JPH08152978A - プリンタエンジンの制御装置 - Google Patents

プリンタエンジンの制御装置

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Publication number
JPH08152978A
JPH08152978A JP6319112A JP31911294A JPH08152978A JP H08152978 A JPH08152978 A JP H08152978A JP 6319112 A JP6319112 A JP 6319112A JP 31911294 A JP31911294 A JP 31911294A JP H08152978 A JPH08152978 A JP H08152978A
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data
unit
signal
memory
transfer
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Application number
JP6319112A
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English (en)
Inventor
Akira Nagumo
章 南雲
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Data Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プリンタのエンジン部がコントローラ部を制
約しないようにする。 【構成】 エンジン制御部10によりレジスタ1には任
意の値を設定することができる。一方、メモリ12はバ
ーストDMA2回分の容量を持ち、データ読み出し部3
が出力するタイミング信号に同期して読み出され、シフ
トレジスタ13を介して1ビットずつ印字ヘッド20に
供給される。このタイミング信号はカウンタ2がレジス
タ値に応じた時間を計測した後に出力される。読み出し
により、メモリ12に格納されているデータがバースト
DMA1回分以下になると、エンジン部200はコント
ローラ部100に対して次のデータの転送要求を出す。
コントローラ部100がデータ転送を完了するまでの時
間はコントローラ部100の能力によって異なる。従っ
て、レジスタ1に設定する値はデータ読み出し部3のタ
イミング信号の発生がデータ転送の完了時期に一致する
ように決められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば1ライン毎の印
字データを受信しつつ印字動作を行なうプリンタエンジ
ンの制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタは、印字ヘッド等を駆
動するエンジン部と、当該エンジン部を制御するコント
ローラ部から成る。エンジン部は、FIFOメモリを備
えており、これにコントローラ部から所定量ずつ転送さ
れたデータを書き込む。そして、FIFOメモリからシ
フトレジスタに読み出したデータを1ビットずつシフト
出力して印字ヘッドに供給し、印字動作を行なっていた
(例えば、沖電気研究開発Vol.55,No.3,第21〜26ペー
ジ, 第45〜52ページ参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術には、次のような課題があった。 エンジン部による1ラインの印字動作において、主走
査の開始時にDMA要求信号を発生してから、DMAに
より転送されるデータを印字に使用するまでの時間は予
め決められた固定値であった。このため、コントローラ
部を設計する際は、DMA応答時間がこの印字開始時間
よりも短くなるように設計しなければならない。従っ
て、これがコントローラ部における回路構成上の制約と
なっていた。 プリンタの印字の余白部となるブランクラインにおい
ては、例えば1ライン当り2560ドットの場合に対し
て2560/8=320バイトのRAM容量の記憶領域
にすべてのビットを“0”としたデータを作成しておか
なければならない。即ち、コントローラ部において、印
字データの作成上の無駄があった。 以上のように、エンジン部がその動作を円滑に行なうた
めにコントローラ部に対して制約を与えていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のプリンタエンジ
ンの制御装置は、上述した課題を解決するため、上位装
置から所定量ずつのデータの転送を受け、転送されたデ
ータを一旦所定のメモリに書き込み、当該メモリから読
み出したデータを印字するプリンタにおいて、以下の点
を特徴とするものである。 (1) 上位コントローラ装置に対するデータ転送要求の開始
から転送データの読み出しを開始するまでの時間に応じ
た値を設定するレジスタを備える。 当該レジスタに格納された値に応じた時間の計測を行
なうカウンタを備える。 当該カウンタにより計測される時間が経過した後、メ
モリからのデータの読み出しを開始するデータ読み出し
部を備える。
【0005】(2) 上位コントローラ装置においてエンジン部からのデー
タ転送要求時に転送すべきデータがブランクか否かを判
定するデータ判定部を備える。 当該データ判定部により転送すべきデータがブランク
であると判定されたとき、データ転送を停止する転送停
止部を備える。 当該転送停止部によりデータ転送が停止されている
間、メモリから読み出されるデータをマスクし、ブラン
クとするマスク部をエンジン部に備える。
【0006】
【作用】
(1)エンジン制御部によりレジスタには任意の値を設
定することができる。一方、メモリには印字ヘッドに供
給されるデータが格納される。メモリはバーストDMA
2回分の容量を持ち、データ読み出し部が出力するタイ
ミング信号に同期して読み出され、シフトレジスタを介
して1ビットずつ印字ヘッドに供給される。このタイミ
ング信号はカウンタがレジスタ値に応じた時間を計測し
た後に出力される。データ読み出し部による読み出しに
より、メモリに格納されているデータがバーストDMA
1回分以下になると、エンジン部はコントローラ部に対
して次のデータのバーストDMA転送要求を出す。コン
トローラ部がデータ転送を完了するまでの時間はコント
ローラ部の能力によって異なる。従って、レジスタに設
定する値はデータ読み出し部のタイミング信号の発生が
データ転送の完了時期になるべく接近するように決めら
れる。この結果、メモリの読み出しエラーが生じること
がなく、メモリにデータが重ねて書き込まれることもな
いようにできる。
【0007】(2)エンジン部からデータ転送要求があ
ると、コントローラ部のデータ判定部はビットマップメ
モリ内の該当するデータを調べ、すべてのビットが
“0”であるとして登録されているか否かを判定する。
通常印字データには通常1ライン全体が空白となるブラ
ンクデータが多く含まれている。このようなデータに対
して、コントローラはビットマップメモリに1ライン分
の“0”データを格納することはせずに、その印字ライ
ンがブランクラインであるとして記憶する。これにより
ビットマップメモリ容量の節減ができる。このようなブ
ランクデータを検出すると、転送停止部はDMA制御部
のデータ転送動作を停止させる。即ち、転送停止部はD
MA制御部がエンジン部に対して転送応答信号を出力し
ないようにする。一方、印字1ラインの印字処理開始時
にマスク部はメモリからの出力に“0”のマスクをかけ
る。このマスクはコントローラ部からエンジン部に送ら
れる転送応答信号によって解除される。従って、転送応
答信号が送られてこない限り、印字ヘッドには“0”が
供給され続け、印字はされず、ブランクデータが印字さ
れた場合と同様となる。この結果、DMA制御部による
データ転送を伴なわずに印字動作を行なうことができ、
この間にDMA制御部はプリンタ以外の他のデータ転送
を行なうことが可能となり、あるいは、印字データのD
MA転送によるコントローラCPUデータバスの占有が
なくなるので、この間CPUは印字データの展開処理等
を実行することができるため、システム全体のデータ処
理能力が向上する。一方、DMA制御部がデータ転送を
行なう場合はDMA許可信号がエンジン部に入力される
ことによりマスク部のマスクが解除され、データ転送に
よりメモリに格納されたデータがマスク部を通過して印
字ヘッドに供給される。これにより、ブランクデータ以
外の通常の印字データの印字が行なわれる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。 (第1実施例)図1は、本発明のプリンタエンジンの制
御装置の一実施例のブロック図である。図示の装置は、
レジスタ1、カウンタ2、データ読み出し部3、データ
判定部4、転送停止部5、マスク部6を備えている。レ
ジスタ1は、ラッチ回路等から成り、上位装置に対する
データ転送要求の開始から転送データの読み出しを開始
するまでの時間に応じた値を格納する。このレジスタ1
の値は、エンジン制御部10により設定される。カウン
タ2は、所定の周期で入力されるクロック信号を計数
し、レジスタ1に格納された値に応じた時間の計測を行
なう。
【0009】データ読み出し部3は、カウンタ2により
計測される時間が経過した後、メモリ12からのデータ
の読み出しを開始するためのタイミング信号を出力す
る。データ判定部4は、1ライン印字処理の開始時、エ
ンジン部からのデータ転送要求時に転送すべきデータが
すべて“0”であるとして登録されたブランクラインか
否かを判定する。即ち、エンジン部200からデータ転
送要求信号を入力すると、データ判定部4はこの信号を
保留し、DMA制御部22には伝えない。そして、その
印字ラインにおいて印字すべきデータがすべて“0”で
あるとして登録されたものであるか否かを判定する。1
ラインのすべてのドットが“0”となるべきデータであ
ると判定されたときは、その旨が転送停止部5に通知さ
れる。転送停止部5は、当該データ判定部4により転送
すべきデータがブランクであると判定されたとき、デー
タ転送を停止する。即ち、ビットマップメモリ12上の
次の印字ラインにおいて転送するデータのアドレスを1
ライン分先に進める。この処理のみで、データ転送は行
なわい。即ち、DMA制御部22には要求信号が伝えら
れず、従って、エンジン部200に対するDMA応答信
号は出力されない。
【0010】マスク部6は、転送停止部5によりデータ
転送が停止されている間、メモリ12から読み出される
データの各ビットを“0”にマスクし、強制的にブラン
クデータとする。このマスクは、コントローラ部100
からDMA応答信号がエンジン制御部10に入力された
場合にはマスク部6に対して指令信号が出力されて解除
される。ラッチ回路11は、DMAデータを一時的に格
納しておくためのものである。メモリ12は、バースト
DMA転送されるデータを格納する。このメモリ12
は、例えばFIFO(First In First Out)式のもので
ある。このメモリ12は、16ワードバーストDMAに
対応するため、32ワードのデータ容量を備えている。
尚、このメモリ12は、FIFO式のものに限らず、シ
ングルポートのRAMを用いて時分割で各アドレスに対
し書き込み及び読み出しする回路構成としてもよい。シ
フトレジスタ13は、メモリ12から読み出したデータ
をパラレルにロードして、印字ヘッド20へシフト出力
する。
【0011】図2〜図4は、図1におけるレジスタ1及
びカウンタ2の周辺回路、即ちエンジン部200のタイ
ミング発生回路の詳細を示す。カウンタ2a,2bは、
図1のカウンタ2に相当するものである。これらのカウ
ンタ2a,2bは、レジスタ1のカウント値をロードす
るため、ロード入力LD、カウント値のデータ入力D、
リセット入力R、カウントイネーブル入力ET、キャリ
ー出力CYをそれぞれ備えている。双方のリセット入力
Rには、ノア回路121、アンド回路125が接続され
ており、カウンタ2bのキャリー出力CY等によって制
御される他に、印字開始指令信号START−Pが入力
される。また、カウンタ2のイネーブル入力ETを制御
するため、図2及び図3に示すように、J−Kフリップ
フロップ回路113〜117、オア回路118、アンド
回路119、ナンド回路120、インバータ回路122
を備えている。これにより、カウンタ2aは、主走査同
期信号LSYNC−Nの発生タイミングの作成のほか、
メモリ12の読み出しの開始タイミング、印字ヘッド2
0のドット数に対応する転送ドット数の計数などを兼用
して行なう。
【0012】図4に示すレジスタ回路123には、エン
ジン制御部10により印字ヘッド20のドット数に対応
した計数比較値が格納される。コンパレータ回路124
は、ゲート入力Gを備えており、レジスタ回路123
と、カウンタ2a,2bの出力値とを比較してカウンタ
2a,2bのカウント停止指令信号END−Pを出力す
る。図3に示すJ−Kフリップフロップ回路117は、
エンジン制御部10による1ライン分の印字開始指令信
号の発生からコントローラ部100によるDMA応答信
号の出力開始までの期間、印字ヘッド20の転送データ
をマスクするマスク信号MASK−Pを発生する。
【0013】図5は、メモリ書き込み回路を示す。コン
トローラ部100からのビデオDMA用信号DMAAC
K−N,RD−N,CAS−NからDMAデータをラッ
チするためのトリガ信号DATALATCH、メモリ1
2のデータ書き込み指令信号FIFOWR−Nを発生す
る。このため、セット信号入力Sを備えたフリップフロ
ップ回路131、ナンド回路132、オア回路133、
インバータ回路134、135を備えている。図6は、
図1におけるメモリ12の周辺回路を示す。メモリ1
2、シフトレジスタ13及びマスク部6は、図2〜図3
の回路により出力される各信号により制御されるため、
これらの信号がインバータ14、アンド回路17、1
8、ノア回路19を介してリセット端子RS及びシフト
・ロード端子S/L等に接続されている。
【0014】図7は、FIFOメモリの内部構成を示
す。尚、図中の信号は、すべてロウアクティブである。
FIFOメモリ300は、バーストDMA転送によりコ
ントローラ部100から送られるデータを格納する。メ
モリセルの容量は16ビット×32ワード=512ビッ
トであり、データの入力と出力とを非同期・独立に行な
うため、16ビットの入力端子と出力端子を備えてい
る。ライトポインタ301は、FIFOメモリ300へ
のデータの書き込みごとにメモリセルアレイの書き込み
アドレスを更新する。リードポインタ302は、FIF
Oメモリ300からのデータの読み出しごとにメモリセ
ルアレイの読み出しアドレスを更新する。書き込み制御
部303は、ロウアクティブの書き込み指令信号Wの入
力に対し、ライトポインタ301への制御信号を発生す
る。
【0015】読み出し制御部304は、ロウアクティブ
の読み出し指令信号Rの入力に対し、リードポインタ3
02への制御信号を発生する。リセット部305は、リ
セット信号RSの入力によりライトポインタ301、リ
ードポインタ302を初期化する。フラグ出力部306
は、ライトポインタ301とリードポインタ302との
位置関係から、FIFOメモリ300に格納されている
データの残量を検出し、ハーフフル信号HFを出力す
る。ハーフフル信号HFは、FIFOメモリ300に格
納されているデータの残量が16ワードを超過している
ことを示す。本実施例では、このようなFIFOメモリ
300をメモリ12として使用するが、他の方式のメモ
リを使用しても差し支えない。
【0016】図8は、FIFOメモリのハーフフル信号
の変化を示すタイムチャートである。ライト信号Wによ
り格納データが16ワードを超過すると、ハーフフル信
号(ロウアクティブ)HFはロウレベルとなる。そし
て、リード信号Rによりデータを読み出し、格納データ
が16ワード又はそれ以下となると、ハーフフル信号H
Fはハイレベルとなる。図9は、プリンタの全体構成を
示すブロック図である。図中破線によって囲まれた部分
は、プリンタのエンジン部200の全体構成を示す。こ
のエンジン部200には、コントローラ部100が接続
されており、コントローラ部100は外部インタフェー
スを介して上位装置である図示しないパーソナルコンピ
ュータに接続されている。エンジン部200には、制御
基板201が備えられている。制御基板201は、コン
トローラ部100と16ビットのデータバス、コマンド
インタフェース等を介して接続されている。コントロー
ラ部100には、図示しないROM、RAM等が備えら
れており、エンジン部200に接続されているデータバ
スに共通に接続されている。
【0017】コントローラ部100のCPU21により
ビットマップデータに展開された印字データは、図1に
示すコントローラ部100のビットマップメモリ23に
格納される。プリンタのエンジン部200が印字動作す
るとき、ビットマップメモリ23に格納されているビッ
トマップデータは、16ワード分を一括してバーストD
MAによりエンジン部200に転送される。バーストD
MAにより転送された印字データはプリンタのエンジン
部200に備えられたメモリ12に格納される。プリン
タの印字中において、エンジン部200ではメモリ12
から1ワードのデータを読み出し、16ビットのシフト
レジスタ13にパラレルロードする。ロードされたデー
タは1ビットずつシフト出力され、シリアルデータとし
て印字ヘッド20へ送られ、感光ドラムを露光するため
のデータとなる。
【0018】エンジン部200のメモリ12の容量は、
32ワードであり、格納されているデータの残量が16
ワード以下となると、コントローラ部100に対してD
MA要求信号を出力する。コントローラ部100がこの
DMA要求信号を受け付けると、DMA応答がなされ、
16ワードのバーストDMAデータ転送が行なわれる。
このようにして、1ラインの印字の実行中にメモリ12
のデータ残量が“0”となることがないようにDMA要
求信号は制御される。また、EEPROM203には、
エンジン部200における総印字枚数が格納され、定着
器204の寿命情報等の定期保守情報として使用され
る。
【0019】図10は、コントローラ部100、エンジ
ン部200間のインタフェースを示す。レディ信号PR
DY−Nは、エンジン部200が印字動作可能な状態に
あることを示す。1ページ分の印字を開始するとき、コ
ントローラ部100はこの信号を確認して印字開始指令
信号PRINT−Nをエンジン部200に出力する。ま
た、エンジン部200からコントローラ部100へ主走
査同期信号LSYNC−N及び副走査同期信号FSYN
C−Nが出力され、プリンタの動作状態が刻々と伝えら
れる。そして、エンジン部200がコントローラ部10
0にDMA要求信号DMAREQ−Nを出力し、コント
ローラ部100はエンジン部200にDMA応答信号D
MAACK−Nを出力し、データD15〜D0のバース
ト転送を行なう。
【0020】図11は、ビデオ信号のタイムチャートを
示す。図示の例は、印字解像度300dpi、用紙走行
速度2インチ/秒の場合を示し、ライン周期は1.67
msである。レディ信号PRDY−Nがアクティブのと
き印字開始指令信号PRINT−Nが発生するとレディ
信号PRDY−Nが“H”レベルとなり、副走査同期信
号FSYNC−Nが発生し、1ラインごとに主走査同期
信号LSYNC−Nが発生する。
【0021】図12は、主走査同期信号と印字ヘッド2
0へのデータと転送クロック信号との関係を示す。印字
ヘッド20のデータ転送クロックHD−CLKの周期を
Twck とするとき、主走査同期信号の幅、即ち立ち上が
りから転送クロック信号出力開始までの時間は、転送ク
ロックの周期を単位として規定される。図13は、コン
トローラ部100におけるビデオデータ信号と、印字す
るビットマップデータが格納されているビットマップメ
モリ23との関係を示す。ビットマップメモリとして、
例えばDRAMが用いられる。コントローラ部100の
制御回路の出力信号であってビットマップメモリ23に
接続される信号線のうち、ビットマップメモリ23から
DMAにより読み出したビデオデータをエンジン部20
0へ供給するため、データバス信号とコラムアドレスス
トローブ信号、リード信号がエンジン部200に対して
も出力される。DMA要求信号DMAREQ−Nは、エ
ンジン部200がコントローラ部100に対して、ビデ
オデータのDMA要求を出力する信号である。コントロ
ーラ部100は、この信号を受け付けると、DMA応答
信号DMAACK−Nをエンジン部200に出力し、ビ
ットマップメモリ23からビデオデータを16ワード連
続して読み出す。
【0022】図14は、コントローラ部100のビデオ
DMAの周辺回路のブロック図である。エンジン部20
0からのDMA要求信号は、コントローラ部100のア
ービトレーション回路401に入力される。ここでは、
コントローラ内部でのその他のバス占有要求、DRAM
のリフレッシュ要求、インストラクションフェッチ要
求、内部DMA要求に対して予め決められた優先順位に
従い、どの要求に応じるか決定され、コントローラ部1
00のCPU21に対してバスリクエスト信号BREQ
が出力される。アドレスカウンタ402は、エンジン部
インタフェース403からの主走査同期信号に対してラ
インコントロール404による印字のライン毎にビデオ
DMAを開始する先頭アドレスを再設定し、DMA転送
するアドレスを発生する。
【0023】図15は、コントローラ部100のビデオ
DMA時のタイムチャートを示す。主走査同期信号LS
YNC−Nの出力タイミングに同期して、エンジン部2
00からDMA要求信号DMAREQ−Nが出力され
る。コントローラ部100は、このDMA要求信号に対
してDMA応答が可能となると、DMA応答信号DMA
ACK−Nを出力する。Tarb は、コントローラ部10
0のアービトレーション動作によるDMA開始までの待
ち時間を示す。TDMA16 は、DMA中における16ワー
ド転送に要する時間を示す。コラムアドレスストローブ
信号の発生ごとにデータバス信号線上にビデオデータ列
がDMAによりビットマップメモリDRAMから読み出
され、出力される。これらのデータは、エンジン部20
0のメモリ12に入力される。また、コラムアドレスス
トローブ信号、DMA応答信号により、メモリ12の書
き込み制御信号が発生する。
【0024】尚、Tarb は、コントローラ部100にお
けるビデオDMAの優先順位の設定や、ビットマップメ
モリとして使用するDRAMの仕様、制御回路のクロッ
ク周波数などにより最大値が決まる。この値は、プリン
タのエンジン部200の印字動作中にメモリ12の格納
データの残量が“0”となることによりオーバランが発
生することのないように極力小さく設計される。図16
は、メモリ書き込み回路の動作を説明するタイムチャー
トである。エンジン部200のDMA要求に対してDM
A応答信号DMAACK−Nが出力され、16ワードの
DMA転送が開始される。そして、コラムアドレススト
ローブ信号CAS−Nの発生ごとにデータバス上に転送
データDATA1、DATA2等が出力される。データ
ラッチ信号はDMA転送中のコラムアドレスストローブ
信号に同期して出力され、転送データDATA1、DA
TA2等を順にラッチする。これにより、ラッチデータ
が得られる。データをラッチすると、メモリ12の書き
込み指令信号FIFOWR−Nが発生する。
【0025】図17は、DMA転送時の動作を示すタイ
ムチャートである。エンジン部200のCPUからの印
字開始指令信号START−Pにより主走査同期信号L
SYNC−Nが発生する。また、コントローラ部100
に対してDMA要求信号DMAREQ−Nが出力され
る。更に、印字ヘッド20の転送データをマスクする信
号も出力される。印字開始指令信号によりカウントイネ
ーブル信号がオンし、計数を開始する。ここで、カウン
ト値は16進数で表示されている。レジスタ1にはFE
0Hの値が予め格納されているものとする。この値はC
LK信号の32クロックのカウント値に相当し、この時
間をTSCNTと記す。印字開始指令信号によりカウンタ2
はリセットされる。次いで、イネーブル信号E1により
カウンタ2が計数を開始してカウント値007Hとなる
と、CY7信号が発生して主走査同期信号はオフにされ
る。次いで、カウント値が008H、009Hとなり、
00FHとなると、CYXF信号が発生する。この信号
によりカウンタ2のロード信号が発生してレジスタ1に
格納されているデータ(FE0H)がカウンタ2にロー
ドされる。このとき、カウントイネーブル信号E2が発
生してカウンタ2はカウントアップしていく。32クロ
ック分カウントしてカウンタ2がFFFHとなると、カ
ウンタはキャリーCY出力を発生する。
【0026】このとき、メモリ12に対する読み出し信
号Rと、シフトレジスタ13のパラレルロード信号S/
Lとが発生する。このとき、カウントイネーブル信号E
2がオフする。そして、カウントイネーブル信号E3が
オンする。このとき、カウント値はクリアされて再び0
00Hとなる。カウント値はこの後、順次インクリメン
トしていき、16クロックごとにCYXF信号が出力さ
れる。この信号により読み出し信号Rが発生してメモリ
12から読み出されたデータがシフトレジスタ13にロ
ードされる。一方、DMA要求信号によりDMA応答信
号がコントローラ部100から応答されると、DMA要
求信号がオフされる。DMA応答信号がオンとなると、
印字ヘッド20をマスクする信号はオフしてデータのマ
スクは解除される。
【0027】次に、上述した装置の動作を説明する。図
2において、エンジン部200のCPUにより1ライン
の開始指令信号START−Pが発生すると、この信号
がノア回路121を介してカウンタ2a,2bのリセッ
ト端子Rに入力され、これによりカウンタ2a,2bは
クリアされる。また、この開始指令信号によりフリップ
フロップ116から主走査同期信号が出力され、図示し
ないDMA要求信号が出力され、フリップフロップ11
3からカウンタイネーブル信号E1が出力される。
【0028】カウンタ2aがクロックCLKによりカウ
ントアップされ、カウント値が007Hとなると、アン
ド回路119を介してキャリー信号CY7が出力され
る。このキャリー信号CY7はフリップフロップ116
のK端子に入力され、これにより主走査同期信号がオフ
にされる。カウンタ2aが更にアップカウントして00
FHとなると、カウンタ2aのキャリー信号CYXFが
発生する。このキャリー信号CYXFはフリップフロッ
プ113のK端子に入力され、これにより、イネーブル
信号E1はオフにされ、代わりにフリップフロップ11
4によりイネーブル信号E2がオンにされる。このと
き、カウンタ2bには、予めレジスタ1に設定されてい
る値がロードされる。例えば、レジスタ値がFE0Hで
あるとすると、カウンタ2bにはFE0Hがロードさ
れ、カウンタ2bはFE0Hから順にカウントアップさ
れる。カウント値がFFFHとなると、カウンタキャリ
ー信号CYが出力される。このキャリー信号CYの出力
により、メモリ12のリード信号が出力される。
【0029】印字開始指令信号の出力によるDMA要求
信号の出力から、メモリ12のリード信号の出力による
最初のメモリ読み出しまでの時間は、図17に示すよう
に、16TCLK +TSCNTである。TSCNTの値は、レジス
タ1の格納値に対応して変更することが可能であり、エ
ンジン部200のプログラムROMによって決められ
る。これにより、例えば、DMAの転送速度が非常に遅
いような場合でも、TSCNT値を大きくすることによりリ
ードの開始時期を遅らせて読み出し処理が先走ることを
防止することができる。また、DMAの転送速度が速い
場合には、TSCNT値を小さくすることにより読み出しの
開始時間を早めてDMAの性能を有効に活用することが
できる。
【0030】このようにして、コントローラ部100に
対するDMA要求信号の出力からDMA転送データが格
納されるメモリ12の読み出し開始までの時間をプリセ
ット可能とするようにしたので、エンジン部200のC
PUによってこの時間を変更することができる。これに
より、読み出し開始時期をコントローラ部100のDM
A応答時間の最大値に合せた最適な値に設定することが
可能である。このため、コントローラ部100の仕様変
更によるDMA応答時間の変化に対応してエンジン部2
00の仕様の変更を容易に行なうことができる。
【0031】また、プリンタの印字開始に先立ち、コン
トローラ部100からエンジン部200へコマンドを発
行して上述のプリセット値の設定を指令することによ
り、種々のコントローラ部100に対してメモリ12の
読み出し開始時期を自動設定することが可能であり、1
ライン印字のためのDMA転送においてコントローラ部
100のDMA応答が間に合わないことによりオーバラ
ンが発生することを防止することができる。
【0032】(第2実施例)第2実施例の構成は、上述
した第1実施例に含まれているので、動作のみを説明す
る。図1において、エンジン部200のCPUから開始
指令信号が出力されると、とりあえず、マスク部6への
信号はオンにされ、印字ヘッド20に供給されるデータ
にマスクがかけられる。これにより、印字ヘッド20に
はブランクデータが供給される。このマスク部6への信
号は、エンジン制御部10において、コントローラ部1
00のDMA応答信号によってオフにされる。これによ
り、コントローラ部100のビットマップメモリ12か
らDMA転送され、ラッチ回路11を介してメモリ12
に書き込まれたデータがシフトレジスタ13を介し、マ
スク部6を通過して印字ヘッド20に供給される。
【0033】一方、コントローラ部100のデータ判定
部4において、印字ラインのデータがすべて“0”のブ
ランクラインであると判定されると、転送停止部5は図
14に示すアービトレーション回路401に指令してD
MAを動作不可能状態(ディスエイブル)とする。この
とき、エンジン部200から出力されるDMA要求信号
に対してコントローラ部100のDMA制御部22は応
答しないので、DMA応答信号は出力されない。このた
め、マスク部6への信号はオンにされたままとなり、印
字ヘッド20へ供給されるデータは強制的にすべて
“0”にさせられ、印字ラインはブランクデータのみと
なる。
【0034】このようにして、コントローラ部100に
おいて印字すべきラインデータがすべて“0”でブラン
クラインであると判定されると、コントローラ部100
のプログラムによりコントローラ部100のDMAを停
止するだけでブランクデータのスキップ動作を行なうこ
とが可能となる。これにより、エンジン部200に対し
てすべて“0”のブランクデータをDMA転送する無駄
が省ける。従って、無駄なデータをDMA転送するため
にコントローラ部100のデータバスが長時間占有され
ることがなく、CPUのデータ処理能力の低下を防止す
ることができる。これにより、プリンタの印刷のスルー
プットを向上させることができる。
【0035】尚、本発明は上述した実施例に限定される
ものではなく、種々の変形が可能であることはもちろん
である。例えば、本発明はLEDプリンタに限らず、レ
ーザプリンタについても同様に適用することができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプリンタ
エンジンの制御装置には、次のようにエンジン部がコン
トローラ部を制約せずに円滑な動作を行なえる効果があ
る。 エンジン部において、メモリからのデータの読み出し
開始タイミングを任意の値の設定が可能なレジスタ1の
格納値に基づいて決定するようにしたので、印字ヘッド
による1ラインの印字動作において、主走査の開始時に
DMA要求信号を発生してから、DMAにより転送され
るデータを印字に使用するまでの時間をコントローラ部
のDMA転送時間に応じた任意の時間に設定することが
できる。このため、コントローラ部を設計する際、DM
A応答時間を任意に設定することができ、コントローラ
部における回路構成上の制約がなくなる。 プリンタの印字の余白部となるブランクラインについ
ては、DMA要求信号に対し、応答しないことによりオ
ーバランを発生させ、このとき、メモリから読み出され
るデータにすべてのビットが“0”のマスクをかけるよ
うにしたので、余白部分のデータのDMA転送を行なう
必要がないようにすることができ、コントローラ部にお
いて、印字データの作成上の無駄を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプリンタエンジンの制御装置の一実施
例のブロック図である。
【図2】エンジン部のタイミング発生回路図(その1)
である。
【図3】エンジン部のタイミング発生回路図(その2)
である。
【図4】エンジン部のタイミング発生回路図(その3)
である。
【図5】メモリ書き込み回路図である。
【図6】メモリの周辺回路図である。
【図7】FIFOメモリの内部構成の回路図である。
【図8】FIFOメモリの動作を説明するタイムチャー
トである。
【図9】プリンタの全体構成図である。
【図10】コントローラ部とエンジン部間のインタフェ
ースの説明図である。
【図11】ビデオ信号のタイムチャートである。
【図12】主走査同期信号と印字ヘッドへのデータの関
係のタイムチャートである。
【図13】コントローラ部におけるDMA信号の説明図
である。
【図14】コントローラ部のDMA関連の周辺回路図で
ある。
【図15】コントローラ部のDMA動作時のタイムチャ
ートである。
【図16】メモリ書き込み回路の動作を示すタイムチャ
ートである。
【図17】DMA転送時の動作を示すタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1 レジスタ 2 カウンタ 3 データ読み出し部 4 データ判定部 5 転送停止部 6 マスク部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位コントローラ装置から所定量ずつの
    データの転送を受け、転送されたデータを一旦所定のメ
    モリに書き込み、当該メモリから読み出したデータを印
    字するエンジン部を有するプリンタにおいて、 前記上位コントローラ装置に対するデータ転送要求の開
    始から転送データの読み出しを開始するまでの時間に応
    じた値を設定するレジスタと、 当該レジスタに格納された値に応じた時間の計測を行な
    うカウンタと、 当該カウンタにより計測される時間が経過した後、前記
    メモリからのデータの読み出しを開始するデータ読み出
    し部とを備えたことを特徴とするプリンタエンジンの制
    御装置。
  2. 【請求項2】 上位コントローラ装置から所定量ずつの
    データの転送を受け、転送されたデータを一旦所定のメ
    モリに書き込み、当該メモリから読み出したデータを印
    字するエンジン部を有するプリンタにおいて、 前記エンジン部から上位コントローラ装置に対するデー
    タ転送要求時に転送すべきデータがブランクか否かを判
    定するデータ判定部を備えるとともに、 当該データ判定部により転送すべきデータがブランクで
    あると判定されたとき、データ転送を停止する転送停止
    部を備えたコントローラ部と、 当該コントローラ部に備えらえた前記転送停止部により
    データ転送が停止されている間、前記メモリから読み出
    されるデータをマスクし、ブランクとするマスク部とを
    備えたことを特徴とするプリンタエンジンの制御装置。
JP6319112A 1994-11-29 1994-11-29 プリンタエンジンの制御装置 Pending JPH08152978A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100340413C (zh) * 2003-02-07 2007-10-03 佳能株式会社 数据传送方法
JP2012190283A (ja) * 2011-03-10 2012-10-04 Canon Inc 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、およびプログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100340413C (zh) * 2003-02-07 2007-10-03 佳能株式会社 数据传送方法
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