JPH09277646A - 印刷装置とその制御方法及び印刷システム及びコンピュータ可読メモリ - Google Patents

印刷装置とその制御方法及び印刷システム及びコンピュータ可読メモリ

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JPH09277646A
JPH09277646A JP8098402A JP9840296A JPH09277646A JP H09277646 A JPH09277646 A JP H09277646A JP 8098402 A JP8098402 A JP 8098402A JP 9840296 A JP9840296 A JP 9840296A JP H09277646 A JPH09277646 A JP H09277646A
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JP8098402A
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Masaaki Shimizu
正明 清水
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】必要な部分を欠落させることなくトナーを節約
して印刷を行う。 【解決手段】ホストからエコノモードが指定されるとそ
の旨制御レジスタ501に格納される。ホストでは、エ
コノモードなら印刷装置の解像度の2分の1で画像を生
成する。パターン発生回路502は、入力される画像デ
ータの各画素を、モードに応じて解像度変換する。エコ
ノモードであれば、1つの入力画素に対して、白画素な
らば2×2の白画素群に、黒画素ならばそのうちの1つ
だけが黒がそとなる2×2の画素群に変換する。このた
め、ホストで画像を生成する際に必要な画素を残してお
きさえすれば、それが欠落することはなく、その上トナ
ーの消費は通常の4分の1となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば電子写真プ
ロセス等を用いて画像を印刷する印刷装置及びその制御
方法に関し、特に入力画像の解像度を変換する印刷装置
及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印刷装置に於いては、ホ
ストコンピュータ上で作成した文章や図形・イメージ等
の印字データを試し印刷して印字出力のレイアウト等を
確認する様な場合でも、印刷装置は、最適のトナー濃度
(印字濃度)で印字出力を行ってしまう。ところがこの
ような場合には、レイアウト等を可視的に確認可能な印
字出力を行うだけで充分であり、トナーを本来の目的以
上に消費してしまうことになる。
【0003】また、従来、上記の問題を解決するため
に、印刷装置内にドラフトモードを設けるものもある
が、この場合には、ホストコンピュータ内で生成された
ドットデータを印刷装置に転送する際に間引き処理を行
ったり、または、印刷装置内でドットデータをビデオ信
号に変換し印刷機構部に転送する際に、ビデオ信号の間
引きを行うのが通常である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この場合に
は、間引き方法によってはレイアウト確認に支障をきた
す場合がある。例えば、単純に間引き処理を行うと、1
ドット幅の様な細い線が欠落して印字されない場合があ
る。このような場合、レイアウト確認という本来の目的
が達成できないことになる。
【0005】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、必要に応じてトナーの消費を減らした印刷を、本来
の画像を損なわずに実現する印刷装置及びその制御方法
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来例に鑑
みてなされたもので、つぎのような構成から成る。すな
わち、外部装置からの命令及び画像データを受信して印
刷出力を行う印刷装置であって、前記外部装置から画像
データを受信する画像受信手段と、前記外部装置より指
定されたモードに応じて、前記画像受信手段により受信
した画像データの各画素を所定のパターンに置き換える
変換手段と、前記変換手段により変換された画像データ
を印刷出力する出力手段とを備える。
【0007】また、本発明の印刷装置の制御方法は次の
ような構成から成る。すなわち、外部装置からの命令及
び画像データを受信して印刷出力を行う印刷装置の制御
方法であって、前記外部装置より指定されたモードを格
納する格納工程と、前記格納工程により格納されたモー
ドに応じて、前記外部装置より受信した画像データの各
画素を所定のパターンに置き換える変換工程と、前記変
換工程により変換された画像データを印刷出力する出力
工程とを備える。
【0008】また、本発明の印刷システムは次のような
構成から成る。すなわち、ホスト装置からの命令及び画
像データを印刷装置により印刷出力する印刷システムで
あって、前記ホスト装置は、第1あるいは第2の印刷モ
ードを指定する指定手段と、指定された印刷モードを前
記印刷装置に送出するモード送出手段と、指定された印
刷モードに従って、画像データを展開する展開手段と、
展開された画像データを前記印刷装置に送出する画像送
出手段とを備え、前記印刷装置は、前記ホスト装置から
の画像データを、前記印刷モードに応じて、前記ホスト
装置から受信した画像データの各画素を所定のパターン
に置き換える変換手段と、前記変換手段により変換され
た画像データを印刷出力する出力手段とを備える。
【0009】また、本発明のコンピュータ可読メモリは
次のような構成から成る。すなわち、外部装置からの命
令及び画像データを受信して印刷出力を行うためのプロ
グラムを格納するコンピュータ可読メモリであって、前
記外部装置より指定されたモードを格納する格納工程の
コードと、前記格納工程により格納されたモードに応じ
て、前記外部装置より受信した画像データの各画素を所
定のパターンに置き換える変換工程のコードと、前記変
換工程により変換された画像データを印刷出力する出力
工程のコードとを備える。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら
本発明の実施例を説明する。 <印刷装置の構成>図1は、本実施形態に於ける印刷装
置の機能構成を示す概略ブロック図である。
【0011】図1に於いて、印刷情報解析手段101
は、ホストコンピュータ上で動作しているアプリケーシ
ョンプログラムの印刷処理を実行させた時に、アプリケ
ーションプログラムから出力される印刷情報を解析し画
像情報を出力する。
【0012】画像情報生成手段102は、印刷情報解析
手段101によって解析され出力された画像情報を出力
データとしてビットマップ情報(ドットデータ)に展開
する。
【0013】印刷命令生成手段103は、画像情報生成
手段102によって展開されたビットマップ情報(ドッ
トデータ)を印刷装置に転送する。
【0014】印刷モード切替手段104は、操作者がホ
ストコンピュータの画面を通して、印刷モードをノーマ
ルモードにするかエコノモードにするかの切替を指示す
る。ここで指定された印刷モードは、後述するビデオ信
号変換機構に送信される。
【0015】ここで、ブロック101〜104はホスト
コンピュータ200内の機能である。
【0016】次に、印刷情報制御手段105は、印刷命
令生成手段103から送信されたビットマップ情報(ド
ットデータ)を受信しビデオ信号に変換して、実際のプ
リンタエンジンに転送する。また、印刷命令生成部10
3から送信された印刷命令を、後述するビデオ信号変換
機構や印刷機構部に伝える。
【0017】ビデオ信号変換機構106は、印刷情報制
御手段105によって送出されたビデオ信号を、印刷モ
ード切替手段104によって指定された印刷モードの指
示に従って、変調する。
【0018】ここで、ブロック105,106は印刷装
置207内のコントローラ内部の機能である。
【0019】また、印刷機構部(プリンタエンジン)1
07は、印字制御を司る印字機構と、印刷機構部内の給
紙搬送系(給紙モードや排紙処理)等を司る制御機構か
らなる。
【0020】次に、図2のブロック図を用いて、図1に
示した各機能の動作を説明する。
【0021】まず、ホストコンピュータ200の起動と
同時に、ホストコンピュータ200内の印刷情報解析部
202(図1の印刷情報解析手段101に対応)、印刷
環境検知部205、印刷命令生成部204(図1の印刷
命令生成手段103に対応)が起動される。
【0022】ここで、操作者が、何らかのアプリケーシ
ョンプログラム201実行中に、印刷出力を指示する
と、アプリケーションプログラム201が印刷情報を印
刷情報解析部202に送出する。印刷情報解析部202
は、アプリケーションプログラムから出力される印刷情
報を解析した後、画像情報を出力する。ここで、印刷情
報とは、実際に印字処理を行う為の、文字コード・図形
やイメージデータ等のデータや、印字位置や大きさ等々
を指定する印字用データである。
【0023】印刷情報解析部202は印刷情報から画像
情報を生成し画像情報生成部203(図1の画像情報生
成手段102に対応)に送出する。
【0024】画像情報生成部203は、画像情報をドッ
トデータに変換し、印刷命令生成部204の印字開始命
令に同期してドットデータを、インターフェースケーブ
ルを通して、印刷装置207に送出する。
【0025】画像表示・操作制御部206は、ホストコ
ンピュータの画面を通して、当印刷装置の状態(ステー
タス)を表示したり、操作者が印刷装置207に対して
の印刷環境を設定したりする。
【0026】ここで、上記ドットデータの転送動作と同
期して、画面表示・操作制御部206は、画面上で指定
された各印刷環境の情報を印刷情報解析部202に送出
する。印刷情報解析部202は、印刷環境情報から印刷
命令を生成して印刷命令生成部204に送出する。印刷
命令生成部204は、生成された印刷命令をインターフ
ェースケーブルを通して印刷装置207に送出する。
【0027】ここで、印刷環境とは、実際に印字処理を
行う為の、印刷機構部(プリンタエンジン)に対する制
御データである。制御データとは、例えば、給紙モード
(カセット給紙・手差し給紙)・用紙サイズや、後述す
る印刷モード(ノーマルモード・エコノモード)の切替
制御を指定するような制御データのことである。
【0028】また、本発明において、印刷モードをノー
マルモードにするかエコノモードにするかの切替を指示
する操作(図1の印刷モード切替手段104に対応)も
画面表示・操作制御部より行う。
【0029】次に、ホストコンピュータ200内の印刷
命令生成部204から送出された印刷命令はプリンタコ
ントローラ208(図1の印刷情報制御手段105に対
応)を通りビデオ信号変換回路209(図1のビデオ信
号変換機構106に対応)、及び、エンジンコントロー
ラ210に転送される。後述の印刷モードも当経路を通
って、プリンタコントローラ208、及び、ビデオ信号
変換回路209に通達される。
【0030】また、印刷命令生成部204から送出され
たドットデータは、プリンタコントローラ208内の画
像メモリ(RAM)へ転送され、エンジンコントローラ
210からの印字開始命令受信と同期してビデオ信号変
換回路209を通して、エンジンコントローラ210へ
と転送され、更に実際の印刷処理を行うプリンタエンジ
ン211に送られる。ここで、エンジンコントローラ2
10とプリンタエンジン211が印刷機構部212(図
1の印刷機構部107に対応)を構成する。
【0031】また、印刷機構部212の印刷環境は、プ
リンタコントローラ208を通りホストコンピュータ2
00へ転送される。次に、ホストコンピュータ200内
の印刷環境検知部205が印刷装置207から送信され
た印刷環境情報を受信し、印刷環境を印刷情報解析部2
02、及び、画面表示・操作制御部206に通知する。
【0032】次に、図3にビデオ信号変換の概念を示
す。
【0033】まず、図3は、ビットマップデータを、ビ
デオ信号変換回路に通し、実際の印刷機構部(プリンタ
エンジン)に出力する一般的な例を示している。図3に
おいて、ビットマップイメージ301は、プリンタコン
トローラ208内の画像メモリ(RAM)に格納されて
いる。ビデオ信号変換回路302は、ビットマップイメ
ージ301をビデオ信号に変換するもので、図2のビデ
オ信号変換回路209に対応する。
【0034】次に、本実施形態における印刷装置として
レーザビームプリンタを例として説明する。 <電子写真方式の印刷機構>まず、図13、図14、図
15、及び図16に、レーザビームプリンタに於ける一
般的な構成を示す。
【0035】図13において、ホストコンピュータ13
01は、印刷装置1302にドットデータや印刷命令を
送信する。
【0036】印刷装置1302は、本発明における印刷
装置の一例(ここでは、発光素子としてレーザビームを
使用したレーザビームプリンタを示している)を表わ
す。プリンタコントローラ部1303は、ホストコンピ
ュータ1301から送信されたドットデータや印刷命令
を受取り、印刷機構部1304に対して順次ドット情報
を送信する。印刷機構部(プリンタエンジン)1304
は、プリンタコントローラ部1303から送出されるビ
デオ信号(ドット情報)に基づいて、実際に感光ドラム
上に印字を行う。
【0037】エンジンコントローラ部1305は、印刷
機構部1304全体をコントロールし、プリンタコント
ローラ部1303からのビデオ信号を受信したり、プリ
ンタエンジン1304のステイタスをプリンタコントロ
ーラ部1303に送信したりする部分と、電子写真プロ
セスや給紙搬送系及び光学系を制御する部分からなる。
【0038】光学系1306は、変調されたレーザ光に
より感光ドラムを走査するための回転ミラーや、反射ミ
ラー1308などを含む。
【0039】給紙搬送系1307は、感光ドラム上に形
成された潜像をトナー現像して印刷用紙に転写・定着さ
せる電子写真プロセスと、印刷用紙を給紙カセットから
取出し、転写・定着から排出に至る紙送り系とを含んで
いる。
【0040】次に、図14として、図13の給紙搬送系
1307を示す。
【0041】図14において、印刷用紙1406は、給
紙カセット1401から給紙ローラ1402によって1
枚ずつ給紙され、用紙搬送ローラ1403により搬送さ
れる。搬送された用紙は、感光ドラム1404上のトナ
ー像を転写され、トナー像は、定着器1405により定
着される。
【0042】次に、図13の印刷機構部1304内の光
学系1306の詳細を図15に示す。
【0043】図15において、レーザドライバ1501
は、コントローラから送出されたビデオ信号(ドット情
報)に応じて半導体レーザ1502を駆動する。レーザ
ドライバ1501によって駆動される半導体レーザ15
02からのレーザビーム1503は、回転多面鏡150
4により主走査方向に走査され、回転多面鏡1504と
反射ミラー(図13の1308)の間に配置されたf−
θレンズ1505を経て、反射ミラー1308を介して
感光ドラム1404上に導かれ、感光ドラム1404上
に結像し、主走査方向に操作して主走査ライン1506
上に潜像を形成する。
【0044】レーザビーム1503の走査開始位置に配
置されたビームディテクタ1507は、レーザビーム1
503を検出することにより主走査の画像書き出しタイ
ミングを決定するための同期信号としてBD信号を検出
する。
【0045】用紙1406は、カセットから給紙ローラ
・搬送ローラによって感光ドラム1404部に送られ
る。感光ドラム1404はギアユニット(図示せず)を
介してメインモータ(図示せず)によって回転駆動され
る。帯電器により帯電された感光ドラム1404の表面
は、レーザビーム1503の露光によって、潜像が形成
される。レーザビームが露光した部分の潜像は現像器に
よりトナー像として顕像化された後、転写帯電器により
前記トナー像を用紙1406の紙面上に転写される。
【0046】トナー像が転写された用紙1406は、そ
の後、定着ローラ1405によりトナー像が定着され、
排出ローラにより排紙トレイ上に排紙される。 <エンジンの制御>かかるプリンタエンジン(印刷機構
部)は、図16に示すようにプリンタコントローラ20
8とインターフェース回路405により接続され、コン
トローラ208からのプリント指令及び画像信号を受け
て、プリントシーケンスを行うものである。このインタ
ーフェース回路405にて送受信される信号について、
以下に簡単に説明する。
【0047】PPRDY信号は、コントローラに対して
プリンタから送出される信号であって、プリンタの電源
が投入されてプリンタが動作可能状態であることを知ら
せる信号である。
【0048】CPRDY信号は、プリンタに対してコン
トローラから送出される信号であって、コントローラの
電源が投入されてコントローラが動作可能状態であるこ
とを知らせる。
【0049】RDY信号は、コントローラに対してプリ
ンタから送出される信号であって、プリンタが後述する
PRNT信号を受ければいつでもプリント動作を開始で
きる状態、または、プリント動作を継続できる状態にあ
ることを示す信号である。例えば、用紙カセット140
1が紙無しになった場合等でプリント動作の実行が不可
能になった場合には、本信号は「偽」となる。
【0050】PRNT信号は、プリンタに対してコント
ローラから送出される信号であって、プリント動作の開
始またはプリント動作の継続を指示する信号である。プ
リンタは、本信号を受信するとプリント動作を開始す
る。
【0051】VSREQ信号は、コントローラに対して
プリンタから送出される信号であって、プリンタから送
出されるRDY信号が「真」状態の時に、コントローラ
からPRNT信号を「真」にすることによりプリント動
作開始の指示が送出された後に、プリンタが画像データ
を受け取ることが可能な状態にあることを示す信号であ
る。この状態で、後述するVSYNC信号を受信するこ
とが可能になる。
【0052】VSYNC信号は、プリンタに対してコン
トローラから送出される信号であって、副走査方向に対
して画像データの送出タイミング同期を取るための信号
である。この同期により、ドラム上に形成されたトナー
像は用紙に対して副走査方向の同期をとって用紙上に転
写される。
【0053】BD信号は、コントローラに対してプリン
タから送出される信号であって、主走査方向に対して画
像データの送出タイミング同期を取るための信号であ
る。この同期により、ドラム上に形成されたトナー像は
用紙に対して主走査方向の同期をとって用紙上に転写さ
れる。本信号は、走査レーザビームが主走査の始点にあ
ることを示す。
【0054】VDO信号は、プリンタに対してコントロ
ーラから送出される信号であって、印字する画像データ
を送信するための信号である。本信号は、後述するVC
LK信号に同期して送出される。プリンタは、VDO信
号が「真」の場合に黒画像(黒ドット)、また「偽」の
場合に白画像(白ドット)として印字する。
【0055】SC信号は、プリンタに対してコントロー
ラから送出される信号である「コマンド」及び、コント
ローラに対してプリンタから送出される信号である「ス
テータス」を双方向に送受信する双方向シリアル信号で
ある。本信号を送信、または受信する時の同期信号とし
て後述するSCLK信号を用いる。また、双方向信号の
送信方向を制御する信号として、後述するSBSY信号
とCBSY信号とを用いる。ここで、「コマンド」は8
ビットからなるシリアル信号であり、例えば用紙の給紙
モードがカセットから給紙するモードであるか、または
手差し口から給紙するモードであるかをコントローラが
プリンタに対して指示するための指令情報である。ま
た、「ステータス」は8ビットからなるシリアル信号で
あり、例えばプリンタの定着器の温度がまだプリント可
能な温度に達していないウエイト状態や、用紙ジャム状
態、あるいは用紙カセット無し状態である等のプリンタ
の種々の状態をプリンタからコントローラに対して報知
するための情報である。
【0056】SCLK信号は、プリンタが「コマンド」
を取り込むための、あるいはコントローラが「ステータ
ス」を取り込むための同期パルス信号である。
【0057】CBSY信号は、コントローラが「コマン
ド」を送信するのに先立ち、SC信号及びSCLK信号
を占有するための信号である。
【0058】SBSY信号は、プリンタが「ステータ
ス」を送信するのに先立ち、SC信号及びSCLK信号
を占有するための信号である。
【0059】上記のようなインターフェースの動作につ
いて、以下に説明を加える。
【0060】プリンタの電源スイッチが投入されると、
プリンタは、プリンタの内部の状態を初期化した後、コ
ントローラに対してPPRDY信号を「真」にする。一
方、コントローラは、同様にコントローラ内部の状態を
初期化した後、プリンタに対してCPRDY信号を
「真」にする。これによって、プリンタとコントローラ
は互いの電源が投入され初期化処理が終了したことを確
認する。
【0061】その後、プリンタは定着ローラ内部に収納
された定着ヒータに通電し、定着ローラの表面温度が定
着可能な温度に達するとRDY信号を「真」にする。コ
ントローラはRDY信号が「真」であることを確認した
後、印字すべきデータが存在する場合に、プリンタに対
してPRNT信号を「真」にする。プリンタはPRNT
信号が「真」であることを確認すると、感光ドラム14
04を回転させ、感光ドラム表面の電位を一定にイニシ
ャライズすると同時に、カセット給紙モード時には給紙
カムを駆動し、用紙先端部をレジストシャッタの位置ま
で搬送する。手差し給紙モード時には、手差し給紙ロー
ラにより給紙台から手差しされた用紙をレジストシャッ
タの位置まで搬送する。
【0062】しかる後、プリンタがVDO信号を受入れ
可能な状態になると、VSREQ信号を「真」にする。
コントローラはVSREQ信号が「真」であることを確
認した後、VSYNC信号を「真」にすると同時にBD
信号に同期してVDO信号を順次送出する。プリンタ
は、VSYNC信号が「真」になったことを確認する
と、これに同期してレジストソレノイドを駆動してレジ
ストシャッタを解除する。これにより用紙1406は感
光ドラム1404に搬送される。プリンタはVDO信号
に応じて、画像を黒に印字すべき時にはレーザビームを
点灯させ、画像を白に印字すべき時にはレーザビームを
消灯させることにより、感光ドラム1404上に潜像を
形成し、次に現像器で潜像にトナーを付着させて現像
し、トナー像を形成する。次に転写帯電器によりドラム
上のトナー像を用紙1406上に転写し、定着ローラ1
405によって定着した後に排紙トレーに排紙する。
【0063】次に、前記コントローラ208における印
字動作の過程を図16を用いて説明する。
【0064】同図において、画像メモリ402は、ホス
トコンピュータから送信されたドットデータ(画像デー
タ)を格納する。アドレス発生部403は、画像メモリ
402のアドレスを発生する。出力バッファレジスタ4
04は、画像メモリ402から読み出される画像データ
を画像信号VDOに変換する。同期クロック発生器16
01は、前記BD信号に同期した画像クロック信号VC
LKを発生する。プリンタインターフェース回路405
は印刷機構部(プリンタエンジン)212との信号の入
出力部である。ホストインターフェース回路401はホ
ストコンピュータとの信号の入出力部である。
【0065】ここで、プリンタインターフェース回路4
05と印刷機構部212間の情報(制御コマンド・エン
ジンステータスやPRNT信号等々)のやり取りは、ホ
ストインターフェース回路401を介して、ホストコン
ピュータが全てを司る。
【0066】次に、上記構成において、画像信号VDO
を前記プリンタエンジンに送出する時の動作を説明す
る。
【0067】まず、ホストコンピュータは、1頁分の印
字データが準備できると、ホストインターフェース回路
401を介して、印刷機構部212に対して印字要求信
号PRNTを送出し、続いてドットデータを送信する。
プリンタコントローラ208はホストコンピュータから
のドットデータを受信し画像メモリ402に格納する。
印刷機構部212はPRNT信号を受けると印字動作を
開始し、垂直同期信号VSYNCを受け付けることがで
きる状態になった時点でVSREQ信号をプリンタコン
トローラ208に送出する。プリンタコントローラ20
8はVSREQ信号を受けると、垂直同期信号VSYN
Cを印刷機構部212に送出すると供に、副走査方向の
所定の位置から印字が行われるようにするために、前記
VSYNC信号からの所定時間をカウントする。所定時
間のカウントが終了するとアドレス発生部403は画像
メモリ402に格納されている画像データの先頭アドレ
スから順次アドレスを発生し、画像データの読み出しを
行う。読み出された画像データは主走査1ライン毎に出
力バッファレジスタ404に入力される。出力バッファ
レジスタ404では主走査方向の所定の位置から印字が
行われるようにするために、各印字ライン毎に前記BD
信号が入力してから画像クロック信号VCLKをカウン
トした後、当該印字ラインのデータを前記VCLK信号
に同期した画像信号VDOとして印刷機構部212に送
出する。そして印刷機構部212で前述した画像形成動
作が行われる。
【0068】上記の動作を各印字ページ毎に行うことに
よって、常に用紙上の同じ位置に印字が行われることに
なる。 <ホストコンピュータによる画像の展開>次に、ホスト
コンピュータ側におけるドットデータ送出の動作を説明
する。
【0069】ホストコンピュータは、ドットデータをプ
リンタエンジンの解像度に合わせて展開する。この時、
1頁分の印字データを複数の部分(セグメント単位)に
分割し、分割した印字データを展開できるメモリ領域を
最低二つ用意し、プリンタエンジンの用紙搬送速度に同
期して各セグメント単位印字データをドットデータに順
次展開し、印刷装置に転送する方法(バンドバッファ制
御)を用いる。
【0070】ここで、実際の動作内容を図8に示す。
【0071】まず、セグメント単位の印字データ展開領
域を少なくとも2つホストコンピュータ内のメモリ上に
用意する(図8の801,802)。
【0072】次に、先頭セグメントの印字データを前記
印字データ展開領域801に展開する。この状態で、領
域801上のビットマップイメージの印刷装置への転送
を開始する。ここで、用紙搬送速度は一定であるから、
ビットマップイメージの印刷機構部への転送時間は一定
になる。この一定時間内に次のセグメントをイメージ展
開領域802へと展開処理して、次のバンドのビットマ
ップイメージの印刷装置への転送を準備する。イメージ
展開領域801上のビットマップイメージの印刷装置へ
の転送終了と同時に、イメージ展開領域802上ののビ
ットマップイメージの印刷装置への転送を開始する。
【0073】以下同様に、次のセグメントの展開処理を
順次行っていく。ここで、ビットマップイメージを印刷
機構部へ転送してしまった印字データ展開領域は再利用
できるので、イメージ展開領域801と803は同一の
メモリ領域を利用できる。
【0074】しかし、本実施形態に係るような電子写真
方式のプリンタエンジンは、一旦用紙の給紙を始めると
それを一時的に停止することができないので、もし用紙
搬送時間よりもセグメントの印字データ展開時間の方が
大きい場合には、正しい印字結果が得られないという問
題(オーバーラン)が起こる。これを防止するために用
紙搬送時間よりも印字データ展開時間の方が大きいセグ
メントが存在する場合には、ドットデータをプリンタエ
ンジンの解像度より小さく(通常はエンジン解像度の二
分の一)して展開する。
【0075】この時、ドットデータの展開解像度とエン
ジン解像度が同じ場合には、図9に示すように正しい印
字結果902が得られるが、ドットデータの展開解像度
がエンジン解像度の二分の一の場合には、図10の画像
1001に示すように本来の四分の一の印字結果になっ
てしまう。それを防ぐ為にビデオ信号変換回路209を
用いる。
【0076】ビデオ信号変換回路209の動作を図4,
図5及び図6を用いて説明する。
【0077】ビデオ信号変換回路209では、例えば、
エンジン解像度が600dpiで、ドットデータの展開
解像度がエンジン解像度の半分(300dpi)の場合
には、展開データの1ドット(図6の601)を主走査
方向に2倍、副走査方向に2倍して(図6の602)プ
リンタエンジンに出力するようにする。
【0078】図4は、レーザビームプリンタのブロック
図である。同図に示すように、プリンタコントローラ2
08と印刷機構部212の間にはビデオ信号変換回路2
09及び水晶発振器406が設けられている。水晶発振
器406は、エンジン解像度に対応するクロックCLK
を発生させる。ビデオ信号変換回路209ではプリンタ
コントローラ208から送出される画像信号VDOを転
送クロックVCLKによって受け、これを主走査方向・
副走査方向とも解像度がn倍(本実施形態ではn=2)
になる様に画像信号VDOを、画像信号SVDOに変換
して印刷機構部212に送出する処理を行う。この時、
画像信号VDOをどのように変換するかは、プリンタイ
ンターフェース回路405とビデオ信号変換回路209
の間の制御信号407によって規定される。
【0079】即ち、エンジン解像度とドットデータの展
開解像度が等しい場合には、画像信号VDOを画像信号
SVDOにそのまま出力すればよく、ドットデータの展
開解像度がエンジン解像度の半分の場合には、図6に示
したように画像信号VDOを主走査方向・副走査方向と
もに2倍して画像信号SVDOに出力すれば良い。
【0080】尚、プリンタコントローラ208内のブロ
ックは前記従来例で述べたものと同様である。
【0081】図5はビデオ信号変換回路209のブロッ
ク図である。同図において、分周回路504は、水晶発
振器406からのクロック信号CLKを各主走査毎に印
刷機構部212からの水平同期信号EBDに同期して分
周し、分周比1/nのクロック信号を出力する。
【0082】次に、ビデオ信号変換回路209の動作を
説明する。まず、プリンタコントローラ208に対する
水平同期信号BDとして、パターン発生回路502が、
印刷機構部212からの水平同期信号EBDを1/nの
割合で送出される。プリンタコントローラ208は水平
同期信号BDが入力する毎に、ビデオ信号変換回路20
9から送られる画像クロック信号VCLKに同期して主
走査1ライン分のVDO信号を送出する。このVCLK
信号は、水晶発振器406の出力CLKを分周回路50
4においてEBD信号に同期して1/nに分周した信号
である。
【0083】次に、パターン発生回路502は、ビデオ
信号変換回路209に入力された1ライン分のVDO信
号を、エンジン解像度とドットデータの展開解像度が等
しい場合には、画像信号VDOを画像信号SVDOにそ
のまま出力し、ドットデータの展開解像度がエンジン解
像度の半分の場合には、一旦、1ライン分のVDO信号
がバッファ503に格納する。その後、ビデオ信号変換
回路209は、EBD信号に同期して、バッファ503
内のドットデータをn倍に拡大(1ドットをnドットに
拡大する)し、CLK信号に同期して画像信号SVDO
に出力する。この操作をn回行うことによって、図6に
示すようなビデオ信号の変換を行うことができる。
【0084】ところで、ホストコンピュータ200は、
ドットデータの展開解像度を印刷命令として印刷装置2
07に送出し、印刷装置207内プリンタコントローラ
208は制御信号407を介して展開解像度情報を制御
レジスタ501に格納し、パターン発生回路502が、
制御レジスタ501の情報に基づいて、ビデオ信号の変
換処理を行う。 <モード切り替え機能>ここまでに記した様に、ホスト
コンピュータからの展開解像度の指示に従って、ビデオ
信号変換回路209に於いて、図6に示すように解像度
変換することが可能である。
【0085】ここで、ビデオ信号変換回路209に図7
に示すようなエコノモード機能を付加することによって
トナーの消費を25%に抑えることができる。
【0086】即ち、例えば、図11に示すような画面に
おいてエコノモードを指示する(図11のボタン110
1)と、ホストコンピュータは展開解像度をエンジン解
像度の1/2(本実施例では300dpi)に設定し、
同時に印刷装置208に対してエコノモードで印刷する
ように要求する。すると、印刷装置208は、制御信号
407を介してエコノモードをビデオ信号変換回路20
9に送出する。
【0087】次に、ビデオ信号変換回路209は、印刷
モードをエコノモードに切替えてその旨制御レジスタ5
01に記憶し、パターン発生回路502に対して、図7
に示すようなドットパターンを発生するように指示す
る。即ち、300dpi相当で1スキャンライン分のド
ットパターンデータ(図7の601)がバッファ503
に格納されると、バッファ503内のドットパターンデ
ータ601を左側から順次調べ、白点のドットの場合
は、図7のnスキャンラインに示すように、600dp
i2ドット分の白点に置換える。また、黒点のドットの
場合は、600dpi1ドット分の黒点と600dpi
1ドット分の白点に置換える。このようにして、バッフ
ァ503内の全てのドットパターンデータを図7のnス
キャンラインに示すように変換する。
【0088】次に、図7のn+1スキャンラインに示す
ように600dpi相当で1スキャンライン分の白画素
の並びをドットパターンとして送出することによって、
本来600dpi4ドットで印刷されるべき300dp
i1ドットが600dpi1ドットで印刷される。この
ため、図7に示すようにトナーの消費を25%に抑える
ことが可能になる。
【0089】このようにすることによって、図12
(a)に示すような元データに対して、ノーマルモード
では図12(b)のように印刷出力され、エコノモード
の場合には、図12(c)のように印刷出力される。即
ち、本発明では、図12(c)に示すように、元データ
に対する各ドットの濃度は見た目上、ビデオ信号変調の
度合い情報に従って薄くなるが、1ドットも欠落するこ
となく印字出力される。
【0090】また、図17や図18に示すようにビデオ
信号を変換することによって、トナー消費を50%(図
17)や75%(図18)に抑えることができる。即
ち、図17においては、元データの白点は、n及びn+
1スキャンラインとも600dpi2ドット分の白点に
置換え、黒点のドットの場合は、nスキャンライン目を
600dpi1ドット分の黒点と600dpi1ドット
分の白点に置換え、n+1スキャンライン目を600d
pi1ドット分の白点と600dpi1ドット分の黒点
に置換える。また、図18においては、元データの白点
は、n及びn+1スキャンラインとも600dpi2ド
ット分の白点に置換え、黒点のドットの場合は、nスキ
ャンライン目を600dpi1ドット分の黒点と600
dpi1ドット分の白点に置換え、n+1スキャンライ
ン目を600dpi2ドット分の黒点に置換える。 <ホストコンピュータ及びパターン発生回路による制御
手順>本実施形態の印刷装置は以上説明したようなもの
であるが、画像の展開及びビデオデータ変換の処理をフ
ローチャートにまとめ、改めて説明する。
【0091】図19は、ホストコンピュータによる画像
展開処理の手順を説明するフローチャートである。
【0092】まず、画像展開処理に先立って、エコノモ
ードの指定がなされているか判定する(ステップS19
1)。エコノモードの指定がなされている場合には、エ
コノモードを印刷装置に要求し(ステップS192)、
本例ではエンジン解像度の2分の1の解像度で画像を展
開し、印刷装置に送出する(ステップS195)。エコ
ノモードの指定は画面表示操作制御部206からオペレ
ータによって行われており、指定された際にホストコン
ピュータのメモリに格納されている。要求されたエコノ
モードは、印刷装置において、ビデオ信号変換回路20
9の制御レジスタ501にエコノモードである旨格納さ
れる。また、画像の展開の手法は、図8を参照して説明
した通りである。
【0093】エコノモードでない場合には、従前の処理
が行われる。すなわち、1ページの画像の展開が印刷装
置による1ページの印刷に間に合うか判定し(ステップ
S193)、間に合わなければ本例ではエンジン解像度
の2分の1の解像度で展開された画像であることを印刷
装置に知らせ(ステップS194)、エンジン解像度の
2分の1の解像度で画像を展開する(ステップS19
5)。
【0094】ノーマルモードであり、かつ画像の展開が
印刷出力に間に合えば、ホストコンピュータはプリンタ
エンジンの解像度で画像を展開し、印刷装置に送出する
(ステップS196)。なお、ホストコンピュータから
印刷装置を使用するためには解像度など、その印刷装置
にかかる情報を印刷装置の運用開始時にホストコンピュ
ータに取り込んでおくのが普通であり、印刷装置の解像
度としてはその値を用いることができる。また、印刷装
置の印刷の速さも解像度とともに取り込んでおくこと
で、ステップS193における判定が可能となる。
【0095】このようにしてホストコンピュータから送
られた画像を印刷出力する印刷装置、とくにビデオ信号
変換回路209のパターン発生回路では、入力された各
ラインの信号に対して図20の手順で変換を行う。
【0096】まず、制御レジスタ501を参照してエコ
ノモードであるか判定する(ステップS201)。エコ
ノモードであれば、図7で説明したように各入力ドット
を所定のパターンに置き換えて出力する(ステップS2
02)。本例ではエコノモードではエンジン解像度の2
分の1の画像が入力されているため、1ラインにつき2
ライン分の出力を行う。
【0097】一方、エコノモードでない場合には従来通
りの処理を行う。すなわち、解像度が2分の1である場
合には(すなわち展開が間に合わない場合)、図6のよ
うに1つのドットを2×2の同色のドットに置き換えて
出力する(ステップS204)。いずれでもないなら変
換は行なわず、入力されたラインをそのまま出力する
(ステップS206)。なお、2分の1の解像度である
旨をホストコンピュータから知らされると、エコノモー
ドと同様に制御レジスタ501にその旨格納しておく。
【0098】以上のようにして、エコノモードではトナ
ーの消費量を減らすことができるとともに、印刷される
画像のレイアウトなどを把握するのに必要な情報を欠落
させることなく印刷出力することができる。また、エコ
ノモードではホストコンピュータから印刷装置に送信さ
れる情報量がnの2乗分の1(上記例ではn=2)に減
少するため、ドラフトを出力する処理が迅速に行なえ
る。 [上記実施の形態の応用]上記実施の形態では、印刷装
置としてレーザビームプリンタを取り上げたが、当然の
こととして、LEDアレイ・液晶シャッタ等を発光素子
とする印刷装置に対しても有効である。
【0099】但し、レーザビームプリンタが主走査方向
に対してビデオ信号の変調を行ったのに対して、LED
アレイや液晶シャッタは、副走査方向に対してビデオ信
号の変調を行うのが一般的である。
【0100】また、上記実施の形態ではページ単位で印
字出力する印刷装置について述べたが、実際には、レー
ザビーム・LEDアレイ・液晶シャッタ等の発光素子を
用いて感光ドラム上に、トナー等の感光剤により像を形
成し、当該形成像を用紙に転写紙、前記用紙に転写され
た可視像を、高温・高圧の定着器を用いて安定した印字
結果を出力するような、電子写真プロセスを用いた印刷
装置に対して有効である。
【0101】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0102】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。上記例では、パターン発生回路502をプ
ロセサにより実現し、それに記憶媒体に格納したプログ
ラムコードを実行させて図20の手順を実現することも
できる。
【0103】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0104】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0105】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0106】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0107】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応す
るプログラムコードを格納することになるが、簡単に説
明すると、図21のメモリマップ例に示す各モジュール
を記憶媒体に格納することになる。
【0108】すなわち、少なくとも、外部装置より指定
されたモードを格納する格納工程のコードと、格納工程
により格納されたモードに応じて、外部装置より受信し
た画像データの各画素を所定のパターンに置き換える変
換工程のコードと、変換工程により変換された画像デー
タを印刷出力する出力工程のコードの各モジュールのプ
ログラムコードを記憶媒体に格納すればよい。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る印刷
装置及びその制御方法は、必要な情報の欠落を起すこと
なく、トナーの消費量を低減することができるととも
に、印刷処理の高速化を図ることができる。
【0110】
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷装置の概略機能構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1に示した各機能の動作を説明したブロック
図である。
【図3】本発明の概念を表わした図である。
【図4】印刷装置のコントローラ部のブロック図であ
る。
【図5】図4のコントローラ部中のビデオ信号変換回路
209のブロック図である。
【図6】展開解像度とエンジン解像度の解像度補正方法
を示した図である。
【図7】エコノモードに於ける、展開解像度とエンジン
解像度の解像度補正方法を示した図である。
【図8】バンド制御の方法を示した図である。
【図9】展開解像度とエンジン解像度の関係を示した図
である。
【図10】展開解像度とエンジン解像度の関係を示した
図である。
【図11】印刷モード指定画面を表した図である。
【図12】本発明におけるノーマルモードとエコノモー
ドの印刷結果の違いを表した図である。
【図13】当印刷装置の一般的な構成を表わした概念図
である。
【図14】図13の給紙搬送系1307を表わした概念
図である。
【図15】図13の光学系1306を表わした概念図で
ある。
【図16】従来の印刷装置のコントローラ部のブロック
図である。
【図17】図7の展開解像度とエンジン解像度の解像度
補正方法の応用例を示した図である。
【図18】図7の展開解像度とエンジン解像度の解像度
補正方法の応用例を示した図である。
【図19】ホストコンピュータにおける画像展開処理の
手順を表わす流れ図である。
【図20】パターン発生回路における解像度変換の手順
を表わす流れ図である。
【図21】図20の手順をプログラムにより実現する場
合のメモリマップの図である。

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置からの命令及び画像データを受
    信して印刷出力を行う印刷装置であって、 前記外部装置から画像データを受信する画像受信手段
    と、 前記外部装置より指定されたモードに応じて、前記画像
    受信手段により受信した画像データの各画素を所定のパ
    ターンに置き換える変換手段と、 前記変換手段により変換された画像データを印刷出力す
    る出力手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 前記変換手段は、指定されたモードが第
    1のモードである場合に、入力される画素データの解像
    度と前記出力手段の解像度との比率nに応じて、前記入
    力画素データの各白画素をn×nの白画素群に、各黒画
    素を、n×nの画素のうち所定位置の画素を黒としてそ
    の他を白とした画素群に変換することを特徴とする請求
    項1に記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記変換手段は、指定されたモードが第
    2のモードである場合に、入力画像データをそのまま出
    力することを特徴とする請求項1または2に記載の印刷
    装置。
  4. 【請求項4】 前記変換手段は、指定されたモードが第
    3のモードである場合に、入力される画素データの解像
    度と前記出力手段の解像度との比率nに応じて、前記入
    力画素データの各白画素をn×nの白画素群に、各黒画
    素をn×nの黒画素群に変換することを特徴とする請求
    項1乃至3のいずれかに記載の印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記変換手段は、前記比率nが2の場
    合、入力される画像データの各黒画素を、1つを黒画素
    として他の画素を白とした2×2の画素群に変換するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 前記変換手段は、前記比率nが2の場
    合、入力される画像データの各黒画素を、2つを黒画素
    として他の画素を白とした2×2の画素群に変換するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 前記変換手段は、前記比率nが2の場
    合、入力される画像データの各黒画素を、3つを黒画素
    として他の画素を白とした2×2の画素群に変換するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の印刷装置。
  8. 【請求項8】 前記出力手段は、画像データを電子写真
    方式で印刷出力することを特徴とする請求項1乃至7の
    いずれかに記載の印刷装置。
  9. 【請求項9】 外部装置からの命令及び画像データを受
    信して印刷出力を行う印刷装置の制御方法であって、 前記外部装置より指定されたモードを格納する格納工程
    と、 前記格納工程により格納されたモードに応じて、前記外
    部装置より受信した画像データの各画素を所定のパター
    ンに置き換える変換工程と、 前記変換工程により変換された画像データを印刷出力す
    る出力工程とを備えることを特徴とする印刷装置の制御
    方法。
  10. 【請求項10】 前記変換工程は、指定されたモードが
    第1のモードである場合に、入力される画素データの解
    像度と前記出力手段の解像度との比率nに応じて、前記
    入力画素データの各白画素をn×nの白画素群に、各黒
    画素を、n×nの画素のうち所定位置の画素を黒として
    その他を白とした画素群に変換することを特徴とする請
    求項9に記載の印刷装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記変換工程は、指定されたモードが
    第2のモードである場合に、入力画像データをそのまま
    出力することを特徴とする請求項9または10に記載の
    印刷装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 前記変換工程は、指定されたモードが
    第3のモードである場合に、入力される画素データの解
    像度と前記出力手段の解像度との比率nに応じて、前記
    入力画素データの各白画素をn×nの白画素群に、各黒
    画素をn×nの黒画素群に変換することを特徴とする請
    求項9乃至11のいずれかに記載の印刷装置の制御方
    法。
  13. 【請求項13】 前記変換工程は、前記比率nが2の場
    合、入力される画像データの各黒画素を、1つを黒画素
    として他の画素を白とした2×2の画素群に変換するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の印刷装置の制御方
    法。
  14. 【請求項14】 前記変換工程は、前記比率nが2の場
    合、入力される画像データの各黒画素を、2つを黒画素
    として他の画素を白とした2×2の画素群に変換するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の印刷装置の制御方
    法。
  15. 【請求項15】 前記変換工程は、前記比率nが2の場
    合、入力される画像データの各黒画素を、3つを黒画素
    として他の画素を白とした2×2の画素群に変換するこ
    とを特徴とする請求項10に記載の印刷装置の制御方
    法。
  16. 【請求項16】 前記出力工程は、画像データを電子写
    真方式で印刷出力することを特徴とする請求項9乃至1
    5のいずれかに記載の印刷装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 ホスト装置からの命令及び画像データ
    を印刷装置により印刷出力する印刷システムであって、 前記ホスト装置は、第1あるいは第2の印刷モードを指
    定する指定手段と、 指定された印刷モードを前記印刷装置に送出するモード
    送出手段と、 指定された印刷モードに従って、画像データを展開する
    展開手段と、 展開された画像データを前記印刷装置に送出する画像送
    出手段とを備え、 前記印刷装置は、前記ホスト装置からの画像データを、
    前記印刷モードに応じて、前記ホスト装置から受信した
    画像データの各画素を所定のパターンに置き換える変換
    手段と、 前記変換手段により変換された画像データを印刷出力す
    る出力手段とを備えることを特徴とする印刷システム。
  18. 【請求項18】 前記ホスト装置は、前記展開手段によ
    る画像の展開が、前記印刷装置からの印刷出力の速さに
    間に合うか判定し、間に合わない場合には第3の印刷モ
    ードとしてその旨設定する判定手段を更に備えることを
    特徴とする請求項17に記載の印刷システム。
  19. 【請求項19】 前記変換手段は、指定されたモードが
    第1のモードである場合に、入力される画素データの解
    像度と前記出力手段の解像度との比率nに応じて、前記
    入力画素データの各白画素をn×nの白画素群に、各黒
    画素を、n×nの画素のうち所定位置の画素を黒として
    その他を白とした画素群に変換することを特徴とする請
    求項17に記載の印刷システム。
  20. 【請求項20】 前記変換手段は、指定されたモードが
    第2のモードである場合に、入力画像データをそのまま
    出力することを特徴とする請求項17または19に記載
    の印刷システム。
  21. 【請求項21】 前記変換手段は、指定されたモードが
    第3のモードである場合に、入力される画素データの解
    像度と前記出力手段の解像度との比率nに応じて、前記
    入力画素データの各白画素をn×nの白画素群に、各黒
    画素をn×nの黒画素群に変換することを特徴とする請
    求項19に記載の印刷システム。
  22. 【請求項22】 前記変換手段は、前記比率nが2の場
    合、入力される画像データの各黒画素を、1つを黒画素
    として他の画素を白とした2×2の画素群に変換するこ
    とを特徴とする請求項19に記載の印刷システム。
  23. 【請求項23】 前記変換手段は、前記比率nが2の場
    合、入力される画像データの各黒画素を、2つを黒画素
    として他の画素を白とした2×2の画素群に変換するこ
    とを特徴とする請求項19に記載の印刷システム。
  24. 【請求項24】 前記変換手段は、前記比率nが2の場
    合、入力される画像データの各黒画素を、3つを黒画素
    として他の画素を白とした2×2の画素群に変換するこ
    とを特徴とする請求項19に記載の印刷システム。
  25. 【請求項25】 前記出力手段は、画像データを電子写
    真方式で印刷出力することを特徴とする請求項17乃至
    24のいずれかに記載の印刷システム。
  26. 【請求項26】 外部装置からの命令及び画像データを
    受信して印刷出力を行うためのプログラムを格納するコ
    ンピュータ可読メモリであって、 前記外部装置より指定されたモードを格納する格納工程
    のコードと、 前記格納工程により格納されたモードに応じて、前記外
    部装置より受信した画像データの各画素を所定のパター
    ンに置き換える変換工程のコードと、 前記変換工程により変換された画像データを印刷出力す
    る出力工程のコードとを備えることを特徴とするコンピ
    ュータ可読メモリ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013066082A (ja) * 2011-09-19 2013-04-11 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
US8705058B2 (en) 2010-06-29 2014-04-22 Ricoh Company, Ltd. Print/copy control system including a processing unit with a display unit for displaying a listing of advice information for comparison

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