JPH0573233A - ジヨブ処理結果出力の優先度処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 優先度の低いジョブ処理結果のファイルにつ
いてのプリンタへの出力が実行されているときでも、別
のジョブ処理結果についてのファイルの内容について優
先度の高いプリンタ出力の要求命令を与えることにより
短時間で優先度の高いプリンタへの出力を実行させる装
置を提供する。 【構成】プリンタ出力要求信号をプリンタ出力に対する
優先度と関連付けて入力順に記憶するキューリスト生成
記憶手段５と予め決められた時間間隔でキューリスト生
成記憶手段５内を調べ優先度の高いプリンタ出力要求が
あるとこれを抽出し優先プリント信号として出力するキ
ューリスト監視手段１とを設ける。優先度の低いプリン
タの出力の実行中に、出力データ制御手段２が優先プリ
ント信号を受信すると、出力部３を制御してジョブ処理
結果格納ファイル７からのプリンタ４への出力を優先度
の高いファイルからの出力に切替える。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はジョブ処理結果出力の優
先度処理装置に関し、特に情報処理装置において複数の
ジョブの処理を行いその結果を外部記憶装置等に設けら
れたファイルに出力し記憶させておきその処理結果をプ
リンタ等に出力させるとき、その出力順を調整するとき
に使用するジョブ処理結果出力の優先度処理装置に関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来のこの種のジョブ処理結果出力の優
先度処理装置においては、たとえ優先度が低いジョブ結
果をプリンタ等に出力させる処理であってもその処理が
すでに開始されプリンタに処理結果が出力されていると
き、高い優先度をもったジョブ処理結果を出力させるこ
とが必要となったときには、すでに出力中の低い優先度
をもつジョブ処理を続けてその結果をすべて出力させた
後で、前述した高い優先度をもつジョブの処理結果を出
力させている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来のジョブ
処理結果出力の優先度処理装置においては、優先度が高
いジョブ処理結果のプリンタへの出力要求がなされて
も、その出力要求が加えられたとき、すでにそれ以前に
加えられたプリンタへのジョブ処理結果の出力要求に基
づいたプリンタへの出力処理が開始されているときに
は、たとえ、それが優先度の低い出力要求によるもので
あっても現在出力中のジョブ処理結果についてのプリン
タへの出力が継続され、終了してからでないと、上述し
た高い優先度をもったジョブ処理結果のプリンタへの出
力要求は受け付けられない。また、このように後から要
求のあったプリンタへの出力を現在プリンタへ出力処理
されているジョブ処理結果を中止させ、即座に実行させ
ると、中止させたジョブ処理結果の再出力時には、再開
の対象となるジョブ処理結果のプリンタへの出力は再開
される以前にプリンタに出力されている状態によらず再
開の対象となるジョブ処理結果について最初の情報から
すべてプリンタに出力される。従って、すでに要求が行
われたジョブ処理結果がプリンタに出力を開始し、しか
もこのプリンタに対する出力に要する時間が長時間に渡
るときには優先度の高い他のジョブ処理結果の出力が行
われるまでに長時間を要するという欠点がある。また、
現在プリンタに出力中のジョブ処理結果の出力を中止し
て即座に優先度の高いジョブ処理結果をプリンタに出力
させると、中止したジョブ処理結果のプリンタに対する
出力結果に中止前と中止後に重複する部分を生じプリン
ト用紙とプリントに要する時間に無駄を生ずるという欠
点を有している。

【０００４】本発明の目的は、一定時間ごとに入力要求
の内容を調べ優先度の低いジョブ処理結果についてのプ
リンタに対する出力が行われているときでも、別のジョ
ブ処理結果について優先度の高いプリンタ出力の要求が
あれば、その要求がなされたときプリンタへ出力中のジ
ョブ処理結果の出力を中断してプリンタへ未出力のジョ
ブ処理結果の部分に対して一時退避処理を行い、後から
要求のあった優先度の高いジョブ処理結果のプリンタへ
の出力を行い、この優先度の高いジョブ処理結果をプリ
ンタへ出力させてから、退避していた前述の中断してい
たジョブ処理結果の出力を再開させることにより、要求
された優先度の高いジョブ処理結果についてのプリンタ
への出力を短時間で開始させ、しかも、このような優先
度の高いジョブ処理結果のプリンタへの出力中に中断し
たジョブ処理結果のプリンタへの出力を再開したときプ
リンタへの未出力部分のみの出力を行わせることが可能
なジョブ処理結果出力の優先度処理装置を提供すること
にある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明のジョブ処理結果
出力の優先度処理装置は、ジョブ処理された結果をジョ
ブ処理結果格納ファイルとしてジョブ別に記憶する外部
記憶装置と、前記ジョブ処理結果格納ファイル内の各ジ
ョブ処理結果の記憶されているアドレスをそのファイル
名とともに記憶する出力ファイル管理テーブルと、プリ
ンタ出力命令が加えられたときこのプリンタ出力命令で
指定された前記ジョブ処理結果に関するファイルの情報
を前記ジョブ処理結果格納ファイルより読み出しプリン
タに出力する出力部と、外部から加えられるプリンタ出
力要求信号をその入力順に要求されたファイル名に付番
してキューリストを生成して記憶するキューリスト生成
記憶手段と、このキューリスト生成記憶手段を参照して
通常は前記付番順に前記ジョブ処理結果のファイル名を
選択しこの選択したファイル名についての前記ジョブ処
理結果格納ファイル内のアドレスを参照してこのアドレ
スについてのプリンタ出力命令を生成し出力する出力デ
ータ制御手段によって前記外部から加えられるプリンタ
出力要求信号に応じて前記ジョブ処理結果をプリンタに
出力するジョブ処理結果出力の優先度処理装置におい
て、前記プリンタ出力要求信号が加えられるとこの信号
が加えられる順にその要求するジョブ処理結果のファイ
ル名とそのプリンタへの出力の優先順位とを関連付けて
記憶しファイルを指定した消去信号が加えられると指定
されたファイル名に関する項目を消去する前記キューリ
スト生成記憶手段と、予め決められた時間間隔で前記キ
ューリスト生成記憶手段の生成したキューリストの内容
を調べ優先順位の高いプリンタ出力要求を抽出し優先プ
リント信号として出力するキューリスト監視手段と、退
避信号を受信するとそれまでプリンタへ出力中のファイ
ルに関する未出力部分のアドレスを記憶する前記出力フ
ァイル管理テーブルと、前記優先プリント信号を受信す
ると現在プリンタへ出力中のファイルのプリンタ出力要
求の優先度を前記キューリスト生成記憶手段を参照して
調べそれが低い優先度をもつものであれば前記退避信号
を生成し前記出力部を制御し現在出力中のファイルにつ
いての出力を中断し前記優先プリント信号が指定するフ
ァイルについてのプリンタ出力を行わせ、前記優先度の
高いファイルについてのプリンタ出力が終了してから前
記出力部を制御してかつ前記出力ファイル管理テーブル
を参照して前記中断したファイルの未プリント部分のア
ドレスを抽出し前記出力部を制御して前記未プリント部
分のアドレスから以後のファイルの内容を前記プリンタ
に出力させる制御を行いかつ一つのファイルに関してプ
リンタへの出力が終了したとき前記消去信号を出力する
前記出力データ制御手段とを備えて構成されている。

【０００６】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【０００７】図１は本発明のジョブ処理結果出力の優先
度処理装置の一実施例を示すブロック図であり、図２は
その動作を説明する流れ図である。

【０００８】本実施例のジョブ処理結果出力の優先度処
理装置は、図１に示すように、この装置が接続されてい
る情報処理装置などの図示されていない外部装置からの
プリンタへの出力要求が加えられると、その出力すべき
ジョブ処理結果のファイル名に入力順に付番するととも
にそのプリンタへの出力要求の優先度をも関連して記憶
するキューリストを生成し記憶するキューリスト生成記
憶手段５と、キューリストの内容を予め決められた時間
間隔で調べ、優先度の高いプリンタ出力要求が上述した
キューリスト生成記憶手段５に存在すれば、その内容を
抽出して優先プリント信号として出力するキューリスト
監視手段１と、上述した優先プリント信号を受信すると
前記キューリスト生成記憶手段５を参照して現在プリン
ト出力中のファイルに関する優先度を調べ、それが低い
優先度をもつファイルであれば退避信号を生成出力し、
かつ、現在プリント出力中のファイルの出力を中断する
制御信号を出力して優先プリント信号によって指定され
たファイルのプリンタへの出力を開始する制御信号を出
力し、優先プリント信号によるファイルの内容がプリン
タ４へ出力されその実行が終了すると、退避していたフ
ァイルについてのプリンタ４への出力を再開する制御を
行い、ファイルのプリンタへの出力が終了した場合は該
当するファイルについての消去信号を前記キューリスト
生成記憶手段５に加えて該当するファイルに関するリス
トを消去させる制御を行い前記優先プリント信号により
指定されたファイルを前記ジョブ処理結果格納ファイル
７から読み出す制御を行う出力データ制御手段２と、出
力データ制御手段２によって制御され、ジョブ処理結果
格納ファイル７内に格納されたファイルの内容を読み出
して出力する出力部３と、前述したジョブ処理結果格納
ファイル内に格納されているファイルのアドレスとファ
イル名とを対応させて記憶しておき、前述した退避信号
を受信するとプリンタへの出力を中断したファイルにつ
いて、プリンタへの未出力部のアドレスを記憶する出力
ファイル管理テーブル６とから構成されている。

【０００９】またこの出力部３には、たとえば、プリン
タ４が接続される。また、上述のジョブ処理結果格納フ
ァイル７は図示されていない外部の情報処理装置から出
力されるジョブ処理結果のデータを各ジョブ別に異るフ
ァイル名で予め記憶しておく。 以下に、図２の流れ図
を参照して図１に示された本発明の実施例についての動
作を説明する。

【００１０】外部に接続されている、たとえば、情報処
理装置からジョブ処理結果格納ファイル７内に格納され
ているファイルについてそのファイル名とプリンタに出
力すべき優先度を規定したプリンタ出力要求信号がキュ
ーリスト生成記憶手段５に加えられると、このキューリ
スト生成記憶手段５は、プリンタ出力要求信号の入力順
に付番したファイル名とそのプリンタへの出力の優先度
とを関連づけたキューリストを生成し記憶する（ステッ
プＳ１）。

【００１１】出力データ制御手段２はキューリスト生成
記憶手段５を参照して優先度の高いファイルを抽出し、
優先度の高いファイルが複数存在するときにはそのファ
イルに対する要求信号の入力順にファイルを選択し、出
力部にプリンタ出力命令を出力する、また、プリンタ出
力に対する優先度の低いファイルだけが存在するときに
はプリンタ出力要求信号の入力された順に、ファイルを
選択し、上述したと同様なプリンタ出力命令を出力する
（ステップＳ２）。

【００１２】このようにして選択されたファイルについ
てのプリンタに対する出力が行われている間に、予め決
められた時間間隔でキューリスト監視手段１がキューリ
スト生成記憶手段５の内容を調べ、優先度の高いプリン
タ出力要求信号が新たに入力されているか否かを調べ
（ステップＳ３）、もし優先度の高いプリンタ出力要求
信号を新たに受信しているときには、前述した出力デー
タ制御手段２は、現在出力中のファイルの出力の優先度
が高いか否かを前述したキューリスト生成記憶手段５の
内部を参照して調べる（ステップＳ９）。出力データ制
御手段２は、ここで優先度が高いものである場合には、
そのまま現在のファイルに関するプリンタ４への出力を
終了するまで継続し（ステップＳ４）、消去信号をキュ
ーリスト生成記憶手段５に出力し、終了したファイルを
キューリスト生成記憶手段５内のリスト中より消去する
（ステップＳ５）。

【００１３】もし、上述したステップＳ４において、現
在プリンタ４に出力中のファイルの優先度が低い場合に
は、出力データ制御手段２は退避信号を生成して出力フ
ァイル管理テーブル６に加えて現在出力中のファイルの
プリンタ４への未出力部が記憶されているジョブ処理結
果格納ファイル７内のアドレスを出力ファイル管理テー
ブル６内に記憶させるとともに、出力部３を制御して現
在出力中のファイルに関するプリンタへの出力を中断さ
せ（ステップＳ１０）、優先プリント信号によって指定
されたファイルの内容をジョブ処理結果格納ファイル７
より読み出させプリンタ４に出力させる（ステップＳ１
１）。

【００１４】出力データ制御手段２は、ステップＳ１１
による処理を行った後に、ステップＳ４およびＳ５を実
行し、中断中のプリンタへの出力すべきファイルがある
か否かを出力ファイル管理テーブル６を参照し（ステッ
プＳ６）、中断中のファイルがあれば出力部３を制御し
て中断中のファイルのプリンタ４への出力を再開させ
（ステップＳ８）、その後ステップＳ４からＳ６までと
ステップＳ８を実行する、このようにして、ステップＳ
６においてプリンタ４への出力を中断中のファイルがな
い状態で、先述のキューリスト生成記憶手段５内のキュ
ーリストを参照し、もしキューリスト中にプリンタ出力
を要求されているファイルが存在しなければ動作を終了
するがもし存在すれば、再びステップＳ２以下の処理を
繰返す。

【発明の効果】以上説明したように、本発明のジョブ処
理結果出力の優先度処理装置は、優先度の低いファイル
についてのプリンタ出力を実行中に優先度の高いプリン
タ出力を要求する命令が入力されたときには短時間で優
先度の高いファイルについてのプリンタの出力の実行が
開始されるとともに、それまで実行中の優先度の低いフ
ァイルについてのプリンタへの出力は中断され、上述し
た優先度の高いファイルについてのプリンタへの出力の
実行を終了してから、中断されていた未出力部分をプリ
ンタへ出力させることが可能となるので、従来のこの種
の装置によるよりもプリンタへの出力を効率良く短時間
で行うことができる利点を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のジョブ処理結果出力の優先度処理装置
の一実施例を示すブロック図である。

【図２】本実施例のジョブ処理結果出力の優先度処理装
置における動作を説明する流れ図である。

【符号の説明】

１ キューリスト監視手段 ２ 出力データ制御手段 ３ 出力部 ５ キューリスト生成記憶手段 ６ 出力ファイル管理テーブル ７ ジョブ処理結果格納ファイル

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ジョブ処理された結果をジョブ処理結果
   格納ファイルとしてジョブ別に記憶する外部記憶装置
   と、前記ジョブ処理結果格納ファイル内の各ジョブ処理
   結果の記憶されているアドレスをそのファイル名ととも
   に記憶する出力ファイル管理テーブルと、プリンタ出力
   命令が加えられたときこのプリンタ出力命令で指定され
   た前記ジョブ処理結果に関するファイルの情報を前記ジ
   ョブ処理結果格納ファイルより読み出しプリンタに出力
   する出力部と、外部から加えられるプリンタ出力要求信
   号をその入力順に要求されたファイル名に付番してキュ
   ーリストを生成して記憶するキューリスト生成記憶手段
   と、このキューリスト生成記憶手段を参照して通常は前
   記付番順に前記ジョブ処理結果のファイル名を選択しこ
   の選択したファイル名についての前記ジョブ処理結果格
   納ファイル内のアドレスを参照してこのアドレスについ
   てのプリンタ出力命令を生成し出力する出力データ制御
   手段によって前記外部から加えられるプリンタ出力要求
   信号に応じて前記ジョブ処理結果をプリンタに出力する
   ジョブ処理結果出力の優先度処理装置において、前記プ
   リンタ出力要求信号が加えられるとこの信号が加えられ
   る順にその要求するジョブ処理結果のファイル名とその
   プリンタへの出力の優先順位とを関連付けて記憶しファ
   イルを指定した消去信号が加えられると指定されたファ
   イル名に関する項目を消去する前記キューリスト生成記
   憶手段と、予め決められた時間間隔で前記キューリスト
   生成記憶手段の生成したキューリストの内容を調べ優先
   順位の高いプリンタ出力要求を抽出し優先プリント信号
   として出力するキューリスト監視手段と、退避信号を受
   信するとそれまでプリンタへ出力中のファイルに関する
   未出力部分のアドレスを記憶する前記出力ファイル管理
   テーブルと、前記優先プリント信号を受信すると現在プ
   リンタへ出力中のファイルのプリンタ出力要求の優先度
   を前記キューリスト生成記憶手段を参照して調べそれが
   低い優先度をもつものであれば前記退避信号を生成し前
   記出力部を制御して現在出力中のファイルについての出
   力を中断し前記優先プリント信号が指定するファイルに
   ついてのプリンタ出力を行わせ、前記優先度の高いファ
   イルについてのプリンタ出力が終了してから前記出力部
   を制御しかつ前記出力ファイル管理テーブルを参照して
   前記中断したファイルの未プリント部分のアドレスを抽
   出し前記出力部を制御して前記未プリント部分のアドレ
   スから以後のファイルの内容を前記プリンタに出力させ
   る制御を行いかつ一つのファイルに関してプリンタへの
   出力が終了したとき前記消去信号を出力する前記出力デ
   ータ制御手段とを備えることを特徴とするジョブ処理結
   果出力の優先度処理装置。