JP2000047976A - プリンタ制御装置 - Google Patents

プリンタ制御装置

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JP2000047976A
JP2000047976A JP10210962A JP21096298A JP2000047976A JP 2000047976 A JP2000047976 A JP 2000047976A JP 10210962 A JP10210962 A JP 10210962A JP 21096298 A JP21096298 A JP 21096298A JP 2000047976 A JP2000047976 A JP 2000047976A
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image
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JP10210962A
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English (en)
Inventor
Tokutaro Fukushima
徳太郎 福嶋
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速なカラーレーザプリンタやデジタルカラ
ー複写機等のカラー画像形成装置に使用可能なプリンタ
制御装置(プリンタコントローラ)を提供する。 【解決手段】 プリンタコントローラ30のCPU4
は、ホストコンピュータ1からの画像データをRAM6
上にイメージ展開し、ビデオDMAコントローラ(VD
MAC)11〜14に動作開始を指示する。それによ
り、VDMAC11〜14はアービタ15にリクエスト
信号を出力し、それを受けたアービタ15はどのVDM
ACにバスの使用を許可するか決め、それを許可したV
DMACに応答信号を出力し、RAM6上の対応する画
像データをエンジンI/F8に出力させた後、他のVD
MACに応答信号を出し、以後上述と同様の動作を繰り
返す。エンジンI/F8は、各VDMAC11〜14か
らの画像データを色毎にプリンタエンジン10に出力し
て印刷を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ホストコンピュ
ータ上にて作成された画像データをイメージ展開してレ
ーザビームプリンタ等のプリンタエンジンへ送って印刷
を実行させるプリンタ制御装置(一般に「プリンタコン
トローラ」と称する)に関し、特にイメージに展開した
画像データをプリンタエンジンへ送る際のビデオDMA
処理を効率的に処理するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプリンタコントローラにおいて、
ビデオDMAコントローラを用いてデジタル複写機に画
像データを送る技術として、例えば特開平7−1526
81号公報に見られるものがある。そこで、その技術の
説明を図7〜図19を参照して行なう。
【0003】図7は、従来のプリンタコントローラを用
いたプリンタシステムの構成例を示すブロック図であ
る。このプリンタシステムは、ホストコンピュータ1と
プリンタコントローラ2とプリンタエンジン10とによ
って構成されており、プリンタコントローラ2とプリン
タエンジン10とが一体となってプリンタを構成してい
るが、それ以外のものも含む。
【0004】プリンタコントローラ2は、ホストインタ
フェース(以下「インタフェース」を「I/F」と略称
する)3,中央処理装置であるCPU4,プログラムメ
モリであるROM5,およびデータメモリであるRAM
6がシステムバス9によって相互に接続され、マイクロ
コンピュータを構成している。さらに、そのシステムバ
ス9に接続されたビデオDMAコントローラ(VDMA
C)7及びエンジンI/F8を備えている。
【0005】そして、ホストI/F3にホストコンピュ
ータ1が接続され、エンジンI/F8にプリンタエンジ
ン10が接続される。このプリンタシステムにおいて、
ホストコンピュータ1により使用者は印刷したい画像デ
ータを作成し、印刷を行なうプリンタを指定して、作成
した画像データの印刷命令を出す。
【0006】印刷命令が出されると、ホストコンピュー
タ1では、接続されたプリンタに合うプリンタドライバ
1aと呼ばれるソウトウェアにより、プリンタコントロ
ーラ2側にて解釈が可能な命令コードの体系に画像デー
タを変換し、その変換した画像データを接続先のプリン
タのホストI/F3に出力する。
【0007】プリンタコントローラ2では、ホストI/
F3にて印刷する画像データの受信が開始されると、そ
の画像データをCPU4がROM5に書き込まれている
コード情報(プログラム)に従ってRAM6上にイメー
ジ描画して展開する。プリンタコントローラ2で画像デ
ータを描画して展開する方式としては、1ページの印刷
イメージをそのまま記憶するフルビットマップ方式と、
印刷イメージをバンドに区切るパーシャルビットマップ
方式とがある。
【0008】例えば、図8に示すような画像をRAM6
に記憶する際には、フルビットマップ方式の場合、図9
に示すアドレスマップのように、描画開始アドレスから
描画終了アドレスまで、1ページ分のイメージデータを
そのまま記憶させる。但し、実際のアドレスマップは1
バイトずつのコードデータとなっており、画像の先頭番
地からシリアルに画像データが並ぶ構成となっている。
【0009】また、パーシャルビットマップ方式の場合
には、印刷する画像を図10に示すように副走査方向に
同じ幅のバンドに区切り(この例では8バンドに区切っ
ているがバンド数はいくつでもよい)、そのバンド毎に
図11に示すようにRAM6のワークRAM上のバンド
が入りきる空いている領域をそのバンドに割り当てて画
像の描画を行なう。
【0010】このように、パーシャルビットマップ方式
を用いることにより、ワークRAM上に必ずしも1ペー
ジ分の連続した空き領域を確保できなくても、イメージ
展開が行なえることになる。次に、CPU4にてRAM
6へのイメージ展開を行なった後、プリンタエンジン1
0に印刷起動命令を出して印刷を開始すると共に、イメ
ージ展開した画像データをエンジンI/F8経由でプリ
ンタエンジン10に出力して印刷を実行させる。
【0011】ただし、通常、プリンタエンジン10に画
像データを出力する(ビデオ出力)場合には、膨大な量
のデータを短期間で転送しなければならないため、ビデ
オDMAコントローラ7にてDMA処理を行なって高速
化を図っている。また、パーシャルビットマップ方式の
場合には、ビデオDMAコントローラ7に印刷を行なう
バンドのDMAの開始アドレスと転送回数を指定して、
設定した転送回数分のDMA動作を行なう。
【0012】さらに、ビデオDMAコントローラ7は、
DMA転送が終了するとCPU4にビデオDMA終了の
インタラプトを発行して終了を知らせる。するとCPU
4は、次に続くバンドのDMAパラメータを再びビデオ
DMAコントローラ7に設定し、ビデオDMAコントロ
ーラ7が同様なビデオDMA動作を行なうことを繰り返
すことにより、プリンタエンジン10への画像データの
出力を完了する。
【0013】一方、カラープリンタエンジンやデジタル
カラー複写機エンジンでは、印刷がモノクロのプリンタ
エンジン,デジタル複写機エンジンに比較して、作像,
現像,転写等の電子写真プロセスがC(シアン)M(マ
ゼンタ)Y(イエロー)K(ブラック)の4色分必要な
ため、4倍の時間を費やす必要があり、高速印刷を実現
するためには、例えば図12に示すように、4色分の感
光体51〜54をシリアルに並べて、給紙トレイから印
刷用紙55を連続的に給紙する必要がある。
【0014】また、カラーインクジェットプリンタ(以
下単に「インクジェットプリンタ」ともいう)では、例
えば図13に示すような印字ヘッド60を備え、その印
字ヘッド60が主走査方向に移動している間にCMYK
の各ノズル列61〜64に配列されている噴射ノズルが
インクを噴射させることにより印刷を行なっている。
【0015】カラーインクジェットプリンタでは、解像
度を向上させるために、各ノズルを小さくしてノズル間
のピッチを狭くする必要があるが、微小化技術には限界
があるため、例えば図14に示すように、印字ヘッド7
0の4色のノズル列71〜74を副走査方向にずらして
配置させ、印字ヘッド70を大きくし、ヘッド自体を動
かして印刷し、解像度を向上させる方式のインクジェッ
トエンジンも考案されている。
【0016】ビデオDMAコントローラにより、プリン
タエンジンに画像データを高速に出力する技術として
は、例えば特開平7−152681公報に記載されてい
るように、CPUバスのアドレスサイクルを1サイクル
のみにして、データサイクルを連続して行なうバースト
処理によりメモリの読み出し,書き込みに関わるサイク
ルのオーバヘッドをなくして実現しているものがある。
【0017】このような処理・操作を行なうことによ
り、使用者が作成した画像データをビデオDMAコント
ローラを用いてプリンタエンジンへ高速に出力して印刷
を行なわせることができる。さらに、メモリ管理をパー
シャルビットマップ方式にすることにより、画像データ
を副走査方向の複数のバンドに区切って印刷を行なうこ
とも可能となる。
【0018】カラープリンタコントローラで使用される
ビデオDMAコントローラとプリンタエンジンとの間の
画像データバスは、例えば図15に示すような構成にな
っており、ビデオDMAコントローラ81がRAMから
読み出した画像データをCMYKの各画像データに分離
してプリンタエンジン82に出力する。そのプリンタエ
ンジン82がスキャナ機能を備えている場合、画像デー
タバスは双方向になり、プリンタエンジン82はスキャ
ン動作によって読み取ったRGBの各画像データをビデ
オDMAコントローラ81に出力することとなる。
【0019】その際、プリンタエンジン82は、通常、
RBGの各画像データを1回のスキャン動作にてまとめ
て出力できるが、ビデオDMAコントローラ81は1つ
のため、プリンタエンジン82からまとめて送られてく
るRBGの各画像データをそのままRAMに書き込む
(パックドピクセル方式による書き込み)ことになり、
図16に示すようなアドレスマップ(メモリマップ)に
なってしまう。
【0020】しかし、RAM上の画像データをホストコ
ンピュータに取り込む際には、RGBの各色プレーン毎
に画像データを送出する必要があるため、パックドピク
セル方式であると、膨大なビット操作を行なわなくては
ならず、処理に時間がかかってしまうため、プリンタエ
ンジン82に3回のスキャン動作を行なわせることによ
り、プリンタエンジン82から順次送られてくるRBG
の各画像データをRAMに書き込み(パックドプレーン
方式による書き込み)、図17に示すようなアドレスマ
ップになるようにしている。
【0021】コントロール信号線には、プリンタエンジ
ン82との通信信号線や、主走査方向,副走査方向の同
期信号線があり、それらを利用して画像データの転送
(ビデオ転送)制御を行なっている。このような処理・
制御を行なうことにより、ビデオDMAコントローラ8
1をスキャナコントローラとしても動作可能な構成とさ
せている。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】近年のレーザプリンタ
エンジンの発達に伴い、高速で高解像度の画像を扱うマ
シンが増え、更にカラーのレーザプリンタも開発されて
いる現状から、プリンタコントローラには大容量のRA
Mが必要となってきている。それに伴い、圧縮技術を用
いてより少ないRAMでプリンタコントローラを構成す
る必要や、プリンタコントローラにて高速なCPU、お
よび高速なビデオ転送が可能なDMAコントローラを持
つ必要が出てきた。
【0023】また、インクジェットプリンタでは、印刷
プロセス上4色の同時データ出力を行なわなくてはなら
ないため、1色単位で管理しているレーザプリンタコン
トローラでは制御が複雑になってしまい、結果としてホ
ストコンピュータ側にて画像データをイメージ展開した
後、そのイメージ展開した画像データをインクジェット
プリンタに転送していた。
【0024】しかしながら、上述した従来のプリンタコ
ントローラにおいては、高速化に限界があり、カラープ
リントにして400DPIで毎分3枚程度の出力が限界
となってきており、600DPI,1200DPIでの
カラー印刷や、1画素当たり4bitや8bitの表現
が可能なプリンタエンジンではビデオ転送が間に合わな
くなり、印刷不可能となっていた。
【0025】また、インクジェットプリンタにプリンタ
コントローラを使用できないという不具合だけでなく、
インクジェットプリンタへの出力はホストコンピュータ
からのイメージ転送となり、印刷時間が膨大にかかって
しまうという不具合もある。さらに、それに伴い、ホス
トコンピュータからのイメージ転送は必ずしも一定の出
力速度を得られるわけではないため、副走査方向への給
紙をストップさせるような機構を必ず設けなくてはなら
なくなり、コストが上昇し、またインクジェットプリン
タエンジン自体の高速化にも限界があるという不具合も
あった。
【0026】さらにまた、メモリ管理方式も図18に示
すようなアドレスマップとなるパックドピクセル方式に
限られてしまうため、図19に示すようなアドレスマッ
プとなるパックドプレーン方式を用いることは不可能と
なり、処理が複雑になるだけでなく、一般的にモノクロ
のプリンタコントローラに採用されているメモリ管理方
式と異なることにより、プリンタコントローラのシステ
ムソフトウェアを共通に使用できなくなり、開発工数が
膨大となった結果としてコストが高くなってしまうとい
う不具合もあった。
【0027】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、高速なカラーレーザプリンタや、デジタルカラ
ー複写機,カラーインクジェットプリンタ等の各種のカ
ラー画像形成装置に使用可能なプリンタ制御装置(プリ
ンタコントローラ)を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明は、ホストコン
ピュータ上にて作成された画像データを展開してプリン
タエンジンに送り、印刷を実行させるプリンタ制御装置
において、上記の目的を達成するため、次の各手段を設
けたことを特徴とする。
【0029】請求項1の発明は、ホストコンピュータか
ら送られてくる画像データをプリンタエンジンにて印刷
が可能なようにイメージ展開する展開処理手段と、該手
段にてイメージ展開した画像データを一時的に記憶する
画像記憶手段と、展開処理手段の印刷実行命令に従っ
て、画像記憶手段に記憶されている画像データをプリン
タエンジンにDMA動作を行なって出力する複数のビデ
オDMAコントローラと、その複数のビデオDMAコン
トローラでDMA動作を行なう際に、どのビデオDMA
コントローラが画像記憶手段のバスを使用するかバスの
調停を行なうアービトレーション手段とを設けたもので
ある。
【0030】このように、プリンタ制御装置を複数のビ
デオDMAコントローラを用いて構成することにより、
このプリンタ制御装置を高速なカラーレーザプリンタや
デジタルカラー複写機,カラーインクジェットプリンタ
等の各種のカラー画像形成装置に使用することができ
る。また、カラーインクジェットプリンタのエンジンの
副走査方向への給紙をストップさせる機構を設けなくて
もよくなるため、カラーインクジェットプリンタの機能
を向上させ、高速化することができる。
【0031】請求項2の発明は、ホストコンピュータか
ら送られてくる画像データをプリンタエンジンにて印刷
が可能なように複数の色成分に分割して管理してイメー
ジ展開する展開処理手段と、該手段にてイメージ展開し
た画像データを複数に分割して処理した色成分毎に一時
的に記憶する画像記憶手段と、展開処理手段の印刷実行
命令に従って、画像記憶手段に記憶されている画像デー
タをプリンタエンジンにDMA動作を行なって出力する
複数のビデオDMAコントローラと、その複数のビデオ
DMAコントローラでDMA動作を行なう際に、どのビ
デオDMAコントローラが画像記憶手段のバスを使用す
るかバスの調停を行なうアービトレーション手段とを設
けたものである。
【0032】このように構成すれば、メモリ管理方式と
してパックドプレーン方式を用いて画像データを処理で
きるため、プリンタ制御装置のシステムソフトを簡素化
させ、更にモノクロプリンタのプリンタ制御装置に使用
されているシステムソフトと共通化が図れることによ
り、コストを低減させることが可能になる。
【0033】請求項3の発明は、ホストコンピュータか
ら送られてくる画像データをプリンタエンジンにて印刷
が可能なようにイメージ展開する展開処理手段と、該手
段にてイメージ展開した画像データを一時的に記憶する
画像記憶手段と、展開処理手段の印刷実行命令に従っ
て、画像記憶手段に記憶されている画像データをプリン
タエンジンにDMA動作を行なって出力する第1のビデ
オDMAコントローラと、その第1のビデオDMAコン
トローラとは独立に、画像記憶手段に記憶されている画
像データをプリンタエンジンにDMA動作を行なって出
力する第2のビデオDMAコントローラと、第1又は第
2のビデオDMAコントローラでDMA動作を行なう際
に、どのビデオDMAコントローラが画像記憶手段のバ
スを使用するかバスの調停を行なうアービトレーション
手段とを設けたものである。
【0034】このように構成すれば、複数のビデオDM
Aコントローラを互いに独立して動作させることができ
るため、複数の感光体によって印刷を行なう場合に色間
の時間的なずれを吸収することができ、また印字ヘッド
が色毎にずれているカラーインクジェットプリンタのエ
ンジンにも対応できるため、より機能を向上させること
が可能になる。
【0035】請求項4の発明は、ホストコンピュータか
ら送られてくる画像データをプリンタエンジンにて印刷
が可能なようにイメージ展開し、そのイメージに展開し
た画像データに対して圧縮処理を施す展開処理手段と、
該手段にて圧縮された画像データを一時的に記憶する画
像記憶手段と、展開処理手段の印刷実行命令に従って、
画像記憶手段に記憶されている画像データに対して伸張
処理を施し、プリンタエンジンにDMA動作を行なって
出力する複数のビデオDMAコントローラと、その複数
のビデオDMAコントローラでDMA動作を行なう際
に、どのビデオDMAコントローラが前記画像記憶手段
のバスを使用するかバスの調停を行なうアービトレーシ
ョン手段とを設けたものである。
【0036】このように構成すれば、イメージに展開し
た画像データを圧縮して画像記憶手段に記憶し、その画
像データを複数のビデオDMAコントローラによるDM
A動作によってプリンタエンジヘ出力する際に伸張でき
るため、画像記憶手段の記憶領域を効率よく利用でき、
画像記憶手段の容量を少なくして低コスト化させること
が可能になる。
【0037】請求項5の発明は、ホストコンピュータか
ら送られてくる画像データをプリンタエンジンにて印刷
が可能なようにイメージ展開する展開処理手段と、該手
段にてイメージ展開した画像データを一時的に記憶する
画像記憶手段と、展開処理手段の印刷実行命令に従っ
て、画像記憶手段に記憶されている画像データをプリン
タエンジンにDMA動作を行なって出力する複数のビデ
オDMAコントローラと、その複数のビデオDMAコン
トローラでDMA動作を行なう際に、プリンタエンジン
へ出力した画像データのデータ量に基づいて、どのビデ
オDMAコントローラが画像記憶手段のバスを使用する
か優先順位を動的に切り替えながらバスの調停を行なう
アービトレーション手段とを設けたものである。
【0038】このように構成すれば、複数のビデオDM
AコントローラでDMA動作を行なっている際に、バス
のアービトレーション(調停)をダイナミック(動的)
にプライオリティ(優先順位)を変動させて行なえるた
め、圧縮伸張スピード等の処理スピードにより異なるプ
リンタエンジンへのデータ転送量を調節することができ
る。したがって、ビデオアンダランを防止することがで
き、印刷画像の品質を向上させることができる。
【0039】請求項6の発明は、ホストコンピュータか
ら送られてくる画像データをプリンタエンジンにて印刷
が可能なようにイメージ展開する展開処理手段と、該手
段にてイメージ展開した画像データを一時的に記憶する
画像記憶手段と、展開処理手段の印刷実行命令に従っ
て、画像記憶手段に記憶されている画像データをプリン
タエンジンにDMA動作を行なって出力する複数のビデ
オDMAコントローラと、その複数のビデオDMAコン
トローラでDMA動作を行なう際に、画像記憶手段から
読み出した画像データを一時的に蓄えるバッファと、複
数のビデオDMAコントローラでDMA動作を行なう際
に、どのビデオDMAコントローラが画像記憶手段のバ
スを使用するかバスの調停を行なうアービトレーション
手段とを設けたものである。
【0040】このように構成すれば、複数のビデオDM
AコントローラがDMA動作を行なう際にバッファを使
用することにより、画像記憶手段に記憶されている画像
データをバースト処理によって読み出すことが可能にな
るため、画像記憶手段のアドレスサイクルがなくなり、
オーバヘッド時間がなくなることにより、DMA動作
(ビデオDMA処理)に関わる時間を短縮することが可
能になる。
【0041】請求項7の発明は、ホストコンピュータか
ら送られてくる画像データをプリンタエンジンにて印刷
が可能なようにイメージ展開する展開処理手段と、該手
段にてイメージ展開した画像データを一時的に記憶する
画像記憶手段と、展開処理手段の印刷実行命令に従っ
て、画像記憶手段に記憶されている画像データのプリン
タエンジンへの出力あるいは画像記憶手段への画像デー
タの入力をDMA動作によって行なうビデオDMAコン
トローラと、その複数のビデオDMAコントローラでD
MA動作を行なう際に、どのビデオDMAコントローラ
が画像記憶手段のバスを使用するかバスの調停を行なう
アービトレーション手段とを設けたものである。
【0042】このように構成すれば、複数のビデオDM
Aコントローラを双方向に動作させることができるた
め、プリンタエンジンがスキャナ機能を備えている場合
には、そのスキャナ機能を利用する際にプリンタ制御装
置をスキャナモードにし、スキャナコントローラとして
使用することもできる。また、スキャナ機能を利用する
場合、1回のスキャン動作(画像読み取り動作)のみで
画像記憶手段に画像データを入力することができるた
め、機能が向上し、スキャン動作を高速化することが可
能になる。
【0043】請求項8の発明は、請求項7のプリンタ制
御装置において、複数のビデオDMAコントローラにそ
れぞれ、画像記憶手段に対する画像データの入力と出力
を独立に切り替える手段を備えたものである。それによ
って、プリンタモードとスキャナモードの切り替えを独
立して行なえ、プリント動作とスキャン動作とを並行し
て行なうことも可能になるため、より機能が向上する。
【0044】請求項9の発明は、ホストコンピュータか
ら送られてくる画像データを副走査方向の複数のバンド
に区切り、印刷する画像データが存在しないバンドは空
白のバンドとして扱い、印刷する画像データが存在する
バンドのみをプリンタエンジンにて印刷が可能なように
イメージ展開する展開処理手段と、該手段にてイメージ
展開した画像データを一時的に記憶する画像記憶手段
と、展開処理手段の印刷実行命令に従って、画像記憶手
段に記憶されている画像データをプリンタエンジンにD
MA動作を行なって出力すると共に、空白のバンドにつ
いては、強制的に白データを発生して出力する複数のビ
デオDMAコントローラと、その複数のビデオDMAコ
ントローラでDMA動作を行なう際に、どのビデオDM
Aコントローラが画像記憶手段のバスを使用するかバス
の調停を行なうアービトレーション手段とを設けたもの
である。
【0045】このように構成することにより、印刷する
画像データが存在しないバンドを空白のバンドとして扱
い、対応するビデオDMAコントローラによって強制的
に白データを発生して出力できるため、画像記憶手段の
容量を節約してコストを低減させることが可能になる。
また、空白のバンドを処理する際にはバスへのアクセス
を行なう必要がなくなり、次ページの印刷のためのイメ
ージ展開を早く開始できるため、印刷処理を高速化する
ことが可能になる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。まず、この発明の第1の
実施形態について説明する。図1は、この発明の第1の
実施形態のプリンタ制御装置であるプリンタコントロー
ラを用いたプリンタシステムの構成例を示すブロック図
であり、図7と対応する部分には同一符号を付してい
る。
【0047】このプリンタシステムは、ホストコンピュ
ータ1とプリンタコントローラ30とプリンタエンジン
10とによって構成されており、プリンタコントローラ
30とプリンタエンジン10とが一体となってプリンタ
を構成しているが、それ以外のものも含む。
【0048】プリンタコントローラ30は、ホストI/
F3,中央処理装置であるCPU4,プログラムメモリ
であるROM5,およびデータメモリであるRAM(画
像記憶手段)6がシステムバス9によって相互に接続さ
れ、マイクロコンピュータを構成している。
【0049】さらに、システムバス9に接続された第1
のビデオDMAコントローラ(VDMAC)11,第2
のビデオDMAコントローラ12,第3のビデオDMA
コントローラ13,第4のビデオDMAコントローラ1
4,アービタ(アービトレーション手段)15と、その
各ビデオDMAコントローラ11〜14に接続されたエ
ンジンI/F8とを備えている。そして、ホストI/F
3にホストコンピュータ1が接続され、エンジンI/F
8にプリンタエンジン10が接続される。
【0050】このプリンタシステムにおいて、使用者
は、ホストコンピュータ1上でアプリケーションソフト
ウェアを利用して、印刷を行ないたい画像データを作成
する。この時、使用者によって作成される画像データ
は、複数ページに渡っているものやカラーデータとして
作成されるもの等、各種の画像データが存在する。そし
て、画像データの作成が完了した時点で、使用者はホス
トコンピュータ1に接続されて印刷が可能なプリンタの
うち、印刷を行ないたいプリンタを選択して、印刷命令
(印刷実行命令)を発行する。
【0051】その際の使用者からの印刷命令には、印刷
部数の指定、カラーかモノクロかの指定、拡大あるいは
縮小率の指定、用紙のサイズ指定、また、1枚の用紙に
複数のページをまとめて印刷する集約印刷を行なうか否
かの指定など、各種の印刷モードが指定される。
【0052】使用者により印刷命令が発行されると、使
用者から指定された各種モードを満足するように、ホス
トコンピュータ1の内部に記憶されているプリンタドラ
イバ1aと呼ばれるソフトウェアによって、接続されて
いるプリンタコントローラ30が解読できるコードに変
換して、その変換した画像データ(コード情報)をプリ
ンタコントローラ30に出力する。
【0053】プリンタコントローラ30では、ネットワ
ークや各種インタフェースで構成されるホストI/F3
によって、ホストコンピュータ1からの画像データの受
信が始まると、CPU4に対してインタラプトを発生さ
せて印刷命令が発行されたことを知らせ、受信した画像
データをRAM6にバッファリングして一時的に記憶さ
せる。
【0054】CPU4は、受信してバッファリングした
画像データをプリンタエンジン10にて印刷が可能なよ
うにRAM6にイメージ展開し、コード情報として受信
した画像データをビットマップ情報(イメージデータ)
に変換して記憶していく。その際、CPU4は、RAM
6のイメージ展開する部分は仮想的に副走査方向の複数
のバンドに区切ってイメージ展開していく。イメージ展
開された画像データは、バンド単位でRAM6に記憶さ
れる。
【0055】その際、RAM6のメモリ管理により、例
えば図2に示すように画像データをバンド毎にRAM6
の空いた領域にイメージ展開していくが、色成分毎にま
とまる必要はない。このRAM6へのイメージ展開と同
時に、必要に応じてRAM6に記憶された画像データ
(イメージデータ)に対して圧縮(高能率符号化)処理
を施すこともできる。画像データの圧縮技術について
は、公知技術を利用すればよいので、その説明は省略す
る。
【0056】ただし、プリンタコントローラ30は必ず
しも圧縮処理が行なえなくてもよい。また、圧縮処理が
可能な環境であっても、RAM6の容量が多くて充分記
憶できる場合などは、圧縮処理を行なわずにイメージデ
ータのまま記憶させておく場合もあり、その方が圧縮・
伸張処理を行なわない分だけ処理速度が早くなる。ま
た、圧縮処理を行なう場合は、専用の圧縮器を用いて行
なう場合とCPU4によって行なう場合とがある。
【0057】上述したような処理を繰り返し行なうこと
により、CPU4によって受信された画像データのう
ち、1ページ分のイメージ展開が完了すると、CPU4
はプリンタエンジン(カラープリンタエンジン)10の
状態を検知し、レディ状態であった場合には、そのプリ
ンタエンジン10に印刷起動命令を出し、印刷動作を実
行させる。
【0058】プリンタエンジン10に印刷を実行させる
際には、第1のビデオDMAコントローラ11,第2の
ビデオDMAコントローラ12,第3のビデオコントロ
ーラDMAコントローラ13,第4のビデオDMAコン
トローラ14にそれぞれ、印刷する画像データが記憶さ
れているRAM6のスタートアドレスや、DMA処理
(DMA動作)を行なうバイト数,主走査方向のドット
数などの各ビデオパラメータを設定し、DMA動作(R
AM6に直接アクセスしてイメージ展開した画像データ
を高速にプリンタエンジン10に出力させる動作)を開
始させる。
【0059】複数のビデオDMAコントローラ11〜1
4はそれぞれ、互いに独立してDMA動作を行ない、画
像データをRAM6から読み出す際には、アービタ15
にリクエスト信号(DREQ)を出力する。アービタ1
5は、どのビデオDMAコントローラがRAM6のバス
を使用するかバスの調停を行なう。
【0060】すなわち、複数のビデオDMAコントロー
ラ11〜14のうち、どのビデオDMAコントローラに
画像データの読み出し(バスの使用)を許可するか決定
し、読み出しを許可したビデオDMAコントローラに応
答信号(DACK)を出力する。
【0061】アービタ15により読み出しを許可され、
応答信号を受けたビデオDMAコントローラは、RAM
6に記憶されている画像データを設定されたアドレスか
ら読み出し、その読み出した画像データが圧縮されてい
ない場合は、それをエンジンI/F8に出力する。
【0062】また、RAM6から読み出した画像データ
が圧縮されている場合には、その画像データに対して伸
張処理を施し、伸張した画像データをエンジンI/F8
に出力する。アービタ15により読み出しを許可された
ビデオDMAコントローラの読み出しが終了した時点
で、アービタ15はその他のビデオDMAコントローラ
に応答信号を出す。
【0063】その応答信号を受け取ったビデオDMAコ
ントローラは、最初に応答信号を受け取ったビデオDM
Aコントローラと同様に、RAM6から画像データを読
み出し、必要に応じて伸張処理を施し、エンジンI/F
8に出力する。エンジンI/F8は、各ビデオDMAコ
ントローラ11〜14からそれぞれ送られてくる画像デ
ータを色毎にパラレルにプリンタエンジン10に出力し
て印刷を実行させる。
【0064】なお、圧縮処理が施された画像データに対
しては、必ずしも4色分のビデオDMAコントローラ1
1〜14が順番でDMA処理を施さずに、圧縮効率(デ
ータ量)によっては同じビデオDMAコントローラが連
続でDMA処理を行なうこともできる。そうする場合
は、アービタ15はエンジンI/F8に出力する画像デ
ータの余裕がない色のビデオDMAコントローラを優先
して、応答信号を出すことになる。
【0065】また、CPU4の処理を優先する必要があ
る場合には、各ビデオDMAコントローラ11〜14か
らリクエスト信号が出力されている状態であっても、C
PU4にバスを許可する場合もある。このようにすれ
ば、ビデオ(プリンタエンジン10への画像データ)出
力時のアンダランエラーがなくなり、印刷画像の品質を
安定させることが可能となり、更にホストコンピュータ
1との通信も滞りなく行なえ、プリンタエラーも発生せ
ずに印刷動作を行なえることになる。
【0066】さらにまた、接続されるプリンタエンジン
10がデジタル複写機のようにスキャナとしての動作も
可能な場合には、各ビデオDMAコントローラ11〜1
4をそれぞれ、RAM6に記憶されている画像データを
プリンタエンジン10へ出力する動作(プリンタモード
によるDMA動作)だけでなく、プリンタエンジン10
からの画像データをRAM6に入力(書き込み)する動
作(スキャナモードによるDMA動作)も可能にし、プ
リンタコントローラ30をスキャナコントローラとして
動作可能にすることもできる。
【0067】また、ビデオDMAコントローラ11〜1
4はそれぞれ独立に動作可能であるため、上述の動作が
可能であれば、あるビデオDMAコントローラがプリン
タモードによるDMA動作を行なっていても、その他の
ビデオDMAコントローラがスキャナモードによるDM
A動作を行なうことが可能となる。
【0068】なお、ROM5には、CPU4を動作させ
るためのプログラムコードや、テキスト画像のイメージ
展開に使用するフォント情報等が記憶されている。ま
た、この発明における展開処理手段(圧縮手段等を含
む)などの機能は、CPU4がROM5に書き込まれた
プログムコードに従って動作することによって実現され
る。
【0069】次に、この発明の第2の実施形態について
説明する。図3は、この発明の第2の実施形態のプリン
タ制御装置であるプリンタコントローラを用いたプリン
タシステムの構成例を示すブロック図であり、図1と対
応する部分には同一符号を付している。
【0070】この第2の実施形態のプリンタコントロー
ラ40において、前述した図1に示した第1の実施形態
のプリンタコントローラ30と相違する点は、システム
バス9と各ビデオDMAコントローラ11,12,1
3,14との間にそれぞれ、バッファ16,17,1
8,19を設けた点である。
【0071】このプリンタコンタローラ40では、各ビ
デオDMAコントローラ11,12,13,14がそれ
ぞれ、RAM6に記憶されている画像データをバースト
処理により読み出してバッファ16,17,18,19
にそれぞれ一旦蓄えてから取り込む。つまり、アービタ
15により順次読み出しを許可されたビデオコントロー
ラが、RAM6に記憶されている画像データを設定され
たアドレスから読み出して対応するバッファに蓄えなが
ら、複数バイト分まとめて読み込む。
【0072】例えば、システムバス9のサイズが4バイ
ト(32ビット)の場合には、128バイト(1Kビッ
ト)程度の画像データをバースト処理によって読み込
む。このとき、バッファに蓄えた画像データに対して、
必要に応じて(その画像データが圧縮されていれば)伸
張処理を施して圧縮前のイメージデータに戻す。バース
ト処理により読み込んだ画像データは、エンジンI/F
8に出力する。よって、印刷処理をより高速化すること
ができる。
【0073】次に、この発明の第3の実施形態について
説明する。図4は、この発明の第1の実施形態のプリン
タ制御装置であるプリンタコントローラを用いたプリン
タシステムの構成例を示すブロック図であり、図1及び
図3と対応する部分には同一符号を付している。
【0074】この第3の実施形態のプリンタコントロー
ラ50において、前述した図1に示した第1の実施形態
のプリンタコントローラ30と相違する点は、第1のビ
デオDMAコントローラ11,第2のビデオDMAコン
トローラ12,第3のビデオDMAコントローラ13,
第4のビデオDMAコントローラ14に代えて、バッフ
ァ21aを有するC(シアン)のビデオDMAコントロ
ーラ11,バッファ22aを有するM(マゼンダ)のビ
デオDMAコントローラ22,バッファ23aを有する
Y(イエロー)のビデオDMAコントローラ23,バッ
ファ24aを有するK(ブラック)のビデオDMAコン
トローラ24を備えた点である。
【0075】このプリンタコントローラ50を用いたプ
リンタシステムにおいて、使用者は、ホストコンピュー
タ1上でアプリケーションソフトウェアを利用して、印
刷を行ないたい画像データを作成する。この時、使用者
によって作成される画像データは、複数ページに渡って
いるものやカラーデータとして作成されるもの等、各種
の画像データが存在する。
【0076】そして、画像データの作成が完了した時点
で、使用者はホストコンピュータ1に接続されて印刷が
可能なプリンタのうち、印刷を行ないたいプリンタを選
択して、印刷命令を発行する。その際の使用者からの印
刷命令には、印刷部数の指定、カラーかモノクロかの指
定、拡大あるいは縮小率の指定、用紙のサイズ指定、ま
た、1枚の用紙に複数のページをまとめて印刷する集約
印刷を行なうか否かの指定など、各種の印刷モードが指
定される。
【0077】使用者により印刷命令が発行されると、使
用者から指定された各種モードを満足するように、ホス
トコンピュータ1の内部に記憶されているプリンタドラ
イバ1aと呼ばれるソフトウェアによって、接続されて
いるプリンタコントローラ50が解読できるコードに変
換して、その変換した画像データ(コード情報)をプリ
ンタコントローラ50に出力する。
【0078】その際、例えば図10に示したように、画
像データを副走査方向の複数のバンドに区切って管理す
る。このとき、図10のバンド2のように印刷する画像
データが存在しないバンドについては、空白であること
を知らせる情報だけプリンタコントローラ50に出力す
るものとする。
【0079】プリンタコントローラ50では、ネットワ
ークや各種インタフェースで構成されるホストI/F3
によって、ホストコンピュータ1からの画像データの受
信が始まると、CPU4に対してインタラプトを発生さ
せて印刷命令が発行されたことを知らせ、受信した画像
データをRAM6にバッファリングして一時的に記憶さ
せる。
【0080】CPU4は、受信してバッファリングした
画像データをプリンタエンジン10にて印刷が可能なよ
うにRAM6にイメージ展開し、コード情報として受信
した画像データをビットマップ情報(イメージデータ)
に変換して記憶していく。その際、CPU4は、RAM
6のイメージ展開する部分は仮想的に副走査方向の複数
のバンドに区切って(更に複数の色成分に分割して管理
する)イメージ展開していく。イメージ展開された画像
データは、バンド単位でRAM6に記憶される。
【0081】その際、RAM6のメモリ管理により、例
えば図5に示すように画像データをバンド及び色成分毎
にRAM6の空いた領域にイメージ展開していき、それ
ぞれの各色の各バンドを順番にとらわれることなく圧縮
処理を施して書き込んでゆく。また、印刷する画像デー
タが存在しないバンドは空白のバンドとして扱い、印刷
する画像データが存在するバンドのみをイメージ展開す
る。
【0082】なお、プリンタコントローラ50は必ずし
も圧縮処理が行なえなくてもよい。また、圧縮処理が可
能な環境であっても、RAM6の容量が多くて充分記憶
できる場合などは、圧縮処理を行なわずにイメージデー
タのまま記憶させておく場合もあり、その方が圧縮・伸
張処理を行なわない分だけ処理速度が早くなる。また、
圧縮処理を行なう場合は、専用の圧縮器を用いて行なう
場合とCPU4によって行なう場合とがある。
【0083】上述したような処理を繰り返し行なうこと
により、CPU4によって受信された画像データのう
ち、1ページ分のイメージ展開が完了すると、CPU4
はプリンタエンジン(カラープリンタエンジン)10の
状態を検知し、レディ状態であった場合には、そのプリ
ンタエンジン10に印刷起動命令を出し、印刷動作を実
行させる。
【0084】プリンタエンジン10に印刷を実行させる
際には、CのビデオDMAコントローラ21,Mのビデ
オDMAコントローラ22,YのビデオコントローラD
MAコントローラ23,KのビデオDMAコントローラ
24にそれぞれ、印刷する画像データが記憶されている
RAM6のスタートアドレス,DMA処理を行なうバイ
ト数,主走査方向のドット数、空白のバンドであるかど
うかを示す情報、プリンタモードであるかスキャナモー
ドであるかを示す情報などの各ビデオパラメータを設定
し、DMA動作(RAM6に直接アクセスしてイメージ
展開した画像データを高速にプリンタエンジン10に出
力させる動作)を開始させる。
【0085】CMYKの各ビデオDMAコントローラ2
1〜24はそれぞれ、互いに独立してDMA動作を行な
い、画像データをRAM6から読み出す際には、アービ
タ15にリクエスト信号(DREQ)を出力する。アー
ビタ15は、どのビデオDMAコントローラがRAM6
のバスを使用するかバスの調停を行なう。
【0086】すなわち、CMYKの各ビデオDMAコン
トローラ21〜24のうち、どのビデオDMAコントロ
ーラに画像データの読み出し(バスの使用)を許可する
かを決定し、読み出しを許可したビデオDMAコントロ
ーラに応答信号(DACK)を出力する。
【0087】その際、アービタ15は、例えば図6に示
すように、CMYKの各ビデオDMAコントローラ21
〜24がDMA動作を行なわなければならないCLK
(クロック)数を記憶しておき、CLK数(画像データ
のデータ量)に基づいてどのビデオDMAコントローラ
に画像データを読み出させるかを決定する。つまり、C
LK数が最も少ないビデオDMAコントローラに画像デ
ータを読み出させることに決定し、そのビデオDMAコ
ントローラに応答信号を出力する。
【0088】ここで、上記CLK数は1システムクロッ
クが発生する毎にダウンカウントされるが、そのCLK
数が「0」になるとビデオアンダランエラーとなってし
まうため、最も少ないビデオDMAコントローラに画像
データを読み出させることに決定する。図6の例では、
CPU4の処理が最もCLK数が少ないため、その処理
を優先して許可させる。
【0089】この実施形態では、プリンタコントローラ
50がスキャナコントローラとしても動作可能であり、
CMYKの各ビデオDMAコントローラ21〜24は必
ずしもプリンタモードで動作するとは限らない。つま
り、プリンタモードで動作するビデオDMAコントロー
ラと、スキャナモードで動作するビデオDMAコントロ
ーラとが混在する。
【0090】アービタ15により読み出しを許可され、
応答信号を受けたビデオDMAコントローラは、RAM
6に記憶されている画像データを設定されたアドレスか
ら読み出し、内部に持つバッファに蓄えながら、複数バ
イト分まとめて読み込む。例えば、システムバス9のサ
イズが4バイト(32ビット)の場合には、128バイ
ト(1Kビット)程度の画像データをバースト処理によ
って読み込む。
【0091】このとき、バッファに蓄えた画像データに
対して、必要に応じて(その画像データが圧縮されてい
れば)伸張処理を施して圧縮前のイメージデータに戻
す。バースト処理により読み込んだ画像データは、エン
ジンI/F8の対応する回路に出力する。空白のバンド
については、強制的に白データを生成してエンジンI/
F8の対応する回路に出力する。
【0092】なお、この例では、画像データ転送用のデ
ータバスは8ビットで表現されているが、必ずしも8ビ
ットにする必要はなく、1ビットのデータバスや、その
他多値データ用のデータバスであってもよい。
【0093】アービタ15により読み出しを許可された
ビデオDMAコントローラの読み出しが終了した時点
で、アービタ15はその他のビデオDMAコントローラ
に応答信号を出し、その応答信号を受け取ったビデオD
MAコントローラは最初に応答信号を受け取ったビデオ
DMAコントローラと同様の処理を行なう。エンジンI
/F8は、各ビデオDMAコントローラ11〜14から
それぞれ送られてくる画像データを色毎にパラレルにプ
リンタエンジン10に出力して印刷を実行させる。
【0094】一方、ビデオDMAコントローラがスキャ
ナモードで動作する場合は、エンジンI/F8から画像
データ(プリンタエンジン10側で読み取られたスキャ
ンデータ)を読み出し、内部のバッファに一旦記憶して
おく。その動作を繰り返し、ある程度の適当な量の画像
データがバッファに蓄えられた時点でアービタ15にリ
クエスト信号を出力し、プリンタモードと同様にしてバ
スの使用が許可された時にバッファに蓄えた画像データ
をRAM6の予め設定されたアドレスにバースト処理に
よって書き込み、書き込み画像データの取り込みを完了
する。
【0095】ここで、プリンタエンジン10側のスキャ
ン動作によって読み取られる画像データはR(レッド)
G(グリーン)B(ブルー)の3色の画像データであ
る。そこで、3つのビデオDMAコントローラがそれぞ
れR,G,Bの各画像データを内部のバッファに蓄え、
アービタ15によって順次バスの使用が許可されたビデ
オDMAコントローラがバッファに蓄えた画像データを
RAM6に書き込む動作を繰り返す。
【0096】それによって、プリンタエンジン10側の
1回のスキャン動作によって読み取られた1ページ分の
RGBの各画像データを図17に示したようなパックド
プレーン方式によりRAM6に記憶することができ、そ
のRGBの各画像データをホストI/F3を通してホス
トコンピュータ1に転送することにより、スキャナモー
ドによる動作を完了する。
【0097】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明のプ
リンタ制御装置によれば、それを高速なカラーレーザプ
リンタやデジタルカラー複写機,カラーインクジェット
プリンタ等の各種のカラー画像形成装置に使用すること
ができる。また、カラーインクジェットプリンタのエン
ジンの副走査方向への給紙をストップさせる機構を設け
なくてもよくなるため、カラーインクジェットプリンタ
の機能を向上させ、高速化することができる。
【0098】また、請求項2以降の各発明によれば、上
記に加えて次のような効果を得ることもできる。請求項
2の発明によれば、メモリ管理方式としてパックドプレ
ーン方式を用いて画像データを処理できるため、プリン
タ制御装置のシステムソフトを簡素化させ、更にモノク
ロプリンタのプリンタ制御装置に使用されているシステ
ムソフトと共通化が図れることにより、コストを低減さ
せることが可能になる。
【0099】請求項3の発明によれば、複数のビデオD
MAコントローラを互いに独立して動作させることがで
きるため、複数の感光体によって印刷を行なう場合に色
間の時間的なずれを吸収することができ、また印字ヘッ
ドが色毎にずれているカラーインクジェットプリンタの
エンジンにも対応できるため、より機能を向上させるこ
とが可能になる。
【0100】請求項4の発明によれば、イメージに展開
した画像データを圧縮して画像記憶手段に記憶し、その
画像データを複数のビデオDMAコントローラによるD
MA動作によってプリンタエンジヘ出力する際に伸張で
きるため、画像記憶手段の記憶領域を効率よく利用で
き、画像記憶手段の容量を少なくして低コスト化させる
ことが可能になる。
【0101】請求項5の発明によれば、複数のビデオD
MAコントローラでDMA動作を行なっている際に、バ
スのアービトレーションをダイナミックにプライオリテ
ィを変動させて行なえるため、圧縮伸張スピード等の処
理スピードにより異なるプリンタエンジンへのデータ転
送量を調節することができる。したがって、ビデオアン
ダランを防止することができ、印刷画像の品質を向上さ
せることができる。
【0102】請求項6の発明によれば、複数のビデオD
MAコントローラがDMA動作を行なう際にバッファを
使用することにより、画像記憶手段に記憶されている画
像データをバースト処理によって読み出すことが可能に
なるため、画像記憶手段のアドレスサイクルがなくな
り、オーバヘッド時間がなくなることにより、DMA動
作に関わる時間を短縮することが可能になる。
【0103】請求項7の発明によれば、複数のビデオD
MAコントローラを双方向に動作させることができるた
め、プリンタエンジンがスキャナ機能を備えている場合
には、そのスキャナ機能を利用する際にプリンタ制御装
置をスキャナモードにし、スキャナコントローラとして
使用することもできる。また、スキャナ機能を利用する
場合、1回のスキャン動作のみで画像記憶手段に画像デ
ータを入力することができるため、機能が向上し、スキ
ャン動作を高速化することが可能になる。
【0104】請求項8の発明によれば、プリンタモード
とスキャナモードの切り替えを独立して行なえ、プリン
ト動作とスキャン動作とを並行して行なうことも可能に
なるため、より機能が向上する。
【0105】請求項9の発明によれば、印刷する画像デ
ータが存在しないバンドを空白のバンドとして扱い、対
応するビデオDMAコントローラによって強制的に白デ
ータを発生して出力できるため、画像記憶手段の容量を
節約してコストを低減させることが可能になる。また、
空白のバンドを処理する際にはバスへのアクセスを行な
う必要がなくなり、次ページの印刷のためのイメージ展
開を早く開始できるため、印刷処理を高速化することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態のプリンタ制御装置
であるプリンタコントローラを用いたプリンタシステム
の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1のCPU4によるイメージ展開処理を説明
するための図である。
【図3】この発明の第2の実施形態のプリンタ制御装置
であるプリンタコントローラを用いたプリンタシステム
の構成例を示すブロック図である。
【図4】この発明の第3の実施形態のプリンタ制御装置
であるプリンタコントローラを用いたプリンタシステム
の構成例を示すブロック図である。
【図5】図4のCPU4によるイメージ展開処理を説明
するための図である。
【図6】図4のアービタ15による処理を説明するため
の図である。
【図7】従来のプリンタ制御装置であるプリンタコント
ローラを用いたプリンタシステムの構成例を示すブロッ
ク図である。
【図8】1ページの画像の例をその主走査方向および副
走査方向と共に示す説明図である。
【図9】図7のCPU4が図8に示した画像のイメージ
データをフルビットマップ方式でRAM6に記憶する場
合のアドレスマップの説明図である。
【図10】図7のCPU4が図8に示した画像のイメー
ジデータをパーシャルビットマップ方式でRAM6に記
憶する場合のバンド構成例を示す説明図である。
【図11】図10に示した複数のバンドのワークRAM
上でのアドレスマップの一例を示す説明図である。
【図12】カラー画像形成装置における各色画像形成用
の複数の感光体の配列例を示す図である。
【図13】カラーインクジェットプリンタにおける印字
ヘッドのノズル配列例を示す図である。
【図14】同じく印字ヘッドの他のノズル配列例を示す
図である。
【図15】カラープリンタコントローラで使用されるビ
デオDMAコントローラとプリンタエンジンとの間の画
像データバスの一例を示す図である。
【図16】図15のビデオDMAコントローラ81がプ
リンタエンジン82から1回のスキャン動作によって送
られてくるRBGの各画像データをそのままRAMに書
き込んだ(パックドピクセル方式による書き込み)場合
のアドレスマップの一例を示す説明図である。
【図17】図15のビデオDMAコントローラ81がプ
リンタエンジン82から3回のスキャン動作によって順
次送られてくるRBGの各画像データをRAMに書き込
んだ(パックドプレーン方式による書き込み)場合のア
ドレスマップの一例を示す説明図である。
【図18】カラーインクジェットプリンタおいて使用で
きるメモリ管理方式(パックドピクセル方式)によりホ
ストコンピュータからのCMYKの各画像データをRA
Mに書き込んだ場合のアドレスマップの一例を示す説明
図である。
【図19】カラーインクジェットプリンタおいて使用で
きないメモリ管理方式(パックドプレーン方式)により
ホストコンピュータからのCMYKの各画像データをR
AMに書き込んだ場合のアドレスマップの一例を示す説
明図である。
【符号の説明】
1:ホストコンピュータ 1a:プリンタドライバ 3:ホストI/F 4:CPU 5:ROM 6:RAM 8:エンジンI/F 9:システムバス 10:プリンタエンジン 11:第1のビデオDMAコントローラ 12:第2のビデオDMAコントローラ 13:第3のビデオDMAコントローラ 14:第4のビデオDMAコントローラ 15:アービタ 16〜19,21a〜24a:バッファ 21:CのビデオDMAコントローラ 22:MのビデオDMAコントローラ 23:YのビデオDMAコントローラ 24:KのビデオDMAコントローラ 30,40,50:プリンタコントローラ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータ上にて作成された画
    像データを展開してプリンタエンジンに送り、印刷を実
    行させるプリンタ制御装置において、 前記ホストコンピュータから送られてくる画像データを
    前記プリンタエンジンにて印刷が可能なようにイメージ
    展開する展開処理手段と、 該手段にてイメージ展開した画像データを一時的に記憶
    する画像記憶手段と、前記展開処理手段の印刷実行命令
    に従って、前記画像記憶手段に記憶されている画像デー
    タを前記プリンタエンジンにDMA動作を行なって出力
    する複数のビデオDMAコントローラと、 その複数のビデオDMAコントローラでDMA動作を行
    なう際に、どのビデオDMAコントローラが前記画像記
    憶手段のバスを使用するかバスの調停を行なうアービト
    レーション手段とを設けたことを特徴とするプリンタ制
    御装置。
  2. 【請求項2】 ホストコンピュータ上にて作成された画
    像データを展開してプリンタエンジンに送り、印刷を実
    行させるプリンタ制御装置において、 前記ホストコンピュータから送られてくる画像データを
    前記プリンタエンジンにて印刷が可能なように複数の色
    成分に分割して管理してイメージ展開する展開処理手段
    と、 該手段にてイメージ展開した画像データを複数に分割し
    て処理した色成分毎に一時的に記憶する画像記憶手段
    と、 前記展開処理手段の印刷実行命令に従って、前記画像記
    憶手段に記憶されている画像データを前記プリンタエン
    ジンにDMA動作を行なって出力する複数のビデオDM
    Aコントローラと、 その複数のビデオDMAコントローラでDMA動作を行
    なう際に、どのビデオDMAコントローラが前記画像記
    憶手段のバスを使用するかバスの調停を行なうアービト
    レーション手段とを設けたことを特徴とするプリンタ制
    御装置。
  3. 【請求項3】 ホストコンピュータ上にて作成された画
    像データを展開してプリンタエンジンに送り、印刷を実
    行させるプリンタ制御装置において、 前記ホストコンピュータから送られてくる画像データを
    前記プリンタエンジンにて印刷が可能なようにイメージ
    展開する展開処理手段と、 該手段にてイメージ展開した画像データを一時的に記憶
    する画像記憶手段と、前記展開処理手段の印刷実行命令
    に従って、前記画像記憶手段に記憶されている画像デー
    タを前記プリンタエンジンにDMA動作を行なって出力
    する第1のビデオDMAコントローラと、 その第1のビデオDMAコントローラとは独立に、前記
    画像記憶手段に記憶されている画像データを前記プリン
    タエンジンにDMA動作を行なって出力する第2のビデ
    オDMAコントローラと、 前記第1又は第2のビデオDMAコントローラでDMA
    動作を行なう際に、どのビデオDMAコントローラが前
    記画像記憶手段のバスを使用するかバスの調停を行なう
    アービトレーション手段とを設けたことを特徴とするプ
    リンタ制御装置。
  4. 【請求項4】 ホストコンピュータ上にて作成された画
    像データを展開してプリンタエンジンに送り、印刷を実
    行させるプリンタ制御装置において、 前記ホストコンピュータから送られてくる画像データを
    前記プリンタエンジンにて印刷が可能なようにイメージ
    展開し、そのイメージに展開した画像データに対して圧
    縮処理を施す展開処理手段と、 該手段にて圧縮された画像データを一時的に記憶する画
    像記憶手段と、 前記展開処理手段の印刷実行命令に従って、前記画像記
    憶手段に記憶されている画像データに対して伸張処理を
    施し、前記プリンタエンジンにDMA動作を行なって出
    力する複数のビデオDMAコントローラと、 その複数のビデオDMAコントローラでDMA動作を行
    なう際に、どのビデオDMAコントローラが前記画像記
    憶手段のバスを使用するかバスの調停を行なうアービト
    レーション手段とを設けたことを特徴とするプリンタ制
    御装置。
  5. 【請求項5】 ホストコンピュータ上にて作成された画
    像データを展開してプリンタエンジンに送り、印刷を実
    行させるプリンタ制御装置において、 前記ホストコンピュータから送られてくる画像データを
    前記プリンタエンジンにて印刷が可能なようにイメージ
    展開する展開処理手段と、 該手段にてイメージ展開した画像データを一時的に記憶
    する画像記憶手段と、前記展開処理手段の印刷実行命令
    に従って、前記画像記憶手段に記憶されている画像デー
    タを前記プリンタエンジンにDMA動作を行なって出力
    する複数のビデオDMAコントローラと、 その複数のビデオDMAコントローラでDMA動作を行
    なう際に、前記プリンタエンジンへ出力した画像データ
    のデータ量に基づいて、どのビデオDMAコントローラ
    が前記画像記憶手段のバスを使用するか優先順位を動的
    に切り替えながらバスの調停を行なうアービトレーショ
    ン手段とを設けたことを特徴とするプリンタ制御装置。
  6. 【請求項6】 ホストコンピュータ上にて作成された画
    像データを展開してプリンタエンジンに送り、印刷を実
    行させるプリンタ制御装置において、 前記ホストコンピュータから送られてくる画像データを
    前記プリンタエンジンにて印刷が可能なようにイメージ
    展開する展開処理手段と、 該手段にてイメージ展開した画像データを一時的に記憶
    する画像記憶手段と、前記展開処理手段の印刷実行命令
    に従って、前記画像記憶手段に記憶されている画像デー
    タを前記プリンタエンジンにDMA動作を行なって出力
    する複数のビデオDMAコントローラと、 その複数のビデオDMAコントローラでDMA動作を行
    なう際に、前記画像記憶手段から読み出した画像データ
    を一時的に蓄えるバッファと、 前記複数のビデオDMAコントローラでDMA動作を行
    なう際に、どのビデオDMAコントローラが前記画像記
    憶手段のバスを使用するかバスの調停を行なうアービト
    レーション手段とを設けたことを特徴とするプリンタ制
    御装置。
  7. 【請求項7】 ホストコンピュータ上にて作成された画
    像データを展開してプリンタエンジンに送り、印刷を実
    行させるプリンタ制御装置において、 前記ホストコンピュータから送られてくる画像データを
    前記プリンタエンジンにて印刷が可能なようにイメージ
    展開する展開処理手段と、 該手段にてイメージ展開した画像データを一時的に記憶
    する画像記憶手段と、 前記展開処理手段の印刷実行命令に従って、前記画像記
    憶手段に記憶されている画像データの前記プリンタエン
    ジンへの出力あるいは前記画像記憶手段への画像データ
    の入力をDMA動作によって行なうビデオDMAコント
    ローラと、 その複数のビデオDMAコントローラでDMA動作を行
    なう際に、どのビデオDMAコントローラが前記画像記
    憶手段のバスを使用するかバスの調停を行なうアービト
    レーション手段とを設けたことを特徴とするプリンタ制
    御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載のプリンタ制御装置におい
    て、 複数のビデオDMAコントローラはそれぞれ、前記画像
    記憶手段に対する画像データの入力と出力を独立に切り
    替える手段を有することを特徴とするプリンタ制御装
    置。
  9. 【請求項9】 ホストコンピュータ上にて作成された画
    像データを展開してプリンタエンジンに送り、印刷を実
    行させるプリンタ制御装置において、 前記ホストコンピュータから送られてくる画像データを
    副走査方向の複数のバンドに区切り、印刷する画像デー
    タが存在しないバンドは空白のバンドとして扱い、印刷
    する画像データが存在するバンドのみを前記プリンタエ
    ンジンにて印刷が可能なようにイメージ展開する展開処
    理手段と、 該手段にてイメージ展開した画像データを一時的に記憶
    する画像記憶手段と、 前記展開処理手段の印刷実行命令に従って、前記画像記
    憶手段に記憶されている画像データを前記プリンタエン
    ジンにDMA動作を行なって出力すると共に、空白のバ
    ンドについては、強制的に白データを発生して出力する
    複数のビデオDMAコントローラと、 その複数のビデオDMAコントローラでDMA動作を行
    なう際に、どのビデオDMAコントローラが前記画像記
    憶手段のバスを使用するかバスの調停を行なうアービト
    レーション手段とを設けたことを特徴とするプリンタ制
    御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006172395A (ja) * 2004-12-20 2006-06-29 Ricoh Co Ltd データ転送制御装置及びデータ転送制御システム
JP2015003429A (ja) * 2013-06-20 2015-01-08 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システム、画像形成装置の制御方法、及び画像形成装置の制御プログラム

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