JPH057161Y2 - - Google Patents

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JPH057161Y2
JPH057161Y2 JP1987042044U JP4204487U JPH057161Y2 JP H057161 Y2 JPH057161 Y2 JP H057161Y2 JP 1987042044 U JP1987042044 U JP 1987042044U JP 4204487 U JP4204487 U JP 4204487U JP H057161 Y2 JPH057161 Y2 JP H057161Y2
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melt adhesive
cover tape
strip
hot melt
adhesive member
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、チツプ部品等の部品を多数収納し、
これらの部品の自動実装に好適なテーピング包装
に関する。
〔従来の技術〕
近時、電気製品の組立工程においては、プリン
ト基板上に部品を自動的に実装することがさかん
に行われており、かかる自動実装に際して部品を
順次供給していくために、長尺の帯状体に一定の
間隔で多数個の部品を収納する所謂テーピング包
装がなされている。
一般に、テーピング包装は、一定間隔で開口部
が形成された長尺の帯状体の下面に、開口部の底
面部材としてボトムテープを貼着した後、各開口
部内にチツプ部品等の部品を収納し、帯状体の上
面にカバーテープを貼着することで開口部が蓋閉
されるというものである。そして、従来のテーピ
ング包装にあつては、帯状体として例えば長尺の
紙を用い、カバーテープやボトムテープとして
は、ポリエステル等の合成樹脂フイルムの片面に
低重合ポリエチレン等のホツトメルト接着部材を
塗布形成したものを用いており、これらのホツト
メルト接着部材の熱融着によつてカバーテープや
ボトムテープを帯状体に貼着せしめている。
こうしてカバーテープにより開口部が蓋閉され
た帯状体は、収納リールに巻装されて保管、搬送
されるが、自動実装時には、この収納リールから
帯状体の端部を引き出して自動マウント機に装着
し、カバーテープを剥がしながら帯状体を間欠送
りすることによつて、開口部内の部品を順次供給
できるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のテーピング包装は、帯状
体を収納リールに巻き取つたり収納リールから引
き出す際、あるいは搬送時などに、カバーテープ
やボトムテープを構成するポリエステル等の合成
樹脂フイルムがこすれて静電気を帯びやすいとい
う不具合があつた。そして、自動実装に際してカ
バーテープは帯状体から高速で剥離されるので、
このカバーテープの剥離時に、開口部内の部品が
電気的吸引力により脱落(飛び出し)や横転、反
転等の位置ずれを起こす虞れがあり、このような
事態が発生すると正常な部品供給が行えなくなつ
てしまう。
したがつて、本考案の目的とするところは、カ
バーテープを帯状体から剥離させる際に、該帯状
体の開口部内の部品が静電気の影響で脱落や横
転、反転等の位置ずれを起こす虞れがなく、常に
安定した部品供給が行えるテーピング包装を提供
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、帯状体
に一定間隔で設けられた開口部の内部に部品が収
納され、該帯状体との対向面にホツトメルト接着
部材を設けたフイルム状のカバーテープで上記開
口部が蓋閉されるテーピング包装において、上記
ホツトメルト接着部材に光透過性に富む導電材料
を混入したことを、その特徴とする。
〔作用〕
すなわち、上記の如くカバーテープのホツトメ
ルト接着部材に導電材料が混入してあると、該カ
バーテープの静電気発生が防止されるので、帯状
体の開口部内の部品がカバーテープの剥離時に吸
引されて位置ずれを起こす虞れがなくなり、ま
た、該導電材料が光透過性に富んだものであるこ
とから、カバーテープは透明に保たれており、該
カバーテープを介して開口部内の部品が視認でき
るようになつている。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて詳細に
説明する。
第1図は本考案によるテーピング包装の一実施
例を示すものである。同図において、収納すべき
部品の厚みよりも厚い長尺の紙からなる帯状体1
には、一定間隔で角孔状の開口部2が形成されて
おり、この帯状体1の下面には開口部2の底面部
材としてボトムテープ3が貼着されている。この
ボトムテープ3は従来一般に用いられているもの
と同様で、約25μm厚のポリエステルフイルム3
aの片面にホツトメルト接着部材3bを25〜
30μm厚塗布形成してなるものである。また、開
口部2の内部にはチツプ抵抗やチツプコンデンサ
等のチツプ部品4が収納されており、帯状体1の
上面にカバーテープ5を貼着することで、チツプ
部品4を収納した開口部2が蓋閉されている。
このカバーテープ5は、約25μm厚のポリエス
テルフイルム5aの片面に、導電材料をホツトメ
ルト接着部材に混入してなる導電性ホツトメルト
接着部材5bを約30μm厚塗布形成して作成した
ものである。すなわち、光透過性に富む導電材料
として知られる酸化インジウム粉末を、所定の割
合でポリエステル系ホツトメルト接着部材に混入
し、カルビトールアセテート等の溶媒を加えてペ
ーストを形成した後、このペーストをポリエステ
ルフイルム5aの片面にコーテイングして乾燥
(150℃,5分間)させ、導電性ホツトメルト接着
部材5bを作成した。
なお、帯状体1には一定間隔でスプロケツトホ
ール6が形成されており、自動実装時にはこのス
プロケツトホール6を介して帯状体1を間欠送り
することができる。
上記の如く、カバーテープ5に導電性ホツトメ
ルト接着部材5bが設けてあると、ポリエステル
フイルム5aを帯状体1の上面に貼着せしめて開
口部2を蓋閉するという本来の熱融着機能に加え
て、酸化インジウム粉末の導電性によりポリエス
テルフイルム5aの静電気発生が防止されるの
で、開口部2内に収納されているチツプ部品4に
電気的吸引力が作用する虞れがなくなる。したが
つて、従来問題となつていたカバーテープ剥離時
におけるチツプ部品の脱落、横転、反転等の位置
ずれが回避され、上記実施例ではチツプ部品4を
常時安定して供給することができ、実装作業を効
率的に行えるようになつている。また、酸化イン
ジウム粉末は光透過性に優れているので、導電性
ホツトメルト接着剤部材5bの透明度は良好であ
り、このためカバーテープ5を介して開口部2内
のチツプ部品4を容易に視認きるようになつてい
る。
第2図は、上記した導電性ホツトメルト接着部
材5bにおける酸化インジウム粉末の重量分率と
シート抵抗との関係を測定した実験結果である。
同図において、酸化インジウム粉末としては
ELCOM−TL110(商品名、触媒化成工業〓製)
を用い、またポリエステル系ホツトメルト接着部
材としてはバイロン500(商品名、東洋紡績株式会
社製)を用いており、互いの重量分率が異なる
30μm厚の導電製ホツトメルト接着部材を形成し
て、そのシート抵抗を測定した。
同図に示すように、酸化インジウム粉末の重量
分率が29wt%よりも少なくなると、シート抵抗
が大きく、所望の導電性が得られぬことがわか
る。だが、その反面、酸化インジウム粉末の重量
部率が33wt%よりも多くなると、換言すればポ
リエステル系ホツトメルト接着部材の重量分率が
67wt%よりも少なくなると、本来の熱融着機能
に支障をきたしてしまう。結局、酸化インジウム
粉末の重量分率が29〜33wt%の範囲内にあると
き、導電性の熱融着性とが共に満足され、実用に
供せる導電性ホツトメルト接着部材が得られる。
なお、上記実施例においては、カバーテープ5
の導電性ホツトメルト接着部材5bとして、酸化
インジウム粉末を混入したものについて説明した
が、このほか光透過性に富む酸化錫等を用いるこ
とも可能である。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係るテーピング
包装は、カバーテープのホツトメルト接着部材に
導電材料が混入してあるので該カバーテープの静
電気発生が防止され、そのためカバーテープを帯
状体から剥離させる際に開口部内の部品が静電気
の影響で位置ずれを起こす虞れがなくなり、常に
安定した部品供給が行えるとともに、上記導電材
料が光透過性に富んだものであることからカバー
テープは透明に保たれており、そのためカバーテ
ープを介して開口部内の部品が容易に視認できて
取扱い性が良好である等、顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるテーピング包装の一実施
例を示す斜視図、第2図は導電性ホツトメルト接
着部材における導電材料の重量分率とシート抵抗
との関係を示す特性図である。 1……帯状体、2……開口部、4……チツプ部
品、5……カバーテープ、5a……ポリエステル
フイルム、5b……導電性ホツトメルト接着部
材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 帯状体に一定間隔で設けられた開口部の内部に
    部品が収納され、該帯状体との対向面にホツトメ
    ルト接着部材を設けたフイルム状のカバーテープ
    で上記開口部が蓋閉されるテーピング包装におい
    て、上記ホツトメルト接着部材に光透過性に富む
    導電材料を混入したことを特徴とするテーピング
    包装。
JP1987042044U 1987-03-24 1987-03-24 Expired - Lifetime JPH057161Y2 (ja)

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JPS63149861U JPS63149861U (ja) 1988-10-03
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