JPH0865329A - 伝送制御方式 - Google Patents

伝送制御方式

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JPH0865329A
JPH0865329A JP6199662A JP19966294A JPH0865329A JP H0865329 A JPH0865329 A JP H0865329A JP 6199662 A JP6199662 A JP 6199662A JP 19966294 A JP19966294 A JP 19966294A JP H0865329 A JPH0865329 A JP H0865329A
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JP
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transmission
control device
data
transmission control
connection
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JP6199662A
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Nobuhisa Kobayashi
延久 小林
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データ伝送システムを構成する一部の装置の
異常をシステム全体に波及させることのない伝送システ
ム構成可能な伝送制御方式。 【構成】 データ伝送システムは、共通な伝送媒体5
A、5Bに接続される複数の伝送制御装置1A〜4A、
1B〜4Bと、これらの装置に接続されるプロセス制御
装置により構成される。伝送媒体と伝送制御装置との間
には、接続制御装置10A〜40A、10B〜40Bが
設けられる。接続制御装置は、伝送制御装置の動作状態
を監視し、伝送制御装置の異常を検出した場合は、伝送
制御装置が伝送媒体上にデータを送出するため、接続制
御装置に伝送媒体との接続要求を出しても、この要求を
無視し、伝送媒体への接続を行わせないよう制御する。
また、正常な伝送制御装置は、伝送媒体上に異常データ
が継続して存在する場合、伝送システムの伝送性能が低
下しないようにその異常データの消去を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の伝送制御装置を
それらに共通な伝送媒体に接続して構成される伝送シス
テムにおける伝送制御方式に係り、特に、伝送制御装置
に発生した異常を共通な伝送媒体を介して他の正常な伝
送制御装置に波及させないよう制御することができる伝
送制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複数の制御装置相互間でデータ
送受信を行うデータ伝送システムは、各制御装置相互間
を共通な伝送媒体により接続し、各制御装置毎または主
要制御装置毎に伝送制御装置を設けて、共通な伝送媒体
上に伝送されるデータの制御を行っている。共通な伝送
媒体に対する伝送制御装置の接続形態は、種々存在する
が、ここでは、ループ状の伝送路を使用する伝送システ
ムを例として説明する。
【0003】従来技術によるループ伝送路を用いる伝送
システムは、ループ伝送路に接続された複数の伝送制御
装置のそれぞれにおけるデータの送受信のタイミングの
決定及びループ伝送システムの部分的故障対策のため
に、伝送制御装置の1つをマスタ伝送制御装置とし、他
の伝送制御装置をスレーブ伝送制御装置として、前者の
マスタ伝送制御装置がループ全体の伝送状況の把握を行
うことにより、前述した送受信タイミングの決定、及び
ループ伝送システムの故障対策を行うというものであ
る。
【0004】このため、前述したようなループ伝送シス
テムは、マスタ伝送制御装置が大型の装置になると共
に、マスタ伝送制御装置が故障した場合には、データの
伝送が全く不可能になるという問題点を有している。
【0005】前述の問題点を解決することができる従来
技術として、例えば、特開昭56−40344号公報等
に記載された二重ループ伝送システムが知られている。
【0006】以下、この種の従来技術を図面により説明
する。
【0007】図5は従来技術による二重ループ伝送シス
テムの構成例を示すブロック図、図6は伝送路上を伝送
されるデータのフォーマットの例を示す図である。図5
において、1A〜4A、1B〜4Bは伝送制御装置、5
A、5Bはループ伝送路、6〜9は迂回用伝送路、10
〜13はプロセス制御装置、14A〜17A、14B〜
17Bは端末伝送路である。
【0008】図5に示す伝送システムは、ループ伝送路
5Aと、この伝送路5Aに接続されている伝送制御装置
1A〜4Aと、ループ伝送路5Bと、この伝送路5Bに
接続されている伝送制御装置1B〜4Bと、データ伝送
システムを利用して実際にデータの送受信を行ってデー
タ処理を行う伝送システムの端末としてのプロセス制御
装置10〜13とを備え、伝送制御装置1Aと1Bとの
間、2Aと2Bとの間、3Aと3Bとの間、4Aと4B
との間が、迂回用伝送路6〜9により接続され、プロセ
ス制御装置10と伝送制御装置1A、1Bとが端末伝送
路14A、14Bにより接続され、プロセス制御装置1
1と伝送制御装置2A、2Bとが端末伝送路15A、1
5Bにより接続され、プロセス制御装置12と伝送制御
装置3A、3Bとが端末伝送路16A、16Bにより接
続され、プロセス制御装置13と伝送制御装置4A、4
Bとが端末伝送路17A、17Bにより接続されて構成
されている。
【0009】そして、ループ伝送路5Aと5Bとの伝送
方向は、矢印で示すように互いに反対方向にされてお
り、また、各伝送制御装置1A〜4A、1B〜4Bは、
全て同一の構成を有し、それぞれ送受信機能を有してい
る。
【0010】前述した構成を備える従来技術によるルー
プ伝送システムは、全ての伝送制御装置1A〜4A、1
B〜4Bが正常である場合、一方のループ伝送路、例え
ば、伝送路5Aとこの伝送路5Aに接続されたた伝送制
御装置1A〜4Aによってデータ伝送が行われる。そし
て、そのうちのいずれかの伝送制御装置が故障した場
合、その故障した伝送制御装置を除くように、他方のル
ープ伝送路5Bで迂回路を形成してデータ伝送を継続す
ることが可能である。
【0011】また、この伝送システムは、各伝送制御装
置が全て平等な関係にあり、ある伝送制御装置がデータ
を送信しようとする場合、その伝送制御装置は、受信側
の伝送制御装置の状態を確認することなく、ループ伝送
路上にデータを送出し、受信側の伝送制御装置は、その
データに付加された識別コードにより、そのデータが自
伝送制御装置に受信することが必要であるか否かを判断
し、必要なものであれば取り込むようにされている。
【0012】識別コードが付加されたデータの伝送フォ
ーマットは、例えば、図6に示すように構成されてい
る。すなわち、伝送フォーマットは、データの開始部で
あることを示す開始フラグ領域18、送信するデータの
内容を示す機能コード領域19、データの送信元を示す
送信元アドレス領域20、データ伝送用の制御情報領域
21、実際に送信すべきデータの領域22、伝送中のエ
ラー検出のためのFCSコード領域23、及び、データ
の終了を示す終了フラグ領域24により構成されてい
る。
【0013】前述のフォーマットにおいて、機能コード
領域19は1バイトであり、256種類のコードが許さ
れ、送信元アドレス領域20も1バイトであり、256
個の伝送制御装置を識別できる。制御情報領域21も1
バイトであり、この領域は、データの二重受信を防止す
るための通番及びデータの伝送に迂回が生じたときの迂
回制御用のカウンタから成っている。送信データ領域2
2は、最大256バイトまでの可変長のデータを収容す
ることが可能であり、FCSコード領域23は2バイト
である。
【0014】送信すべきデータは、前述したような開始
フラグ18から終了フラグ24に囲まれたものが1つの
伝送単位とされたフォーマットでループ伝送路上に送出
される。従って、各伝送制御装置は、その機能コード1
9により、そのデータ22が自伝送制御装置に必要なも
のか否かを判断し、必要なもののみを取り込むことがで
きる。また、各伝送制御装置は、そのデータの送信元ア
ドレス20が自伝送制御装置のものであると判定したと
き、そのデータがループ伝送路を一巡して戻ってきたも
のとして、そのデータを消去することになる。
【0015】各伝送制御装置は、自伝送制御装置からデ
ータを送信中か否かによって2つのモードをとる。すな
わち、自伝送制御装置からデータを送信していないとき
は、ループ伝送路から入ってくるデータをストアするこ
となく次々にループ伝送路上へ送り出す。これをスルー
通信モードという。一方、自伝送制御装置からデータを
送信しているときは、ループ伝送路から入ってくるデー
タは自伝送制御装置内に一旦ストアし、自伝送制御装置
からの送信が終了した時点で、そのデータをループ伝送
路に送り出す。これをストアアンドフォワード通信モー
ドという。そして、いずれのモードの場合にも、ループ
伝送路からのデータが自伝送制御装置に必要なものであ
るときは、そのデータを取り込む。
【0016】図5に示す従来技術によるデータ伝送シス
テムは、前述したような2つのモードを採用することに
より、データの伝送効率の向上を図ることができるもの
である。
【0017】次に、図5に示した二重ループ伝送路を有
するデータ伝送システムの具体的な動作について説明す
る。
【0018】図5に示すデータ伝送システムにおいて、
いま、伝送制御装置1Aからデータが送信されたとす
る。このデータは、ループ伝送路5Aを一巡して伝送制
御装置1Aに戻ってくる。この間、他の伝送制御装置2
A、3A、4Aは、そのデータに付加された機能コード
によりそのデータの必要性を判断し、必要と判断すれば
そのデータを自装置に取込む。その際、例えば、2番
目、3番目の伝送制御装置2A、3Aが、自伝送制御装
置からデータの送信を行っていないとすると、これらの
装置2A、3Aは、スルー通信モードで動作する。ま
た、4番目の伝送制御装置4Aが、自伝送制御装置から
データの送信を行っていたとすると、この伝送制御装置
4Aは、ストアアンドフォワード通信モードで動作す
る。そして、送信元の伝送制御装置1Aに戻ってきたデ
ータは、その送信元アドレスが自伝送制御装置のもので
あることにより、この伝送制御装置1Aで消去される。
【0019】また、伝送制御装置1Aからデータを送信
したところ、3番目の伝送制御装置3Aが故障していた
とする。データを送信した送信元の伝送制御装置1A
は、送信したデータが戻ってこないことにより、どこか
に故障が発生していることを知る。これにより、伝送制
御装置1Aは、チェック信号を送出して故障箇所をつき
とめ、他方のループ伝送路5Bを使用して、その故障箇
所を避けた迂回路を形成する。
【0020】この場合、3番目の伝送制御装置3Aが故
障しているとしたので、伝送制御装置1Aから送信され
たデータは、2番目の伝送制御装置2Aから迂回用伝送
路7を介して伝送制御装置2Bにより中継され他方のル
ープ伝送路5Bを逆回りに迂回して伝送制御装置4Bに
達し、さらに迂回用伝送路9を通って伝送制御装置4A
により中継され、再びループ伝送路5Aを通って送信元
の伝送制御装置1Aに戻る。
【0021】前述した従来技術によるループ伝送システ
ムは、前述のような経路をとることにより、故障箇所だ
けを除いてデータ伝送の機能を確保することができる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術によ
るデータ伝送システムは、ループ伝送路上に異常が発生
すると、伝送制御装置相互間の制御によって自動的に迂
回路を構成し、データ伝送機能を継続することができ
る。しかし、このデータ伝送システムは、伝送データが
迂回路上を流れるために、伝送経路が長くなり、伝送制
御装置相互間のデータ伝送の遅延時間が増大するという
問題点を有している。
【0023】また、前述の従来技術は、伝送路上に迂回
路が構成されている状態において、さらに、伝送路上の
別な箇所に異常が発生すると、ループ伝送路が2つに分
割され、分割された伝送路のそれぞれに属する伝送制御
装置相互間におけるデータ伝送を行うことができないと
いう問題点を有している。
【0024】このため、前述の従来技術は、伝送システ
ム全体に共通な資源である伝送路、伝送制御装置と、伝
送制御装置に接続されるプロセス制御装置とを粗に結合
し、これにより、プロセス制御装置等の運転状態、装置
異常が、伝送制御装置、伝送路に影響を及ぼさないよう
に構成されている。
【0025】しかし、前述した従来技術は、伝送制御装
置が、伝送路に直接接続されているため、伝送制御装置
の異常が、即座に、伝送路の迂回発生に結びつくことに
なるという問題点を有している。
【0026】また、前述した従来技術は、伝送制御装置
に直接異常が発生しない場合にも、プロセス制御装置に
異常が発生すると、伝送路に異常が発生したのと同様な
現象が発生するという問題点を有している。
【0027】すなわち、プロセス制御装置に異常が発生
すると、これに接続される伝送制御装置は、プロセス制
御装置に対して伝送路からの受信データの受け渡しを行
うことができなくなる。このため、異常なプロセス制御
装置に接続されている伝送制御装置は、一旦、伝送路上
のデータのうちプロセス制御装置に送るべきデータを伝
送制御装置内に蓄積する。しかし、伝送制御装置内にお
けるデータ格納エリアが満杯となり、伝送制御装置内に
プロセス制御装置に送るべきデータを蓄積できなくなる
と、その伝送制御装置は、蓄積することができなかった
データの送信元の伝送制御装置に対してそのデータを受
信することができなかったことを知らせるため、伝送路
上のデータを壊し、蓄積できなかったデータの送信元の
伝送制御装置にそのデータが一巡して帰還することが阻
止されてしまう。
【0028】このため、データ送信元の伝送制御装置
は、自装置が発信したデータの一巡帰還タイムアウトを
検出しデータの再送を行い、規定回数のデータ再送にも
失敗すると、伝送路状態をチェックするデータの送信が
行われ、異常なプロセス制御装置が接続された伝送制御
装置の前後の伝送制御装置により迂回路を構成すること
になる。このような現象は、物理的に、伝送路に切断等
が発生したのと同様な現象となる。
【0029】前述では二重ループ伝送システムの問題点
を説明したが、このような問題点は、二重ループ伝送シ
ステムに限らず、例えば、一重ループ伝送システム、有
端状の伝送システム、伝送制御装置が全て均一でなく、
送受信機能を持つものと受信機能のみを持つものとが混
在する伝送システム等の伝送路からデータを取り込み、
その識別コードを判断して、それを送出するタイプの伝
送制御装置を有する伝送システムに共通の問題点であ
る。
【0030】本発明の目的は、前述した従来技術の問題
点を解決し、伝送システムを構成する一部の装置の異常
に対し、伝送システムをよりタフに構成することがで
き、伝送システムを構成する装置の異常により発生する
異常データを削除し、伝送システムの安定稼働を図るこ
とを可能にした伝送制御方式を提供することにある。
【0031】また、本発明の目的は、伝送システムの工
事性をも向上させることができる伝送制御方式を提供す
ることにある。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、伝送制御装置及び該装置に接続されるプロセス制御
装置の異常により、伝送システム全体が影響を受けて、
データ伝送システムのデータ伝送性能が低下するのを抑
えるため、伝送制御装置と伝送路との間に、伝送制御装
置の動作状態を監視する手段を有する接続制御装置を設
け、この接続制御装置が、伝送制御装置、プロセス制御
装置の異常を検出したとき、その伝送制御装置を伝送路
から切り離すようにすることにより達成される。
【0033】また、前記目的は、前述の制御により、異
常な伝送制御装置が伝送システムから切り離されるタイ
ミングの関係で、伝送路上を発信元の無くなったデータ
が無限に循環することがあるので、これを防止するため
に、伝送制御装置の全てに、伝送路上を流れるデータを
監視する手段を設け、何らかの異常により、伝送路上を
規定時間以上存在するデータがある場合、そのデータを
消去する手段を設け、異常なデータを伝送路から削除す
るようにすることにより達成される。
【0034】
【作用】本発明は、前述の構成により、接続制御装置
が、伝送制御装置を常時監視し、伝送制御装置自体の故
障、または、伝送制御装置に接続されるプロセス制御装
置の異常を監視し、これらの装置に異常が発生したこと
を検出した場合、異常な伝送制御装置、あるいは、異常
なプロセス制御装置が接続されている伝送制御装置の伝
送路への接続を行わないようにしている。
【0035】すなわち、接続制御装置は、通常、伝送路
からの受信信号、伝送路への送信信号をこの接続制御装
置内で接続すると共に、受信信号を伝送制御装置に接続
し、伝送路上のデータの伝送制御装置への受け渡しのみ
行っている。また、伝送制御装置内にデータの送信要求
が発生すると、伝送制御装置は、データを伝送路上へ送
出するため、接続制御装置に対してデータ送信要求信号
を発行し、接続制御装置内の伝送路の送信、受信信号線
の接続を切り離し、伝送制御装置からの送信信号線を伝
送路の送信信号線に接続することを求める。
【0036】接続制御装置は、この要求を受け入れる
と、伝送制御装置の送信信号を伝送路に接続する。しか
し、接続制御装置は、伝送制御装置の異常を検出する
と、伝送制御装置の要求を許可せず、伝送路の受信、送
信信号線を常に接続したままとして、伝送路上の信号の
再生中継を行う。
【0037】従って、本発明は、異常な伝送制御装置の
影響を伝送路に及ぼすことがなく、伝送路の迂回を発生
させることもない。
【0038】また、伝送制御装置は、常に、伝送路上の
データを受信することができるので、伝送路上に異常な
データが所定時間以上継続して存在する場合、正常な伝
送制御装置は、自発信データの送信のためでなく、伝送
路上から、異常なデータの消去のために、接続制御装置
に対してデータ送信要求信号を発行し、伝送路を接続制
御装置内で分断し、自伝送制御装置内でデータの中継処
理を行うことなく、この異常データを削除することがで
きる。
【0039】本発明は、前述したように制御されるの
で、伝送制御装置のストアアンドフォワード通信モード
において、受信データの一部、例えば、特定ビットが破
壊されたものの、データの内容の正しさを検討するFC
Sコード等が正常な場合に、そのデータの発信元の伝送
制御装置が無くなった場合にも、そのデータを削除する
ことができ、このようなデータが伝送路上を無限に循環
することをも防止することができる。
【0040】さらに、本発明は、伝送制御装置と伝送路
との間に、接続制御装置が設けられているため、伝送路
として使用される伝送媒体の工事取扱いの作業性の向上
を図ることができる。
【0041】すなわち、伝送媒体が光ケーブル、同軸ケ
ーブル等の曲げ半径等を規制されるものである場合、伝
送制御装置にこれら伝送媒体を直接、引き込んで接続す
ることが困難な場合がある。本発明は、このような場
合、接続制御装置を工事の容易な場所に設置し、接続制
御装置と伝送制御装置とを工事の容易な、例えば、メタ
ルペアケーブルで接続することができ、これにより、作
業の容易化、システムの配置の柔軟性の向上を図ること
ができる。
【0042】
【実施例】以下、本発明による伝送制御方式の一実施例
を図面により詳細に説明する。
【0043】図1は本発明を適用した伝送システムの一
実施例の構成を示すブロック図、図2は伝送制御装置の
構成を示すブロック図、図3は接続制御装置の構成を示
すブロック図、図4は伝送制御装置の動作を説明するフ
ローチャートである。図1〜図3において、10A〜4
0A、10B〜40Bは接続制御装置、34はシフトレ
ジスタ、35はコードレジスタ、36は判定回路、37
は判定手段、38は制御用コンピュータ、39はデータ
送受信回路であり、40はクロック発振回路、41は受
信用データ転送回路、42は受信データバッファ、43
は送信データバッファ、44は送信用データ転送回路、
51は状態信号発生回路、52はデータ送信要求信号発
生回路、53は伝送情報格納レジスタ、101はデータ
復調回路、102は信号変調回路、103はセレクタ回
路、104は監視/切り換え制御回路である。
【0044】図1に示す本発明の一実施例によるデータ
伝送システムは、伝送制御装置1A〜4A、1B〜4B
とループ伝送路5A、5Bとの間に接続制御装置10A
〜40A、10B〜40Bが接続されて構成されている
点で、図5により説明した従来技術の場合と相違してい
る。そして、ループ伝送路5A、5Bと伝送制御装置1
A〜4A、1B〜4Bとの間に置かれた接続制御装置1
0A〜40A、10B〜40Bは、伝送制御装置1A〜
4A、1B〜4Bからの要求により、ループ伝送路と伝
送制御装置とを接続制御すると共に、伝送制御装置の動
作状態を監視し、伝送制御装置の異常を検出した場合
に、伝送制御装置の伝送路への接続を禁止するように制
御を行う。
【0045】図2に示す伝送制御装置は、図1に示す伝
送制御装置1A〜4A、1B〜4Bの1つを例として示
すもので、全て同一の構成を有し、接続制御装置10A
〜40A、10B〜40Bを介してループ伝送路5A、
5Bと接続され、また、端末伝送路14A〜17A、1
4B〜17Bを介してプロセス制御装置10〜13と接
続される。
【0046】また、図3に示す接続制御装置は、図1に
示す10A〜40A、10B〜40Bの1つを例として
示すもので、全て同一の構成を有し、ループ伝送路5
A、5Bと伝送制御装置1A〜4A、1B〜4Bとの接
続制御を行う。
【0047】以下、図2、図3を参照して伝送制御装
置、接続制御装置の構成と動作について説明する。
【0048】図2に示す伝送制御装置は、以下に説明す
る各種の機能回路により構成される。
【0049】シフトレジスタ34は、ループ伝送路5A
から入ってくるデータ受信信号を一時的に登録しておく
ためのシフトレジスタであり、4バイトの容量を有す
る。コードレジスタ35は、自伝送制御装置にとって必
要なデータの機能コードを格納しておくコードレジスタ
であり、最大256までの機能コードを登録することが
できる。伝送情報格納レジスタ53は、伝送路に接続さ
れている伝送制御装置の送出データの伝送制御情報を格
納するレジスタであり、他の伝送制御装置からの送信デ
ータが、送信元の伝送制御装置が伝送路から切り離され
たことにより、消去されることなく伝送路上に規定時間
以上存在する場合、これを消去するために使用される。
判定回路36は、シフトレジスタ34内の受信データの
内容とコードレジスタ35内に登録されている機能コー
ドとを比較し、また、シフトレジスタ34内の内容に自
伝送制御装置の送信元アドレスがあるか否か等を判定
し、そのデータを受信すべきか否か、あるいは、消去す
べきか否か等を判定する判定回路である。この判定回路
36は、他の伝送制御装置からの送出データの伝送制御
情報を、これまでに受信しているものと比較するために
も使用される。
【0050】前述したシフトレジスタ34、コードレジ
スタ35、及び、判定回路36は、判定手段37を構成
しており、この判定手段37は、データ伝送制御のため
の制御用コンピュータ38の外部に設けられ、制御用コ
ンピュータ38の制御を受けずに動作するように構成さ
れている。
【0051】データ送受信回路39は、ループ伝送路5
A上をシリアルに送られるデータを並列8ビットに変換
すると共に、伝送時のエラー検出のためのチェック、例
えば、FCSチェック、CRCチェックを行う。また、
このデータ送受信回路39は、データの伝送フォーマッ
トの作成をも行う。
【0052】クロック発振回路40は、クロック信号発
生用の発振回路であり、ループ伝送路5Aよりデータが
受信されているとき、その受信データと同期した伝送ク
ロックを再生する。この伝送クロックは、スルー通信モ
ードにおいて、受信、送信クロックとして使用される。
また、この伝送クロックは、ストアアンドフォワード通
信モードにおいて、受信クロックとしてのみ用いられ
る。このとき、送信クロックとしては、受信クロックと
同期していないクロックが使用される。
【0053】受信用データ転送回路41は、ループ伝送
路5Aから入ってきたデータが判定回路36により、自
伝送制御装置内で受信することが必要と判定されたと
き、そのデータを制御用コンピュータ38の制御を受け
ることなく、受信データバッファ42に転送する。送信
データバッファ43は、自伝送制御装置から送信する送
信データを一時的に格納し、送信用データ転送回路44
は、送信データバッファ43内の送信データを、送受信
回路39を経てループ伝送路5Aに転送する。
【0054】制御用コンピュータ38は、コードレジス
タ35への機能コードの登録、消去、受信データバッフ
ァ42からの受信データの読み込み、送信デーバッファ
43への送信データの書き込み、送信用データ転送回路
44を起動するタイミングの設定等を行う。
【0055】状態信号発生回路51は、伝送制御装置の
制御状態を接続制御装置に連絡するための状態信号20
3を生成する。この伝送制御装置の状態信号203は、
例えば、交番信号のような定期的に“0”、“1”を反
転させる信号である。この信号が定期的に反転されてい
るとき、伝送制御装置が正常であることを示している。
従って、図2に示す伝送制御装置に状態信号発生回路5
1をも含めて故障が発生した場合、伝送制御装置の状態
信号203が発生しなくなり、接続制御装置は、これに
より、伝送制御装置の異常を検出することができる。
【0056】データ送信要求信号発生回路52は、伝送
制御装置から伝送路に送出すべきデータがある場合、デ
ータ送信要求信号204を制御し、接続制御装置に伝送
路を伝送制御装置へ接続する要求を行う。
【0057】接続制御装置は、図3に示すように、デー
タ復調回路101と、データ変調回路102と、セレク
タ回路103と、監視/切り換え制御回路104とによ
り構成される。
【0058】データ復調回路101は、伝送路を構成す
る伝送媒体からデータを再生するためのデータ復調回路
であり、伝送媒体が光ケーブルである場合、光受信モジ
ュールであり、伝送媒体が同軸ケーブル、メタルペアケ
ーブルの場合、対応する信号の復調回路である。このデ
ータ復調回路101により復調された伝送路からの受信
信号は、常に、伝送制御装置に受信信号201として供
給されている。
【0059】データ変調回路102は、伝送路を構成す
る伝送媒体へデータを送出するデータ変調回路であり、
伝送媒体が光ケーブルの場合、光送信モジュールであ
り、伝送媒体が同軸ケーブル、メタルペアケーブルの場
合、対応する信号の変調回路である。
【0060】セレクタ回路103は、伝送制御装置の送
信データ信号202をループ伝送路へ接続するための回
路である。このセレクタ回路103は、伝送制御装置か
らのデータ送信要求信号204がない場合、伝送路か
ら、データ復調回路101を介して受信される信号をそ
のまま、データ変調回路102へ接続している。
【0061】監視/切り換え制御回路104は、伝送制
御装置より出力される状態信号203を監視し、この状
態信号が正常であれば、伝送制御装置のデータ送信要求
を許可し、また、伝送制御装置の状態を示す信号が正常
を示しているとき、伝送制御装置のデータ送信要求信号
をセレクタ103に与える。
【0062】接続制御装置は、前述したように、伝送媒
体との物理的な接続制御をデータ復調回路101、セレ
クタ回路103、データ変調回路102のみで行うこと
ができ、これらの回路を電子回路により構成することに
より、信号の伝送損失を生じさせないように構成するこ
とができる。
【0063】次に、前述のように構成される伝送制御装
置、接続制御装置の動作を説明する。まず、データ送信
時の動作について説明する。
【0064】伝送制御装置は、常に、接続制御装置に対
して、自伝送制御装置の状態信号を送出している。接続
制御装置は、この状態信号が伝送制御装置が正常でない
ことを示している場合、伝送路からの受信信号をそのま
ま、送信信号として、伝送路へ送出する。そして、伝送
制御装置が正常で、状態信号が正常を示している場合、
伝送制御装置、接続制御装置は、次のように動作する。
【0065】伝送制御装置において、自伝送制御装置か
らデータを送信しようとするとき、制御用コンピュータ
38は、送信要求信号発生回路52を制御し、送信要求
信号204を接続制御装置に出力すると共に、送信デー
タ及びそのデータ長を送信バッファ43に格納する。接
続制御装置は、伝送制御装置の状態信号203が正常で
あることを確認して、伝送制御装置の送信用データ転送
回路44、送受信回路39を介して送られてくる送信信
号202を、セレクタ103、データ変調回路102を
介して伝送路5Aに接続する。
【0066】前述において、制御用コンピュータ38
は、送信すべきデータを送信バッファ43に格納する
と、現在、データをスルー通信モードで伝送中であるか
否かを判定し、スルー通信モードである場合、当該デー
タの伝送終了後に、また、データ伝送中でない場合、直
ちに、ストアアンドフォワード通信モードとして送信用
データ転送回路44を起動する。送信用データ転送回路
44は、制御用コンピュータ38によって起動される
と、その後、制御用コンピュータ38の制御を受けるこ
となく自動的に、送信データを送信バッファ43から読
み出し、送受信回路39を介して接続制御装置に出力す
る。この送信データ転送回路44の動作は、送信データ
バッファ43内の全データが送信し終わるまで続けられ
る。
【0067】次に、データ受信時の動作について、図4
に示すフローをも参照して説明する。なお、伝送路から
のデータ受信は、伝送制御装置がその受信信号を受け取
るか否かに関係なく、接続制御装置から常に、受信信号
201として伝送制御装置に対して渡されている。ま
た、伝送路上のデータは、図6により説明したと同一の
データフォーマットを持って構成されているものとす
る。
【0068】(1)伝送制御装置において、判定回路3
6は、シフトレジスタ34の内容を常時監視し、シフト
レジスタ34の4バイトのうち、先頭の1バイトにデー
タの開始フラグが登録されたとき、図6により説明した
伝送フォーマットに従い、第2バイト目を機能コード、
第3バイト目を送信元アドレス、第4バイト目を伝送制
御情報と判断する。そして、判定回路36は、シフトレ
ジスタ34の第2バイト目の機能コードとコードレジス
タ35内の各機能コードとを比較し、一致するものがあ
るか否かを判定する(ステップ101)。
【0069】(2)ステップ101の判定で一致するも
のがなければ、そのデータは、不要であるから、判定回
路36は、シフトレジスタ34の第1バイト目に再び開
始フラグがくるまでアイドルされ、受信用データ転送回
路41は、その動作が停止される(ステップ113、1
14)。
【0070】(3)ステップ101の判定で一致するも
のがあった場合、次に、判定回路36は、シフトレジス
タ34の第3バイト目の送信元アドレスと自装置のアド
レスとを比較し、一致していなければ、そのデータは、
他の伝送制御装置から送られてきたもので、しかも、受
信に必要なものであると判定して、自伝送制御装置が現
在データを送信中であるか否かを判断する(ステップ1
02、103)。
【0071】(4)ステップ103の判定で、自伝送制
御装置がデータの送信中であれば、自装置をストアアン
ドフォワード通信モードとし、データの送信中でなけれ
ば、自装置をスルー通信モードとして、直ちに受信用デ
ータ転送回路41を起動する(ステップ104〜10
6)。
【0072】(5)ステップ106の処理により、受信
データが受信データバッファ42に格納される。判定回
路36は、受信用データ転送回路41を起動した後、シ
フトレジスタ34の第1バイト目に再び、開始フラグが
セットされるまでアイドルされる(ステップ113)。
【0073】(6)また、受信用データ転送回路41
は、送受信回路39がデータ終了フラグを受信し、デー
タ終了を連絡してくるまで作動する。このデータ受信の
間、制御用コンピュータ38は、受信動作に関与しない
(ステップ114)。
【0074】(7)一方、ステップ102の判定で、シ
フトレジスタ34の第3バイト目の送信元アドレスと自
伝送制御装置のアドレスとが一致した場合、そのデータ
は自伝送制御装置から送信したものであると判定し、さ
らに、シフトレジスタ34の第4バイト目の伝送制御情
報の内容により、そのデータが一巡して戻ったものか、
迂回中のものかを判定する(ステップ107)。
【0075】(8)ステップ107の判定で、受信デー
タが自伝送制御装置より送信され一巡して戻ってきたも
のであれば、判定回路36は、送受信回路39の受信モ
ードをストアアンドフォワード通信モードとすると共
に、受信データを無視するように指令を発する。これに
より、受信用データ転送回路41は、起動されず、受信
データは消去されることになる(ステップ108)。
【0076】(9)ステップ107の伝送制御情報の判
定で、そのデータが迂回中であると判定された場合、自
伝送制御装置が、現在、データを送信中か否かを判定
し、データ送信中であれば、ストアアンドフォワード通
信モードとし、データ送信中でなければ、スルー通信モ
ードとして、直ちに、受信データ転送回路41を起動す
る(ステップ109〜112)。
【0077】(10)その後、前述したステップ106以
降と同様な処理が行われる(ステップ113、11
4)。
【0078】前述したステップ101、102、107
処理動作における、機能コード、送信元伝送制御装置ア
ドレス、伝送制御情報の判定は、受信データのうち、こ
れらのデータが、シフトレジスタ34内にあるうちに行
われる。
【0079】前述した本発明の一実施例の動作では、デ
ータの送出元の伝送制御装置が異常で伝送路から切り離
され、あるいは、伝送制御装置の内部の異常で、伝送デ
ータ中の送信元アドレスがこわれたものの、データとし
ての正しさを検討するFCS等のコードが正しいデータ
は、伝送路上から消去されずに伝送路上に存在し続ける
ことになる。
【0080】これを防止するため、本発明の実施例は、
伝送制御装置に、伝送路上に存在できる最大の伝送制御
装置アドレスに対応できるだけの容量の他伝送制御装置
伝送情報格納レジスタ53が設けられている。この伝送
制御情報格納レジスタ53は、他の伝送制御装置より受
信した全てのデータの伝送制御情報を伝送制御装置毎に
格納することができる。
【0081】すなわち、伝送制御装置は、データを受信
する度に、その送信元伝送制御装置の伝送制御情報をこ
のレジスタ53に格納する。伝送制御装置は、このレジ
スタ53の伝送制御情報のうち、データの通し番号と受
信データの通し番号とを比較し、一致が得られた場合、
その一致回数をカウントし、この一致回数を伝送制御装
置毎に格納しておく。伝送制御装置は、受信データのこ
の比較処理により、前述のカウント値が規定値を越えて
いる場合、このデータを循環している不用なデータであ
ると判断し、送信要求信号を制御して、接続制御装置で
のデータの中継を中断させ、このデータを破壊し消去す
る。
【0082】前述した本発明の一実施例によれば、接続
制御装置は、受信したデータを単に伝送制御装置に渡し
ているだけであり、また、伝送制御装置からのデータ送
信要求がある場合のみ、そのデータを伝送路に送出する
ための接続を行っているので、また、伝送制御装置に異
常が生じた場合、送信要求の受け付けを拒否しているの
で、伝送制御装置の異常が伝送路を介して伝送システム
の他の部分に影響を与えることを防止することができ
る。
【0083】但し、前述したように、本発明の一実施例
は、接続制御装置が、伝送路上の信号を再生中継するよ
うに動作しているので、接続制御装置に異常が生じた場
合には、データ伝送システムとしての正常なデータの伝
送を行うことができなくなる。このため、前述した本発
明の一実施例は、接続制御装置を含むループ状の伝送路
を二重に備えており、接続制御装置に異常が発生した場
合には、従来技術の場合と同様に、二重に設けられてい
る伝送を用いて折り返し接続を行うようにすることがで
きる。あるいは、ループ伝送路及び接続制御装置全体
を、他方の側に切り替えるようにしてもよい。
【0084】なお、図1に示す本発明の一実施例の伝送
システムは、伝送制御装置自体も二重に設けて構成して
いるが、本発明は、伝送路と接続制御装置が二重に設け
られていれば、伝送制御装置を二重に設ける必要はな
い。
【0085】また、前述した本発明の一実施例は、伝送
路として二重ループ状の伝送路を使用するとして説明し
たが、本発明は、一重ループ伝送路、有端状の伝送路を
有する場合等にも適用することができる。
【0086】また、前述した本発明の実施例における伝
送路の伝送媒体として、光ファイバケーブル、同軸ケー
ブル、メタルペアケーブル等を使用することができる。
そして、接続制御装置相互間を接続する伝送媒体として
光ファイバケーブル、同軸ケーブル等を使用した場合、
これらの媒体の曲げ半径の規制により伝送制御装置の位
置まで、伝送媒体を引き込むことができない場合があ
る。このような場合、本発明は、接続制御装置と伝送制
御装置とを離れた位置に設け、接続制御装置を工事の容
易な場所に設置して、伝送制御装置との間を工事の容易
なメタルペアケーブルにより接続するようにすることが
でき、これにより、作業の容易化、システム配置の柔軟
性の向上を図ることができる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、伝
送システムを構成する一部の装置に異常が生じた場合、
その装置を自動的に伝送路から切り離すことができ、ま
た、切り離された、または、故障した伝送制御装置が送
信元となって、伝送路上に消去されることなく中継され
ているデータを消去することができるので、伝送システ
ムの一部に異常が生じた場合にも、正常な部分のデータ
伝送に影響を与えることを防止することができる。しか
も、接続制御装置に異常が生じた場合を除いて、伝送路
に迂回を発生させることがないので、伝送遅延時間の増
大、信号減衰量の増大等をも防止することができる。
【0088】また、本発明によれば、伝送制御装置自身
が自装置の異常を検出して接続制御装置に報告し、接続
制御装置が、異常な装置を伝送システムから切り離す制
御を行っているので、伝送制御装置の故障に対して、伝
送システムに与える影響を最小限に抑えることができ
る。
【0089】また、接続制御装置のみを伝送路に接続し
ておけばよいので、伝送制御装置の接続工事性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した伝送システムの一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図2】伝送制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】接続制御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】伝送制御装置の動作を説明するフローチャート
である。
【図5】従来技術による二重ループ伝送システムの構成
例を示すブロック図である。
【図6】伝送路上を伝送されるデータのフォーマットの
例を示す図である。
【符号の説明】
1A〜4A、1B〜4B 伝送制御装置 5A、5B ループ伝送路 6〜9 迂回用伝送路 10〜13 プロセス制御装置 10A〜40A、10B〜40B 接続制御装置、 14A〜17A、14B〜17B 端末伝送路 34 シフトレジスタ 35 コードレジスタ 36 判定回路 37 判定手段 38 制御用コンピュータ 39 データ送受信回路 40 クロック発振回路 41 受信用データ転送回路 42 受信データバッファ 43 送信データバッファ 44 送信データ転送回路 51 状態信号発生回路 52 データ送信要求信号発生回路 53 伝送制御情報格納レジスタ 101 信号復調回路 102 信号変調回路 103 セレクタ回路 104 監視/切り換え回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通な伝送媒体に複数の伝送制御装置を
    接続して構成されるデータ伝送システムの伝送制御方式
    において、前記伝送制御装置と前記伝送媒体との間に、
    前記伝送制御装置と前記伝送媒体との接続を制御する接
    続制御装置を設け、前記接続制御装置は、前記伝送媒体
    上を流れる全データを前記伝送制御装置に受信データと
    して送ると共に、前記全データを前記伝送媒体上に再生
    中継し、前記伝送制御装置からデータ送出要求が発行さ
    れた場合のみ、前記伝送制御装置と前記伝送媒体とを接
    続し、データ送出要求を発行した前記伝送制御装置から
    のデータを送出し、前記伝送制御装置に異常が生じたと
    き、この異常な伝送制御装置からのデータ送出要求に対
    し、前記伝送媒体への接続を許可しないように制御する
    ことを特徴とする伝送制御方式。
  2. 【請求項2】 共通な伝送媒体に複数の伝送制御装置を
    接続して構成されるデータ伝送システムの伝送制御方式
    において、前記伝送制御装置と前記伝送媒体との間に、
    前記伝送制御装置と前記伝送媒体との接続を制御する接
    続制御装置を設け、前記接続制御装置は、前記伝送媒体
    上を流れる全データを前記伝送制御装置に受信データと
    して送ると共に、前記全データを前記伝送媒体上に再生
    中継し、前記伝送制御装置からデータ送出要求が発行さ
    れた場合のみ、前記伝送制御装置と前記伝送媒体とを接
    続し、データ送出要求を発行した前記伝送制御装置から
    のデータを送出し、前記伝送制御装置に異常が生じたと
    き、この異常な伝送制御装置からのデータ送出要求に対
    し、前記伝送媒体への接続を許可しないように制御し、
    前記伝送制御装置は、該装置が正常な場合、前記異常の
    発生により伝送媒体への接続が許可されなくなった伝送
    制御装置から送出されたデータ送出元のないデータが前
    記伝送媒体上に存在することを監視し、このデータが規
    定以上の期間、前記伝送媒体上に存在するとき、このデ
    ータを消去することを特徴とする伝送制御方式。
  3. 【請求項3】 共通な伝送媒体に複数の伝送制御装置を
    接続して構成されるデータ伝送システムの伝送制御方式
    において、前記伝送制御装置と前記伝送媒体との間に、
    前記伝送制御装置と前記伝送媒体との接続を制御する接
    続制御装置を設け、前記接続制御装置は、前記伝送媒体
    上を流れる全データを前記伝送制御装置に受信データと
    して送ると共に、前記全データを前記伝送媒体上に再生
    中継し、前記伝送制御装置からデータ送出要求が発行さ
    れた場合のみ、前記伝送制御装置と前記伝送媒体とを接
    続し、データ送出要求を発行した前記伝送制御装置から
    のデータを送出し、前記伝送制御装置に異常が生じたと
    き、この異常な伝送制御装置からのデータ送出要求に対
    し、前記伝送媒体への接続を許可しないように制御し、
    前記伝送制御装置は、他の伝送制御装置におけるデータ
    送受信回路の異常により、データの正確な中継再生が行
    われれず、データ送出元が不明となったデータが前記伝
    送媒体上に存在することを監視し、このデータが規定以
    上の期間、前記伝送媒体上に存在するとき、このデータ
    を消去することを特徴とする伝送制御方式。
  4. 【請求項4】 前記接続制御装置は、前記伝送制御装置
    の発する制御状態信号を監視し、この状態信号により前
    記伝送制御装置に異常が生じたことを検知することを特
    徴とする請求項1、2または3記載の伝送制御方式。
  5. 【請求項5】 前記複数伝送制御装置のそれぞれは、全
    て同一の構成を備えており、伝送システムのバックアッ
    プは、前記接続制御装置の異常に対処するためにのみ行
    われることを特徴とする請求項1ないし4のうち1記載
    の伝送制御方式。
  6. 【請求項6】 前記接続制御装置は、前記伝送媒体との
    物理的接続制御を電子回路等により行い伝送損失を発生
    させないものであることを特徴とする請求項1ないし5
    のうち1記載の伝送制御方式。
  7. 【請求項7】 前記接続制御装置は、伝送制御装置と分
    離して配置することが可能であることを特徴とする請求
    項1ないし6のうち1記載の伝送制御方式。
  8. 【請求項8】 前記伝送媒体は、光ファイバケーブル、
    同軸ケーブル、または、メタルペアケーブルであること
    を特徴とする請求項1ないし7のうち1記載の伝送制御
    方式。
JP6199662A 1994-08-24 1994-08-24 伝送制御方式 Pending JPH0865329A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011510600A (ja) * 2008-01-22 2011-03-31 ブルックス オートメーション インコーポレイテッド クライオポンプのネットワーク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011510600A (ja) * 2008-01-22 2011-03-31 ブルックス オートメーション インコーポレイテッド クライオポンプのネットワーク

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