JPH0568072U - 締結位置決め装置 - Google Patents
締結位置決め装置Info
- Publication number
- JPH0568072U JPH0568072U JP669492U JP669492U JPH0568072U JP H0568072 U JPH0568072 U JP H0568072U JP 669492 U JP669492 U JP 669492U JP 669492 U JP669492 U JP 669492U JP H0568072 U JPH0568072 U JP H0568072U
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- JP
- Japan
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- fastened
- screw
- fastening
- head
- positioning device
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- Pending
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- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の座金を不要にして安定な締結状態が得
られ、且つ、締めつけネジに対する直交面上での位置決
めを正確、確実に行う。 【構成】 被締結部材2のU字状の切り欠き部2eを挿
通して、被締結部材1の雌ネジ部1aにバインドネジ3
の雄ネジ部3bがネジ込まれる。さらに、雄ネジ部3b
の頭部のネジ頭部3bの裏面が被締結部材2のネジ頭用
座2dに当接する。被締結部材1の壁面部1bと、被締
結部材2の壁面部2bが相互に面接触し、圧接する方向
〔m〕に偶力を発生して被締結部材1、2が締結され
る。
られ、且つ、締めつけネジに対する直交面上での位置決
めを正確、確実に行う。 【構成】 被締結部材2のU字状の切り欠き部2eを挿
通して、被締結部材1の雌ネジ部1aにバインドネジ3
の雄ネジ部3bがネジ込まれる。さらに、雄ネジ部3b
の頭部のネジ頭部3bの裏面が被締結部材2のネジ頭用
座2dに当接する。被締結部材1の壁面部1bと、被締
結部材2の壁面部2bが相互に面接触し、圧接する方向
〔m〕に偶力を発生して被締結部材1、2が締結され
る。
Description
【0001】
本考案は、リード線等をネジで締結して接続する端子盤あるいはOA機器等の 外装体の取り付けに利用する締結位置決め装置に関する。
【0002】
図4、図5、図6は従来の締結位置決め装置を示している。図4は側面、図5 は平面、図6は図5のB−B線の断面に係るそれぞれの構成を示している。
【0003】 この例は、端子盤等における締めつけ金具、またはOA機器等の外装体と本体 等である2つの被締結部材11、12を有している。この被締結部材11、12 の相互に圧接される部分は平面である。
【0004】 一方の被締結部材11には雌ネジ11aが設けられ、また被締結部材12にU 字切り欠き部12aが設けられている。
【0005】 雌ネジ11aに雄ネジ部13aがネジ込まれるバインド小ネジ13のネジ頭部 13bと被締結部材12との間に座金15が配置される。この座金15と被締結 部材11の間に被締結部材12を配置する。この場合、被締結部材12のU字切 り欠き部12aをバインド小ネジ13の雄ネジ部13aを挿入するように配置し 、バインド小ネジ13を締め付けて被締結部材11、12を締結する。
【0006】
ところで、従来例の締結位置決め装置はバインド小ネジ13のネジ頭部13b と被締結部材12との間に、ネジ頭部13bの回転に伴う被締結部材12の移動 および回転を阻止するため、座金15が配置される。したがって、構成が複雑に なるという欠点がある。
【0007】 また、図5に示すように、バインド小ネジ13を締め付けて被締結部材11に 被締結部材12を圧接する場合、被締結部材12がバインド小ネジ13の回転に 伴って回転移動する。このため雄ネジ部13aに直交する面上で被締結部材11 のL字状の立ち上がり部位に被締結部材12が当接する場合、完全に面接触でき ず間隔Dに示すように離間してしまい正確な位置決めができないという欠点があ る。
【0008】 本考案は、このような従来の課題を解決するものであり、従来の座金を不要に できるとともに、安定な締結状態が得られ、且つ、締めつけネジに直交面上での 位置決めが正確、確実にできる優れた締結位置決め装置を提供することを目的と する。
【0009】
この目的を達成するために、本考案の締結位置決め装置は、L字形状における 一方および他方の部位を有し、一方の部位の面に直交して雌ネジが設けられる第 1の被締結部材と、端部面が第1の被締結部材のL字形状における他方の部位の 立ち上がり内側に面接触するとともに、第1の被締結部材の一方部位の面と圧接 し、且つ、端部面に直交して設けられてるU字状の切り欠き部と、このU字状の 切り欠き部の周囲に切り欠き方向に沿って直線状突起が設けられる第2の被締結 部材と、第2の被締結部材のU字状の切り欠き部を挿通して、第1の被締結部材 の雌ネジにネジこまれる雄ネジ部を有し、且つ、雄ネジ部の頭部のネジ頭の裏面 が第2の被締結部材の直線状突起に当接して、第1の被締結部材と第1の被締結 部材とを締結するためのバインドネジとを備えるものである。
【0010】
したがって、本考案の締結位置決め装置は、第2の被締結部材のU字状の切り 欠き部を挿通して、第1の被締結部材の雌ネジにバインドネジの雄ネジ部がネジ 込まれ、且つ、雄ネジ部の頭部のネジ頭の裏面が第2の被締結部材の直線状突起 に当接して、第1の被締結部材と第1の被締結部材とを締結するようにしたので 、従来の座金を不要にできるとともに、安定な締結状態が得られ、且つ、締めつ けネジに対する直交面上での位置決めが正確、確実にできる。
【0011】
以下、本考案の締結位置決め装置の実施例について図面をもとに説明する。
【0012】 図1、図2、図3は実施例の構成を示している。図1は側面、図2は平面、図 3は図2中のA−A線の断面に係るそれぞれの構成を示している。
【0013】 図1、図2、図3において、1、2は端子盤等における締めつけ金具、または OA機器等の外装体と本体等の被締結部材である。被締結部材1はL字形状であ り、雌ネジ部1aと、壁面部1bと、接触面部1cとを有している。
【0014】 被締結部材2は、壁面部2bと、接触面部2cと、直線状の突起であるネジ頭 用座(請求項における直線状突起に対応する)2dと、U字型切欠き部2eとを 有している。3は被締結部材1の雌ネジ部1aにネジ込まれるバインド小ネジで ある。バインド小ネジ3は、ネジ頭部3a、雄ネジ部3bとからなる。
【0015】 被締結部材1のL字形状の立ち上がり部の壁面部1bと、被締結部材2の最端 部の壁面部2bはバインド小ネジ3の雄ネジ部3bのネジ込み方向に略平行であ り、壁面部1b、2bが相互に面接触する。
【0016】 次に、この構成の動作、機能について説明する。 バインド小ネジ3および雌ネジ部1aは右ネジであり、被締結部材1の接触面 部1cとバインド小ネジ3のネジ頭部3aの間に接触面部2cを接触面部1cに 接するような向き、すなわち、ネジ頭部3aがネジ頭用座2dに接するようにバ インド小ネジ3を締め付ける。
【0017】 この締め付けにより、ネジ頭部3aがネジ頭用座2dに圧接し、規定の締め付 けトルクまで締め付ける際に、両者の圧接カ所4が比較的狭い範囲に特定される 。このため、バインド小ネジ3のネジ頭部3aを回転させることにより雄ネジ部 3bのネジ軸と圧接カ所4の位置関係から発生する回転力は、ネジ頭用座2dの 圧接カ所4とバインド小ネジ3が雌ネジ部1aの側面に与える力の方向が2つの 被締結部材1の壁面部1bと、被締結部材2の壁面部2bが相互に圧接する方向 〔m〕に偶力を発生する。
【0018】 すなわち、バインド小ネジ3を締め付ける場合、2つの被締結部材1、2は本 来の接触面部1cと接触面部2cの締結に加えて、壁面部1bと壁面部2bが離 れていれば接触する方向に移動する。したがって、壁面部1bと壁面部2bが密 着する。すなわち、被締結部材1、2の位置決めが正確、確実にできることにな る。
【0019】
以上の説明から明らかなように、本考案の締結位置決め装置は、第2の被締結 部材のU字状の切り欠き部を挿通して、第1の被締結部材の雌ネジにバインドネ ジの雄ネジ部がネジ込まれ、且つ、雄ネジ部の頭部のネジ頭の裏面が第2の被締 結部材の直線状突起に当接して、第1の被締結部材と第1の被締結部材とを締結 するようにしたので、従来の座金を不要にできるとともに、安定な締結状態が得 られ、且つ、締めつけネジに対する直交面上での位置決めが正確、確実にできる という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の締結位置決め装置の実施例における構
成を示す側面図
成を示す側面図
【図2】実施例における構成を示す平面図
【図3】図2中のA−A線に係る断面図
【図4】従来の締結位置決め装置の構成を示す側面図
【図5】従来例の構成における平面図
【図6】図5中のB−B線に係る断面図
1、2 被締結部材 1a 雌ネジ部 1b、2b 壁面部 1c、2c 接触面部 2d ネジ頭用座 2e U字型切欠き部 3 バインド小ネジ 3a ネジ頭部 3b 雄ネジ部
Claims (1)
- 【請求項1】 L字形状における一方および他方の部位
を有し、前記一方の部位の面に直交して雌ネジ部が設け
られる第1の被締結部材と、端部面が前記第1の被締結
部材の前記L字形状における他方の部位の立ち上がり内
側に面接触するとともに、前記第1の被締結部材の一方
部位の面と圧接し、且つ、前記端部面に直交して設けら
れてるU字状の切り欠き部とこのU字状の切り欠き部の
周囲に切り欠き方向に沿って直線状突起が設けられる第
2の被締結部材と、前記第2の被締結部材のU字状の切
り欠き部を挿通して、前記第1の被締結部材の雌ネジ部
にネジこまれる雄ネジ部を有し、且つ、前記雄ネジ部の
頭部のネジ頭部の裏面が前記第2の被締結部材の直線状
突起に当接して、前記第1の被締結部材と第1の被締結
部材とを締結するためのバインドネジとを有する締結位
置決め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP669492U JPH0568072U (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 締結位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP669492U JPH0568072U (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 締結位置決め装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0568072U true JPH0568072U (ja) | 1993-09-10 |
Family
ID=11645455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP669492U Pending JPH0568072U (ja) | 1992-02-19 | 1992-02-19 | 締結位置決め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0568072U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008127775A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Bridgestone Corp | 歪調整冶具及び歪調整方法 |
-
1992
- 1992-02-19 JP JP669492U patent/JPH0568072U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008127775A (ja) * | 2006-11-17 | 2008-06-05 | Bridgestone Corp | 歪調整冶具及び歪調整方法 |
JP4705004B2 (ja) * | 2006-11-17 | 2011-06-22 | 株式会社ブリヂストン | 歪調整冶具及び歪調整方法 |
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