JPH08276622A - 印刷装置 - Google Patents

印刷装置

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JPH08276622A
JPH08276622A JP7080063A JP8006395A JPH08276622A JP H08276622 A JPH08276622 A JP H08276622A JP 7080063 A JP7080063 A JP 7080063A JP 8006395 A JP8006395 A JP 8006395A JP H08276622 A JPH08276622 A JP H08276622A
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JP
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capacity
band
storage area
learning
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Application number
JP7080063A
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English (en)
Inventor
Kazunori Ozeki
大関一徳
Masayuki Osawa
大沢正之
Hideki Minami
秀樹 南
Yoji Takeuchi
竹内陽児
Chiharu Ishii
石井千春
Tomio Henmi
逸見富美夫
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バンディング方式の印刷装置がもつメモリの
各記憶領域の容量配分を使用環境に応じて学習し再配分
してメモリを効率的に利用し、バンディングシステムの
破綻の防止とパフォーマンス向上を同時に実現すること
である。 【構成】 通常のプリントジョブの処理中にバンドバッ
ファその他の各記憶領域に関する履歴情報を収集する履
歴情報収集手段108と、該履歴情報収集手段に収集さ
れた履歴情報から各記憶領域の充足度を求めて容量を適
正に配分する学習を行う配分学習手段110とを備え、
使用目的に応じた各記憶領域の容量配分を履歴情報を使
って学習し各記憶領域の容量の再配分を行い、印字言語
データを受け取り解析して各バンドに分割し中間言語に
変換した後、複数のバンドバッファ105、106を用
いて各バンドの中間言語を順次ビットマップイメージに
展開しプリント出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、1ページ分のビットマ
ップイメージを副走査方向に複数のバンドに分割し、1
バンド分のビットマップイメージを格納する複数のバン
ドメモリを有し、印字言語データを受け取り解析して各
バンドに分割し中間言語に変換した後、複数のバンドバ
ッファを用いて各バンドの中間言語を順次ビットマップ
イメージに展開しプリント出力する印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ページプリンタなどの印刷装置では、ホ
ストシステムからPDL(ページ記述言語)などの印字
言語で記述した文字や図形、ビットマップ情報等を画像
情報として1ページ単位で受信し、これを解析してフル
ページ・バッファにビットマップを展開して印刷出力し
ている。そのため、フルページ・バッファは、文書1ペ
ージ分のビットマップを展開するために必要な記憶容量
を持つものである。近年、プリンタの低コスト化が進
み、最小のメモリで印刷可能なバンディング技術が登場
した。これは、上記のようなフルページ・バッファを持
つ代わりに、副走査方向にn分割したバンドの1つ分の
記憶容量のバンドバッファを持ち、これにビットマップ
を展開するものである。図5はバンディング技術を採用
した従来の印刷装置のブロック図を示したものである。
【0003】図5に示す印刷装置では、インターフェー
ス部301、通信バッファ302を経由して例えばホス
トシステムからPDLデータを入力すると、PDL解析
部303にてPDLデータを各バンドに対応する中間言
語に変換して中間言語バッファ309に格納する。そし
て、この中間言語から2つのバンドバッファ305、3
06を使用して、描画制御部304にてビットマップイ
メージを展開し画像出力部307に出力している。ビッ
トマップイメージの展開と出力は、2つのバンドバッフ
ァ305、306をそれぞれ交互に繰り返し使用するこ
とによって並列処理を実現している。まず第一のバンド
バッファ305を使用し、描画制御部304にて中間言
語をビットマップイメージに展開する。この展開処理が
終わったところで画像出力部307に出力要求を出し印
字動作を開始し、第一のバンドバッファ305から展開
したビットマップイメージを出力してゆく。また、この
出力に並行して、第二のバンドバッファ306を使用
し、描画制御部304にて次のバンドに対応する中間言
語をビットマップイメージに展開する。これを順次交互
に繰り返して行うことにより1ページの印字が終了す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしこのシステムで
は、一方のバンドバッファから画像出力部307へビッ
トマップイメージを出力している時間内に、他方のバン
ドバッファへのビットマップイメージの展開処理が終了
していないと、展開途中に画像出力部307への出力が
行われ、不完全な印字結果(バンディングシステムの破
綻)になってしまうという欠点を有していた。
【0005】この問題を防止するためにはバンドバッフ
ァ305、306の記憶容量を増やせばよいが、装置内
のメモリを増やすことは、コストアップにつながる。ま
た、フォントキャッシュ308、通信バッファ302な
ど、他の用途に用いられていたメモリを減らしてその分
をバンドバッファ305、306に振り向けることも考
えられるが、このようにすると、フォントキャッシュ3
08のヒットミスや通信バッファ302のバッファフル
を招き、そのため、文字描画や通信の速度が遅くなると
いう副作用を伴い、システムのパフォーマンスを低下さ
せてしまう。
【0006】従来のバンディング方式の印刷装置では、
これらの各記憶領域の容量配分を固定するか、あるいは
ユーザーの設定で各記憶領域の容量配分を可変にして上
記の問題の解決を図っている。しかし、ユーザーにより
各記憶領域の容量配分の設定が可能なシステムにおいて
も、どのような値にしたら効率的であるのかが分かりに
くく、それぞれの容量を最適な値に設定することは困難
であった。
【0007】本発明の目的は、バンディング方式の印刷
装置がもつメモリの各記憶領域の容量配分を使用環境に
応じて学習し再配分できるようにすることである。本発
明の他の目的は、メモリを効率的に利用し、バンディン
グシステムの破綻の防止とパフォーマンス向上を同時に
実現することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、1
ページ分のビットマップイメージを副走査方向に複数の
バンドに分割し、1バンド分のビットマップイメージを
格納する複数のバンドメモリを有し、印字言語データを
受け取り解析して各バンドに分割し中間言語に変換した
後、複数のバンドバッファを用いて各バンドの中間言語
を順次ビットマップイメージに展開しプリント出力する
印刷装置において、通常のプリントジョブの処理中にバ
ンドバッファその他の各記憶領域に関する履歴情報を収
集する履歴情報収集手段と、該履歴情報収集手段に収集
された履歴情報から各記憶領域の容量を適正に配分する
学習を行う配分学習手段とを備え、使用目的に応じた各
記憶領域の容量配分を前記履歴情報を使って学習し各記
憶領域の容量の再配分を行うことを特徴とするものであ
る。
【0009】また、配分学習手段は、履歴情報から配分
された各記憶領域の充足度を求め、該充足度の大小によ
り各記憶領域の最適な容量を学習し、充足度の最大値が
所定の閾値以下である場合には使用目的に応じた各記憶
領域の容量配分を使用環境に応じて学習しても得られる
性能が低いと判断し、メモリが不足しているため性能が
発揮できない旨の通知を出力することを特徴とするもの
である。
【0010】
【作用】本発明の印刷装置では、通常のプリントジョブ
の処理中にバンドバッファその他の各記憶領域に関する
履歴情報を収集する履歴情報収集手段と、該履歴情報収
集手段に収集された履歴情報から各記憶領域を適正に配
分する学習を行う配分学習手段とを備え、使用目的に応
じた各記憶領域の容量配分を前記履歴情報を使って学習
し各記憶領域の容量の再配分を行うので、メモリを使用
環境に応じて効率的に利用することができる。
【0011】また、配分学習手段は、履歴情報から配分
された各記憶領域の充足度を求め、該充足度の大小によ
り各記憶領域の最適な容量を学習し、充足度の最大値が
所定の閾値以下である場合には使用目的に応じた各記憶
領域の容量配分を使用環境に応じて学習しても得られる
性能が低いと判断し、メモリが不足しているため性能が
発揮できない旨の通知を出力することにより、バンディ
ングシステムの破綻やフォントキャッシュのヒットミス
や通信バッファのバッファフルなどを充足度という共通
のパラメータで処理することができ、メモリの総容量が
少ない時でも、バンディングシステムの破綻を防止しつ
つ、同時に、メモリが、フォントキャッシュ、通信バッ
ファなどにも適切に配分されるため、パフォーマンスの
向上を図ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1は本発明に係る印刷装置の1実施例を示す
図、図2はメモリ容量の配分例を示す図、図3は本発明
に係る印刷装置の動作を説明するための図である。図1
において、インターフェース部101は、ホストシステ
ムから送られてくるPDLデータを入力するものであ
り、通信バッファ102は、インターフェース部101
を介して入力したPDLデータを一旦格納するものであ
る。PDL解析部103は、通信バッファ102に格納
したPDLデータを各バンドに対応する中間言語に変換
するものであり、その中間言語を格納するのが中間言語
バッファ109である。描画制御部104は、中間言語
バッファ109に格納した各バッファに対応する中間言
語からフォントキャッシュ111を参照しながらビット
マップイメージを展開するものであり、2つのバンドバ
ッファ105、106を交互に使用してビットマップイ
メージを展開している。このとき、フォントキャッシュ
111に必要なフォントがなければそのフォントをフォ
ントメモリ112からフォントキャッシュ111に読み
込み更新する。画像出力部107は、バンドバッファ1
05、106に展開されたビットマップイメージを出力
するものであり、まず第一のバンドバッファ105を使
用し、描画制御部104にて中間言語をビットマップイ
メージに展開し終わったところで印字動作を開始し、第
一のバンドバッファ105から展開したビットマップイ
メージを出力してゆく。この出力に並行して、第二のバ
ンドバッファ106を使用し、描画制御部104にて次
のバンドに対応する中間言語をビットマップイメージに
展開する。これを順次交互に繰り返して行うことにより
1ページの印字を行う。
【0013】履歴情報収集部108は、通常のプリンタ
ジョブの処理中に、各記憶領域に関する履歴情報を収集
するものである。具体的には、バンドバッファ105、
106からバンディングシステムの破綻の頻度・程度を
収集し、フォントキャッシュ111からそのヒット率を
収集し、通信バッファ102からそのバッファフルの頻
度の情報を収集する。これらは、使用環境を把握するた
めに必要となる。メモリ配分学習部109は、履歴情報
収集部108に収集された履歴情報からメモリの容量を
適正に配分するための学習を行うものであり、学習を開
始する条件としては、例えば次のような条件がある。
電源ON時、一定時間ごと、ジョブ一定回数ごと、
アイドル状態になったとき、ユーザーがコンソール
パネル等から指定した時、バンディングシステム破綻
の頻度・程度、フォントキャッシュヒット率、通信バッ
ファのバッファフルの頻度などが、閾値を越えて悪化し
た時、である。勿論、これらをいくつか組み合わせても
よい。
【0014】上記のように本発明に係る印刷装置は、図
5で説明した従来の印刷装置と比べて履歴情報収集部1
08及びメモリ配分学習部109が追加されている。こ
のバンディング方式の印刷装置が持つメモリは、バンド
バッファ105、106、フォントキャッシュ111、
通信バッファ102などに用いられるので、以下、これ
らバンドバッファ105、106、フォントキャッシュ
111、通信バッファ102の3つだけでメモリを配分
する場合を例に本発明の実施例を説明する。
【0015】本発明は、使用環境に応じて、バンドバッ
ファ105、106、フォントキャッシュ111、通信
バッファ102に対し、それぞれの最適な容量を学習し
各記憶領域を再配分することにより、メモリを効率的に
利用するものであり、図3は学習処理のフローチャート
を示す図である。
【0016】まず、メモリのシステム標準の配分例を示
したのが図2(a)であるとする。印刷される文書が文
字主体で構成されている場合、バンドバッファ105、
106はあまり大きい容量を必要としないが、他方、フ
ォントキャッシュ111に十分な容量がないと速度が遅
くなる。この場合における最適な容量の配分例を図2
(a)のシステム標準の配分例と比較して示したのが図
2(b)である。しかし印刷される文書が複雑な図形や
ビットマップ画像から構成される場合、フォントキャッ
シュ111は少ない容量でも良いが、バンドバッファ1
05、106に十分な容量がないとバンディングシステ
ムが破綻してしまう。この場合における最適な容量の配
分の例を図2(a)のシステム標準の配分例と比較して
示したのが図2(c)である。また、ホストとの通信速
度と処理速度とのバランスにより通信バッファ102の
容量の最適値も変化する。
【0017】本発明に係る印刷装置の学習処理の流れを
図3を参照しつつ説明する。学習が開始されると、ま
ず、各記憶領域に関する履歴情報を基に各記憶領域の充
足度の算出を行う(ステップS201)。このシステム
では、バンドバッファ充足度、フォントキャッシュ充足
度、通信バッファ充足度を算出する。具体的には、バン
ディングシステム破綻の頻度・程度が大きければ、バン
ドバッファ充足度は小さな値となり、バンディングシス
テム破綻が発生しなかった場合、充足度は大きな値とな
る。また、フォントキャッシュヒット率が高ければフォ
ントキャッシュ充足度は大きな値となり、低ければ小さ
な値となる。通信バッファのバッファフルの頻度が大き
ければ、通信バッファ充足度は小さな値となり、バッフ
ァフルが起きなかったなら通信バッファ充足度は大きな
値となる。これら各記憶領域の充足度は、各々直接に比
較できるように正規化された値である。
【0018】次に、これら充足度の最大値を求め、これ
が予め設定された閾値θ1を越えているかどうかを判定
する(ステップS202)。閾値θ1を越えていない時
には、得られるシステム全体の性能が低いということで
あるため、例えば「メモリが不足して性能が発揮できな
い」ということを使用者に通知する(ステップS20
3)。使用者はこの通知に従い新たにメモリを増設する
ことにより満足できる性能を得ることが可能となる。こ
の通知を無視し、性能が低いまま使用を継続することも
できる。
【0019】次に、算出された各記憶領域の充足度の中
から、最大値と最小値を選び出し、この差を計算する
(ステップS204)。そして、この差が予め設定され
た閾値θ2を越えるかどうかを判定する(ステップS2
05)。
【0020】最大値と最小値との差が閾値θ2を越えて
いなければ、各記憶領域の容量の配分の変更は行わな
い。これは各記憶領域の容量が十分にバランスよく分配
されているときに、各記憶領域の容量の変更を行うこと
で、かえってバランスが崩れることを避けるためであ
る。
【0021】最大値と最小値との差が閾値θ2を越えて
いる場合には、各記憶領域の容量の配分のバランスが良
くないことになるので、各記憶領域の容量の配分の変更
を行う(ステップS206)。この変更により、充足度
が最大の記憶領域の容量を減らし、その分を充足度が最
小の記憶領域に割り当てるのである。このとき、各記憶
領域の容量が最小限度値以下かどうかを判定し(ステッ
プS207)、最小限度値以下であればその記憶領域の
容量を最小限度値に変更する(ステップS208)。こ
の処理のように各記憶領域ごとに容量の最小限度値を設
定することにより、各記憶領域の容量が最小限度値以下
に減少されることを避ける。最後に、履歴情報収集部1
08に収集されている各記憶領域に関する履歴情報を初
期化する(ステップS209)。これは、各記憶領域の
容量の変更に伴った後の履歴情報を新たに取得するため
である。
【0022】こうして学習処理は終了する。このため、
今までの使用環境とは異なった傾向の文書を印刷する時
にも、学習処理により各記憶領域の容量の配分が調整さ
れるので、最小限の性能が保証される。ステップS20
3の処理で用いられる通知手段としては、例えば次のも
のがある。メッセージをコンソールパネルに表示、L
ED点灯/点滅する、ブザーを鳴らす、メッセージ
をログに記録する、メッセージを印刷するなど、であ
り、これらを組み合わせてもよい。
【0023】さらに学習処理のための充足度の算出や閾
値の設定、容量の再配分の具体的な例により本発明を詳
述する。まず、履歴情報収集部108により収集される
データは、上記の例によれば次の3つになる。
【0024】
【数1】バンディングシステムの破綻の頻度=破綻した
回数÷プリントした回数 フォントキャッシュのヒット率=ヒットした回数÷フォ
ントを描画した回数 通信バッファのバッファフルの頻度=バッファフルの回
数÷通信したバイト数 これらは0から1の間の値となり、次の計算式にて充足
度の算出を行う。
【0025】
【数2】バンドバッファ充足度=(1−バンディングシ
ステムの破綻の頻度)j フォントキャッシュ充足度=フォントキャッシュのヒッ
ト率 通信バッファ充足度=(1−通信バッファのバッファフ
ルの頻度)k ここでj及びkは予め決められた1以上の整数であり、
これらを大きい値に設定すると、バンディングシステム
の破綻や通信バッファのバッファフルが数回起こっただ
けで、頻度としては小さい値であっても、充足度が低く
抑えられる。このように計算式により充足度を求めるよ
うにするだけでなく、勿論テーブルを実装して参照する
ように構成してもよい。
【0026】また、閾値としては、例えばθ1を0.
5、θ2を0.2に設定すると、充足度がどれも0.5
に達しない場合にはシステム全体の性能が低いというこ
とになる。したがって、充足度の最大値が0.9で最小
値が0.6の時には各記憶領域の容量の変更が行われ、
充足度の最大値が0.8で最小値が0.7の時には容量
の変更は行われない。
【0027】容量配分の方法としては、各領域ごとに、
充足度及び現在の容量から新しい容量を得るためのテー
ブルを予め用意しておくと、このテーブルを参照するこ
とにより、各領域の新しい容量を求めることができる。
しかし、このようにして得られた新しい容量の合計が、
配分前の容量の合計と同じになるとは限らないので、同
じにならなかった場合には、各領域の容量の割合が変わ
らないように容量を補正すればよい。その例を示したの
が〔表1〕である。
【0028】
【表1】 図4は本発明に係る印刷装置のハードウエア構成による
他の実施例を示す図である。図4において、マイクロプ
ロセッサ(CPU)201は、後述するROM202に
格納された各種プログラムを実行することにより各種の
処理や制御を行う。ROM202は、通信処理、PDL
解析処理、描画制御処理、画像出力処理、履歴情報収集
処理、メモリ配分学習処理、等の処理を行うための各種
プログラムや、フォントなどを格納するメモリとして用
いるものである。
【0029】記憶部203は、RAMなどによって構成
され、通信バッファ、中間言語バッファ、フォントキャ
ッシュ、バンドバッファ、各種ワークエリア、として用
いるものである。
【0030】インタフェース部204は、ホストコンピ
ュータ212などの上位装置との通信や、ネットワーク
210を介してホストコンピュータ群211などの上位
装置との通信を行うためのインターフェースを有し、例
えばホストコンピュータと通信により送られてくる画像
情報を受信して入力したり、ホストコンピュータなどに
印刷装置の状況などの情報を送信するために出力するも
のである。
【0031】操作/表示部205は、オペレーターが印
刷装置の操作指示を入力するための各種操作指示を行う
ためのキーやテンキー、印刷装置の状態などを表示する
LCDなどの表示器などを有する操作パネルである。
【0032】画像出力部208は、用紙供給、印刷、用
紙排出、両面印刷のための搬送路等の装置で構成され、
記憶部203内のバンドバッファに格納されている展開
されたラスターイメージを印刷する。また、ジャムなど
の異常や故障、用紙サイズ、用紙の向き、用紙の有無な
どの状態を各種センサーで検出してマイクロプロセッサ
などに出力する。
【0033】上述したマイクロプロセッサ201乃至画
像出力部208は、バス209によって各々接続され
る。
【0034】マイクロプロセッサ201は、ROM20
2に格納された各種プログラムを実行することにより、
インタフェース部204を介してホストコンピュータ2
11、212などとの通信を行い、ホストコンピュータ
211、212などで作成されたPDLなどにより記述
された画像情報が送られてくると、それを記憶部203
に格納した後、中間言語に変換して所定のバンド幅に分
割し、この分割された画像情報を展開すると共に、記憶
部203の2つのバンドバッファに交互に格納し、展開
の済んだラスターイメージを画像出力部208から印刷
出力する。
【0035】勿論、本発明は、上述した構成に限定され
ず、各種処理は、プロセッサを組み込んだ専用の画像処
理部で構成してもよく、このように構成することによっ
て、処理の高速化を図ることができる。しかし、中間言
語を専用の画像処理部で処理可能な形式に変更する必要
があることもあり、その場合には、中間言語を専用の画
像処理部で処理可能な形式に変更するプログラムが必要
になるという問題や、コスト上の問題(専用のハードを
積む分高くなる)が、専用のハードを組み込むことによ
り生じる。
【0036】また、情報の記憶に関する処理はDMAC
207を用いることにより高速化を図ることができる。
このようにすれば、DMAC207で記憶部203内の
バンドバッファの一方のバッファに記憶されるラスター
イメージを画像出力部208に転送する制御を行うの
で、その間マイクロプロセッサもしくは上述した画像処
理部では他方のバッファに画像情報を展開する処理に集
中することができる。本発明に係わる実施例では、説明
の簡略化のためDMAC207の説明は省くが、本発明
を実施する上では、DMAC207を用いることが好ま
しい。
【0037】また、ROM202に格納される各種プロ
グラムやフォントは、他の構成によって供給されてもよ
い。例えば、ICカードやカートリッジによって、これ
らのプログラム、フォント、PDL解析情報などのデー
タを供給してもよい。また、ホストコンピュータからこ
れらのデータを受信してRAMに格納し、この格納され
たデータに基づいて制御してもよいし、ROM202
に、圧縮した状態でこれらのデータを格納しておき、R
AMに圧縮したデータを伸張して格納し、この格納され
たデータに基づいて制御してもよい。一般に、ROMよ
りRAMの方が処理速度が速いので、このようにすれ
ば、処理の高速化を図ることができる。
【0038】また、ホストコンピュータなどの上位装置
から、直接(ネットを介する場合も含めて)画像情報を
受信するのではなく、プリントサーバーを介して受信す
るようなシステムも考えられるが、一般にプリントサー
バーは、大容量の記憶部を有しているのでバンディング
を用いるとしても、余り効率的ではない。
【0039】また、上述した専用の画像処理部やDMA
Cのプロセッサを備えたマイクロプロセッサを用いるこ
とにより、処理の高速化を図ってもよい。ただし、バン
ディングは、もともとコストを増加させないために、提
案されたものであるから、処理の高速化を図るにして
も、コストを考慮して設計しなければならない。
【0040】また、本発明の画像出力部208の印刷方
式は、レーザープリント方式、サーマルプリント方式な
ど、印刷方式に限定されず適用できる上、カラープリン
トにも適用可能である。
【0041】なお、本発明は、上記の実施例に限定され
るものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記
の実施例では、「メモリが不足して性能が発揮できな
い」ということを使用者に通知するものであったが、使
用者が、このような通知を煩わしく思う可能性もあるた
め、この通知を出さないように設定する手段を設けても
良い。また、この通知を図3の処理においては容量の再
配分前に行っているが、容量の再配分を行った後に通知
を出すようにしてもよい。さらに、バンドバッファ、フ
ォントキャッシュ、通信バッファの3つでメモリの容量
を配分するものを説明したが、他のバッファ等を加えて
もよいし、バンドバッファと他の1つとを組み合わせる
ようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、通常のプリントジョブの処理中にバンドバッ
ファその他の各記憶領域に関する履歴情報を収集し、そ
の履歴情報から各記憶領域を適正に配分する学習を行
い、使用目的に応じた各記憶領域の再配分を行うので、
メモリを使用環境に応じて効率的に利用することができ
る。履歴情報から配分された各記憶領域の充足度を求
め、該充足度の大小により各記憶領域の最適な容量を学
習し、充足度の最大値が所定の閾値以下である場合には
使用目的に応じた各記憶領域の容量配分を使用環境に応
じて学習しても得られる性能が低いと判断し、メモリが
不足しているため性能が発揮できない旨の通知を出力す
ることにより、バンディングシステムの破綻やフォント
キャッシュのヒットミスや通信バッファのバッファフル
などを充足度という共通のパラメータで処理することが
でき、メモリの総容量が少ない時でも、バンディングシ
ステムの破綻を防止しつつ、同時に、メモリが、フォン
トキャッシュ、通信バッファなどにも適切に配分される
ため、パフォーマンスの向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る印刷装置の1実施例を示す図で
ある。
【図2】 メモリ容量の配分例を示す図である。
【図3】 本発明に係る印刷装置の動作を説明するため
の図である。
【図4】 本発明に係る印刷装置のハードウエア構成に
よる他の実施例を示す図である。
【図5】 バンディング技術を採用した従来の印刷装置
のブロック図を示す図である。
【符号の説明】
101…インタフェース部、102…通信バッファ、1
03…PDL解析部、104…描画制御部、105、1
06…バンドバッファ、107…画像出力部、108…
履歴情報収集部、110…メモリ配分学習部、111…
フォントキャッシュ、112…フォントメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹内陽児 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号富士ゼロ ックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 石井千春 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号富士ゼロ ックス株式会社岩槻事業所内 (72)発明者 逸見富美夫 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号富士ゼロ ックス株式会社岩槻事業所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ページ分のビットマップイメージを副
    走査方向に複数のバンドに分割し、1バンド分のビット
    マップイメージを格納する複数のバンドメモリを有し、
    印字言語データを受け取り解析して各バンドに分割し中
    間言語に変換した後、複数のバンドバッファを用いて各
    バンドの中間言語を順次ビットマップイメージに展開し
    プリント出力する印刷装置において、通常のプリントジ
    ョブの処理中にバンドバッファその他の各記憶領域に関
    する履歴情報を収集する履歴情報収集手段と、該履歴情
    報収集手段に収集された履歴情報から各記憶領域の容量
    を適正に配分する学習を行う配分学習手段とを備え、使
    用目的に応じた各記憶領域の容量配分を前記履歴情報を
    使って学習し各記憶領域の容量の再配分を行うことを特
    徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 配分学習手段は、履歴情報から配分され
    た各記憶領域の充足度を求め、該充足度の大小により各
    記憶領域の最適な容量を学習することを特徴とする請求
    項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 配分学習手段は、充足度の最大値が所定
    の閾値以下である場合には使用目的に応じた各記憶領域
    の容量配分を使用環境に応じて学習しても得られる性能
    が低いと判断し、メモリが不足しているため性能が発揮
    できない旨の通知を出力することを特徴とする請求項2
    記載の印刷装置。
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