JPH0563978A - 画像読取装置 - Google Patents
画像読取装置Info
- Publication number
- JPH0563978A JPH0563978A JP3220740A JP22074091A JPH0563978A JP H0563978 A JPH0563978 A JP H0563978A JP 3220740 A JP3220740 A JP 3220740A JP 22074091 A JP22074091 A JP 22074091A JP H0563978 A JPH0563978 A JP H0563978A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reference signal
- light
- signal
- level
- photoelectric conversion
- Prior art date
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- Pending
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N1/00—Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
- H04N1/40—Picture signal circuits
- H04N1/407—Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level
- H04N1/4076—Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on references outside the picture
- H04N1/4078—Control or modification of tonal gradation or of extreme levels, e.g. background level dependent on references outside the picture using gradational references, e.g. grey-scale test pattern analysis
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Image Input (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】CCDラインセンサの入出力関係がリニアでな
い場合でも、あるいは個々のCCDラインセンサの入出
力関係にばらつきが生じる場合でも、シェーディング補
正を行うことにより入出力関係をリニアな関係に変換し
得る画像入力装置を提供する。 【構成】照明ランプからの光が照射された読取面上の原
稿を読み取ったCCDラインセンサの出力信号をビット
単位でシェーディング補正した画像データを出力する画
像読取装置において、原稿の読取り開始前に黒基準信
号、白基準信号および3つの中間基準信号とをそれぞれ
メモリ44、45、461〜463に記憶し、読取面上
の原稿の読取りに際して、読取り信号に対してその記憶
されている各基準信号を選択的に用いることによりビッ
ト単位のシェーディング補正を信号処理回路50で行う
ようにしたものである。
い場合でも、あるいは個々のCCDラインセンサの入出
力関係にばらつきが生じる場合でも、シェーディング補
正を行うことにより入出力関係をリニアな関係に変換し
得る画像入力装置を提供する。 【構成】照明ランプからの光が照射された読取面上の原
稿を読み取ったCCDラインセンサの出力信号をビット
単位でシェーディング補正した画像データを出力する画
像読取装置において、原稿の読取り開始前に黒基準信
号、白基準信号および3つの中間基準信号とをそれぞれ
メモリ44、45、461〜463に記憶し、読取面上
の原稿の読取りに際して、読取り信号に対してその記憶
されている各基準信号を選択的に用いることによりビッ
ト単位のシェーディング補正を信号処理回路50で行う
ようにしたものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光電変換素子を用い
て画像入力を行う画像読取装置に関する。
て画像入力を行う画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ、複写機、画像認識
装置、光ファイリング装置等の光電変換素子を用いて画
像入力を行う画像入力装置では、高速化、高画質化の要
求が急速に高まってきており、光信号を電気信号に変換
する素子(光電変換素子)の高速化、高感度化および光
電変化素子の出力信号処理の重要性が増している。この
光電変化素子の一例として、CCDラインセンサが広く
知られている。
装置、光ファイリング装置等の光電変換素子を用いて画
像入力を行う画像入力装置では、高速化、高画質化の要
求が急速に高まってきており、光信号を電気信号に変換
する素子(光電変換素子)の高速化、高感度化および光
電変化素子の出力信号処理の重要性が増している。この
光電変化素子の一例として、CCDラインセンサが広く
知られている。
【0003】このCCDラインセンサを有する画像読取
装置においては、CCDラインセンサの出力信号をビッ
ト単位でシェーディング補正した画像データを出力する
ようにしている。この場合、シェーディング補正の方法
として、黒基準信号と白基準信号との差分データを用い
てビット単位の全画素補正データを作成し、そのデータ
を用いて読取り系の低周波歪みと高周波歪みとを処理し
ている(特開昭62−293384号参照)。図7は、
このようなシェーディング補正の方法の一例を示す特性
図である。
装置においては、CCDラインセンサの出力信号をビッ
ト単位でシェーディング補正した画像データを出力する
ようにしている。この場合、シェーディング補正の方法
として、黒基準信号と白基準信号との差分データを用い
てビット単位の全画素補正データを作成し、そのデータ
を用いて読取り系の低周波歪みと高周波歪みとを処理し
ている(特開昭62−293384号参照)。図7は、
このようなシェーディング補正の方法の一例を示す特性
図である。
【0004】Vout0は、原稿をCCDラインセンサで読
み取ったときの出力信号であり、原稿の反射率は0%の
とき黒基準信号VBKとなり、原稿の反射率が上昇するに
つれてリニアに上昇し、原稿の反射率が100%の時に
白基準信号VWTになる。ただし、ここでいう反射率10
0%とは、反射率の高い白基準板を読み取ったときに対
応し、実際の反射率が100%であるわけではない。
み取ったときの出力信号であり、原稿の反射率は0%の
とき黒基準信号VBKとなり、原稿の反射率が上昇するに
つれてリニアに上昇し、原稿の反射率が100%の時に
白基準信号VWTになる。ただし、ここでいう反射率10
0%とは、反射率の高い白基準板を読み取ったときに対
応し、実際の反射率が100%であるわけではない。
【0005】Vout1は、CCDラインセンサの出力信号
をアナロク/デジタル(A/D)変換した後の例えば8
ビットのデジタル信号により、黒基準信号VBKを00
(H)、白基準信号VWTをFF(H)とする正規化信号
処理を行った後の出力信号である。 ここで、Vout1=FF×(Vout0−VBK)/(VWT−V
BK) の関係がある。
をアナロク/デジタル(A/D)変換した後の例えば8
ビットのデジタル信号により、黒基準信号VBKを00
(H)、白基準信号VWTをFF(H)とする正規化信号
処理を行った後の出力信号である。 ここで、Vout1=FF×(Vout0−VBK)/(VWT−V
BK) の関係がある。
【0006】この処理を行うことにより、低周波歪みと
高周波歪みとを補正し、CCDラインセンサからの出力
信号が00(H)からFF(H)までリニアに変化させ
ることができる。
高周波歪みとを補正し、CCDラインセンサからの出力
信号が00(H)からFF(H)までリニアに変化させ
ることができる。
【0007】しかし、CCDラインセンサの高感度化が
進むにつれ、CCDラインセンサの出力段に信号増幅器
を設ける傾向にあり、実際には、上記増幅器の特性によ
り光電変換素子そのものの特性が左右されてしまい、入
射光に対して出力特性がリニアに変化しないことが考え
られる。
進むにつれ、CCDラインセンサの出力段に信号増幅器
を設ける傾向にあり、実際には、上記増幅器の特性によ
り光電変換素子そのものの特性が左右されてしまい、入
射光に対して出力特性がリニアに変化しないことが考え
られる。
【0008】このような場合には、前記したように黒基
準信号と白基準信号のみを用いてCCDラインセンサ出
力にシェーディング補正を行うと、図8に示すように、
シェーディング補正後のCCDラインセンサ出力と理想
のCCDラインセンサ出力とで囲まれる部分の誤差が発
生する。
準信号と白基準信号のみを用いてCCDラインセンサ出
力にシェーディング補正を行うと、図8に示すように、
シェーディング補正後のCCDラインセンサ出力と理想
のCCDラインセンサ出力とで囲まれる部分の誤差が発
生する。
【0009】このような光電変換素子の進歩に伴い、黒
基準信号と白基準信号のみを用いてシェーディング補正
を行う従来の方法は、正確にシェーディング補正するこ
とが困難となってきている。すなわち、入射光に対して
出力信号が比例関係にないような光電変換素子を使用し
た場合には、シェーディング補正を行っても、入射光と
出力信号との入出力関係をリニアにすることができない
という問題があった。
基準信号と白基準信号のみを用いてシェーディング補正
を行う従来の方法は、正確にシェーディング補正するこ
とが困難となってきている。すなわち、入射光に対して
出力信号が比例関係にないような光電変換素子を使用し
た場合には、シェーディング補正を行っても、入射光と
出力信号との入出力関係をリニアにすることができない
という問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
画像読取装置は、光電変換素子の入出力関係がリニアで
ない場合には、シェーディング補正を行っても入出力関
係をリニアにすることができないという問題があった。
画像読取装置は、光電変換素子の入出力関係がリニアで
ない場合には、シェーディング補正を行っても入出力関
係をリニアにすることができないという問題があった。
【0011】そこで、この発明は上記問題点を解決すべ
くなされたもので、光電変換素子の入出力関係がリニア
でない場合でも、あるいは個々の光電変換素子の入出力
関係にばらつきが生じる場合でも、シェーディング補正
を行うことにより入出力関係をリニアな関係に変換し得
る画像読取装置を提供することを目的とする。
くなされたもので、光電変換素子の入出力関係がリニア
でない場合でも、あるいは個々の光電変換素子の入出力
関係にばらつきが生じる場合でも、シェーディング補正
を行うことにより入出力関係をリニアな関係に変換し得
る画像読取装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明の画像読取装置
は、原稿台上に載置された被読取物上に光を照射する光
照射手段、この光照射手段によって照射される光の反射
光を検出して光電変換処理を行う光電変換手段、前記光
照射手段による被読取物に対する光の照射を行う前に、
光の反射率レベルに対応して、反射率レベルの最も低い
第1の基準信号、反射率レベルの最も高い第2の基準信
号及びこの第1の基準信号のレベルと第2の基準信号の
レベルの間のレベルを有する第3の基準信号を生成する
生成手段、この生成手段にて生成された第1の基準信
号、第2の基準信号及び第3の基準信号とを記憶する記
憶手段、および前記光電変換手段から出力される出力信
号に対して、前記記憶手段に記憶されている第1の基準
信号、第2の基準信号及び第3の基準信号とを用いてシ
ェーディング補正処理を行う処理手段から構成されてい
る。
は、原稿台上に載置された被読取物上に光を照射する光
照射手段、この光照射手段によって照射される光の反射
光を検出して光電変換処理を行う光電変換手段、前記光
照射手段による被読取物に対する光の照射を行う前に、
光の反射率レベルに対応して、反射率レベルの最も低い
第1の基準信号、反射率レベルの最も高い第2の基準信
号及びこの第1の基準信号のレベルと第2の基準信号の
レベルの間のレベルを有する第3の基準信号を生成する
生成手段、この生成手段にて生成された第1の基準信
号、第2の基準信号及び第3の基準信号とを記憶する記
憶手段、および前記光電変換手段から出力される出力信
号に対して、前記記憶手段に記憶されている第1の基準
信号、第2の基準信号及び第3の基準信号とを用いてシ
ェーディング補正処理を行う処理手段から構成されてい
る。
【0013】この発明の画像読取装置は、原稿台上に載
置された被読取物上に光を照射する光照射手段、この光
照射手段によって照射される光の反射光を検出して光電
変換処理を行う光電変換手段、前記光照射手段による被
読取物に対する光の照射を行う前に、光の反射率レベル
に応じて、反射率の最も低いレベルに対応した黒基準信
号、反射率の最も高いレベルに対応した白基準信号並び
に前記黒基準信号のレベルと白基準信号のレベルの間の
レベルを対応した複数の中間基準信号を生成する生成手
段、この生成手段にて生成された黒基準信号及び白基準
信号並びに複数の中間基準信号とを記憶する記憶手段、
前記光電変換手段からの出力信号に対して、その出力信
号の反射光レベルを判別する判別手段、およびこの判別
手段による判別結果に応じて、前記記憶手段から出力信
号に対応した2つの基準信号を読出し、この読出された
2つの基準信号を用いて前記出力信号に対してシェーデ
ィング補正処理を施す処理手段から構成されている。
置された被読取物上に光を照射する光照射手段、この光
照射手段によって照射される光の反射光を検出して光電
変換処理を行う光電変換手段、前記光照射手段による被
読取物に対する光の照射を行う前に、光の反射率レベル
に応じて、反射率の最も低いレベルに対応した黒基準信
号、反射率の最も高いレベルに対応した白基準信号並び
に前記黒基準信号のレベルと白基準信号のレベルの間の
レベルを対応した複数の中間基準信号を生成する生成手
段、この生成手段にて生成された黒基準信号及び白基準
信号並びに複数の中間基準信号とを記憶する記憶手段、
前記光電変換手段からの出力信号に対して、その出力信
号の反射光レベルを判別する判別手段、およびこの判別
手段による判別結果に応じて、前記記憶手段から出力信
号に対応した2つの基準信号を読出し、この読出された
2つの基準信号を用いて前記出力信号に対してシェーデ
ィング補正処理を施す処理手段から構成されている。
【0014】この発明の画像読取装置は、原稿台上に載
置された被読取物上に光を照射する光照射手段、この光
照射手段によって照射される光の反射光を検出して、ビ
ット単位で光電変換処理を行う光電変換手段、前記原稿
台の近傍に配置された白基準板、前記光照射手段による
被読取物上に光を照射する前に、前記光照射手段による
光の照射をしない状態にて前記光電変換手段から出力さ
れる信号を黒基準信号として生成し、かつ前記光照射手
段によって前記白基準板に光を照射し、この反射光を前
記光電変換手段によって検出することにより白基準信号
を生成する第1の生成手段、前記白基準板からの反射光
に対して、分光を変化させずに透過率を変化させるフィ
ルタを有し、前記白基準板からの反射光の透過率が変化
した光を前記光電変換手段によって検出することによ
り、前記黒基準信号のレベルと白基準信号のレベルの間
のレベルを有する複数の中間基準信号を生成する第2の
生成手段、前記第1の生成手段にて生成された黒基準信
号及び白基準信号並びに前記第2の生成手段にて生成さ
れた複数の中間基準信号とを記憶する記憶手段、前記光
電変換手段からの出力信号に対して、その出力信号の反
射光レベルを判別する判別手段、およびこの判別手段に
よる判別結果に応じて、前記記憶手段から出力信号に対
応した2つの基準信号を読出し、この読出された2つの
基準信号を用いて前記出力信号に対してビット単位でシ
ェーディング補正処理を施す処理手段から構成されてい
る。
置された被読取物上に光を照射する光照射手段、この光
照射手段によって照射される光の反射光を検出して、ビ
ット単位で光電変換処理を行う光電変換手段、前記原稿
台の近傍に配置された白基準板、前記光照射手段による
被読取物上に光を照射する前に、前記光照射手段による
光の照射をしない状態にて前記光電変換手段から出力さ
れる信号を黒基準信号として生成し、かつ前記光照射手
段によって前記白基準板に光を照射し、この反射光を前
記光電変換手段によって検出することにより白基準信号
を生成する第1の生成手段、前記白基準板からの反射光
に対して、分光を変化させずに透過率を変化させるフィ
ルタを有し、前記白基準板からの反射光の透過率が変化
した光を前記光電変換手段によって検出することによ
り、前記黒基準信号のレベルと白基準信号のレベルの間
のレベルを有する複数の中間基準信号を生成する第2の
生成手段、前記第1の生成手段にて生成された黒基準信
号及び白基準信号並びに前記第2の生成手段にて生成さ
れた複数の中間基準信号とを記憶する記憶手段、前記光
電変換手段からの出力信号に対して、その出力信号の反
射光レベルを判別する判別手段、およびこの判別手段に
よる判別結果に応じて、前記記憶手段から出力信号に対
応した2つの基準信号を読出し、この読出された2つの
基準信号を用いて前記出力信号に対してビット単位でシ
ェーディング補正処理を施す処理手段から構成されてい
る。
【0015】
【作用】この発明は、原稿台上に載置された被読取物上
に光照射手段で光を照射し、この照射される光の反射光
を検出して光電変換手段で光電変換処理を行い、上記光
照射手段による被読取物に対する光の照射を行う前に、
光の反射率レベルに対応して、反射率レベルの最も低い
第1の基準信号、反射率レベルの最も高い第2の基準信
号及びこの第1の基準信号のレベルと第2の基準信号の
レベルの間のレベルを有する第3の基準信号を生成し、
この生成された第1の基準信号、第2の基準信号及び第
3の基準信号とを記憶手段で記憶し、上記光電変換手段
から出力される出力信号に対して、上記記憶手段に記憶
されている第1の基準信号、第2の基準信号及び第3の
基準信号とを用いてシェーディング補正処理を行うよう
にしたものである。
に光照射手段で光を照射し、この照射される光の反射光
を検出して光電変換手段で光電変換処理を行い、上記光
照射手段による被読取物に対する光の照射を行う前に、
光の反射率レベルに対応して、反射率レベルの最も低い
第1の基準信号、反射率レベルの最も高い第2の基準信
号及びこの第1の基準信号のレベルと第2の基準信号の
レベルの間のレベルを有する第3の基準信号を生成し、
この生成された第1の基準信号、第2の基準信号及び第
3の基準信号とを記憶手段で記憶し、上記光電変換手段
から出力される出力信号に対して、上記記憶手段に記憶
されている第1の基準信号、第2の基準信号及び第3の
基準信号とを用いてシェーディング補正処理を行うよう
にしたものである。
【0016】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。
照して説明する。
【0017】図1はこの発明の画像読取装置の一実施例
に係るスキャナの概略構成を示す図である。このスキャ
ナは、原稿台上に載置された原稿を読取り、読取った画
像信号をコンピュータ等の外部機器に出力するものであ
る。
に係るスキャナの概略構成を示す図である。このスキャ
ナは、原稿台上に載置された原稿を読取り、読取った画
像信号をコンピュータ等の外部機器に出力するものであ
る。
【0018】スキャナ本体1の上部前部には操作パネル
(図示しない)が設けられ、その上面には、透明ガラス
によって構成される原稿載置台(プラテンガラス)2が
固定されている。この原稿台2の近傍には開閉自在の原
稿カバー1aが設けられている。スキャナ本体1の上部
には、原稿台2上に載置された原稿Gを光学的に走査し
て読取る原稿走査部3が設けられている。この原稿走査
部3は、原稿Gに光を照射する照明ランプ4を設置した
第1キャリッジ11a、ミラー6、およびミラー7によ
り光路を折曲げる第2キャリッジ11b、集光用レンズ
ブロック8、これらの各部光路を経て導かれる原稿Gか
らの反射光を受光して表面に結像される光電変換器9を
有する。
(図示しない)が設けられ、その上面には、透明ガラス
によって構成される原稿載置台(プラテンガラス)2が
固定されている。この原稿台2の近傍には開閉自在の原
稿カバー1aが設けられている。スキャナ本体1の上部
には、原稿台2上に載置された原稿Gを光学的に走査し
て読取る原稿走査部3が設けられている。この原稿走査
部3は、原稿Gに光を照射する照明ランプ4を設置した
第1キャリッジ11a、ミラー6、およびミラー7によ
り光路を折曲げる第2キャリッジ11b、集光用レンズ
ブロック8、これらの各部光路を経て導かれる原稿Gか
らの反射光を受光して表面に結像される光電変換器9を
有する。
【0019】第1キャリッジ11aには、照明ランプ4
のほか、この照明ランプ4からの光を原稿面上に集める
反射鏡としてのリフレクタおよび原稿Gからの反射光を
第2キャリッジ11b側へ導くミラー5が搭載されてい
る。
のほか、この照明ランプ4からの光を原稿面上に集める
反射鏡としてのリフレクタおよび原稿Gからの反射光を
第2キャリッジ11b側へ導くミラー5が搭載されてい
る。
【0020】第1キャリッジ11aおよび第2キャリッ
ジ11bは、互いにタイミングベルト(図示せず)で結
ばれており、原稿台2の下面に沿って矢印a方向に往復
動するようになっている。この場合、第2キャリッジ1
1bは第1キャリッジ11aの1/2の速さで同じ方向
へ移動するようになっており、これにより、レンズブロ
ック8までの光路長が一定になるように走査することが
できる。なお、第1キャリッジ11a、第2キャリッジ
11bは、それぞれステッピングモ―タにより駆動され
るように構成されている。光電変換器9は、列状に配列
された複数の光電変換素子、例えば電化結合デバイス
(CCD)を有したCCDラインセンサが用いられてい
る。
ジ11bは、互いにタイミングベルト(図示せず)で結
ばれており、原稿台2の下面に沿って矢印a方向に往復
動するようになっている。この場合、第2キャリッジ1
1bは第1キャリッジ11aの1/2の速さで同じ方向
へ移動するようになっており、これにより、レンズブロ
ック8までの光路長が一定になるように走査することが
できる。なお、第1キャリッジ11a、第2キャリッジ
11bは、それぞれステッピングモ―タにより駆動され
るように構成されている。光電変換器9は、列状に配列
された複数の光電変換素子、例えば電化結合デバイス
(CCD)を有したCCDラインセンサが用いられてい
る。
【0021】また、原稿台2の近傍には、シェーディン
グ補正用の白基準板10が設けられ、第1キャリッジ1
1aの走査により原稿Gを読取り開始する前に、白基準
板10の読取り領域(1ライン領域)101が自動的に
高速で読取られるようになっている。
グ補正用の白基準板10が設けられ、第1キャリッジ1
1aの走査により原稿Gを読取り開始する前に、白基準
板10の読取り領域(1ライン領域)101が自動的に
高速で読取られるようになっている。
【0022】さらに、このスキャナ本体1には、CCD
ラインセンサ9の出力信号を安定したデジタル信号に変
換するための信号処理を行う制御回路部15が設けられ
ている。
ラインセンサ9の出力信号を安定したデジタル信号に変
換するための信号処理を行う制御回路部15が設けられ
ている。
【0023】また、原稿走査部3には、分光特性を変化
させずに透過率のみを変化させるフィルタ16が設けら
れている。このフィルタ16は、原稿Gからの反射光を
CCDラインセンサ9に結像するまでの光路中の任意の
位置(例えばレンズブロック8とCCDラインセンサ9
との間)に、後述するように中間基準信号の作成時のみ
配置し得る(例えば回転とか平行移動による。)ように
設けられている。このフィルタ16は、例えば透過率が
25%、50%、75%の3種類のフィルタが用意され
ている。
させずに透過率のみを変化させるフィルタ16が設けら
れている。このフィルタ16は、原稿Gからの反射光を
CCDラインセンサ9に結像するまでの光路中の任意の
位置(例えばレンズブロック8とCCDラインセンサ9
との間)に、後述するように中間基準信号の作成時のみ
配置し得る(例えば回転とか平行移動による。)ように
設けられている。このフィルタ16は、例えば透過率が
25%、50%、75%の3種類のフィルタが用意され
ている。
【0024】図2は、図1のスキャナの制御回路部15
の構成を概略的に示すブロック図である。この制御回路
部15には、装置の全体の制御を行う中央処理装置(C
PU)30が設けられている。さらに、このCPU30
には内部バス31および入出力部32a〜32gを介し
てそれぞれ対応してインターフェース回路33、画像処
理回路34、調光付インバータ回路35、モータ駆動回
路36、検知器21、22、22群、表示部を有する操
作パネル37、および駆動回路38が接続されている。
さらに、この制御回路部15には、CCDラインセンサ
9からの出力信号をアナログ/デジタル変換するA/D
変換回路40が含まれている。
の構成を概略的に示すブロック図である。この制御回路
部15には、装置の全体の制御を行う中央処理装置(C
PU)30が設けられている。さらに、このCPU30
には内部バス31および入出力部32a〜32gを介し
てそれぞれ対応してインターフェース回路33、画像処
理回路34、調光付インバータ回路35、モータ駆動回
路36、検知器21、22、22群、表示部を有する操
作パネル37、および駆動回路38が接続されている。
さらに、この制御回路部15には、CCDラインセンサ
9からの出力信号をアナログ/デジタル変換するA/D
変換回路40が含まれている。
【0025】画像処理回路34は、CCDドライバ13
によって駆動制御されるCCDラインセンサ9からA/
D変換回路40を介して供給される読取り信号に対して
シェーディング補正などの画像処理を行うものである。
この画像処理がなされた画像信号は、インターフェース
回路33を介して外部機器へ読取結果として出力される
ようになっている。調光付インバータ回路35は、検知
器35aの検知出力によって照明ランプ4の光量を調光
するものである。モータ駆動回路36は、読取倍率に対
応した複数の速度で原稿走査部3を駆動するためのステ
ッピングモータ12を回転駆動するものである。操作パ
ネル37は、複数の指示を入力したり、あるいは複数の
状態を表示するものである。駆動回路38は、フィルタ
16を移動させるためのフィルタ移動機構39を駆動す
るものである。図3は画像処理回路34の構成を示すブ
ロック図である。
によって駆動制御されるCCDラインセンサ9からA/
D変換回路40を介して供給される読取り信号に対して
シェーディング補正などの画像処理を行うものである。
この画像処理がなされた画像信号は、インターフェース
回路33を介して外部機器へ読取結果として出力される
ようになっている。調光付インバータ回路35は、検知
器35aの検知出力によって照明ランプ4の光量を調光
するものである。モータ駆動回路36は、読取倍率に対
応した複数の速度で原稿走査部3を駆動するためのステ
ッピングモータ12を回転駆動するものである。操作パ
ネル37は、複数の指示を入力したり、あるいは複数の
状態を表示するものである。駆動回路38は、フィルタ
16を移動させるためのフィルタ移動機構39を駆動す
るものである。図3は画像処理回路34の構成を示すブ
ロック図である。
【0026】画像処理回路34は、黒基準発生回路4
1、白基準発生回路42、第1の中間基準発生回路43
1、第2の中間基準発生回路432、第3の中間基準発
生回路433、メモリ44、45、461、462、4
63、減算回路47、入力信号レベル判定回路48、セ
レクト回路49、および信号処理回路50によって構成
されている。
1、白基準発生回路42、第1の中間基準発生回路43
1、第2の中間基準発生回路432、第3の中間基準発
生回路433、メモリ44、45、461、462、4
63、減算回路47、入力信号レベル判定回路48、セ
レクト回路49、および信号処理回路50によって構成
されている。
【0027】黒基準発生回路41は、照明ランプ4を消
してCCDラインセンサ9に全く光が入射しない状態で
のCCDラインセンサ9からの出力信号を用いて黒基準
信号VBKを発生するものである。この黒基準信号VBK
は、複数ライン分をビット単位で加算した加算結果から
1ラインの平均値を算出したものである。
してCCDラインセンサ9に全く光が入射しない状態で
のCCDラインセンサ9からの出力信号を用いて黒基準
信号VBKを発生するものである。この黒基準信号VBK
は、複数ライン分をビット単位で加算した加算結果から
1ラインの平均値を算出したものである。
【0028】白基準発生回路42は、照明ランプ4を点
灯し、白基準板10からの反射光がCCDラインセンサ
9に照射する位置まで第1、第2キャリッジ11a、1
1bを移動した状態でのCCDラインセンサ9からの出
力信号と上記黒基準信号VBKとを用いて白基準信号V
WTを発生するものである。この白基準信号VWTは、複
数ライン分をビット単位で加算した加算結果から1ライ
ンの平均値を算出し、この算出結果から上記黒基準信号
VBKを減算したものである。
灯し、白基準板10からの反射光がCCDラインセンサ
9に照射する位置まで第1、第2キャリッジ11a、1
1bを移動した状態でのCCDラインセンサ9からの出
力信号と上記黒基準信号VBKとを用いて白基準信号V
WTを発生するものである。この白基準信号VWTは、複
数ライン分をビット単位で加算した加算結果から1ライ
ンの平均値を算出し、この算出結果から上記黒基準信号
VBKを減算したものである。
【0029】第1の中間基準発生回路431は、照明ラ
ンプ4を点灯し、白基準板10からの反射光がCCDラ
インセンサ9に照射する位置まで第1、第2キャリッジ
11a、11bを移動した状態で、かつ白基準板10と
CCDラインセンサ9を結ぶ光路内に分光特性の変化し
ない透過率が25%のフィルタ16を挿入した状態で、
CCDラインセンサ9からの出力信号と上記黒基準信号
VBKとを用いて第1の中間基準信号VM1を発生するもの
である。
ンプ4を点灯し、白基準板10からの反射光がCCDラ
インセンサ9に照射する位置まで第1、第2キャリッジ
11a、11bを移動した状態で、かつ白基準板10と
CCDラインセンサ9を結ぶ光路内に分光特性の変化し
ない透過率が25%のフィルタ16を挿入した状態で、
CCDラインセンサ9からの出力信号と上記黒基準信号
VBKとを用いて第1の中間基準信号VM1を発生するもの
である。
【0030】この第1の中間基準信号VM1は、複数ライ
ン分をビット単位で加算した加算結果から1ラインの平
均値を算出し、この算出結果から上記黒基準信号VBKを
減算したものである。
ン分をビット単位で加算した加算結果から1ラインの平
均値を算出し、この算出結果から上記黒基準信号VBKを
減算したものである。
【0031】第2の中間基準発生回路432は、照明ラ
ンプ4を点灯し、白基準板10からの反射光がCCDラ
インセンサ9に照射する位置まで第1、第2キャリッジ
11a、11bを移動した状態で、かつ白基準板10と
CCDラインセンサ9を結ぶ光路内に分光特性の変化し
ない透過率が50%のフィルタ16を挿入した状態で、
CCDラインセンサ9からの出力信号と上記黒基準信号
VBKとを用いて第2の中間基準信号VM2を発生するもの
である。
ンプ4を点灯し、白基準板10からの反射光がCCDラ
インセンサ9に照射する位置まで第1、第2キャリッジ
11a、11bを移動した状態で、かつ白基準板10と
CCDラインセンサ9を結ぶ光路内に分光特性の変化し
ない透過率が50%のフィルタ16を挿入した状態で、
CCDラインセンサ9からの出力信号と上記黒基準信号
VBKとを用いて第2の中間基準信号VM2を発生するもの
である。
【0032】この第2の中間基準信号VM2は、複数ライ
ン分をビット単位で加算した加算結果から1ラインの平
均値を算出し、この算出結果から上記黒基準信号VBKを
減算したものである。
ン分をビット単位で加算した加算結果から1ラインの平
均値を算出し、この算出結果から上記黒基準信号VBKを
減算したものである。
【0033】第3の中間基準発生回路433は、照明ラ
ンプ4を点灯し、白基準板10からの反射光がCCDラ
インセンサ9に照射する位置まで第1、第2キャリッジ
11a、11bを移動した状態で、かつ白基準板10と
CCDラインセンサ9を結ぶ光路内に分光特性の変化し
ない透過率が75%のフィルタ16を挿入した状態で、
CCDラインセンサ9からの出力信号と上記黒基準信号
VBKとを用いて第3の中間基準信号VM3を発生するもの
である。
ンプ4を点灯し、白基準板10からの反射光がCCDラ
インセンサ9に照射する位置まで第1、第2キャリッジ
11a、11bを移動した状態で、かつ白基準板10と
CCDラインセンサ9を結ぶ光路内に分光特性の変化し
ない透過率が75%のフィルタ16を挿入した状態で、
CCDラインセンサ9からの出力信号と上記黒基準信号
VBKとを用いて第3の中間基準信号VM3を発生するもの
である。
【0034】この第3の中間基準信号VM3は、複数ライ
ン分をビット単位で加算した加算結果から1ラインの平
均値を算出し、この算出結果から上記黒基準信号VBKを
減算したものである。メモリ44は、黒基準発生回路4
1からの黒基準信号VBKを記憶するものである。メモリ
45は、白基準発生回路42からの白基準信号VWTを記
憶するものである。メモリ461は、第1の中間基準発
生回路431からの第1の中間基準信号VM1を記憶する
ものである。メモリ462は、第2の中間基準発生回路
432からの第2の中間基準信号VM2を記憶するもので
ある。メモリ463は、第3の中間基準発生回路433
からの第3の中間基準信号VM3を記憶するものである。
減算回路47は、原稿読取中の画像信号からメモリ44
に記憶されている黒基準信号VBKを減算するものであ
る。
ン分をビット単位で加算した加算結果から1ラインの平
均値を算出し、この算出結果から上記黒基準信号VBKを
減算したものである。メモリ44は、黒基準発生回路4
1からの黒基準信号VBKを記憶するものである。メモリ
45は、白基準発生回路42からの白基準信号VWTを記
憶するものである。メモリ461は、第1の中間基準発
生回路431からの第1の中間基準信号VM1を記憶する
ものである。メモリ462は、第2の中間基準発生回路
432からの第2の中間基準信号VM2を記憶するもので
ある。メモリ463は、第3の中間基準発生回路433
からの第3の中間基準信号VM3を記憶するものである。
減算回路47は、原稿読取中の画像信号からメモリ44
に記憶されている黒基準信号VBKを減算するものであ
る。
【0035】入力信号レベル判定回路48は、減算回路
47からの減算結果に応じて、原稿読取中の画像信号の
入力信号レベルが、反射率25%以下か、反射率25%
〜50%か、反射率50%〜75%か、反射率75%〜
100%かのどこに属すレベルの信号かを判定するもの
である。
47からの減算結果に応じて、原稿読取中の画像信号の
入力信号レベルが、反射率25%以下か、反射率25%
〜50%か、反射率50%〜75%か、反射率75%〜
100%かのどこに属すレベルの信号かを判定するもの
である。
【0036】セレクト回路49は、入力信号レベル判定
回路48からの判定結果に応じて、メモリ461、46
2、463、45に記憶されている基準信号を選択する
ものである。
回路48からの判定結果に応じて、メモリ461、46
2、463、45に記憶されている基準信号を選択する
ものである。
【0037】たとえば、判定結果が反射率25%以下の
場合、メモリ461に記憶されている第1の中間基準信
号VM1が選択されて出力され、判定結果が反射率25%
〜50%の場合、メモリ461、462に記憶されてい
る第1の中間基準信号VM1と第2の中間基準信号VM2が
選択されて出力され、判定結果が反射率50%〜75%
の場合、メモリ462、463に記憶されている第2の
中間基準信号VM2と第3の中間基準信号VM3が選択され
て出力され、判定結果が反射率75%〜100%の場
合、メモリ463、45に記憶されている第3の中間基
準信号VM3と白基準信号VWTが選択されて出力されるよ
うになっている。
場合、メモリ461に記憶されている第1の中間基準信
号VM1が選択されて出力され、判定結果が反射率25%
〜50%の場合、メモリ461、462に記憶されてい
る第1の中間基準信号VM1と第2の中間基準信号VM2が
選択されて出力され、判定結果が反射率50%〜75%
の場合、メモリ462、463に記憶されている第2の
中間基準信号VM2と第3の中間基準信号VM3が選択され
て出力され、判定結果が反射率75%〜100%の場
合、メモリ463、45に記憶されている第3の中間基
準信号VM3と白基準信号VWTが選択されて出力されるよ
うになっている。
【0038】信号処理回路50は、減算回路47からの
減算結果を上記セレクト回路49から選択的に供給され
る基準信号を用いてシェーディング補正を行うものであ
る。次に、このような構成において、画像処理回路34
における基準信号の作成処理について説明する。
減算結果を上記セレクト回路49から選択的に供給され
る基準信号を用いてシェーディング補正を行うものであ
る。次に、このような構成において、画像処理回路34
における基準信号の作成処理について説明する。
【0039】すなわち、黒基準信号VBKを作成する際、
照明ランプ4を消してCCDラインセンサ9に全く光が
入射しない状態とし、このときのCCDラインセンサ9
からの出力信号を黒基準発生回路41で複数ライン分を
ビット単位で加算し、この加算結果から1ラインの平均
値を算出する。この算出された結果を黒基準信号VBKと
してメモリ44に記憶する。
照明ランプ4を消してCCDラインセンサ9に全く光が
入射しない状態とし、このときのCCDラインセンサ9
からの出力信号を黒基準発生回路41で複数ライン分を
ビット単位で加算し、この加算結果から1ラインの平均
値を算出する。この算出された結果を黒基準信号VBKと
してメモリ44に記憶する。
【0040】また、白基準信号VWTを作成する際、照明
ランプ4を点灯し、白基準板10からの反射光がCCD
ラインセンサ9に照射する位置まで第1、第2キャリッ
ジ11a、11bを移動した状態とし、このときのCC
Dラインセンサ9からの出力信号を白基準発生回路42
で複数ライン分をビット単位で加算し、この加算結果か
ら1ラインの平均値を算出し、この平均値からメモリ4
4に記憶されている黒基準信号VBKを減算し、この減算
した結果を白基準信号VWTとしてメモリ45に記憶す
る。
ランプ4を点灯し、白基準板10からの反射光がCCD
ラインセンサ9に照射する位置まで第1、第2キャリッ
ジ11a、11bを移動した状態とし、このときのCC
Dラインセンサ9からの出力信号を白基準発生回路42
で複数ライン分をビット単位で加算し、この加算結果か
ら1ラインの平均値を算出し、この平均値からメモリ4
4に記憶されている黒基準信号VBKを減算し、この減算
した結果を白基準信号VWTとしてメモリ45に記憶す
る。
【0041】また、第1の中間基準信号VM1を作成する
際、照明ランプ4を点灯し、白基準板10からの反射光
がCCDラインセンサ9に照射する位置まで第1、第2
キャリッジ11a、11bを移動させ、白基準板10と
CCDラインセンサ9を結ぶ光路内に分光特性の変化し
ない透過率が25%のフィルタ16を挿入する。このと
きのCCDラインセンサ9からの出力信号を第1の中間
基準発生回路431で複数ライン分をビット単位で加算
し、この加算結果から1ラインの平均値を算出し、この
平均値からメモリ44に記憶されている黒基準信号VBK
を減算し、この減算した結果を第1の中間基準信号VM1
としてメモリ461に記憶する。
際、照明ランプ4を点灯し、白基準板10からの反射光
がCCDラインセンサ9に照射する位置まで第1、第2
キャリッジ11a、11bを移動させ、白基準板10と
CCDラインセンサ9を結ぶ光路内に分光特性の変化し
ない透過率が25%のフィルタ16を挿入する。このと
きのCCDラインセンサ9からの出力信号を第1の中間
基準発生回路431で複数ライン分をビット単位で加算
し、この加算結果から1ラインの平均値を算出し、この
平均値からメモリ44に記憶されている黒基準信号VBK
を減算し、この減算した結果を第1の中間基準信号VM1
としてメモリ461に記憶する。
【0042】また、第2の中間基準信号VM2を作成する
際、照明ランプ4を点灯し、白基準板10からの反射光
がCCDラインセンサ9に照射する位置まで第1、第2
キャリッジ11a、11bを移動させ、白基準板10と
CCDラインセンサ9を結ぶ光路内に分光特性の変化し
ない透過率が50%のフィルタ16を挿入する。このと
きのCCDラインセンサ9からの出力信号を第2の中間
基準発生回路432で複数ライン分をビット単位で加算
し、この加算結果から1ラインの平均値を算出し、この
平均値からメモリ44に記憶されている黒基準信号VBK
を減算し、この減算した結果を第2の中間基準信号VM2
としてメモリ462に記憶する。
際、照明ランプ4を点灯し、白基準板10からの反射光
がCCDラインセンサ9に照射する位置まで第1、第2
キャリッジ11a、11bを移動させ、白基準板10と
CCDラインセンサ9を結ぶ光路内に分光特性の変化し
ない透過率が50%のフィルタ16を挿入する。このと
きのCCDラインセンサ9からの出力信号を第2の中間
基準発生回路432で複数ライン分をビット単位で加算
し、この加算結果から1ラインの平均値を算出し、この
平均値からメモリ44に記憶されている黒基準信号VBK
を減算し、この減算した結果を第2の中間基準信号VM2
としてメモリ462に記憶する。
【0043】また、第3の中間基準信号VM3を作成する
際、照明ランプ4を点灯し、白基準板10からの反射光
がCCDラインセンサ9に照射する位置まで第1、第2
キャリッジ11a、11bを移動させ、白基準板10と
CCDラインセンサ9を結ぶ光路内に分光特性の変化し
ない透過率が75%のフィルタ16を挿入する。このと
きのCCDラインセンサ9からの出力信号を第3の中間
基準発生回路433で複数ライン分をビット単位で加算
し、この加算結果から1ラインの平均値を算出し、この
平均値からメモリ44に記憶されている黒基準信号VBK
を減算し、この減算した結果を第3の中間基準信号VM3
としてメモリ463に記憶する。
際、照明ランプ4を点灯し、白基準板10からの反射光
がCCDラインセンサ9に照射する位置まで第1、第2
キャリッジ11a、11bを移動させ、白基準板10と
CCDラインセンサ9を結ぶ光路内に分光特性の変化し
ない透過率が75%のフィルタ16を挿入する。このと
きのCCDラインセンサ9からの出力信号を第3の中間
基準発生回路433で複数ライン分をビット単位で加算
し、この加算結果から1ラインの平均値を算出し、この
平均値からメモリ44に記憶されている黒基準信号VBK
を減算し、この減算した結果を第3の中間基準信号VM3
としてメモリ463に記憶する。
【0044】なお、上記したように各基準信号を作成す
る際に、複数ライン分の平均値を用いる理由は、1ライ
ン分の読取りのみでは誤差を含む不安定な基準信号が作
成されることを防ぎ、基準信号の精度を上げるためであ
る。次に、スキャナの原稿読取り時における画像処理回
路34による画像信号処理について、図4を参照しなが
ら詳細に説明する。
る際に、複数ライン分の平均値を用いる理由は、1ライ
ン分の読取りのみでは誤差を含む不安定な基準信号が作
成されることを防ぎ、基準信号の精度を上げるためであ
る。次に、スキャナの原稿読取り時における画像処理回
路34による画像信号処理について、図4を参照しなが
ら詳細に説明する。
【0045】すなわち、原稿読取中の画像信号は減算回
路47で、メモリ44に記憶されている黒基準信号VBK
の信号成分が差し引かれ、その減算結果は入力信号レベ
ル判定回路48とセレクト回路49に出力される。次
に、入力信号レベル判定回路48により減算回路47か
らの減算結果に応じて、入力された画像信号が反射率2
5%以下か、反射率25%〜50%か、反射率50%〜
75%か、反射率75%〜100%かのどこに属すレベ
ルの信号か、つまり区間P1、P2、P3、P4のどこ
に属するかを判定し、その判定結果に応じたセレクト信
号をセレクト回路49へ送る。入力信号レベルが25%
以下つまり区間P1のとき、メモリ461が選択され、
第1の中間基準信号VM1が信号処理回路50に出力され
る。
路47で、メモリ44に記憶されている黒基準信号VBK
の信号成分が差し引かれ、その減算結果は入力信号レベ
ル判定回路48とセレクト回路49に出力される。次
に、入力信号レベル判定回路48により減算回路47か
らの減算結果に応じて、入力された画像信号が反射率2
5%以下か、反射率25%〜50%か、反射率50%〜
75%か、反射率75%〜100%かのどこに属すレベ
ルの信号か、つまり区間P1、P2、P3、P4のどこ
に属するかを判定し、その判定結果に応じたセレクト信
号をセレクト回路49へ送る。入力信号レベルが25%
以下つまり区間P1のとき、メモリ461が選択され、
第1の中間基準信号VM1が信号処理回路50に出力され
る。
【0046】入力信号レベルが25%〜50%つまり区
間P2のとき、メモリ461、462が選択され、第1
の中間基準信号VM1と第2の中間基準信号VM2が信号処
理回路50に出力される。
間P2のとき、メモリ461、462が選択され、第1
の中間基準信号VM1と第2の中間基準信号VM2が信号処
理回路50に出力される。
【0047】入力信号レベルが50%〜75%つまり区
間P3のとき、メモリ462、463が選択され、第2
の中間基準信号VM2と第3の中間基準信号VM3が信号処
理回路50に出力される。
間P3のとき、メモリ462、463が選択され、第2
の中間基準信号VM2と第3の中間基準信号VM3が信号処
理回路50に出力される。
【0048】入力信号レベルが75%〜100%つまり
区間P4のとき、メモリ463、45が選択され、第3
の中間基準信号VM3と白基準信号VWTが信号処理回路5
0に出力される。
区間P4のとき、メモリ463、45が選択され、第3
の中間基準信号VM3と白基準信号VWTが信号処理回路5
0に出力される。
【0049】そして、信号処理回路50により、減算回
路47からの減算結果を上記セレクト回路49から選択
的に供給される基準信号を用いて図5に示すような、シ
ェーディング補正を行う。
路47からの減算結果を上記セレクト回路49から選択
的に供給される基準信号を用いて図5に示すような、シ
ェーディング補正を行う。
【0050】ここで、区間の一端側の基準信号値をa、
区間の他端側の基準信号値をbで現している。また、黒
基準信号VBKを00H、白基準信号VWTをFFHとする
正規化信号処理を行った8ビットのデジタル信号のうち
で、上記区間の一端側に相当する定数をA、区間の他端
側に相当する定数をBで表している。そして、補正前の
入力データxに対して下の式に示すような補正計算を行
い、補正後の入力データXを得る。 X={(x−a)×(B−A)/(b−a)}+A 具体的な計算式は、 入力データが区間P1に属する場合(25%以下) X=x×40H/VM1 入力データが区間P2に属する場合(25%〜50%) X={(x−VM1)×40H/(VM2−VM1)}+40H 入力データが区間P3に属する場合(50%〜75%) X={(x−VM2)×40H/(VM3−VM2)}+80H 入力データが区間P4に属する場合(75%〜100%) X={(x−VM3)×40H/(VWT−VM3)}+C0H である。例えば、入力信号レベルが反射率50%〜75
%に属する場合(黒基準信号VBKが既に減算済み)、図
6に示すように、 X={(x−VM2)×(C0H−80H)/(VM3−VM2)}+80H ={(x−VM2)×40H/(VM3−VM2)}+80H となる。この場合、破線は補正前のCCD出力特性で、
実線が補正後のCCD出力特性となっている。
区間の他端側の基準信号値をbで現している。また、黒
基準信号VBKを00H、白基準信号VWTをFFHとする
正規化信号処理を行った8ビットのデジタル信号のうち
で、上記区間の一端側に相当する定数をA、区間の他端
側に相当する定数をBで表している。そして、補正前の
入力データxに対して下の式に示すような補正計算を行
い、補正後の入力データXを得る。 X={(x−a)×(B−A)/(b−a)}+A 具体的な計算式は、 入力データが区間P1に属する場合(25%以下) X=x×40H/VM1 入力データが区間P2に属する場合(25%〜50%) X={(x−VM1)×40H/(VM2−VM1)}+40H 入力データが区間P3に属する場合(50%〜75%) X={(x−VM2)×40H/(VM3−VM2)}+80H 入力データが区間P4に属する場合(75%〜100%) X={(x−VM3)×40H/(VWT−VM3)}+C0H である。例えば、入力信号レベルが反射率50%〜75
%に属する場合(黒基準信号VBKが既に減算済み)、図
6に示すように、 X={(x−VM2)×(C0H−80H)/(VM3−VM2)}+80H ={(x−VM2)×40H/(VM3−VM2)}+80H となる。この場合、破線は補正前のCCD出力特性で、
実線が補正後のCCD出力特性となっている。
【0051】図4は、CCDラインセンサ9の入出力関
係がリニアでない場合に図3の画像処理回路34によっ
てシェーディング補正を行った後のCCDラインセンサ
出力と理想のCCDラインセンサ出力との関係の一例を
示す特性図である。
係がリニアでない場合に図3の画像処理回路34によっ
てシェーディング補正を行った後のCCDラインセンサ
出力と理想のCCDラインセンサ出力との関係の一例を
示す特性図である。
【0052】この特性を図8に示した従来例の特性と比
較すると、補正後のCCDラインセンサ出力と理想のC
CDラインセンサ出力とで囲まれる部分の誤差が極力少
なくなっていることが分かる。
較すると、補正後のCCDラインセンサ出力と理想のC
CDラインセンサ出力とで囲まれる部分の誤差が極力少
なくなっていることが分かる。
【0053】なお、上記実施例では、中間基準信号を作
成する時に、光学系の光路中に分光特性を変化させずに
透過率のみを変化させるフィルタ16を配置したが、こ
れに限らず、フィルタ16を使用することなく中間基準
信号を作成することも可能である。例えば前記白基準板
よりも反射率が低く反射率の明確な中間基準板を設け、
これを読取り、その時に光電変換素子から出力される信
号から中間基準信号を作成するようにしても良い。
成する時に、光学系の光路中に分光特性を変化させずに
透過率のみを変化させるフィルタ16を配置したが、こ
れに限らず、フィルタ16を使用することなく中間基準
信号を作成することも可能である。例えば前記白基準板
よりも反射率が低く反射率の明確な中間基準板を設け、
これを読取り、その時に光電変換素子から出力される信
号から中間基準信号を作成するようにしても良い。
【0054】また、基準信号を作成する際には、最初に
黒基準信号を作成すれば良く、その他の基準信号の作成
順序は任意に設定して良い。また、中間基準信号の数は
3つに限らず、少なくとも1つあれば良い。
黒基準信号を作成すれば良く、その他の基準信号の作成
順序は任意に設定して良い。また、中間基準信号の数は
3つに限らず、少なくとも1つあれば良い。
【0055】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、光電
変換素子の入出力関係がリニアでない場合でも、あるい
は、個々の光電変換素子の入出力関係にばらつきが生じ
る場合でも、シェーディング補正を行うことにより入出
力関係をリニアな関係に変換し得る画像読取装置を実現
することができる。
変換素子の入出力関係がリニアでない場合でも、あるい
は、個々の光電変換素子の入出力関係にばらつきが生じ
る場合でも、シェーディング補正を行うことにより入出
力関係をリニアな関係に変換し得る画像読取装置を実現
することができる。
【図1】この発明の画像入力装置の一実施例に係るスキ
ャナの概略構成を示す図。
ャナの概略構成を示す図。
【図2】図1のスキャナの全体的な制御系統を概略的に
示すブロック図。
示すブロック図。
【図3】図2中の画像処理回路の一例を示すブロック
図。
図。
【図4】図1中のCCDラインセンサの入出力関係がリ
ニアでない場合に図3の画像処理回路によってシェーデ
ィング補正を行った後のCCDラインセンサ出力の一例
を示す特性図。
ニアでない場合に図3の画像処理回路によってシェーデ
ィング補正を行った後のCCDラインセンサ出力の一例
を示す特性図。
【図5】図3中の信号処理回路におけるシェーディング
補正計算の仕方を説明するために示す図。
補正計算の仕方を説明するために示す図。
【図6】図3中の信号処理回路におけるシェーディング
補正計算の仕方を説明するために示す図。
補正計算の仕方を説明するために示す図。
【図7】一般に理想とされているシェーディング補正の
方法の一例を示す特性図。
方法の一例を示す特性図。
【図8】黒基準信号と白基準信号のみを用いてCCDラ
インセンサ出力にシェーディング補正を行った場合にお
けるシェーディング補正後のCCDラインセンサ出力と
理想のCCDラインセンサ出力との関係を示す特性図。
インセンサ出力にシェーディング補正を行った場合にお
けるシェーディング補正後のCCDラインセンサ出力と
理想のCCDラインセンサ出力との関係を示す特性図。
1…スキャナ本体、2…原稿台、3…原稿走査部、4…
照明ランプ、9…CCDラインセンサ、10…白基準
板、16…フィルタ、34…画像処理回路、41…黒基
準発生回路、42…白基準発生回路、431…第1の中
間基準発生回路、432…第2の中間基準発生回路、4
33…第3の中間基準発生回路、44、45、461〜
463…メモリ、48…入力信号レベル判定回路、49
…セレクト回路、50…信号処理回路。
照明ランプ、9…CCDラインセンサ、10…白基準
板、16…フィルタ、34…画像処理回路、41…黒基
準発生回路、42…白基準発生回路、431…第1の中
間基準発生回路、432…第2の中間基準発生回路、4
33…第3の中間基準発生回路、44、45、461〜
463…メモリ、48…入力信号レベル判定回路、49
…セレクト回路、50…信号処理回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小関 順一 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝イン テリジエントテクノロジ株式会社内 (72)発明者 永持 克也 神奈川県川崎市幸区柳町70番地 東芝イン テリジエントテクノロジ株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 原稿台上に載置された被読取物上に光を
照射する光照射手段と、 この光照射手段によって照射される光の反射光を検出し
て光電変換処理を行う光電変換手段と、 前記光照射手段による被読取物に対する光の照射を行う
前に、光の反射率レベルに対応して、反射率レベルの最
も低い第1の基準信号、反射率レベルの最も高い第2の
基準信号及びこの第1の基準信号のレベルと第2の基準
信号のレベルの間のレベルを有する第3の基準信号を生
成する生成手段と、 この生成手段にて生成された第1の基準信号、第2の基
準信号及び第3の基準信号とを記憶する記憶手段と、 前記光電変換手段から出力される出力信号に対して、前
記記憶手段に記憶されている第1の基準信号、第2の基
準信号及び第3の基準信号とを用いてシェーディング補
正処理を行う処理手段と、 を具備したことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項2】 原稿台上に載置された被読取物上に光を
照射する光照射手段と、 この光照射手段によって照射される光の反射光を検出し
て光電変換処理を行う光電変換手段と、 前記光照射手段による被読取物に対する光の照射を行う
前に、光の反射率レベルに応じて、反射率の最も低いレ
ベルに対応した黒基準信号、反射率の最も高いレベルに
対応した白基準信号並びに前記黒基準信号のレベルと白
基準信号のレベルの間のレベルを対応した複数の中間基
準信号を生成する生成手段と、 この生成手段にて生成された黒基準信号及び白基準信号
並びに複数の中間基準信号とを記憶する記憶手段と、 前記光電変換手段からの出力信号に対して、その出力信
号の反射光レベルを判別する判別手段と、 この判別手段による判別結果に応じて、前記記憶手段か
ら出力信号に対応した2つの基準信号を読出し、この読
出された2つの基準信号を用いて前記出力信号に対して
シェーディング補正処理を施す処理手段と、 を具備したことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項3】 原稿台上に載置された被読取物上に光を
照射する光照射手段と、 この光照射手段によって照射される光の反射光を検出し
て、ビット単位で光電変換処理を行う光電変換手段と、 前記原稿台の近傍に配置された白基準板と、 前記光照射手段による被読取物上に光を照射する前に、
前記光照射手段による光の照射をしない状態にて前記光
電変換手段から出力される信号を黒基準信号として生成
し、かつ前記光照射手段によって前記白基準板に光を照
射し、この反射光を前記光電変換手段によって検出する
ことにより白基準信号を生成する第1の生成手段と、 前記白基準板からの反射光に対して、分光を変化させず
に透過率を変化させるフィルタを有し、前記白基準板か
らの反射光の透過率が変化した光を前記光電変換手段に
よって検出することにより、前記黒基準信号のレベルと
白基準信号のレベルの間のレベルを有する複数の中間基
準信号を生成する第2の生成手段と、 前記第1の生成手段にて生成された黒基準信号及び白基
準信号並びに前記第2の生成手段にて生成された複数の
中間基準信号とを記憶する記憶手段と、 前記光電変換手段からの出力信号に対して、その出力信
号の反射光レベルを判別する判別手段と、 この判別手段による判別結果に応じて、前記記憶手段か
ら出力信号に対応した2つの基準信号を読出し、この読
出された2つの基準信号を用いて前記出力信号に対して
ビット単位でシェーディング補正処理を施す処理手段
と、 を具備したことを特徴とする画像読取装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3220740A JPH0563978A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 画像読取装置 |
US07/857,187 US5206501A (en) | 1991-08-30 | 1992-03-25 | Image-reading device having a photoelectric transducer |
DE69216004T DE69216004T2 (de) | 1991-08-30 | 1992-03-25 | Bildlesevorrichtung |
EP92105161A EP0529193B1 (en) | 1991-08-30 | 1992-03-25 | Image-reading device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3220740A JPH0563978A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 画像読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0563978A true JPH0563978A (ja) | 1993-03-12 |
Family
ID=16755788
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3220740A Pending JPH0563978A (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 画像読取装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5206501A (ja) |
EP (1) | EP0529193B1 (ja) |
JP (1) | JPH0563978A (ja) |
DE (1) | DE69216004T2 (ja) |
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US9992375B2 (en) | 2015-03-19 | 2018-06-05 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | Image reading device illuminating a white reference member at a lower luminous intensity to generate black correction data for shading correction |
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- 1991-08-30 JP JP3220740A patent/JPH0563978A/ja active Pending
-
1992
- 1992-03-25 EP EP92105161A patent/EP0529193B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-03-25 US US07/857,187 patent/US5206501A/en not_active Expired - Fee Related
- 1992-03-25 DE DE69216004T patent/DE69216004T2/de not_active Expired - Fee Related
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EP0529193A2 (en) | 1993-03-03 |
DE69216004T2 (de) | 1997-07-17 |
EP0529193A3 (en) | 1993-04-14 |
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