JP2006173902A - 情報読み取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 読み取り速度(原稿の静止時間)を増やして再読込を行うことにより、正しい動作を保証でき、失敗による無駄も防止できる。
【解決手段】 原稿にRF−IDのタグが埋め込まれていて、自動スキャン時に原稿のイメージをスキャンすると共にRF−IDのタグ情報にアクセス可能な装置において、RF−IDタグへの読み出し/書き込み時に失敗した場合にADFによる読み取り速度を遅くして再読込を行うことによりリカバー処理を行う。
【選択図】 図2
【解決手段】 原稿にRF−IDのタグが埋め込まれていて、自動スキャン時に原稿のイメージをスキャンすると共にRF−IDのタグ情報にアクセス可能な装置において、RF−IDタグへの読み出し/書き込み時に失敗した場合にADFによる読み取り速度を遅くして再読込を行うことによりリカバー処理を行う。
【選択図】 図2
Description
本発明は、RF−IDタグ(ICタグ/非接触IC)を内蔵する原稿に対して原稿のイメージ情報を読み取ると共に、前記RF−IDタグに記憶された情報の読み書きを行う機能を有する情報読み取り装置に関するものである。
近年、非接触で情報を送受信可能なRF−ID(Radio Frequency Identification)と呼ばれる自動認識システムが開発されている。このRF−IDシステムは、アンテナ及び不揮発性記憶素子を含む電子回路を搭載し情報を保持するRF−IDタグとRF−IDタグをコントロールするRF−IDリーダ/ライタとから構成される。
更に、上記RF−IDタグをカードやラベルなどの記録媒体に内蔵し、記録装置にRF−IDタグへのリード/ライト機能を搭載することにより、記録媒体表面への記録動作と、RF−IDタグへの書き込み動作を一括して行う記録媒体表面への記録と同時に情報の書き込みを行うラベルプリンタ等の記録装置も提案されている。
RF−IDタグにはアンテナのサイズの違いや、使用されているICチップの違いなど、多数の種類が存在し、通信可能範囲や所要書き込み時間が異なる。さらに、周囲の電波状況、金属等電波状態に影響を及ぼす物質の有無などにより、通信環境が変わるため、所要書き込み時間は変化する。このため、決められた搬送速度で上記記録媒体に内蔵されたRF−IDタグへの書き込み動作を行った場合、書き込み不良が頻発するケースが生じる等の問題があった。
これを解決するために、例えば特許文献1にはRF−IDタグに対する書き込みが失敗したと判断した場合、次の記録及び書き込み動作時における記録媒体の搬送速度を前動作時の搬送速度よりも低速に再設定するものが記載されている。
特開2003−208573号公報
一方、今後は記録媒体ではなく原稿側にもRF−IDタグを内蔵し、これらの原稿の光学的情報読み取りと同時にRF−IDタグに対して情報の読み書きを行うことが考えられる。このため、上記のように記録媒体ではなく、原稿に内蔵されたRF−IDタグに対する情報の読み書きが失敗した場合の解決策が必要となる。
本発明は、以上の点に着目してなされたもので、読み取り速度(原稿の静止時間)を増やして再読込を行うことにより、正しい動作を保証でき、失敗による無駄も防止できる情報読み取り装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明の情報読み取り装置は以下の手段を有する。
(1)原稿の画像を読み込むための画像読み取り手段と、
複数枚の前記原稿を自動的に前記画像読み取り手段で読み込ませるための自動原稿供給手段と、
一度読み取った原稿を再度読み込み位置まで供給するための原稿再供給手段と、
原稿に付加されている非接触ICの情報を読み書きするための、非接触情報アクセス手段と、
前記非接触情報アクセス手段による非接触ICへの読み書き処理が完了したか否かを判断するアクセス処理完了判断手段と、
前記自動原稿供給手段による原稿供給速度を制御する速度制御手段とを有し、
所定のタイミングにおいて前記アクセス処理完了判断手段による非接触ICへの読み書き処理が未完了の場合に前記速度制御手段によって原稿供給速度を低下させた後、前記原稿再供給手段によって原稿を再供給し、前記非接触情報アクセス手段により再アクセスするように構成したことを特徴とする。
複数枚の前記原稿を自動的に前記画像読み取り手段で読み込ませるための自動原稿供給手段と、
一度読み取った原稿を再度読み込み位置まで供給するための原稿再供給手段と、
原稿に付加されている非接触ICの情報を読み書きするための、非接触情報アクセス手段と、
前記非接触情報アクセス手段による非接触ICへの読み書き処理が完了したか否かを判断するアクセス処理完了判断手段と、
前記自動原稿供給手段による原稿供給速度を制御する速度制御手段とを有し、
所定のタイミングにおいて前記アクセス処理完了判断手段による非接触ICへの読み書き処理が未完了の場合に前記速度制御手段によって原稿供給速度を低下させた後、前記原稿再供給手段によって原稿を再供給し、前記非接触情報アクセス手段により再アクセスするように構成したことを特徴とする。
(2)前記再アクセスを所定回数繰り返しても前記アクセス処理完了判断手段により完了と判断されない場合はエラーメッセージを出力することを特徴とする。
(3)前記速度制御手段は、原稿読み取りのための原稿静止時間を制御することを特徴とする。
(4)前記速度制御手段は、原稿の搬送速度を制御することを特徴とする。
本発明によれば、自動原稿読み取り装置による原稿スキャンと同時に原稿に付加されたICタグの情報を利用する際、通常の読み取り速度でICタグへのアクセスが失敗した場合でも、読み取り速度(原稿の静止時間)を増やして再読込を行うことにより、正しい動作を保証でき、失敗による無駄も防止できる。
以下に添付図面を参照して、本発明をレーザビーム方式のカラーマルチファンクションプリンタに適用する場合の好適な実施例を詳細に説明する。
以下、本発明の画像処理システムの第1の実施の形態について、添付の図面を参照しつつ詳しく説明する。
図1はシステムの概略図である。
101は複写機に読み込み、複写するための原稿である。102はRF−IDタグ(ICタグ)と呼ばれる非接触ICであり、内部に無線機能とメモリ部をもち、メモリには情報を記憶できるものである。103はサーバであり、101の原稿の原本となる電子データが記憶されている。
104はInternet回線網であり、前記103のサーバなどが接続され、前記103のサーバは104のInternet回線網を経由して外部より画像の電子データを要求されると、内部に記憶されている画像の電子データを、104のInternet回線網を介して送信することが可能である。200は複合機であり、原稿を読み取り画像データを紙などの記録媒体へ記憶することが可能である。
図2は、複合機200の内部ブロック図である。
複合機200は、原稿画像を読み取るイメージリーダ部201と、イメージリーダ部201で読み取った画像データを再現するプリンタ部202とに大きく分けられる。
イメージリーダ部201は、600dpi(dots/inch)の解像度で原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部分である。
プリンタ部202は、イメージリーダ部201によって読み取られた原稿画像に対応した画像を、1200dpiの解像度で指定用紙にフルカラープリント出力する部分である。
イメージリーダ部201において、227は自動原稿給紙ユニット(ADF)である。自動原稿給紙ユニットにはさまざまなタイプがあるが、本実施例では積載された原稿束から原稿を先頭順に1枚ずつ原稿台ガラス(プラテン)203上へ給送し、読み取り位置で一旦停止させる。
原稿の読み取り動作終了後、原稿台ガラス203上の原稿を排出し、上記原稿束の末尾に戻す循環型の場合を説明する。
原稿台ガラス203上の原稿204は、ランプ205で照射され、ミラー206、207、208に導かれ、レンズ209によって、集光された光を電気信号に変換する3ラインセンサ(以下、CCD)210上に像を結び、フルカラー情報レツド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)成分として信号処理部211に送られる。
なお、205、206を固定しているキャリッジは速度vで、207、208は速度1/2vでラインセンサの電気的走査(主走査)方向に対して垂直方向に機械的に動くことによって、原稿全面を走査(副走査)する。読み取られた画像は、不図示のメモリ内部に格納されていく。
次にメモリ内部から再び画像データが読みだされ、信号処理部211においては、読み取られた画像信号を電気的に処理し、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラツク(Bk)の各成分に分解し、プリンタ部202に送る。
また、イメージリーダ部201における一回の原稿走査につき、M、C、Y、Bkのうちひとつの成分がプリンタ部202に送られ、計4回の原稿走査によって、一回のプリントアウトが完成する。
イメージリーダ部201より送られてくるM、C、Y、Bkの各画像信号は、レーザドライバ212に送られる。レーザドライバ212は、送られてきた画像信号に応じ、半導体レーザ213を変調駆動する。レーザ光は、ポリゴンミラー214、f−θレンズ215、ミラー216を介し、感光ドラム217上を走査する。
218は回転現像器であり、マゼンタ現像部219、シアン現像部220、イエロー現像部221、ブラツク現像部222より構成され、4つの現像部が交互に感光ドラム217に接し、感光ドラム上に形成された潜像現像をトナーで現像する。
223は転写ドラムであり、用紙カセット224または225より供給される用紙をこの転写ドラム223に巻き付け、感光ドラム上に現像された像を用紙に転写する。この様にして、M、C、Y、Bkの4色が順次転写された後に、用紙は定着ユニット226を通過して、トナーが用紙に定着された後に排紙される。
また、上記原稿給紙ユニット227は後述するRF−IDリーダ/ライタ部(不図示)を備えており、原稿の読み取り時に原稿に内蔵されたRF−IDタグ(ICタグ)に対する情報の読み書きを行う機能を有する。
図3は前記複合機における、紙などの記録媒体に印字を行うプリンタ部の電気信号を処理する部分の構成を詳細に示したものである。
301はCPUで、プリンタの各部の制御を行うためのものである。302はRAMであり前記CPUが演算した結果や、プリンタが扱う画像データなどを一時的に記憶しておくためのものである。303はROMであり、前記CPUが動作するためのプログラムや、画像データを生成するためのフォントデータなどが格納されている。304は、前記CPU、RAM、ROMが接続されているローカルバスである。305はI/Oバスであり、機能拡張用の内部Bus(バス)である。306は前記ローカルバスとI/Oバスを接続するためのブリッジ回路である。
307はプリンタ部で、紙などの記録媒体に画像を形成するための部分である。電子写真方式やインクジェット方式など様々な形式のプリンタ部が存在する。308はプリンタインターフェース部であり、前記プリンタ部とI/Oバスを接続するためのものであり、CPUの指示に従ってRAM302に格納されている画像データを307のプリンタ部へ転送することが可能である。
309はハードディスクドライブであり、画像データのスプールを行ったり、CPU301が様々の処理を行うためのプログラムなどを格納させておくためのものである。311はネットワークインターフェースコントローラであり、図1の14に示したローカルエリアネットワークへ接続するために使用される。312は、イメージプロセッシングユニット(IPU)であり、解像度変換などの画像処理を行うためのものである。
313はラスタイメージプロセッサであり、CPU301の指示により、ネットワークインターフェース回路311を経由して外部から転送されたページ記述言語の画像データをビットマップ画像へ展開し、RAM302へ展開したビットマップデータを格納するために使用される。314はビデオRAMで、CPUにより外部のCRTやLCDパネルに表示した表示データが書き込まれるものである。315はビデオインタフェースであり、VRAMに格納されている表示データを外部のCRTやLCDパネルに表示するためのインタフェースをするためのものである。316は拡張I/Oインタフェースであり、たとえば携帯機器などとCPU301が通信などを行うためのインタフェース回路である。
通信形態はシリアル通信や、バイセントロインタフェース、またはBluetoothなどの無線通信などの形式がある。500はRF−IDリーダ/ライタ部であり、後述するRF−IDに対して無線通信によりデータを読み書きするためのものである。
図4は前記複合機における、スキャナ部の電気信号を処理する部分の構成を詳細に示したものである。
401はCPUで、スキャナの各部の制御を行うためのものである。402はRAMであり前記CPUが演算した結果や、スキャナが読み込んだ画像データなどを一時的に記憶しておくためのものである。403はROMであり、前記CPUが動作するためのプログラムなどが格納されている。404は、前記CPU、RAM、ROMが接続されているローカルバスである。405はI/Oバスであり、機能拡張用の内部Bus(バス)である。406は前記ローカルバスとI/Oバスを接続するためのブリッジ回路である。
407はスキャナ部で、不図示の原稿台に置かれた原稿から読み取った光学的な信号を、CCDなどを用いて電子データに変換し、その電子データを転送するための部分である。408はスキャナインタフェース部であり、前記スキャナ部とI/Oバスを接続するためのものであり、CPUの指示に従って、前記スキャナから転送される原稿を読み取った電子データを、402のRAMに転送することが可能である。
410はネットワークインタフェースコントローラであり、図1の14に示したローカルエリアネットワークへ接続するために使用される。409は、イメージプロセッシングユニット(IPU)であり、解像度変換などの画像処理を行うためのものである。
411は拡張I/Oインタフェースであり、たとえば携帯機器などとCPU401が通信などを行うためのインタフェース回路である。通信形態はシリアル通信や、バイセントロインタフェース、またはBluetoothなどの無線通信などの形式がある。
500はRF−IDリーダ/ライタ部であり、後述するRF−IDタグ(ICタグ)に対して無線通信によりデータを読み書きするためのものである。
図5はRF−IDリーダ/ライタ部500の、図6はICタグ600の内部ブロック図である。
以下、図を参照して原稿読み取り部に取り付けられたICタグの読み取り、または書き込みを行うためのリーダ/ライタ部500の詳細な説明を行う。
リーダ/ライタ部500は、ICタグ600に対して電波を送信するための送信アンテナ部501と、送信アンテナから送信する電波の変調を行うための変調回路502と、ICタグ600から送られてくる電波を受信するための受信アンテナ部503、受信アンテナ部503より受信した信号を復調するための復調回路504、また送信アンテナ部501と、502の変調回路、503の受信アンテナ部、復調回路504を制御するための制御部505と、上位機器との通信を行うI/F部506と、送信アンテナ部501に接続され、ICタグ600への電力供給を行う電源507から構成される。
前記制御部505は、外部からの指示により変調回路502を用いて電力を供給するための電波および、送信するデータを変調して、送信アンテナ部501より外部へ電波を送信する。また、外部より受信した電波信号を、受信アンテナ部503で受信して、復調回路504によって復調したのち、データ信号として扱えるように変換することが可能である。
上記のRF−IDリーダ/ライタ部500は前記上記原稿給紙ユニット227内の、原稿台ガラス203上で原稿が読み取り位置で一時停止した時に原稿内のICタグと通信を行うのに最適な位置に配設されている。
次に図6を参照してICタグ600の詳細な説明を行う。
ICタグ600は、不揮発性メモリ601、電波を送受信するためのアンテナ部602と、共振コンデンサ部603、電源の整流・平滑を行うための電力形成部604と、電波の変調、復調を行うための復変調部605、制御部606とから構成される。
アンテナ部602は、共振コンデンサ603と組み合わされ、共振回路を構成できるようになっている。外部から電力を供給するための電波信号が送られることにより、これを共振回路で受け取って、前記電力形成部604に示される電力形成部へ供給し、電力生成部604はICタグ600を動作させるための電力を供給することが可能となる。前記電力は、不揮発性メモリ601や、復変調回路605へ供給される。制御部606は、ICタグ600の制御を行うためのものである。
外部から、電力を供給するための電波とあわせて、ICタグから読み出す、または書き着込むためのデータも同時に送受信され、ICタグ600へ送られてきた信号は、復変調回路605によって、復調され制御部606を介して、不揮発性メモリ601へ記憶される。また、制御部606によって、不揮発性メモリ601から読み出されたデータは、復変調回路605によって変調され、アンテナ部602から電波信号として送信可能である。
次に複数の原稿を読み取る際の動作を、図7のフローチャートを用いて詳細に説明を行う。
図7のフローチャートは、スキャナ部のCPU401の動作を示したフローチャートである。
まずS701に示すように、ユーザが不図示の複写機のコピー動作開始ボタンを押下し、原稿の読み取り動作を指示するまで、CPU401は待機している。次にユーザがコピー動作開始ボタンを押下し、原稿の読み取り動作を指示すると、CPU401はS702において、図4のスキャナI/F408を介してスキャナ407に指示を送り、図2の227に示される原稿給紙ユニットに置かれた原稿を1枚引き抜き、図2の203に示される原稿台の読み取り位置に原稿を給紙する。次にS703においてCPU401は図2のランプ205を点灯させ、原稿を光学的にスキャンし、図4のRAM402へ電子データとして順次記憶させていく。
次にS704においてICタグへのアクセス処理を行う。CPU401は、拡張I/Oインタフェース411に接続されているICタグ読み取りのためのリーダ/ライタ500に対して、原稿に付加されていると思われるICタグに対して内部のメモリへアクセスするためにリード要求を行う。仮にリード要求を行ったにも関わらず、原稿にICタグが取り付けられていない場合、S751において原稿から応答が返されないため、CPU401はある所定の時間を経過しても原稿から応答が返ってこないことにより、原稿にICタグが付加されていないと判定を行う。S752において、原稿にICタグが付加されていないと判定された場合は、そのまま処理を抜ける。
一方、S752において、原稿に付加されているICタグより応答が返された場合は、CPU401は、原稿にICタグが付加されていると判定し、続いてS753で図5に示されるリーダ/ライタ部を介して、原稿に付加されているICタグ600へアクセスし、601に示される不揮発性メモリに記憶されている情報を読み取る。
不揮発性メモリに記憶されている情報は、原稿を特定するために原稿ごとに割り当てられたシリアルの番号であったり、未読/既読のフラグ情報であったり、また原稿を以前にプリンタで作成した際に、ホストコンピュータなどの指示により、画像形成の元となった電子データを格納してあるインターネット回線網上のURLである場合などがある。更に読み出された情報に応じてICタグへ情報の書き込みを行う場合もある。
続いてS705においてS703で開始された原稿のスキャンが完了したらS706で原稿を原稿台の読み取り位置から排出する。
これに続いてS707ではS704で開始されたICタグへのアクセス処理が完了しているか否かを判定し、完了していれば、S708にてCPU401は、原稿給紙ユニットに置かれた全ての原稿を読み取ったか否かを判定し、原稿給紙ユニットにあるセンサにて全ての原稿を読み取ったことを検出するまで、上記動作を繰り返す。
RAM402に蓄えられた画像データは、印刷動作の場合は図3に示されるプリンタ部へ送られ、307のプリンタ部にて紙などの記録媒体へ画像を形成され、出力される。この際、読み取ったICタグの情報の内容によってはプリンタの記録用紙に内蔵されているICタグに対して図3のRF−IDリーダ/ライタ500により情報の読み書きも行われる。
一方、S707ではS704で開始されたICタグへのアクセス処理が完了していない場合はリトライ処理に移行する。まずS709でリトライ動作が予め定められている所定回数(例えば3回)行われたかどうか判断する。ここで所定回数のリトライが行われていない場合はS710にて原稿は一旦原稿給紙ユニット上の原稿束の最後尾に戻され、その位置から空送りを行うことによって再び読み取り開始位置まで運ばれる。
そしてS711では次の原稿の原稿読み取りの際の読み取り位置での静止時間が所定時間増加された上でS702に戻り、原稿のスキャン及びICタグの情報の再アクセスが行われる。ここで光学的スキャンによるイメージ情報が既に保存されていて再スキャンの必要が無い場合は、リトライの際はICタグへの再アクセス処理だけとしても良い。
一方、S709でリトライ動作が予め定められている所定回数行われたと判断された場合はエラーとしてS712においてICタグ情報の読み書きが完了できなかったことを通知するエラーメッセージを表示して、処理をS702へ移行する。
以上説明したように、自動原稿読み取り装置による原稿スキャンと同時に原稿に付加されたICタグの情報を利用する際、通常の読み取り速度でICタグへのアクセスが失敗した場合でも、読み取り速度(原稿の静止時間)を増やして再読込を行うことにより、正しい動作を保証でき、失敗による無駄も防止できる。
前記実施例1では原稿を原稿台上で一時静止させて読み取り、コピーを行う場合を説明したが、本実施例では原稿を停止させずにスキャン動作だけを高速に行う、いわゆる流し読みを行う場合について説明する。
以下、流し読みモードで原稿を読み取る際の動作を、図8のフローチャートを用いて詳細に説明を行う。
まずS801でユーザが不図示のスキャン動作開始ボタンを押下し、原稿の読み取り動作を指示するまで、CPU401は待機している。次にユーザがスキャン動作開始ボタンを押下し、原稿の読み取り動作を指示すると、CPU401はS802において、図4のスキャナI/F408を介してスキャナ407に指示を送り、図2の227に示される原稿給紙ユニットに置かれた原稿を1枚引き抜き、図2の203に示される原稿台の読み取り位置に原稿を給紙する。
次にS803においてCPU401は図2のランプ205を点灯させ、原稿を光学的にスキャンし、図4のRAM402へ電子データとして順次記憶させていく。
次にS804においてICタグへのアクセス処理を行う。CPU401は、拡張I/Oインタフェース411に接続されているICタグ読み取りのためのリーダ/ライタ500に対して、原稿に付加されていると思われるICタグに対して内部のメモリへアクセスするためにリード要求を行う。
仮にリード要求を行ったにも関わらず、原稿にICタグが取り付けられていない場合、S851において原稿から応答が返されないため、CPU401はある所定の時間を経過しても原稿から応答が返ってこないことにより、原稿にICタグが付加されていないと判定を行う。S852において、原稿にICタグが付加されていないと判定された場合は、そのまま処理を抜ける。
一方、S852において、原稿に付加されているICタグより応答が返された場合は、CPU401は、原稿にICタグが付加されていると判定し、続いてS853で図5に示されるリーダ/ライタ部を介して、原稿に付加されているICタグ600へアクセスし、601に示される不揮発性メモリに記憶されている情報を読み取り、必要に情報に応じてICタグへ情報の書き込みを行う。
続いてS805においてS803で開始された原稿のスキャンが完了したらS806で原稿を原稿台の読み取り位置から排出する。
これに続いてS807ではS804で開始されたICタグへのアクセス処理が完了しているか否かを判定し、完了していれば、S808にてCPU401は、原稿給紙ユニットに置かれた全ての原稿を読み取ったか否かを判定し、原稿給紙ユニットにあるセンサにて全ての原稿を読み取ったことを検出するまで、上記動作を繰り返す。RAM402に蓄えられた画像データは、順次図3のハードディスク309に格納される。
一方、S807ではS804で開始されたICタグへのアクセス処理が完了していない場合はリトライ処理に移行する。
まずS809でリトライ動作が予め定められている所定回数(例えば3回)行われたかどうか判断する。ここで所定回数のリトライが行われていない場合はS810にて原稿は一旦原稿給紙ユニット上の原稿束の最後尾に戻され、その位置から空送りを行うことによって再び読み取り開始位置まで運ばれる。そしてS811では原稿の搬送速度を低下する処理がなされた上でS802に戻り、原稿のスキャン及びICタグの情報の再アクセスが行われる。
上記リトライ処理においては、S811で原稿の搬送速度を低下するだけでは不十分な場合は例えばアクセス処理のために一時的に原稿を停止するようにしてもよい。
一方、S809でリトライ動作が予め定められている所定回数行われたと判断された場合はエラーとしてS812においてICタグ情報の読み書きが完了できなかったことを通知するエラーメッセージを表示して、処理をS802へ移行する。
本実施例によれば流し読みの際にも原稿の搬送速度を落とすことによってリトライ処理を行うことが出来る。
本実施例によれば流し読みの際にも原稿の搬送速度を落とすことによってリトライ処理を行うことが出来る。
200 複合機
201 イメージリーダ部
202 プリンタ部
500 RF−IDリーダ/ライタ部
600 RF−IDタグ(ICタグ)
201 イメージリーダ部
202 プリンタ部
500 RF−IDリーダ/ライタ部
600 RF−IDタグ(ICタグ)
Claims (4)
- 原稿の画像を読み込むための画像読み取り手段と、
複数枚の前記原稿を自動的に前記画像読み取り手段で読み込ませるための自動原稿供給手段と、
一度読み取った原稿を再度読み込み位置まで供給するための原稿再供給手段と、
原稿に付加されている非接触ICの情報を読み書きするための、非接触情報アクセス手段と、
前記非接触情報アクセス手段による非接触ICへの読み書き処理が完了したか否かを判断するアクセス処理完了判断手段と、
前記自動原稿供給手段による原稿供給速度を制御する速度制御手段とを有し、
所定のタイミングにおいて前記アクセス処理完了判断手段による非接触ICへの読み書き処理が未完了の場合に前記速度制御手段によって原稿供給速度を低下させた後、前記原稿再供給手段によって原稿を再供給し、前記非接触情報アクセス手段により再アクセスするように構成したことを特徴とする情報読み取り装置。 - 請求項1において、前記再アクセスを所定回数繰り返しても前記アクセス処理完了判断手段により完了と判断されない場合はエラーメッセージを出力することを特徴とする情報読み取り装置。
- 請求項1において、前記速度制御手段は、原稿読み取りのための原稿静止時間を制御することを特徴とする情報読み取り装置。
- 請求項1において、前記速度制御手段は、原稿の搬送速度を制御することを特徴とする情報読み取り装置。
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JP2008137784A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-06-19 | Fuji Xerox Co Ltd | タグ通信装置 |
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