JP2000325325A - Mrイメージング装置 - Google Patents

Mrイメージング装置

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JP2000325325A
JP2000325325A JP11135049A JP13504999A JP2000325325A JP 2000325325 A JP2000325325 A JP 2000325325A JP 11135049 A JP11135049 A JP 11135049A JP 13504999 A JP13504999 A JP 13504999A JP 2000325325 A JP2000325325 A JP 2000325325A
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space
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signal
magnetic field
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JP11135049A
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Akihiro Ishikawa
亮宏 石川
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一度の撮像で、プロトン密度強調画像とT1
強調画像とT2強調画像とを高速に得る。 【解決手段】 シーケンサ22の制御の下で、1TR内
で8個の信号を発生させるFSE法のパルスシーケンス
と、1TR内で1個の信号を発生させるSE法のパルス
シーケンスとを順次行い、上記8個の信号の前半の4個
と後半の4個とがそれぞれ第1、第2のKスペースに配
置されるような位相エンコードを施し、かつSE法で得
る1個の信号には第3のKスペースの中央領域に配置さ
れるような位相エンコードを施す。第3のKスペースの
残余の領域には、ホストコンピュータ21により、上記
8個の信号の前半の2番目、3番目、4番目の信号をコ
ピーして配置し、画像再構成装置33が、これら第1、
第2、第3のKスペースを2次元フーリエ変換してそれ
ぞれ画像を再構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、NMR(核磁気
共鳴)現象を利用してイメージングを行うMRイメージ
ング装置に関し、とくに高速スピンエコー法とよばれる
撮像スキャン法により高速に画像を得るMRイメージン
グ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、MRイメージング装置の撮像
スキャン法として高速スピンエコー法(以下、FSE
( Fast Spin Echo の略)法と称する)が知られている
( " RARE Imaging : A Fast Imaging Method for Cli
nical MR ",Magnetic Resonancein Medicine, 3,pp823-
833, 1986 )。このFSE法では、まず、90°パルス
(章動パルス)を印加した後、複数個の180゜パルス
(リフォーカスパルス)を加えるとともに、これらのR
Fパルスの各々と同時にスライス選択用傾斜磁場パルス
を加える。そして、読み出し(および周波数エンコー
ド)用傾斜磁場パルスを加えて、複数個のスピンエコー
の信号を180゜パルスと180゜パルスとの間で各々
発生させる。これらの信号の発生直前に位相エンコード
用傾斜磁場パルスをそれぞれ加えて所定の一方向の位置
情報に関して位相エンコードを施す。その各々の位相エ
ンコード用傾斜磁場パルスの印加量を、それらの信号か
ら得たデータがKスペース(生データ空間)上で位相方
向の異なる場所に配置されるものとなるような位相エン
コード量に対応させる。
【0003】このFSE法によると、1TR(パルスシ
ーケンスの1繰り返し時間)でKスペース上の異なる多
数のラインに配置すべきデータを得ることができるた
め、TR数を少なくできて高速撮像が可能となる。
【0004】このFSE法において、2つの異なるコン
トラスト画像を得る場合には、TR内の一連のエコー信
号群を前半と後半に二分し、前半のエコー信号群から得
たデータを一方のKスペースに、後半のエコー信号群か
ら得たデータを他方のKスペースに、それぞれ配置し、
それぞれのKスペースで別々の画像を構成する。たとえ
ば、1TRにおいて8個の信号を得るものとして、その
前半の4個を一方のKスペースに配置して第1コントラ
スト画像を得、後半の4個を他方のKスペースに配置し
て第2コントラスト画像を得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ようにFSE法によって2つのコントラスト画像を得る
場合、2つの画像がプロトン密度強調画像およびT2強
調画像というように決まってしまい、これに限定されて
しまうという問題があった。すなわち、第1コントラス
ト画像については、TRが長くエコー時間TEが短いと
いう撮像条件となるので、プロトン密度強調画像が得ら
れ、他方、第2コントラスト画像については、TRが長
くTEが長いという撮像条件となるので、T2強調画像
が得られる。ところが、MRイメージング装置を用いて
行う臨床的な医学的診断においては、T1強調画像とT
2強調画像とが不可欠であり、とくに、T1強調画像が
得られない点で、非常に問題であった。
【0006】この発明は、上記に鑑み、一度の撮像で、
プロトン密度強調画像とT1強調画像とT2強調画像と
を高速に得ることができるように改善した、MRイメー
ジング装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるMRイメージング装置においては、
章動パルスおよびリフォーカスパルスを印加するRF送
信手段と、スライス選択用傾斜磁場パルス、位相エンコ
ード用傾斜磁場パルスおよび読み出し用傾斜磁場パルス
を印加する傾斜磁場パルス印加手段と、エコー信号を受
信し、位相検波した後サンプリングしてA/D変換して
データを得る受信手段と、上記RF送信手段、傾斜磁場
パルス印加手段および受信手段を制御して、1個の章動
パルスを印加した後多数個のリフォーカスパルスを順次
印加することによりそれぞれスピンエコーの信号を発生
させるFSE法によるTRの長い撮像シーケンスを行う
とともに、1個の章動パルスを印加してTEの短い少な
くとも1個の信号を発生させるTRの短い撮像シーケン
スを行い、前者の撮像シーケンスにおいて1TR内で得
た信号群を前半と後半に二分し、前半の信号群から得た
データが第1のKスペースに、後半の信号群から得たデ
ータが第2のKスペースに、それぞれ配置されるように
位相エンコード量を定め、後者の撮像シーケンスにおい
て得たデータが第3のKスペースの位相方向の中心領域
に配置されるように位相エンコード量を定める制御手段
と、上記第1、第2のKスペースに配置されたデータを
それぞれ用いて2つの画像を再構成するとともに、第3
のKスペースにおいて後者の撮像シーケンスでは得られ
なかった位相方向の中心領域以外の領域のデータとして
第1のKスペースのデータを用いた上でこの第3のKス
ペースより画像を再構成する画像再構成手段とが備えら
れていることが特徴となっている。
【0008】第1のKスペースに配置されるデータは、
FSE法による撮像シーケンスの1TR内の前半の信号
群から得たものであるから、TRが長くかつTEが短い
という条件の下で得たものであり、そのため、この第1
のKスペースから再構成される画像はプロトン密度強調
画像ということになる。他方、第2のKスペースに配置
されるデータは、FSE法による撮像シーケンスの1T
R内の後半の信号群から得たものであるから、TRが長
くかつTEが長いという条件の下で得たものであり、そ
のため、この第2のKスペースから再構成される画像は
T2強調画像となる。さらに、第3のKスペースにおい
て、その位相方向の中央領域に配置されるデータはTR
が短くかつTEが短い撮像シーケンスで得られたもので
あり、その他の領域に配置されるデータは第1のKスペ
ースに配置されるものつまりTRが長くかつTEが短い
FSE法による撮像シーケンスで得たものが共用される
が、画像のシーケンスは低周波成分が支配するため、こ
の第3のKスペースからT1強調画像が得られる。
【0009】前者のFSE法による撮像シーケンスで
は、1TR内で2画像分の多数の位相エンコード量のデ
ータを得ることができるため、繰り返し回数が少なくて
よいので短い撮像時間で済む。そして、このFSE法に
よる撮像シーケンスの1TR内の前半の信号群から得た
第1のKスペース用のデータが、第3のKスペースにお
いて共用され、後者の撮像シーケンスでは、第3のKス
ペースの位相方向の中央領域に配置されるべきデータを
収集すればよくて繰り返し回数が少なく、しかもこの撮
像シーケンスはTRが短いので、短時間で終了する。そ
のため、全体として短い時間で、T1強調画像、T2強
調画像およびプロトン密度強調画像という3つの異なる
コントラストの画像を一度に得ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の実施の形態に
ついて図面を参照しながら詳細に説明する。図1におい
て、主マグネット11から発生させられる強力な静磁場
中に、図示しない被検体が配置される。また、この静磁
場にX,Y,Zの直交3軸方向に磁場強度が傾斜する3
つの傾斜磁場Gx、Gy、Gzが重畳させられる。この
3つの傾斜磁場Gx、Gy、Gzをそれぞれ発生するも
のとして、3組のコイルからなる傾斜磁場コイル12が
設けられる。こうして被検体には静磁場とそれに重畳し
た傾斜磁場Gx,Gy,Gzが印加されることになる。
RFコイル13はこの被検体にRFパルスを照射するた
めのものであり、RFコイル14は被検体から発生した
NMR信号を受信するためのものである。
【0011】ホストコンピュータ21はシステム全体の
制御を行い、シーケンサ22はこのホストコンピュータ
21の制御の下で、被検体の所望の断面での画像を再構
成するためのデータを収集するシーケンス(後に図2を
参照しながら説明する)を行うのに必要な種々の命令を
送信系、受信系および傾斜磁場発生系に送る。
【0012】傾斜磁場発生についてはつぎの通りであ
る。まず、波形発生器15からGx、Gy、Gzに関す
る所定のパルス波形を所定のタイミングで発生させて、
傾斜磁場電源16に送らせ、傾斜磁場コイル12からそ
の波形・タイミングのGx、Gy、Gzを発生させる。
図2のパルスシーケンスで示すスライス選択用傾斜磁場
Gs、読み出し用(周波数エンコード用)傾斜磁場G
r、位相エンコード用傾斜磁場Gpは、これらGx、G
y、Gzのいずれか1つを用い、あるいはいくつかずつ
を組み合わせて作られる。
【0013】RFパルス照射はつぎのように行われる。
シーケンサ22の制御の下で、波形発生器15からRF
パルスの波形を所定のタイミングで発生させて、振幅変
調器24に送る。この振幅変調器24には、RF信号発
生器23からのRF信号がキャリアとして送られてきて
おり、このキャリアが波形発生器15からの波形信号に
応じて振幅変調される。このRF信号発生器23は、被
検体の共鳴周波数に相当する周波数のRF信号を発生す
るようにホストコンピュータ21によってセットされて
いる。振幅変調器24の出力はRFパワーアンプ25を
経てRFコイル13に送られる。こうして、RFコイル
13から送信されるRF信号の波形とタイミングとがシ
ーケンサ22によって定められることにより、図2に示
す90°パルスや180°パルスが被検体に照射される
ことになる。
【0014】その後、被検体からNMR信号が発生し、
これがつぎのようにして受信されデータ収集される。こ
のNMR信号は受信用のRFコイル14で受信され、プ
リアンプ26を経て位相検波器27に送られる。位相検
波器27には、送信RFパルスのキャリアとなっている
RF信号が、RF信号発生器23から送られてきてお
り、この信号が参照信号として用いられて位相検波が行
われる。A/D変換器28は、シーケンサ22によって
タイミングや周波数などが制御されたサンプリングパル
ス発生器29からのサンプリングパルスに応じて、位相
検波器27からの検波信号をサンプリングし、デジタル
データに変換する。このデジタルデータはホストコンピ
ュータ21に取り込まれ、データ収集がなされる。
【0015】収集されたデータは画像再構成装置33に
よってフーリエ変換処理される。これによって再構成さ
れた画像はディスプレイ装置32によって表示される。
指示器31は、オペレータ等がホストコンピュータ21
に必要な指示を与えるためのキーボードやマウスなどで
ある。
【0016】このようなMRイメージング装置におい
て、ホストコンピュータ21およびシーケンサ22の制
御の下に図2の(a)に示すようなFSE法によるパル
スシーケンスが行なわれる。図2(a)において、まず
90゜パルス(章動パルス)を印加した後、複数個(こ
こでは8個)の180゜パルス(リフォーカスパルス)
を加えるとともに、これらのRFパルスの各々と同時に
スライス選択用の傾斜磁場Gsのパルスを加える。そし
て読み出し用(および周波数エンコード用)の傾斜磁場
Grのパルスを上記のRFパルスの間隔内で加えて、そ
れぞれの180°パルスの間隔内でスピンエコーの信号
S1〜S8を発生させる。このパルスシーケンスが時間
TRごとに繰り返される。
【0017】これらの各信号S1〜S8には、位相エン
コード用のGpパルスが印加されるが、その印加量(振
幅値の時間積分)は、つぎのようにして定められてい
る。まず、8個の信号S1〜S8を、前半の4個と、後
半の4個とに分ける。そして前半の4個の信号S1〜S
4のデータを図3に示すように一つのKスペースに配置
し、後半の4個の信号S5〜S8からのデータを図4に
示すように他の一つのKスペースに配置するものとす
る。図3、図4(および後述の図5)で示すKスペース
では、図の上下方向が位相方向(中央が位相エンコード
量0、上方向が位相エンコード量がプラスの方向、下方
向が位相エンコード量がマイナスの方向)、左右方向が
周波数方向である。
【0018】つまり、図3に示すように、信号S1から
のデータが位相方向の中央領域に、信号S2からのデー
タがその位相方向の両側に、信号S3からのデータがさ
らにそれらの位相方向の両側に、信号S4からのデータ
がそれらの両側にというように中央側から周辺側へと配
置されるように、位相エンコード量を定める。また、図
4に示すように、信号S5からのデータが位相方向の中
央領域に、信号S6からのデータがその位相方向の両側
に、信号S7からのデータがさらにそれらの位相方向の
両側に、信号S8からのデータがそれらの両側にという
ように中央側から周辺側へと配置されるように、位相エ
ンコード量を定める。したがって、信号S1とS5、信
号S2とS6、信号S3とS7、信号S4とS8とで
は、位相エンコード量は同じになっている。
【0019】こうして繰り返し時間TRごとにパルスシ
ーケンスを繰り返して、図3および図4に示すようにK
スペースがデータで埋められたら、つぎに、図2の
(b)に示すようなスピンエコー法(SE法)を行う。
すなわち、ホストコンピュータ21およびシーケンサ2
2の制御の下にSE法によるパルスシーケンスを行う。
まず90゜パルス(章動パルス)を印加した後、1個の
180゜パルス(リフォーカスパルス)を加えるととも
に、これらのRFパルスの各々と同時にスライス選択用
の傾斜磁場Gsのパルスを加える。そして読み出し用
(および周波数エンコード用)の傾斜磁場Grのパルス
を上記のRFパルスの後に加えて、180°パルスの後
でスピンエコーの信号S1’を発生させる。このパルス
シーケンスを時間TRごとに繰り返す。
【0020】この信号S1’には、それからのデータ
が、図5に示すように、Kスペースの位相方向の中央領
域に配置されるような位相エンコードが施される。つま
り、信号S1’が発生する直前に位相エンコード用傾斜
磁場Gpのパルスが印加されて位相エンコードが施され
るが、そのGpパルスの印加量がKスペースの位相方向
の中央領域に配置されるようなものとされる。
【0021】図5のKスペースでは、信号S1’からの
データが配置される中央領域を除いた両側の領域には、
さきの信号S2、S3、S4からのデータがコピーされ
て配置される。つまり、これらの信号S2、S3、S4
からのデータが図3のKスペースと図5のKスペースと
で共用される。そのため、図2の(b)のSE法による
パルスシーケンスでは、図5のKスペースに配置すべき
全位相エンコードの1/4分のみを収集すればよく、繰
り返し回数が1/4でよい。しかも、エコー時間TEは
短く、繰り返し時間TRも短いので、この図2の(b)
のSE法によるパルスシーケンスは全体としてきわめて
短時間で終了する。
【0022】こうして、図3、図4、図5に示すよう
に、3つのKスペースがデータで埋められたら、これら
のKスペースを画像再構成装置33によって2次元フー
リエ変換し、それぞれ画像を再構成する。図3のKスペ
ースの中央領域には、FSE法のパルスシーケンスで得
られた信号S1〜S8のうちの最初の信号S1からのデ
ータが配置されている。Kスペースにおいて中央領域
(低周波域)に配置されるデータによって、再構成画像
のコントラストが支配されるので、図3のKスペースか
ら再構成された画像は、TE:短、TR:長の条件下で
の、プロトン密度強調画像となる。図4のKスペースか
ら再構成された画像は、その図4のKスペースの中央領
域にFSE法のパルスシーケンスで得られた信号S1〜
S8のうちの5番目の信号S5からのデータが配置され
るため、TE:長、TR:長の条件下でのT2強調画像
となる。
【0023】これに対して、図5のKスペースの場合、
その中央領域に配置されるデータは、図2の(b)に示
すSE法のパルスシーケンスによって、TEの短い信号
S1’から得たデータとなっている。また、この図2の
(b)に示すSE法のパルスシーケンスでは、図2の
(a)のFSE法のパルスシーケンスと違って、1TR
内で1個の信号S1’のみを発生させるだけであるか
ら、そのTRは短いものとなる。そのため、この図5の
Kスペースから再構成される画像は、TE:短、TR:
短の信号に支配された、T1強調画像となる。
【0024】したがって、一度の撮像シーケンスで、3
つの異なるコントラストの画像、つまりプロトン密度強
調画像とT1強調画像とT2強調画像とを得ることがで
きる。しかも、通常のFSE法によるパルスシーケンス
に、繰り返し回数の少ないSE法によるパルスシーケン
スを加えるだけであるから、全体の撮像時間も長くなら
ない。
【0025】なお、上の説明はこの発明の実施の形態に
関するものであって、この発明がこの記述に限定される
趣旨でないことはもちろんである。たとえば、図2の
(b)ではSE法によるパルスシーケンスとしている
が、GE(グラジェントエコー)法によるパルスシーケ
ンスとしてもよい等、他のパルスシーケンスを採用する
ことも可能である。また、1TR内での信号発生個数も
図2に限定されない。図2の(a)のFSE法のパルス
シーケンスでは1TR内で8個の信号を発生させている
が、6個でもよいし、10個あるいはそれ以上の偶数個
とすることができる。
【0026】FSE法のパルスシーケンスの1TR内で
得る信号個数は、一般に2m個(mは2以上の整数)と
表現でき、前半のm個でプロトン密度強調画像を得、後
半のm個でT2強調画像を得る。再構成画像のマトリク
スをi×iとすると、Kスペースに配置すべきデータの
ライン数はiであるから、1TRで位相エンコードのm
ステップ分のデータが得られるので、TRの繰り返し回
数はi/mでよいことになる。図2の(b)のパルスシ
ーケンスの繰り返し回数もi/mとなる。図2の(b)
において180°パルスとGsパルスとGrパルスとG
pパルスとを加えて1TR内で2個の信号を得、それぞ
れに別の位相エンコードを施すようにもできる。そのよ
うに1TR内で2個の信号を得る場合には、その信号を
S1’とS2’として、パルスシーケンスをi/m回繰
り返し、図5のKスペースの信号S2からのデータで埋
められる領域も信号S2’で埋めるようにする。あるい
は、パルスシーケンスの繰り返し回数をi/2mとし
て、図5の信号S1’を配置すべき領域を、信号S
1’、S2’で埋めることもできる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のMRイ
メージング装置によれば、一度の撮像で、プロトン密度
強調画像とT1強調画像とT2強調画像とを得ることが
できる。しかも、その全体の撮像スキャンに要する時間
は、それほど長くなることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示すブロック図。
【図2】同実施形態において行うパルスシーケンスを示
すタイムチャート。
【図3】収集したデータによって埋められるべき第1の
Kスペースを示す図。
【図4】収集したデータによって埋められるべき第2の
Kスペースを示す図。
【図5】収集したデータによって埋められるべき第3の
Kスペースを示す図。
【符号の説明】
11 静磁場発生用主マグネット 12 傾斜磁場コイル 13 送信用RFコイル 14 受信用RFコイル 15 波形発生器 16 傾斜磁場電源 21 ホストコンピュータ 22 シーケンサ 23 RF信号発生器 24 振幅変調器 25 RFパワーアンプ 26 プリアンプ 27 位相検波器 28 A/D変換器 29 サンプリングパルス発生器 31 指示器 32 ディスプレイ装置 33 画像再構成装置 S1〜S8、S1’ スピンエコー信号

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 章動パルスおよびリフォーカスパルスを
    印加するRF送信手段と、スライス選択用傾斜磁場パル
    ス、位相エンコード用傾斜磁場パルスおよび読み出し用
    傾斜磁場パルスを印加する傾斜磁場パルス印加手段と、
    エコー信号を受信し、位相検波した後サンプリングして
    A/D変換してデータを得る受信手段と、上記RF送信
    手段、傾斜磁場パルス印加手段および受信手段を制御し
    て、1個の章動パルスを印加した後多数個のリフォーカ
    スパルスを順次印加することによりそれぞれスピンエコ
    ーの信号を発生させるFSE法によるTRの長い撮像シ
    ーケンスを行うとともに、1個の章動パルスを印加して
    TEの短い少なくとも1個の信号を発生させるTRの短
    い撮像シーケンスを行い、前者の撮像シーケンスにおい
    て1TR内で得た信号群を前半と後半に二分し、前半の
    信号群から得たデータが第1のKスペースに、後半の信
    号群から得たデータが第2のKスペースに、それぞれ配
    置されるように位相エンコード量を定め、後者の撮像シ
    ーケンスにおいて得たデータが第3のKスペースの位相
    方向の中心領域に配置されるように位相エンコード量を
    定める制御手段と、上記第1、第2のKスペースに配置
    されたデータをそれぞれ用いて2つの画像を再構成する
    とともに、第3のKスペースにおいて後者の撮像シーケ
    ンスでは得られなかった位相方向の中心領域以外の領域
    のデータとして第1のKスペースのデータを用いた上で
    この第3のKスペースより画像を再構成する画像再構成
    手段とを備えることを特徴とするMRイメージング装
    置。
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