置

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JPH071485Y2
JPH071485Y2 JP8666389U JP8666389U JPH071485Y2 JP H071485 Y2 JPH071485 Y2 JP H071485Y2 JP 8666389 U JP8666389 U JP 8666389U JP 8666389 U JP8666389 U JP 8666389U JP H071485 Y2 JPH071485 Y2 JP H071485Y2
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JP
Japan
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door
opening
gear
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closing speed
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JP8666389U
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JPH0325782U (ja
Inventor
正季 松岡
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は扉開閉装置を有した機器の扉開閉減速装置に関
するものである。
従来の技術 近年、扉開閉減速装置は高品質,高品格化を確保しつつ
低コストが要求されている。
以下図面を参照しながら、上述した従来の扉開閉減速装
置の一例について説明する。
第4図は従来の扉開閉減速装置の構成を示すものであ
る。第4図において、Aは扉の閉成時、Bは扉の開成時
を示す要部の断面図である。1は本体金具、2はオイル
ダンパーである。3は回転内歯車である。4は扉の軸受
部、5は金属シャフトである。6は固定ビスである。7
はサポートパネル、8は扉押し上げバネである。本体金
具1にはオイルダンパー2がビス2本で固定されてお
り、また回転内歯車3も金属シャフト5によって回転可
能な状態で固定されており、オイルダンパー2の歯車2a
と回転内歯車3は互いにかみあっている。回転内歯車3
のシャフト部と金属シャフト5を扉の軸受部4に差し込
み、回転内歯車3を扉にビスで固定する。そして扉が開
く方向に回転内歯車3を回転させる様に扉押し上げバネ
8をサポートパネル7に固定する。
以上のように構成された従来の扉開閉減速装置につい
て、以下その動作について説明する。
まず、第4図Aの扉を閉じた状態からロックを解除する
ことによって扉押し上げバネ8の反発力と扉自身の重力
によって、扉に初期トルクが発生して扉が開こうとす
る。扉の開き角度が増えると扉のトルクも増えて扉の開
く速度も増えるはずであるが、しかし扉の開閉と連動し
ている回転内歯車3がオイルダンパー2の歯車2aと常に
かみ合っている為、扉の開き速度は開く最初から減速さ
せられ、扉は徐々にゆっくりと開く機構となっている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、扉が開く為にはオ
イルダンパー2による初期の負荷トルクよりもさらに、
大きな初期トルクを発生させる為に、扉押し上げバネ8
が必要でありコスト高の要因となっていた。また扉の開
き角度が例えば90度まで開く為には回転内歯車3の歯車
部分も上記扉の開き角度と同角度が必要である。しかし
省スペース設計の観点からは、その回転内歯車の動作範
囲をピッチ円を小さくせずにいかに小さくできるかが課
題になっていた。
本考案は上記課題に鑑み、扉押し上げバネを廃止し、か
つ開動作の途中からダンパーが働くように構成して低コ
ストでかつ省スペースを実現し、さらに扉が開く動作の
信頼性を向上させるようにした扉開閉減速装置を提供す
るものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の扉開閉減速装置は、
扉の開閉角度より小さい角度のガイド穴を回転歯車に設
け、このガイド穴に扉軸受部のガイドピンを嵌挿させた
構成を備えたものである。
作用 本考案は上記した構成によって、扉押し上げバネを廃止
でき、かつ扉の開動作の途中からオイルダンパーが働く
ことから、回転歯車を小型にすることができ、これによ
り低コストで省スペースを実現するものである。
実施例 以下本考案の一実施例の扉開閉減速装置について、図面
を参照しながら説明する。第1図は本発明の実施例にお
ける扉開閉減速装置の構成を示すもので、Aは扉の閉成
時、Bは扉の開成時を示す要部断面図である。第1図に
おいて11は本体金具、12はオイルダンパーである。13は
扉の開閉角度の90°に比べて十分小さい角度の回転歯車
である。14は扉の下端に設けられた扉軸受部である。15
は金属シャフトである。前記回転歯車13にはガイド穴13
aが設けてあり、扉軸受部14の先端に設けたガイドピン1
4aが嵌挿されるように構成されている。本体金具11には
オイルダンパー12がビス2本で固定されており、また回
転歯車13も金属シャフト15によって回転可能な状態で固
定されている。そして回転歯車13のガイド穴13aに、扉
軸受部14のガイドピン14aを通して、扉軸受部14の穴に
金属シャフト15を差し込むことにより組立てられてい
る。
以上のように構成された扉開閉減速装置について、以
下、第2図A,B及び第3図を用いてその動作を説明す
る。まず第2図Aはオイルダンパーによる負荷トルクが
ない扉の位置の範囲を示すものであって、扉軸受部14の
ガイドピン14aが点Aの時、扉は閉じた状態にある。扉
のロックが解除されて扉が開き始めると、扉軸受部14の
ガイドピン14aが、回転歯車13に設けたガイド穴13aに沿
って、点Bまでオイルダンパーによる負荷トルクなしで
移動する。
次に第2図Bはオイルダンパー12による負荷トルクがあ
る扉の位置の範囲を示すものであって、扉軸受部14のガ
イドピン14aが点Bから扉が開き終わる時点までは回転
歯車13が、扉軸受部のガイドピン14aに押されて回転す
る。その為、回転歯車13とかみ合ったオイルダンパー12
の負荷トルクが扉に発生して、扉の回動に減速動作が現
われる。
第3図は、第2図A,Bに示した扉の動作における扉の開
き角度とトルクとの関係をグラフ化したものである。本
実施例では点B時扉がα度回転した時の扉の重力による
トルクTBとオイルダンパーによる初期の負荷トルクTR
差が、扉押し上げバネがなくても十分な為、確実に扉が
開く。それに対して従来の減速装置の動作を示す第5図
のグラフでは、扉が閉じている時点でオイルダンパーに
よる初期トルクTRが作用しており、更にこの時の扉のみ
のトルクTAがTRより、小さくなっていて扉は自重では開
こうとしない。従って扉の自重によるトルクTAだけでは
なく、扉押し上げバネによって扉のトルクを高め、TA
を開ける動作を行なっていた。
以上のように本実施例によれば、回転歯車にガイド穴を
設け、扉軸受部にそのガイド穴に挿通させるガイドピン
を設けることにより、低コストで省スペースの構成を実
現でき、扉が開く動作の信頼性を向上させることができ
る。
考案の効果 以上のように本考案は、扉の開閉角度より小さい角度の
ガイド穴を回転歯車に設け、扉軸受部のガイドピンをそ
のガイド穴に嵌挿させたことにより、扉が開く時、途中
からダンパーが働くように構成でき、回転歯車が小型化
され、さらに扉が開く動作の信頼性を高めるというすぐ
れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の扉開閉減速装置の一実施例を示す要部
断面図、第2図は本実施例の動作説明のための要部断面
図、第3図は本考案の扉の開き角度とトルクの関係を示
す特性線図、第4図は従来の構成を示す要部断面図、第
5図は従来の扉開き角度と扉のトルクの関係を示す特性
線図である。 11……本体金具、12……オイルダンパー、13……回転歯
車、13a……ガイド穴、14……扉軸受部、14a……ガイド
ピン、15……金属シャフト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】扉シャフトに回動可能に軸支された扉軸受
    部と、その扉軸受部の先端に設けたガイドピンと、前記
    扉シャフトに回動可能に設けられた回転歯車と、この回
    転歯車に設けたガイド穴と、前記回転歯車にかみ合わせ
    た歯車を有するオイルダンパーとを備え、前記ガイド穴
    の角度を扉の開閉角度より小となして設けると共に、前
    記ガイドピンを回転歯車のガイド穴に嵌挿させたことを
    特徴とする扉開閉減速装置。
JP8666389U 1989-07-24 1989-07-24 扉開閉減速装置 Expired - Lifetime JPH071485Y2 (ja)

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JP8666389U JPH071485Y2 (ja) 1989-07-24 1989-07-24 扉開閉減速装置

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JP8666389U JPH071485Y2 (ja) 1989-07-24 1989-07-24 扉開閉減速装置

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Publication Number Publication Date
JPH0325782U JPH0325782U (ja) 1991-03-15
JPH071485Y2 true JPH071485Y2 (ja) 1995-01-18

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ID=31636264

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JP8666389U Expired - Lifetime JPH071485Y2 (ja) 1989-07-24 1989-07-24 扉開閉減速装置

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JP4785574B2 (ja) * 2006-03-15 2011-10-05 キヤノン株式会社 画像形成装置および開閉機構

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JPH0325782U (ja) 1991-03-15

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