JPH0572143B2 - - Google Patents

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JPH0572143B2
JPH0572143B2 JP57202364A JP20236482A JPH0572143B2 JP H0572143 B2 JPH0572143 B2 JP H0572143B2 JP 57202364 A JP57202364 A JP 57202364A JP 20236482 A JP20236482 A JP 20236482A JP H0572143 B2 JPH0572143 B2 JP H0572143B2
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JP
Japan
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transmission
transmission device
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line
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JP57202364A
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JPS5991757A (ja
Inventor
Hajime Kurii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP57202364A priority Critical patent/JPS5991757A/ja
Publication of JPS5991757A publication Critical patent/JPS5991757A/ja
Publication of JPH0572143B2 publication Critical patent/JPH0572143B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/42Loop networks
    • H04L12/437Ring fault isolation or reconfiguration

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、ループ状に伝送路を構成しこの伝送
路を介して送受信するデータを制御する伝送装置
に関する。
〔発明の技術的背景〕
ループ状に伝送路を構成し、これに複数の伝送
装置を接続したシステムでは、各伝送装置が随意
に伝送路へデータを送信したのでは、伝送路上で
これらのデータが混信してしまうから、何らかの
手段により送信権を制御してやらなければならな
い。
これにはいくつかの方法があるが、本発明によ
る伝送装置は従来から知られているトークン受渡
し(token passing)方式を採用している。この
方式はシステム中にトークンと呼ぶ送信権がただ
1つあり、これを保持している伝送装置のみが送
信できるものである。トークンを保持しない伝送
装置は、トークンをもつ伝送装置からの送信デー
タを受取ることしか許されない。
ところがトークンそのものをどのようにしてシ
ステム中にただ1つだけ生成し、これをどのよう
にして伝送装置間で受渡すかについては一般的に
確立していない。
従来装置としては伝送路中に監視制御用の特別
の伝送装置を設け、この装置がトークンを生成
し、これを各伝送装置へ授受する制御を行なう。
〔背景技術の問題点〕
ところがこの装置あるいはこれにつながる伝送
路に異常があつたとき、システムが停止してしま
うためバツクアツプ用装置が不可欠であり、これ
ら2つの装置間の制御が複雑となる。
また、伝送装置の故障などにより、これを切離
したり、故障回復後これを伝送システムに組込む
制御も監視用装置が行なうが、故障装置と監視用
装置は距離が隔たつているため運用上不便となる
ことが多い。
このように、伝送制御を1個所で行なう伝送シ
ステムでは、システムの信頼度と、運用上の操作
性に問題があつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、従来装置の難点を克服し、電
源投入時や異常発生後に置ける立ち上げを容易に
したループ伝送システムを提供することにある。
〔発明の概要〕
本発明は、複数の伝送装置を伝送方向が互いに
逆向きの2重のループ状伝送路で接続し伝送の送
信権はシステム中に1つだけ存在するトークンを
受取ることにより確立するように制御するループ
伝送システムに関するもので、前記各伝送装置
は、各伝送装置が電源投入後の初期状態のときに
最先に伝送開始の起動要求があつた伝送装置、お
よび、故障部分切離による伝送再開時に各伝送装
置毎に予め動作時間が設定してある立ち上げタイ
マが最先にタイムオーバとなつた伝送装置を、そ
れぞれマスタチエツク状態に遷移させる手段と、
上記マスタチエツク状態において、トークンを生
成すると共に、他の伝送装置にテストフレームを
送信し、他の伝送装置からの確認応答を受信する
ことにより伝送路の状態を調べる回線調査手段
と、この回線調査手段により伝送可能と調査され
た伝送装置に回線構成データを送信し、全ての伝
送可能な伝送装置を経由して戻つた回線構成デー
タを受信することにより、データ送信可能なオン
ラインマスタ状態に遷移させる手段と、前記初期
状態および前記立ち上げタイマのカウント中に、
前記テストフレームを受信した伝送装置をスレー
ブチエツク状態に遷移させる手段と、このスレー
ブチエツク状態において、伝送方向上流側の伝送
装置から前記テストフレームが送信されてくると
その送信元に確認応答を送信すると共に伝送方向
下流の伝送装置に対してテストフレームを送信
し、かつ伝送方向下流の伝送装置からの確認応答
を受信するとこれを前記マスタチエツク状態の伝
送装置に通知する調査通知手段と、前記回線構成
データを受信することによりデータ受信可能なオ
ンラインスレーブ状態に遷移させる手段とを備え
たことを特徴とする。
〔発明の実施例〕
本発明の一実施例について、図面を参照して説
明する。
第1図aはこの実施例におけるループ伝送装置
を用いたシステム構成図である。伝送装置10は
データ伝送方向が互いに逆のR回線11、L回線
12と呼ぶ伝送路によつて結ばれ、2重ループ構
造を持つている。常時はR回線11によつて伝送
を行ない、R回線11あるいは伝送装置10に異
常が発生したとき、L回線12を使つてループバ
ツク伝送を行なうと共に、故障発生部分14の切
離しを行なう。
本発明による伝送装置は、それぞれが全く同等
の機能を備えている。送信権はシステム中に1つ
だけ存在するトークンを受取ることにより確立す
るトークン受渡し方式である。トークンを保持す
る伝送装置10は、他の伝送装置10へ通知すべ
きデータの伝送が完了したなら、R回線11を介
して次の伝送装置10へトークンを引渡す。
ここでは前者の装置を上流局、後者の装置を下
流局と呼ぶことにする。
また、トークンを保持する伝送装置をマスタ、
これ以外の装置をスレーブと呼ぶ。
従つて、伝送制御する上で特別に設けられた装
置は存在しない。トークンを受取つた伝送装置1
0は、送信すべきデータがないときトークンを直
ちに下流局へ引渡す。全ての伝送装置が送信すべ
きデータを持たないときは、トークンのみが伝送
路を循環していることになる。
伝送形態は特定の伝送装置間でデータ伝送を行
なうn:n伝送と、マスタ伝送装置から送信した
データを全てのスレーブ伝送装置が受取るブロー
ドキヤスト伝送つまり同報伝送のいずれも可能で
ある。これらの識別は後述する伝送フレーム13
の第2部分SAにて行なう。
n:n伝送では、スレーブ伝送装置10が正し
くデータを受信したことの確認応答をとる。一
方、ブロードキヤスト伝送では、それぞれのスレ
ーブ装置からの確認応答はとらない。マスタ装置
は送信したデータが全てのスレーブ装置を経由し
て戻つて来たとき、この受信データと送信したデ
ータを比較して、一致していることをもつて正し
く伝送されたとみなす。
第1図bは伝送路が故障したときの伝送形態を
示している。
伝送路は2重ループ構成となつているから、故
障発生点14の両端の伝送装置10(STNiおよ
びSTNi+1)は、R回線11、L回線12で受信
したデータを反対側の回線へ送信している例を示
している。
第2図は伝送路を流れるデータの形式を示す図
で、これを参照して伝送装置10間で受渡される
データの形式について説明する。
伝送フレーム13は6つの部分(フイールドと
云う)から成立つている。
第1の部分はコマンドCMDである。これは伝
送フレーム13の内容を識別するためのもので、
テスト(TEST)、回路構成(CNF)、テキスト
(TEXT0)、再送テキスト(TEXT1)、トークン
(TOKEN)、確認応答(ACK)、否定応答
(NAK)のいずれかが入る。
第2の部分SAは伝送フレームを受取るべき伝
送装置を指定するためのもので、この値が“0”
のときのみすべての伝送装置が受取る伝送フレー
ムすなわちブロードキヤスト伝送であることを示
す。
第3の部分PAは伝送フレームを送信するマス
タの伝送装置のアドレスを表わす。
第4の部分Nはこれに続くテキスト部TEXT
のデータ長を指定するところである。
第5の部分のテキスト部TEXTはマスタより
スレーブに伝送したい情報が入るところである。
最後のチエツク部BCCは伝送フレームのビツ
ト誤りを検出するためにある。
第3図は本発明による伝送装置の内部構造を示
す図である。
1つの伝送装置10内部での伝送データの流れ
を第3図を参照して説明する。
まず、スレーブ状態にあり、伝送フレーム13
の第1の部分CMDの内容がTEXT0,TEXT1の
ときの動作を説明する。
スレーブ状態の伝送装置10は、R回線11を
介してデータが送られてくるから、受信制御回路
103の働きにより受信バツフア101へこれを
書き込む。伝送フレーム13の第2の部分SAが
“0”でブロードキヤスト伝送、あるいは自分の
伝送装置のアドレスと異なるときは、直ちに受信
したデータをそのまま送信制御回路104を通し
てR回線11へ送出する。自分のアドレスであつ
たときは、受信バツフア101へ書込まれたデー
タの誤りがないかを、伝送フレーム13の第6の
部分BCCを使つて調べる。正しく受信した場合
は送信制御回路104を通して伝送フレーム13
の第1の部分CMDをACK、第2の部分SAをマ
スタのアドレス、すなわち受信した伝送フレーム
13の第3の部分PAの値、第3の部分PAを自分
のアドレスとして送出する。
ブロードキヤスト伝送あるいは自分宛に送られ
てきたデータは受信バツフア101の中にある。
このデータは伝送装置10に接続されている機器
へ送信制御回路108を通して渡す。
第1図bのようにループバツク伝送をしている
ときはL回線12にもデータが流れる。このとき
受信制御回路106から受信したデータはそのま
ま送信制御回路105を通して次の伝送装置10
へ送出する。
次にマスタ状態にある伝送装置10がデータを
送信するときの動作を同一図面を参照して説明す
る。
送信すべきデータは伝送装置10に接続されて
いる機器から受信制御回路107を介して送信バ
ツフア102へ書込まれているものとする。送信
バツフア102への書込みは伝送装置10がマス
タ、スレーブいずれの状態でも可能である。
送信すべきデータは伝送フレーム13の第5の
部分TEXTに入り、その他の部分は伝送装置1
0が生成する。もしこのデータを特定の伝送装置
に送りたいときは、伝送フレーム13の第2の部
分SAをそのアドレスに設定する。全てのスレー
ブへ送りたいときは、この値を“0”にしてブロ
ードキヤスト伝送とする。このようにして伝送フ
レーム13を組立てると、切替スイツチ109、
送信制御回路104を介してR回線11へ送信す
る。
送信したデータが正しく受取られたかの確認法
は、ブロードキヤスト伝送と、n:n伝送では異
なる。ブロードキヤスト伝送では、全てのスレー
ブ伝送装置を経由して戻つて来たとき、このデー
タを受信制御回路103を介して受信バツフア1
01へ書込む。この内容と送信バツフア102の
内容が一致していれば、正しく伝送されたものと
みなす。n:n伝送では受信したスレーブ伝送装
置から送られてくる確認応答ACKがついた伝送
フレーム13を、受信制御回路103から受けた
とき正しく伝送されたとする。
送信権を持つのはトークンを保持するマスタの
伝送装置である。マスタ伝送装置は送信が完了す
ると伝送フレーム13の第1の部分CMDをトー
クンTOKENとして送信制御回路104を介して
R回線11へ送出する。トークンを受信した伝送
装置10は、自分の装置の送信バツフア102に
送信データがあるときは、前述のマスタ処理を実
施する。送信データがないときは、受信したトー
クンを直ちに送信制御回路104を介してR回線
11へ送出する。
ところで1つの伝送装置10の動作を厳密かつ
解り易く表現するために、これの動作の状態を複
数に分割し、それぞれの状態での詳細な動作と状
態の遷移として述べるのが適している。本発明に
よる伝送装置10においてもこれに従い、第4図
に示す状態遷移図を参照して説明する。
全ての伝送装置10は下記のいずれか1つの状
態をとることができる。状態間の遷移は第4図の
経路Pijで示す。
0:オフ……電源断状態 1:ウエイト……初期化処理完了し、自己診断結
果が正常であつたとき。
2:マスタチエツク……テストフレームを送信
し、稼動可能な回路を調べ、回線構成データを
つくる、このデータを稼動可能な伝送装置10
へ送信する。
トークンを生成する。
3:スレーブチエツク……テストフレームの受信
処理。
4:オンラインマスタ……トークンを保持する伝
送装置。自分の伝送装置内に送信すべきデータ
があるときは伝送フレーム13に組立てて送信
する。
5:オンラインスレーブ……オンラインマスタ4
から送られてくる伝送フレーム13を受信す
る。
6:ダウン……回線異常となつた状態。
すでに述べた伝送装置10の動作は、伝送が正
常に行なわれているときの定常状態における動作
である。
第4図は第3図の伝送装置の動作を状態遷移図
で示した図である。
この第4図の状態遷移図では、マスタと呼ぶ送
信権を持つ伝送装置10はオンラインマスタ4の
状態にあり、スレーブと呼ぶデータを受信する伝
送装置10はオンラインスレーブ5の状態にあ
る。マスタがトークンを下流のスレーブである伝
送装置10へ渡したときの経路はP45、これをス
レーブが受けたときの確認手段の経路はP54であ
る。
次に、本発明の伝送装置10の回線を立上げる
ときの動作を述べる。
回線を立上げる動作は次の2つのときに起こ
る。
オペレータの操作などにより、全ての伝送装
置の電源が投入されたとき。
回線に故障が発生し、伝送装置の故障検出機
能によりこの故障部分が切り離された後、オペ
レータの指示等により、正常な部分だけで伝送
を開始させるとき。
先ず、の場合について、第5図のフローチヤ
ートにおける各ステツプを参照して説明する。
それぞれの伝送装置は、オペレータの操作等に
より、電源が投入されると、自分の装置の初期化
と自己診断を実施する(B1)。これは第4図のオ
フ0の状態である。自己診断により正常と判定さ
れたなら経路P01を通つてウエイト状態1へ遷移
する(B2)。
ウエイト状態1では伝動開始の起動要求がある
か調べる。起動要求としては伝送装置10に付属
するスタートスイツチをオペレータが押したとき
や、伝送装置10に接続している機器から送られ
てくるデータなどがあるが、要求の仕方は本発明
に含まれない。
たとえばスタートスイツチが押されていたな
ら、その装置は直ちに経路P12を通してマスタチ
エツク状態2に遷移する。スタートスイツチが押
されていなければ、これが押されるまであるいは
他の伝送装置10から伝送フレーム13の第1の
部分CMDがテスト(TEST)であるデータ(以
下テストフレームと呼ぶ)の受信を待つ。
マスタチエツク状態2では回線テストを実施す
る。回線テストとはR回線11とL回線12を使
つて、他の伝送装置10と伝送路の状態を調べ
(B3)、伝送可能な回線状態を表わす回線構成デ
ータを生成する(B4)動作を言う。回線テスト
が始まるとマスタチエツク状態2の伝送装置10
はテストフレームを送信する(B3)から、ウエ
イト状態1の伝送装置10は経路P13を通して
すべてスレーブチエツク状態3へ遷移する
(B6)。回線テストの詳細については後述する。
回線テストにより回線構成データをつくると、
R回線11とL回線12から成るループ状伝送路
とこれに接続されている全ての伝送装置10が第
1図aのように正常であるときは、R回線11を
介して全ての伝送装置10へ回線構成データを送
る(B5)。第1図bのように伝送路に異常がある
ときは、マスタチエツク状態2の装置がSTN0
あるとすると、スレーブチエツク状態3の伝送装
置STNiまではR回線11で、スレーブチエツク
状態3の伝送装置STNi+1まではL回線12を介
して回線構成データを送る。
回線構成データは伝送フレーム13の第5の部
分TEXTに入れられ、第1の部分CMDは回線構
成(CNF)、第2の部分SAはブロードキヤスト
伝送の“0”である。マスタチエツク状態2の伝
送装置10は前記伝送フレーム13を送信制御回
路104を介してR回線11に送出し、伝送可能
な全てのスレーブチエツク状態3の伝送装置10
を経由して戻つて来たこのデータを受信制御回路
103を介して受信バツフア101へ書込む。先
に送出した伝送フレームと受信バツフアの内容を
比較し、一致していれば回線構成データが正しく
送信されたものとみなし、第4図の経路P24を経
由してオンラインマスタ4の状態へ遷移する
(B9)。一方スレーブチエツク3の伝送装置10
は回線構成データを受信すると(B7)、経路P35
を経由してオンラインスレーブ5の状態へ遷移す
る(B12)。
これによつて回線の立上げが完了し、以後の動
作はトークンが回線上を循環し、オンラインマス
タ4とオンラインスレーブ5の状態間の遷移が発
生する(B10,B11,B13,B14)。
次に、回線立上げの前記の場合について述べ
る。
オンラインマスタ状態4とオンラインスレーブ
状態5で伝送を行なつているとき回線に異常が発
生することがある。
異常としては次のものがある。
○ア 伝送路の断、伝送装置の故障により伝送がで
きなくなつた。
○イ 伝送路に雑音が混入し、伝送データのビツト
誤りが発生した。
○ウ トークンの消滅。
○エ トークンが複数発生し、それぞれの伝送装置
が送信した。
オンラインマスタ状態4の伝送装置10の故障
を除く○アと○イの場合は、オンラインマスタ状態4
の伝送装置10はこれらの異常を検出できる。
異常を検出したら第4図の経路P42を経由して
マスタチエツク状態2に遷移し、異常部分の発見
をするため回線チエツクを行なう。その他のオン
ラインスレーブ状態5の伝送装置10は回線チエ
ツクが始まると、経路P53を経由してスレーブチ
エツク状態3へ遷移する。これ以後の動作はすで
に述べたから省略する。
オンラインマスタ状態4の伝送装置が故障した
り、トークンを伝送しているときにビツト誤りが
あると、○ウのトークンの消滅が起こる。また何ら
かの原因により○エが発生する可能性がある。この
とき経路P46,P56を経由して、全ての伝送装置1
0はダウン状態6へ遷移する。各伝送装置10は
受信待状態で立上げタイマ(図示していない)を
起動する。立上げタイマはそれぞれの伝送装置1
0で異なる値を持ち、この時間TM0は TM0=k×伝送装置10のアドレスの値 (秒) である。kの値は伝送装置10の動作速度、伝送
路の遅延時間、回線に接続されている伝送装置1
0の数などによつて決められる。
立上げタイマがタイムオーバとなつた伝送装置
10は経路P62を経由してマスタチエツク状態2
に遷移し、直ちに回線チエツクに入る。立上げタ
イマがタイムオーバとなつていない他の伝送装置
10は、マスタチエツク状態2の伝送装置10か
らテストフレームを送つて来るから、このタイマ
を停止させ、経路P63を経由してスレーブチエツ
ク状態3へ遷移する。これ以後の動作はすでに述
べたので省略する。
最後に回線テストの動作を第6図を参照して説
明する。
まず、マスタチエツク状態2の伝送装置
MASTERによる調査手段を説明する。伝送装置
MASTERはまずR回線11からテストフレーム
F01を送信し、下流の伝送装置SLAVE1からL回
線12を介して伝送フレーム13の第1の部分
CMDが確認応答(ACK)なるデータ(以後、確
認応答フレームと呼ぶ)F11の受信を待つ。予め
定められた時間TM1以内に応答がないときは、
当該伝送装置あるいはその間のR回線11、L回
線12に異常があるものとみなす。雑音などによ
り過渡的な誤りを救うため応答がないときは同一
のテストフレームF01を複数回再送する。
下流の伝送装置SLAVE1はテストフレームF01
を受信すると、自分の装置アドレスを伝送フレー
ム13の第3の部分PAに入れて確認応答フレー
ムF11を上流局へ送信する。これを確認応答手段
と呼ぶ。上流局MASTERは、この確認応答フレ
ームF11を受取ると、調査要求用の確認応答フレ
ームF02を送信する。下流局SLAVE1はこのフレ
ームF02を受信すると、上流局MASTERが行な
つた調査手段と同一の調査手段を下流局
SLAVE2に対して実施する。すなわち、上流局
MASTERは、下流局SLAVE1およびその間の伝
送路が正常の場合、下流局SLAVE1に対して、
それに隣接する下流局SLAVE2を調査すること
を要求する。このため、伝送装置SLAVE1は、
上流側からの上記調査要求用の確認応答フレーム
F02を受信することにより、下流の伝送装置
SLAVE2に対してテストフレームF12を送信し、
下流の伝送装置SLAVE2から確認応答フレーム
F21が送られてくるのを待つ。
次に、下流局の調査通知手段を説明する。すな
わち、伝送装置SLAVE1は、下流に隣接する伝
送装置SLAVE2から確認応答フレームF21を受信
すると、これを正常との判断結果としてマスタチ
エツク状態2の伝送装置MASTERへL回線12
を介して送る。以下全てのスレーブチエツク状態
3の伝送装置SLAVEiについて上述と同様の動作
を実施する。
このようにしてマスタチエツク状態2の伝送装
置MASTERは、確認応答フレームF11,F21
F31から伝送可能な回線状態を表わす回線構成デ
ータを生成する。
〔発明の効果〕
かくして本発明によれば、回線に監視制御用の
伝送装置を特別に設けなくても、立上げが円滑か
つすみやかに行なうことができ、立上げに特別な
装置を用いなくても簡易な処理で実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,bは本発明による伝送装置を接続し
たときの全体のブロツク図、第2図は伝送路を流
れるデータの形式を示す図、第3図は本発明の一
実施例における伝送装置の内部構成を表わすブロ
ツク図、第4図は第3図の装置の動作の状態遷移
図、第5図は立上げの動作を示す流れ図、第6図
は回線テスト動作時に伝送路を流れるデータのタ
イミング図である。 10……伝送装置、11……R回線、12……
L回線、13……伝送フレーム、14……故障発
生部分、101……受信バツフア、102……送
信バツフア、103,106,107……受信制
御回路、104,105,108……送信制御回
路、109……切替えスイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 複数の伝送装置を伝送方向が互いに逆向きの
    2重のループ状伝送路で接続し伝送の送信権はシ
    ステム中に1つだけ存在するトークンを受取るこ
    とにより確立するように制御するループ伝送シス
    テムにおいて、 前記各伝送装置は、 各伝送装置が電源投入後の初期状態のときに最
    先に伝送開始の起動要求があつた伝送装置、およ
    び、故障部分切離による伝送再開時に各伝送装置
    毎に予め動作時間が設定してある立ち上げタイマ
    が最先にタイムオーバとなつた伝送装置を、それ
    ぞれマスタチエツク状態に遷移させる手段と、 上記マスタチエツク状態において、トークンを
    生成すると共に、他の伝送装置にテストフレーム
    を送信し、他の伝送装置からの確認応答を受信す
    ることにより伝送路の状態を調べる回線調査手段
    と、 この回線調査手段により伝送可能と調査された
    伝送装置に回線構成データを送信し、全ての伝送
    可能な伝送装置を経由して戻つた回線構成データ
    を受信することにより、データ送信可能なオンラ
    インマスタ状態に遷移させる手段と、 前記初期状態および前記立ち上げタイマのカウ
    ント中に、前記テストフレームを受信した伝送装
    置をスレーブチエツク状態に遷移させる手段と、 このスレーブチエツク状態において、伝送方向
    上流側の伝送装置から前記テストフレームが送信
    されてくるとその送信元に確認応答を送信すると
    共に伝送方向下流の伝送装置に対してテストフレ
    ームを送信し、かつ伝送方向下流の伝送装置から
    の確認応答を受信するとこれを前記マスタチエツ
    ク状態の伝送装置に通知する調査通知手段と、 前記回線構成データを受信することによりデー
    タ受信可能なオンラインスレーブ状態に遷移させ
    る手段と、 を備えたことを特徴とするループ伝送システム。
JP57202364A 1982-11-18 1982-11-18 ル−プ伝送装置 Granted JPS5991757A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57202364A JPS5991757A (ja) 1982-11-18 1982-11-18 ル−プ伝送装置

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