JPH0863306A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH0863306A
JPH0863306A JP6199181A JP19918194A JPH0863306A JP H0863306 A JPH0863306 A JP H0863306A JP 6199181 A JP6199181 A JP 6199181A JP 19918194 A JP19918194 A JP 19918194A JP H0863306 A JPH0863306 A JP H0863306A
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Application number
JP6199181A
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English (en)
Inventor
Masaru Inoue
優 井上
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷データの受信と並行して印刷を行った場
合に、印刷データの受信待ちにより印刷途中で印刷が停
止する回数を減らし、かつ印刷データの受信終了後短時
間のうちに印刷動作を終了させる。 【構成】 1ページ当たりの印刷データの平均の受信時
間を基に今回受信するページ数分の印刷データの受信に
かかる受信時間を求める。また、1ページ当たりの最短
の印刷時間を基に今回受信するページ数だけの印刷に要
する最短の印刷時間を求める。受信時間が印刷時間に比
べて余計にかかる時間で受信できるページ数に相当する
印刷データが記憶されたときに、記憶されている印刷デ
ータの印刷を開始する。これにより、印刷データの受信
待ちによって印刷動作が停止する回数を減らし、かつ受
信終了後短時間のうちに印刷を終了させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、受信した印刷データを
記憶するメモリを備えた印刷装置に係わり、特に印刷デ
ータの受信と並行して印刷を行う印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ワークステーションやホストコンピュー
タなどの文書作成装置によって作成された文書は、その
内容を表わした印刷データが通信ケーブルを通じて印刷
装置に送られて印刷される。ホストコンピュータから印
刷データを受信する受信速度は、ホストコンピュータの
通信部の性能、印刷装置の受信部の性能またはネットワ
ークを介している場合は、ネットワークの性能によって
様々である。一方、印刷装置には、1分間に10枚程度
の印刷を行う低速機から1分間に500枚から1000
枚程度の印刷を行う超高速機まで様々である。したがっ
て、印刷データの受信速度と印刷装置の印刷速度の関係
が適切でない場合が生じる。
【0003】従来、ホストコンピュータからの印刷デー
タの受信速度が速く、印刷速度との関係が不均衡な場
合、ホストコンピュータ側で印刷速度に見合った速度に
印刷データの送信速度を低くすることが行われている。
このような印刷データの送信方法については、特開平2
−12323号公報に開示されている。逆に、印刷速度
が速く、印刷データの受信速度との関係が不適切な場合
に、印刷速度を印刷データの受信速度に見合うように低
下させることが特開平3−213370号公報に開示さ
れている。これらはいずれも印刷装置側に用意されたメ
モリが少ないために、印刷データの送信速度や印刷速度
を変化させてこれらの速度の不適切な関係に対処しよう
とするものである。
【0004】このように印刷データの送信速度を低下さ
せたり、印刷装置の印刷速度を下げると、これらの装置
が本来持つ性能を十分に発揮することができず、効率的
な使用が不可能となる。そこで、印刷データを一旦大容
量のメモリに蓄積することによって、印刷速度と印刷デ
ータの受信速度との関係が不均衡な場合であっても、メ
モリによってこの差を吸収することが行われている。メ
モリに印刷データを蓄える印刷装置には、1つの印刷物
についての印刷データを全て受信した後に印刷を開始す
るものと、1ページ分の印刷データを受信したときに、
そのページについての印刷を逐次行うものとがある。
【0005】また、メモリに印刷データを大量に蓄積す
る場合、印刷データが記憶される記憶領域の管理を容易
に行うために、ファイル型式として印刷データを格納す
ることが行われている。さらに、印刷データを格納した
ファイルの管理を容易にするために、書き込み中のファ
イルから読み出しを行わず、書き込みの終了したファイ
ルからだけ印刷データの読み出しを行うことが行われて
いる。
【0006】
【発明が解決しよとする課題】メモリに印刷データの全
てを一旦蓄積してから印刷を開始する場合には、印刷物
を最終的に得るまでに、受信時間と印刷時間をそれぞれ
足し合わせただけの時間が必要になり、印刷終了までに
必要な時間が長くなってしまう。また、1ページ分の印
刷データがメモリに蓄積されるたびに印刷を行う場合
は、印刷速度が印刷データの受信速度に比べて速い場合
に問題が生じる。すなわち、1ページの印刷を終了した
ときに、次のページの印刷データの受信が未だ終了して
いない事態が発生し印刷装置が停止してしまう。印刷動
作の開始および停止を頻繁に繰り返すことは、印刷装置
の機械的故障の原因や、装置の寿命を短くする要因にな
る。
【0007】また、書き込みの終了したファイルからの
み印刷データの読み出しを行う場合には、1つの印刷物
に属する印刷データを1つのファイルに記憶すると、印
刷データの全ての受信が終了してから印刷が開始される
ことになる。したがって、印刷物を取得するまでにかか
る時間が長くなるという問題がある。一方、1つのファ
イルに1ページ分づつ印刷データを記憶すると、書き込
みの終了したファイルを印刷データの受信と並行して印
刷することができる。しかしながら、印刷物のページ数
が、たとえば1000ページ以上のように多い場合に
は、メモリに作成されるファイルの数がきわめて多くな
り、その管理が煩雑になってしまうという問題がある。
【0008】そこで本発明の第1の目的は、印刷データ
の受信と並行して印刷を行っても、印刷データの受信待
ちにより印刷中に印刷動作が停止する回数を少なくする
ことにある。
【0009】また、本発明の第2の目的は、印刷データ
の受信と並行して印刷を行う場合に、印刷データの受信
が終了してから短時間のうちに印刷物の印刷を終了させ
ることにある。
【0010】さらに、本発明の第3の目的は、ファイル
型式によって記憶される印刷データの管理を容易にする
とともに、印刷データの受信待ちにより印刷動作が印刷
途中で停止してしまうまでの期間を長くすることにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、印刷物のページ数が表わされたページ数データを受
信するページ数データ受信手段と、このページ数データ
受信手段によって受信されたページ数データの表わして
いるページ数の印刷データの受信に必要な平均の受信時
間を1ページ分の印刷データの受信に必要な予め用意さ
れた平均の受信時間を基に算出する受信時間算出手段
と、ページ数データが表わしているページ数だけの印刷
に必要な最短の印刷時間を1ページの印刷に必要な予め
用意された最短の印刷時間を基に算出する印刷時間算出
手段と、受信時間算出手段によって算出された受信時間
からこの印刷時間算出手段によって算出された印刷時間
を減算する減算手段と、この減算手段によって減算され
た結果得られた時間に受信できる平均のページ数を1ペ
ージ分の印刷データの受信に必要な予め用意された平均
の受信時間を基に算出する差分ページ数算出手段と、印
刷データを受信する印刷データ受信手段と、この印刷デ
ータ受信手段によって受信された印刷データを記憶する
印刷データ記憶手段と、差分ページ数算出手段によって
算出されたページ数を印刷するだけの印刷データがこの
印刷データ記憶手段に記憶されたときこの印刷データに
ついての印刷を開始する印刷手段とを印刷装置に具備さ
せている。
【0012】すなわち請求項1記載の発明では、ページ
数データが表わしているページ数分の印刷データを受信
するのに必要な受信時間と、このページ数を印刷するの
に必要な印刷時間の差の時間で受信できるページ数を求
めている。そしてこのページ数分の印刷データを印刷デ
ータ記憶手段に記憶したのち、印刷動作を開始させてい
る。受信速度と印刷速度の差および受信するページ数に
応じて印刷動作を開始させる時期を遅らせることで、印
刷データの受信待ちのために印刷動作が停止してしまう
ことを少なくすることができる。また、印刷データの受
信と並行して印刷を行っているので、印刷データの受信
を開始してから印刷が終了するまでの時間を短くするこ
とができる。
【0013】また請求項2記載の発明では、印刷の内容
を表わした印刷データを受信する印刷データ受信手段
と、この印刷データ受信手段が次に受信する印刷データ
の印刷に要するページ数を前回までに受信した印刷デー
タの印刷に要したページ数を基に予測するページ数予測
手段と、このページ数予測手段によって予測されたペー
ジ数を印刷するだけの印刷データの受信に必要な平均の
受信時間を1ページ分の印刷データの受信に必要な予め
用意された平均の受信時間を基に算出する受信時間算出
手段と、ページ数予測手段によって予測されたページ数
の印刷に必要な最短の印刷時間を1ページの印刷に必要
な予め用意された最短の印刷時間を基に算出する印刷時
間算出手段と、受信時間算出手段によって算出された受
信時間からこの印刷時間算出手段によって算出された印
刷時間を減算する減算手段と、この減算手段によって減
算された結果得られた時間に受信できる平均のページ数
を1ページ分の印刷データの受信に必要な予め用意され
た平均の受信時間を基に算出する差分ページ数算出手段
と、印刷データ受信手段によって受信された印刷データ
を記憶する印刷データ記憶手段と、差分ページ数算出手
段によって算出されたページ数を印刷するだけの印刷デ
ータがこの印刷データ記憶手段に記憶されたときこの印
刷データについての印刷を開始する印刷手段とを印刷装
置に具備させている。
【0014】すなわち請求項2記載の発明では、今回受
信する印刷データを印刷するのに要するページ数を、前
回までに受信した印刷データを印刷するのに要したペー
ジ数を基に統計的に予測している。これにより、印刷デ
ータを印刷するのに要するページ数を送信装置側で送る
ことができなくても、印刷動作の開始時期を適切に遅ら
せることができる。
【0015】さらに請求項3記載の発明では、印刷の内
容を表わした印刷データを受信する印刷データ受信手段
と、ファイル形式で印刷データを記憶するファイル記憶
手段と、このファイル記憶手段の1つのファイルに記憶
すべき印刷データの量をこれを印刷するのに必要なペー
ジ数で表わしたファイル化単位ページ数として設定する
ファイル化単位ページ数設定手段と、このファイル化単
位ページ数設定手段によって設定されたページ数を印刷
するだけの印刷データが印刷データ受信手段から受信さ
れるごとにファイル化単位ページ数分の印刷データをそ
れぞれ1つのファイルとしてファイル記憶手段に格納す
るファイル化手段と、このファイル化手段によってファ
イル記憶手段に格納された印刷データの量が予め定めら
れた量よりも多くなったときファイル記憶手段に格納済
みのファイルの印刷データについて印刷を開始する印刷
手段と、この印刷手段が印刷を開始してからファイル記
憶手段に記憶されている未印刷の印刷データの量の変化
を検出する蓄積量変化検出手段と、この蓄積量変化検出
手段によってファイル記憶手段に記憶されている未印刷
の印刷データの量が減少したことが検出されたときファ
イル化単位ぺージ数設定手段が設定するファイル化単位
ページ数を現在設定されているページ数よりも少い値に
変更し、未印刷の印刷データの量が増加するときはファ
イル化単位ページ数を現在設定されているページ数より
も多い値に変更するファイル化単位ページ数変更手段と
を印刷装置に具備させている。
【0016】すなわち請求項3記載の発明では、設定さ
れたページ数分の印刷データを受信するごとに、これを
1つのファイルに書き込み、書き込み済みのファイルに
記憶された印刷データの量が一定量以上に達したとき
に、印刷動作を開始させている。これにより、印刷デー
タの受信と並行して受信済みの印刷データについての印
刷を行うことができる。また、印刷が開始された後、フ
ァイル記憶手段に記憶されている印刷データの量が減っ
た場合に、1つのファイルに書き込む印刷データの量を
減らしているので、短時間のうちにファイルへの書き込
みが終了する。これにより、印刷動作が停止してしまう
までの期間を長くすることができる。逆にファイル記憶
手段に記憶されている印刷データの量が増える場合に
は、1つのファイルに書き込む印刷データの量を増加さ
せているので、作成されるファイルの数を少なく抑える
ことができる。これによりファイルの管理を容易に行う
ことができる。
【0017】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例における印刷装置
をネットワークに接続した印刷システムの一例を表わし
たものである。印刷装置11はネットワークの通信ケー
ブル12を通じて第1のホストコンピュータ13および
第2のホストコンピュータ14と接続されている。第1
および第2のホストコンピュータ13、14は文書作成
装置の機能を果たし、作成された文書を、印刷データと
して印刷装置11に送信するようになっている。印刷装
置11は毎分500枚を印刷することができる高速タイ
プのものであり、印刷を集中的に行う印刷センタなどに
設置されている。印刷装置11は送られくる印刷データ
を一旦、記憶部15にファイル形式で記憶するようにな
っている。また印刷部16は印刷データの受信と並行し
て印刷を行うことができるようになっており、一定量以
上の印刷データが記憶部15に記憶されたときに印刷を
開始するようになっている。印刷部16は印刷動作を停
止すると再び印刷を開始するまでの立ち上げ時間が数十
秒必要であり、できるだけ継続して印刷を行わせること
が効率の良い印刷装置の稼働につながる。このため、印
刷装置11は受信する印刷データのページ数の応じて、
受信を始めてから印刷動作を開始するまでに記憶部15
に蓄積すべき印刷データの量を変化させることができる
ようになっている。
【0019】印刷装置11はキーボード17を備えてお
り、オペレータはここから印刷装置11の各種設定を変
更するための指示を入力することができるようになって
いる。ディスプレイ18は記憶部15に記憶されている
印刷データについての情報や印刷装置11の各種設定状
態を表示するようになっている。プロッピーディスク装
置21およびストリーマ22は通信ケーブル12以外か
ら印刷データを入力するための装置である。制御部23
は印刷装置11の各種制御を行う部分である。
【0020】図2は図1に示した印刷装置の回路構成の
概要を表わしたものである。印刷装置11は各種制御の
中枢となるCPU(中央処理装置)31を備えている。
CPU31はデータバス等の各種バス32を通じて各種
周辺回路装置と接続されている。このうち、ROM(リ
ード・オンリ・メモリ)33は起動用のプログラムや各
種固定的なデータを格納したものである。RAM(ラン
ダム・アクセス・メモリ)34は、プログラムを実行す
る上で必要なデータを一時的に格納する作業用のメモリ
である。不揮発性メモリ35は電源が断となったときで
も保存しておくべきデータを記憶するメモリである。デ
ィスク制御装置36は、磁気ディスク装置37の読み書
きを制御する装置である。磁気ディスク装置37は各種
プログラムや印刷データの記憶を行う記憶装置である。
通信制御装置38は、ネットワークを構成する通信ケー
ブル12と接続されており、印刷データや各種データを
ネットワークに接続されたホストコンピュータから入力
するようになっている。表示制御装置39はCRT等か
らなるディスプレイ18に各種表示を行わせる装置であ
る。入出力制御装置41は各種周辺装置との間でデータ
の入出力を制御する装置である。キーボード17はオペ
レータからの各種指示を入力する装置である。フロッピ
ーディスク装置21はフロッピーディスクとの間で印刷
データなど各種データを読み書きする装置である。スト
リーマ22は磁気テープに各種データを読み書きする装
置である。印刷部用I/F42は、印刷部16との間で
印刷データや各種情報の入出力を行うインターフェイス
回路である。
【0021】図3は図1に示した印刷装置の回路構成を
機能的に表わしたものである。印刷データ入力部51は
通信ケーブル12を介してホストコンピュータからある
いはフロッピーディスク装置21やストリーマ22から
印刷データの入力を行う。データ型式変換部52は入力
された印刷データを印刷部16で処理できる型式のデー
タに変換する部分である。これにより印刷装置11はホ
ストコンピュータから送られてくる様々な型式の印刷デ
ータに対応することができる。印刷部16で処理できる
型式の印刷データを受信した場合には、データ型式の変
換は行われない。入力データ量検出部53は変換後の印
刷データが1ページ分に達するごとに検出信号を出力
し、入力された印刷データを印刷するのに要するページ
数を計数する部分である。印刷データ分割部54は入力
された印刷データが予め設定されているぺージ数に達す
るごとに、そのページ数分の印刷データをまとめて印刷
データ転送部55に引き渡すことを行う。転送する単位
のページ数を以後、分割ページ数と呼ぶことにする。印
刷データ転送部54は分割ページ数ごとの印刷データを
印刷データ記憶部56に転送する部分である。印刷デー
タ記憶部56は転送された印刷データをファイル型式で
記憶する部分である。印刷データ記憶部56は分割ペー
ジ数ごとに異なるファイルに印刷データを記憶するよう
になっている。印刷部16は印刷データ記憶部56に記
憶されているファイルを1つずつ読み出して、印刷デー
タの印刷を行う部分である。
【0022】統計処理部57は、ホストコンピュータか
ら次に送られてくる印刷データを印刷するのに要するペ
ージ数を予測する部分である。統計処理部57は1回の
受信でホストコンピュータから入力された印刷データの
ページ数を入力データ量検出部53から受け取るように
なっている。統計処理部57は前回までに受信したペー
ジ数を所定の回数分だけ記憶しておき、その頻度分布を
基に次に受信するページ数を予測するようになってい
る。ここでは過去100回に受信したページ数を基に統
計処理を行うようになっている。印刷開始ページ数設定
部58は、統計処理部57から次に受信する印刷データ
のページ数の予測値を受け取り、印刷を開始するまでに
印刷データ記憶部56に蓄積すべきページ数を算出する
ようになっている。印刷開始ぺージ数設定部58には、
ホストコンピュータから1ページ分の印刷データを受信
するのに必要な平均の受信時間と、1ページを印刷する
最短の印刷時間が予め記憶されている。この時間差に統
計処理部57が予測したページ数を掛けた時間にある程
度のマージンを加え、その時間で受信することができる
平均のページ数を求めている。統計処理部57の予測が
的中したときには、印刷を開始してから終了するまでの
間連続して印刷が行え、かつ印刷データの受信が終了し
た直後に印刷を終了させることができる。
【0023】印刷開始判定部59は、印刷データ記憶部
56に印刷開始ページ数設定部58で設定されたよりも
多いページ数の印刷データが蓄積されたことを判定する
部分である。印刷起動部61は印刷開始判定部59によ
って印刷を開始すべきページ数の印刷データが印刷デー
タ記憶部56に記憶されたことが判定されたときに印刷
部16の起動を行う。
【0024】蓄積データ量監視部62は、印刷が開始さ
れてから印刷データ記憶部56に記憶されているる未印
刷の印刷データの増減を監視する部分である。蓄積デー
タ量監視部62は、1つのファイルの印刷データの印刷
が終了するたびに蓄積された印刷データの量の検出を行
うようになっている。印刷データの量はこれを印刷する
のに要するページ数として検出されるようになってい
る。分割ページ数変更部63は、印刷データ分割部54
が印刷データを分割すべき単位ページ数の設定および変
更を行う部分である。印刷の開始後に、蓄積データ量監
視部62から現在蓄積されているページ数が減少したこ
とが通知されたときは、分割ページ数を少なく変更する
ようになっている。逆に蓄積されているページ数が増加
した場合には、分割ページ数を多く変更するようになっ
ている。分割ページ数を少なくすることで、印刷データ
記憶部56に少ないページ数単位で印刷データ転送部5
5から印刷データの補給が行われるようになり、最終的
に印刷部が停止するまでの期間を長くすることができ
る。逆に印刷データ記憶部56に多くの印刷データが蓄
積されているときは、分割ページ数が多くなるので、印
刷データ記憶部56の1つのファイルに記憶される印刷
データの量が増え、結果的にファイル数を少なく抑える
ことができる。
【0025】図4は以上のような構成の印刷装置がホス
トコンピュータから印刷データの受信を行う際の処理の
流れを表わしたものである。CPU31はRAM34に
印刷データを一時的に格納するためのバッファ領域を獲
得する(ステップS101)。ここでは1つのバッファ
のサイズは512バイトにしている。バッファ領域を獲
得したのち、通信制御部38を通じて印刷データがホス
トコンピュータから到来するのを待つ(ステップS10
2)。印刷データが到来したら(ステップS102;
Y)CPU31は受信した印刷データを獲得しているバ
ッファに格納する(ステップS103)。獲得している
バッファにまだ印刷データを格納するだけの空きがある
かどうかを判断し(ステップS104)、空き領域がな
い場合には(ステップS104;N)このバッファ領域
をデータ変換処理の対象領域としてエントリする(ステ
ップS105)。これはRAM34に予め設けられてい
るデータ変換対象バッファエントリテーブルにバッファ
領域のアドレスを登録することによって行われる。その
後、つぎに受信する印刷データのために新たなバッファ
領域を確保する処理であるステップS101に戻り、受
信処理を繰り返す。
【0026】バッファ領域に空き領域がある場合には
(ステップS104;Y)格納した印刷データがホスト
コンピュータから送られてくる1つの印刷物の最後の印
刷データであるかどうかを判定する(ステップS10
6)。最後の印刷データである場合は(ステップS10
6;Y)バッファ領域が一杯になっていなくてもデータ
変換処理の対象としてこれをエントリし(ステップS1
05)ステップS101に戻る。最後の印刷データでな
い場合には(ステップS106;N)ホストコンピュー
タから継続して送られてくる印刷データの到来を待つ
(ステップS102)。こうして、512バイトの印刷
データを受信するごとに、印刷データをデータ変換処理
の対象として逐次エントリすることで、印刷データの受
信処理と並行してデータ変換処理を行うことができる。
【0027】図5は印刷データのデータ型式を変換する
処理の流れを表わしたものである。CPU31は受信し
た印刷データを格納したバッファ領域がデータ変換の対
象としてエントリされるのを待機している(ステップS
201)。変換の対象としてバッファ領域がエントリさ
れると(ステップS201;Y)、その印刷データが印
刷部16で処理できるデータ型式の印刷データであるか
どうかを判定する(ステップS202)。変換の必要が
ないときは(ステップS202;N)、このバッファ領
域の印刷データをデータ型式の変換が終了したものとし
てエントリする(ステップS205)。変換の終了のエ
ントリはデータ変換対象バッファエントリテーブルに設
けられている変換終了フラグをセットすることによって
行う。データ型式の変換の必要があるときは(ステップ
S202;Y)、CPU31はROM33に予め格納さ
れている変換テーブルを基に印刷データのデータ型式の
変換を行う(ステップS203)。バッファ領域すべて
の印刷データについて変換が終了したかどうかを判断し
(ステップS204)、変換が終了している場合は(ス
テップS204;Y)変換の終了をエントリする。変換
が終了していない場合は(ステップS204;N)バッ
ファ領域に格納されているつぎの印刷データの変換を行
う(ステップS203)。
【0028】図6は印刷データを所定のページ数ごとに
分割する処理の流れを表わしたものである。CPU31
はRAM34にデータ転送用のバッファを獲得する(ス
テップS301)。データ転送用バッファは予め設定さ
れているページ数分の印刷データが格納されるごとに記
憶部15に渡される。印刷データ転送用バッファに格納
された印刷データは1つのファイルとして磁気ディスク
装置37に記憶されるようになっている。データ転送用
バッファを獲得した後、CPU31はRAM34に配置
されたデータ変換対象バッファエントリテーブルの変換
終了フラグを監視し、データ型式の変換が終了した印刷
データがエントリされるのを待機する(ステップS30
2)。データ型式の変換された印刷データがエントリさ
れると(ステップS302;Y)、ここに格納されてい
る印刷データをデータ転送用バッファに1バイトづつ複
写し格納する(ステップS303)。また、CPU31
は格納した印刷データを基に印刷されるページ数が予め
設定されている分割ページ数に達したかどうかを判定す
る(ステップS304)。分割ページ数は図1に示した
キーボード17からオペレータによって予め設定されて
おり、その値は不揮発性メモリ35に記憶されている。
【0029】分割ページ数に達した場合は(ステップS
304;Y)、CPU31は現在分割している印刷デー
タのページ数の合計を計数する(ステップS305)。
その後、データ転送用バッファを磁気ディスク装置37
に1つのファイルとして記憶される印刷データが格納さ
れた領域として登録する(ステップS306)。登録は
RAM34の所定の領域にデータ転送用バッファの先頭
アドレスを格納することによって行われる。ホストコン
ピュータから送られてくる1つの印刷物に属する最終の
印刷データまで登録が終了した場合は(ステップS30
7;Y)、計数しているページ数を統計処理の対象デー
タとして不揮発性メモリ35に設けられているリング状
の統計処理用バッファに登録する。(ステップS30
8)。統計処理用バッファは過去100回分のページ数
を記憶できるようになっている。最も古いページ数が消
去されその領域に今回のページ数が登録されるようにな
っている。その後CPU31は統計処理用バッファに記
憶されている過去100回分のページ数を基にホストコ
ンピュータから次回受信する印刷データについての印刷
開始ページ数を予測する(ステップS309)。予測し
てページ数を基に、印刷を開始するまでに磁気ディスク
装置37に記憶すべき印刷データの量をそのページ数で
表わした印刷開始ページ数を求め、不揮発性メモリ35
に登録する(ステップS310)。
【0030】図7は印刷を開始する処理の流れを表わし
たものである。CPU31は磁気ディスク装置37に記
憶すべき印刷データが登録されるのを待機している(ス
テップS401)。記憶すべき印刷データを格納したデ
ータ転送用バッファが登録されると(ステップS40
1;Y)格納されている印刷データを1つのファイルと
して磁気ディスク装置37に記憶する(ステップS40
2)。CPU31は印刷部用I/F42を通じて印刷部
16が現在印刷動作中であるかどうかを判断する(ステ
ップS403)。印刷動作中でない場合は(ステップS
403;N)、磁気ディスク装置37に記憶している印
刷データを印刷するのに要するページ数の合計が印刷開
始ページ数を越えているかどうかを調べる(ステップS
404)。印刷開始ページ数を越えている場合は(ステ
ップS404;Y)、印刷部16に印刷開始の指示を出
力する。これにより印刷部16は磁気ディスク装置37
に記憶されている印刷データを基に印刷を開始する。
【0031】印刷開始の指示を出力したのち、磁気ディ
スク装置37に記憶すべき次の印刷データの到来を待機
する(ステップS401)。印刷データを磁気ディスク
装置37に記憶したときにすでに印刷動作中の場合(ス
テップS403;Y)あるいは印刷開始ぺージ数を越え
ていない場合(ステップS404;N)には、印刷部1
6を起動しない。そして、次の印刷データの到来を待機
する処理に戻る(ステップS401)。こうして、磁気
ディスク装置37に印刷開始ページ数以上の印刷データ
が蓄積されたときに印刷動作が開始される。
【0032】図8は図6に示した流れ図のステップS3
09の印刷開始ページ数を設定する処理の流れを詳細に
表わしたものである。CPU31は不揮発性メモリ35
の統計処理用バッファに記憶されている過去100回に
印刷したページ数の頻度分布を調べる。ここでは、
“0”から“2000”ページまでを50ページ単位に
区分し、各区分内における印刷の回数を求める。そし
て、出現回数が平均的に分布しているか、出現回数の分
布に何らかの傾向があるかを調べる(ステップS50
1)。出現回数の分布に一定の傾向がある場合には(ス
テップS501;Y)出現回数の上位3番目までのペー
ジ数のうち最も多いページ数を選択する(ステップS5
02)。選択したページ数をマージンとして1.2倍し
た予測ページ数を求める。これにより、予測ページ数よ
りも多いページ数に相当する印刷データが送られてくる
確率が低くなり、印刷途中で受信済みの印刷データが不
足して印刷動作を停止してしまうことを少なくすること
ができる。
【0033】CPU31は不揮発性メモリ35に格納さ
れている1ページ当たりの平均受信時間を読み出し、こ
れに予測ページ数を掛け合わせて受信時間を求める(ス
テップS504)。つぎに不揮発性メモリ35に格納さ
れている1ページ当たりの最短の印刷時間を読み出し、
予測ページ数を掛け合わせた印刷時間を求める(ステッ
プS505)。CPU31は受信時間と印刷時間を比較
し(ステップS506)、受信時間が長い場合は(ステ
ップS506;Y)受信時間と印刷時間の差の時間で受
信できる平均のページ数を求める。これを印刷開始ペー
ジ数として設定する(ステップS507)。受信時間の
方が短い場合は(ステップS506;N)印刷開始ペー
ジ数として“1”を設定する。これにより1ページ分の
印刷データが磁気ディスク装置37に蓄積されたときに
印刷を開始することができる。この場合は受信時間の方
が短いので印刷動作は印刷の途中で停止することはな
い。また、ステップS501で出現回数に一定の傾向が
ない場合には(N)、統計的処理によって次に受信する
ページ数を予測することができない。そこでこの場合
は、予め設定されているページ数を印刷開始ページ数と
して設定する。この値はキーボードから17オペレータ
が設定したものを不揮発性メモリ35に記憶したもので
ある。
【0034】図9は分割ページ数を変更する処理の流れ
を表わしたものである。磁気ディスク装置37に記憶さ
れている印刷データの量が印刷開始後に、減少するとき
には、分割ページ数を少なくする。これにより、磁気デ
ィスク装置37に印刷データが少ないページ数単位に格
納され、書き込み済のファイルが次々と作成されるので
印刷動作を停止するまでの時間を引き延ばすことができ
る。CPU31は磁気ディスク装置37に格納されてい
る1ファイル分の印刷データの印刷終了を待機している
(ステップS601)。1ファイル分の印刷データの印
刷が終了したとき(ステップS601;Y)、磁気ディ
スク装置37にすでに格納されている未印刷の印刷デー
タについてこれを印刷するのに要するページ数の合計を
求める(ステップS602)。なお、CPU31は印刷
動作を開始するときに記憶されている印刷データのペー
ジ数の合計を求めて、これをRAM34上の所定の領域
に記憶させている。
【0035】記憶しておいた前回のページ数の合計と今
回のページ数の合計の差を求める(ステップS60
3)。今回のページ数が減少している場合(ステップS
604;Y)は、今回のページ数が現在の分割ページ数
の4倍よりも多いかどうかを判断する(ステップS60
5)。多い場合にはCPU31は現在設定されている分
割ページ数をその2分の1のページ数に変更して(ステ
ップS606)再び処理の最初に戻る(ステップS60
1)。4倍よりも多くない場合は(ステップS605;
N)まだ印刷動作が停止してしまうまでには時間的余裕
があるので分割ページ数の変更は行わない。前回のペー
ジ数よりも今回のページ数が減少していない場合は(ス
テップS604;N)、今回のページ数の2分の1を現
在の分割ページ数に加えた値を新たな分割ページ数とし
て設定する。磁気ディスク装置37に印刷データが十分
蓄積されていて印刷動作が当面停止しないので、1つの
ファイルに記憶する印刷データの量を多くし、磁気ディ
スク装置37に記憶されるファイルの数の増加を抑え
る。ファイル数を少ないく抑えることにより、ファイル
の管理を容易かつ迅速に行うことができる。
【0036】図10は分割ページ数を変化させない場合
において磁気ディスク装置に蓄積される印刷データの量
の変化を模式的に表わしたものである。磁気ディスク装
置37にファイルとして記憶されている印刷データ71
は、時刻T11に印刷開始ページ数を越えて印刷が開始さ
れる。分割ページ数分の印刷データ72は時刻T11、T
12とT14にそれぞれ磁気ディスク装置37への書き込み
が終了する。時刻T13には磁気ディスク装置37に格納
されている書き込み済のファイルがなくなり、印刷動作
は停止する。時刻T13には分割ページ数に満たないだけ
の印刷データ73が受信されているが、ファイルへの書
き込みが終了していないので印刷動作は時刻T13に停止
してしまう。
【0037】図11は分割ページ数を印刷データの蓄積
量に応じて変化させた場合について磁気ディスク装置に
蓄積された印刷データの量の変化を模式的に表わしたも
のである。時刻T21に印刷開始ページ数以上の印刷デー
タが蓄積されて印刷が開始される。印刷が進むにしたが
い蓄積された印刷データの量が減少する。これに応じて
分割ページ数が少なく設定される。書き込み済のファイ
ルが作成される時間の間隔は時刻T22〜T26にように分
割ページ数の減少にしたがって短くなり、頻繁にファイ
ルが作成される。このため、印刷動作が停止するまでの
時間を図10に示した場合に比べて長くすることができ
る。時刻T27に印刷動作が停止したときには、書き込み
済みでない印刷データは未だ1ページ分にも満たない状
態になっている。このように分割ページ数を蓄積されて
いる印刷データの量に応じて変化させ、印刷動作が停止
するまでの時間を長くすることで、印刷途中で印刷動作
が停止してしまう回数を少なくすることができる。
【0038】以上説明した実施例では統計的処理によっ
て次に受信する印刷データを印刷するのに要するページ
数を予測している。しかし、ホストコンピュータから印
刷データを印刷するのに要するページ数を送信すること
ができれば、これをもとに印刷開始ページ数を設定して
もよい。また、分割ページ数の初期値はオペレータがキ
ーボードから予め設定しているが、印刷開始ページ数と
の関係からCPUによって算出してもよい。たとえば、
印刷開始ページ数の4分の1のページ数を分割ページ数
の初期値として設定してもよい。また、本実施例では印
刷データをファイル型式で記憶したので印刷データを分
割ページ数ごとに分割して記憶している。ファイル型式
のように書き込み動作と読み出し動作の管理が複雑でな
ければ、分割して記憶する必要はない。たとえばRAM
上の所定の連続領域に印刷データを記憶する場合には分
割しなくても、印刷データの受信と印刷動作を並行して
行うことが容易にできる。
【0039】また実施例では、1ページ当たりの平均の
受信時間を予め不揮発性メモリに記憶しているが、平均
の受信時間をCPUによって算出してもよい。たとえば
前回までの受信において、印刷データの受信に要した時
間を受信したページ数で割算して平均の受信時間を求め
ることができる。また、統計処理用に過去100回分の
ページ数を記憶させたが、100回に限らず、統計的な
予測が可能なだけの回数であれば、これより多くても少
なくてもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、印刷データを受信するのに必要な時間とこれ
を印刷するのに必要な時間を印刷の開始前に比較して、
受信時間の方が長いときは印刷の開始をこれに応じて遅
らせている。これにより、印刷中に受信済みの印刷デー
タが不足することによって印刷動作が印刷途中で停止し
てしまうことを少なくすることができる。さらに、送ら
れてくる印刷データが平均的なものであれば、印刷の途
中で印刷動作が停止することなく、受信終了後、比較的
短い時間で印刷動作を終了させることができる。したが
って、印刷物を早期に得ることができるとともに印刷装
置の動作停止回数が少なくなるので機械的故障が減り、
印刷装置の耐用期間を長くすることができる。
【0041】また請求項2記載の発明によれば、次に受
信する印刷データを印刷するのに要するページ数を統計
的処理によって印刷装置側で予測している。これによ
り、ホストコンピュータ等の文書作成装置が印刷に要す
るページ数を印刷データとともに送信できなくても、印
刷の開始時期を適切に遅らせることができ、印刷装置の
動作停止回数を減らすことができる。したがって、印刷
装置と接続できるホストコンピュータは印刷に要するペ
ージ数を送信できるか否かによって制限されず、印刷装
置の汎用性を高めることができる。
【0042】さらに請求項3記載の発明によれば、印刷
データをファイル化単位ページ数ごごとに分けて異なる
ファイルに記憶している。これにより、印刷データのフ
ァイルへの記憶と並行して既に印刷データの記憶が終了
したファイルから印刷データを読み出すことができる。
印刷データの受信動作と並行して印刷動作を行うことが
できるので、印刷物を比較的短時間のうちに得ることが
できる。また、ファイル化されている未印刷の印刷デー
タが少なくなったときはこれに応じてファイル化単位ペ
ージ数を減少させている。1つのファイルへの書き込み
終了までの時間が短くなり書き込み済みのファイルが次
々と作成されるので、最終的に印刷データ不足によって
印刷動作が停止するまでの期間を長くすることができ
る。逆に、未印刷の印刷データが多く記憶されていると
きは、1つのファイルに記憶する印刷データの量を増加
させている。これにより印刷データの量に対して作成さ
れるファイルの数を少なくすることができ、印刷データ
が膨大な量であっても、ファイルの管理を比較的容易に
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例における印刷装置およびホ
ストコンピュータをネットワークに接続した印刷システ
ムの概要を表わしたシステム構成図である。
【図2】 本実施例の印刷装置についてその回路構成の
概要を表わしたブロック図である。
【図3】 本実施例の印刷装置の機能的な回路構成の概
要を表わしたブロック図である。
【図4】 本実施例でホストコンピュータから送られて
きた印刷データを受信する処理の流れを表わした流れ図
である。
【図5】 受信した印刷データのデータ型式を変換する
処理の流れを表わした流れ図である。
【図6】 印刷データを分割ページ数ごとに分割する処
理の流れを表わした流れ図である。
【図7】 印刷動作を開始させる処理の流れを表わした
流れ図である。
【図8】 受信するページ数を予測する処理の流れを表
わした流れ図である。
【図9】 印刷データを分割すべき分割ぺージ数を変更
する処理の流れを表わした流れ図である。
【図10】 分割ページ数を変化させない場合について
蓄積された印刷データのページ数の変化を表わした説明
図である。
【図11】 分割ページ数を変化させた場合について蓄
積された印刷データのページ数の変化を表わした説明図
である。
【符号の説明】
11…印刷装置、12…通信ケーブル、13、14…ホ
ストコンピュータ、15…記憶部、16…印刷部、31
…CPU、35…不揮発性メモリ、37…磁気ディスク
装置、38…通信制御装置、42…印刷部用I/F、5
1…印刷データ入力部、53…入力データ量検出部、5
4…印刷データ分割部、56…印刷データ記憶部、57
…統計処理部、58…印刷開始ページ数設定部、59…
印刷開始判定部、61…印刷起動部、62…蓄積データ
量監視部、63…分割ページ数変更部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷物のページ数が表わされたページ数
    データを受信するページ数データ受信手段と、 このページ数データ受信手段によって受信されたページ
    数データの表わしているページ数の印刷データの受信に
    必要な平均の受信時間を1ページ分の印刷データの受信
    に必要な予め用意された平均の受信時間を基に算出する
    受信時間算出手段と、 前記ページ数データが表わしているページ数だけの印刷
    に必要な最短の印刷時間を1ページの印刷に必要な予め
    用意された最短の印刷時間を基に算出する印刷時間算出
    手段と、 前記受信時間算出手段によって算出された受信時間から
    この印刷時間算出手段によって算出された印刷時間を減
    算する減算手段と、 この減算手段によって減算された結果得られた時間に受
    信できる平均のページ数を1ページ分の印刷データの受
    信に必要な予め用意された平均の受信時間を基に算出す
    る差分ページ数算出手段と、 印刷データを受信する印刷データ受信手段と、 この印刷データ受信手段によって受信された印刷データ
    を記憶する印刷データ記憶手段と、 前記差分ページ数算出手段によって算出されたページ数
    を印刷するだけの印刷データがこの印刷データ記憶手段
    に記憶されたときこの印刷データについての印刷を開始
    する印刷手段とを具備することを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 印刷の内容を表わした印刷データを受信
    する印刷データ受信手段と、 この印刷データ受信手段が次に受信する印刷データの印
    刷に要するページ数を前回までに受信した印刷データの
    印刷に要したページ数を基に予測するページ数予測手段
    と、 このページ数予測手段によって予測されたページ数を印
    刷するだけの印刷データの受信に必要な平均の受信時間
    を1ページ分の印刷データの受信に必要な予め用意され
    た平均の受信時間を基に算出する受信時間算出手段と、 前記ページ数予測手段によって予測されたページ数の印
    刷に必要な最短の印刷時間を1ページの印刷に必要な予
    め用意された最短の印刷時間を基に算出する印刷時間算
    出手段と、 前記受信時間算出手段によって算出された受信時間から
    この印刷時間算出手段によって算出された印刷時間を減
    算する減算手段と、 この減算手段によって減算された結果得られた時間に受
    信できる平均のページ数を1ページ分の印刷データの受
    信に必要な予め用意された平均の受信時間を基に算出す
    る差分ページ数算出手段と、 前記印刷データ受信手段によって受信された印刷データ
    を記憶する印刷データ記憶手段と、 前記差分ページ数算出手段によって算出されたページ数
    を印刷するだけの印刷データがこの印刷データ記憶手段
    に記憶されたときこの印刷データについての印刷を開始
    する印刷手段とを具備することを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 印刷の内容を表わした印刷データを受信
    する印刷データ受信手段と、 ファイル形式で印刷データを記憶するファイル記憶手段
    と、 このファイル記憶手段の1つのファイルに記憶すべき印
    刷データの量をこれを印刷するのに必要なページ数で表
    わしたファイル化単位ページ数として設定するファイル
    化単位ページ数設定手段と、 このファイル化単位ページ数設定手段によって設定され
    たページ数を印刷するだけの印刷データが前記印刷デー
    タ受信手段から受信されるごとにファイル化単位ページ
    数分の印刷データをそれぞれ1つのファイルとして前記
    ファイル記憶手段に格納するファイル化手段と、 このファイル化手段によって前記ファイル記憶手段に格
    納された印刷データの量が予め定められた量よりも多く
    なったとき前記ファイル記憶手段に格納済みのファイル
    の印刷データについて印刷を開始する印刷手段と、 この印刷手段が印刷を開始してから前記ファイル記憶手
    段に記憶されている未印刷の印刷データの量の変化を検
    出する蓄積量変化検出手段と、 この蓄積量変化検出手段によって前記ファイル記憶手段
    に記憶されている未印刷の印刷データの量が減少したこ
    とが検出されたとき前記ファイル化単位ぺージ数設定手
    段が設定するファイル化単位ページ数を現在設定されて
    いるページ数よりも少い値に変更し、未印刷の印刷デー
    タの量が増加するときはファイル化単位ページ数を現在
    設定されているページ数よりも多い値に変更するファイ
    ル化単位ページ数変更手段とを具備することを特徴とす
    る印刷装置。
JP6199181A 1994-08-24 1994-08-24 印刷装置 Pending JPH0863306A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006209217A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Fuji Xerox Co Ltd 印刷システムおよびその制御方法および印刷管理プログラム
JP2007307790A (ja) * 2006-05-18 2007-11-29 Seiko Epson Corp 印刷装置、その制御方法、そのプログラム及びネットワーク印刷システム
JP2013052568A (ja) * 2011-09-02 2013-03-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、制御方法及び制御プログラム
US8532558B2 (en) 2010-01-07 2013-09-10 Riso Kagaku Corporation Printing machine

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