JPH0570456B2 - - Google Patents

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JPH0570456B2
JPH0570456B2 JP2096409A JP9640990A JPH0570456B2 JP H0570456 B2 JPH0570456 B2 JP H0570456B2 JP 2096409 A JP2096409 A JP 2096409A JP 9640990 A JP9640990 A JP 9640990A JP H0570456 B2 JPH0570456 B2 JP H0570456B2
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JP
Japan
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magnetic field
cross
gradient magnetic
section
gradient
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JP2096409A
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JPH02289233A (ja
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Hideki Kono
Etsuji Yamamoto
Shigeru Matsui
Masao Kuroda
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は核磁気磁鳴装置を用い、被検査体の断
層像を撮影する装置に係り、特に任意の方向の断
層像を撮影するのに好適な装置に関する。
〔発明の背景〕
核磁場共鳴を用いて被検査体の断層像を撮影す
る装置(以下、NMR映像装置と呼ぶ。)におい
て、断面を決定する方法として、選択照射法(特
開昭51−53888)が提案されている。この方法は
断層像を撮影しようとする断面内の核スピンのみ
共鳴を起こさせるものである。一般に上記の
NMR映像装置は均一の静磁場を発生する手段
と、その磁場強度に直交する特定の3方向の傾斜
をそれぞれ印加する傾斜磁場発生手段を有する。
上記の選択照射法では、そのうちひとつの傾斜磁
場の印加のもとである特定の周波数帯域を有する
高周波磁場を印加することにより、ある断面にそ
つた核スピンのみを共鳴させてる。一方、装置の
形状から被検査体とくに人体の挿入される方向は
制限されており、したがつて従来の装置では被検
査体について上記特定の3方向の断層像しか得ら
れなかつた。
〔発明の目的〕
本発明の目的は任意方向の断層像を撮影するこ
とが可能な検査装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
上記の目的を達成するため、本発明は、特定の
複数方向に備えられた傾斜磁場発生手段を同時に
用いて発生出力の合成により撮影しようとする断
面に直交する方向に傾斜磁場を印加し、その状態
で断面の大きさで定まる帯域幅を持つた高周波磁
場を印加して上記断面にそつた核スピンのみを共
鳴させることを特徴とする。本発明によれば、挿
入される被検査体の方向が制限されているにかか
わらず、その被検査体の任意方向の断面の撮影が
可能となる。
〔発明の実施例〕
以下実施例を用いて本発明を詳しく説明する。
第1図は本発明の原理を説明するための図であ
る。核磁気共鳴法によれば、磁場強度H0中にあ
る核スピンは、 0=γH0/2π なる周波数を持つ高周波磁場と共鳴を起こす。こ
こでγは磁気回転比と呼ばれ、物質に固有の定数
である。いまH0と同一方向で、強度が直線的に
変化する傾斜磁場grを重畳する。ここでgは磁場
の傾斜、rは距離である。この状態での共鳴条件
は、 =γH0/2π+γgr/2π である。そこで、与える高周波磁場が0を中心と
して、帯域幅2Δで帯域制限されているとする
と、共鳴を起こす範囲は r=2πΔ/γg で与えられる。第1図において、z方向(方向
は図の右方の座標系参照)に静磁場H0が印加さ
れているものとする。この状態で、y方向に磁場
傾斜gyを与え、高周波磁場を印加すると、101
に示される断面内の核スピンのみが共鳴を起こ
す。ここで断面の厚さdは d=4πΔ/γgy で定まり、dを変化させるためにはΔあるいは
gyを変えれば良い。次に、z方向に磁場傾斜gz
与え、高周波を印加すると、102で示される断
面の核スピンが共鳴を起こし、断面の大きさl
は、 l=4πΔ/γgz となる。ここで、最初の高周波パルスで核スピン
を90°倒し、次の高周波パルスで核スピンを180°
倒し、つまり90°パルスの順に印加して得られる
エコー信号を計測すると、上記102の断面部分
に関する情報が得られる。ただし、90°パルスか
ら計測時点までの横緩和時間T2に関する情報が
含まれている。断面の厚さd、大きさとlは帯域
幅Δ、および傾斜gy,gzで定められる。以上の
説明では、y軸に直交する断面を選択する場合に
ついて述べたが、最初に印加する傾斜磁場をx方
向とすれば、x軸に直交する面を選択することが
可能である。そこで、3方向より印加する傾斜磁
場gx,gy,gzを合成することにより、任意方向の
断面を選択することができる。
第2図は本発明の一実施例を示すブロツク図で
ある。第2図において201a〜201dは静磁
場発生用磁石の断面を示し、磁場の向きは紙面の
左から右、あるいはこの逆である。202a〜2
02d,203a〜203dはそれぞれxおよび
y方向の磁場傾斜を与える傾斜磁場コイル、20
4aおよび204bはz方向の磁場傾斜を与える
傾斜磁場コイルである。これらのコイルは傾斜磁
場コイル駆動回路205〜207に接続(図示せ
ず)されている。また208〜210はデイジタ
ルアナログ変換器で、レジスタ211〜213の
内容をアナログ信号に変換する。
214a,214bは高周波磁場を発生する照
射コイルで、高周波電力増幅器215に接続(図
示せず)されている。また216は変調器、21
7は発振器、218はデイジタルアナログ変換
器、219はメモリである。216〜219はい
わゆるテイラードパルスを発生する機能を持つ。
テイラードパルスとは、0を中心周波数として、
0−Δ)〜(0+Δ)の帯域を持つたパルスで
あり、簡単には、周波数0を持つた発振器出力を
振幅変調することで得られる。すなわち、発振器
217の出力は、振幅変調しようとする波形で記
憶したメモリ219の内容を218でアナログ量
に変換した信号で、216により変調される。い
ま217の発振周波数を0、219に核格される
という波形が2sin(α・n・Δt)/(n・Δt)な
る形で表わされており、メモリの読出し間隔Δt
をπ/(α・n)とすると、 (f0−α)〜(f0+α)なる帯域を持つたテイラ
ードパルスを出力することが可能である。
220a,220bは核磁気共鳴信号を計測す
る受信用コイルで、前置増幅器221に接続(図
示せず)されている。また222はアナログデイ
ジタル変換器である。受信用コイル220a,2
20bに誘起された核磁気共鳴信号は前置増幅器
221で増幅された後、222でデイジタル量に
変換され、シーケンスコントローラ223を経由
して、デイジタル計算機224に入力される。2
25は操作卓であり、検査開始、検査条件の入
力、結果の表示などを行なう。
第2図に示す装置の動作原理は次の通りであ
る。操作卓225より検査条件を入力すると、必
要な情報がデイジタル計算機224に転送され
る。計算機は断層像を計測するシーケンス、すな
わち、傾斜磁場の大きさと印加時間、高周波磁場
の印加時期、アナログデイジタル変換の開始等を
コードとして作り出し、そのデータをシーケンス
コントローラ223に送る。コントローラ223
は計算機224が作り出したコード化されたシー
ケンスを1つずつ解読し、必要に応じて、レジス
タ211〜213を介して傾斜磁場を印加し、メ
モリ219を起動してテイラードパルスの発生を
行なわせる。
以上の動作で、任意の断面の核スピンのみを共
鳴させることができ、次に断面の像を計測する。
断面の像を計測する方法として、投影−再構成法
および2次元フーリエ変換法がその代表的なもの
として提案されている。いずれの方法でも、傾斜
磁場の振幅、印加時期、印加時間、およびアナロ
グデイジタル変換開始の時期によつて実現可能で
ある。このため、シーケンスコントローラ223
で制御することにより、断層像を計算するに必要
なデータを計測できる。計測されたデータは計算
機224で必要な処理、すなわち、フイルタリン
グ、フーリエ変換、逆投影のいすれかを行ない、
断層像を再編成した後、操作卓225内に組み込
まれたデイスプレイに表示される。
第3図はシーケンスコントローラ223を実現
するための一実施例である。計算機(図示せず)
で作成されたコード化されたシーケンス301a
はメモリ301に格納されている。302はタイ
ミング発生回路で、計算機からの開始信号302
aにより、アドレスレジスタ303の内容を順次
進めながらメモリ30の内容を読み出す。
304はレジスタで、メモリ301から読み出
したデータ301bを一時保持する。コード化さ
れたシーケンスは1つのデータを16〜48ビツトか
らなり、例えば上位8ビツトが命令の種類、下位
8〜40ビツトが傾斜磁場の振幅などのデータを表
わしている。305はデコーダで、レジスタ30
4に保持されたデータの上位8ビツトを解読し
て、最大256種類の命令に分ける。デーコダ30
5の出力はそれぞれ、傾斜磁場、高周波磁場の印
加、アナログデイジタル変換開始などの動作を行
なわせる。306はレジスタで、傾斜磁場の振
幅、シーケンスを組むうえで必要な待ち時間等
が、一時的に保持される。307はメモリで、デ
イジタル量に変換された核磁気共鳴信号307a
を一時的に記憶し、一連の計測が終了すると、そ
の内容は計算機に送られる。以上の動作により、
任意断層面の選択、核磁気共鳴信号の計測が制御
される。
〔発明の効果〕
以上、本発明によれば、断層像を撮影する任意
の方向の断面を設定し、その断面に直交する傾斜
磁場を印加した状態で、断面の大きさで定まる帯
域幅を持つた高周波磁場を印加することにより、
人体内の任意方向の断面内の核スピンのみに共鳴
を起こさせ、断面外の情報が混入せず、画質の良
い任意断層撮影が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を示す図、第2図は本発
明の一実施例を示すブロツク図、第3図は第2図
で用いるシーケンスコントローラの構成を示す図
である。 102……選択された断面、205〜207…
…傾斜磁場コイル駆動回路、215……高周波電
力増幅器、216……変調回路、221……前置
増幅器、223……シーケンスコントローラ、2
24……デイジタル計算機、301……メモリ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 被検体が挿入される空間に一の方向のほぼ均
    一な静磁場を発生する手段、前記一の方向に対し
    てそれぞれ特定の関係を有する複数の特定方向に
    それぞれ磁場強度の傾斜をつけるための複数の傾
    斜磁場発生手段及び、前記被検体に高周波磁場を
    印加する手段を備え、得られる核磁気共鳴信号か
    ら断層像を再構成する核磁気共鳴を用いた検査装
    置において、上記複数の傾斜磁場発生手段を同時
    に用いてそれぞれの発生する傾斜磁場の合成によ
    り任意の方向の断面を選択する断面選択用の傾斜
    磁場を発生し、前記断面選択用の傾斜磁場が発生
    している状態で所定帯域幅の高周波磁場を印加し
    て任意方向の断面にそつた核スピンを選択的に共
    鳴させる制御手段を有するこを特を特徴とする磁
    気共鳴を用いた検査装置。 2 前記制御手段は、少なくともそれぞれの傾斜
    磁場発生手段の出力傾斜磁場の振幅を示すデータ
    を含むコード化されたシーケンスを格納したメモ
    リと、前記メモリから読出されたシーケンスのう
    ち上記振幅を示すデータをそれぞれアナログ信号
    に変換して前記の各傾斜磁場発生手段の駆動回路
    に供給する振幅制御信号発生部を有することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の核磁気共
    鳴を用いた検査装置。 3 前記制御手段は断層像撮影前に撮影すべき断
    面をあらかじめ設定することを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の核磁気共鳴を用いた検査
    装置。
JP2096409A 1990-04-13 1990-04-13 核磁気共鳴を用いた検査装置 Granted JPH02289233A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005105089A1 (ja) 2004-04-30 2005-11-10 National University Corporation Chiba University 精神神経疾患の治療薬

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