JPH05108546A - プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ制御装置

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JPH05108546A
JPH05108546A JP26414191A JP26414191A JPH05108546A JP H05108546 A JPH05108546 A JP H05108546A JP 26414191 A JP26414191 A JP 26414191A JP 26414191 A JP26414191 A JP 26414191A JP H05108546 A JPH05108546 A JP H05108546A
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JP
Japan
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data
self
diagnosis
dma
printer
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JP26414191A
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English (en)
Inventor
Hiroki Okubo
博樹 大久保
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタ制御装置がビデオデータのチェック
及び周辺素子の自己診断を行なえるようにすることと、
プリンタ制御装置内のDMAコントローラがDMAの自
己診断を行なえるようにすること。 【構成】 CPU9は、ビデオデータのチェック及び周
辺素子の自己診断を行なう場合には、RAM12上で作
成したビデオデータをFIFO回路21,ラッチ23,
シフタ24によって変換したシリアルデータを、発振器
28及び分周器29によって生成されるボーレートクロ
ックに同期させてシリアル/パラレル変換器26に入力
させ、そこで変換されたパラレルデータとFIFO回路
21に書き込んだデータとの比較を行なう。また、DM
Aコントローラを有する場合は、その自己診断モードの
時にはDMAを行なったソースデータとディストネーシ
ョンデータとを比較して自己診断を行ない、DMAモー
ドの時にはDMA動作のみを行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レーザプリンタ等の
光プリンタやデジタル複写機のプリンタ部等の画像形成
装置におけるプリンタ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなプリンタ制御装置において
は、上位装置から受信したデータに基づいてビデオデー
タを作成し、そのビデオデータをシリアルデータに変換
してエンジンに出力するようにしている。このようなプ
リンタ制御装置においては、ビデオデータ出力用のバッ
ファとしてFIFO回路を使用することが多く、このF
IFO回路へのデータの書き込みはマイクロコンピュー
タあるいはDMAコントローラによるダイレクトメモリ
アクセス(DMA)によって行ない、そのデータの読み
出しはエンジンからの信号によって行なわれている。
【0003】ところで、FIFO回路を用いたプリンタ
制御装置では、例えば特開平1−197835号公報に
見られるように、FIFO回路のデータ入力端子及びデ
ータ出力端子をデータ伝送用と監視用とに分け、監視用
の入力端子に監視用データを入力し、その入力データと
監視用の出力端子から出力されるデータとを照合するこ
とによってFIFO回路が正常に動作している否かを判
断できるようにしたものがある。
【0004】しかし、このようなプリンタ制御装置で
は、FIFO回路の入出力端子の一部を監視用としてし
か使用できないうえに、その監視用の入出力端子に対し
てのみ監視しており、監視用データのメモリ領域のビッ
ト破壊等は検出できるが、ビデオデータのメモリ領域の
ビット破壊等は検出できなかった。
【0005】そこで、本出願人は先にFIFO回路内の
データを読み出す毎にアップカウント又はダウンカウン
トし、そのカウント値が予め設定された値に達した時に
FIFO回路から読み出されたデータを記憶し、その記
憶されたデータの内容とFIFO回路に入力される前の
対応するデータの内容とを照合することによって、FI
FO回路の全メモリ領域においてそれぞれビット破壊が
あるか否かを判定できると共に、FIFO回路内の書き
込みアドレスカウンタ及び読み出しアドレスカウンタに
よる各アドレス指定にズレがあるかないかということな
ども判定できるようにしたものを提案している(特願平
2−40739号)。
【0006】一方、プリンタ制御装置で使用されている
DMAコントローラは、外部デバイスが直接システム・
メモリと情報のやりとりを行なうことを可能にし、シス
テム性能を向上させるように設計されている。さらに、
プログラマブルなDMAコントローラデバイスに関して
は、例えば以下の(1)〜(3)に示すように内部レジ
スタを用途に応じた値にセットして使用することが行な
われている。
【0007】(1)外部端子からの入力によりDMAを
一時中断し、再度DAMスタートを要求された場合は中
断した次のアドレスからDMAを再開する。 (2)外部端子からの入力によりDMAを直ちに中断さ
せて一度バスを解放し、まだDMA転送数が残っている
場合は自動的にDMAを再開する。 (3)外部端子からの入力によりDMAは中断せず、そ
の外部端子への入力後予め設定された分だけDMAを実
行した後DMAを中断し、まだDMA転送数が残ってい
る場合は自動的にDMAを再開する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなFIFO回路を備えたプリンタ制御装置におい
ては、作成されたビデオデータはFIFO回路、さらに
はその後に続く周辺素子(ラッチ,シフタ等)をも経由
してエンジンに出力されるため、そのエンジンに実際に
出力されるビデオデータをチェックするには、サマリシ
ートあるいは実際のキャラクタ等をエンジンに出力して
プリントさせ、その結果を確認しなければならなかっ
た。
【0009】一方、上述したようなDMAコントローラ
を備えたプリンタ制御装置では、プログラマブルなDM
Aコントローラデバイスを用いることによってさまざま
なモードの自動設定など、機能的にはシステム性能の向
上が期待できるようになってきているが、DMAを行な
う上でソース及びディストネーションのアドレスにおけ
るデータをチェックする手段がなく、仮に行なうとして
も、マイクロコンピュータがデータを取り込み、そこで
データの比較を行なわなければならず、システムが複雑
になるばかりでなく、その性能の低下につながってしま
うという問題があった。
【0010】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、作成したビデオデータがエンジンに出力される
までに経由する周辺素子の自己診断及びその周辺素子か
らエンジンに出力されるビデオデータをチェックできる
ようにすることと、DMAコントローラがDMAの自己
診断を行なえるようにして、マイクロコンピュータの負
担を軽減できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、上位装置から受信したデータに基づいて
ビデオデータを作成し、そのビデオデータをシリアルデ
ータに変換してエンジンに出力するプリンタ制御装置に
おいて、上記シリアルデータをパラレルデータに変換し
てビデオデータのチェック及び周辺素子の自己診断を行
なう手段と、上記シリアルデータを通常のビデオデータ
の出力とビデオデータのチェック及び周辺素子の自己診
断用出力とに制御信号により振り分ける手段とを設けた
ものである。
【0012】また、メモリ間で直接データ転送を行なう
ダイレクトメモリアクセスの制御をするDAMコントロ
ーラを備えたプリンタ制御装置において、DMAコント
ローラが、ダイレクトメモリアクセスを行なったソース
データとディストネーションデータとを比較する自己診
断手段を有し、上記ダイレクトメモリアクセスと自己診
断とを選択的に実行するようにしたものである。なお、
自己診断手段による自己診断結果がエラーと判断された
場合には、ダイレクトメモリアクセス動作を中止して他
の手段によってデータ転送を行なうようにするとよい。
【0013】
【作用】第1の発明によれば、エンジンに出力されるシ
リアルデータをパラレルデータに変換してビデオデータ
のチェック及び周辺素子の自己診断を行なうと共に、上
記シリアルデータを通常のビデオデータの出力とビデオ
データのチェック及び周辺素子の自己診断用出力とに制
御信号により振り分けるようにしたので、エンジンへの
出力データのチェック及び周辺素子の自己診断をサマリ
シート等を出力せずに容易に行なうことができる。
【0014】第2の発明によれば、DMAコントローラ
が、ダイレクトメモリアクセスを行なったソースデータ
とディストネーションデータとを比較して自己診断を行
ない、且つ上記ダイレクトメモリアクセスと自己診断と
を選択的に実行するので、マイクロコンピュータ側の負
担が軽減され、しかもDMAコントローラの用途が拡張
する。なお、自己診断結果がエラーと判断された場合に
は、ダイレクトメモリアクセス動作を中止して他の手段
によってデータ転送を行なうようにすれば、メモリ間の
データ転送を確実に行なうことができる。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図2は、この発明の一実施例であるレ
ーザプリンタの構成を示すブロック図であり、プリンタ
コントローラ(プリンタ制御装置)2,プリンタエンジ
ン3,及びオペレーションパネル(パネル装置)4によ
って構成されている。そのうち、プリンタコントローラ
2は上位装置であるホスト15から受信したデータ(印
字データ及び印字制御データ等)に基づいてビデオデー
タを作成し、そのビデオデータをシリアルデータ(ビデ
オ信号)に変換してプリンタエンジン3に出力する。
【0016】このプリンタコントローラ2は、ホストイ
ンタフェース5,パネルインタフェース6,バスバッフ
ァ7,エンジンインタフェース8の各インタフェース回
路と、中央処理装置(以下「CPU」と略称する)9,
プログラムROM10,フォントROM11,RAM1
2,オプションRAM13とを備えている。なお、上記
各部はアドレスバス,制御バス,及びデータバスからな
るバスライン14によって相互に接続されている。
【0017】ホストインタフェース5は、ホスト15と
の間で各種の制御命令やデータの送受信を司るためのイ
ンタフェース回路であり、接続するホストに合わせて各
種のシリアルインタフェースあるいはパラレルインタフ
ェースを選択する。パネルインタフェース6は、オペレ
ーションパネル4との間で表示制御データの送信と各キ
ー情報の受信を行なっている。
【0018】バスバッファ7は、フォントカード16を
バスライン14に接続して、フォントデータの受信を司
る。エンジンインタフェース8は、プリンタエンジン3
との間で命令コマンドやステータス情報等のデータの送
受信を司る。
【0019】CPU9は、汎用の16又は32ビットの
中央処理装置であり、プログラムROM10内のプログ
ラムに従ってプリンタコントローラ全体の統括制御を司
る。プログラムROM10はCPU9を動作させるため
の制御プログラムを、フォントROM11は常駐フォン
トのデータをそれぞれ格納している。
【0020】RAM12はランダムアクセスメモリであ
り、CPU9がデータを処理する際に使用するワークメ
モリ,ホスト15からのデータをページ単位に管理して
一時記憶するバッファ,そのバッファに記憶されたデー
タを実際の印字パターンに変換し、ビデオデータとして
記憶するビットマップメモリ,ホスト15からのダウン
ロードフォントデータあるいはフォントカード16から
のフォントデータを格納するフォントファイル等に使用
される。
【0021】オプションRAM13は、例えば不揮発性
メモリであり、設定されているモード情報(プリントフ
ォーマット,フォントの選択,エミュレーションの選
択,解像度の選択,ホストインタフェースの選択等)
や、サービス情報(エラー情報,稼働情報等)などを記
憶する。
【0022】ホスト15は、オフィスコンピュータ,パ
ーソナルコンピュータ,ワードプロセッサ,データ処理
装置等のホストマシンであり、ここで作成された文書情
報等をプリントするために、プリンタ1へ対応する印字
データ及び印字制御データ等を送信する。
【0023】オペレーションパネル4は、各種情報を入
出力するための各種の操作キー及び表示器を備えている
フォントカード16は、オプションのフォントデータを
格納したRAMあるいはROMを内蔵しており、これを
図示しないプリンタ外面に設けられたスロットに挿着す
ることによって、そのフォントデータを使用してプリン
トを行なわせることができる。
【0024】プリンタエンジン3は、内部の図示しない
感光体上をビデオ信号に応じて変調されるレーザ光によ
り光学的に走査するレーザ書込ユニット,感光体とその
周囲の各プロセス機器から構成される画像形成ユニッ
ト,並びにレジストローラ対等の各ローラ等からなる用
紙搬送部などからなる機構部と、その制御部であるエン
ジンドライバとからなり、プリンタコントローラ2から
のコマンド及びビデオ信号によって、エンジンドライバ
が画像形成ユニット及び用紙搬送部のシーケンス動作と
レーザ書込ユニットへのビデオ変調信号を制御してプリ
ントを実行する。
【0025】ここで、ホストインタフェース5を通して
ホスト15から送られてくるデータは、CPU9により
印字データ及び印字制御データ(SP,CR,LF,H
T,VT等)とその他に分けられ、印字データはバッフ
ァに記憶される。ホスト15からのプリント命令又はホ
スト15から受け取ったデータが1ページ分を超えた
時、CPU9はエンジンインタフェース8を通してプリ
ンタエンジン3にプリントスタートの命令を出す。以上
のような一連の流れで、ホスト15からの印字データが
プリンタエンジン3を介して印字される。
【0026】図1は、この実施例の主要部を示すブロッ
ク回路図であり、CPU9及びRAM12を除く各回路
はエンジンインタフェース8に設けられている。図1の
回路において、FIFO回路21の初期化を行なうため
に、CPU9からリセット信号RESETが入力され
る。その後、FIFO回路21へのデータ書き込みスト
ローブ信号であるライト信号/WRITE(「/」は負
論理を意味し、図中では信号名にオーバラインを付して
示す)により、CPU9あるいはRAM12から転送さ
れたデータ(ビデオデータ)が、バスライン14中のC
PUデータバス14aを介してFIFO回路21に書き
込まれ、この動作が繰り返される。
【0027】またFIFO回路21からのデータの読み
出しは、プリンタエンジン3からのライトクロック信号
PWCLKに同期して行なわれ、シリアルデータとして
プリンタエンジン3に出力される。なお、この実施例に
おけるFIFO回路21は、8又は16ビットのデータ
を出力し得る数の出力端子を備えている。
【0028】FIFO回路21内のデータが実際にプリ
ンタエンジン3に出力されるまでの過程を具体的に説明
すると、まずFIFO回路21にリード信号/READ
(FIFO回路21のデータの読み出しを制御する入力
信号で、この場合CPU9からの制御信号とプリンタエ
ンジン3から供給されるライトクロック信号PWCLK
とによって制御回路22内で生成される)を入力して得
られる出力データを、リード信号/READの立ち上が
りでD型フリップフロップ回路からなるラッチ23がラ
ッチする。
【0029】次に、そのラッチしたパラレルデータを、
制御回路22から出力されるシフト/ロード信号S/L
がローレベル“L”になった時にシフタ24にロード
し、その後後述するセレクタ25によって選択されたプ
リンタエンジン3からのライトクロック信号PWCLK
に同期して、シフタ24の出力端子QH からシリアルデ
ータとしてプリンタエンジン3に出力させる。このプリ
ンタエンジン3への出力は、FIFO回路21にデータ
が存在している間リード信号/READによって継続す
る。
【0030】通常は、このようなシリアルデータ転送の
場合、そのデータはプリンタエンジン3にのみ転送され
る。そこで、この実施例においては、シフタ24からの
シリアルデータがFIFO回路21に書き込まれたデー
タと一致するか否かを検証するために、そのシリアルデ
ータを再度パラレルデータに変換してCPUデータバス
14aを介してCPU9内で比較し、プリントされるべ
きビデオデータのチェック及びその周辺素子の自己診断
をプリンタコントローラ2内で行なえるようにするため
の回路を備えている。
【0031】また、上述したプリンタエンジン3に出力
すべきシリアルデータを生成する回路と、ホストインタ
フェース(例えばRS−232C)5,パネルインタフ
ェース6,あるいはエンジンインタフェース8で使用さ
れているシリアル/パラレル変換器(例えばUART
等)26とを、新たに設けた2つのセレクタ25,27
によって使い分けし、機能の共有化を図れるようにして
いる。
【0032】ここで、通常の場合はシフタ24からのシ
リアルデータをプリンタエンジン3に直接出力する。こ
の場合、シフタ24に供給されるクロックはプリンタエ
ンジン3からのライトクロック信号PWCLKがセレク
タ25によって選択される。セレクタ25は、発振器2
8及び分周器29によって生成されたクロック信号とラ
イトクロック信号PWCLKのいずれか一方をCPU9
からのセレクト信号Aによって選択して出力する。
【0033】セレクタ27は、シフタ24からのシリア
ルデータあるいはシリアル受信信号のいずれか一方をC
PU9からのセレクト信号Bによって選択して出力す
る。このとき、シリアル受信信号が選択された場合には
その信号がシリアル/パラレル変換器26に入力され
て、通常の動作を継続する。
【0034】一方、ビデオデータのチェック及びその周
辺素子の自己診断を行なう場合のシフタ24へのクロッ
クは、シリアル転送時のボーレートに対応したものにな
る。すなわち、セレクタ25がセレクト信号Aにより発
振器28及び分周器29によって生成されたクロックを
選択してシフタ24に出力する。そして、そのクロック
に同期してシフタ24から出力されるシリアルデータを
セレクタ27がセレクト信号Bによって選択してシリア
ル/パラレル変換器26のシリアル入力端子(RxD)
に入力する。
【0035】シリアル/パラレル変換器26は、その入
力されたシリアルデータをパラレルデータに変換し、C
PUデータバス14aを介してCPU9に転送し、CP
U9はそのパラレルデータとFIFO回路21に書き込
まれたデータ(ビデオデータ)との比較を行なう。
【0036】なお、この実施例におけるセレクタ27
は、内部にそれぞれの入力に対して3ステートバッファ
G1,G2を設けており、CPU9からのセレクト信号
Bがイネーブル端子になるような回路となっている。す
なわち、セレクト信号Bがハイレベル“H”の時に開く
ビデオデータのチェック用、ローレベル“L”の時に開
く通常のシリアル受信用の2つの3ステートバッファG
1,G2により切り替えられる。また、セレクタ25と
27は1つにまとめることも可能である。
【0037】以上の手順でビデオデータのチェックが行
なわれるが、その結果が元のデータと異なる場合には、
FIFO回路21あるいは周辺素子に何らかの原因があ
ると考えられ、回路の自己診断も同時に行なえる。な
お、データの比較を行なうのはCPU9に限らない。図
3に、この実施例におけるCPU9による上述したこの
発明に係わる処理の流れを示す。
【0038】このように、この実施例によれば、プリン
タエンジン3に出力されるシリアルデータをパラレルデ
ータに変換してビデオデータのチェック及び周辺素子の
自己診断を行なうと共に、上記シリアルデータを通常の
ビデオデータの出力とビデオデータのチェック及び周辺
素子の自己診断用出力とに制御信号により振り分けるよ
うにしたので、プリンタエンジン3への出力データのチ
ェック及び周辺素子の自己診断をサマリシート等を出力
せずに容易に行なえる。
【0039】図4はこの発明の他の実施例であるレーザ
プリンタの構成を示すブロック図であり、図2と同じ部
分には同一符号を付して説明を省略する。DMAコント
ローラ(DMAC)31は、外部デバイス(ROM,R
AM等)がCPU9を介さずに直接システムメモリと情
報の転送(以下「DMA」という)を行なえるように
し、システムの性能を向上させる機能を持つ。また、こ
れにはプログラム可能なものもあり、多様な動作モード
の自動設定も行なえる。
【0040】図5はDMAコントローラ31の構成例を
示すブロック回路図、図6はこの実施例による処理動作
を示すフローチャートであり、その各図を用いてこの実
施例の作用を説明する。なお、通常DMA動作が開始さ
れるまでには、図6のフローの5,6,7,8のステッ
プを要する(ここではブルーポイント社製のBP100
AというICを用いた場合)。図7乃至図9にそのIC
のDMA動作のタイミングチャートを示す。
【0041】この実施例では、あるフォントをフォント
ROM11からRAM12へDMAコントローラ31を
用いてダウンロードする場合において、そのDMAコン
トローラ31が通常のDMA動作と自己診断を行なう方
法について考える。いま、ソースデータの領域をフォン
トROM11(RAM12でもよい)のアドレスA1−
A2とし、ディストネーションデータの領域をRAM1
2のアドレスA1´−A2´とすると、この実施例の動
作は図6の各ステップ毎に以下のようになる。
【0042】まず、ステップ1でCPU9が制御回路3
2へDMAコントローラ31を起動させるための制御信
号を送り、ステップ2でタイミング制御回路33がセレ
クト信号を出力してソースアドレスレジスタ(SAR)
34を選択する。そして、CPU9がDMAコントロー
ラ31を介してソースデータの領域の先頭アドレスA1
をソースアドレスレジスタ34に書き込む。
【0043】また、ソースアドレスレジスタ(SAR)
35を選択し、ソースデータの領域の最後尾アドレスA
2をソースアドレスレジスタ35に書き込む。さらに、
タイミング制御回路33がセレクト信号を切り替え、C
PU9がディストネーションアドレスレジスタ(DA
R)36にディストネーションデータの領域の先頭アド
レスA1´を書き込む。この時、ディストネーション側
の最後尾アドレスは、ソース側でアドレスのカウント値
を設定すれば必然的に決まる。
【0044】次いで、ステップ3でCPU9がカウント
バリューレジスタ(CVR)37にソースデータの領域
に相当するアドレスのカウント値N(N=(A2−A
1)/M+1)をセットする。但し、Mはバイト,ハー
フワード(例えばRISK型プロセッサのAm2900
0で用いられ、16ビット転送となる),ワード(32
ビット)転送のいずれかによってその値が異なる。
【0045】例えばA1=0x1000000,A2=
0x100002Cであるような領域を持ち、ワード転
送であれば、 M=32ビット/8ビット=4となるから、 N=(0x100002C−0x1000000)/4
+1(1は先頭アドレスを含めた分) N=0x2C/4+1=12 となり、この値がカウントバリューレジスタ37にセッ
トされる。
【0046】ステップ4では、制御回路32からのモー
ド切替え信号により、タイミング制御回路33はDMA
コントローラ31のモードを自己診断モードあるいはD
MAモードのいずれかに切り替える。ここまでの初期設
定は、DMAコントローラ31のもつアイドルサイクル
(NEC製のDMAコントローラでμPD8237Aの
もつ動作サイクルの一つ)の中で行なっておく。
【0047】ステップ5では、タイミング制御回路33
がDMAリクエスト信号DMAREQの入力を持ち、そ
の信号DMAREQが入力されると、ステップ6で図示
しないバスリクエスト信号/BREQLを“L”にセッ
トしてステップ7へ進み、図示しないバスグラント信号
/BGNTLが“L”か否かを判断し、その信号/BG
NTLが“L”になると、ステップ8でバスグラントア
クノリッジ信号/BLACKLを“L”にセットし、ス
テップ9へ移行する。
【0048】ステップ9では、カウントバリューレジス
タ37の値をアドレスカウンタ(AC)38にロード
し、ステップ10でカウントアップによる1回目のDM
A動作を行ない、ステップ11でDMAモードか自己診
断モードかを判断し、自己診断モードならば、ステップ
12でフォントROM11及びRAM12へそれぞれデ
ータ読み出し制御信号(チップセレクト信号,出力イネ
ーブル信号等)を送出する。
【0049】それによって、ROM11及びRAM12
の各先頭アドレス(または任意に指定したアドレス)か
らデータを読み出し、その各データをステップ13で比
較器39が内部のソースデータレジスタ(SDR)39
a,ディストネーションデータレジスタ(DDR)39
bにそれぞれ格納し、その後ステップ14で比較器39
内の比較回路39cがその各レジスタ39a,39bの
各データの内容を比較する。
【0050】そして、各レジスタ39a,39bの各デ
ータの内容が一致しないと判断すると、エラー検知回路
39dがDMAリクエスト信号DMAREQ信号等を生
成する制御回路32へエラー信号を出力し、ステップ1
7では制御回路32がCPU9へエラーを示すインタラ
プト信号を送信してDMA動作及びそれに伴う自己診断
を中止し、ステップ18ではDMAの代わりにシステム
を停止させずにデータ転送を行なえるようにする。
【0051】このデータ転送手段としては、例えばCP
U9を介してデータを転送することがあげられ、多少時
間はかかるが比較的データ量が少ない場合は、むしろそ
のままデータ処理を継続させた方が良い場合もある。な
お、上記の比較器39によるデータ比較は、任意のアド
レスに対して部分的に行なっても、全ての領域に対して
行なってもよい。
【0052】ステップ14で各レジスタ39a,39b
のデータの内容が一致すると判断した場合には、ステッ
プ15でアドレスカウンタ38よりキャリーが発生した
否か、すなわちDMAが終了したか否かを判断するが、
最初はキャリーは発生しないので、制御回路32及びタ
イミング制御回路33によりアドレスカウンタ(AC)
38をカウントアップ(+1)させてDMAを続行さ
せ、ステップ12に戻る。 上述の動作を繰り返し、ア
ドレスカウンタ38からキャリーが発生した時にDMA
動作及び自己診断を終了する。
【0053】一方、タイミング制御回路33がDMA動
作のみを実行し自己診断を行なわないDMAモードを使
用する場合には、ステップ4でCPU9が制御回路32
から出力されるモード切替信号を通常のDMA動作用に
設定し、その後ステップ11まで上述と同様の動作が行
なわれ、ステップ11ではタイミング制御回路33がD
MAモードと判断するので、アドレスカウンタ38から
キャリーが発生するまでDMA動作のみを実行する。こ
の場合、データ読み出し制御信号は外部メモリであるフ
ォントROM11及びRAM12に送出しない。
【0054】このように、この実施例によれば、DMA
コントローラ31が、自己診断モードの時にはDMAを
行なったソースデータとディストネーションデータとを
比較して自己診断を行ない、DMAモードの時にはDM
A動作を行なうので、マイクロコンピュータ側の負担が
軽減され、しかもDMAコントローラの用途が拡張す
る。また、自己診断結果がエラーと判断された場合に
は、DMA動作を中止して他の手段によってデータ転送
を行なうので、システムの機能を中断させることなくデ
ータ転送が確実に行なえるというメリットが期待でき
る。
【0055】以上、この発明をレーザプリンタにおける
プリンタ制御装置(プリンタコントローラ)に適用した
実施例について説明したが、この発明はこれに限らず、
LEDプリンタ,液晶シャッタプリンタ等の他の光プリ
ンタには勿論、デジタル複写機のプリンタ部などの画像
形成装置で用いられるプリンタ制御装置に適用し得るも
のである。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、作成したビデオデータがエンジンに出力されるまで
に経由する周辺素子の自己診断及びその周辺素子からエ
ンジンに実際に出力されるビデオデータが正常か否かを
チェックできる。また、DMAコントローラがDMAの
自己診断を行なえるので、マイクロコンピュータの負担
を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の実施例の主要部を示すブロック回路図で
ある。
【図2】この発明の一実施例であるレーザプリンタの構
成を示すブロック図である。
【図3】図2のCPU9によるこの発明に係わる処理を
示すフロー図である。
【図4】この発明の他の実施例であるレーザプリンタの
構成を示すブロック図である。
【図5】図4のDMAコントローラ31の構成例を示す
ブロック回路図である。
【図6】図5の実施例による処理動作を示すフロー図で
ある。
【図7】BP100AのDMAコントローラにおけるD
MA要求タイミングに係わる動作を示すタイミング図で
ある。
【図8】同じくそのDMAコントローラにおけるDMA
時のリードタイミングに係わる動作を示すタイミング図
である。
【図9】同じくそのDMAコントローラにおけるDMA
解放タイミングに係わる動作を示すタイミング図であ
る。
【符号の説明】
1 レーザプリンタ 2 プリンタコ
ントローラ 3 プリンタエンジン 8 エンジンイ
ンタフェース 9 中央処理装置(CPU) 10 プログラ
ムROM 11 フォントROM 12 RAM 13 オプションRAM 15 ホスト 16 フォントカード 21 FIFO
回路 22 制御回路 23 ラッチ 24 シフタ 25,27 セ
レクタ 26 シリアル/パラレル変換器 28 発振器 29 分周器 31 DMAコ
ントローラ 32 制御回路 33 タイミン
制御回路 34,35ソースアドレスレジスタ(SAR) 36 ディストネーションアドレスレジスタ(DAR) 37 カウントバリューレジスタ(CVR) 38 アドレスカウンタ 39 比較器 39a ソースデータレジスタ(SDR) 39b ディストネーションデータレジスタ(DDR) 39c 比較回路 39d エラー
検知回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置から受信したデータに基づいて
    ビデオデータを作成し、そのビデオデータをシリアルデ
    ータに変換してエンジンに出力するプリンタ制御装置に
    おいて、 前記シリアルデータをパラレルデータに変換してビデオ
    データのチェック及び周辺素子の自己診断を行なう手段
    と、前記シリアルデータを通常のビデオデータの出力と
    ビデオデータのチェック及び周辺素子の自己診断用出力
    とに制御信号により振り分ける手段とを設けたことを特
    徴とするプリンタ制御装置。
  2. 【請求項2】 メモリ間で直接データ転送を行なうダイ
    レクトメモリアクセスの制御をするDAMコントローラ
    を備えたプリンタ制御装置において、 前記DMAコントローラが、ダイレクトメモリアクセス
    を行なったソースデータとディストネーションデータと
    を比較する自己診断手段を有し、前記ダイレクトメモリ
    アクセスと自己診断とを選択的に実行するようにしたこ
    とを特徴とするプリンタ制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のプリンタ制御装置におい
    て、自己診断手段による自己診断結果がエラーと判断さ
    れた場合には、ダイレクトメモリアクセス動作を中止し
    て他の手段によってデータ転送を行なうようにしたこと
    を特徴とするプリンタ制御装置。
JP26414191A 1991-10-11 1991-10-11 プリンタ制御装置 Pending JPH05108546A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7359082B2 (en) * 2003-10-20 2008-04-15 Marvell International Technology Ltd. Independent video hardware blocks to support laser printers
JP2013148956A (ja) * 2012-01-17 2013-08-01 Toyota Motor Corp 情報処理装置およびdmaコントローラの動作確認方法
JP2015212969A (ja) * 2015-07-09 2015-11-26 トヨタ自動車株式会社 情報処理装置およびdmaコントローラの動作確認方法

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