JP2000148663A - Dma装置及び同装置を用いた画像形成装置 - Google Patents

Dma装置及び同装置を用いた画像形成装置

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JP2000148663A
JP2000148663A JP10317747A JP31774798A JP2000148663A JP 2000148663 A JP2000148663 A JP 2000148663A JP 10317747 A JP10317747 A JP 10317747A JP 31774798 A JP31774798 A JP 31774798A JP 2000148663 A JP2000148663 A JP 2000148663A
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dma
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transfer
continuous
band
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JP10317747A
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English (en)
Inventor
Noriyoshi Chiba
徳良 千葉
Kiyoji Hane
喜代治 羽根
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置においてメモリ上のイメージデ
ータをDMAにより高速に印刷エンジンに転送する。 【解決手段】 DRAM21上のイメージデータを、D
MAコントローラ13が印刷エンジン27へ向けて転送
する。各ページのイメージデータは複数バンドに分割さ
れ、各バンドデータを1回のDMA動作で転送する。C
PU23は、各回のDMA転送に先立って各バンドの開
始アドレスやバンドバイト数などのパラメータを設定
し、DMAコントローラ13は毎回このパラメータをロ
ードしてDMA動作を行う。各回のパラメータ設定の
際、CPU23は更に、連続DMAを行うか否かを示す
連続フラグをDMAコントローラ13に設定する。連続
フラグが「1」である限り、DMAコントローラ13
は、パラメータのロードとDMA動作の実行を何度も繰
り返す。この場合、CPU23は各回のDMA動作の間
にその次の回のDMA動作用のパラメータを設定する。
従って、複数バンドのDMA転送がインターバルなく連
続的に実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、DMA(ダイレク
トメモリアクセス)装置及びこれを用いた画像形成装置
(プリンタ、複写機、ファクシミリ装置など)に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置、例えばページプリンタで
は、次のような場面でDMAが利用されている。第1
に、ホスト装置から受信したデータをプリンタ内のコン
ピュータのメモリにDMAによって書きこむ場合であ
る。これを以下、「受信DMA」と呼ぶ。第2に、プリ
ンタ内のコンピュータのメモリにビットマップ展開され
たイメージデータをDMAにより印刷エンジンへ転送す
る場合である。これを以下、「転送DMA」と呼ぶ。
【0003】一般に、DMAによるコンピュータメモリ
へのアクセスは次の手順で行われる。まずCPUが、D
MAの実行に必要なパラメータ、例えば、DMAを開始
すべきメモリのアドレスやDMA動作のアクセス回数
(データ量)などをDMAコントローラにセットした上
で、DMAコントローラにDMA開始を命じる。すると
DMAコントローラが、セットされた開始アドレスから
メモリアクセスを開始して、セットされたデータ量分の
データをメモリに読み又は書き終わると、CPUにDM
A終了を通知してDMA動作を終了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、1回の
DMA動作はCPUがDMAコントローラにセットされ
たデータ量単位で行われる。よって、大サイズのデータ
をDMAで読み書きする場合には、上記のDMA動作を
何回も繰り返す必要がある。その場合、前のDMA動作
の終了から次のDMA動作の開始までには、CPUの処
理やCPUからDMAコントローラへの命令伝達などの
ための時間がどうしても必要であり、よって、インター
バルを置かずに連続して複数回のDMAを実行すること
ができない。このことは、大サイズのデータをDMAで
高速に読み書きしようとする際の障害となる。
【0005】例えば上述したページプリンタの転送DM
Aは、印刷エンジンの印刷速度に遅れずにイメージデー
タを転送する必要があるため、特にスループットの高い
機種では非常に高速な転送速度が要求される。そこで、
従来は、DMAコントローラと印刷エンジンとの間にF
IFOバッファを介在させてDMAの遅れを吸収した
り、或いは、2つのDMAコントローラを交互に使用す
ることで高速転送を実現したりしている。
【0006】従って、本発明の目的は、連続的に複数回
のDMA動作を繰り返すことができ、それにより、大サ
イズのデータを高速に転送できるDMA装置を提供する
ことにある。
【0007】また、本発明の別の目的は、DMAにより
イメージデータを高速に印刷エンジンに転送することが
できる画像形成装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に従
うDMA装置は、DMAを行うDMAコントローラと、
このDMAコントローラに対して、アクセス開始アドレ
スと、アクセス回数と、連続DMAを行うか否かを示す
連続指定とを含むパラメータを設定するパラメータ設定
装置とを備える。DMAコントローラは、パラメータ設
定装置からパラメータを設定されるパラメータレジスタ
と、パラメータ設定装置に対して各回のDMA動作の開
始を通知する開始通知部と、パラメータレジスタからパ
ラメータをロードして、そのロードしたアクセス開始ア
ドレスから1回分のDMA動作を開始し、この1回分の
DMA動作では、ロードしたアクセス回数に等しい回数
のメモリアクセスを実行するメモリアクセス部とを有す
る。このメモリアクセス部は、ロードした連続指定が連
続DMAを行うことを示す場合には、1回分のDMA動
作を行った後、再びパラメータレジスタからパラメータ
をロードして次の1回分のDMA動作を開始し、それに
より複数回のDMA動作を連続的に行なう。一方、ロー
ドした連続指定が連続DMAを行わないことを示す場合
には、メモリアクセス部は、1回分のDMA動作を行っ
た後にDMAを終了する。また、パラメータ設定装置
は、DMAコントローラから各回のDMAの開始の通知
を受けると、次の回のDMA動作も連続して行う必要が
ある場合には、次の回のDMA動作のためのパラメータ
をDMAコントローラに設定する。
【0009】以上の構成によると、パラメータ設定装置
が、連続DMAを行うよう連続指定をDMAコントロー
ラに設定している限り、DMAコントローラは複数回の
DMA動作を連続的に行う。この場合、前回のDMA動
作を行っている間に、次回のDMA動作のパラメータが
DMAコントローラに設定されるので、前回のDMA動
作から次回のDMA動作へ、実質的な空き時間が殆ど無
しに連続的に移行できる。よって、複数回のDMA動作
が必要な多量のデータを高速にアクセスすることができ
る。
【0010】本発明の第2の観点に従う画像形成装置
は、ビットマップ展開されたイメージデータを格納する
メモリと、そのイメージデータを受けて実際のイメージ
を記録媒体上に印刷する印刷部と、メモリから印刷部の
イメージデータ転送をDMAにより行うDMAコントロ
ーラと、このDMAコントローラに対して、アクセス開
始アドレスと、アクセス回数と、連続DMAを行うか否
かを示す連続指定とを含むパラメータを設定するパラメ
ータ設定装置とを備える。DMAコントローラとパラメ
ータ設定装置は、上述したような構成を有している。
【0011】この画像形成装置によれば、複数回のDM
A動作を連続的に行うことによって、メモリ上のイメー
ジデータを高速に印刷部へ転送することができる。好適
な実施形態では、イメージデータは複数のバンドデータ
に分割されたページデータから構成され、1回分のDM
A動作で1バンド分のバンドデータを転送するが、連続
的なDMAにより複数バンド分のバンドデータを連続的
に高速転送することができる。また、好適なメータ設定
装置は、1ページ内の最初のバンドから最後より1バン
ド前のバンドまでのバンドデータを転送するDMA動作
に関しては、連続DMAを行うことを示す連続指定を設
定し、それにより、1ページの全バンドのイメージデー
タを連続的に転送することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態の構
成を示す。
【0013】本実施形態のページプリンタ3は、パラレ
ルインタフェースのような専用インタフェ−ス又はLA
Nのようなネットワークを介して、ホスト1と双方向通
信可能に接続され、ホスト1からは印刷ジョブデータを
受信し、また、ホスト1へはプリンタの各種ステータス
(例えば、空きバッファ容量、エラー情報、印刷成功情
報など)を送信することができる。ホスト1から受信す
る印刷ジョブデータには、高位の言語で書かれたものや
より低位のものなど様々なタイプがあり得るが、この実
施形態では、最も低位のデータであるビットマップ展開
されたイメージデータとする。受信したイメージデータ
を蓄えるための受信バッファは、プリンタ3内のDRA
M21内に固定又は可変の容量で確保されている。この
受信バッファの容量は、1ページ分のイメージデータの
サイズより小さくてよい。
【0014】プリンタ3は、電子写真プロセスを実行す
る機構である印刷エンジン27と、イメージデータをホ
スト1から受信して必要な加工を施し印刷エンジン27
に渡す一連の処理回路、すなわちインタフェース回路1
1、DMAコントローラ13、データ伸張回路15、ビ
デオコントローラ17及び後処理回路19を有してい
る。これらの処理回路11〜19は、例えば専用ハード
ウェアロジック回路で構成されている。さらに、プリン
タ3は、エラーの検出やプリンタステータスの管理など
を行うためにCPU23、プログラムや固定データを格
納したROM25、及び前述のDRAM21などからな
るマイクロコンピュータを有する。各部の機能は次のと
おりである。
【0015】インタフェース回路11は、ホスト1から
のイメージデータの受信や、ホスト1へのステータス情
報の送信などの、ホスト1との双方向通信の制御を行
う。
【0016】DMAコントローラ13は、DRAM21
に対するイメージデータの書き込み及び読み出しをDM
Aにより行う。このDMAコントローラ13は、ホスト
1から受信したイメージデータをDRAM21内の受信
バッファに書き込む「受信DMA」を行うための受信D
MA回路31と、受信バッファ内のイメージデータをデ
ータ伸張回路15へ転送する「転送DMA」を行う転送
DMA回路33とをもつ。受信DMA回路31と転送D
MA回路33のうち、特に高速性を要求される転送DM
A回路33が本発明の原理に従った連続DMAの機能を
もつ。勿論、転送DMA回路33だけでなく受信DMA
回路31にも連続DMAの機能を持たすこともできる。
【0017】データ伸張回路15は、ホスト1からのイ
メージデータが圧縮されていた場合、これを元のデータ
に伸張してから後段のビデオコントローラ17へ渡す。
ホスト1から圧縮されずに来たデータには、そのままビ
デオコントローラ17へ渡す。ビデオコントローラ17
は、印刷エンジン27へのイメージデータの転送(ビデ
オ転送という)のタイミングを制御する。
【0018】後処理回路19は、イメージデータの解像
度を印刷エンジン27に合わせるための解像度変換、文
字などの輪郭を滑らかなものにするエッジスムージン
グ、ガンマ特性などを考慮して階調値を調整する階調制
御などの後処理をイメージデータに施して印刷エンジン
27に送る。上述した解像度変換は、例えば印刷エンジ
ン27の解像度が600dpiである場合、ホストから
受信したデータが300dpiであったならば、これを
エンジン27と同じ600dpiに変換する機能であ
る。この解像度変換機能があることによって、例えば、
ホスト1から最初に600dpiのイメージデータを送
ったところ転送DMAが印刷エンジン27の速度に追い
つかず印刷が失敗した場合、次にホスト1からのイメー
ジデータの解像度を300dpiに落として印刷をリト
ライする、といったことが可能になる。
【0019】CPU21は、印刷の開始時にプリンタ情
報(通信モード、RAMサイズなどの1つの印刷ジョブ
である程度固定的な状態情報)をホスト1に通知した
り、印刷の最中にプリンタの現在のステータス(エンジ
ンの状態、空きバッファ容量、エラーが発生中か、各ペ
ージ毎に印刷が成功したか、などの時々刻々変動する状
態情報)をホスト1に通知したりする。また、CPU2
1は、ホスト1からデータが送られてくると、適時にD
MAコントローラ13内の受信DMA回路31や転送D
MA回路33に対してパラメータ設定やDMA開始の命
令などを行う。
【0020】図2はDRAM21の構成を示す。
【0021】DRAM21内には、CPU21のワーク
エリア41と、受信したイメージデータを一時蓄積する
ための受信バッファ43とが確保されている。受信バッ
ファ43は、バッファ先頭アドレスBUFTOPからバ
ッファ最終アドレスBUFBTMまでの領域である。受
信DMA回路31は、そのアドレスポイント(受信DM
Aアドレス)RADを、バッファ先頭アドレスBUFT
OPからバッファ最終アドレスBUFBTMへ向かう方
向へ進めていき、バッファ最終アドレスBUFBTMに
達するとバッファ先頭アドレスBUFTOPに戻る。同
様に、転送DMA回路33も、そのアドレスポイント
(転送DMAアドレス)TADを、バッファ先頭アドレ
スBUFTOPからバッファ最終アドレスBUFBTM
へ向かう方向へ進めていき、バッファ最終アドレスBU
FBTMに達するとバッファ先頭アドレスBUFTOP
に戻る。このように受信バッファ43はリングバッファ
として使用される。
【0022】受信バッファ43に蓄積されるイメージデ
ータは、ページ毎のページデータ51、53に区分され
ている。各ページデータは、多数のバンド(例えば、A
ページデータ51はn個のバンドA1〜An)のデータ
に分割されている。受信DMAも転送DMAも、1回の
DMA動作で1バンド分のデータを書き込み又は読み出
す。従って、1ページ分のイメージデータを書き込み又
は読み出すためには、そのページがn個のバンドから構
成されていれば、n回のDMA動作を繰り返す必要があ
る。転送DMA回路33は、このn回のDMA動作を連
続的に行うことができるので、各ページのイメージデー
タを高速に印刷エンジンへ転送することができる。
【0023】図3は、転送DMA回路33の構成を示
す。
【0024】転送回路33は、バッファ先頭アドレスB
UFTOP、バッファ最終アドレスBUFBTM、転送
開始アドレス、転送バイト数及び連続フラグをそれぞれ
記憶するためのレジスタ61〜69を有している。ここ
で、バッファ先頭アドレスBUFTOP及びバッファ最
終アドレスBUFBTMは、図2に示した受信バッファ
43の先頭及び最終アドレスである。転送開始アドレス
とは、転送DMAを開始するときに最初に読み出すDR
AM21(受信バッファ43)のアドレスである。転送
バイト数とは、1回の転送DMA動作で転送すべきイメ
ージデータのバイト数であり、この実施形態では1バン
ド分のバイト数である。連続フラグとは、複数回の転送
DMA動作を連続的に繰り返すか否かを指定するフラグ
である。これらのデータは、CPU23からそれぞれの
レジスタ61〜69に書き込まれる。
【0025】また、転送DMA回路33は、転送バッフ
ァ71と、この転送バッファ71を仲介にしてイメージ
データをDRAM21内の受信バッファ43からデータ
伸張回路15へと転送する転送回路73とを有してい
る。転送回路73は、転送アドレスカウンタ75と、転
送バイトカウンタ77と、連続フラグ用の第2のレジス
タ79を有している。
【0026】転送アドレスカウンタ75は、図2に示し
た転送DMAアドレスTADをカウントするものであ
り、1回の転送DMAの開始時に転送開始アドレスをレ
ジスタ65からロードしてこれを転送DMAアドレスT
ADの初期値とし、単位量のデータが受信バッファ43
から読み込まれる都度に転送DMAアドレスTADを更
新していく。アドレスカウントの過程で、転送アドレス
カウンタ75は、受信バッファ43をリングバッファと
して使用するために、転送DMAアドレスTADがレジ
スタ63からのバッファ最終アドレスBUFBTMに達
すると、次の転送DMAアドレスTADをレジスタ61
からのバッファ先頭アドレスBUFTOPに戻す。
【0027】転送バイトカウンタ77は、1回の転送D
MAで転送したバイト数をカウントするものであり、1
回の転送DMAの開始時に転送バイト数をレジスタ67
からロードし、単位量のデータが受信バッファ63から
読み込まれる都度に(又は転送バッファ71に書き込ま
れる都度に)バイトカウント値を更新していく。このバ
イトカウント値に基づいて、最初にロードした転送バイ
ト数に等しいバイト数が転送バッファ71に書き込み終
わった時点で、1回のDMA転送動作が終了することに
なる。
【0028】図4は、転送回路73の状態遷移を示して
いる。この図4と上述の図3を参照して、転送回路73
の動作を説明する。
【0029】転送回路73はアイドル状態81に初期設
定される。アイドル状態でCPU23より転送DMA開
始命令を受けると、転送回路73はパラメータロード状
態83に移行する。パラメータロード状態83になる
と、転送回路73は、転送DMA開始割込要求をCPU
23に発し、また、転送開始アドレス、転送バイト数及
び連続フラグをレジスタ65〜69から転送アドレスカ
ウンタ75、転送バイトカウンタ77及び連続フラグ第
2レジスタ79にそれぞれロードする。
【0030】このロード動作が終わると、転送回路73
は連続DMA状態85に直ちに移行して、転送アドレス
カウンタ75にロードされた転送開始アドレスからイメ
ージデータの転送を開始する。すなわち、転送回路73
は、転送DMAアドレスを順次にインクリメントしなが
ら受信バッファ43からイメージデータを順次に読み込
み、その読み込んだイメージデータを転送バッファ71
に一旦書き、そして、この転送バッファ71からイメー
ジデータをデータ伸張回路15に渡す。単位量のイメー
ジデータを転送バッファ転送71に書き込む都度、転送
回路73は、転送バイトカウンタ77のカウント値をチ
ェックする。
【0031】転送バイトカウンタ77のカウント値に基
づいて、最初にロードされた転送バイト数に等しいバイ
ト数のデータを転送バッファ71に書き込み終わったこ
とを検出すると、転送回路73は終了状態87に移行
し、レジスタ79内の連続フラグをチェックする。連続
フラグが0であると、転送回路73はCPU23に転送
DMA終了割込要求を発してアイドル状態81に戻る、
つまり、転送DMA動作を終了する。
【0032】一方、連続フラグが1であると、転送回路
73は終了状態87から(転送DMA終了割込要求を発
することなく)直ちにパラメータロード状態83に移行
する。よって、転送回路73は、再び、転送DMA開始
割込要求をCPU23に発し、且つ転送開始アドレス、
転送バイト数及び連続フラグをレジスタ65〜69から
ロードする。後述するCPUの動作から分かるように、
このとき既にレジスタ65〜69には次回(つまり、次
バンド)の転送DMAのための転送開始アドレス、転送
バイト数及び連続フラグがセットされている。従って、
転送回路73は、その次回のパラメータをロードし、そ
して連続転送状態85に直ちに移行して次回(つまり、
次バンド)の転送DMAを実行することができる。CP
U23が1を連続フラグにセットし続ける限り、転送回
路73は転送DMA動作を何回でも(つまり、何バンド
分でも)連続的に繰り返すことができる。
【0033】図5は、CPU23が行う転送DMA制御
の流れを示している。
【0034】ホスト1からイメージデータの受信を開始
した後、適量のイメージデータが受信バッファ43に蓄
積された時点で、CPU23は印刷動作を開始する(ス
テップS1)。印刷動作を開始すると、CPU23はま
ず、最初の転送DMA設定を行う(S2)。この最初の
転送DMA設定でCPU23は、受信バッファ43の先
頭アドレスBUFTOP及び最終アドレスBUFBTM
を転送DMA回路33のレジスタ61、63に設定し、
また、転送開始アドレスとして最初のページの最初のバ
ンドのイメージデータの最初のアドレスをレジスタ65
に設定し、転送バイト数として上記最初のバンドのバイ
ト数をレジスタ67に設定し、更に、連続フラグとして
値1をレジスタ69に設定する。
【0035】尚、CPU23は、上述した最初の転送D
MA設定や後述する後続バンドの転送DMA設定を行う
際には、その前に、図2に示した各ページデータ51、
53の先頭にあるページ情報や、各バンドデータの先頭
のバンド情報から、これから転送DMAを行おうとする
ページの総バンド数やバンドのバイト数を把握する。
【0036】最初の転送DMA設定が終わると、CPU
23は、転送DMA回路33に対して転送DMA開始命
令を発する(S4)。この開始命令を受けた転送DMA
回路33は、前述したように、転送DMA開始割込要求
をCPU23に発すると共に、レジスタ65〜69に設
定された転送開始アドレス、転送バイト数及び連続フラ
グをロードして最初のバンドの転送DMAを開始する。
【0037】転送DMA開始割込要求を受けたCPU2
3は(S4でYes)、直ちに転送DMA開始割込を実
行する。この開始割込処理でCPU23はまず、転送D
MA回路33が1ページ内の何バンド目の転送DMAを
現在行っているかを確認する(S5)。その結果、その
現在のバンドが1ページ最後のN番目のバンドから2バ
ンド以上前のバンドである場合は、CPU23は、次の
バンドのパラメータ(転送開始アドレス、転送バイト数
及び連続フラグ)を転送DMA回路33のレジスタ65
〜69にセットするが、そのときの連続フラグの値は1
とする(S6)。この設定により、次のバンドの転送D
MAの後に連続して更にその次のバンドの転送DMAが
行われることになる。
【0038】ステップS6で次バンドの転送DMA設定
を行った後、CPU23はステップS4へ戻って次の転
送DMA開始割込要求を待つ。前述のように、連続フラ
グを1を設定したので、転送DMA回路33は連続的に
後続のバンドの転送DMAを行い、各バンドの転送DM
Aを開始する都度に転送DMA開始割込要求を発する。
よって、CPU23は再びステップS5へ進んで前述の
動作を繰り返す。
【0039】ステップS5の結果、現在のバンドが最後
のバンドの1つ前のバンドである場合は、CPU23
は、次のバンド(最終バンド)のパラメータ(転送開始
アドレス、転送バイト数及び連続フラグ)を転送DMA
回路33のレジスタ65〜69にセットするが、そのと
きの連続フラグの値は0とする(S7)。この設定によ
り、次のバンド(最終バンド)の転送DMAが終わった
時点で転送DMAが完了することになる。この転送DM
A設定の後、CPU23はステップS4へ戻る。
【0040】ステップS5の結果、現在のバンドが最後
のバンドである場合は、CPU23はステップS8へ進
み、転送DMA回路33から転送DMA終了割込要求が
入るのを待つ。最後のバンドの転送DMAが終わると転
送DMA終了割込要求が入るので、CPU23は当該ペ
ージの印字処理を終了する(S9)。
【0041】以上の流れが、各ページ毎に繰り返され
る。この連続的な転送DMAでは、前のバンドの転送D
MAを行っている間に、次のバンドのパラメータ設定が
行われるので、前バンドの転送DMAが終了すると直ち
に次バンドの転送DMAが開始できる。従って、複数バ
ンドの転送DMAを高速に行うことができる。
【0042】以上、本発明の一実施形態を説明したが、
これらの実施形態はあくまで本発明の説明のための例示
であり、本発明をこれら実施形態にのみ限定する趣旨で
はない。従って、本発明は、上記実施形態以外の様々な
形態でも実施することができるものである。例えば、上
記実施形態では1ページの全バンドの転送DMAを連続
的に行っているが、必ずしもそうする必要はなく、プリ
ンタ全体の処理の進行度合いに応じ、他のタスクにもメ
モリアクセスの機会を適時に与えるために、より少ない
バンド数に限定して連続的な転送DMAを行うようにし
てもよい。上記実施形態のプリンタは、既にビットマッ
プ展開されたイメージデータをホストから受けて単純に
印刷する「ホストベースドプリンタ」「ダムプリンタ」
などと呼ばれものであるが、この種のプリンタだけでな
く、高級言語で書かれたジョブデータをホストから受け
これを解釈してイメージデータを生成して印刷するタイ
プのプリンタにも、本発明の連続的なDMAを適用する
ことができる。また、ページプリンタだけでなく、シリ
アルプリンタや複写機やファクシミリ装置などの種々の
画像形成装置にも、本発明の連続的なDMAを適用する
ことができる。更には、本発明の連続的なDMAは、プ
リンタに限らず、DMAを利用する他の種々の用途に広
く適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の構成を示すブロック図。
【図2】DRAM21のメモリマップ。
【図3】転送DMA回路33の構成を示すブロック図。
【図4】転送回路73の状態遷移図。
【図5】CPU23が行う転送DMA制御のフローチャ
ート。
【符号の説明】
1 ホスト 3 プリンタ 13 DMAコントローラ 21 DRAM 23 CPU 31 受信DMA回路 33 転送DMA回路 43 受信バッファ 69、79 連続フラグレジスタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DMAを行うDMAコントローラと、 前記DMAコントローラに対して、アクセス開始アドレ
    スと、アクセス回数と、連続DMAを行うか否かを示す
    連続指定とを含むパラメータを設定するパラメータ設定
    装置とを備え、 前記DMAコントローラは、 前記パラメータ設定装置から前記パラメータを設定され
    るパラメータレジスタと、 前記パラメータ設定装置に対して各回のDMA動作の開
    始を通知する開始通知部と、 前記パラメータレジスタから前記パラメータをロードし
    て、ロードした前記アクセス開始アドレスから1回分の
    DMA動作を開始し、この1回分のDMA動作では、ロ
    ードした前記アクセス回数に等しい回数のメモリアクセ
    スを実行するメモリアクセス部とを有し、 前記メモリアクセス部は、 (1)ロードした前記連続指定が連続DMAを行うこと
    を示す場合には、前記1回分のDMA動作を行った後、
    再び前記パラメータレジスタから前記パラメータをロー
    ドして次の1回分のDMA動作を開始し、それにより連
    続的なDMAを行い、 (2)ロードした前記連続指定が連続DMAを行わない
    ことを示す場合には、前記1回分のDMA動作を行った
    後にDMAを終了し、 前記パラメータ設定装置は、前記DMAの開始の通知を
    受けると、次の1回分のDMA動作のための前記パラメ
    ータを前記DMAコントローラに設定する、DMA装
    置。
  2. 【請求項2】 ビットマップ展開されたイメージデータ
    を格納するメモリと、 前記イメージデータを受けて実際のイメージを記録媒体
    上に印刷する印刷部と、 前記メモリ内の前記イメージデータを前記印刷部へDM
    Aにより転送するDMAコントローラと、 前記DMAコントローラに対して、アクセス開始アドレ
    スと、アクセス回数と、連続DMAを行うか否かを示す
    連続指定とを含むパラメータを設定するパラメータ設定
    装置とを備え、 前記DMAコントローラは、 前記パラメータ設定装置から前記パラメータを設定され
    るパラメータレジスタと、 前記パラメータ設定装置に対して各回のDMA動作の開
    始を通知する開始通知部と、 前記パラメータレジスタから前記パラメータをロードし
    て、ロードした前記アクセス開始アドレスから1回分の
    DMA動作を開始し、この1回分のDMA動作では、ロ
    ードした前記アクセス回数に等しい回数のメモリアクセ
    スを実行するメモリアクセス部とを有し、 前記メモリアクセス部は、 (1)ロードした前記連続指定が連続DMAを行うこと
    を示す場合には、前記1回分のDMA動作を行った後、
    再び前記パラメータレジスタから前記パラメータをロー
    ドして次の1回分のDMA動作を開始し、それにより連
    続的なDMAを行い、 (2)ロードした前記連続指定が連続DMAを行わない
    ことを示す場合には、前記1回分のDMA動作を行った
    後にDMAを終了し、 前記パラメータ設定装置は、前記DMAの開始の通知を
    受けると、次の1回分のDMA動作のための前記パラメ
    ータを前記DMAコントローラに設定する、画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記イメージデータは、複数のバンドデ
    ータに分割されたページデータを含み、前記1回分のD
    MA動作で1バンド分のバンドデータを転送し、それに
    より、前記連続指定が連続DMAを行うことを示してい
    る限り複数バンド分のバンドデータを連続的に転送する
    ことができる請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記パラメータ設定装置は、1ページ内
    の最初のバンドから最後より1バンド前のバンドまでの
    バンドデータを転送するDMA動作に関しては、連続D
    MAを行うことを示す前記連続指定を設定し、それによ
    り、1ページの全バンドのイメージデータを連続的に転
    送することができる請求項3記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 予め設定されたアクセス開始アドレスと
    アクセス回数とを含むパラメータを読み込み、読み込ん
    だ前記アクセス開始アドレスから1回分のDMA動作を
    開始し、この1回分のDMA動作では、読み込んだ前記
    アクセス回数に等しい回数のメモリアクセスを実行する
    メモリアクセスステップと、 前記1回分のDMA動作が行われている間に次の1回分
    のDMA動作のための前記パラメータを設定するパラメ
    ータ設定ステップと、 前記1回分のDMA動作を行った後に前記メモリアクセ
    スステップを再び繰り返す繰り返しステップとを有し、
    それにより、複数回分のDMA動作を連続的に実行する
    連続DMA方法。
  6. 【請求項6】 画像形成装置において、メモリ上にビッ
    トマップ展開されたイメージデータを印刷部へDMAに
    より転送する方法であって、 予め設定されたアクセス開始アドレスとアクセス回数と
    を含むパラメータを読み込み、読み込んだ前記アクセス
    開始アドレスから前記イメージデータを転送するための
    1回分のDMA動作を開始し、この1回分のDMA動作
    では、読み込んだ前記アクセス回数に等しい回数のイメ
    ージデータ転送を実行するデータ転送ステップと、 前記1回分のDMA動作が行われている間に次の1回分
    のDMA動作のための前記パラメータを設定するパラメ
    ータ設定ステップと、 前記1回分のDMA動作を行った後に前記データ転送ス
    テップを再び繰り返す繰り返しステップとを有し、それ
    により、前記イメージデータを転送するための複数回分
    のDMA動作を連続的に実行するイメージデータ転送方
    法。
  7. 【請求項7】 前記イメージデータは、複数のバンドデ
    ータに分割されたページデータを含み、前記1回分のD
    MA動作で1バンド分のバンドデータを転送し、それに
    より、複数バンド分のバンドデータを連続的に転送する
    ことができる請求項6記載のイメージデータ転送方法。
  8. 【請求項8】 前記繰り返しステップが、1ページ内の
    最初のバンドから最後のバンドまで前記データ転送ステ
    ップを連続的に繰り返し、それにより、1ページの全バ
    ンドのイメージデータを連続的に転送することができる
    請求項7記載のイメージデータ転送方法。
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