JP3270924B2 - リング型伝送装置のバイパス制御方式 - Google Patents

リング型伝送装置のバイパス制御方式

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JP3270924B2
JP3270924B2 JP29605496A JP29605496A JP3270924B2 JP 3270924 B2 JP3270924 B2 JP 3270924B2 JP 29605496 A JP29605496 A JP 29605496A JP 29605496 A JP29605496 A JP 29605496A JP 3270924 B2 JP3270924 B2 JP 3270924B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リング型伝送装置
に関し、特に二重化したリング型伝送装置において、デ
ータの周回に基づく受信方路選択の誤りを防止したリン
グ型伝送装置のバイパス制御方式に関するものである。
【0002】二重化したリング型伝送装置において、伝
送路の切り替えに伴う通信の瞬断時間を短くするため、
送信側では両方の伝送路に通信データを送信し、受信側
で通信データの正常性を検査して、受信する伝送路を選
択する方法がある。
【0003】このようなリング型伝送装置においては、
対向するノードの双方において、伝送路の片系について
バイパス設定を行った場合に、伝送路上に同じ通信デー
タが周回して、受信方路選択が正常に行われなくなるの
を防止して、システムの信頼性を高めることが必要であ
る。
【0004】
【従来の技術】図5は、リング型伝送装置の概略構成を
示したものでる。リング型伝送装置においては、図示の
ように、#0系と#1系とからなる、互いに逆方向の二
重化した伝送路上に、複数のノードが配置されている。
【0005】リング型の伝送装置においては、図5に示
されるように、互いに逆方向となるように、リング型の
伝送路を二重化して設けることによって冗長性を高めて
いる。二重化リング型伝送装置においては、通常は、一
方の伝送路を使用して通信を行ない、障害が発生した場
合には、もう一方の伝送路に切り替えて、通信を行うこ
とによって、システムの信頼性を高める方法がとられて
いる。
【0006】さらに、伝送路の切り替えに伴う、通信の
瞬断時間を短くするために、送信側では両方の伝送路に
通信データを送信するとともに、受信側のクロスコネク
ト回路まで二重化しておき、端末インタフェース回路で
通信データの正常性を検査して、受信する伝送路を選択
する方法が一部で用いられている。
【0007】図6は、二方路同時送信/受信方路選択方
式のリング型伝送装置におけるノードの基本構成を示し
たものであって、1は制御回路、20,1 は伝送路イン
タフェース回路(伝送路IF)、30,1 はバイパス回
路、40,1 はクロスコネクト回路、5は端末インタフ
ェース回路(端末IF)である。また端末インタフェー
ス回路5において、6は受信方路選択回路、7は通信デ
ータ生成回路である。なお、以下において、伝送路を含
む二重化され、それぞれ独立して動作する部分を系と呼
ぶ。例えば、片方の伝送路について述べる場合は片系と
記述し、両方の伝送路について述べる場合は両系と記述
する。
【0008】図7は、リング型伝送装置における通信デ
ータの形式を例示したものである。通信データは、デー
タ・タイムスロットと制御情報タイムスロットとからな
り、制御情報タイムスロットには、伝送方向を示す方向
ビットDIRと、パリティビットPTYとが含まれてい
る。パリティ生成時の演算範囲は、データ・タイムスロ
ットと、パリティビットを除く制御情報タイムスロット
の部分である。
【0009】制御回路1は、ノードの状態を監視してい
て、各クロスコネクト回路の機能や各回路間の通信パス
において異常が検出されたとき、バイパス回路30 また
は3 1 をバイパス状態に遷移させる機能を行う。また制
御回路1は、保守者の操作に従って、障害の有無にかか
わらずバイパス状態に遷移させる、テスト機能を有して
いる。
【0010】端末インタフェース回路5の送信側では、
端末から受け取った通信データをタイムスロット単位に
分割し、パリティや、伝送方向を示す方向ビットを付加
して図7に示されたような形式の通信データを用意し
て、クロスコネクト回路40, 1 に送出する。
【0011】パリティビットは、通信データの正常性を
検査するために、通信データに付加されるものである。
また方向ビットは、通信相手のノードがバイパスしてい
た場合を考慮して、自ノードの送信した通信データが伝
送路を周回して、自ノードに戻ってきたときに、これを
判別できるようにするために付加されるものであり、自
ノードが送信したものと同じ方向ビットを持つ受信デー
タについては、異常と判断できるようにしている。
【0012】端末インタフェース回路5の受信側では、
両系のクロスコネクト回路40,1から受信した通信デ
ータについて、パリティと方向ビットの検査を行ない、
それまで選択していた系の通信データが正常である場合
は、そのまま同じ系から受信を行ない、それまで選択し
ていた系の通信データに異常が検出された場合、もう一
方の系の通信データが正常であれば、系を切り替えて受
信を行う。
【0013】クロスコネクト回路40,1 では、タイム
スロット単位の通信データのクロスコネクトを行なっ
て、端末間の通信パスを実現する。
【0014】図8は、従来の制御回路,バイパス回路お
よびクロスコネクト回路の構成例を示したものである。
制御回路1において11は判定回路を示している。バイ
パス回路3において、12は中継バッファ、13はアク
セスコントロールメモリ(ACM)、14はセレクタ、
15はマスク回路を示している。またクロスコネクト回
路4において、16はタイムスイッチ(TSW)であ
る。
【0015】バイパス回路3において、通常時において
は、マスク回路15はアクセスコントロールメモリ13
の出力をセレクタ14に伝達する状態になっている。ア
クセスコントロールメモリ13は、セレクタ14の選択
を制御するための、選択情報を設定されている。伝送路
インタフェース回路側の読み出しタイミングに同期し
て、アクセスコントロールメモリ13の設定値を読みだ
して、セレクタ14を切り替えることによって、セレク
タ14は、この選択情報に応じて、バイパス回路で中継
するタイムスロットについては、0側に切り替えられて
伝送路インタフェース回路側を選択し、自ノードから送
信するタイムスロットについては、1側に切り替えられ
てクロスコネクト回路側を選択することによって、通常
運用時の通信を行う。
【0016】クロスコネクト回路4において、タイムス
イッチ16は、予め定められたタイムスロットにおい
て、伝送路インタフェース回路側からの通信データを端
末インタフェース回路側に取り込み、端末インタフェー
ス回路側からの通信データを伝送路インタフェース回路
側に送出する。
【0017】図9は、受信局における通信データの消去
を説明するものである。1対1通信の場合、対向するノ
ードは同じタイムスロットを使用して通信を行うように
設定される。一方の端末Aを含むノードから送信された
通信データは、リング型伝送路を半周して対向する端末
Bを含むノードで受信される。対向する端末Bを含むノ
ードからは、同じタイムスロットを使用して、通信デー
タが端末Aを含むノードに対して送信される。
【0018】このように、一方のノードから送信された
通信データが割り当てられているタイムスロットは、対
向するノードのバイパス回路で、そのノードから送信さ
れる通信データによって書き換えられることによって、
受信局消去が行われる。
【0019】また制御回路1において、判定回路11
は、障害に基づく各種アラームの発生時、またはテスト
設定時にマスク信号を出力する。制御回路1からマスク
信号が出力されることによって、セレクタ14は常時0
側に切り替えられ、アクセスコントロールメモリ13の
設定に無関係に、中継バッファ12の出力を選択して伝
送路インタフェース回路側へ出力することによって、ノ
ード内の障害がシステム全体に波及することを防止する
ように動作する。
【0020】伝送路インタフェース回路では、伝送フレ
ームの組み立て/分解を行ない、伝送路を介する、他ノ
ードとの通信を実現する。
【0021】このように、従来のシステムにおいては、
ノードごとの障害の影響が他に波及しないように、バイ
パスする回路を設けている。障害が発生したノードで
は、自ノードからの通信データの送信を行わずに、上流
ノードからの通信データを中継するように動作する。ま
た、ノードは、バイパス状態であるか否かにかかわら
ず、常に受信を行う。
【0022】バイパス機能については、伝送路ごとに、
独立して動作する。すなわち、異常がある伝送路につい
てバイパス動作を行っていても、他方の伝送路が正常で
あれば、正常な伝送路側では、バイパスを行わずに、通
常の動作を行う。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】従来のシステムにおい
て、例えば、試験的に通信相手のノードの片系について
バイパス設定している状態で、送信側のノードにおい
て、同じ系についてバイパス設定を行った場合には、最
後に送信した通信データを消去するノードがないため、
伝送路上に、同一の通信データが周回することなる。
【0024】このとき、送信元のノードでは、方向ビッ
トの検査によって異常を検出して、別の系に切り替えて
受信する状態になるが、相手側のノードでは、方向ビッ
トもパリティも異常がないため、正常な系に切り替える
ことができないという問題がある。
【0025】本発明は、このような従来技術の課題を解
決しようとするものであって、二重化されたリング型伝
送装置において、ノードごとにバイパス機能を有する場
合に、通信相手のノードの片系についてバイパス設定を
行っている状態で、送信側のノードにおいて同一の系に
ついてバイパス設定を行った場合に、同じ通信データが
伝送路上を周回することによって、受信方路選択が正常
に行われなくなることを防止できる、リング型伝送装置
のバイパス制御方式を提供することを目的としている。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の原理的構成(1)
においては、クロスコネクト回路のバイパス回路への出
力段にマスク回路を設けるとともに、制御回路内にタイ
ミング回路を設ける。
【0027】制御回路内の判定回路で、バイパスするよ
うに決定された場合に、バイパス指示が制御回路内のタ
イミング回路と、クロスコネクト回路内のマスク回路に
送られて、まずクロスコネクト回路の出力が停止し、無
効データが伝送路に送出される。
【0028】受信側では、この無効データをパリティ異
常として検出して、端末インタフェース回路内の受信方
路選択回路が別の方路を選択するように動作する。次に
タイミング回路で一時的に保留されていたバイパス指示
がバイパス回路に入力され、アクセスコントロールメモ
リの設定が無効になって、全タイミングについて、中継
バッファに格納された通信データが、伝送路インタフェ
ース回路に送出されるようになり、ノードがバイパス状
態に移行する。
【0029】本発明の原理的構成(2) においては、バイ
パス回路のクロスコネクト回路側の出力段に、マスク回
路を設けて、制御回路からのバイパス指示に応じて、ク
ロスコネクト回路への出力を遮断するようにする。これ
によって、バイパス状態にある系は、無効データを受信
するので、端末インタフェース回路において、受信方路
選択回路がもう一方の系へ受信方路を切り替えるように
動作する。
【0030】本発明の原理的構成(3) においては、制御
回路から端末インタフェース回路に対して、それぞれの
系がバイパス状態か否かを通知する信号を設ける。端末
インタフェース回路における受信方路選択回路において
は、それぞれの方路について通信データのパリティ検査
結果と、方路ビットの整合性検査結果のほかに、バイパ
ス状態の有無を選択条件に加える。
【0031】方路選択条件は、「現在選択している系に
パリティまたは方向ビットの異常があり、かつ切り替え
先の系が正常である」場合に、切り替えを行うという従
来の条件に加えて、「両系ともパリティおよび方向ビッ
トが正常であり、現在選択している系がバイパス状態
で、かつ切り替え側の系がバイパスしていない」場合
に、切り替えを行うようにする。
【0032】以下、本発明の課題を解決するための具体
的手段と作用とを記述する。
【0033】(1) 二重化されたリング型伝送路上に配置
された複数のノードにおいて、二重化された各伝送路に
対してインタフェースをとる二重化された伝送路インタ
フェース回路20,1 と、各伝送路インタフェース回路
のノード側をバイパスする二重化されたバイパス回路3
0,1 と、各伝送路インタフェース回路を経て対応する
伝送路に対して端末を選択して接続する二重化されたク
ロスコネクト回路40,1 とを備えるとともに、各クロ
スコネクト回路と端末とのインタフェースをとる端末イ
ンタフェース回路5に受信データのパリティ異常を検出
したとき二重化された伝送路の正常側を受信方路として
選択する受信方路選択回路6を備え、各ノードからリン
グ型伝送路の二方路に同一データを同時に送信するとと
もに、受信方路を選択して相手ノードのデータを受信す
る伝送装置において、いずれかのバイパス回路において
バイパスを行う際に、自ノードが送信元である通信デー
タの送信を停止して、対応する伝送路上に無効データを
送出した後にバイパス側に切り替えることによって、相
手側ノードにおいて、受信方路選択回路が受信データの
パリティ異常の検出によって正常な方路に切り替える。
【0034】このようにすることによって、バイパス状
態に移行したノードから送信された通信データが、伝送
路上に残留することを防止できるため、通信を行ってい
る対向ノードの双方がバイパス状態になっても、周回を
続ける古い通信データを正常な通信データと誤認識する
ことがないので、受信方路選択が正常に実行される。
【0035】(2) (1) の場合に、通信データの送信停止
を所定時間に制御するタイミング回路18を設け、この
所定時間の経過後に、バイパス回路においてバイパスを
実行するようにする。
【0036】このようにすることによって、予め設定さ
れた所定時間後にバイパスを実行することによって、バ
イパス回路において正しくバイパスを行うことができ
る。
【0037】(3) (2) の場合に、タイミング回路18の
所定制御時間を、相手側ノードで受信方路切り替えを確
実に実行できるとともに、上位プロトコルで瞬断を検出
しない時間間隔とするか、またはリング1周分の伝送遅
延時間に対応する時間間隔とする。
【0038】このようにすることによって、通信データ
の送信停止時間を、相手側ノードで受信方路切り替えを
確実に実行でき、かつ上位プロトコルで瞬断を検出しな
い時間間隔に設定して、バイパスを正しく行うことがで
きる。または、この時間をリング一周分の伝送遅延時間
に設定して、伝送路上にバイパス要因発生前の通信デー
タが残留しないようにすることができる。
【0039】(4) 二重化されたリング型伝送路上に配置
された複数のノードにおいて、二重化された各伝送路に
対してインタフェースをとる二重化された伝送路インタ
フェース回路20,1 と、各伝送路インタフェース回路
のノード側をバイパスする二重化されたバイパス回路3
0,1 と、各伝送路インタフェース回路を経て対応する
伝送路に対して端末を選択して接続する二重化されたク
ロスコネクト回路40,1 とを備えるとともに、各クロ
スコネクト回路と端末とのインタフェースをとる端末イ
ンタフェース回路5に受信データのパリティ異常を検出
したとき二重化された伝送路の正常側を受信方路として
選択する受信方路選択回路6を備え、各ノードからリン
グ型伝送路の二方路に同一データを同時に送信するとと
もに、受信方路を選択して相手ノードのデータを受信す
る伝送装置において、いずれかのバイパス回路において
バイパス中は、このバイパス回路から対応するクロスコ
ネクト回路に送出する通信データをマスクして無効デー
タとすることによって、受信方路選択回路が受信データ
のパリティ異常の検出によって正常な方路に切り替え
る。
【0040】このようにすることによって、通信を行っ
ているノードの双方がバイパス状態になって、通信デー
タが伝送路上に残留しても、その通信データが端末イン
タフェース回路に到達することがなくなるので、受信方
路選択が正常に実行される。
【0041】(5) 二重化されたリング型伝送路上に配置
された複数のノードにおいて、二重化された各伝送路に
対してインタフェースをとる二重化された伝送路インタ
フェース回路20,1 と、各伝送路インタフェース回路
のノード側をバイパスする二重化されたバイパス回路3
0,1 と、各伝送路インタフェース回路を経て対応する
伝送路に対して端末を選択して接続する二重化されたク
ロスコネクト回路40,1 とを備えるとともに、各クロ
スコネクト回路と端末とのインタフェースをとる端末イ
ンタフェース回路5に受信データの方向ビットまたはパ
リティの異常を検出したとき二重化された伝送路の正常
側を受信方路として選択する受信方路選択回路6を備
え、各ノードからリング型伝送路の二方路に同一データ
を同時に送信するとともに、受信方路を選択して相手ノ
ードのデータを受信する伝送装置において、いずれかの
バイパス回路におけるバイパスの有無を受信方路選択回
路6に通知することによって、各伝送路から受信した通
信データがともに正常のとき、受信方路選択回路6がバ
イパスしない側の受信方路を選択する。
【0042】このようにすることによって、通信を行っ
ているノードの双方がバイパス状態になっているため、
通信データが伝送路上に残留している場合でも、受信方
路選択時には正常な(バイパスしていない)系の通信デ
ータが優先的に選択されるようになるので、周回を続け
る古い通信データを正常な通信データであると誤認識し
て、受信方路選択が正常に行われなくなることを防止で
きる。
【0043】(6) (5) の場合に、端末インタフェース回
路に、各方路のパリティの検査を行うパリティ検査回路
210,211 と、受信データの方向ビットの検査を行う
方向ビット検査回路220,221 とを設け、この両検査
結果がともに正常のとき受信データの正常を判定するよ
うにする。
【0044】このようにすることによって、各伝送路か
ら受信した通信データがともに正常であることを確実に
検出することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態(1) を
示したものであって、クロスコネクト回路に出力制御機
能を付加した場合を示し、図8の場合と同じものを同じ
番号で示している。17はクロスコネクト回路4に設け
られたマスク回路、18は制御回路1に設けられたタイ
ミング回路である。
【0046】障害に基づく各種アラームやテスト指示が
発生すると、制御回路1内の判定回路11がバイパス要
因か否かを判定して、バイパス指示をクロスコネクト回
路4に発行する。クロスコネクト回路4において、マス
ク回路17はバイパス指示に応じて、タイムスイッチ1
6からの出力を遮断する。
【0047】これによって、バイパス回路3から伝送路
インタフェース回路に送出される通信データのうち、自
ノードからの送信に割り当てられたタイムスロットに
は、無効データが挿入される。一方、中継するように割
り当てられたタイムスロットには、中継バッファ12か
ら読み出した有効データが挿入される。
【0048】バイパスしたノードからの通信データを受
信するノードでは、無効データをパリティ異常として検
出するので、受信方路選択回路において、相手側でバイ
パスされた系から、もう一方の系へ、受信方路を切り替
えるように動作する。
【0049】このようにして、相手側ノードにおいて、
受信方路切り替えが確実に実行されるように、一定時
間、無効データを送出した後、制御回路1内のタイミン
グ回路18がタイムアウトして、バイパス回路3にバイ
パス指示を発行する。
【0050】タイミング回路18のタイムアウト時間
は、相手側ノードで受信方路切り替えを確実に実行でき
るとともに、上位プロトコルで瞬断を検出しない時間間
隔を考慮して設計される。例えば、50msの間、バイ
パス指示を保留してから、発行するようにする。また
は、リング1周分の伝送遅延時間分だけバイパス指示を
保留するようにして、伝送路上にバイパス要因発生前の
通信データが残らないようにしてもよい。
【0051】図2は、本発明の実施形態(2) を示したも
のであって、バイパス回路に出力制御機能を付加した場
合を示し、図1の場合と同じものを同じ番号で示してい
る。19はバイパス回路3に設けられたマスク回路であ
る。
【0052】制御回路1の判定回路11からバイパス指
示が発行されると、マスク回路15によって、バイパス
回路3のアクセスコントロールメモリ13の設定が無効
になり、全タイムスロットについて、中継バッファ12
に格納された通信データが、伝送路インタフェース回路
に送出されるようになって、ノードがバイパス状態に移
行する。
【0053】同時に、バイパス回路3のクロスコネクト
回路側の出力段のマスク回路19が出力をマスクする状
態になって、クロスコネクト回路4には無効データが送
出されるようになる。これによって、端末インタフェー
ス回路では無効データが受信されるので、パリティ異常
が検出されて、受信方路選択回路においてもう一方の系
へ受信方路を切り替えるように動作する。
【0054】図3は、本発明の実施形態(3) を示したも
のであって、バイパス状態を選択条件に入れた端末イン
タフェース回路の構成を示している。図中、210,21
1 はパリティ検査回路、220,221 は方向ビット検査
回路、23は判定回路、24はセレクタ、25はドライ
バ回路である。セレクタ24,ドライバ回路25は、図
6に示された受信方路選択回路6を構成する。また図4
は、受信方路選択回路の判定条件の真理値を示したもの
である。
【0055】伝送路やクロスコネクト回路には障害がな
く、テスト設定によって強制的にバイパス状態になって
いる場合、端末インタフェース回路には双方の系から正
常な通信データが到達する。例えば、現在#0系を選択
しているとすると、このとき、#0系がテスト設定で強
制的にバイパス状態になると、パリティと方向ビットに
ついての検査結果は、どちらの系も正常と判定される。
しかしながら、判定回路23には制御回路から#0系が
バイパス状態であることが通知されるので、図4の判定
条件真理値に従って#1系に切り替えられる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、二
重化されたリング型伝送装置において、ノードごとにバ
イパス機能を有する場合に、通信相手のノードの片系に
ついてバイパス設定を行っている状態で、送信側のノー
ドにおいて同一の系についてバイパス設定を行った場合
に、同じ通信データが伝送路上を周回して、受信方路選
択が正常に行われなくなることを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1) を示す図である。
【図2】本発明の実施形態(2) を示す図である。
【図3】本発明の実施形態(3) を示す図である。
【図4】受信方路選択回路の判定条件の真理値を示す図
である。
【図5】リング型伝送装置の概略構成を示す図である。
【図6】二方路同時送信/受信方路選択方式のリング型
伝送装置におけるノードの基本構成を示す図である。
【図7】リング型伝送装置における通信データの形式を
例示する図である。
【図8】従来の制御回路,バイパス回路およびクロスコ
ネクト回路の構成例を示す図である。
【図9】受信局における通信データの消去を説明する図
である。
【符号の説明】
0 伝送路インタフェース回路 21 伝送路インタフェース回路 30 バイパス回路 31 バイパス回路 40 クロスコネクト回路 41 クロスコネクト回路 5 端末インタフェース回路 6 受信方路選択回路 18 タイミング回路 210 パリティ検査回路 211 パリティ検査回路 220 方向ビット検査回路 221 方向ビット検査回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−268238(JP,A) 特開 昭61−154332(JP,A) 特開 平6−120965(JP,A) 特開 平6−97945(JP,A) 特開 平5−336139(JP,A) 特開 平4−362823(JP,A) 特開 昭61−114630(JP,A) 特開 平2−42844(JP,A) 特開 昭60−180249(JP,A) 特開 昭54−96904(JP,A) 特開 昭52−136505(JP,A) 特開 平9−205451(JP,A) 特開 平9−247196(JP,A) 特開 平9−51346(JP,A) 特開 昭59−122042(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/437

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二重化されたリング型伝送路上に配置さ
    れた複数のノードにおいて、該二重化された各伝送路に
    対してインタフェースをとる二重化された伝送路インタ
    フェース回路と、各伝送路インタフェース回路のノード
    側をバイパスする二重化されたバイパス回路と、各伝送
    路インタフェース回路を経て対応する伝送路に対して端
    末を選択して接続する二重化されたクロスコネクト回路
    とを備えるとともに、各クロスコネクト回路と端末との
    インタフェースをとる端末インタフェース回路に受信デ
    ータのパリティ異常を検出したとき前記二重化された伝
    送路の正常側を受信方路として選択する受信方路選択回
    路を備え、各ノードから前記リング型伝送路の二方路に
    同一データを同時に送信するとともに、受信方路を選択
    して相手ノードのデータを受信する伝送装置において、 前記いずれかのバイパス回路においてバイパスを行う際
    に、自ノードが送信元である通信データの送信を停止し
    て、対応する伝送路上に無効データを送出した後にバイ
    パス側に切り替えることによって、相手側ノードにおい
    て前記受信方路選択回路が受信データのパリティ異常の
    検出によって正常な方路に切り替えることを特徴とする
    リング型伝送装置のバイパス制御方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のリング型伝送装置のバ
    イパス制御方式において、通信データの送信停止を所定
    時間に制御するタイミング回路を設け、該所定時間の経
    過後に前記バイパス回路においてバイパスを実行するこ
    とを特徴とするリング型伝送装置のバイパス制御方式。
  3. 【請求項3】 前記タイミング回路の所定制御時間が、
    相手側ノードで受信方路切り替えを確実に実行できると
    ともに、上位プロトコルで瞬断を検出しない時間間隔で
    あるか、またはリング1周分の伝送遅延時間に対応する
    時間間隔であることを特徴とする請求項2に記載のリン
    グ型伝送装置のバイパス制御方式。
  4. 【請求項4】 二重化されたリング型伝送路上に配置さ
    れた複数のノードにおいて、該二重化された各伝送路に
    対してインタフェースをとる二重化された伝送路インタ
    フェース回路と、各伝送路インタフェース回路のノード
    側をバイパスする二重化されたバイパス回路と、各伝送
    路インタフェース回路を経て対応する伝送路に対して端
    末を選択して接続する二重化されたクロスコネクト回路
    とを備えるとともに、各クロスコネクト回路と端末との
    インタフェースをとる端末インタフェース回路に受信デ
    ータのパリティ異常を検出したとき前記二重化された伝
    送路の正常側を受信方路として選択する受信方路選択回
    路を備え、各ノードから前記リング型伝送路の二方路に
    同一データを同時に送信するとともに、受信方路を選択
    して相手ノードのデータを受信する伝送装置において、 前記いずれかのバイパス回路においてバイパス中は、該
    バイパス回路から対応するクロスコネクト回路に送出す
    る通信データをマスクして無効データとすることによっ
    て、受信方路選択回路が受信データのパリティ異常の検
    出によって正常な方路に切り替えることを特徴とするリ
    ング型伝送装置のバイパス制御方式。
  5. 【請求項5】 二重化されたリング型伝送路上に配置さ
    れた複数のノードにおいて、該二重化された各伝送路に
    対してインタフェースをとる二重化された伝送路インタ
    フェース回路と、各伝送路インタフェース回路のノード
    側をバイパスする二重化されたバイパス回路と、各伝送
    路インタフェース回路を経て対応する伝送路に対して端
    末を選択して接続する二重化されたクロスコネクト回路
    とを備えるとともに、各クロスコネクト回路と端末との
    インタフェースをとる端末インタフェース回路に受信デ
    ータの方向ビットまたはパリティの異常を検出したとき
    前記二重化された伝送路の正常側を受信方路として選択
    する受信方路選択回路を備え、各ノードから前記リング
    型伝送路の二方路に同一データを同時に送信するととも
    に、受信方路を選択して相手ノードのデータを受信する
    伝送装置において、 前記いずれかのバイパス回路におけるバイパスの有無を
    受信方路選択回路に通知することによって、各伝送路か
    ら受信した通信データがともに正常のとき、該受信方路
    選択回路がバイパスしない側の受信方路を選択すること
    を特徴とするリング型伝送装置のバイパス制御方式。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のリング型伝送装置のバ
    イパス制御方式において、端末インタフェース回路に、
    各方路のパリティの検査を行うパリティ検査回路と、受
    信データの方向ビットの検査を行う方向ビット検査回路
    とを設け、該両検査結果がともに正常のとき受信データ
    の正常を判定することを特徴とするリング型伝送装置の
    バイパス制御方式。
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