JP3586093B2 - プリンタコントローラ及び記録媒体 - Google Patents

プリンタコントローラ及び記録媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP3586093B2
JP3586093B2 JP04250098A JP4250098A JP3586093B2 JP 3586093 B2 JP3586093 B2 JP 3586093B2 JP 04250098 A JP04250098 A JP 04250098A JP 4250098 A JP4250098 A JP 4250098A JP 3586093 B2 JP3586093 B2 JP 3586093B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
video data
signal
transfer
band area
printer engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP04250098A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11240211A (ja
Inventor
義昭 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP04250098A priority Critical patent/JP3586093B2/ja
Publication of JPH11240211A publication Critical patent/JPH11240211A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3586093B2 publication Critical patent/JP3586093B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はバンド制御方式のプリンタ・コントローラのデグレード及び副走査方向の同期ずれ印刷を抑制する画像形成装置及び記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、高解像度のページプリンタにおいては、メモリ容量が増えるため、1ページ分のビットマップメモリを用意するのではなく、1ページを複数の領域(以後、バンドと称する)に分け、数バンド分のビットマップメモリを用意し、画像データを1つのバンドメモリに展開しながら、描画データをプリンタエンジンに転送していた。
【0003】
また、LBP(レーザビームプリンタ)コントローラの場合、副走査同期信号の割り込みを受け付けてから、主走査同期信号を受け付け可能状態にして、副走査方向の同期をとっていた。
【0004】
ここで、「副走査」とは、感光ドラム(またはコピー紙)が回転(移動)する方向をいい、「主走査」とは、レーザビームを移動させる方向をいう。
【0005】
また、「同期」とは、原稿の画像と形成する画像データを合わせることをいい、主走査、副走査の開始点を一致させたりすることをいう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例では図9に示すように、描画データをエンジンへ転送する期間内に、1バンド分の画像データを展開しなくてはならないため、複雑なデータが入力された場合、描画データ転送期間中に画像データの展開が終了せず、白紙、又はデグレードした画像を印刷するという問題点があった。
【0007】
例えば、図9では、2バンド分の画像データを展開した後、エンジンへ描画データの転送を開始するが、「BAND1」をプリンタエンジン2へ転送中に、展開中の画像データである「BAND3」の展開が完了しなければならない。
【0008】
しかしながら、「BAND3」の画像データの展開に長時間を要する場合も生じ得る。
【0009】
また、LBPのコントローラの場合、副走査同期信号の割り込みを受け付けてから、主走査同期信号を受け付け可能(以後、SEQ・EN信号のON(TRUE)状態)にして、描画データをエンジンへ出力していたが、副走査同期信号の割り込みを受け付けてから、SEQ・EN信号をONにする迄に、1主走査期間以上かかり、プリンタエンジン側にメモリを塔載し、ライン単位、ドット単位でビデオデータをラッチする場合、副走査方向の同期ずれという問題点があった。
【0010】
この問題点を解決するために、副走査同期信号に同期して、SEQ・EN−信号をON(TRUE)にして、主走査同期信号をカウントし、カウントした値が、1ページ分の主走査同期信号数に達した場合は、SEQ・EN−信号をOFF(FALSE)にして、主走査同期信号をマスクする手法がとられるが、多ビットカウンタが必要なため、ゲート数が増加し、コストアップになるという問題点があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記従来の欠点を除去するために成されたものであり、1バンド分の描画データ転送期間中に、別バンドの画像データの展開が間に合わないと判断した場合、次バンドの主走査同期信号をマスクしてプリンタエンジンへの描画データの転送を止め、画像データが準備できた時に、主走査同期信号のマスクを解除して、エンジンへの描画データ転送を再開させることを目的とする。
【0012】
また、上記手法を副走査方向の同期ずれに応用し、SEQ・EN信号をOFF(FALSE)状態からON(TRUE)状態にする期間は、主走査同期信号をマスクし、副走査同期信号に同期して、主走査同期信号のマスクを解除すれば、多ビットカウンタを用いずに副走査方向の同期ずれを防止することを目的とする。
【0013】
前記目的を達成するために、本発明は以下の構成よりなる。
【0014】
すなわち、1ページを複数のバンド領域に分割して、既に展開済みの1バンド領域のビデオデータをプリンタコントローラからプリンタエンジンへ転送する転送期間中に、当該1バンド領域に連続する次バンド領域のビデオデータの展開を行うプリンタコントローラは、
前記次バンド領域のビデオデータの展開に要する展開時間を予測する展開時間予測手段と、
前記予測された展開時間と、前記プリンタコントローラからプリンタエンジンへ展開済みである前記1バンド領域のビデオデータを転送するのに要する転送時間とを比較する比較手段と、
前記比較の結果に基づき、前記1バンド領域のビデオデータの転送期間中に、当該1バンド領域に連続する前記バンド領域のビデオデータの展開が間に合わないと判断した場合は、前記プリンタエンジンから送られてくる主走査同期信号をマスクして、前記バンド領域のビデオデータを前記プリンタエンジンへ転送しないようにし、前記バンド領域のビデオデータへの展開が完了したところで、前記マスクを解除し、前記プリンタコントローラから前記プリンタエンジンへのビデオデータの転送を再開する転送制御手段とを備えることを特徴とする。
【0018】
また、コンピュータ読取り可能な記録媒体は、バンド領域のビデオデータの展開に要する展開時間を予測する展開時間予測手段と、
前記予測された展開時間と、プリンタコントローラからプリンタエンジンへ展開済みであるバンド領域のビデオデータを転送するのに要する転送時間とを比較する比較手段と、
前記比較の結果に基づき、前記1バンド領域のビデオデータの転送期間中に、当該1バンド領域に連続する前記バンド領域のビデオデータの展開が間に合わないと判断した場合は、前記プリンタエンジンから送られてくる主走査同期信号をマスクして、前記バンド領域のビデオデータを前記プリンタエンジンへ転送しないようにし、前記バンド領域のビデオデータへの展開が完了したところで、前記マスクを解除し、前記プリンタコントローラから前記プリンタエンジンへのビデオデータの転送を再開する転送制御手段とを機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態を図1及び図2に示す。図1は、プリンタの構成を示す図面であり、1はPDLコントローラ部、2はプリンタエンジン部である。本発明では更に、プリンタエンジン部2に保管用画像メモリ203を搭載した場合について述べる。前記、PDLコントローラ部1において、101はコントローラ2の状態を示すパネルであり、パネルインタフェース(I/F)102を介して、アドレスバス・データバス群114に接続されている。
【0020】
103は外部機器104とデータのやり取りを行うホストI/Fであり、105はフォントデータ等をビットマップデータ等に変換する画像データ発生部である。画像データ発生部105と後述する、RAM109、CPU111は1バンド領域のビデオデータの展開に要する展開時間を予測する展開時間予測手段として機能する。
【0021】
ここで発生したビットマップデータは画像メモリ106に蓄えられる。111はPDLコントローラを制御するCPUであり、110はフォントデータ及びプログラムが保管されているROMである。
【0022】
109はホストI/F103からのデータを蓄えたり、システム管理するためのプログラムを蓄えたRAMであり、113はプリンタエンジンと情報のやり取りを行う通信回路である。
【0023】
107は出力バッファレジスタであり、ビデオI/F回路112を介して、ビデオクロック(VCLK)、主走査同期信号(HSYNC2−)を入力してビデオデータ(VDO)を転送する。
【0024】
ビデオI/F回路112はプリンタエンジン2から,ビデオクロック(VCLK)と主走査同期信号(HSYNC−)、副走査同期信号(VSYNC−)を受け取り、出力バッファレジスタ107に対して、ビデオクロックと主走査同期信号(HSYNC2−)を出力する。
【0025】
この出力に基づき、出力バッファレジスタ107はビデオデータ(VDO)を生成する。ここで、ビデオI/F回路112、出力バッファレジスタ107、画像データ発生部105及びCPU111は、1バンド領域のビデオデータの展開に要する展開時間と、プリンタコントローラ1からプリンタエンジン2へ展開済みデータを転送するのに要する転送時間とを比較する比較手段として機能する。
【0026】
108は出力バッファレジスタ107及びビデオI/F回路112を制御するI/Oポートである。このI/Oポート108とビデオI/F回路112、RAM109およびCPU111は転送制御手段として機能する。
【0027】
プリンタエンジン2において、201はPDLコントローラ1からのビデオデータを処理する画像処理部であり、202は出力バッファレジスタ107で生成されたシリアルなビデオデータビデオデータ(VDO)をパラレルデータに変換する回路であり(S→P変換)、変換されたデータは画像メモリ203に蓄えられる。
【0028】
204はビデオクロック(VCLK)を発生する回路であり、206は主走査同期信号(HSYNC−)を発生する回路である。
【0029】
205はPDLコントローラ1から入力されるVIDEO・EN−信号により、主走査同期信号(HSYNC−)をマスクするゲート回路であり、207は副走査同期信号(VSYNC)を発生する回路である。
【0030】
図2は、図1における出力バッファレジスタ107及びビデオI/F回路112の内部を示した図面である。
【0031】
131は画像メモリ106に格納されている画像データをビデオクロック(VCLK)に同期させて、パラレルデータからシリアルデータに変換する回路である。
【0032】
136はI/Oポート108からのSEQ・EN−信号を用いて、ビデオI/F回路112からの主走査同期信号(HSYNC2−)をマスクするNOR回路である。
【0033】
133は前記NOR回路136でマスクされた主走査同期信号(HSYNC2−)が入力されると主走査方向のドット数のカウントを開始し、有効画素領域を示す信号を発生する回路であり、134は副走査方向の有効ライン領域を示す回路である。また135は一定期間毎にロード信号を発生する回路であり、有効画素領域信号発生部133,有効ライン領域信号発生部134の出力信号と、LOAD信号発生部135の出力信号とがAND回路132を介して131に入力される。前記のデータ処理を行なうことにより、有効画素及び有効ライン領域内において、定期的に画像データがロードされる。
【0034】
ビデオI/F回路112において、151,152はD型フリップフロップ回路を示し(D−FF)、153はインバータ回路、154はOR回路である。
【0035】
151〜154はプリンタエンジン2から出力される副走査同期信号(VSYNC−),主走査同期信号(HSYNC1−)を入力し、OR回路154の出力信号であるPRESET−信号を生成するために構成された回路である。
【0036】
PRESET−信号がTRUEになると、プリセット機能付きD型フリップフロップ回路155のQb出力(HSYNC・EN−信号)がTRUEになり、OR回路156を介して、主走査同期信号HSYNC2−が出力バッファレジスタ107に入力される。
【0037】
I/Oポート108は、CBUSY−信号をプリセット機能付きD型フリップフロップ回路159に入力し、1バンド転送毎にTRUEとなるBAND END−信号を、インバータ回路157を介してOR回路158に入力する。またI/Oポート108は、CLR・WR信号をOR回路158に入力する。OR回路158の出力は、D型フリップフロップ回路159のクロック端子に入力され、159のQb出力はVIDEO・EN−信号として、プリンタエンジン2のゲート回路205に入力される。
【0038】
図2において、電源立ち上げ後のRESET−信号により、D型フリップフロップ回路151,152,155のデータはクリアされる。159はプリセットされることにより、PRESET−信号、HSYNC・EN−信号はFALSE状態になり、VIDEO・EN−信号はTRUEになる。
【0039】
ここで、プリンタエンジン2から出力される主走査同期信号(HSYNC−)は、電源立ち上げ後、常に発生するものであり、副走査同期信号(VSYNC)は、PDLコントローラ1の通信回路113を経由してコントローラ1から要求された時のみ、プリンタエンジン2から出力される。また、副走査同期信号(VSYNC−),主走査同期信号(HSYNC−),ビデオクロック(VCLK)信号はすべて同期した信号である。
【0040】
ビデオI/F回路112の動作について、図3のタイミングチャートを用いて説明する。図3は連続プリント時のタイミングチャートである。
【0041】
時刻T1において、副走査同期信号(VSYNC−)がTRUEになると、PRESET−信号がTRUEとなる。これにより、HSYNC・EN−信号は、FALSEの状態からTRUEの状態になり、次の主走査同期信号(HSYNC−)からHSYNC2−がTRUEになり、出力バッファレジスタ107が動作を開始する。
【0042】
期間T2では、バンド1の描画データをプリンタエンジン2ヘ転送中であり、かつ、バンド2の画像データを展開中であるが、T2期間内に画像データの展開が終了できないと判断すると、I/Oポート108はCBUSY−信号をTRUEにし、T3において、I/Oポートから出力されるBAND END−信号により、D型フリップフロップ回路159でラッチし、VIDEO・EN−信号をFALSEとする。
【0043】
エンジン部・ゲート回路205により、主走査同期信号(HSYNC−)信号はマスクされ、これにより、HSYNC2−信号は、FALSEとなり、出力バッファレジスタ107からビデオデータの出力が中止される。このとき、PDLコントローラ1は画像データの展開が終了するまで待機する。
【0044】
時刻T4において、画像データの展開が完了すると、CBUSY−信号はFALSEとなる。時刻T5において、CLR・WR信号をTRUEにすることにより、VIDEO・EN−信号はTRUEになり、ゲート回路205により、主走査同期信号(HSYNC−)信号のマスクは解除される。
【0045】
これにより、再びHSYNC1−,HSYNC2−はTRUEとなり、出力バッファレジスタ107はT6期間において、バンド2のビデオデータを出力する。
【0046】
時刻T7において、最終バンドのビデオデータが出力され、BAND・END−信号が出力されると、同時にSEN・EN−信号はクリアされてFALSEになり、出力バッファレジスタ107はHSYNC2−及びビデオクロック(VCLK)を受け付けなくなる。
【0047】
時刻T8において、I/Oポート108のD0をLowレベルにし、DISEN・WR信号をTRUEにして、HSYNC・EN−信号をFALSEにすると、OR回路156はHSYNC1−信号をマスクし、HSYNC2−信号はFALSEになる。
【0048】
このとき、PDLコントローラ1は、次ページのバンド1の画像データを展開中であり、展開が完了すると、時刻T9において、108はSEQ・EN信号をTRUEにし、時刻T10において、通信回路113を経由して、PDLコントローラ1はプリンタエンジン2へVSYNC信号を要求し、時刻T11において、次ページの副走査同期信号(VSYNC)がTRUEになると、PRESET−信号、HSYNC・EN−信号がTRUEになる。これにより、OR回路156により、HSYNC1−信号のマスクは解除され、次の主走査同期信号(HSYNC−)からHSYNC2−信号はTRUEとなり、出力バッファレジスタ107は、次ページのビデオデータを出力する。
【0049】
これにより、SEQ・EN−信号がFALSEからTRUEにセット(T9)されるとき、HSYNC・EN−信号により、HSYNC1−がマスクされ、次の副走査同期信号(VSYNC−)が入力されることにより、マスクが解除されるため、副走査方向の同期ずれを防止することができる。
【0050】
以上説明したように、本実施形態では、1バンド領域分の描画データ転送期間中に、1バンド領域分の画像データの展開が間に合わないと判断した場合、次バンドの主走査同期信号(HSYNC−)をマスクしてプリンタエンジンへの描画データの転送を止め、画像データの展開が完了して準備できた時に、主走査同期信号(HSYNC−)のマスクを解除して、プリンタエンジンへのビデオデータ転送を再開させるものである。
【0051】
これにより、複雑なデータが入力された場合でも画像データの展開が終了しないことに起因したデグレード印刷、白紙出力等を防止することが可能となる。
【0052】
また、I/Oポート108は前ページ、最終バンド、ビデオデータ転送終了後から、SEQ・EN−信号をFALSEにセットして、主走査同期信号を受け付けない状態にした後、HSYN・EN−信号をもFALSEにセットして、主走査同期信号(HSYNC−)をマスクする。その後、SEQ・EN−信号をTRUEにセットして、主走査同期信号(HSYNC−)を受け付け可能にした後、次ページの副走査同期信号(VSYNC−)を要求する。
【0053】
次ページ副走査同期信号(VSYNC−)がTRUEになったと同時に、主走査同期信号(HSYNC−)のマスクを解除すれば、副走査方向の同期ずれを防止できると同時に、多ビットカウンタを用いないため、ゲート数を削減することができる。
【0054】
(第2の実施形態)
図4、5は、それぞれ図3のAおよびB期間のタイミングを示した図である。また、図6、図7は本発明の第2の実施形態を示すブロック図であり、図1、図2と同一のブロックにおいては、同じ番号で示す。図7は図6の出力バッファレジスタ107及びビデオI/F回路112を示したものであり、図8は図7の動作を説明するためのタイミングチャートであり、電源立ち上げ後の動作を説明する図である。
【0055】
図中の時刻T20において、I/Oポート108はCLR・WR信号をTRUEにすると、D型フリップフロップ回路160はクリアされ、VIDEO・EN−信号はFALSEとなる。ゲート回路205(図1)により、主走査同期信号(HSYNC−)はマスクされ、HSYNC1−はFALSEとなる。
【0056】
時刻T1において、副走査同期信号(VSYNC−)がTRUEになると、D型フリップフロップ回路151は主走査同期信号(HSYNC−)により、副走査同期信号(VSYNC−)をラッチして、PRESET−信号がTRUE状態になる。
【0057】
D型フリップフロップ回路160により、VIDEO・EN−信号もTRUEになる。これにより、ゲート回路205は、主走査同期信号(HSYNC−)のマスクを解除し、次の主走査同期信号のタイミングからHSYNC1−信号はTRUEとなり、出力バッファレジスタ107はビデオデータを出力可能とする。
【0058】
時刻T2〜T6のタイミングは、図3と同一であり、時刻T21のように、最終バンド、バンドnの描画データ転送中に、I/Oポート108は、CBUSY−信号をTRUEにする。
【0059】
時刻T7において、I/Oポート108から出力されるBAND END−信号により、D型フリップフロップ回路159の出力信号であるVIDEO・EN−はFALSEになる。ゲート回路205は主走査同期信号(HSYNC−)のマスクを開始する。
【0060】
時刻T22において、I/Oポート108はCBUSY−信号をFALSE、時刻T9でSEQ・EN−をTRUEにして、出力バッファがHSYNC1−を受け付け可能状態にする。
【0061】
時刻T10で、PDLコントローラ1はプリンタエンジン2へ副走査同期信号(VSYNC−)を要求し、時刻T11において、副走査同期信号(VSYNC−)がTRUEになると、PRESET−及びVIDEO・EN−信号はTRUEになる。
【0062】
これにより、ゲート回路205は、主走査同期信号(HSYNC−)のマスクを解除し、次の主走査同期信号(HSYNC−)のタイミングからHSYNC1−はTRUE状態になり、出力バッファレジスタ107は次ページのビデオデータを出力可能とする。
【0063】
(第3の実施形態)
また、第3の実施形態として、図2(本発明の第1の実施形態)におけるD型フリップフロップ回路155のクロック端子に、DISEN・WR信号でなくBAND・END−信号を反転した157のインバータ出力を入力してもよい。前ページ,最終バンド領域の画像データ転送時にI/Oポート108の出力信号D0をLowレベルにセットすれば、最終バンド領域の画像データ転送終了直後に、I/Oポート108からの出力信号BAND・END−により、HSYNC・EN−信号(D型フリップフロップ回路155の出力)はFALSE状態となり、プリンタエンジン部2から入力されたHSYNC1−信号のマスクを開始する。
【0064】
I/Oポート108の出力信号SEQ・EN−をTRUE(すなわち、主走査同期信号を受け付け可能)にして、プリンタエンジン2側へ副走査同期信号(VSYNC)を要求し、副走査同期信号(VSYNC)がTRUEになると、PRESET−,HSYNC・EN−両信号がTRUEになる。これにより、HSYNC1−信号のマスクが解除される。次のHSYNC1−信号の入力タイミングがTRUEになったときから、出力バッファレジスタ107はビデオデータの転送を開始し、上記実施形態と同様の効果を奏する。
【0065】
(第4の実施形態)
また、第4の実施形態として、図11に示すように、図2のCBUSY−信号のインバータ出力161を、D型FF159のD入力に接続し、かつ、RESET−信号と、CBUSY−信号のインバータ出力とを、AND回路162を介して、D型FF159のCLR端子に接続すれば、VIDEO・EN−信号をFALSEからTRUE にするときに、図2のCLR・WR信号を用いずに行え、上記実施形態と同種の効果を奏する。
【0066】
また、本実施形態ではプリンタエンジン2側にビデオデータ保管用のRAMを内蔵した場合について述べたが、BJプリンタのようにページの途中で印刷を止められるのであれば、ビデオデータ保管用のRAMは不必要であり、上記実施形態と同様の効果を奏する。
【0067】
また、本実施形態では、ゲート回路205が、プリンタエンジン部2にある場合について述べたが、PDLコントローラ部にあってもよく、上記実施形態と同様の効果を奏する。
【0068】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェ−ス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0069】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0070】
この場合、記録媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
【0071】
プログラムコードを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0072】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0073】
さらに、記録媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0074】
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、前記各手段を機能させるためのプログラムコードを格納することになる。この場合図10に示す「展開時間予測モジュール1001」、「比較モジュール1002」、「転送制御モジュール1003」の各モジュールが記録媒体に格納されることになる。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、既にビデオデータに展開された別バンド領域分のビデオデータ転送期間中に、1バンド領域分の画像データの展開が間に合わないと判断した場合、次バンドの主走査同期信号(HSYNC−)をマスクして、プリンタエンジンへ、展開が完了していない1バンド領域のデータ転送を止め、画像データの展開が完了して準備できた時に、主走査同期信号(HSYNC−)信号のマスクを解除して、プリンタエンジンへビデオデータの転送を再開させるものである。これにより、複雑なデータが入力された場合でも画像データの展開が終了しないことに起因したデグレード印刷、白紙出力等を防止することが可能となる。
【0076】
また、I/Oポート108は前ページ、最終バンド、描画データ転送終了後から、SEQ・EN−をFALSEにセットして、主走査同期信号を受け付けない状態にした後、HSYNC・EN−信号をもFALSEにセットし、主走査同期信号(HSYNC−)をマスクする。その後、SEQ・EN−信号をTRUEにセットして、主走査同期信号(HSYNC−)を受け付け可能にした後、次ページの副走査同期信号(VSYNC−)を要求する。
【0077】
次ページ副走査同期信号(VSYNC−)がTRUEになったと同時に、主走査同期信号(HSYNC−)のマスクを解除すれば、副走査方向の同期ずれを防止できると同時に、多ビットカウンタを用いないため、ゲート数を削減することが可能となる。
【0078】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態を説明するための詳細図である。
【図3】本発明の第1の実施形態で、ブロック図の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図4】図3のタイミングチャートのA期間を詳細に示した図である。
【図5】図3のタイミングチャートのB期間を詳細に示した図である。
【図6】本発明の第2の実施形態を示すブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態を説明するための詳細図である。
【図8】本発明の第2の実施形態で、ブロック図の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【図9】従来の実施形態における印刷動作を示す図である。
【図10】本発明の実施形態にかかる記録媒体のメモリマップを示す図である。
【図11】本発明の第4の実施形態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 PDLコントローラ部
2 プリンタ・エンジン部
101 パネル
102 パネルI/F
103 ホストI/F
104 外部機器
105 画像データ発生部
106 画像メモリ
107 出力バッファ・レジスタ
108 I/Oポート
109 RAM
110 ROM
111 CPU
112 ビデオI/F回路
113 通信回路
114 アドレスバス・データバス
131 パラレル・シリアル変換回路
132 AND回路
133 有効画素領域信号発生回路
134 有効ライン領域信号発生回路
135 ロード信号発生回路
136 NOR回路
151 D型フリップフロップ回路
152 D型フリップフロップ回路
153 インバータ
154 OR回路
155 D型フリップフロップ回路
156 OR回路
157 インバータ
158 OR回路
159 D型フリップフロップ回路
160 D型フリップフロップ回路
201 画像処理部
202 シリアル・パラレル変換回路
203 画像メモリ
204 VCLK発生回路
205 ゲート回路
206 HSYNC発生回路
207 VSYNC発生回路

Claims (2)

  1. 1ページを複数のバンド領域に分割して、既に展開済みの1バンド領域のビデオデータをプリンタコントローラからプリンタエンジンへ転送する転送期間中に、当該1バンド領域に連続する次バンド領域のビデオデータの展開を行うプリンタコントローラであって、
    前記次バンド領域のビデオデータの展開に要する展開時間を予測する展開時間予測手段と、
    前記予測された展開時間と、前記プリンタコントローラからプリンタエンジンへ展開済みである前記1バンド領域のビデオデータを転送するのに要する転送時間とを比較する比較手段と、
    前記比較の結果に基づき、前記1バンド領域のビデオデータの転送期間中に、当該1バンド領域に連続する前記バンド領域のビデオデータの展開が間に合わないと判断した場合は、前記プリンタエンジンから送られてくる主走査同期信号をマスクして、前記バンド領域のビデオデータを前記プリンタエンジンへ転送しないようにし、前記バンド領域のビデオデータへの展開が完了したところで、前記マスクを解除し、前記プリンタコントローラから前記プリンタエンジンへのビデオデータの転送を再開する転送制御手段と、
    を備えることを特徴とするプリンタコントローラ
  2. バンド領域のビデオデータの展開に要する展開時間を予測する展開時間予測手段と、
    前記予測された展開時間と、プリンタコントローラからプリンタエンジンへ展開済みであるバンド領域のビデオデータを転送するのに要する転送時間とを比較する比較手段と、
    前記比較の結果に基づき、前記1バンド領域のビデオデータの転送期間中に、当該1バンド領域に連続する前記バンド領域のビデオデータの展開が間に合わないと判断した場合は、前記プリンタエンジンから送られてくる主走査同期信号をマスクして、前記バンド領域のビデオデータを前記プリンタエンジンへ転送しないようにし、前記バンド領域のビデオデータへの展開が完了したところで、前記マスクを解除し、前記プリンタコントローラから前記プリンタエンジンへのビデオデータの転送を再開する転送制御手段と、
    を機能させるためのプログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読取り可能な記録媒体。
JP04250098A 1998-02-24 1998-02-24 プリンタコントローラ及び記録媒体 Expired - Fee Related JP3586093B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04250098A JP3586093B2 (ja) 1998-02-24 1998-02-24 プリンタコントローラ及び記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04250098A JP3586093B2 (ja) 1998-02-24 1998-02-24 プリンタコントローラ及び記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11240211A JPH11240211A (ja) 1999-09-07
JP3586093B2 true JP3586093B2 (ja) 2004-11-10

Family

ID=12637795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04250098A Expired - Fee Related JP3586093B2 (ja) 1998-02-24 1998-02-24 プリンタコントローラ及び記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3586093B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4194425B2 (ja) 2003-06-18 2008-12-10 キヤノン株式会社 画像処理装置及びデータ転送方法
JP6481429B2 (ja) 2015-03-11 2019-03-13 富士ゼロックス株式会社 印刷制御装置、画像形成システムおよびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11240211A (ja) 1999-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6708234B2 (en) Data processing apparatus and DMA data transfer method
JP3586093B2 (ja) プリンタコントローラ及び記録媒体
JP2004220579A (ja) 画像処理装置、画像処理プログラムおよび記憶媒体
KR101383969B1 (ko) 화상 처리 장치, 그 제어 방법 및 저장 매체
JP2002108584A (ja) 画像処理装置および画像形成装置
JP2007323662A (ja) データ転送方法
JP2955301B2 (ja) 画像処理方法
JPH11177831A (ja) 画像処理装置および画像出力システム
JP2002036655A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JPH11355576A (ja) 画像処理装置
JP2008262471A (ja) 画像出力装置
JPH09277646A (ja) 印刷装置とその制御方法及び印刷システム及びコンピュータ可読メモリ
JP2002135544A (ja) 画像処理装置
JP2005149030A (ja) プリントシステム
JP2004042406A (ja) 印刷装置
JP4061200B2 (ja) 画像形成システム及び画像形成装置
JPH09220828A (ja) 印刷方法及びその装置
JP3478640B2 (ja) データ処理装置、印刷装置及び制御方法
JP2004192160A (ja) プリントシステム
JPH047966A (ja) プリンタコントローラ
JP2006137097A (ja) 印刷装置,プリンタドライバプログラム,及び、半導体集積回路
JP2004222090A (ja) 画像形成装置
JPH0654169A (ja) ファクシミリ装置
JPH0389394A (ja) 画像形成装置
JPS59123987A (ja) イメ−ジ・メモリのプリント・デ−タ展開方法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040312

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040511

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070813

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080813

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090813

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100813

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110813

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120813

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130813

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees