JPH057283Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH057283Y2
JPH057283Y2 JP3958088U JP3958088U JPH057283Y2 JP H057283 Y2 JPH057283 Y2 JP H057283Y2 JP 3958088 U JP3958088 U JP 3958088U JP 3958088 U JP3958088 U JP 3958088U JP H057283 Y2 JPH057283 Y2 JP H057283Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
covering member
curb
permeable concrete
field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP3958088U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01147006U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3958088U priority Critical patent/JPH057283Y2/ja
Publication of JPH01147006U publication Critical patent/JPH01147006U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH057283Y2 publication Critical patent/JPH057283Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、陸上競技場に設置してフイールドと
走路とを区画する縁石ブロツクに関するものであ
る。
〈従来の技術〉 陸上競技場のフイールドと走路とを区画する従
来の縁石ブロツク1は、第3図に示すように、コ
ンクリートを直方体に成形したり、或は、第4図
に示すように、縁石ブロツク1′の両端下部を欠
截して、一列に埋設したときに隣り合う縁石ブロ
ツク1′,1′間に雨水通過孔2ができるように構
成してなる。
〈考案が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記した従来の縁石ブロツク
1,1′は、上縁角部のコンクリートが破損し易
く、陸上競技場等級検定に必要な精度を長時間に
渡つて維持することが困難である。また、第3図
で示す縁石ブロツク1によりフイールドと走路と
を区画すると、走路に降つた雨水がフイールド内
に設けた排水路に流入することができないという
欠点があつた。一方、第4図に示す縁石ブロツク
1′によりフイールドと走路とを区画すると、通
過孔2が形成されているので、第3図に示す縁石
ブロツク1よりも排水性に優れるが、通過孔2に
ゴミ等が詰まるなどのトラブルが多々発生するの
で、必ずしも十分な排水性を備えているとはいえ
ない。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記に鑑み提案されたもので、内面か
ら係止片を突設した断面略下向きコ字状の被覆部
材をコンクリート部分の上端部分に設け、コンク
リート部分は設置したときに地表から出る高さか
ら下方部分を透水性コンクリートにより構成した
ものである。
〈作用〉 被覆部材がコンクリート部分の上端角部を保護
しているので、コンクリート部分が破損し難い。
また、設置した状態では、透水コンクリートの
上部が地表から出ているので、走路等に溜まつた
雨水が透水コンクリート内を通つて地中に浸み込
む。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例を図面にもとづいて説明
する。
第1図に示す縁石ブロツク10は、略直方体に
成形したコンクリート部分11の上部にアルミニ
ウム等の金属製被覆部材12を全長に渡つて設け
てなる。
被覆部材12は、長尺な上面部分13の両側縁
から下方に側面部分14,14を延設した断面略
下向きコ字状であつて、上面部分13には幅のほ
ぼ中央に浅い溝14を形成し、各側面部分14の
内面下端には水平部16と該水平部16の先端か
ら上方に起立する起立部17とからなる鉤形の第
1係止片18を突設し、上面部分13の内面には
垂下部19と水平部20とからなる倒T字状の第
2係止片21を突設してある。なお、図面に示す
被覆部材12は、アルミニウムを押し出し成形し
てなるので、上面の溝15や、内面の第1係止片
18及び第2係止片21が全長に渡つて形成され
ている。また、この被覆部材12の大きさは、幅
が50mm、高さが30mmであることが望ましく、長さ
は適宜に設定することができる。
一方、コンクリート部分11は、図面で示すよ
うに、被覆部材12の上下高さよりも僅かに長い
部分を細かな骨材を使用したモルタルベース22
により構成し、被覆部材12の下端から約5mm下
がつた位置から下方部分は比較的大きな骨材を使
用して内部に微細な空隙を無数に形成した透水性
コンクリート23により構成する。なお、透水性
コンクリート23で構成する部分は、縁石ブロツ
ク10を所定の深さに埋設したときに、この透水
性コンクリート23の上部が地表に出る高さであ
ればよい。一般的には、走路24の表面から設置
した縁石ブロツク10の上面までの高さが50mmに
規定されているので、被覆部材12の上面から下
方50mmまでの範囲内に透水性コンクリート23の
上部が位置するように構成すればよい。
上記した構成からなる縁石ブロツク10により
フイールド25と走路24とを区画するには、第
2図に示すように、地中に打設した基礎コンクリ
ート26上に縁石ブロツク10を載置して下端部
を固定モルタル27,27により固定し、走路2
4の表面から縁石ブロツク10の上面、即ち被覆
部材12の上面までの高さを所定の高さ(一般的
には50mm)に設定する。そして、スタートライン
等の目印を記載した表示プレート28を被覆部材
12の溝15内の所定位置に接着等の手段により
止着する。なお、この表示プレート28は、溝1
5の深さよりも薄いので、被覆部材12の上面か
ら突出することはない。この様に、表示プレート
28を被覆部材12の上面に形成した溝15内に
収納して止着するように構成すると、表示プレー
ト止着用コンクリートを別途打設したり、縁石ブ
ロツクの上面を切り欠く必要もなく、従来のより
も簡単に止着することができる。
この様にして本実施例に係る縁石ブロツク10
……を一列に設置すると、透水性コンクリート2
3の上部が地表から約15mm出る。したがつて、走
路24の表面やフイールド25の表面に雨水が溜
まると、この雨水は地表に出ている透水性コンク
リート23の側面部分から内部に浸透していき、
地中に埋没している透水性コンクリート23の側
面から地中に浸み込む。そして、この透水性コン
クリート23による排水作用は、各縁石ブロツク
10の全長に渡つて各々行われるので、排水処理
量が大きい。したがつて、多少の雨が降つても、
走路24の表面に雨水が溜まることがない。な
お、第2図で示すように、側面の一部分を透水性
コンクリート29で構成した排水溝30をフイー
ルド25内に設けると、縁石ブロツク10の透水
性コンクリート23を通つて地中に浸透した雨水
が排水溝30の透水性コンクリート29を通つて
排水溝30内に流れ込む。したがつて、走路24
とフイールド25の排水性を一層高めることがで
きる。
また、被覆部材12の第1係止片18と第2係
止片21がモルタルベース22に強固に係止して
いるので、被覆部材12が上方に外れることがな
いし、側面部分14がモルタルベース22側面か
ら離隔して所謂口開き現象を起こすこともない。
したがつて、被覆部材12の走路24側の側面部
分14を基準面として検定測定が行われても、長
期間高い精度を維持することができる。
また、隣り合う縁石ブロツク10,10同士を
接続する場合、対向する縁石ブロツク端面間にモ
ルタルを入れて押圧すると、モルタルが透水性コ
ンクリート23の空隙内に侵入するので、両縁石
ブロツク10,10を簡単且つ強固に接続するこ
とができる。したがつて、設置作業も従来の縁石
ブロツクに比較して簡単である。
なお、被覆部材12は、上記実施例ではアルミ
ニウム製としたが、コンクリート部分11を保護
する機能を備えていればどのような材質でもよ
く、例えば強化プラスチツクなどでもよい。ま
た、コンクリート部分11は、上記実施例では被
覆部材12の係止片18,21との強度を高める
ために被覆部材12で囲まれる部分にモルタルベ
ース22を使用したが、コンクリート部分11全
体を透水性コンクリート23で構成してもよい。
〈考案の効果〉 以上説明したように本考案によれば、被覆部材
により上縁角部が保護されているので、破損し難
く、また被覆部材の係止片がコンクリート部分に
係止して反りや曲がりを防止しているので、陸上
競技場等級検定に必要な精度を長期間に渡つて維
持することができる。
また、透水性コンクリートの上部が地表で出る
ので、走路やフイールドに降つた雨水を上記透水
性コンクリートの内部を通して地中に浸透させる
ことができる。したがつて、高い排水性を期待で
きる。
更に、本考案に係る縁石ブロツクは、上部を被
覆部材で被覆するので、優れた美観を備えている
し、被覆部材の上面に溝を形成すると、表示プレ
ートを所定位置に簡単に止着することができる。
また、本考案に係る縁石ブロツクは、アルミニ
ウム等の金属製管材を地表から離隔した状態で設
ける区画部材に比較すると、安価である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る縁石ブロツクの斜視図、
第2図は本考案に係る縁石ブロツクの埋設した状
態における正面図、第3図及び第4図は従来の縁
石ブロツクの斜視図である。 図中、10は縁石ブロツク、11はコンクリー
ト部分、12は被覆部材、13は上面部分、14
は側面部分、15は溝、18は第1係止片、21
は第2係止片、22はモルタルベース、23は透
水性コンクリート、24は走路、25はフイール
ド、28は表示プレートである。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 陸上競技場のフイールドと走路との境界に設
    置するコンクリート製縁石ブロツクにおいて、
    内面から係止片を突設した断面略下向きコ字状
    の被覆部材をコンクリート部分の上端部分に設
    け、コンクリート部分は設置した状態で地表か
    ら出る高さから下方部分を透水性コンクリート
    により構成したことを特徴とする陸上競技場の
    縁石ブロツク。 (2) 被覆部材の上面に溝を全長に渡つて形成し、
    該溝内に表示プレートを止着してなる実用新案
    登録請求の範囲(1)に記載の縁石ブロツク。
JP3958088U 1988-03-28 1988-03-28 Expired - Lifetime JPH057283Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3958088U JPH057283Y2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3958088U JPH057283Y2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01147006U JPH01147006U (ja) 1989-10-11
JPH057283Y2 true JPH057283Y2 (ja) 1993-02-24

Family

ID=31266079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3958088U Expired - Lifetime JPH057283Y2 (ja) 1988-03-28 1988-03-28

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH057283Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01147006U (ja) 1989-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7556450B2 (en) Water collecting structure and drainage structure using the same
JPH057283Y2 (ja)
JP2849347B2 (ja) 透水性舗装用排水溝
JP2004244911A (ja) 透水舗装の排水構造及び縁石ブロック
JP3986665B2 (ja) 側溝用ブロック
JP2003213613A (ja) 道路境界ブロック付き水路構造
JP2002061273A (ja) 透水性舗装用側溝
JP4587430B2 (ja) 道路用側溝の設置構造
JP3876155B2 (ja) 歩車道境界用側溝ブロック
JP2002220870A (ja) 排水性舗装用側溝ブロック及び路面構造
JP3246772B2 (ja) 単位路盤材構成用枠体
JPH09158304A (ja) 路面の排水用暗渠及び路面の排水用暗渠の敷設方法
JP2003166206A (ja) 舗装道路の構造
JP3862493B2 (ja) 境界ブロック
JP2512469Y2 (ja) コンクリ―トu形排水溝
JP2003313933A (ja) 路面用排水流路製品
JPH11247277A (ja) 透水性道路に適用される排水用暗渠
JP2912325B1 (ja) 排水機能付き中央分離帯の施工方法およびそれに使用 する側壁ブロック
JP2585358Y2 (ja) 側溝用蓋
JP4154503B2 (ja) 排水舗装用側溝の排水フィルター
JPS6141826Y2 (ja)
JPS5931799Y2 (ja) 法面保護枠体
JP2000087440A (ja) 道路横断溝構造
JPS6157731A (ja) 側溝構築方法
JPH0637108Y2 (ja) 雨水等地下浸透用ボックスカルバ−ト