JP2003025693A - 画像記録方法及び画像記録装置並びにデータ処理装置 - Google Patents

画像記録方法及び画像記録装置並びにデータ処理装置

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JP2003025693A
JP2003025693A JP2001218806A JP2001218806A JP2003025693A JP 2003025693 A JP2003025693 A JP 2003025693A JP 2001218806 A JP2001218806 A JP 2001218806A JP 2001218806 A JP2001218806 A JP 2001218806A JP 2003025693 A JP2003025693 A JP 2003025693A
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JP2001218806A
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Yuichi Hosoda
祐一 細田
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャリブレーションの効果の得られる場合の
みキャリブレーションを実行させ、ユーザにとって適正
なタイミングでキャリブレーションを行う。 【解決手段】 プリンタドライバは、印刷ジョブ401
を生成した後に、page1〜page5(403〜407)の
元画像の属性情報を参照して、ページ毎の情報がキャリ
ブレーションすべき画像であるか否かの判断を行う。pa
ge2〜page5(404〜407)がカラー画像であるた
め、プリンタドライバは、page2〜page5(404〜4
07)がキャリブレージョンをすべき画像データがある
と判断し、ジョブヘッダ情報402に対して、キャリブ
レーション命令を付加する。レーザプリンタ102は、
印刷ジョブ401を解釈し、ジョブヘッダ情報402の
キャリブレーション命令に基づいて、page1(403)
のモノクロ2値画像データを印刷する前に、キャリブレ
ーションを実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像記録方法及び
画像記録装置並びにデータ処理装置に関し、より詳細に
は、出力画像の画質の変動を補正するための、キャリブ
レーション機能を有する画像記録方法及び画像記録装置
並びにデータ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタの出力画像は、温度変化等の環
境変化やプリンタエンジンを構成する部品の経年変化等
の状態変化に伴って変化する。したがって、出力画像の
品質を維持するためには、環境変化等の状態変化に応じ
て、プリンタエンジンの出力特性を補正するための処
理、すなわち、キャリブレーションを行うことが必要で
ある。特に、近年のプリンタの高解像度化、カラー化に
伴って、キャリブレーションはきわめて重要な処理とな
っている。
【0003】このため、一般的な従来型のプリンタにお
いては、プリンタエンジンが、プリンタ内のビデオコン
トローラやホストコンピュータ内のプリンタドライバに
対して、何らの通知をすることなく、電源投入時あるい
は所定のページ数の印刷が終了した際に自動的にキャリ
ブレーションを実行していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来型
のプリンタにおいては、プリンタエンジンが何らの通知
をすることなく、自動的にキャリブレーションを実行す
るので、ユーザは、キャリブレーションが実行されるタ
イミングを知ることができず、また、任意のタイミング
でキャリブレーションの実行を指示することができない
という問題が生じていた。
【0005】また、キャリブレーションを実行しても出
力画像の品質向上の効果を得ることができないモノクロ
2値画像を出力する場合であっても、自動的にキャリブ
レーションが実行されてしまうことがあるので、キャリ
ブレーションが必要とされない画像を出力する場合に
は、画像出力の遅延を招くという問題があった。
【0006】さらに、ユーザが、キャリブレーションの
実行を管理した方がよい場合もある。例えば、大量の印
刷を実行する場合に、予めキャリブレーションを実行し
ておくことにより、当該印刷ジョブの途中で強制的にキ
ャリブレーションが行われることを防止することができ
る。また、キャリブレーションの効果が得られるカラー
画像が、大量のモノクロ2値画像の間に含まれている場
合には、カラー画像の出力直前にキャリブレーションを
実行することによって、印刷ジョブの最初のカラー画像
と、最後のカラー画像との出力特性の差をなくすことが
でき、常に最適な出力特性の画像を得ることが可能とな
る。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、キャリブレーショ
ンの実行にユーザを関与させて、キャリブレーションの
効果が得られる場合のみキャリブレーションを実行させ
ることが可能な画像記録方法及び画像記録装置並びにデ
ータ処理装置を提供することにある。
【0008】また、キャリブレーションに関する機能を
多様化させることによって、用途に応じてキャリブレー
ションを実行するタイミングを選択できるようにし、ユ
ーザにとって適正なタイミングでキャリブレーションを
実行させることが可能な画像記録方法及び画像記録装置
並びにデータ処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、ページ
毎の画像データが記録されるページ情報(400,50
0)と、該ページ情報の前に付加されるジョブヘッダ情
報(402,502)とで構成される印刷ジョブ(40
1,501)に基づいて、前記画像データの記録を行う
画像記録方法であって、前記画像データの記録を行う際
に、前記画像データの画質補正を行うキャリブレーショ
ンを実行するか否かを判断するキャリブレーション判断
ステップ(S101,S201)と、該キャリブレーシ
ョンの実行タイミングを判断する実行タイミング判断ス
テップ(S102,S202)と、前記キャリブレーシ
ョンを実行するキャリブレーション実行ステップと、前
記キャリブレーション判断ステップによりキャリブレー
ションを実行すると判断した場合に、キャリブレーショ
ン命令を前記印刷ジョブに付加するキャリブレーション
命令付加ステップ(S105,S205)とを有するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記キャリブレーション命令付加ステ
ップにおいて前記キャリブレーション命令を付加する際
の詳細な設定を行う詳細設定ステップを有し、前記詳細
設定ステップにおいて、前記印刷ジョブ単位でキャリブ
レーション命令を付加するように設定された場合には、
前記キャリブレーション命令付加ステップにおいて、前
記ジョブヘッダ情報にキャリブレーション命令を付加す
ることを特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、カラー画像であるかまたモノクロ画像
であるかを示すカラー情報と、画像の階調を示す階調情
報とで構成される画像属性値を、前記画像データよりペ
ージ毎に検出する画像属性値検出ステップを有し、前記
詳細設定ステップにより、前記ページ情報のページ単位
でキャリブレーション命令を付加するように設定された
場合であって、前記画像属性値検出ステップにより検出
された前記画像属性値の中にカラー画像もしくはモノク
ロ多値画像が存在する場合には、前記キャリブレーショ
ン判断ステップは、キャリブレーションを実行するとの
判断をし、前記キャリブレーション命令付加ステップ
は、カラー画像もしくはモノクロ多値画像が存在する画
像属性値に対応するページのページ情報に、キャリブレ
ーション命令を付加することを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記詳細設定ステップにより、前記ペ
ージ情報のページ単位でキャリブレーション命令を付加
するように設定された場合であって、前記画像属性値検
出ステップにより検出された前記画像属性値の中にカラ
ー画像もしくはモノクロ多値画像が存在し、当該画像属
性値の検出されたページが連続する場合には、前記キャ
リブレーション判断ステップはキャリブレーションを実
行するとの判断をし、前記キャリブレーション命令付加
ステップは、カラー画像もしくはモノクロ多値画像が連
続するページに関し、当該連続するページの最初のペー
ジのページ情報にのみ、キャリブレーション命令を付加
することを特徴とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4
のいずれかに記載の発明において、前記実行タイミング
判断ステップは、前記印刷ジョブに記録されたキャリブ
レーション命令に従って、キャリブレーションの実行タ
イミングを判断することを特徴とする。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、前記実行タイミング判断ステップが、
前記キャリブレーション命令が、前記印刷ジョブのジョ
ブヘッダ情報に記録されている場合には、当該印刷ジョ
ブに応じて画像データを記録する直前にキャリブレーシ
ョンを実行するように判断することを特徴とする。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項5に記載
の発明において、前記実行タイミング判断ステップが、
前記キャリブレーション命令が、前記印刷ジョブのペー
ジ情報に記録されている場合には、前記キャリブレーシ
ョン命令が付加されているページの画像データを記録す
る直前にキャリブレーションを実行するように判断する
ことを特徴とする。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、カラー画像であるかまたモノクロ画像
であるかを示すカラー情報と、画像の階調を示す階調情
報とで構成される画像属性値を、前記画像データよりペ
ージ毎に検出する画像属性値検出ステップを有すること
を特徴とする。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明において、前記キャリブレーション判断ステップ
が、前記画像属性値検出ステップにより検出された画像
属性値に基づいてキャリブレーションを実行するか否か
を判断することを特徴とする。
【0018】請求項10に記載の発明は、請求項8又は
9に記載の発明において、前記実行タイミング判断ステ
ップが、前記画像属性値検出ステップにより検出された
画像属性値に基づいてキャリブレーションの実行タイミ
ングを判断することを特徴とする。
【0019】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明において、前記実行タイミング判断ステップ
が、前記画像属性値検出ステップにより検出された前記
画像属性値がカラー画像もしくはモノクロ多値画像であ
る場合には、当該画像属性値に対応するページの画像デ
ータを記録する直前にキャリブレーションを実行するよ
うに判断することを特徴とする。
【0020】請求項12に記載の発明は、請求項10に
記載の発明において、前記実行タイミング判断ステップ
が、前記画像属性値検出ステップにより検出された前記
画像属性値がカラー画像もしくはモノクロ多値画像であ
る場合であって、当該画像属性値の検出されたページが
連続する場合には、当該連続するページに関し、最初の
ページの画像データを記録する直前にのみにキャリブレ
ーションを実行するように判断することを特徴とする。
【0021】請求項13に記載の発明は、請求項1乃至
12のいずれかに記載の発明において、前記画像情報を
記録する際の印刷モードを設定するモード設定ステップ
を有し、該モード設定手段により設定された印刷モード
がカラーもしくは高品位画質を意味する場合には、前記
キャリブレーション判断ステップは、当該画像データを
記録する際にキャリブレーションを行うとの判断をする
ことを特徴とする。
【0022】請求項14に記載の発明は、請求項1乃至
13のいずれかに記載の発明において、記録される画像
データの画質に影響を及ぼすパラメータの状態変化を検
知する検知ステップを有し、該検知ステップにより前記
パラメータの状態変化が検知された場合には、前記キャ
リブレーション実行ステップが、キャリブレーションを
実行することを特徴とする。
【0023】請求項15に記載の発明は、ページ毎の画
像データが記録されるページ情報(400,500)
と、該ページ情報の前に付加されるジョブヘッダ情報
(402,502)とで構成される印刷ジョブ(40
1,501)を受信し、該印刷ジョブに基ついて前記画
像データの記録を行う画像記録装置であって、記録され
る画像データの画質補正を行うキャリブレーションの実
行タイミングを判断する実行タイミング判断手段(10
3)と、該実行タイミング判断手段に基づいてキャリブ
レーションを実行するキャリブレーション実行手段(1
05)とを有し、前記実行タイミング判断手段が、前記
印刷ジョブに記録されたキャリブレーション命令に従っ
て、キャリブレーションの実行タイミングを判断するこ
とを特徴とする。
【0024】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の発明において、前記実行タイミング判断手段は、
前記キャリブレーション命令が、前記印刷ジョブのジョ
ブヘッダ情報に記録されている場合には、当該印刷ジョ
ブに応じて画像データを記録する直前にキャリブレーシ
ョンを実行するように判断することを特徴とする。
【0025】請求項17に記載の発明は、請求項15に
記載の発明において、前記実行タイミング判断手段は、
前記キャリブレーション命令が、前記印刷ジョブのペー
ジ情報に記録されている場合には、前記キャリブレーシ
ョン命令が付加されているページの画像データを記録す
る直前にキャリブレーションを実行するように判断する
ことを特徴とする。
【0026】請求項18に記載の発明は、請求項15に
記載の発明において、カラー画像であるかまたモノクロ
画像であるかを示すカラー情報と、画像の階調を示す階
調情報とで構成される画像属性値を、前記画像データよ
りページ毎に検出する画像属性値検出手段を有し、前記
実行タイミング手段は、前記画像属性値検出手段により
検出された画像属性値に基づいてキャリブレーションの
実行タイミングを判断することを特徴とする。
【0027】請求項19に記載の発明は、請求項18に
記載の発明において、前記実行タイミング判断手段が、
前記画像属性値検出手段により検出された前記画像属性
値がカラー画像もしくはモノクロ多値画像である場合に
は、当該画像属性値に対応するページの画像データを記
録する直前にキャリブレーションを実行するように判断
することを特徴とする。
【0028】請求項20に記載の発明は、請求項18に
記載の発明において、前記実行タイミング判断手段が、
前記画像属性値検出手段により検出された前記画像属性
値がカラー画像もしくはモノクロ多値画像である場合で
あって、当該画像属性値の検出されたページが連続する
場合には、当該連続するページに関し、最初のページの
画像データを記録する直前にのみにキャリブレーション
を実行するように判断することを特徴とする。
【0029】請求項21に記載の発明は、請求項15乃
至20のいずれかに記載の発明において、記録される画
像データの画質に影響を及ぼすパラメータの状態変化を
検知する検知手段(156,158)を有し、該検知手
段により前記パラメータの状態変化が検知された場合に
は、前記キャリブレーション実行手段(105)が、キ
ャリブレーションを実行することを特徴とする。
【0030】請求項22に記載の発明は、ページ毎の画
像データが記録されるページ情報と、該ページ情報の前
に付加されるジョブヘッダ情報とで構成される印刷ジョ
ブを生成し、画像記録装置に対して該印刷ジョブを出力
するデータ処理装置であって、前記画像データの記録を
行う際にキャリブレーションを実行するか否かを判断す
るキャリブレーション判断手段と、前記キャリブレーシ
ョン判断手段によりキャリブレーションを実行すると判
断した場合に、キャリブレーション命令を前記印刷ジョ
ブに付加するキャリブレーション命令付加手段とを有す
ることを特徴とするデータ処理装置。
【0031】請求項23に記載の発明は、請求項22に
記載の発明において、前記キャリブレーション命令付加
手段において前記キャリブレーション命令を付加する際
の詳細な設定を行う詳細設定手段を有し、前記詳細設定
手段により、前記印刷ジョブ単位でキャリブレーション
命令を付加するように設定された場合には、前記キャリ
ブレーション命令付加手段が、前記ジョブヘッダ情報に
キャリブレーション命令を付加することを特徴とする。
【0032】請求項24に記載の発明は、請求項22又
は23に記載の発明において、カラー画像であるか又は
モノクロ画像であるかを示すカラー情報と、画像の階調
を示す階調情報とで構成される画像属性値を、前記画像
データよりページ毎に検出する処理画像属性検出手段を
有し、前記キャリブレーション判断手段は、前記処理画
像属性検出手段により検出された画像属性値に基づいて
キャリブレーションを実行するか否かを判断することを
特徴とする。
【0033】請求項25に記載の発明は、請求項22に
記載の発明において、前記キャリブレーション命令付加
手段において前記キャリブレーション命令を付加する際
の詳細な設定を行う詳細設定手段と、カラー画像である
か又はモノクロ画像であるかを示すカラー情報と、画像
の階調を示す階調情報とで構成される画像属性値を、前
記画像データよりページ毎に検出する処理画像属性検出
手段とを有し、前記詳細設定手段により、前記ページ情
報のページ単位でキャリブレーション命令を付加するよ
うに設定された場合であって、前記処理画像属性検出手
段により検出された前記画像属性値の中にカラー画像も
しくはモノクロ多値画像が存在する場合には、前記キャ
リブレーション判断手段はキャリブレーションを実行す
るとの判断をし、前記キャリブレーション命令付加手段
は、カラー画像もしくはモノクロ多値画像が存在する画
像属性値に対応するページのページ情報に、キャリブレ
ーション命令を付加することを特徴とする。
【0034】請求項26に記載の発明は、請求項22に
記載の発明において、前記キャリブレーション命令付加
手段において前記キャリブレーション命令を付加する際
の詳細な設定を行う詳細設定手段と、カラー画像である
か又はモノクロ画像であるかを示すカラー情報と、画像
の階調を示す階調情報とで構成される画像属性値を、前
記画像データよりページ毎に検出する処理画像属性検出
手段とを有し、前記詳細設定手段により、前記ページ情
報のページ単位でキャリブレーション命令を付加するよ
うに設定された場合であって、前記処理画像属性検出手
段により検出された前記画像属性値の中にカラー画像も
しくはモノクロ多値画像が存在し、当該画像属性値の検
出されたページが連続する場合には、前記キャリブレー
ション判断手段はキャリブレーションを実行するとの判
断をし、前記キャリブレーション命令付加手段は、カラ
ー画像もしくはモノクロ多値画像が連続するページに関
し、当該連続するページの最初のページのページ情報に
のみ、キャリブレーション命令を付加することを特徴と
する。
【0035】請求項27に記載の発明は、請求項22な
いし24のいずれかに記載の発明において、前記画像情
報を記録する際の印刷モードを設定するモード設定手段
を有し、該モード設定手段により設定された印刷モード
がカラーもしくは高品位画質を意味する場合には、前記
キャリブレーション判断手段は、当該画像データを記録
する際にキャリブレーションを行うとの判断をすること
を特徴とする。
【0036】請求項28に記載の発明は、ページ毎の画
像データが記録されるページ情報と、該ページ情報の前
に付加されるジョブヘッダ情報とで構成される印刷ジョ
ブを生成し、画像記録装置に対して該印刷ジョブを出力
するデータ処理装置であって、カラー画像であるか又は
モノクロ画像であるかを示すカラー情報と、画像の階調
を示す階調情報とで構成される画像属性値を、前記画像
データからページ毎に判断する処理画像属性判断手段
と、該画像属性値をページ毎に前記ページ情報に付加す
る画像属性値付加手段とを有することを特徴とする。
【0037】請求項29に記載の発明は、請求項1乃至
14のいずれかに記載した画像記録方法を、コンピュー
タに実行させるためのプログラムであることを特徴とす
る。
【0038】請求項30に記載の発明は、請求項1乃至
14のいずれかに記録した画像記録方法を、コンピュー
タに実行させるためにプログラムとして記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体であることを特徴とす
る。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例について説明する。
【0040】[実施例1]図5は、本発明に係る画像記
録装置及びデータ処理装置とからなる画像記録システム
を示した概念図で、画像記録装置102が、3台のデー
タ処理装置(ホストコンピュータ)101A,101
B,101Cと、LAN(Local Area Network)110
によって接続されている。まず、画像記録装置102に
ついて説明を行う。図1は、本発明に係る画像記録装置
の一実施例を説明するための断面図で、本実施例におい
ては、画像記録装置としてレーザプリンタ102を用い
て説明する。
【0041】符号201は、プリンタ筐体であり、符号
202は、ユーザが各種指示を与えるためのスイッチ
や、メッセージやプリンタの設定内容等を表示するため
のLED表示器等が配された操作パネルである。符号2
03は、ボード収容部であり、ビデオコントローラ及び
プリンタエンジンの電子回路部分を構成するボードを、
収容する役割を有している。符号220及び符号250
は、用紙(記録媒体)Sを保持する用紙カセットであ
り、仕切り板(図示省略)によって電気的に用紙サイズ
を検知する機構を備えている。符号221及び符号25
1は、カセットクラッチであり、それぞれ用紙カセット
220,250上に載置された用紙Sの最上位の1枚を
取り出して、用紙Sを駆動手段(図示省略)の駆動力に
よって給紙ローラ222,252まで搬送するカムを備
えている。このカムは、給紙の度に間欠的に回転し、1
回転毎に1枚の用紙Sを給紙する構造となっている。
【0042】符号221s及び符号251sは用紙検知
センサであり、それぞれ用紙カセット220,250に
保持されている用紙Sの量を検知する機能を有してい
る。給紙ローラ222は、用紙Sの先端部をレジストシ
ャッタ224まで搬送する役割を有しており、また、給
紙ローラ252は、用紙Sの先端部を給紙ローラ222
まで搬送する役割を有している。
【0043】符号260は、オプション給紙ローラ(給
紙中継搬送ローラ)であり、給紙オプションユニット
(図示省略)から給紙された用紙Sを、レーザプリンタ
102本体内へ供給する役割を有している。符号224
は、レジストシャッタであり、用紙Sを押圧することに
より給紙を停止することが可能な構造となっている。符
号231は、手差しトレイであり、符号225は、手差
し給紙クラッチである。手差し給紙クラッチ225は、
用紙Sの先端をレジストシャッタ224まで搬送する役
割を有している。画像が記録される用紙Sは、用紙カセ
ット220,250及び、手差しトレイ231のいずれ
かの給紙手段より選択される構造となっている。
【0044】符号206は、レーザスキャナ部であり、
画像記録部にレーザビームによる画像情報を供給する役
割を有している。レーザスキャナ部206は、レーザユ
ニット207、ポリゴンミラー(回転多面体)208、
結像レンズ群209、ビーム検出器210、反射ミラー
211、光量センサ212を備えている。
【0045】レーザユニット207は、後述するビデオ
コントローラから送出される画像信号(/VIDEO信
号)に応じて、内蔵の半導体レーザを駆動し、レーザビ
ームを発射する役割を有しており、レーザユニット20
7から発せられたレーザビームが、ポリゴンミラー(回
転多面鏡)208によって走査され、結像レンズ群20
9及び反射ミラー211を介して感光ドラム205上に
潜像を形成する構造となっている。
【0046】ビーム検出器210は、レーザユニット2
07から発せられたレーザビームを検知して主走査同期
信号を出力する役割を有しており、光量センサ212
は、レーザユニット207から発せられたレーザビーム
の光量を検知する機能を有している。
【0047】符号204は、感光ドラム205やトナー
保持部等を有する画像記録部であり、電子写真プロセス
によって、用紙S上にトナー像を形成す役割を有してい
る。符号241は、一次帯電器であり、感光ドラム20
5上を均一に帯電させる機能を有している。符号240
は現像器であり、一次帯電器241によって帯電された
現像器240は、レーザスキャナ部206によってレー
ザ露光された感光ドラム205上の潜像をトナー現像す
る役割を有している。
【0048】符号244は、転写帯電器であり、現像器
240によって現像された感光ドラム205上のトナー
像を、レジストローラ223によって給紙された用紙S
に転写する役割を有している。
【0049】符号243は、クリーナであり、感光ドラ
ム205上の残存トナーを取り除く役割を有している。
符号242は、前露光ランプであり、感光ドラム205
の光除電を行う機能を有している。
【0050】符号226は、定着器であり、画像記録部
204によって用紙Sに形成されたトナー画像を、記録
紙Sに熱定着させる機能を有している。
【0051】符号227は、搬送ローラであり、用紙S
を排紙搬送する役割を有しており、符号227sは、排
紙センサであり、用紙Sの排紙状態を検知する機能を有
している。符号228は、排紙フラッパであり、画像記
録が完了した用紙Sの搬送方向を、フェースダウン排紙
トレイ232側に切り換えるか、又はフェースアップ排
紙トレイ(図示省略)あるいは排紙オプションユニット
(図示省略)側に切り換える役割を有している。
【0052】符号229及び符号230は、排紙ローラ
であり、排紙フラッパ228の切り換えによって搬送さ
れる用紙Sを、フェースダウン排紙トレイ232に排紙
する役割を有している。符号230sは、排紙積載量検
知センサであり、フェースダウン排紙トレイ232上に
積載された用紙Sの積載量を検知する機能を有してい
る。
【0053】なお、レーザプリンタ102には、さらに
オプションカセットや封筒フィーダ等のオプションユニ
ットを装備することも可能となっている。
【0054】図2は、本発明の画像記録装置の概略を示
すブロック図である。データ処理装置101は、ホスト
コンピュータであり、画像情報の供給源、あるいはレー
ザプリンタ102の制御装置としての機能を備えてい
る。
【0055】レーザプリンタ102は、ビデオコントロ
ーラ103と、パネル部104とプリンタエンジン10
5とを備えている。ビデオコントローラ103は、デー
タ処理装置101から供給される画像情報(例えば、E
SCコード、ページ記述言語等)に基づいて、ページ毎
にラスタデータを生成(展開)すると共に、レーザプリ
ンタ102の複数のデータ処理装置との通信(画像情報
の受信を含む)を行い、プリンタエンジン105を制御
等する機能を有している。
【0056】また、ビデオコントローラ103は、プリ
ンタエンジン105より、環境の変化(例えば、気温の
変化)や内部状態の変化(例えば、トナー残量の変化
等)等の状態変化に関する情報を受け取って、パネル部
104やデータ処理装置101に通知し、パネル部10
4やデータ処理装置101から指示に従ってキャリブレ
ーションを実行する役割を有している。さらに、ビデオ
コントローラ103は、パネル部104とのデータ通信
を行うパネルインタフェース部としての機能をも有して
いる。
【0057】プリンタエンジン105は、ビデオコント
ローラ103から供給されるラスタデータに基づいて、
感光ドラム205上に潜像を形成し、その潜像を用紙S
上に転写・定着(電子写真方式)することにより画像を
記録する役割を有している。
【0058】パネル部104は、上述した操作パネル2
02を備えたものであり、ユーザインタフェースとして
使用される。ユーザは、パネル部104を操作すること
によって、レーザプリンタ102に対して所望の動作指
示を行うことが可能となる。なお、このパネル部104
のLED表示器に、キャリブレーションを促すメッセー
ジが表示され、ユーザはこのメッセージに応答すること
により、キャリブレーションの実行を所望のタイミング
で行うことが可能となる。
【0059】プリンタエンジン105は、ビデオコント
ローラ103と所定の通信プロトコルにしたがって通信
を行い、ビデオコントローラ103からの印刷開始指示
にしたがって、用紙カセット220及び250及び手差
しトレイ231のいずれかの給紙手段からレジストシャ
ッタ224まで用紙Sを搬送する。なお、プリンタエン
ジン105は、給紙手段、潜像の形式、転写、定着等の
電子写真プロセスに関する機構、排紙手段及びそれらの
制御手段を含むものである。
【0060】図3は、ビデオコントローラとプリンタエ
ンジンとを接続するビデオインタフェース、及びプリン
タエンジンの構成例を示すブロック図である。
【0061】プリンタエンジン105は、エンジン制御
部150及び用紙サイズ検出部151、給紙口検出部1
52、オプション調査部153、搬送制御部154、光
学系制御部155、定着器温度制御部156、オプショ
ン制御部157、センサ部158を備えており、エンジ
ン制御部150は、ビデオコントローラ103から供給
される制御信号に基づいて、プリンタエンジン105内
の各ユニット151〜158を制御する。
【0062】用紙サイズ検出部151は、用紙カセット
220,250、その他オプションカセット(図示省
略)内に載置された用紙のサイズを検出してエンジン制
御部150に用紙サイズを通知する役割を有している。
【0063】給紙口検出部152は、用紙カセット22
0,250、手差し用トレイ231、オプションカセッ
ト(図示省略)、封筒フィーダ(図示省略)のそれぞれ
の給紙口の有無を検出して、エンジン制御部150に通
知する機能を有している。
【0064】オプション調査部153は、オプションカ
セット、封筒フィーダ等のオプションの接続状況を確認
する機能を有しており、搬送制御部154は、用紙の搬
送を制御する機能を有しており、光学系制御部155
は、ポリゴンミラー208の駆動モータ、レーザユニッ
ト207等の光学系を制御する機能を有している。
【0065】定着器温度制御部156は、定着器226
の温度制御のほか、定着器226における異常検出等を
行うものであり、オプション制御部157は、オプショ
ンカセットや封筒フィーダ等のオプションの制御を行う
役割を有している。
【0066】センサ部158は、レジスト、排紙、両
面、反転など搬送路内の用紙の有無、外気温、印刷ペー
ジ数、トナー残量等の環境の変化(状況変化)を検出す
る機能を有している。
【0067】次に、ビデオコントローラ103とエンジ
ン制御部150とを接続するビデオインタフェースの信
号構成の概要を説明する。符号170は、ビデオコント
ローラ103がエンジン制御部150と通信可能な状態
にあることを示す/CPRDY信号であり、符号171
は、エンジン制御部150がビデオコントローラ部10
3と通信可能な状態にあることを示す/PPRDY信号
である。符号172は、エンジン制御部150がプリン
ト可能な状態にあることを示す/RDY信号であり、符
号173は、ビデオコントローラ103がエンジン制御
部150に印刷要求を発行するための/PRNT信号で
ある。符号174は、エンジン制御部150がビデオコ
ントローラ103に対して垂直同期信号を要求するため
の/VSREQ信号であり、符号175は、ビデオコン
トローラ103がエンジン制御部150に対して出力す
る垂直同期信号としての/VSYNC信号である。
【0068】符号176は、エンジン制御部150がビ
デオコントローラ部103に出力する水平同期信号とし
ての/BD信号であり、符号178は、シリアル通信の
ための同期クロック信号としての/SCLK信号であ
る。符号179は、ビデオコントローラ103がエンジ
ン制御部150に対してコマンドを送信するためのコマ
ンド信号としての/CMD信号であり、符号180は、
コマンドを送信するためのストローブ信号としての/C
BSY信号である。符号181は、ビデオコントローラ
103から送信されたコマンドに対して応答(プリンタ
エンジン105内部のステータスを含む)を返すための
/STS信号であり、符号182は、ステータス等の応
答を返すためのストローブ信号としての/SBSY信号
である。
【0069】符号183は、ラスタデータとしての/V
IDEO信号であり、符号177は、プリンタエンジン
105のステータスのうち、/RDY信号に直接関与し
ない状態、すなわち印刷の可否に直接関与しない状態変
化が発生した場合(例えば、気温、印刷ページ数、トナ
ー残量等が基準値を超えた場合)に"TRUE"となる/
CCRT(Condition Change Report)信号である。
【0070】図4は、ビデオコントローラの構成例を示
すブロック図であり、ビデオコントローラ103は、パ
ネルインタフェース(パネルI/F)部301、ホスト
インタフェース(ホストI/F)部302、画像データ
発生部303、ROM304、画像メモリ305、エン
ジンインタフェース(エンジンI/F)部306、RA
M307、DMA制御部308、CPU309、EEP
ROM310で構成され、CPUバス311を介して相
互にアクセスすることが可能となっている。
【0071】CPU309は、ROM304に保持され
た制御プログラムコードに基づいて、CPUバス311
に接続されたデバイスを制御する役割を有しており、パ
ネルインタフェース部301を介して、ユーザがパネル
部104において設定・指示した内容を確認する機能を
有している。
【0072】ホストインタフェース部(ホストI/F
部)302は、ネットワークを介してホストコンピュー
タ等のデータ処理装置101と双方向に通信接続する機
能を有している。
【0073】エンジンインタフェース部(エンジンI/
F部)306は、プリンタエンジン105と通信接続を
行うインターフェイスであり、CPU309は、エンジ
ンインタフェース部306を介して、上述の信号17
0,173,175,178,179,180を制御
し、信号171,172,174,176,177,1
81,182の状態、すなわち、プリンタエンジン10
5の状態を認識することが可能となる。
【0074】画像データ発生部303は、データ処理装
置101より供給された画像情報に基づいて、プリンタ
エンジン105に供給するラスタデータを生成(ラスタ
ライズ)する機能を有している。
【0075】画像メモリ305は、生成したラスタデー
タを一時的に保持するものであり、RAM307は、C
PU309が使用する一時記憶用メモリとしての役割を
有している。また、EEPROM310は、濃度補正テ
ーブル等の制御情報を保持するために設けられており、
不揮発性メモリ等で構成されている。
【0076】DMA制御部308は、CPU309から
の指示により、画像メモリ305内のラスタデータを、
エンジンインタフェース部306に転送する役割を有し
ている。CPUバス311は、アドレス、データ、コン
トロールバスを含むものである。
【0077】次に、図5に示した画像記録システムにつ
いて説明する。ユーザが図5に示すデータ処理装置10
1A〜101Cのいずれかの端末を操作することによっ
て、レーザプリンタ102に対して印刷指示を行う場合
に、データ処理装置のプリンタドライバは、印刷指示が
なされた画像がキャリブレーションすべき画像か否かの
判断を行う。
【0078】ここで、キャリブレーションすべき画像と
は、その画像の印刷前にキャリブレーションを実行しな
ければ、レーザプリンタ102における画像の出力特性
を保証することのできない画像を意味している。つま
り、キャリブレーションを実行することにより、出力特
性が適正化される画像のことを意味しており、カラー画
像、あるいはモノクロ多値画像が該当する。
【0079】プリンタドライバが、キャリブレーション
すべき画像かどうかの判断を行った結果、キャリブレー
ションすべき画像が印刷指示された範囲に存在する場合
には、プリンタドライバは、レーザプリンタ102にお
いて印刷がなされる前に、キャリブレーションが行われ
るように、印刷ジョブに対してキャリブレーション命令
を付加する。
【0080】なお、プリンタドライバが、印刷指示され
た画像がキャリブレーションすべき画像であるか否かの
判断を行うためには、印刷指示された画像のカラー情報
及び階調情報といった画像属性値を取得する必要があ
る。例えば、取得された画像属性値から、印刷指示され
た画像がモノクロ多値画像であった場合には、プリンタ
ドライバは、印刷指示された画像がキャリブレーション
すべき画像であると判断し、印刷ジョブに対してキャリ
ブレーション命令を付加する。同様に取得した画像属性
値から、印刷指示された画像がカラー画像であった場合
には、プリンタドライバは、印刷指示された画像がキャ
リブレーションすべき画像であると判断し、印刷ジョブ
に対してキャリブレーション命令を付加する。
【0081】一方、取得した画像属性値がモノクロ2値
画像であった場合には、プリンタドライバが、この画像
はキャリブレーションすべき画像ではないと判断するの
で、印刷ジョブに対してキャリブレーション命令を付加
することはない。
【0082】以上のようにして、プリンタドライバより
生成された印刷ジョブは、データ処理装置101A〜1
01Cからレーザプリンタ102へ送信される。
【0083】一方、印刷ジョブを受信したレーザプリン
タ102は、プリンタドライバより指定されたキャリブ
レーション命令の情報に従って、キャリブレーションを
実行するかどうか判断し、必要であれば所定のタイミン
グでキャリブレーションを実行する。
【0084】図6及び図7は、プリンタドライバにより
生成された印刷ジョブの内容に基づくキャリブレーショ
ンの実行タイミングを説明するための概念図である。キ
ャリブレーション命令の指定方法は、図6に示すような
ジョブ単位ごとにキャリブレーションを実行する方法
(「ジョブ単位」モード)と、図7に示すようなページ
単位ごとにキャリブレーションを実行する方法(「ペー
ジ単位」モード)との2つの方法に大別することがで
き、プリンタドライバがキャリブレーション命令の指定
処理をどのモードに基づいて行ったかによって、キャリ
ブレーションを実行するタイミングが異なる。
【0085】まず、図6に示すジョブ単位モードの場合
について説明する。レーザプリンタ102が受信した印
刷ジョブ401は、ジョブヘッダ情報402とページ毎
の情報400とで構成されている。さらに、ページ毎の
情報400には、page1〜page5(403〜407)の
ページ情報が記録されている。
【0086】プリンタドライバは、印刷ジョブ401を
生成した後に、page1〜page5(403〜407)の元
画像の属性情報を参照して、ページ毎の情報がキャリブ
レーションすべき画像であるか否かの判断を行う。印刷
ジョブ401の場合には、page2〜page5(404〜4
07)がカラー画像であるため、プリンタドライバは、
page2〜page5(404〜407)がキャリブレーショ
ンをすべき画像データがあると判断し、ジョブヘッダ情
報402に対して、キャリブレーション命令を付加す
る。
【0087】レーザプリンタ102は、印刷ジョブ40
1を解釈し、ジョブヘッダ情報402のキャリブレーシ
ョン命令に基づいて、印刷ジョブ401の印刷処理を行
う直前、すなわち、page1(403)のモノクロ2値画
像データを印刷する前に、キャリブレーションを実行す
る。このキャリブレーションによって、キャリブレーシ
ョン実行後に印刷が行われるpage2〜page5(404〜
407)のカラー画像を、適正な出力特性で出力させる
ことが可能となる。
【0088】このように、「ジョブ単位」モードは、1
つの印刷ジョブ内にキャリブレーションすべき画像が1
ページ以上あれば、その印刷ジョブの印刷開始前に1度
だけキャリブレーションを実行するようにするモードで
あり、印刷ジョブ生成時に印刷ジョブのジョブヘッダ情
報部にキャリブレーション命令を指定することによりキ
ャリブレーションが実行される。
【0089】次に、図7に示す「ページ単位」モードの
場合について説明する。ページ単位モードの場合、レー
ザプリンタ102が受信した印刷ジョブ501は、ジョ
ブヘッダ情報502と、ページ毎の情報500とで構成
されている。さらに、ページ毎の情報500には、page
1〜page5(503〜507)のページ情報が記録され
ている。
【0090】印刷ジョブ501を生成したプリンタドラ
イバは、page1〜page5(503〜507)の元画像の
属性情報を参照し、ページ毎の情報がキャリブレーショ
ンすべき画像であるか否かの判断を行う。印刷ジョブ5
01の場合には、page1(503)がモノクロ多値、pa
ge5(507)がカラー画像であるため、プリンタドラ
イバは、page1(503)とpage5(507)とがキャ
リブレーションをすべき画像データがあると判断して、
page1(503)とpage5(507)のページ情報にキ
ャリブレーション命令を付加する。
【0091】レーザプリンタ102は、この印刷ジョブ
501を解釈し、page1(503)とpage5(507)
のページ情報として指定されているキャリブレーション
命令に基づいて、page1(503)とpage5(507)
の印刷前にキャリブレーションを実行する。このキャリ
ブレーションによって、page1(503)のモノクロ多
値とpage5(507)のカラー画像を、適正な出力特性
で出力させることが可能となる。
【0092】このように、「ページ単位」モードは、1
つの印刷ジョブ内にキャリブレーションすべき画像があ
れば、そのページの印刷処理前に必ずキャリブレーショ
ンを実行するモードであり、複数のキャリブレーション
すべき画像があれば、その回数分キャリブレーションが
実行されることになる。プリンタドライバが印刷ジョブ
を生成する時に、印刷ジョブのページ情報部にキャリブ
レーション命令を指定することによってページ単位のキ
ャリブレーションが実行される。
【0093】このようなキャリブレーション命令の設定
は、ユーザがパネル操作部104を操作することによっ
て自由に選択することができ、ユーザの要求に応じて
「ジョブ単位」、あるいは「ページ単位」のタイミング
に応じてキャリブレーションが実行される。
【0094】図8は、プリンタドライバがジョブ単位で
キャリブレーション命令を設定する処理を説明するため
のフローチャートであり、ユーザからの印刷指示に従っ
て、プリンタドライバが印刷ジョブを生成する処理の一
部を示したものである。この処理は、印刷ジョブのジョ
ブヘッダ情報作成時に起動される。
【0095】まず、ステップS101において、プリン
タドライバは、キャリブレーションの実行をジョブ単位
で行うか、ページ単位で行うか等のユーザにより設定さ
れたキャリブレーション命令の設定情報を取得する。
【0096】次に、ステップS102では、ステップS
101で取得したキャリブレーション命令の設定が、
「ジョブ単位」か否かを判断し、キャリブレーション命
令の設定が「ジョブ単位」の場合には、ステップS10
3に進み、キャリブレーション命令の設定が「ジョブ単
位」でない場合、すなわち「ページ単位」の場合には、
処理を終了する。
【0097】ステップS103では、ユーザに指示され
た印刷範囲のすべてのページを参照し、それぞれの画像
属性値、すなわちカラー情報(カラー画像かモノクロ画
像か)及び階調情報(2値画像か多値画像か)にしたが
ってモノクロ多値画像、あるいはカラー画像があるか否
かを調べる。
【0098】ステップS104では、ステップS103
の検索処理の結果、モノクロ多値画像、あるいはカラー
画像が見つかったか否かを判断し、モノクロ多値画像、
あるいはカラー画像が1つでも見つかった場合には、ス
テップS105において、印刷ジョブのジョブヘッダ情
報にキャリブレーション命令を追加して処理を終了す
る。このとき、キャリブレーション命令とともに、キャ
リブレーションデータも一緒にジョブヘッダ情報に追加
される。
【0099】なお、キャリブレーションデータとは、レ
ーザプリンタ102の状態変化による出力画像の画質の
劣化を低減するように、ビデオコントローラ103から
供給される画像データの濃度を補正するデータであり、
レーザプリンタ102によって、状態変化が検知された
場合に、データ処理装置101A〜101Cに対するキ
ャリブレーション要求と通知された状態情報とを、プリ
ンタドライバが所定の記憶領域に保持しておき、ステッ
プS105のキャリブレーションデータ生成時に、レー
ザプリンタ102の状態情報を参照することによって算
出されるものである。
【0100】ステップS104において、印刷範囲のペ
ージにモノクロ多値画像、あるいはカラー画像が1つも
ない場合には、キャリブレーション命令をジョブヘッダ
情報に追加することなく処理を終了する。
【0101】図9は、プリンタドライバがページ単位で
キャリブレーション命令を設定する処理を説明するため
のフローチャートであり、ユーザからの印刷指示に従っ
て、プリンタドライバが印刷ジョブを生成する処理の一
部を示したものである。この処理は、印刷ジョブの各ペ
ージのページ情報作成時に起動される。
【0102】まず、ステップS201において、プリン
タドライバは、キャリブレーションの実行をジョブ単位
で行うか、ページ単位で行うか等のキャリブレーション
命令に関する設定情報を取得する。
【0103】次に、ステップS202では、ステップS
201で取得したキャリブレーション命令の設定が、
「ページ単位」か否かを判断し、キャリブレーション命
令の設定が「ページ単位」の場合にはステップS203
に進み。キャリブレーション命令の設定が「ページ単
位」でない場合、すなわち「ジョブ単位」の場合には処
理を終了する。
【0104】ステップS203では、ページ毎に画像属
性値、すなわちカラー情報(カラー画像かモノクロ画像
か)及び階調情報(2値画像か多値画像か)を取得し、
ステップS204において、当該ページがモノクロ多値
画像、あるいはカラー画像か否かを判断する。
【0105】ステップS204において、当該ページが
モノクロ多値画像、あるいはカラー画像の場合には、ス
テップS205において、印刷ジョブの当該ページ情報
にキャリブレーション命令を追加して処理を終了する。
このとき、キャリブレーション命令とともに、キャリブ
レーションデータも一緒にページ情報に追加される。
【0106】ステップS204において、当該ページが
モノクロ多値画像、あるいはカラー画像でない場合に
は、キャリブレーション命令を当該ページ情報に追加せ
ずに処理を終了する。
【0107】図10は、エンジン制御部における状態監
視処理を説明するためのフローチャートである。状態監
視処理とは、エンジン制御部150が、キャリブレーシ
ョンを必要とするプリンタエンジン105の状態変化
(例えば、気温の変化、トナー残量の変化等)を随時調
査し、状態変化が生じた場合にビデオコントローラ10
3に対して通知を行う処理をいう。
【0108】電源が投入されると、エンジン制御部15
0は、まず、ステップS301及びステップS302に
おいて、状態変化フラグ及びキャリブレーションフラグ
をリセットする。
【0109】ここで、状態変化フラグとは、/RDY信
号172に直接関与しない状態、すなわち印刷の可否に
直接関与しない状態変化が発生した場合(例えば、気
温、印刷ページ、トナー残量等が基準値を超えた場合)
にセットされるフラグである。状態変化フラグが変化す
ると、その内容は/CCRT信号177の信号レベルに
直接反映される。すなわち、状態変化フラグは、状態監
視処理以外の処理(例えば、トナー残量を監視する処理
等)において、他の状態変化(例えば、トナー残量の不
足)が検知された場合にもリセットされる。キャリブレ
ーションフラグは、キャリブレーションを必要とするよ
うな状態変化が生じた場合にセットされるフラグであ
る。
【0110】ステップS303において、エンジン制御
部150は、出力画像の画質に影響を及ぼすようなパラ
メータ(例えば、外気温、印刷ページ数等)の変動を調
査して、キャリブレーションを要するような状態変化の
発生を検知する。なお、ステップS303で、パラメー
タとして、外気温を検出している。
【0111】ステップS304では、パラメータである
外気温がキャリブレーションを必要とする程度まで変動
したか否かを判断する。そして、キャリブレーションの
必要があると判断した場合には、ステップS305に進
む。
【0112】ステップS305では、状態変化フラグを
セットすることにより、ビデオコントローラ103に対
して、プリンタエンジン105における状態変化の発生
を通知する。次いで、ステップS306において、キャ
リブレーションフラグをセットする。ビデオコントロー
ラ103は、キャリブレーションフラグがセットされて
いることを確認することによってキャリブレーションの
必要性を認識することが可能となる。ビデオコントロー
ラ103は、プリンタエンジン105のキャリブレーシ
ョンを実行した後に、プリンタエンジン105に対し
て、キャリブレーションフラグのリセット命令を発行
し、キャリブレーションフラグをリセットする。
【0113】ステップS307では、キャリブレーショ
ンフラグがリセットされるのを待ち、その後、ステップ
S303に戻り、再びパラメータの変動(キャリブレー
ションを要する状態変化)を監視する。
【0114】図11は、ビデオコントローラにおける処
理を説明するためのフローチャートである。なお、この
フローチャートに示す動作は、CPU309がROM3
04に記録された制御プログラムに基づいて実行する。
【0115】レーザプリンタ102の電源が投入され、
印刷可能な状態になると、ビデオコントローラ103
は、ホストインタフェース部302に対して、データ処
理装置からの受信要求の有無を周期的に問い合わせ、レ
ーザプリンタ102が受信要求を認識すると、図11に
示す処理が実行される。
【0116】まず、ステップS401において、ビデオ
コントローラ103は、ホストインタフェース部302
を介してデータ処理装置101よりデータを受信し、R
AM307内の受信データ領域に順次データの書き込み
を行い、ステップS402において、この受信データの
解析を行う。この受信データは、図6及び図7において
説明した印刷ジョブデータであり、受信データには、カ
ラー画像データ等の画像情報と、プリンタエンジン10
5に対してキャリブレーションの実行を指示するキャリ
ブレーション命令等の制御情報とが含まれている。
【0117】次に、ステップS403では、解析結果に
基づいて、受信データが画像情報であるか制御情報であ
るかを判断し、受信データが画像情報の場合にはステッ
プS404に進み、制御情報の場合にはステップS41
0に進む。
【0118】ステップS404において、ビデオコント
ローラ103は、画像情報に対応する画像をRAM30
7内のページバッファにページ単位毎に描画(ラスタラ
イズ)する。ページバッファへの1ページ分の画像の描
画が完了すると、ステップS405において、ページバ
ッファから順次データを読み出し、/VIDEO信号1
83を介してプリンタエンジン105に送出する。プリ
ンタエンジン105は、送出されたデータに基づいて、
用紙Sに画像を記録した後に用紙を排出する。
【0119】ステップS406では、/CCRT信号1
77の状態が"TRUE"であるか否かを調べることによ
り、プリンタエンジン105の状態変化が発生したか否
かを調べる。そして、プリンタエンジン105の状態変
化が発生していない場合には、ステップS401に戻
り、状態変化が発生している場合には、ステップS40
7に進む。
【0120】ステップS407では、/CMD信号17
9を介してプリンタエンジン105に状態変化フラグの
リセット命令を送信して、状態変化フラグをリセット、
すなわち、/CCRT信号177の状態を"FALSE"
にする。
【0121】ステップS408において、ビデオコント
ローラ103は、/CMD信号177を介してプリンタ
エンジン105に状態変化の詳細を問い合わせる。これ
に対して、プリンタエンジン105は、/STS信号1
81を介してビデオコントローラ103に応答を返す。
この応答として、プリンタエンジン105は、キャリブ
レーションフラグの状態を示す情報、及びパラメータ
(例えば、外気温)の状態を示す情報(例えば、"外気
温=35度"等)等を返す。
【0122】キャリブレーションフラグがセットされて
いる場合、すなわち、キャリブレーションの必要がある
場合には、ステップS409において、データ処理装置
101に対して、キャリブレーション要求(またはキャ
リブレーション予告)と状態情報を通知して、ステップ
S401の処理に戻る。データ処理装置101がビデオ
コントローラ103よりキャリブレーション要求(また
はキャリブレーション予告)及び状態情報を受信する
と、キャリブレーションデータ生成時に参照するための
情報としてデータ処理装置101内の所定の記憶領域に
保持される。
【0123】一方、ステップS408において、キャリ
ブレーションフラグがセットされていないと判断した場
合、すなわち、キャリブレーションの必要がない場合に
は、ステップS413において、プリンタエンジン10
5の状態を適正にするための復帰処理(例えば、状態変
化の内容を示すメッセージを表示する等)を実行し、ス
テップS401に戻る。
【0124】ステップS403において、受信データが
画像情報ではないと判断した場合、すなわち、制御情報
であると判断した場合には、ステップS410におい
て、制御情報がキャリブレーションの実行を指示するキ
ャリブレーション命令であるか否かを判断する。制御情
報がキャリブレーション命令である場合には、ステップ
S411において、図12のフローチャートで示される
キャリブレーションタスクを起動し、キャリブレーショ
ン命令でない場合には、ステップS412において、制
御情報に応答する処理を実行して、それぞれステップS
401に戻る。
【0125】図12は、図11のステップS411に示
したキャリブレーションタスクにおける処理を説明する
ためのフローチャートである。キャリブレーションタス
クが起動されると、まず、ステップS501において、
ジョブ管理テーブルを参照して、印刷中のジョブが存在
するか否かを判断する。印刷中のジョブが存在する場合
には、ステップS502において、印刷中のページ(ま
たは当該ジョブに関する前ページ)が排紙し終わるのを
確認した後に、ステップS503に進む。
【0126】ステップS503では、キャリブレーショ
ンを実行中である旨のメッセージをデータ処理装置に通
知する。なお、このメッセージ通知先は、例えば、ネッ
トワーク上のすべてのデータ処理装置であってもよい
し、ジョブ管理テーブルに登録されたデータ処理装置で
あってもよく、また、キャリブレーション命令を発した
データ処理装置であってもよいし、他の形態のものであ
ってもよい。
【0127】ステップS504では、キャリブレーショ
ン命令に基づいてキャリブレーションデータを抽出し、
ステップS506ではキャリブレーションデータに基づ
いて、プリンタエンジン105のキャリブレーションを
実行する。
【0128】ステップS507では、プリンタエンジン
105にキャリブレーションフラグのリセット命令を通
知することにより、キャリブレーションフラグをリセッ
トする。これにより、キャリブレーションに関する動作
が完了する。
【0129】以上のように、実施例1に示した実施の形
態によって、レーザプリンタ102が、キャリブレーシ
ョンを要する状態変化を検知して状態変化内容をデータ
処理装置101に通知し、データ処理装置が、印刷ジョ
ブ生成時にその状態変化内容に基づくキャリブレーショ
ンデータを作成して、キャリブレーション命令をジョブ
単位、あるいはページ単位に印刷ジョブに付加し、レー
ザプリンタ102が、そのキャリブレーション命令を受
けた場合にのみジョブ単位、あるいはページ単位でキャ
リブレーションを実行するので、キャリブレーションが
キャリブレーションの効果が表れる画像の印刷前にのみ
行われ、常に最適な出力特性で印刷を行うことができ
る。
【0130】また、キャリブレーションの効果に無関係
なモノクロ2値画像の印刷では、キャリブレーションが
実行されないため、キャリブレーションによる出力時間
の遅延を防ぐことができる。
【0131】また、印刷指示を行う場合に、ユーザは、
キャリブレーションを速度優先(ジョブ単位)で行う
か、画質優先(ページ単位)で行うかを自由に選択する
ことができるため、目的に応じてキャリブレーションの
実行タイミングを制御することができる。
【0132】なお、実施例1の形態においては、画像記
録装置として、レーザプリンタ102を用いて説明を行
ったが、本実施形態において適用される画像記録装置
は、レーザプリンタに限られるものではなく、インクジ
ェットプリンタ等他のプリント方式のプリンタでもよい
ことは言うまでもない。また、プリンタだけに限られ
ず、ファクシミリや複写機、あるいはファクシミリ、複
写機及びプリンタで構成される複合機器等のキャリブレ
ーションの必要がある画像記録装置に広く適用すること
が可能である。
【0133】さらに、本発明は、複数の機器(例えば、
ホストコンピュータ、インターフェイス機器、リーダ、
プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1
つの機器からなる装置(例えば、複合機、ファクシミリ
装置等)に適用してもよい。
【0134】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
憶した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読み出して実行することによっても、達成されることは
言うまでもない。
【0135】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
こととなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0136】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディス
ク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、C
D−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリ
ーカード、ROM等を用いることができる。
【0137】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペ
レーティングシステム)などが実際の処理の一部または
全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0138】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0139】[実施例2]以下、図面を用いて本発明に
係る画像記録装置の第2の実施例を説明する。なお、実
施例2において用いられるレーザプリンタおよびデータ
処理装置(ホストコンピュータ)の構成は、実施例1に
おいて説明した構成と同一であるため、同一の構成につ
いては説明を省略する。
【0140】実施例1において、プリンタドライバのキ
ャリブレーション命令の設定として、「ページ単位」モ
ードが指示された場合には、モノクロ多値画像、あるい
はカラー画像の印刷前に常にキャリブレーションが実行
されるように制御されていたが、本実施例は、印刷指示
された印刷範囲の中に、連続したモノクロ多値画像、あ
るいはカラー画像からなるページ群が存在する場合に、
そのページ群の最初のモノクロ多値画像、あるいは最初
のカラー画像の印刷前にだけ、キャリブレーションが行
われるように処理するものである。
【0141】図13は、実施例2において印刷ジョブの
内容に基づくキャリブレーション実行タイミングを説明
するための概念図であり、レーザプリンタ102が受信
した印刷ジョブ601は、ジョブヘッダ情報602と、
ページ毎の情報600とで構成されている。さらに、ペ
ージ毎の情報600には、page1〜page5(603〜6
07)のページ情報が記録されている。
【0142】プリンタドライバは、印刷ジョブ601を
生成した後に、page1〜page5(603〜607)の元
画像の属性情報を参照して、ページ毎の情報がキャリブ
レーションすべき情報であるか否かの判断を行う。印刷
ジョブ601の場合には、page1(603)がモノクロ
多値画像であり、page2〜page3(604〜605)及
びpage5(607)がカラー画像であるため、プリンタ
ドライバは、これらのpageがキャリブレーションすべき
画像と判断して、page5(607)にキャリブレーショ
ン命令を付加すると共に、連続するpage1〜page3(6
03〜605)に関してpage1(603)のページ情報
にのみキャリブレーション命令を付加し、page2〜page
3(604〜605)に関してはキャリブレーション命
令の付加を省略する。
【0143】1ページ毎にキャリブレーションを行う
と、キャリブレーションすべき画像が連続する場合に印
刷速度を落とすだけで、キャリブレーションによる出力
画像の最適化効果が期待できず、また、1ページ出力す
る間に画像の出力特性が大きく変化することはないた
め、page1〜page3(603〜605)のように、キャ
リブレーションすべき画像が連続する場合には、最初の
1ページが印刷される前に1度だけキャリブレーション
を実行し、それ以降のページに関しては印刷速度を優先
してキャリブレーションを行わないように制御するもの
である。この処理により、余分なキャリブレーション処
理を省略することができる。
【0144】印刷ジョブ内において、連続するキャリブ
レーションすべき画像からなるページ群が1度途切れた
後に、再びキャリブレーションすべき画像からなるペー
ジ群の印刷を行う場合には、上述と同様に、再度検出さ
れたキャリブレーションすべき画像の印刷前にだけキャ
リブレーションが実行される。
【0145】従って、page1(603)においてキャリ
ブレーションが実行された後に、再度キャリブレーショ
ンが実行されるのは、page4において連続するキャリブ
レーションすべき画像からなるページ群が1度途切れた
後に、再びキャリブレーションすべき画像からなるペー
ジ群の印刷を行う場合、つまり、page5(607)の印
刷前にキャリブレーションが実行されることとなる。
【0146】このように、印刷指示された印刷範囲の中
に、連続するキャリブレーションすべき画像からなるペ
ージ群が存在する場合には、そのページ群の最初画像を
印刷する前だけキャリブレーションを実行することによ
って、1ページ毎にキャリブレーションを行う場合に比
べて、画像の出力特性を大きく変化させることなく印刷
速度の向上を図ることが可能となる。
【0147】さらに、実施例1に示したように、キャリ
ブレーションの実行が、カラー画像、モノクロ多値画像
といったキャリブレーションの効果が表れる画像の印刷
前にのみ行われるので、最適な出力特性で印刷を行うこ
とができる。
【0148】また、キャリブレーションの効果に無関係
なモノクロ2値画像の印刷では、キャリブレーションが
実行されないため、キャリブレーションによる出力時間
の遅延を防ぐことができる。
【0149】[実施例3]以下、図面を用いて本発明に
係る画像記録装置の第3の実施例を説明する。なお、実
施例3において用いられるレーザプリンタおよびデータ
処理装置の構成は、実施例1において説明した構成と同
一であるため、同一の構成については説明を省略する。
【0150】第1実施形態及び第2実施形態において、
プリンタドライバは、印刷指示がなされた画像の画像属
性値(カラー情報及び階調情報)を参照して、印刷ジョ
ブの所定の位置にキャリブレーション命令を付加し、レ
ーザプリンタ102は、その印刷ジョブを受信した際に
キャリブレーション命令を解釈して所定のタイミングで
キャリブレーションを実行するように制御するものであ
ったが、本実施例は、プリンタドライバが、ページ毎の
画像属性値(カラー情報及び階調情報)をそれぞれ印刷
ジョブの所定の位置に付加し、レーザプリンタは、その
印刷ジョブを受信した際にページ毎の画像属性値(カラ
ー情報及び階調情報)からキャリブレーションを実行す
べきかを判断するように処理を行うものである。
【0151】図14は、本実施例に基づく画像記録シス
テムを示した概念図であり、1台のプリンタ(画像記録
装置)102と3台のデータ処理装置(ホストコンピュ
ータ)101A,101B,101Cが同一LAN(Lo
cal Area Network)110で接続されている。ユーザー
がデータ処理装置101A〜101Cのいずれかの端末
を操作することによって、レーザプリンタ102に対し
て印刷指示を行う場合に、データ処理装置のプリンタド
ライバは、ページ毎に画像の画像属性値(カラー情報及
び階調情報)を取得し、印刷ジョブの所定の位置に付加
する。このようにしてプリンタドライバによって生成さ
れた印刷ジョブは、データ処理装置101A〜101C
からプリンタ102へ送信される。
【0152】一方、印刷ジョブを受信したプリンタ10
2は、プリンタドライバにより付加されたページ毎の画
像属性値を解釈して、キャリブレーションすべき画像か
どうかを判断する。例えば、取得した画像属性値がモノ
クロ多値画像である場合には、この画像はキャリブレー
ションすべき画像であると判断し、このページの印刷前
にキャリブレーションの実行を行う。同様に、取得した
画像属性値がカラー画像であった場合には、この画像も
キャリブレーションすべき画像であると判断して、この
ページの印刷前にキャリブレーションの実行を行う。一
方、取得した画像属性値がモノクロ2値画像であった場
合には、この画像はキャリブレーションすべき画像では
ないと判断して、このページの印刷前にはキャリブレー
ションを行わない。
【0153】以上説明したように、プリンタドライバ
が、ページ毎の画像属性値(カラー情報及び階調情報)
を印刷ジョブの所定の位置に付加し、レーザプリンタ1
02が、その印刷ジョブを受信した際に、ページ毎の画
像属性値(カラー情報及び階調情報)からキャリブレー
ションを実行すべきかを判断する場合であっても、実施
例1と同様に、キャリブレーションすべき画像の印刷前
にのみキャリブレーションが行われるので、常に最適な
出力特性で印刷を行うことができる。
【0154】また、キャリブレーションの効果に無関係
なモノクロ2値画像の印刷の前には、キャリブレーショ
ンが実行されないため、キャリブレーションによる出力
時間の遅延を防ぐことができる。
【0155】なお、印刷指示された印刷範囲の中に連続
するモノクロ多値画像、あるいはカラー画像からなるペ
ージ群がある場合には、第2実施形態と同様に、そのペ
ージ群の最初のモノクロ多値画像、あるいはカラー画像
の印刷を行う前にだけキャリブレーションを実行するも
のであっても良い。このように制御することによって、
実施例2と同様に、1ページ毎にキャリブレーションを
行う場合に比べて、画像の出力特性を大きく変化させる
ことなく印刷速度の向上を図ることが可能となる。
【0156】以上、実施例1〜実施例3を用いて本発明
に係る画像記録装置について説明したが、本発明は上記
の実施例に示した構成に限定されるものではない。
【0157】例えば、実施例1〜実施例3においては、
レーザプリンタ102の状態が変化した際に、レーザプ
リンタ102が、データ処理装置101A〜101Cに
対してキャリブレーション要求(予告)及びプリンタの
状態情報の通知を行い、データ処理装置は、プリンタの
状態情報に従ってキャリブレーション命令を印刷ジョブ
に付加してレーザプリンタ102に送信する構成であっ
たが、データ処理装置に対してキャリブレーション要求
(または予告)及びプリンタの状態情報の通知を行わ
ず、プリンタ内部でキャリブレーションデータを生成す
るものであってもものであってもよい。
【0158】また、実施例1〜実施例3においては、プ
リンタドライバが、印刷指示された画像の画像属性値
(カラー情報及び階調情報)を取得あるいは解釈をする
ことになっていたが、画像属性値(カラー情報及び階調
情報)を取得あるいは解釈をすることが不可能なプリン
タドライバの場合は、レーザプリンタ102が、ユーザ
の指定する印刷モード(例えば、「カラー印刷]モー
ド、「スーパーファイン]モード、「写真画質]モード
等)を、印刷ジョブの内容から解釈し、指定された印刷
モードがカラーあるいは高品位画質を意味するようなモ
ード指定である場合には、その印刷ジョブの印刷前にキ
ャリブレーションを実行するようにしても良い。
【0159】さらに、上記実施例に示したキャリブレー
ションの実行タイミングは、印刷ジョブのキャリブレー
ション命令に従うか、印刷ジョブのページ毎の画像属性
値からキャリブレーションすべき画像と判断されたペー
ジの印刷前に実行するか、又は、印刷ジョブの印刷モー
ドからキャリブレーションすべき印刷ジョブと判断され
た印刷ジョブの印刷前に実行するかのいずれかであった
が、これらのタイミングに加えて、プリンタエンジンよ
り状態変化に基づくキャリブレーション要求(または予
告)があった場合にキャリブレーションを実行するよう
に構成するものであってもよく、さらに、どのタイミン
グでキャリブレーションを実行するかをプリンタ側で設
定し、ユーザに選択させるものであってもよい。
【0160】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ペ
ージ毎の画像データが記録されるページ情報と、ページ
情報の前に付加されるジョブヘッダ情報とで構成される
印刷ジョブに基づいて、前記画像データの記録を行う画
像記録方法であって、画像データの記録を行う際に、画
像データの画質補正を行うキャリブレーションを実行す
るか否かを判断するキャリブレーション判断ステップ
と、キャリブレーションの実行タイミングを判断する実
行タイミング判断ステップと、キャリブレーションを実
行するキャリブレーション実行ステップとを有するの
で、キャリブレーションの実行にユーザを関与させ、キ
ャリブレーションの効果の得られる場合のみキャリブレ
ーションを実行させることが可能となる。また、用途に
応じてキャリブレーションを実行するタイミングを選択
可能とすることにより、ユーザにとって適正なタイミン
グでキャリブレーションを実行させることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像記録装置の一実施例を説明す
るための断面図である。
【図2】本発明に係る画像記録装置の概略を示すブロッ
ク図である。
【図3】ビデオコントローラとプリンタエンジンとを接
続するビデオインタフェース、及びプリンタエンジンの
構成を示すブロック図である。
【図4】実施例1におけるビデオコントローラの構成を
示すブロック図である。
【図5】実施例1における画像記録システムの概念図で
ある。
【図6】キャリブレーション実行タイミングがジョブ単
位モードである場合の印刷ジョブの内容を説明するため
の概念図である。
【図7】キャリブレーション実行タイミングがページ単
位モードである場合の印刷ジョブの内容を説明するため
の概念図である。
【図8】プリンタドライバがジョブ単位にキャリブレー
ション命令を設定する処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図9】プリンタドライバがページ単位にキャリブレー
ション命令を設定する処理を説明するためのフローチャ
ートである。
【図10】エンジン制御部における状態監視処理を説明
するためのフローチャートである。
【図11】ビデオコントローラにおける処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図12】キャリブレーションタスクの処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図13】実施例2において、キャリブレーション実行
タイミングがページ単位である場合の印刷ジョブの内容
を説明する概念図である。
【図14】実施例3における画像記録システムを示した
概念図である。
【符号の説明】
101A、101B、101C ホストコンピュータ
(データ処理装置) 102 レーザプリンタ(画像記録装置) 103 ビデオコントローラ 104 パネル部 105 プリンタエンジン 110 LAN 150 エンジン制御部 151 用紙サイズ検出部 152 給紙口検出部 153 オプション調査部 154 搬送制御部 155 光学系制御部 156 定着器温度制御部 157 オプション制御部 158 センサ部 201 プリンタ筐体 202 操作パネル 203 ボード収納部 206 レーザスキャナ部 207 レーザユニット 208 ポリゴンミラー(回転多面体) 209 結像レンズ群 210 ビーム検出器 211 反射ミラー 212 光量センサ 301 パネルI/F部 302 ホストI/F部 303 画像データ発生部 304 ROM 305 画像メモリ 306 エンジンI/F部 307 RAM 308 DMA制御部 309 CPU 310 EEPROM 401,501,601 印刷ジョブ内容 400,500,600 ページ毎の情報
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/40 G03G 21/00 372 Fターム(参考) 2C061 AP01 AQ06 AR01 HJ06 HK03 HN06 HX10 2H027 DB00 DE07 DE09 EA20 EC18 EC20 EE07 EE10 EF06 FA28 FB05 FB06 FB07 HA06 HB05 HB06 5C077 LL13 LL19 MP01 MP08 PP43 PP65 PQ22 TT02

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ページ毎の画像データを含むページ情報
    と、該ページ情報の前に付加されるジョブヘッダ情報と
    で構成される印刷ジョブに基づいて、前記画像データの
    記録を行う画像記録方法であって、 前記画像データの記録を行う際に、前記画像データの画
    質補正を行うキャリブレーションを実行するか否かを判
    断するキャリブレーション判断ステップと、 該キャリブレーションの実行タイミングを判断する実行
    タイミング判断ステップと、 前記キャリブレーションを実行するキャリブレーション
    実行ステップと、 前記キャリブレーション判断ステップによりキャリブレ
    ーションを実行すると判断した場合に、キャリブレーシ
    ョン命令を前記印刷ジョブに付加するキャリブレーショ
    ン命令付加ステップとを有することを特徴とする画像記
    録方法。
  2. 【請求項2】 前記キャリブレーション命令付加ステッ
    プにおいて前記キャリブレーション命令を付加する際の
    詳細な設定を行う詳細設定ステップを有し、 前記詳細設定ステップにおいて、前記印刷ジョブ単位で
    キャリブレーション命令を付加するように設定された場
    合には、前記キャリブレーション命令付加ステップにお
    いて、前記ジョブヘッダ情報にキャリブレーション命令
    を付加することを特徴とする請求項1に記載の画像記録
    方法。
  3. 【請求項3】 カラー画像であるかまたモノクロ画像で
    あるかを示すカラー情報と、画像の階調を示す階調情報
    とで構成される画像属性値を、前記画像データよりペー
    ジ毎に検出する画像属性値検出ステップを有し、 前記詳細設定ステップにより、前記ページ情報のページ
    単位でキャリブレーション命令を付加するように設定さ
    れた場合であって、前記画像属性値検出ステップにより
    検出された前記画像属性値の中にカラー画像もしくはモ
    ノクロ多値画像が存在する場合には、前記キャリブレー
    ション判断ステップは、キャリブレーションを実行する
    との判断をし、前記キャリブレーション命令付加ステッ
    プは、カラー画像もしくはモノクロ多値画像が存在する
    画像属性値に対応するページのページ情報に、キャリブ
    レーション命令を付加することを特徴とする請求項2に
    記載の画像記録方法。
  4. 【請求項4】 前記詳細設定ステップにより、前記ペー
    ジ情報のページ単位でキャリブレーション命令を付加す
    るように設定された場合であって、前記画像属性値検出
    ステップにより検出された前記画像属性値の中にカラー
    画像もしくはモノクロ多値画像が存在し、当該画像属性
    値の検出されたページが連続する場合には、前記キャリ
    ブレーション判断ステップはキャリブレーションを実行
    するとの判断をし、前記キャリブレーション命令付加ス
    テップは、カラー画像もしくはモノクロ多値画像が連続
    するページに関し、当該連続するページの最初のページ
    のページ情報にのみ、キャリブレーション命令を付加す
    ることを特徴とする請求項3に記載の画像記録方法。
  5. 【請求項5】 前記実行タイミング判断ステップは、前
    記印刷ジョブに記録されたキャリブレーション命令に従
    って、キャリブレーションの実行タイミングを判断する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画
    像記録方法。
  6. 【請求項6】 前記実行タイミング判断ステップは、前
    記キャリブレーション命令が、前記印刷ジョブのジョブ
    ヘッダ情報に記録されている場合には、当該印刷ジョブ
    に応じて画像データを記録する直前にキャリブレーショ
    ンを実行するように判断することを特徴とする請求項5
    に記載の画像記録方法。
  7. 【請求項7】 前記実行タイミング判断ステップは、前
    記キャリブレーション命令が、前記印刷ジョブのページ
    情報に記録されている場合には、前記キャリブレーショ
    ン命令が付加されているページの画像データを記録する
    直前にキャリブレーションを実行するように判断するこ
    とを特徴とする請求項5に記載の画像記録方法。
  8. 【請求項8】 カラー画像であるかまたモノクロ画像で
    あるかを示すカラー情報と、画像の階調を示す階調情報
    とで構成される画像属性値を、前記画像データよりペー
    ジ毎に検出する画像属性値検出ステップを有することを
    特徴とする請求項1に記載の画像記録方法。
  9. 【請求項9】 前記キャリブレーション判断ステップ
    は、前記画像属性値検出ステップにより検出された画像
    属性値に基づいてキャリブレーションを実行するか否か
    を判断することを特徴とする請求項8に記載の画像記録
    方法。
  10. 【請求項10】 前記実行タイミング判断ステップは、
    前記画像属性値検出ステップにより検出された画像属性
    値に基づいてキャリブレーションの実行タイミングを判
    断することを特徴とする請求項8又は9に記載の画像記
    録方法。
  11. 【請求項11】 前記実行タイミング判断ステップは、
    前記画像属性値検出ステップにより検出された前記画像
    属性値がカラー画像もしくはモノクロ多値画像である場
    合には、当該画像属性値に対応するページの画像データ
    を記録する直前にキャリブレーションを実行するように
    判断することを特徴とする請求項10に記載の画像記録
    方法。
  12. 【請求項12】 前記実行タイミング判断ステップは、
    前記画像属性値検出ステップにより検出された前記画像
    属性値がカラー画像もしくはモノクロ多値画像である場
    合であって、当該画像属性値の検出されたページが連続
    する場合には、当該連続するページに関し、最初のペー
    ジの画像データを記録する直前にのみにキャリブレーシ
    ョンを実行するように判断することを特徴とする請求項
    10に記載の画像記録方法。
  13. 【請求項13】 前記画像情報を記録する際の印刷モー
    ドを設定するモード設定ステップを有し、該モード設定
    手段により設定された印刷モードがカラーもしくは高品
    位画質を意味する場合には、前記キャリブレーション判
    断ステップは、当該画像データを記録する際にキャリブ
    レーションを行うとの判断をすることを特徴とする請求
    項1乃至12のいずれかに記載の画像記録方法。
  14. 【請求項14】 記録される画像データの画質に影響を
    及ぼすパラメータの状態変化を検知する検知ステップを
    有し、 該検知ステップにより前記パラメータの状態変化が検知
    された場合には、前記キャリブレーション実行ステップ
    が、キャリブレーションを実行することを特徴とする請
    求項1乃至13のいずれかに記載の画像記録方法。
  15. 【請求項15】 ページ毎の画像データを含むページ情
    報と、該ページ情報の前に付加されるジョブヘッダ情報
    とで構成される印刷ジョブを受信し、該印刷ジョブに基
    づいて前記画像データの記録を行う画像記録装置であっ
    て、 記録される画像データの画質補正を行うキャリブレーシ
    ョンの実行タイミングを判断する実行タイミング判断手
    段と、 該実行タイミング判断手段に基づいてキャリブレーショ
    ンを実行するキャリブレーション実行手段とを有し、 前記実行タイミング判断手段は、前記印刷ジョブに付加
    されるキャリブレーション命令に従って、キャリブレー
    ションの実行タイミングを判断することを特徴とする画
    像記録装置。
  16. 【請求項16】 前記実行タイミング判断手段は、前記
    キャリブレーション命令が、前記印刷ジョブのジョブヘ
    ッダ情報に記録されている場合には、当該印刷ジョブに
    応じて画像データを記録する直前にキャリブレーション
    を実行するように判断することを特徴とする請求項15
    に記載の画像記録装置。
  17. 【請求項17】 前記実行タイミング判断手段は、前記
    キャリブレーション命令が、前記印刷ジョブのページ情
    報に記録されている場合には、前記キャリブレーション
    命令が付加されているページの画像データを記録する直
    前にキャリブレーションを実行するように判断すること
    を特徴とする請求項15に記載の画像記録装置。
  18. 【請求項18】 カラー画像であるかまたモノクロ画像
    であるかを示すカラー情報と、画像の階調を示す階調情
    報とで構成される画像属性値を、前記画像データよりペ
    ージ毎に検出する画像属性値検出手段を有し、 前記実行タイミング手段は、前記画像属性値検出手段に
    より検出された画像属性値に基づいてキャリブレーショ
    ンの実行タイミングを判断することを特徴とする請求項
    15に記載の画像記録装置。
  19. 【請求項19】 前記実行タイミング判断手段は、前記
    画像属性値検出手段により検出された前記画像属性値が
    カラー画像もしくはモノクロ多値画像である場合には、
    当該画像属性値に対応するページの画像データを記録す
    る直前にキャリブレーションを実行するように判断する
    ことを特徴とする請求項18に記載の画像記録装置。
  20. 【請求項20】 前記実行タイミング判断手段は、前記
    画像属性値検出手段により検出された前記画像属性値が
    カラー画像もしくはモノクロ多値画像である場合であっ
    て、当該画像属性値の検出されたページが連続する場合
    には、当該連続するページに関し、最初のページの画像
    データを記録する直前にのみにキャリブレーションを実
    行するように判断することを特徴とする請求項18に記
    載の画像記録装置。
  21. 【請求項21】 記録される画像データの画質に影響を
    及ぼすパラメータの状態変化を検知する検知手段を有
    し、 該検知手段により前記パラメータの状態変化が検知され
    た場合には、前記キャリブレーション実行手段が、キャ
    リブレーションを実行することを特徴とする請求項15
    乃至20のいずれかに記載の画像記録装置。
  22. 【請求項22】 ページ毎の画像データが記録されるペ
    ージ情報と、該ページ情報の前に付加されるジョブヘッ
    ダ情報とで構成される印刷ジョブを生成し、画像記録装
    置に対して該印刷ジョブを出力するデータ処理装置であ
    って、 前記画像データの記録を行う際にキャリブレーションを
    実行するか否かを判断するキャリブレーション判断手段
    と、 前記キャリブレーション判断手段によりキャリブレーシ
    ョンを実行すると判断した場合に、キャリブレーション
    命令を前記印刷ジョブに付加するキャリブレーション命
    令付加手段とを有することを特徴とするデータ処理装
    置。
  23. 【請求項23】 前記キャリブレーション命令付加手段
    において前記キャリブレーション命令を付加する際の詳
    細な設定を行う詳細設定手段を有し、 前記詳細設定手段により、前記印刷ジョブ単位でキャリ
    ブレーション命令を付加するように設定された場合に
    は、前記キャリブレーション命令付加手段が、前記ジョ
    ブヘッダ情報にキャリブレーション命令を付加すること
    を特徴とする請求項22に記載のデータ処理装置。
  24. 【請求項24】 カラー画像であるか又はモノクロ画像
    であるかを示すカラー情報と、画像の階調を示す階調情
    報とで構成される画像属性値を、前記画像データよりペ
    ージ毎に検出する処理画像属性検出手段を有し、 前記キャリブレーション判断手段は、前記処理画像属性
    検出手段により検出された画像属性値に基づいてキャリ
    ブレーションを実行するか否かを判断することを特徴と
    する請求項22又は23に記載のデータ処理装置。
  25. 【請求項25】 前記キャリブレーション命令付加手段
    において前記キャリブレーション命令を付加する際の詳
    細な設定を行う詳細設定手段と、 カラー画像であるか又はモノクロ画像であるかを示すカ
    ラー情報と、画像の階調を示す階調情報とで構成される
    画像属性値を、前記画像データよりページ毎に検出する
    処理画像属性検出手段とを有し、 前記詳細設定手段により、前記ページ情報のページ単位
    でキャリブレーション命令を付加するように設定された
    場合であって、前記処理画像属性検出手段により検出さ
    れた前記画像属性値の中にカラー画像もしくはモノクロ
    多値画像が存在する場合には、前記キャリブレーション
    判断手段はキャリブレーションを実行するとの判断を
    し、前記キャリブレーション命令付加手段は、カラー画
    像もしくはモノクロ多値画像が存在する画像属性値に対
    応するページのページ情報に、キャリブレーション命令
    を付加することを特徴とする請求項22に記載のデータ
    処理装置。
  26. 【請求項26】 前記キャリブレーション命令付加手段
    において前記キャリブレーション命令を付加する際の詳
    細な設定を行う詳細設定手段と、 カラー画像であるか又はモノクロ画像であるかを示すカ
    ラー情報と、画像の階調を示す階調情報とで構成される
    画像属性値を、前記画像データよりページ毎に検出する
    処理画像属性検出手段とを有し、 前記詳細設定手段により、前記ページ情報のページ単位
    でキャリブレーション命令を付加するように設定された
    場合であって、前記処理画像属性検出手段により検出さ
    れた前記画像属性値の中にカラー画像もしくはモノクロ
    多値画像が存在し、当該画像属性値の検出されたページ
    が連続する場合には、前記キャリブレーション判断手段
    はキャリブレーションを実行するとの判断をし、前記キ
    ャリブレーション命令付加手段は、カラー画像もしくは
    モノクロ多値画像が連続するページに関し、当該連続す
    るページの最初のページのページ情報にのみ、キャリブ
    レーション命令を付加することを特徴とする請求項22
    に記載のデータ処理装置。
  27. 【請求項27】 前記画像情報を記録する際の印刷モー
    ドを設定するモード設定手段を有し、該モード設定手段
    により設定された印刷モードがカラーもしくは高品位画
    質を意味する場合には、前記キャリブレーション判断手
    段は、当該画像データを記録する際にキャリブレーショ
    ンを行うとの判断をすることを特徴とする請求項22な
    いし24のいずれかに記載のデータ処理装置。
  28. 【請求項28】 ページ毎の画像データが記録されるペ
    ージ情報と、該ページ情報の前に付加されるジョブヘッ
    ダ情報とで構成される印刷ジョブを生成し、画像記録装
    置に対して該印刷ジョブを出力するデータ処理装置であ
    って、 カラー画像であるか又はモノクロ画像であるかを示すカ
    ラー情報と、画像の階調を示す階調情報とで構成される
    画像属性値を、前記画像データからページ毎に判断する
    処理画像属性判断手段と、 該画像属性値をページ毎に前記ページ情報に付加する画
    像属性値付加手段とを有することを特徴とするデータ処
    理装置。
  29. 【請求項29】 請求項1乃至14のいずれかに記載し
    た画像記録方法を、コンピュータに実行させるためのプ
    ログラム。
  30. 【請求項30】 請求項1乃至14のいずれかに記録し
    た画像記録方法を、コンピュータに実行させるためにプ
    ログラムとして記録したコンピュータ読み取り可能な記
    録媒体。
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