JP2003320711A - 画像記録装置および画像記録方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム - Google Patents

画像記録装置および画像記録方法およびコンピュータが読み取り可能な記憶媒体およびプログラム

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JP2003320711A
JP2003320711A JP2002128437A JP2002128437A JP2003320711A JP 2003320711 A JP2003320711 A JP 2003320711A JP 2002128437 A JP2002128437 A JP 2002128437A JP 2002128437 A JP2002128437 A JP 2002128437A JP 2003320711 A JP2003320711 A JP 2003320711A
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monochrome
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JP2002128437A
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Yuichi Hosoda
祐一 細田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷データ中にモノクロ印刷指定ページとカ
ラー印刷指定ページが混在指定されている印刷データを
処理する場合における印刷モード切り替えを制限して、
スループット低下を抑えることである。 【解決手段】 ビデオコントローラ103は、印刷デー
タに対する各ページ処理順序を決定する印刷スケジュー
リングを行った後、印刷データにモノクロ印刷指定され
ているページが含まれる場合に、該ページに対する印刷
モード属性をカラー印刷モードとすべきと判断した場合
に、モノクロ印刷指定されているページをカラー印刷モ
ードで出力するようにカラーモード属性を変更設定し
て、該スケジュールに従い所定の画像記録処理を行う際
に、設定されているカラーモード属性と前記プリンタエ
ンジンの印刷モードの設定状態とに基づき、プリンタエ
ンジン105のカラー印刷モードの切り替えを制御する
構成を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ処理装置よ
り供給される印刷データに基づいてモノクロ印刷あるい
はカラー印刷可能なプリンタエンジンを備える画像記録
装置および画像記録方法およびコンピュータが読み取り
可能な記憶媒体およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷機やカラープリンタ、カラー
コピー機などのカラー画像記録装置では、減法混色の三
原色であるY(イエロー:黄色)トナー、M(マゼン
タ:赤色染料)トナー、及びC(シアン:緑味のある青
色)トナーの各色トナーと、文字等の印字等に使用され
るK(ブラック:黒)トナーの合計4種類のトナー、及
び各トナーに対する現像機器を組装置化(ユニット化)
して印刷(画像転写)するためのエンジンを備えてい
る。
【0003】そして、画像転写時には、各色毎のフレー
ムメモリ上に展開されている画素情報に基づいて、各色
のユニットを稼動させて各色トナーを印刷用紙に多重転
写する。
【0004】このようなカラー画像記録装置では、印刷
(画像転写)されるドキュメントは必ずしもカラードキ
ュメントに限られるものでは無く、実際には、カラード
キュメントとモノクロドキュメントの両方の印刷に用い
られている。
【0005】このため、モノクロのドキュメントは、通
常Kトナーのプロセスユニット(以下モノクロプロセス
ユニット、その他のプロセスユニットをカラープロセス
ユニットという)のみを用いれば印刷を行える。
【0006】よってカラー画像記録装置の中には、トナ
ーの消費や摩擦等によるプロセスユニットの劣化を削減
するために、印刷ドキュメントがモノクロの場合はカラ
ープロセスユニットを稼動させないように切り離し、モ
ノクロプロセスユニットのみを稼動するようにすること
によりカラープロセスユニットの消費を防止する機能を
備えているものがある。
【0007】なお、プロセスユニットの稼動とは、上記
機能を持たない画像記録装置でのモノクロ印刷時のカラ
ープロセスユニットのような、実質的には印刷を行って
おらず単にプロセスユニットが空転している状態をも含
んでいる。
【0008】このような切替えを行うカラー画像記録装
置の例として、例えばカラー画像形成装置の代表的なプ
ロセス方式の1つであるタンデム型のカラープリンタが
あり、各色成分毎にドラムを備え、これらを搬送路に並
設して、1行程で全色の転写を行うことにより高速な印
刷処理を実現するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドキュ
メントがカラーかモノクロかによる印刷モードの切替え
は、機械的な稼動によって各プロセスユニットと用紙の
接触の切り離しが行われている。またこの印刷モードの
切替えは、用紙が完全に排紙された状態になるまで行え
ない。
【0010】よって、1回の切替えを行うには10〜3
0秒程度と非常に時間がかかる。その為、1つのジョブ
にカラーページとモノクロページが混在する印刷を行う
場合、その都度の切替えに時間を要してしまい、タンデ
ム方式のメリットである高速性を生かすことが出来な
い。
【0011】また、このことは上記したタンデム式の印
刷エンジンを持つものだけに限られることではなく、他
の例えば単一ヘッドによる方式や、中間転写体を用いる
場合でも、印刷モードの切替えは機械的な稼動によって
各プロセスユニットと用紙の接触の切り離しが行われる
ので、同様に切替えに大きな時間を費やすので、モノク
ロとカラーが混在する場合、印刷速度が遅くなるという
問題点があった。
【0012】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、データ処理装置より
供給される印刷データに基づいてモノクロ印刷あるいは
カラー印刷可能なプリンタエンジンを備える画像記録装
置において、データ処理装置より受信するモノクロ印刷
指定されたページとカラー印刷指定されたページとが混
在する印刷データを解釈して、該解釈される印刷モード
の指示内容と前記プリンタエンジンの能力情報に従っ
て、前記印刷データに対する各ページ処理順序を決定す
る印刷スケジューリングを行った後、印刷データにモノ
クロ印刷指定されているページが含まれ、該ページに対
する印刷モード属性をカラー印刷モードとすべきと判断
した場合に、モノクロ印刷指定されているページをカラ
ー印刷モードで出力するようにカラーモード属性を変更
設定して、該スケジュールに従い所定の画像記録処理を
行う際に、設定されているカラーモード属性と前記プリ
ンタエンジンの印刷モードの設定状態とに基づき、カラ
ー印刷モードの切り替えを制御することにより、プリン
タエンジンの印刷機構に依存して、カラー印刷モードと
モノクロ印刷モードとの切り替え時に、印刷シーケンス
をいったん停止する処理が必要な印刷機構を備える画像
記録装置であっても、印刷データ中にモノクロ印刷指定
ページとカラー印刷指定ページが混在指定されている印
刷データを処理する場合であっても、または、印刷デー
タ中にモノクロ印刷指定ページとカラー印刷指定ページ
が両面印刷を伴う印刷データを処理する場合であって
も、印刷モード切り替えを制限して、スループット低下
を抑えて印刷データ処理効率を向上できる画像記録装置
および画像記録方法およびコンピュータが読み取り可能
な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、データ処理装置より供給される印刷データに基づい
てモノクロ印刷あるいはカラー印刷可能なプリンタエン
ジンを備える画像記録装置であって、前記プリンタエン
ジンに対してモノクロ印刷モードとカラー印刷モードの
切替えを行う切替え手段(図4に示すエンジンI/F部
306内の印刷制御部)と、前記データ処理装置より受
信するモノクロ印刷指定されたページとカラー印刷指定
されたページとが混在する印刷データを解釈する解釈手
段(図4に示すCPU309)と、前記解釈手段により
解釈される印刷モードの指示内容と前記プリンタエンジ
ンの能力情報に従って、前記印刷データに対する各ペー
ジ処理順序を決定する印刷スケジューリングを行うスケ
ジューリング手段(図4に示すCPU309)と、前記
印刷データにモノクロ印刷指定されているページが含ま
れる場合に、該ページに対する印刷モード属性をカラー
印刷モードとすべきかどうかを判断する第1の判断手段
(図4に示すCPU309;図5のステップS101〜
S103,図12のステップS501〜S503)と、
前記第1の判断手段によりカラー印刷モードで印刷すべ
きと判断した場合に、モノクロ印刷指定されているペー
ジをカラー印刷モードで出力するようにカラーモード属
性を変更設定する設定手段(図4に示すCPU309;
図5のステップS104,図12のステップS504)
と、前記スケジューリング手段に従って所定の画像記録
処理を行う際に、前記設定手段により設定されているカ
ラーモード属性と前記プリンタエンジンの印刷モードの
設定状態とに基づき、前記切替え手段によるカラー印刷
モードの切り替えを制御する制御手段(図4に示すCP
U309)とを有することを特徴とする。
【0014】本発明に係る第2の発明は、前記プリンタ
エンジンが両面印刷機構を有し、両面印刷時に前記両面
印刷機構の両面印刷用搬送路に用紙がある状態では印刷
モードを切替えられない制限を有する場合に、前記第1
の判断手段は、前記スケジューリング手段によりスケジ
ューリングされる連続するページに対して、両面印刷用
搬送路で用紙がなくなる位置で区切られるページサブセ
ット毎に、該ページサブセット内にカラー指定のページ
が存在すれば、該ページサブセット内のモノクロページ
をカラー印刷モードで出力すべきであると判断する(図
5のステップS101〜S103)ことを特徴とする。
【0015】本発明に係る第3の発明は、前記プリンタ
エンジンは、一度の画像記録処理で2ページ分の画像記
録を行う2ページ形成機構を有し、前記第1の判断手段
は、前記スケジューリング手段によりスケジューリング
される連続するページに対して、2ページ形成モードと
してスケジューリングされた2ページのページサブセッ
ト毎に、該ページサブセット内にカラー指定のページが
存在すれば、該ページサブセット内のモノクロページを
カラー印刷モードで出力すべきであると判断する(図1
2のステップS501〜S503)ことを特徴とする。
【0016】本発明に係る第4の発明は、片面印刷指定
されたページで構成される印刷データであっても、片面
印刷指定されたページと両面印刷指定されたページが混
在して構成される印刷データであっても、カラー指定の
ページに挟まれるモノクロ指定のページ、あるいはカラ
ー指定のページに挟まれるモノクロ指定のページで構成
されるページサブセットのページ、あるいはカラー指定
のページの後のページで後続にページが存在しないモノ
クロ指定のページであるかどうかを判断する第2の判断
手段(図4に示すCPU309)を備え、前記設定手段
(図4に示すCPU309)は、前記第2の判断手段に
よりモノクロ指定のページであると判断した場合には、
前記モノクロ指定のページをカラー印刷モードで出力す
るようにカラーモード属性を変更設定することを特徴と
する。
【0017】本発明に係る第5の発明は、前記印刷デー
タに対するラスタ展開処理に伴うデータ処理予測時間
や、印刷時の給紙段切替えで生じる待ち時間に基づき、
印刷モードの切替えを行っても行わなくても全体のスル
ープットに影響がないかどうかを判断する第3の判断手
段(図4に示すCPU309)を備え、前記設定手段
(図4に示すCPU309)は、前記第3の判断手段に
より全体のスループットに影響がないと判断した場合に
は、前記第2の判断手段によりカラー印刷モードで出力
すべきと判断されたモノクロ指定のページは、カラーモ
ード属性の変更設定を行わないことを特徴とする。
【0018】本発明に係る第6の発明は、前記プリンタ
エンジンは、連続で両面印刷処理を行う場合に印刷ペー
ジ順序が一意に決定されるものではない両面印刷機構
(図6に示す例:4ページタイプ両面シーケンスの場
合と、例:2ページタイプ両面シーケンスの場合と
で、印刷順序が異なるように、印刷ページ順序が一意に
決定されるものではない両面印刷機構)を備えることを
特徴とする。
【0019】本発明に係る第7の発明は、前記プリンタ
エンジンは、連続の両面印刷処理を最も高速な印刷ペー
ジ順序で行う場合(例えば、図6の例に示す4ページ
タイプ両面シーケンスで行う場合)であっても一定のペ
ージ間隔で機内に搬送する用紙をすべて排出しなければ
ならない機構を備えることを特徴とする。
【0020】本発明に係る第8の発明は、前記プリンタ
エンジンは、一方で給紙された記録紙に対して搬送しな
がら画像記録処理を行っている間は両面印刷用の搬送路
において既に片面記録済の記録紙の搬送を一時的に停止
することができない機構を備えることを特徴とする。
【0021】本発明に係る第9の発明は、データ処理装
置より供給される印刷データに基づいてモノクロ印刷あ
るいはカラー印刷可能なプリンタエンジンを備える画像
記録装置における画像記録方法であって、前記プリンタ
エンジンに対してモノクロ印刷モードとカラー印刷モー
ドの切替えを行う切替えステップ(図3の/CMD信号
179及び/CBSY信号180により制御する切替え
ステップ)と、前記データ処理装置より受信するモノク
ロ印刷指定されたページとカラー印刷指定されたページ
とが混在する印刷データを解釈する解釈ステップ(図8
のステップS201直前の解釈ステップ,図10のステ
ップS301直前の解釈ステップ)と、前記解釈ステッ
プにより解釈される印刷モードの指示内容と前記プリン
タエンジンの能力情報に従って、前記印刷データに対す
る各ページ処理順序を決定する印刷スケジューリングを
行うスケジューリングステップ(図8のステップS20
5直後のスケジューリングステップ,図10のステップ
S305直後のスケジューリングステップ,図11のス
テップS322直後のスケジューリングステップ)と、
前記印刷データにモノクロ印刷指定されているページが
含まれる場合に、該ページに対する印刷モード属性をカ
ラー印刷モードとすべきかどうかを判断する第1の判断
ステップ(図8のステップS209直後の判断ステッ
プ,図10のステップS306直後の判断ステップ,図
11のステップS322直後のスケジューリングステッ
プ後の判断ステップ)と、前記第1の判断ステップによ
りカラー印刷モードで印刷すべきと判断した場合に、モ
ノクロ印刷指定されているページをカラー印刷モードで
出力するようにカラーモード属性を変更設定する設定ス
テップ(判断ステップ直後の設定ステップ,図5のステ
ップS104,図12のステップS504)と、前記ス
ケジューリングステップに従って所定の画像記録処理を
行う際に、前記設定ステップにより設定されているカラ
ーモード属性と前記プリンタエンジンの印刷モードの設
定状態とに基づき、前記切替えステップによるカラー印
刷モードの切り替えを制御する制御ステップ(図8のス
テップS210,図10のステップS307,図11の
ステップS323)とを有することを特徴とする。
【0022】本発明に係る第10の発明は、前記プリン
タエンジンが両面印刷機構を有し、両面印刷時に前記両
面印刷機構の両面印刷用搬送路に用紙がある状態では印
刷モードを切替えられない制限を有する場合に、前記第
1の判断ステップは、前記スケジューリングステップに
よりスケジューリングされる連続するページに対して、
両面印刷用搬送路で用紙がなくなる位置で区切られるペ
ージサブセット毎に、該ページサブセット内にカラー指
定のページが存在すれば、該ページサブセット内のモノ
クロページをカラー印刷モードで出力すべきであると判
断する(図5のステップS101〜S103)ことを特
徴とする。
【0023】本発明に係る第11の発明は、前記プリン
タエンジンは、一度の画像記録処理で2ページ分の画像
記録を行う2ページ形成機構を有し、前記第1の判断ス
テップは、前記スケジューリングステップによりスケジ
ューリングされる連続するページに対して、2ページ形
成モードとしてスケジューリングされた2ページのペー
ジサブセット毎に、該ページサブセット内にカラー指定
のページが存在すれば、該ページサブセット内のモノク
ロページをカラー印刷モードで出力すべきであると判断
する(図12のステップS501〜S503)ことを特
徴とする。
【0024】本発明に係る第12の発明は、片面印刷指
定されたページで構成される印刷データであっても、片
面印刷指定されたページと両面印刷指定されたページが
混在して構成される印刷データであっても、カラー指定
のページに挟まれるモノクロ指定のページ、あるいはカ
ラー指定のページに挟まれるモノクロ指定のページで構
成されるページサブセットのページ、あるいはカラー指
定のページの後のページで後続にページが存在しないモ
ノクロ指定のページであるかどうかを判断する第2の判
断ステップを備え、前記設定ステップは、前記第2の判
断ステップによりモノクロ指定のページであると判断し
た場合には、前記モノクロ指定のページをカラー印刷モ
ードで出力するようにカラーモード属性を変更設定する
ことを特徴とする。
【0025】本発明に係る第13の発明は、前記印刷デ
ータに対するラスタ展開処理に伴うデータ処理予測時間
や、印刷時の給紙段切替えで生じる待ち時間に基づき、
印刷モードの切替えを行っても行わなくても全体のスル
ープットに影響がないかどうかを判断する第3の判断ス
テップを備え、前記設定ステップは、前記第3の判断ス
テップにより全体のスループットに影響がないと判断し
た場合には、前記第2の判断ステップによりカラー印刷
モードで出力すべきと判断されたモノクロ指定のページ
は、カラーモード属性の変更設定を行わないことを特徴
とする。
【0026】本発明に係る第14の発明は、請求項9〜
13のいずれかに記載の画像記録方法を実行するための
プログラムをコンピュータが読み取り可能に記憶媒体に
記憶したことを特徴とする。
【0027】本発明に係る第15の発明は、請求項9〜
13のいずれかに記載の画像記録方法を実行するための
プログラムであることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示す画像記録装置を適用可能な画像記
録システム構成の概略を示す図である。
【0029】図1において、データ処理装置101は、
例えばコンピュータで構成され、画像情報の供給源、あ
るいはプリンタの制御装置として機能する。この実施形
態においては、画像記録装置102として、レーザビー
ムプリンタ(プリンタ)を用いている。本実施形態にお
いて適用される画像記録装置は、レーザビームプリンタ
に限られるものではなく、インクジェットプリンタ等他
のプリント方式のプリンタでもよいことは言うまでもな
い。
【0030】ビデオコントローラ103は、データ処理
装置101から供給される画像情報(例えば、ESCコ
ード、ページ記述言語等)に基づいて、ページ毎にラス
タデータを生成し、プリンタエンジン105に送出す
る。
【0031】プリンタエンジン105は、ビデオコント
ローラ103から供給されるラスタデータに基づいて、
感光ドラム上に潜像を形成し、その潜像を記録媒体上に
転写・定着(電子写真方式)することにより画像を記録
する。
【0032】パネル部104は、ユーザインタフェース
として使用される。ユーザは、パネル部104を操作す
ることにより、所望の動作を指示することができる。ま
た、パネル部104には、プリンタ102の処理内容
や、ユーザへの警告内容が表示される。
【0033】図2は、図1に示した画像記録装置の一例
を示す概略断面図であり、例えばタンデム方式のカラー
プリンタ例に対応する。
【0034】図において、201はプリンタ筐体であ
る。202はユーザが各種指示を与えるためのスイッ
チ、メッセージやプリンタの設定内容等を表示するため
のLED表示器やLCD表示器等が配された操作パネル
であり、図1に示したパネル部104の一態様である。
【0035】203はボードの収容部であり、ビデオコ
ントローラ103及びプリンタエンジン105の電子回
路部分を構成するボードを収容する。220は用紙(記
録媒体)Sを保持する用紙カセットであり、不図示の仕
切り板によって電気的に用紙サイズを検知する機構を有
する。
【0036】221はカセットクラッチであり、用紙カ
セット220上に載置された用紙Sの最上位の一枚を取
り出して、取り出した用紙Sを不図示の駆動手段から伝
達される駆動力によって給紙ローラ222まで搬送する
カムを有する。このカムは、給紙の度に間欠的に回転
し、1回転に対応して1枚の用紙Sを給紙する。223
は用紙検知センサで、それぞれ用紙カセット220に保
持されている用紙Sの量を検知する。
【0037】給紙ローラ222は用紙Sの先端部をレジ
ストシャッタ224まで搬送するローラである。224
は、レジストシャッタであり、用紙Sを押圧することに
より給紙を停止することができる。
【0038】230は手差しトレイであり、231は手
差し給紙クラッチである。手差し給紙クラッチ231は
用紙Sの先端を手差し給紙ローラ232まで搬送するた
めに使用され、手差し給紙ローラ232は用紙Sの先端
をレジストシャッタ224まで搬送するために使用され
る。画像記録に供する用紙Sは、用紙カセット220及
び手差しトレイ230のいずれかの給紙手段を選択して
給紙される。
【0039】プリンタエンジン105は、ビデオコント
ローラ103と所定の通信プロトコルにしたがって通信
を行い、ビデオコントローラ103からの指示にしたが
って用紙カセット220、手差しトレイ230の中から
いずれかの給紙手段を選択し、印刷の開始指示に応じて
該当する給紙手段よりレジストシャッタ224まで用紙
Sを搬送する。なお、プリンタエンジン105は、給紙
手段、潜像の形成、転写、定着等の電子写真プロセスに
関する機構、排紙手段及びそれらの制御手段を含む。
【0040】204a、204b、204c、204d
は、感光ドラム205a、205b、205c、205
dやトナー保持部等を有する画像記録部であり、電子写
真プロセスにより、用紙S上にトナー像を形成する。
【0041】一方、206a、206b、206c、2
06dは、レーザスキャナ部であり、画像記録部にレー
ザビームによる画像情報を供給する。画像記録部204
a、204b、204c、204dには、用紙Sを搬送
する用紙搬送ベルト250が複数の回転ローラ251〜
254によって用紙搬送方向(図の下から上方向)に扁
平に張設され、その最上流部においては、バイアスを印
加した吸着ローラ225によって、用紙を用紙搬送ベル
ト250に静電吸着させる。またこのベルト搬送面に対
向して4個の感光ドラム205a、205b、205
c、205dが直線状に配設されており、画像形成手段
を構成している。画像記録部204a、204b、20
4c、204dのそれぞれには、感光ドラムの周辺近傍
を順次取り囲んで、帯電器、現像器が配置されている。
【0042】レーザスキャナ部206a、206b、2
06c、206dにおいて、207a、207b、20
7c、207dはレーザユニットであり、ビデオコント
ローラ103から送出される画像信号(/VIDEO信
号)に応じて、内蔵の半導体レーザを駆動し、レーザビ
ームを発射する。レーザユニット207a、207b、
207c、207dから発せられたレーザビームは、ポ
リゴンミラー(回転多面鏡)208a、208b、20
8c、208dにより走査され、感光ドラム205a、
205b、205c、205d上に潜像を形成する。
【0043】260は定着器で、画像記録部204a、
204b、204c、204dにより用紙Sに形成され
たトナー画像を記録紙Sに熱定着させる。261は搬送
ローラで、用紙Sを排紙搬送する。262は排紙センサ
で、用紙Sの排紙状態を検知する。263は排紙ローラ
兼両面印刷用搬送路切替えローラで、用紙Sを排紙方向
へ搬送し、用紙Sの搬送指示が排紙の場合はそのまま排
紙トレイ264に排紙し、搬送指示が両面搬送の場合
は、用紙Sの後端が排紙センサ262を通過した直後に
回転方向を逆向きに変え、スイッチバックすることによ
り用紙Sを両面印刷用搬送路270へ搬送する。265
は排紙積載量検知センサで、排紙トレイ264上に積載
された用紙Sの積載量を検知する。
【0044】270は両面印刷用搬送路であり、排紙ロ
ーラ兼両面印刷用搬送路切替えローラ263により両面
印刷用に搬送された用紙Sは、両面搬送ローラ271〜
274によって再びレジストシャッタ224まで搬送さ
れて画像記録部204a、204b、204c、204
dへの搬送指示を待つ。
【0045】なお、本実施形態のプリンタエンジンは、
両面印刷用の搬送路に一時的に用紙を待機できず、メカ
構造的に両面印刷用の搬送路と給紙トレイからの交互給
紙を連続して行えないなどの制限がある機構である。即
ち、本実施形態のプリンタエンジンは、一方で給紙され
た記録紙に対して搬送しながら画像記録処理を行ってい
る間は両面印刷用の搬送路において既に片面記録済の記
録紙の搬送を一時的に停止することができず、連続での
両面印刷処理を最も高速な印刷順序で行う場合(例え
ば、後述する図6の例のように、4ページタイプの両
面シーケンスにスケジューリングした場合)であっても
一定のページ間隔で機内に搬送する用紙をすべて排出し
なければならない機構である。
【0046】なお、プリンタ102には、さらにオプシ
ョンカセットや封筒フィーダ等のオプションユニットを
装備することができる。
【0047】図3は、図1に示したビデオコントローラ
103とプリンタエンジン105とを接続するビデオイ
ンタフェース及びプリンタエンジン105の構成例を示
す図である。
【0048】図3において、ビデオコントローラ103
は、複数のデータ処理装置101との通信(画像情報の
受信を含む)、受信した画像情報に基づくラスタデータ
の生成(展開)、プリンタエンジン105の制御を司
る。
【0049】エンジン制御部150は、ビデオコントロ
ーラ103から供給される制御信号に基づいて、プリン
タエンジン105内のユニット151〜158を制御す
る。
【0050】ユニット151〜158の概要を説明する
と、151は用紙サイズ検出部で、前記用紙カセット2
20及びその他オプションカセット(不図示)内に載置
された用紙のサイズを検出してエンジン制御部150に
通知する。
【0051】152は給紙口検出部で、用紙カセット2
20及び手差し用トレイ231、オプションカセット
(不図示)、封筒フィーダ(不図示)のそれぞれの給紙
口の有無を検出してエンジン制御部150に通知する。
【0052】153はオプション調査部で、オプション
カセット、封筒フィーダ等のオプションの接続状況を確
認する。154は搬送制御部で、用紙の搬送を制御す
る。155は光学系制御部で、ポリゴンミラー208
a、208b、208c、208dの駆動モータ、レー
ザユニット207a、207b、207c、207d等
の光学系を制御する。
【0053】156は定着温度制御部で、定着器260
の温度制御の他、定着器260における異常検出等を行
う。157はオプション制御部で、オプションカセット
や封筒フィーダ等のオプションを制御する。
【0054】158はセンサ部で、レジスト、排紙、両
面、反転など搬送路内の用紙の有無、外気温、印刷ペー
ジ数、トナー残量等の環境の変化(状況変化)を検出す
る。
【0055】次に、ビデオコントローラ103とエンジ
ン制御部150とを接続するビデオインタフェースを構
成する信号の概要を説明する。
【0056】170は/CPRDY信号で、ビデオコン
トローラ103がエンジン制御部150と通信可能な状
態にあることを示す。171は/PPRDY信号で、エ
ンジン制御部150がビデオコントローラ103と通信
可能な状態にあることを示す。
【0057】172は/RDY信号で、エンジン制御部
150がプリント可能な状態にあることを示す。173
は/PRNT信号で、ビデオコントローラ103がエン
ジン制御部150に印刷要求を発行する。174は/T
OP信号で、エンジン制御部150がビデオコントロー
ラ103に対して出力する垂直同期信号として機能する
信号である。
【0058】176は/BD信号で、エンジン制御部1
50がビデオコントローラ103に出力する水平同期信
号として機能する信号である。178は/SCLK信号
で、シリアル通信のための同期クロック信号である。
【0059】179は/CMD信号で、ビデオコントロ
ーラ103がエンジン制御部150に対してコマンドを
送信するためのコマンド信号である。180は/CBS
Y信号で、コマンドを送信するためのストローブ信号で
ある。181は/STS信号で、ビデオコントローラ1
03から送信されたコマンドに対して応答(プリンタエ
ンジン105内部のステータスを含む)を返す信号とし
て機能する。
【0060】182は/SBSY信号で、ステータス等
の応答を返すためのストローブ信号である。183は/
VIDEO信号で、印刷すべきラスタデータである。
【0061】177は/CCRT(Condition
Change Report)信号で、プリンタエン
ジン105のステータスのうち、/RDY信号に直接関
与しない状態、すなわち印刷の可否に直接関与しない状
態変化が発生した場合(例えば、気温、印刷ページ数、
トナー残量等が基準値を超えた場合)に”TRUE”と
なる。以下、上記それぞれの信号を、単に信号と表記す
る場合がある。
【0062】図4は、図1に示したビデオコントローラ
103の構成例を示すブロック図である。
【0063】図4において、301はパネルインタフェ
ース部で、パネル部104とのデータ通信を行う。30
9はCPUで、ROM304に保持された制御プログラ
ムコードに基づいて、CPUバス311に接続されたデ
バイスを制御するとともに、パネルインタフェース部3
01を介して、ユーザがパネル部104において設定・
指示した内容を確認することができる。
【0064】302はホストインタフェース部で、ネッ
トワークを介してホストコンピュータ等のデータ処理装
置101と双方向に通信接続する。306はエンジンイ
ンタフェース部で、プリンタエンジン105と通信接続
する。なお、CPU309は、エンジンインタフェース
部306を介して、信号170,173,175,17
8,179,180を制御し、信号171,172,1
74,176,177,181,182の状態、すなわ
ち、プリンタエンジン105の状態を認識することがで
きる。
【0065】303は画像データ発生部で、データ処理
装置101より供給された画像情報に基づいて、プリン
タエンジン105に供給するラスタデータを生成(ラス
タライズ)する。305は画像メモリで、生成したラス
タデータを一時的に保持する。
【0066】307はRAMで、CPU309が使用す
る一時記憶用メモリとして機能する。310はEEPR
OMで、例えば、濃度補正テーブル等の制御情報を保持
する。308はDMA制御部であり、CPU309から
の指示により画像メモリ305内のラスタデータをエン
ジンインタフェース部306に転送する。311はCP
Uバスで、アドレス、データ、コントロールバスを含
む。
【0067】なお、パネルインタフェース部301、ホ
ストインタフェース部302、画像データ発生部30
3、ROM304、画像メモリ305、エンジンインタ
フェース部306、RAM307、DMA制御部30
8、CPU309及びEEPROM310は、それぞれ
CPUバス311に接続されたすべてのデバイスにアク
セス可能である。
【0068】図5は、本発明に係る画像記録装置におけ
る第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、両面印刷時に両面印刷用搬送路に用紙がある状態
でカラーモードを切替えられないプリンタエンジン10
5に対して、ビデオコントローラ103における出力用
カラーモード属性変更処理手順に対応する。なお、S1
01〜S104は各ステップを示す。各手順は、図4に
示したROM304に保持された制御プログラムに基づ
いてCPU309により実行され、ホストインタフェー
ス部302を介してデータ処理装置101より受信した
データに対してデータ解析処理以降にページ単位で行わ
れる。
【0069】出力用カラーモード属性の変更処理を開始
すると、まず、CPU309は、ステップS101にお
いて、当該ページが両面指定のページかどうか判断し
て、両面指定のページでないと判断された場合は、出力
用カラーモード属性を変更することなく、処理を終了す
る。
【0070】一方、ステップS101において、両面指
定のページと判断された場合には、ステップS102に
おいて、当該ページがモノクロ指定のページかどうか判
断して、モノクロ指定のページでないと判断されると、
出力用カラーモード属性を変更することなく、処理を終
了する。
【0071】一方、ステップS102において、モノク
ロ指定のページと判断された場合は、ステップS103
において、当該ページが属する両面シーケンスサブセッ
トにカラー指定のページが存在するどうか判断する。
【0072】ここで、両面シーケンスサブセットとは、
後述する図6において4ページタイプ、2ページタイプ
といった、両面印刷用搬送路の用紙がなくなる位置で両
面シーケンスを区切ったときのページサブセットのこと
である。
【0073】上記ステップS103において、当該ペー
ジが属する両面シーケンスサブセットにカラー指定のペ
ージが存在しないと判断された場合は、出力用カラーモ
ード属性を変更することなく、処理を終了する。
【0074】一方、ステップS103において、当該ペ
ージが属する両面シーケンスサブセットにカラー指定の
ページが存在すると判断された場合には、ステップS1
04において当該ページのカラーモード属性を強制的に
カラー印刷モードに変更して、出力用カラーモード属性
の変更処理を終了する。
【0075】図6は、本発明に係る画像記録装置におけ
る両面印刷シーケンスパターン例を示す図であり、両面
印刷時に両面印刷用搬送路に用紙がある状態でカラーモ
ードを切替えられないプリンタエンジン105に対し
て、両面印刷時にスケジューリング可能なシーケンスパ
ターンの例に対応する。
【0076】図6に示すようなシーケンスパターン例で
は、両面印刷用の搬送路に一時的に用紙を待機できず、
メカ構造的に両面印刷用の搬送路と給紙トレイからの交
互給紙を連続して行えないなどの制限がある場合に形成
される特殊なシーケンスパターンである。
【0077】特に、例で示される4ページタイプと、
例で示される2ページタイプのそれぞれのパターンで
シーケンスが組まれる条件の違いは、スケジューリング
可能な用紙サイズ制限の違いやスケジューリング対象ペ
ージの各レンダリング処理(描画オブジェクトのラスタ
展開処理)に費やされる時間の違いによるものである。
【0078】この際、用紙サイズが大きい場合やスケジ
ューリング対象ページのレンダリング処理時間が長い場
合は、例のように両面印刷用搬送路で循環可能な枚数
より少ない枚数で循環するようなスケジューリングを行
い、印刷スループットの低下を少しでも防ぐ。
【0079】その結果、図6に示すように、ページP1
〜ページP4(P1〜P4)の4ページに対して両面印
刷を行う場合、スケジューリング対象のページの属性、
レンダリング処理時間などから、例えば以下のようなシ
ーケンスパターンにスケジューリングされる。
【0080】例は、4ページタイプの両面シーケンス
にスケジューリングした場合の例であり、4ページシー
ケンス内の順序は、P2→P4→P1→P3という順に
なる。
【0081】同様に、例は、2ページタイプの両面シ
ーケンスにスケジューリングした場合の例であり、4ペ
ージシーケンス内の順序は、P2→P1→P4→P3と
いう順になる。
【0082】上記のように両面シーケンスがスケジュー
リングされた後に、図5において前述した処理が適用さ
れ、各両面シーケンスサブセットの出力時のカラーモー
ドが決定される。
【0083】図7は、本発明に係る画像記録装置におけ
る印刷モード切り替えシーケンス状態を説明する図であ
り、スケジューリングされた両面シーケンスに対して、
出力用カラーモード属性変更処理を行った結果例に対応
する。
【0084】図7の例では、8ページの両面印刷データ
が、両面スケジューリング処理により、最初の2ページ
(P2、P1)が2ページタイプ、その後の4ページ
(P4,P6、P3、P5)が4ページタイプ、さらに
最後の2ページ(P8、P7)が2ページタイプという
両面シーケンスに組まれている。
【0085】これに対して出力用カラーモード属性変更
処理を行うと、最初の2ページ(P2、P1)に対して
は、両ページともモノクロページであるため、それぞれ
のページのカラーモード属性は、変更なくモノクロ印刷
モードのままとなる。その後の4ページ(P4,P6、
P3、P5)に対しては、カラー指定のページP6が存
在するため、モノクロページであるページP4、ページ
P3、ページP5のそれぞれのカラーモード属性はカラ
ー印刷モードに変更される。さらに最後の2ページ(P
8、P7)に対しては、カラー指定のページP7が存在
するため、モノクロページであるページP8のカラーモ
ード属性はカラー印刷モードに変更される。
【0086】このように、両面シーケンススケジューリ
ング後に、両面シーケンスサブセット単位毎の出力用カ
ラーモード属性変更処理を行えば、両面シーケンスのス
ケジューリングの際に、元データに指定されているカラ
ーモードに忠実に従ってスループットのよくない、例え
ば2ページタイプのシーケンスに分割して組むようなこ
とをする必要がなくなる。
【0087】一方、両面シーケンスのスケジューリング
時は、元データに指定されるカラーモードを無視して他
の条件のみからなる両面シーケンスを形成し、形成され
た両面シーケンスに対して出力用カラーモード属性変更
処理を行えば、プリンタエンジンの制限による特殊なシ
ーケンスであってもサブセット内でのカラーモード切替
えを防ぐことができる。
【0088】図8,図9,図10,図11は、本発明に
係る画像記録装置における第1の印刷データ処理状態を
説明するためのタイミングチャートであり、4ページの
両面印刷データを受信した場合に画像記録装置内の処理
例の一部に対応する。なお、S201〜S234及びS
301〜S335は各ステップを示す。
【0089】なお、図8,図9に示す例は、4ページタ
イプの両面シーケンスに組む場合であり、図9,図10
に示す例は、2ページタイプの両面シーケンスに組む場
合の例である。
【0090】図8,図9において、画像記録装置102
がホストコンピュータ101より4ページの両面印刷デ
ータを受信すると、ビデオコントローラ103のCPU
309がPDLデータを解釈して中間データ(ディスプ
レイリスト)とページの属性情報に変換する処理を行
い、エンジンI/F部306の印刷制御部はホストI/
F部302より印刷データが受信されたという通知を受
ける(S201)。該通知を受けたエンジンI/F部3
06内の印刷制御部は、画像データ発生部303に対し
てページP1のレンダリング処理の開始指示を行う(S
202)。
【0091】そして、画像データ発生部303より、ペ
ージP1のレンダリング処理の完了通知が印刷制御部に
返ってくると(S203)、次に画像データ発生部30
3に対してページP2のレンダリング処理の開始指示を
行い(S204)、完了通知を待つ。
【0092】そして、ページP2のレンダリング処理の
完了通知が画像データ発生部303より印刷制御部に返
り(S205)、2ページ分のレンダリング処理を終え
ると、両面印刷の場合には、ここで後続ページであるペ
ージP3、ページP4のレンダリング処理時間を予測し
て、ページP1〜P4に関して4ページタイプの両面シ
ーケンスとして組むことが可能かどうか判断する。図の
例では、4ページタイプの両面シーケンスに組むことが
可能と判断され、その印刷順序はページP2、ページP
4、ページP1、ページP3の順となる(スケジューリ
ング)。その後、ページP3、P4に関しても同様にレ
ンダリング処理を行う。
【0093】そして、ステップS206では、印刷制御
部が画像データ発生部303に対してページP3のレン
ダリング処理の開始指示を行い、画像データ発生部30
3よりページP3のレンダリング処理の完了通知が印刷
制御部に返ってくると(S207)、次に画像データ発
生部303に対してページP4のレンダリング処理の開
始指示を行う(S208)。
【0094】そして、画像データ発生部303よりペー
ジP4のレンダリング処理の完了通知が印刷制御部に返
ってくると(S209)、両面シーケンスのサブセット
として決定されたページP1〜P4のそれぞれに関し
て、すなわち出力用カラーモード属性変更処理を行い、
サブセット内にカラー指定のページがあればサブセット
内のモノクロページのカラーモード属性を「カラー印刷
モード」に変更する。
【0095】図8,図9の例では、ページP3がカラー
指定のページであるため、それ以外のモノクロページP
1、P2、P4のカラーモード属性は、それぞれ「カラ
ー印刷モード」に変更される。
【0096】このようにして、ページP1〜P4のサブ
セットに関して、出力用のカラーモードが決定される
と、プリンタエンジン105の設定を変更する必要があ
る。
【0097】ただし、プリンタエンジン105のカラー
モードの状態がこれから印刷しようとするページサブセ
ットの出力カラーモードと同じであれば、現在の設定状
態を変更する必要はない。
【0098】そして、ステップS210では、プリンタ
エンジン105のモード設定が「モノクロ印刷モード」
の状態の場合に、ページP1〜P4のサブセットを「カ
ラー印刷モード」で出力するために行うためのカラー印
刷モード指示を行う。
【0099】カラー印刷モード指示を行った後は、印刷
順序に従ってプリンタエンジン105に対して給紙開始
指示を行う。ステップS211は、ページP2の給紙開
始指示である。
【0100】なお、ステップS210、S211のタイ
ミングは、シーケンス決定後、ページP3、P4のレン
ダリング処理時間の予測に従って、もっと早めのタイミ
ングで行ってもよい。
【0101】また、両面シーケンスの決定タイミング
も、レンダリング時間を予測してステップS201のペ
ージ生成後のタイミングに行うものであってもよく、ペ
ージ順序に従ってレンダリング処理を順次行うものであ
ってもよい。
【0102】このようにしてページP2の給紙開始指示
後、プリンタエンジン105より垂直同期信号である/
TOP信号174が出力されると(S212)、バンド
単位でプリンタエンジン105へ画像データを送信する
ためのバンディング処理の開始指示を、画像データ発生
部303とDMA制御部308に対して行う(S21
3、S214)。
【0103】そして、DMA制御部308において、バ
ンディング処理の開始指示を受けると、所定のバンディ
ング処理を行いながらプリンタエンジン105に対して
画像データの転送処理を行う(S215)。
【0104】一方、印刷制御部は、プリンタエンジン1
05からの/TOP信号174の受信タイミングで次に
印刷するページであるページP4の給紙開始指示を行う
(S216)。
【0105】そして、印刷制御部は、画像データ発生部
303よりページP2のバンディング完了通知を受け
(S217)、その後ページP2のときと同様にページ
P4に対する/TOP信号174がプリンタエンジン1
05より出力される(S218)。以上のような処理を
ステップS234まで順次行っていく。
【0106】一方、図10,図11においては、画像記
録装置102がホストコンピュータ101より4ページ
の両面印刷データを受信すると、ビデオコントローラ1
03のCPU309がPDLデータを解釈して中間デー
タ(ディスプレイリスト)とページの属性情報に変換す
る処理を行い、エンジンI/F部306内の印刷制御部
はホストI/F部302より印刷データが受信されたと
いう通知を受ける(S301)。そして、通知を受けた
エンジンI/F部306内の印刷制御部は、画像データ
発生部303に対してページP1のレンダリング処理の
開始指示を行う(S302)。画像データ発生部303
より、ページP1のレンダリング処理の完了通知が印刷
制御部に返ってくると(S303)、次に画像データ発
生部303に対してページP2のレンダリング処理の開
始指示を行い(S304)、完了通知を待つ。
【0107】そして、ページP2のレンダリング処理の
完了通知が画像データ発生部303より印刷制御部に返
り(S305)、2ページ分のレンダリング処理を終え
ると、両面印刷の場合には、ここで後続ページであるペ
ージP3、ページP4のレンダリング処理時間を予測し
て、ページP1〜P4に関して4ページタイプの両面シ
ーケンスとして組むことが可能かどうか判断する。
【0108】図10,図11の例では、4ページタイプ
の両面シーケンスに組むことが不可能と判断され、2ペ
ージタイプの両面シーケンスに組まれている。最初の2
ページのサブセットは、ページP2、ページP1という
印刷順序で、その後の2ページのサブセットは、ページ
P4、ページP3という印刷順序となる(スケジューリ
ング)。
【0109】その後、ステップS306では、印刷制御
部が画像データ発生部303に対してページP3のレン
ダリング処理の開始指示を行うとともに、最初の2ペー
ジのサブセット(ページP2、P1)の印刷処理を行う
ために、ページP2、P1のそれぞれに関して出力用カ
ラーモード属性変更処理を行い、サブセット内にカラー
指定のページがあればサブセット内のモノクロページの
カラーモード属性をカラー印刷モードに変更する。
【0110】図10,図11の例では、ページP1、P
2ともモノクロであるため、出力用カラーモード属性は
モノクロ印刷モードのまま変更されない。ページP1、
P2のサブセットに関して、出力用のカラーモードが決
定されると、プリンタエンジン105の設定を変更する
必要がある。
【0111】ただし、プリンタエンジン105のカラー
モードの状態がこれから印刷しようとするページサブセ
ットの出力カラーモードと同じであれば、設定変更する
必要はない。
【0112】そして、ステップS307では、プリンタ
エンジン105のモード設定がカラー印刷モードの状態
の場合に、ページP1、P2のサブセットをモノクロ印
刷モードで出力するために行うモノクロ印刷モード指示
を行う。
【0113】そして、「モノクロ印刷モード」の指示を
行った後は、印刷順序に従ってプリンタエンジン105
に対して給紙開始指示を行う。次に、ステップS308
は、ページP2の給紙開始指示である。ページP2の給
紙開始指示後、プリンタエンジン105より/TOP信
号174が出力されると(S309)、バンド単位でプ
リンタエンジン105へ画像データを送信するためのバ
ンディング処理の開始指示を、画像データ発生部303
とDMA制御部308に対して行う(S310、S31
1)。
【0114】そして、DMA制御部308において、バ
ンディング処理の開始指示を受けると、所定のバンディ
ング処理を行いながらプリンタエンジン105に対して
画像データの転送処理を行う(S312)。画像データ
転送処理が終了すると、印刷制御部は、画像データ発生
部303よりページP2のバンディング処理完了通知を
受ける(S313)。
【0115】一方、画像データ発生部303よりページ
P3のレンダリング処理の完了通知が印刷制御部に返っ
てくると(S314)、印刷制御部は画像データ発生部
303に対してページP4のレンダリング処理の開始指
示を行い(S315)、完了通知を待つ。
【0116】次に、印刷制御部は、次に印刷するページ
であるページP1の給紙開始指示を行う(S316)。
その後、同様にページP1に対する/TOP信号174
がプリンタエンジン105より出力され(S317)、
それを受けた印刷制御部は、バンディング処理の開始指
示を、画像データ発生部303とDMA制御部308に
対して行う(S318、S319)。
【0117】DMA制御部308において、バンディン
グ処理の開始指示を受けると、所定のバンディング処理
を行いながらプリンタエンジン105に対して画像デー
タの転送処理を行う(S320)。画像データ転送処理
が終了すると、印刷制御部は、画像データ発生部303
よりページP1のバンディング完了通知を受ける(S3
21)。
【0118】さらに、画像データ発生部303よりペー
ジP4のレンダリング処理の完了通知が印刷制御部に返
ってくると(S322)、残りのページP3、P4に対
して両面スケジューリングを行う。
【0119】後続にページがなければ2ページタイプの
両面シーケンスに組まれ、印刷制御部はそれぞれに関し
て出力用カラーモード属性変更処理を行い、サブセット
内にカラー指定のページがあればサブセット内のモノク
ロページのカラーモード属性を「カラー印刷モード」に
変更する。
【0120】図10,図11の例では、ページP3がカ
ラーであるため、一方のモノクロページP4のカラーモ
ード属性は「カラー印刷モード」に変換される。このよ
うにして、ページP3、P4のサブセットに関して、出
力用のカラーモードが「カラー印刷モード」に決定され
ると、プリンタエンジン105の設定を変更する必要が
ある。
【0121】なお、この場合、プリンタエンジン105
のカラーモードの状態は、ページP1、P2の印刷のた
めに「モノクロ印刷モード」に設定されているため、印
刷制御部は、プリンタエンジン105に対して、ステッ
プS323において「カラー印刷モード」への指示を行
う。
【0122】次に、ページP4に関しても印刷制御部
は、プリンタエンジン105に対して同様に給紙開始指
示を行い(S324)、ページP4の給紙開始指示後、
プリンタエンジン105より/TOP信号174が出力
されると(S325)、バンド単位でプリンタエンジン
105へ画像データを送信するためのバンディング処理
の開始指示を、画像データ発生部303とDMA制御部
308に対して行う(S326、S327)。
【0123】そして、DMA制御部308において、バ
ンディング処理の開始指示を受けると、所定のバンディ
ング処理を行いながらプリンタエンジン105に対して
画像データの転送処理を行う(S328)。
【0124】その後、印刷制御部は、画像データ発生部
303よりページP4のバンディング完了通知を受け
(S329)、同様にページP4に対しても給紙開始指
示(S330)からステップS335まで順次行ってい
く。
【0125】〔第2実施形態〕上記第1実施形態におい
ては、両面印刷時に両面印刷用搬送路に用紙がある状態
でカラーモードを切替えられないプリンタエンジンに対
して、両面シーケンスサブセット内のページのカラーモ
ード属性を一致させるべく、ページサブセット内に1ペ
ージでもカラー指定のページが存在すれば、その他のモ
ノクロページのカラーモード属性を「カラー印刷モー
ド」に変更する場合について説明したが、印刷時に記録
媒体を2枚ずつ搬送させて2ページ単位で画像形成する
機構(以降、2ページ形成モードと呼ぶ)を有するプリ
ンタエンジンにおいても、2ページ形成モードとして組
まれる2ページのサブセットのカラーモード属性を一致
させるべく、ページサブセット内にカラー指定のページ
が存在すれば、一方のモノクロページのカラーモード属
性を「カラー印刷モード」に変更するようにしてもよ
い。
【0126】図12は、本発明に係る画像記録装置にお
ける第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャート
であり、例えば2ページ形成機構を有するプリンタエン
ジンに対して、ビデオコントローラ103における出力
用カラーモード属性変更処理手順に対応する。なお、本
手順は、ROM304に保持された制御プログラムに基
づいてCPU309により実行され、ホストインタフェ
ース部302を介してデータ処理装置101より受信し
たデータに対してデータ解析処理以降にページ単位で行
われる。また、S501〜S504は各ステップを示
す。
【0127】CPU309が出力用カラーモード属性の
変更処理を開始すると、まず、ステップS501におい
て、当該ページが2ページ形成モードでの出力が可能と
判断されたページかどうか判断する。そして、ステップ
S501において、2ページ形成モードで出力するペー
ジでないとページでないと判断されると、出力用カラー
モード属性を変更することなく、処理を終了する。
【0128】そして、ステップS501において、2ペ
ージ形成モードで出力するページと判断されると、ステ
ップS502において、当該ページがモノクロ指定のペ
ージかどうか判断して、モノクロ指定のページでないと
判断された場合には、出力用カラーモード属性を変更す
ることなく、処理を終了する。
【0129】一方、ステップS502において、モノク
ロ指定のページと判断された場合には、ステップS50
3において、当該ページが属する2ページ形成シーケン
スサブセットにカラー指定のページが存在するどうか判
断する。ここで、2ページ形成シーケンスサブセットと
は、1ページ形成モード、2ページ形成モードといった
1度の画像形成の単位で区切ったときのページサブセッ
トのことである。ステップS503において、当該ペー
ジが属する2ページ形成シーケンスサブセットにカラー
指定のページが存在しないと判断されると、出力用カラ
ーモード属性を変更することなく、処理を終了する。
【0130】一方、ステップS503において、当該ペ
ージが属する2ページ形成シーケンスサブセットにカラ
ー指定のページが存在すると判断された場合には、ステ
ップS504において、当該ページのカラーモード属性
を強制的に「カラー印刷モード」に変更し、出力用カラ
ーモード属性の変更処理を終了する。
【0131】図13は、本発明に係る画像記録装置にお
ける第2の印刷モード切り替えシーケンス状態を説明す
る図であり、スケジューリングされた画像形成モードに
対して出力用カラーモード属性変更処理を行った結果例
に対応する。
【0132】図13において、例では、4ページの片
面印刷データが、片面スケジューリング処理により、最
初の2ページP1、P2が2ページ形成モードに、その
後の2ページP3,P4も2ページ形成モードに組まれ
ている。このようなシーケンスに対して、出力用カラー
モード属性変更処理を行うと、最初の2ページP1、P
2に対しては、両ページともモノクロページであるた
め、それぞれのページのカラーモード属性は、変更なく
モノクロ印刷モードのままとなる。後続の2ページP
3、P4に対しては、カラー指定のページP3が存在す
るため、モノクロページであるページP4のカラーモー
ド属性はカラー印刷モードに変更される。
【0133】また、例では、4ページの片面印刷デー
タが、片面スケジューリング処理により、各ページがそ
れぞれ1ページ形成モードに組まれている。このような
1ページ形成モードのシーケンスに対しては、カラーモ
ード属性の変更をする必要はなく、データに指定された
カラーモード属性に従って印刷が行われる。
【0134】さらに、例では、8ページの両面印刷デ
ータが、両面スケジューリング処理により、最初ページ
P2と次のページP4とがそれぞれ1ページ形成モード
に、その後の2ページP1、P6と続く2ページP3、
P8とがそれぞれ2ページ形成モードに、さらに続くペ
ージP5と最後のページP7とがそれぞれ1ページ形成
モードに組まれている。
【0135】このような最高スループットで出力可能な
両面シーケンスに対して、出力用カラーモード属性変更
処理を行うと、2ページ形成モードのシーケンスサブセ
ットのうち、カラー指定のページP3のあるサブセット
内のモノクロページP8のカラーモード属性がカラー印
刷モードに変更される。
【0136】以上のように、印刷時に2枚ずつ搬送させ
て2ページ単位で画像形成する機構を有するプリンタエ
ンジンにおいても、2ページ形成モードとして組まれる
2ページのサブセットのカラーモード属性を一致させる
べく、ページサブセット内にカラー指定のページが存在
すれば、一方のモノクロページのカラーモード属性をカ
ラー印刷モードに変更することにより、スループットを
最大限に発揮させる2ページ形成モードとしてスケジュ
ーリングする頻度が向上する。その結果、モノクロ/カ
ラー印刷モードの切替えによるスループットの低下を防
ぐことができる。
【0137】〔第3実施形態〕第1実施形態において
は、両面印刷指定されたページのみをカラーモード属性
変更処理の対象としていたが、片面印刷指定されたペー
ジもカラーモード属性変更処理の対象に加えてもよい。
【0138】片面印刷指定されたページのみの印刷デー
タの場合でも、両面印刷指定されたページと片面印刷指
定されたページが混在する印刷データの場合でも、カラ
ーページに挟まれるモノクロページ、あるいはカラーペ
ージに挟まれるモノクロページサブセットのページ、あ
るいはカラーページの後のページで後続にページが存在
しないモノクロページであれば、それらのモノクロペー
ジのカラーモード属性をカラー印刷モードに変更するこ
とにより、モノクロ印刷モードとカラー印刷モードの切
替えを少なくすることが可能となる。
【0139】〔第4実施形態〕上記第2実施形態におい
ては、2ページ形成モードに組まれたページサブセット
のみをカラーモード属性変更処理の対象としていたが、
1ページ形成モードに組まれたページもカラーモード属
性変更処理の対象に加えてもよい。
【0140】1ページ形成モードに組まれたページの場
合でも、カラーページに挟まれるモノクロページ、ある
いはカラーページに挟まれるモノクロページサブセット
のページ、あるいはカラーページの後のページで後続に
ページが存在しないモノクロページであれば、それらの
モノクロページのカラーモード属性をカラー印刷モード
に変更することにより、モノクロ印刷モードとカラー印
刷モードの切替えを少なくすることが可能となる。
【0141】〔第5実施形態〕上記第3実施形態及び第
4実施形態においては、可能な限り印刷プロセスモード
を変更させないように強制的にページのカラーモード属
性を変更するようにしていたが、レンダリング処理など
のデータ処理時間や、印刷時の給紙段切替えで生じる待
ち時間等を考慮して、モノクロ印刷モードからカラー印
刷モードへ、カラー印刷モードからモノクロ印刷モード
へといった印刷プロセスモードの切替えを行っても行わ
なくても全体のスループットに影響がないと予測可能で
あれば、必要以上に強制的にページのカラーモード属性
を変更しないように制御してもよい。
【0142】以下、図14に示すメモリマップを参照し
て本発明に係る画像記録装置で読み出し可能なデータ処
理プログラムの構成について説明する。
【0143】図14は、本発明に係る画像記録装置で読
み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶
媒体のメモリマップを説明する図である。
【0144】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0145】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0146】本実施形態における図5,図12あるいは
図8,図9,図10,図11に示す機能が外部からイン
ストールされるプログラムによって、ホストコンピュー
タにより遂行されていてもよい。そして、その場合、C
D−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体によ
り、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体か
ら、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場
合でも本発明は適用されるものである。
【0147】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0148】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0149】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードデ
ィスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,
CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0150】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0151】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0152】上記実施形態によれば、両面印刷時に両面
印刷用搬送路に用紙がある状態でカラーモードを切替え
られないプリンタエンジンにおいて、両面印刷用搬送路
の用紙がなくなる位置で区切られるページサブセットの
カラーモード属性を一致させるべく、ページサブセット
内にカラー指定のページが存在すれば、サブセット内の
モノクロページのカラーモード属性をカラー印刷モード
に変更することにより、スループットを最大限に発揮さ
せる両面シーケンスを組むことができる。
【0153】また、印刷時に2枚ずつ搬送させて2ペー
ジ単位で画像形成する機構を有するプリンタエンジンに
おいても、2ページ形成モードとして組まれる2ページ
のサブセットのカラーモード属性を一致させるべく、ペ
ージサブセット内にカラー指定のページが存在すれば、
一方のモノクロページのカラーモード属性をカラー印刷
モードに変更することにより、スループットを最大限に
発揮させる2ページ形成モードとしてスケジューリング
する頻度が向上する。
【0154】以上の結果、印刷データのページ構成によ
っては、モノクロ/カラー印刷モードの切替えによりス
ループットが低下してしまうプリンタエンジンであって
も、モノクロ/カラーが混在するページ構成の印刷デー
タに対するプリントシーケンスのスケジュールを最適化
して、スループットの低下を抑えて全体として印刷デー
タ処理効率を向上させることができる。
【0155】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る第1
〜15の発明によれば、データ処理装置より供給される
印刷データに基づいてモノクロ印刷あるいはカラー印刷
可能なプリンタエンジンを備える画像記録装置におい
て、データ処理装置より受信するモノクロ印刷指定され
たページとカラー印刷指定されたページとが混在する印
刷データを解釈して、該解釈される印刷モードの指示内
容と前記プリンタエンジンの能力情報に従って、前記印
刷データに対する各ページ処理順序を決定する印刷スケ
ジューリングを行った後、印刷データにモノクロ印刷指
定されているページが含まれる場合に、該ページに対す
る印刷モード属性をカラー印刷モードとすべきと判断し
た場合に、モノクロ印刷指定されているページをカラー
印刷モードで出力するようにカラーモード属性を変更設
定して、該スケジュールに従い所定の画像記録処理を行
う際に、設定されているカラーモード属性と前記プリン
タエンジンの印刷モードの設定状態とに基づき、カラー
印刷モードの切り替えを制御するので、プリンタエンジ
ンの印刷機構に依存して、カラー印刷モードとモノクロ
印刷モードとの切り替え時に、印刷シーケンスをいった
ん停止する処理が必要な印刷機構を備える画像記録装置
であっても、印刷データ中にモノクロ印刷指定ページと
カラー印刷指定ページが混在指定されている印刷データ
を処理する場合であっても、または、印刷データ中にモ
ノクロ印刷指定ページとカラー印刷指定ページが両面印
刷を伴う印刷データを処理する場合であっても、印刷モ
ード切り替えを制限して、スループット低下を抑えて印
刷データ処理効率を向上できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す画像記録装置を適
用可能な画像記録システム構成の概略を示す図である。
【図2】図1に示した画像記録装置の一例を示す概略断
面図である。
【図3】図1に示したビデオコントローラとプリンタエ
ンジンとを接続するビデオインタフェース及びプリンタ
の構成例を示す図である。
【図4】図1に示したビデオコントローラの構成例を示
すブロック図である。
【図5】本発明に係る画像記録装置における第1のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る画像記録装置における両面印刷シ
ーケンスパターン例を示す図である。
【図7】本発明に係る画像記録装置における印刷モード
切り替えシーケンス状態を説明する図である。
【図8】本発明に係る画像記録装置における第1の印刷
データ処理状態を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図9】本発明に係る画像記録装置における第1の印刷
データ処理状態を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図10】本発明に係る画像記録装置における第1の印
刷データ処理状態を説明するためのタイミングチャート
である。
【図11】本発明に係る画像記録装置における第1の印
刷データ処理状態を説明するためのタイミングチャート
である。
【図12】本発明に係る画像記録装置における第2のデ
ータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係る画像記録装置における第2の印
刷モード切り替えシーケンス状態を説明する図である。
【図14】本発明に係る画像記録装置で読み出し可能な
各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリ
マップを説明する図である。
【符号の説明】
301 パネルインタフェース部 302 ホストインタフェース部 303 画像データ発生部 304 ROM 305 画像メモリ 306 エンジンインタフェース部 307 RAM 308 DMA制御部 309 CPU 310 EEPROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 3/12 G06F 3/12 L P Fターム(参考) 2C061 AP01 AQ06 AR01 HH03 HJ06 HK03 HN02 HN15 2C187 AC07 AF03 AF05 BG14 BG49 GA07 2H027 EE08 EE10 EJ11 EJ15 FA13 FA28 FB05 FB06 FD08 2H028 BA03 BB02 BB08 5B021 AA01 FF03 LG07

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理装置より供給される印刷デー
    タに基づいてモノクロ印刷あるいはカラー印刷可能なプ
    リンタエンジンを備える画像記録装置であって、 前記プリンタエンジンに対してモノクロ印刷モードとカ
    ラー印刷モードの切替えを行う切替え手段と、 前記データ処理装置より受信するモノクロ印刷指定され
    たページとカラー印刷指定されたページとが混在する印
    刷データを解釈する解釈手段と、 前記解釈手段により解釈される印刷モードの指示内容と
    前記プリンタエンジンの能力情報に従って、前記印刷デ
    ータに対する各ページ処理順序を決定する印刷スケジュ
    ーリングを行うスケジューリング手段と、 前記印刷データにモノクロ印刷指定されているページが
    含まれる場合に、該ページに対する印刷モード属性をカ
    ラー印刷モードとすべきかどうかを判断する第1の判断
    手段と、 前記第1の判断手段によりカラー印刷モードで印刷すべ
    きと判断した場合に、モノクロ印刷指定されているペー
    ジをカラー印刷モードで出力するようにカラーモード属
    性を変更設定する設定手段と、 前記スケジューリング手段に従って所定の画像記録処理
    を行う際に、前記設定手段により設定されているカラー
    モード属性と前記プリンタエンジンの印刷モードの設定
    状態とに基づき、前記切替え手段によるカラー印刷モー
    ドの切り替えを制御する制御手段と、を有することを特
    徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 前記プリンタエンジンが両面印刷機構を
    有し、両面印刷時に前記両面印刷機構の両面印刷用搬送
    路に用紙がある状態では印刷モードを切替えられない制
    限を有する場合に、 前記第1の判断手段は、前記スケジューリング手段によ
    りスケジューリングされる連続するページに対して、両
    面印刷用搬送路で用紙がなくなる位置で区切られるペー
    ジサブセット毎に、該ページサブセット内にカラー指定
    のページが存在すれば、該ページサブセット内のモノク
    ロページをカラー印刷モードで出力すべきであると判断
    することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 【請求項3】 前記プリンタエンジンは、一度の画像記
    録処理で2ページ分の画像記録を行う2ページ形成機構
    を有し、 前記第1の判断手段は、前記スケジューリング手段によ
    りスケジューリングされる連続するページに対して、2
    ページ形成モードとしてスケジューリングされた2ペー
    ジのページサブセット毎に、該ページサブセット内にカ
    ラー指定のページが存在すれば、該ページサブセット内
    のモノクロページをカラー印刷モードで出力すべきであ
    ると判断することを特徴とする請求項1記載の画像記録
    装置。
  4. 【請求項4】 片面印刷指定されたページで構成される
    印刷データであっても、片面印刷指定されたページと両
    面印刷指定されたページが混在して構成される印刷デー
    タであっても、カラー指定のページに挟まれるモノクロ
    指定のページ、あるいはカラー指定のページに挟まれる
    モノクロ指定のページで構成されるページサブセットの
    ページ、あるいはカラー指定のページの後のページで後
    続にページが存在しないモノクロ指定のページであるか
    どうかを判断する第2の判断手段を備え、 前記設定手段は、前記第2の判断手段によりモノクロ指
    定のページであると判断した場合には、前記モノクロ指
    定のページをカラー印刷モードで出力するようにカラー
    モード属性を変更設定することを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の画像記録装置。
  5. 【請求項5】 前記印刷データに対するラスタ展開処理
    に伴うデータ処理予測時間や、印刷時の給紙段切替えで
    生じる待ち時間に基づき、印刷モードの切替えを行って
    も行わなくても全体のスループットに影響がないかどう
    かを判断する第3の判断手段を備え、 前記設定手段は、前記第3の判断手段により全体のスル
    ープットに影響がないと判断した場合には、前記第2の
    判断手段によりカラー印刷モードで出力すべきと判断さ
    れたモノクロ指定のページは、カラーモード属性の変更
    設定を行わないことを特徴とする請求項4記載の画像記
    録装置。
  6. 【請求項6】 前記プリンタエンジンは、連続で両面印
    刷処理を行う場合に印刷ページ順序が一意に決定される
    ものではない両面印刷機構を備えることを特徴とする請
    求項2、4、5のいずれかに記載の画像記録装置。
  7. 【請求項7】 前記プリンタエンジンは、連続の両面印
    刷処理を最も高速な印刷ページ順序で行う場合であって
    も一定のページ間隔で機内に搬送する用紙をすべて排出
    しなければならない機構を備えることを特徴とする請求
    項2、4、5、6のいずれかに記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】 前記プリンタエンジンは、一方で給紙さ
    れた記録紙に対して搬送しながら画像記録処理を行って
    いる間は両面印刷用の搬送路において既に片面記録済の
    記録紙の搬送を一時的に停止することができない機構を
    備えることを特徴とする請求項2、4、5、6、7のい
    ずれかに記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】 データ処理装置より供給される印刷デー
    タに基づいてモノクロ印刷あるいはカラー印刷可能なプ
    リンタエンジンを備える画像記録装置における画像記録
    方法であって、 前記プリンタエンジンに対してモノクロ印刷モードとカ
    ラー印刷モードの切替えを行う切替えステップと、 前記データ処理装置より受信するモノクロ印刷指定され
    たページとカラー印刷指定されたページとが混在する印
    刷データを解釈する解釈ステップと、 前記解釈ステップにより解釈される印刷モードの指示内
    容と前記プリンタエンジンの能力情報に従って、前記印
    刷データに対する各ページ処理順序を決定する印刷スケ
    ジューリングを行うスケジューリングステップと、 前記印刷データにモノクロ印刷指定されているページが
    含まれる場合に、該ページに対する印刷モード属性をカ
    ラー印刷モードとすべきかどうかを判断する第1の判断
    ステップと、 前記第1の判断ステップによりカラー印刷モードで印刷
    すべきと判断した場合に、モノクロ印刷指定されている
    ページをカラー印刷モードで出力するようにカラーモー
    ド属性を変更設定する設定ステップと、 前記スケジューリングステップに従って所定の画像記録
    処理を行う際に、前記設定ステップにより設定されてい
    るカラーモード属性と前記プリンタエンジンの印刷モー
    ドの設定状態とに基づき、前記切替えステップによるカ
    ラー印刷モードの切り替えを制御する制御ステップと、
    を有することを特徴とする画像記録方法。
  10. 【請求項10】 前記プリンタエンジンが両面印刷機構
    を有し、両面印刷時に前記両面印刷機構の両面印刷用搬
    送路に用紙がある状態では印刷モードを切替えられない
    制限を有する場合に、 前記第1の判断ステップは、前記スケジューリングステ
    ップによりスケジューリングされる連続するページに対
    して、両面印刷用搬送路で用紙がなくなる位置で区切ら
    れるページサブセット毎に、該ページサブセット内にカ
    ラー指定のページが存在すれば、該ページサブセット内
    のモノクロページをカラー印刷モードで出力すべきであ
    ると判断することを特徴とする請求項9記載の画像記録
    方法。
  11. 【請求項11】 前記プリンタエンジンは、一度の画像
    記録処理で2ページ分の画像記録を行う2ページ形成機
    構を有し、 前記第1の判断ステップは、前記スケジューリングステ
    ップによりスケジューリングされる連続するページに対
    して、2ページ形成モードとしてスケジューリングされ
    た2ページのページサブセット毎に、該ページサブセッ
    ト内にカラー指定のページが存在すれば、該ページサブ
    セット内のモノクロページをカラー印刷モードで出力す
    べきであると判断することを特徴とする請求項9記載の
    画像記録方法。
  12. 【請求項12】 片面印刷指定されたページで構成され
    る印刷データであっても、片面印刷指定されたページと
    両面印刷指定されたページが混在して構成される印刷デ
    ータであっても、カラー指定のページに挟まれるモノク
    ロ指定のページ、あるいはカラー指定のページに挟まれ
    るモノクロ指定のページで構成されるページサブセット
    のページ、あるいはカラー指定のページの後のページで
    後続にページが存在しないモノクロ指定のページである
    かどうかを判断する第2の判断ステップを備え、 前記設定ステップは、前記第2の判断ステップによりモ
    ノクロ指定のページであると判断した場合には、前記モ
    ノクロ指定のページをカラー印刷モードで出力するよう
    にカラーモード属性を変更設定することを特徴とする請
    求項9〜11のいずれかに記載の画像記録方法。
  13. 【請求項13】 前記印刷データに対するラスタ展開処
    理に伴うデータ処理予測時間や、印刷時の給紙段切替え
    で生じる待ち時間に基づき、印刷モードの切替えを行っ
    ても行わなくても全体のスループットに影響がないかど
    うかを判断する第3の判断ステップを備え、 前記設定ステップは、前記第3の判断ステップにより全
    体のスループットに影響がないと判断した場合には、前
    記第2の判断ステップによりカラー印刷モードで出力す
    べきと判断されたモノクロ指定のページは、カラーモー
    ド属性の変更設定を行わないことを特徴とする請求項1
    2記載の画像記録方法。
  14. 【請求項14】 請求項9〜13のいずれかに記載の画
    像記録方法を実行するためのプログラムを記憶したこと
    を特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  15. 【請求項15】 請求項9〜13のいずれかに記載の画
    像記録方法を実行するためのプログラム。
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