JP2001169100A - 画像読取方法及び装置並びに記憶媒体 - Google Patents

画像読取方法及び装置並びに記憶媒体

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JP2001169100A
JP2001169100A JP34879099A JP34879099A JP2001169100A JP 2001169100 A JP2001169100 A JP 2001169100A JP 34879099 A JP34879099 A JP 34879099A JP 34879099 A JP34879099 A JP 34879099A JP 2001169100 A JP2001169100 A JP 2001169100A
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Hiroyuki Wada
宏之 和田
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路構成が複雑化することなく、自然で的確
なゴミ・傷の補正を行うことができる画像読取方法及び
装置を提供する。 【解決手段】 透過原稿の画像を読み取るラインセンサ
5の読取解像度に応じて画像データ上のゴミ・傷の補正
方法をシステムコントローラ20により選択する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、現像済み
写真フィルム等の透過原稿の画像を読み取る画像読取方
法及び装置並びにこの画像読取装置を制御するための制
御プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画像読取装置(フィルム
スキャナ)では、一般にマイクロフィルムや写真フィル
ムといった透過原稿の背後から照明光学系により該透過
原稿を照射し、その透過光を投影光学系を介して光電変
換素子の結像面に投影・結像し、前記光電変換素子によ
り光電変換することにより、透過原稿の画像情報を電気
的に変換していた。
【0003】しかし、このような従来装置では、照明光
学系及び投影光学系に付着したゴミ、透過原稿上のゴミ
・傷が読み取った画像データ上に黒点となって現れ、結
果的に画像劣化をもたらすという問題点があった。
【0004】図15は、上述したゴミ・傷の画像データ
及び出力画像への影響を模式的に示す図であり、図15
(A)は透過原稿がリバーサルフィルムの場合を、図1
5(B)は透過原稿がネガフィルムの場合をそれぞれ示
す。
【0005】図15(A)では、被写体を撮影したリバ
ーサルフィルムの画像(ポジ画像)を画像読取装置であ
るスキャナ(フィルムスキャナ)で読み取り、その読み
取った画像信号に対してガンマ補正を施し、人間の目に
見えるポジ画像として出力する。
【0006】また、図15(B)では、被写体を撮影し
たネガフィルムの画像(ネガ画像)を画像読取装置であ
るスキャナ(フィルムスキャナ)で読み取り、その読み
取った画像信号を反転処理した後、ガンマ補正(画像処
理)を施し、人間の目に見えるポジ画像として出力す
る。
【0007】図15に示すように、透過原稿がリバーサ
ルフィルム及びネガフィルムのいかんに拘らず、透過原
稿をスキャナで画像変換して読み取った場合、上述した
ゴミ・傷は画像信号上に黒点となって出力画像(ポジ画
像)に現れる。
【0008】その結果、リバーサルフィルムの場合は、
図15(A)に示すように、上述の画像信号をそのまま
ガンマ補正等の画像処理を施して、プリンタ等の出力装
置へ出力するので、上述したゴミ・傷の影響はそのまま
出力画像(ポジ画像)に黒点となって現れる。
【0009】一方、ネガフィルムの場合は、図15
(B)に示すように、スキャナで読み取った画像信号を
フルレベルで読み取った画像信号から減算することによ
り、ネガ画像からポジ画像への変換を行っているので、
上述したゴミ・傷の影響は白い輝点となって出力画像
(ポジ画像)に現れる。
【0010】そこで、赤外光に対する透過原稿の透過率
特性に着目して、上述したような画像劣化の原因となる
ゴミ・傷のみを透過原稿を透過する赤外光により検知
し、該検知したゴミ情報により読み取った画像データに
修正を加えるという画像読取装置(フィルムスキャナ)
が既に提案されている。
【0011】その一例が、特公平7−97402号(以
下、第1従来例と記述する)及び特許2559970号
(以下、第2従来例と記述する)に開示されている。
【0012】前者の第1従来例では、ゴミ・傷と認識し
た画素を、その周辺の画像情報を適宜選択して補正して
いる。
【0013】また、後者の第2従来例では、ゴミ・傷と
認識した画素の周辺の画像データらの画像補正だけでは
なく、ゴミ・傷と認識した画素の領域の赤外光データを
基に画像補正を行っている。更に、この第2従来例で
は、的確な補正のために、各々の特性を生かし、これら
複数の画像補正方法を赤外光データのレベルに応じて使
い分けている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た第2従来例のように、赤外光データのレベルを検知し
て補正方法を選択するためには、赤外光データを取り込
んでA(アナログ)/D(デジタル)変換した後に、前
記赤外光データのレベルが閾値以下か否かを判別しなく
てはならない。即ち、A/D変換手段や判別回路を設け
る必要があり、回路構成が複雑化し、そのために必要な
メモリ容量や演算時間が増加すると共に、コストアップ
を招くという問題点があった。
【0015】本発明は上述した従来の技術の有するこの
ような問題点に鑑みてなされたものであり、その第1の
目的とするところは、回路構成が複雑化することなく、
自然で的確なゴミ・傷の補正を行うことが可能な画像読
取方法及び装置を提供することにある。
【0016】また、本発明の第2の目的とするところ
は、上述した本発明の画像読取装置を制御するための制
御プログラムを格納した記憶媒体を提供することにあ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、請求項1記載の画像読取方法は、透過原稿の画
像を読取手段により読み取る画像読取方法であって、前
記読取手段の読取解像度に応じて画像データ上の修正対
象物を修正する修正方法を選択する選択工程を有するこ
とを特徴とする。
【0018】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項2記載の画像読取方法は、請求項1記載の画像読取
方法において、前記修正対象物とはゴミであることを特
徴とする。
【0019】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項3記載の画像読取方法は、請求項1記載の画像読取
方法において、前記修正対象物とは傷であることを特徴
とする。
【0020】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項4記載の画像読取方法は、請求項1記載の画像読取
方法において、前記透過原稿は、現像済み写真フィルム
であることを特徴とする。
【0021】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項5記載の画像読取装置は、透過原稿の画像を読取手
段により読み取る画像読取装置であって、前記読取手段
の読取解像度に応じて画像データ上の修正対象物の修正
方法を選択する選択手段を有することを特徴とする。
【0022】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項6記載の画像読取装置は、請求項5記載の画像読取
装置において、前記修正対象物とはゴミであることを特
徴とする。
【0023】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項7記載の画像読取装置は、請求項5記載の画像読取
装置において、前記修正対象物とは傷であることを特徴
とする。
【0024】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項8記載の画像読取装置は、請求項5記載の画像読取
装置において、前記透過原稿は、現像済み写真フィルム
であることを特徴とする。
【0025】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項9記載の画像読取方法は、透過原稿の画像を読取手
段により読み取る画像読取方法であって、前記読取手段
により読み取った画像データ上の修正対象物の内容に応
じて前記修正対象物の修正方法を選択する選択工程を有
することを特徴とする。
【0026】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項10記載の画像読取方法は、請求項9記載の画像読
取方法において、前記修正対象物の内容とはゴミの大き
さであることを特徴とする。
【0027】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項11記載の画像読取方法は、請求項9記載の画像読
取方法において、前記修正対象物の内容とは傷の大きさ
であることを特徴とする。
【0028】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項12記載の画像読取方法は、請求項9記載の画像読
取方法において、前記透過原稿は、現像済み写真フィル
ムであることを特徴とする。
【0029】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項13記載の画像読取装置は、透過原稿の画像を読取
手段により読み取る画像読取装置であって、前記読取手
段により読み取った画像データ上の修正対象物の内容に
応じて前記修正対象物の修正方法を選択する選択手段を
有することを特徴とする。
【0030】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項14記載の画像読取装置は、請求項13記載の画像
読取装置において、前記修正対象物の内容とはゴミの大
きさであることを特徴とする。
【0031】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項15記載の画像読取装置は、請求項13記載の画像
読取装置において、前記修正対象物の内容とは傷の大き
さであることを特徴とする。
【0032】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項16記載の画像読取装置は、請求項13記載の画像
読取装置において、前記透過原稿は、現像済み写真フィ
ルムであることを特徴とする。
【0033】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項17記載の画像読取方法は、走査可能に保持された
透過原稿を照射する光を発光する発光工程と、前記透過
原稿を透過した前記発光工程からの光を光学系により結
像させる結像工程と、前記光学系を透過した前記発光工
程からの光を検出する光検出工程と、前記光検出工程に
よる光検出結果を記憶する記憶工程と、前記記憶工程に
よる記憶内容を比較演算する演算工程と、前記光検出工
程による光検出結果から修正が必要な領域か否かを判断
する判断工程と、前記修正が必要な領域内の画像データ
を修正する修正工程と、操作者により前記走査状態を可
変可能とする走査状態可変工程と、前記走査状態可変工
程による可変結果に応じて前記修正工程による修正方法
を選択する選択工程とを有することを特徴とする。
【0034】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項18記載の画像読取方法は、請求項17記載の画像
読取方法において、前記走査状態可変工程は、前記光検
出工程の読取解像度を可変することを特徴とする。
【0035】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項19記載の画像読取方法は、請求項18記載の画像
読取方法において、前記修正工程は、前記読取解像度が
一定値よりも大きい場合には、前記修正が必要な領域内
の画像データを基に画像修正を行い、また、前記読取解
像度が一定値よりも小さい場合には、前記修正が必要な
領域周辺の画像データを基に画像修正を行うことを特徴
とする。
【0036】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項20記載の画像読取方法は、請求項19記載の画像
読取方法において、前記一定値を前記修正が必要な領域
の大きさにより可変可能とする一定値可変工程を有する
ことを特徴とする。
【0037】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項21記載の画像読取方法は、請求項17記載の画像
読取方法において、前記発光工程は、可視光及び赤外光
を発光することを特徴とする。
【0038】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項22記載の画像読取方法は、請求項17記載の画像
読取方法において、前記判断工程は、前記光検出工程に
よる赤外光検出結果から修正が必要な領域か否かを判断
することを特徴とする。
【0039】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項23記載の画像読取方法は、請求項17記載の画像
読取方法において、前記透過原稿は、現像済み写真フィ
ルムであることを特徴とする。
【0040】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項24記載の画像読取装置は、走査可能に保持された
透過原稿を照射する光を発光する発光手段と、前記透過
原稿を透過した前記発光手段からの光を結像させる光学
系と、前記光学系を透過した前記発光手段からの光を検
出する光検出手段と、前記光検出手段による光検出結果
を記憶する記憶手段と、前記記憶手段による記憶内容を
比較演算する演算手段と、前記光検出手段による光検出
結果から修正が必要な領域か否かを判断する判断手段
と、前記修正が必要な領域内の画像データを修正する修
正手段と、操作者により前記走査状態を可変可能とする
走査状態可変手段と、前記走査状態可変手段による可変
結果に応じて前記修正手段による修正方法を選択する選
択手段とを有することを特徴とする。
【0041】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項25記載の画像読取装置は、請求項24記載の画像
読取装置において、前記走査状態可変手段は、前記光検
出手段の読取解像度を可変することを特徴とする。
【0042】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項26記載の画像読取装置は、請求項25記載の画像
読取装置において、前記修正手段は、前記読取解像度が
一定値よりも大きい場合には、前記修正が必要な領域内
の画像データを基に画像修正を行い、また、前記読取解
像度が一定値よりも小さい場合には、前記修正が必要な
領域周辺の画像データを基に画像修正を行うことを特徴
とする。
【0043】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項27記載の画像読取装置は、請求項26記載の画像
読取装置において、前記一定値を前記修正が必要な領域
の大きさにより可変可能とする一定値可変手段を有する
ことを特徴とする。
【0044】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項28記載の画像読取装置は、請求項24記載の画像
読取装置において、前記発光手段は、可視光及び赤外光
を発光することを特徴とする。
【0045】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項29記載の画像読取装置は、請求項24記載の画像
読取装置において、前記判断手段は、前記光検出手段に
よる赤外光検出結果から修正が必要な領域か否かを判断
することを特徴とする。
【0046】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項30記載の画像読取装置は、請求項24または25
記載の画像読取装置において、前記走査状態可変手段
は、情報入力手段であることを特徴とする。
【0047】また、上記第1の目的を達成するため、請
求項31記載の画像読取装置は、請求項24記載の画像
読取装置において、前記透過原稿は、現像済み写真フィ
ルムであることを特徴とする。
【0048】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項32記載の記憶媒体は、透過原稿の画像を読取手段
により読み取る画像読取装置を制御するための制御プロ
グラムを格納し且つ情報読取手段により読み取り可能な
記憶媒体であって、前記制御プログラムは、前記読取手
段の読取解像度に応じて画像データ上の修正対象物を修
正する修正方法を選択する選択モジュールを有すること
を特徴とする。
【0049】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項33記載の記憶媒体は、請求項32記載の記憶媒体
において、前記修正対象物とはゴミであることを特徴と
する。
【0050】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項34記載の記憶媒体は、請求項32記載の記憶媒体
において、前記修正対象物とは傷であることを特徴とす
る。
【0051】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項35記載の記憶媒体は、請求項32記載の記憶媒体
において、前記透過原稿は、現像済み写真フィルムであ
ることを特徴とする。
【0052】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項36記載の記憶媒体は、透過原稿の画像を読取手段
により読み取る画像読取装置を制御するための制御プロ
グラムを格納し且つ情報読取手段により読み取り可能な
記憶媒体であって、前記制御プログラムは、前記読取手
段により読み取った画像データ上の修正対象物の内容に
応じて前記修正対象物の修正方法を選択する選択モジュ
ールを有することを特徴とする。
【0053】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項37記載の記憶媒体は、請求項36記載の記憶媒体
において、前記修正対象物の内容とはゴミの大きさであ
ることを特徴とする。
【0054】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項38記載の記憶媒体は、請求項36記載の記憶媒体
において、前記修正対象物の内容とは傷の大きさである
ことを特徴とする。
【0055】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項39記載の記憶媒体は、請求項36記載の記憶媒体
において、前記透過原稿は、現像済み写真フィルムであ
ることを特徴とする。
【0056】また、上記第2の目的を達成するため、請
求項40記載の記憶媒体は、透過原稿の画像を読取手段
により読み取る画像読取装置を制御するための制御プロ
グラムを格納し且つ情報読取手段により読み取り可能な
記憶媒体であって、前記制御プログラムは、走査可能に
保持された透過原稿を照射する光を発光する発光モジュ
ールと、前記透過原稿を透過した前記発光モジュールか
らの光を光学系により結像させる結像モジュールと、前
記光学系を透過した前記発光モジュールからの光を検出
する光検出モジュールと、前記光検出モジュールによる
光検出結果を記憶する記憶モジュールと、前記記憶モジ
ュールによる記憶内容を比較演算する演算モジュール
と、前記光検出モジュールによる光検出結果から修正が
必要な領域か否かを判断する判断モジュールと、前記修
正が必要な領域内の画像データを修正する修正モジュー
ルと、操作者により前記走査状態を可変可能とする走査
状態可変モジュールと、前記走査状態可変モジュールに
よる可変結果に応じて前記修正モジュールによる修正方
法を選択する選択モジュールとを有することを特徴とす
る。
【0057】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項41記載の記憶媒体は、請求項40記載の記憶媒
体において、前記走査状態可変モジュールは、前記光検
出モジュールの読取解像度を可変することを特徴とす
る。
【0058】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項42記載の記憶媒体は、請求項41記載の記憶媒
体において、前記修正モジュールは、前記読取解像度が
一定値よりも大きい場合には、前記修正が必要な領域内
のデータを基に画像修正を行い、また、前記読取解像度
が一定値よりも小さい場合には、前記修正が必要な領域
周辺のデータを基に画像修正を行うことを特徴とする。
【0059】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項43記載の記憶媒体は、請求項42記載の記憶媒
体において、前記制御プログラムは、前記一定値を前記
修正が必要な領域の大きさにより可変可能とする一定値
可変モジュールを有することを特徴とする。
【0060】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項44記載の記憶媒体は、請求項40記載の記憶媒
体において、前記発光モジュールは、可視光及び赤外光
を発光することを特徴とする。
【0061】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項45記載の記憶媒体は、請求項40記載の記憶媒
体において、前記判断モジュールは、前記光検出モジュ
ールによる赤外光検出結果から修正が必要な領域か否か
を判断することを特徴とする。
【0062】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項46記載の記憶媒体は、請求項40記載の記憶媒
体において、前記透過原稿は、現像済み写真フィルムで
あることを特徴とする。
【0063】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項47記載の記憶媒体は、請求項32乃至45また
は46記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、フロ
ッピーディスクであることを特徴とする。
【0064】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項48記載の記憶媒体は、請求項32乃至45また
は46記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、ハー
ドディスクであることを特徴とする。
【0065】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項49記載の記憶媒体は、請求項32乃至45また
は46記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、光デ
ィスクであることを特徴とする。
【0066】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項50記載の記憶媒体は、請求項32乃至45また
は46記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、光磁
気ディスクであることを特徴とする。
【0067】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項51記載の記憶媒体は、請求項32乃至45また
は46記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、CD
−ROM(Compact Disk Read On
ly Memory)であることを特徴とする。
【0068】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項52記載の記憶媒体は、請求項32乃至45また
は46記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、CD
−R(Compact Disk Recordabl
e)であることを特徴とする。
【0069】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項53記載の記憶媒体は、請求項32乃至45また
は46記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、磁気
テープであることを特徴とする。
【0070】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項54記載の記憶媒体は、請求項32乃至45また
は46記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、不揮
発性メモリカードであることを特徴とする。
【0071】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項55記載の記憶媒体は、請求項32乃至45また
は46記載の記憶媒体において、前記記憶媒体は、RO
M(Read Only Memory)チップである
ことを特徴とする。
【0072】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態を図
1〜図14に基づき説明する。
【0073】(第1の実施の形態)まず、本発明の第1
の実施の形態を図1〜図13に基づき説明する。
【0074】図1は、本実施の形態に係る画像読取装置
を具備したシステム構成を示すブロック図、図2は、本
実施の形態に係る画像読取装置の内部構成を示す透視状
態の斜視図である。両図において、Sは本実施の形態に
係る画像読取装置(フィルムスキャナ)、1はキャリッ
ジで、透過原稿ホルダ(透過原稿アダプタ)等を保持す
るものである。2はフィルム等の透過原稿、3は光源
で、透過原稿2を照射するものである。4は結像レン
ズ、5はラインセンサ(撮像素子)、6は副走査モータ
(M)で、キャリッジ1を副走査方向に駆動するもので
ある。7はキャリッジ位置検出センサで、キャリッジ1
の位置を検出するものである。8は透過原稿濃度セン
サ、9は光学フィルタで、赤外光カットフィルタ9aと
可視光カットフィルタ9bとを有している。10はフィ
ルタ用モータ(M)で、光学フィルタ9を赤外光カット
状態と可視光カット状態とに切り替えるものである。1
1はフィルタ位置検出センサで、光学フィルタ9の位置
を検出するものである。12は光源3の点灯回路、13
はアナログ処理回路、14はA(アナログ)/D(デジ
タル)変換回路、15は画像処理回路、16はラインバ
ッファ、17はインターフェイス、18はパーソナルコ
ンピュータ等の外部機器、19はD(デジタル)/A
(アナログ)変換回路、20はシステムコントローラ、
21はオフセットRAM(ランダムアクセスメモリ)、
22はCPU(中央演算処理装置)バスである。
【0075】また、図2において、23はレンズホルダ
で、結像レンズ4を保持している。24は光路を折り曲
げるためのミラー、25は画像読取装置Sの外装筐体で
ある。
【0076】ここで、ミラー24は図1には示していな
い。これは、ミラー24により光路を折り曲げること
で、よりコンパクトなレイアウトが可能となるが、この
ミラー24の有無が本発明の要旨とは無関係だからであ
る。極端にいえば、ミラー24があってもなくても或い
は複数個あっても構わない。
【0077】次に、上述のように構成された本実施の形
態に係る画像読取装置Sを用いて透過原稿2の画像を電
気的信号に変換し、外部機器18に取り込むシステムの
動作について説明する。
【0078】透過原稿2は、不図示の透過原稿ホルダ等
によりキャリッジ1に固定保持されており、副走査モー
タ6により不図示の減速機等の動力伝達機構を介して駆
動可能に結合されている。この動力伝達機構は、透過原
稿2の読取解像度に応じて最小送りピッチが適宜設定さ
れている。
【0079】光源3は、内部にキセノン等の不活性ガス
や水銀を含有したライン形状の蛍光管により構成され、
ラインセンサ5の主走査方向と略平行に配置されてい
る。また、この光源3は、少なくとも青・緑・赤に相当
する波長の光を発光する。蛍光管である光源3は、いわ
ゆるインバータ回路である光源点灯回路12により点灯
される。
【0080】結像レンズ4は、光源3より透過原稿2に
照射された光をラインセンサ5上に結像するものであ
る。結像レンズ4とラインセンサ5との光軸間距離は予
め調整されており、そのため透過原稿2の画像は一定の
倍率でラインセンサ5上に結像される。また、透過原稿
2とラインセンサ5との主走査方向の傾きも予め調整さ
れており、出力される画像が歪むことを避けている。透
過原稿2の光軸方向の位置が各アダプタ毎に違っていた
り、また、精度よく決まらない場合、或いは結像レンズ
4の焦点深度が浅い場合には、結像レンズ4を光軸方向
にガイドしてモータ等による焦点調整システムを構成す
ればよい。本実施の形態では、この焦点調整システムは
省いている。
【0081】ラインセンサ5には、本実施の形態では3
ライン(R・G・B)を持つラインセンサを用いてい
る。こうしたラインセンサは、それぞれ受光部がある一
定の間隔を存して平行に配置されている。ラインセンサ
5により生成された画像信号は、A/D変換回路14に
よりデジタル信号に変換され、更に、画像処理回路15
により画像データに変換されるが、この画像データは、
D/A変換回路19を経てアナログ処理回路13に加算
され、安定した黒レベルの信号を得ることが可能とな
る。
【0082】画像処理回路15はゲートアレイ等により
構成され、A/D変換回路14にて変換されたデジタル
画像データを基にデジタルAGC(自動利得調整)処
理、シェーディング補正処理、γ補正処理、カラーデー
タ合成処理、解像度/倍率変換処理、フィルタ処理、マ
スキング処理、2値化/AE(自動露出)処理、ネガ/
ポジ反転処理、鏡像処理等の各種処理を施し、更に、ラ
インセンサ5の動作クロックやA/D変換回路14のサ
ンプルタイミング信号を出力する。
【0083】デジタルAGC処理では、入力された各色
信号のダイナミックレンジが調整される。シェーディン
グ補正処理では、光源3の光量、結像レンズ4の透過
率、ラインセンサ5の感度等の不均一性が補正処理され
る。γ補正処理では、画像のコントラストを調整しつ
つ、入力階調を出力階調に変換する。カラーデータ合成
処理では、先に述べたラインセンサ5の各受光部の位置
間隔のずれを補正するために、一旦画像データをオフセ
ットRAM21に蓄積しておき、データが揃ったところ
で1ラインのカラーデータとして出力する。解像度/倍
率変換処理では、システムコントローラ20からの変換
パラメータ入力により設定されるべく、データの間引き
及び加算処理を行う。これは、外部機器18からの指示
によって行われる。
【0084】フィルタ処理では、主走査補間処理、副走
査補間処理、アベレージング処理、スムージング処理、
エッジ部処理等の各種処理を、階調・解像度によって選
択的に行う。マスキング処理では、光源3からの不要な
光を補正して、理想の色特性に近付けるために各色デー
タに補正係数を掛けることで処理を行う。2値化/AE
(自動露出)処理では、特に緑色チャンネルのデータを
用いて外部機器18からの指令により処理を行う。ネガ
/ポジ反転処理では、透過原稿2にネガフィルムがセッ
トされた場合に、システムコントローラ20からの指示
により処理が行われる。これは、例えば、排他的論理回
路によって構成される。鏡像処理では、外部機器18か
らの指示によりオフセットRAM21に書き込まれたデ
ータを逆から読み出すことで処理が行われる。
【0085】上述したような画像処理を行う上でのワー
キングエリアとして用意されているのがオフセットRA
M21であり、画像データの一時記憶を行っている。ま
た、ラインバッファ16は、上述したような画像処理回
路15での処理を経た画像データを一時的に保存するた
めのもので、SCSIコントローラ等のインターフェイ
ス17から画像データを外部機器18に出力する。
【0086】以上、システムコントローラ20と画像処
理回路15、ラインバッファ16、インターフェイス1
7、オフセットRAM21は、アドレスバスとデータバ
スとにより構成されたCPUバス22により図1に示す
ように接続されている。これにより、各回路相互間のデ
ータ通信が可能となっている。
【0087】このような構成において、画像読取装置S
のユーザは、外部機器18を通じてシステムコントロー
ラ20に指令を与える。このユーザからの指令は、イン
ターフェイス17を経由してシステムコントローラ20
に伝えられる。具体的には、ユーザ指令としては、透過
原稿2の種類、画像読取範囲、読取解像度、本スキャン
指令、ゴミ・傷補正処理を行うか否か等が考えられる。
これらユーザ指令及び各種検出回路(センサ)からの出
力により、システムコントローラ20にて適宜プログラ
ミングされたフローに従って電気的な準備や処理を行
う。
【0088】次に、図3〜図6を用いて透過原稿2の画
像を電気信号に変換する動作について説明する。
【0089】図3は、本実施の形態に係る画像読取装置
Sの全体の動作の流れのメインルーチンを示すフローチ
ャート、図4〜図6は、本実施の形態に係る画像読取装
置Sのそれぞれプレスキャンシーケンス、本スキャンシ
ーケンス、イジェクトシーケンスの各動作の流れのサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【0090】まず、図3によりメインフローを説明す
る。ここでは、パーソナルコンピュータ等の外部機器1
8の電源は既に投入されたものとして説明する。
【0091】ステップS301では、画像読取装置S本
体に電源が投入されると、システムコントローラ20に
より各種イニシャライズが行われる。これは、例えば、
オフセットRAM21のメモリチェック、各種モータ
6,10の駆動チェック、黒レベル補正、シェーディン
グ補正、SCSIコントローラ初期設定等である。この
ステップS301におけるイニシャライズが終了する
と、次のステップS302へ進む。
【0092】ステップS302では、外部機器18から
のコマンド受信を待つ待機状態に入る。これは、ユーザ
が外部機器18のアプリケーションにより画像読取装置
Sに何を行わせるかの作動命令を入力することで待機状
態が解除され、次のステップS303へ進む。
【0093】ステップS303からステップS308に
おいて、それぞれ外部機器18からのコマンドが何であ
るかを判別する。
【0094】ステップS303では、外部機器18から
のコマンドがプレスキャン指示であるか否かを判別す
る。そしてコマンドがプレスキャン指示であると判別さ
れた場合はステップS304へ、また、コマンドがプレ
スキャン指示でないと判別された場合はステップS30
5へそれぞれ進む。
【0095】ステップS304では、プレスキャンシー
ケンスを行った後、前記ステップS302へ戻り、再び
コマンド受信を待つ。尚、ステップS304におけるプ
レスキャンシーケンスの詳細については、図4を用いて
後述する。
【0096】ステップS305では、外部機器18から
のコマンドが本スキャン指示であるか否かを判別する。
そしてコマンドが本スキャン指示であると判別された場
合はステップS306へ、また、コマンドが本スキャン
指示でないと判別された場合はステップS307へそれ
ぞれ進む。
【0097】ステップS306では、本スキャンシーケ
ンスを行った後、前記ステップS302へ戻り、再びコ
マンド受信を待つ。尚、ステップS306における本ス
キャンシーケンスの詳細については、図5を用いて後述
する。
【0098】ステップS307では、外部機器18から
のコマンドがイジェクト指示であるか否かを判別する。
そしてコマンドがイジェクト指示であると判別された場
合はステップS308へ、また、コマンドがイジェクト
指示でないと判別された場合はステップS309へそれ
ぞれ進む。
【0099】ステップS308では、イジェクトシーケ
ンスを行った後、前記ステップS302へ戻り、再びコ
マンド受信を待つ。尚、ステップS308におけるイジ
ェクトシーケンスの詳細については、図6を用いて後述
する。
【0100】ステップS309では、前記ステップS3
03からステップS307までのコマンド受信内容チェ
ックにて検知できないコマンド(異常コマンド)が受信
されたと判断して、異常コマンド処理を行った後、前記
ステップS302へ戻り、再びコマンド受信を待つ。
尚、ステップS309における異常コマンド処理として
は、例えば、外部機器18に対して異常警告を行って、
モニター等によりユーザに異常である旨を知らせるとい
ったことが考えられる。
【0101】次に、図4〜図6に示した各種サブルーチ
ンについて説明する。
【0102】まず、図4によりプレスキャンシーケンス
について説明する。
【0103】ステップS401では、キャリッジ1を初
期位置に移動させて待機した後、次のステップS402
へ進む。ここで、キャリッジ1の初期位置とは、透過原
稿2の画像を走査するときの開始位置、即ち、光軸上に
透過原稿2のいずれかの画像端部或いはその近傍がある
状態をいう。
【0104】ステップS402では、フィルタ9の位置
を、フィルタ位置検出センサ11により検出し、それを
システムコントローラ20にて読み取る。そして赤外光
カットフィルタ9aを光軸上に配置するためにフィルタ
用モータ10を駆動し、赤外光カットフィルタ9aを光
軸上へ移動させる。このステップS402の処理を終了
後は、次のステップS403へ進む。
【0105】ステップS403では、システムコントロ
ーラ20にて光源点灯回路12を駆動して光源3を点灯
した後、次のステップS404へ進む。
【0106】ステップS404では、副走査モータ6を
駆動して、光軸を透過原稿2の画像範囲内(例えば、透
過原稿2の中央付近)に位置させ、ラインセンサ5にて
光量データを入力し、この値が適正値になるようにゲイ
ン調整して露出調整を行う。その後、再び透過原稿2を
初期位置に移動させた後、次のステップS405へ進
む。
【0107】ステップS405では、前記ステップS4
04における処理結果により、プレスキャン時の副走査
モータ6の駆動速度を決定する。即ち、光量が非常に少
なく、ゲイン調整だけでは充分な光量が得られない場合
には、副走査モータ6の駆動速度を遅くする。このステ
ップS405の処理が終了後は、次のステップS406
へ進む。
【0108】ステップS406では、プレスキャンのた
めの可視光によるプレスキャン動作を開始する。このと
き、外部機器18からのコマンドによりプレスキャン範
囲が指定されていれば、画像処理回路15にその旨を設
定してスキャンする。このステップS406の処理が終
了後は、次のステップS407へ進む。
【0109】ステップS407では、外部機器18から
のコマンド受信時(前記図3におけるステップS30
2)に、ゴミ・傷補正処理を行う指令を受けたか否かを
判別する。そしてゴミ・傷補正処理を行う指令を受けた
と判別された場合はステップS408へ、また、ゴミ・
傷補正処理を行う指令を受けないと判別された場合はス
テップS414へそれぞれ進む。
【0110】ステップS408では、フィルタ9の位置
を、フィルタ位置検出センサ11により検出し、それを
システムコントローラ20にて読み取る。そして可視光
カットフィルタ9bを光軸上に配置するためにフィルタ
用モータ10を駆動し、可視光カットフィルタ9bを光
軸上へ移動させる。このステップS408の処理を終了
後は、次のステップS409へ進む。
【0111】ステップS409では、透過原稿2上のゴ
ミ・傷を検知するための赤外光によるスキャン動作を開
始する。このとき、前記ステップS406と同様に、外
部機器18からのコマンドによりプレスキャン範囲が指
定されていれば、画像処理回路15にその旨を設定して
スキャンする。このステップS409の処理を終了後
は、次のステップS410へ進む。
【0112】ステップS410では、前記ステップS4
09において取り込んだ赤外光により画像情報を基に透
過原稿2上のゴミ・傷の領域情報を作成した後、次のス
テップS411へ進む。
【0113】ステップS411では、外部機器18から
のコマンド受信時(前記図3におけるステップS30
2)に、プレスキャンの解像度が予め定められた閾値よ
りも大きいか否かを判別する。そしてプレスキャンの解
像度が閾値以上であると判別された場合はステップS4
12へ、また、プレスキャンの解像度が閾値以下である
と判別された場合はステップS413へそれぞれ進む。
【0114】ステップS412では、前記ステップS4
10において作成した透過原稿2上のゴミ・傷の領域の
周辺画像情報を基に画像を補正(修正)した後、ステッ
プS414へ進む。
【0115】また、ステップS413では、前記ステッ
プS410において作成した透過原稿2上のゴミ・傷の
領域内の画像情報を基に画像を補正した後、ステップS
414へ進む。
【0116】ステップS414では、前記ステップS4
06、ステップS412或いはステップS413におい
て作成された画像情報を、インターフェイス17を介し
て外部機器18に出力する。このステップS414の処
理が終了後は、次のステップS415へ進む。
【0117】ステップS415では、システムコントロ
ーラ20の指示により光源点灯回路12により光源3を
消灯する。このステップS415の処理が終了後は、次
のステップS416へ進む。
【0118】ステップS416では、プレスキャン画像
が入力すると、副走査モータ6及びラインセンサ5の駆
動パルスを停止させ、再び透過原稿2を初期位置に移動
させて待機状態とした後、本処理動作を終了する。
【0119】以上でプレスキャンシーケンスを終了し、
再び図3のメインルーチンに戻り、コマンド受信待機状
態(ステップS302)となる。
【0120】次に、図5により本スキャンシーケンスに
ついて説明する。
【0121】この図5に示す本スキャンシーケンスは、
上述した図4のプレスキャンシーケンスと基本的に同じ
であり、本スキャンシーケンスの場合は、画像取り込み
解像度の選択幅が広がる点のみが異なるものである。
【0122】即ち、図4におけるステップS406が可
視光によるプレスキャンであるのに対して、図5のステ
ップS506では可視光による本スキャンである点、及
び図4のステップS411における閾値よりも図5のス
テップS511における閾値が大きい点で、図4と図5
とは異なるが、図5におけるステップS501〜ステッ
プS505、ステップS507〜ステップS516は、
図4におけるステップS401〜ステップS405、ス
テップS407〜ステップS416とそれぞれ同一であ
るから、その詳細説明は省略する。
【0123】次に、図6によりイジェクトシーケンスに
ついて説明する。
【0124】ステップS601で副走査モータ6を駆動
して、キャリッジ1をイジェクト位置に移動させた後、
本処理動作を終了する。
【0125】以上でイジェクトシーケンスを終了し、再
び図3のメインルーチンに戻り、コマンド受信待機状態
(ステップS302)となる。
【0126】次に、図4及び図5で示したゴミ・傷の領
域周辺の画像或いはゴミ・傷の領域内の画像を用いたゴ
ミ・傷補正システムについて説明する。
【0127】まず、ゴミ・傷の領域周辺の画像を用いた
ゴミ・傷補正システムの一例について図7〜図10を用
いて説明する。尚、この例は、本発明の出願人が特願平
10−282563号として出願したものである。
【0128】図7は、透過原稿(フィルム)2の画像を
赤外光照明にて取り込んだときの画像データと可視光照
明にて取り込んだときの画像データの一例を示す図であ
り、同図(a)は透過原稿2の画像で、ゴミ・傷がある
状態を示している。また、同図(b)は赤外光照明にて
取り込んだときのゴミ・傷のみの画像データを示す図、
同図(c)は可視光照明にて取り込んだときの画像デー
タを示す図である。
【0129】図8は、図7(c)の一部拡大図とその補
正の様子を示す図であり、同図(a)は図7(c)のa
部拡大図、同図(b)、(c)は画素補間を行った状態
を示す図である。図7(b)に示すように赤外光にて取
り込んだ画像データにより、ゴミ・傷の領域を作成し、
可視光画像に当て嵌めて、その画像データを補正するの
が、このゴミ・傷補正システムの基本的なフローである
が、図8は、その補正の様子の詳細を示している。
【0130】図9は、ゴミ・傷の領域周辺の縦横1ライ
ンの画像データを示す図であり、ゴミ・傷の領域周辺の
縦横1ラインを数字で表わしている。
【0131】図10は、ゴミ・傷の領域周辺の画像を用
いたゴミ・傷補正システムの動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【0132】図8(a)において、各格子が1画素に相
当する。縦軸に数字が、横軸に小文字のアルファベット
が記してあるが、これは、それぞれ後の説明を容易にす
るための番地であり、例えば、左から4行目、上から3
列目の画素の番地名を3dと呼ぶことにする。図中、斜
線部を記した画素が前記赤外光画像データによりゴミ・
傷の領域であると判断された領域であり、画素データが
保留状態となっている画素である。その周りにある大文
字のアルファベットは、ゴミ・傷の領域の周辺の画素デ
ータをグループ化したものである。
【0133】画素データのグループ化には、画像データ
のレベルやR,G,B成分のデータ割合等により行うこ
とができる。例えば、ゴミ・傷の領域の周辺の画像デー
タのうち大きい画像データ群をグループA、小さい画像
データ群をグループC、その中間の画像データ群をグル
ープB等とレベルの大きさにてグループ化することがで
きる。勿論これよりも細かくグループ分けを行っても構
わないが、演算時間等の制約から適宜グループ数を選択
する。
【0134】次に、こうしてグループ化した画像データ
から絵柄のエッジ部を検出する。その検出方法として
は、例えば、図9に示したように、ゴミ・傷の領域の周
辺の1ラインの画像データに着目し、その画像データが
急峻に変化する画素を特定して絵柄のエッジ部であると
定義することが可能である。
【0135】図8(a)にて上述した画素データのグル
ープ化及び絵柄のエッジ部の検出方法を適用してみる。
図8(a)は、鉢のエッジ部にあるゴミ領域を拡大した
画像を示す図であり、背景色部分の画像データはほぼ同
じレベルの画像データとなる。同様に、鉢の部分の画像
データもほぼ同じレベルの画像データとなる。このよう
に、画像データのレベルをグループ化して、背景色のグ
ループをA、鉢の色のグループをCとしたのが図8
(a)である。背景色と鉢の部分との境界の領域は絵柄
の変化する画素となるので、背景色とも鉢とも異なるレ
ベルの画像データとなる(グループB)。
【0136】次に、図9にて画像データが急峻に変化す
る画素を特定する。同図(a)は、ライン“1”の画像
データが1b番地から1k番地までグループAであるこ
とを示し、同図(b)は、ライン“11”の画像データ
が11b番地から11k番地までグループCであること
を示し、同図(c)は、ライン“b”の画像データが1
b番地から4b番地までグループA、5b番地がグルー
プB、6b番地から11b番地までがグループCである
ことを示し、同図(d)は、ライン“k”の画像データ
が1k番地から4k番地までグループA、5k番地がグ
ループB、6k番地から11k番地までがグループCで
あることを示している。
【0137】図9(c)においては5b番地の画素が急
峻に変化し、図9(d)においては5k番地の画素が急
峻に変化している。従って、5b番地の画素と5k番地
の画素が絵柄のエッジ部であると判断することができ
る。
【0138】このようにして絵柄のエッジ部を検出し、
最初に優先してエッジ部の画素補間を行う。図8(a)
では、5b番地の画素と5k番地の画素が絵柄のエッジ
部であると判断されるので、2つの画素間を直接的に補
間する。すると、図8(b)に示すように、5c,5
d,5e,5f,5g,5h,5i,5jの各番地の各
画素がグループBの画像データに置き換えられる。次
に、エッジ部を境にした2つの領域を各々グループAの
画像データとグループCの画像データに置き換えて、ゴ
ミ・傷の領域の画素補間を終了する。この補間終了状態
を示したのが図8(c)である。
【0139】このとき置き換える画像データには、各グ
ループを代表するデータ(平均値や中間値等)で置き換
えることが考えられる。
【0140】また、別の例として、補間画素のデータを
直線近似してもよい。例えば、図8(b)で4b番地と
4k番地との間の画素を補間するのに、{d(4k)−
d(4d)}/7を各画素毎に加算していく(d(4
k)は4k番地の画素のデータ)。即ち、d(4e)=
d(4k)+{d(4k)−d(4d)}/7とする。
【0141】勿論、直線で近似せずに各画素に重みを付
けても構わない。
【0142】以上説明したゴミ・傷の領域周辺の画像デ
ータを用いたゴミ・傷補正システムのフロー(図4のス
テップS412及び図5のステップS512でのサブル
ーチン)は図10に示すようになる。
【0143】即ち、ステップS1001では、図4のス
テップS412或いは図5のステップS512において
作成したゴミ・傷の領域の可視光画像データの周辺の画
素データをグループ化した後、次のステップS1002
へ進む。
【0144】ステップS1002では、前記ステップS
1001でのグループ化の結果から、絵柄のエッジ部を
検出した後、次のステップS1003へ進む。
【0145】ステップS1003では、エッジ部データ
を直線補間した後、次のステップS1004へ進む。
【0146】ステップS1004では、エッジ部以外の
領域をグループデータに置き換えた後、本処理動作を終
了する。
【0147】次に、ゴミ・傷の領域内の画像データを用
いたゴミ・傷補正システムの一例について、図11〜図
13を用いて説明する。
【0148】図11は、透過原稿(フィルム)2の画像
を赤外光照明にて取り込んだときの画像データと可視光
照明にて取り込んだときの画像データ(赤外光画像)の
一例を示す図であり、同図(a)は透過原稿2の画像
で、ゴミ・傷がある状態を示している。また、同図
(b)は赤外光情報を取り込んだときのゴミ・傷だけの
画像データを示す図、同図(c)は可視光情報を取り込
んだときの画像データ(可視光画像)を示す図、同図
(d)は同図(c)の一部(a部)を拡大した図であ
る。
【0149】図12は、ゴミ・傷の領域における可視光
と赤外光での一ライン分の画像データの一例を示す図で
あり、同図(a)は可視光画像データ、同図(b)は赤
外光画像データである。
【0150】図13は、ゴミ・傷の領域内の画像を用い
たゴミ・傷補正システムの動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【0151】図11(a)は透過原稿2の画像を示す図
であり、ここで図中横方向にラインセンサ5が配されて
いて、縦方向にラインセンサ5をスキャンさせて(副走
査)画像を取り込むこととする。図11(a)のように
透過原稿2にゴミ・傷がある場合、照明系に赤外光を用
いて画像を取り込むと、図11(b)に示すようにゴミ
・傷だけを取り出すことができる。同様に可視光にて照
明して画像を取り込むと図11(c)に示すような画像
(可視光画像)となる。
【0152】図11(d)は同図(c)の一部(a部)
を拡大した図であり、ここでは、解像度が粗い場合の画
像であるので、副走査方向の1ステップ当たりの移動量
が大きいために赤外光のデータがゴミ・傷の領域におい
て完全に潰れずに残った状態となる。
【0153】図12(a),(b)は、このようなゴミ
・傷の領域周辺の画像データの様子を示す図であり、図
11(b),(c)に示した副走査方向のl(エル)ラ
イン目(ゴミ・傷の領域の任意のライン)の可視光
(R,G,Bのいずれでもよい)及び赤外光画像情報を
示したものである。同図中、縦軸は画像データで、その
値が大きいほど輝度が高く、また、その値が小さいほど
輝度が低くなる。従って、ゴミ・傷に覆われて光が遮蔽
された部分の画像のレベルが低くなっている。このとき
の画像データのレベルにより前記遮蔽の状態を知ること
ができる。
【0154】そこで図12(b)に示した赤外光画像デ
ータがあるレベルよりも低い領域をゴミ・傷の領域とし
て特定し、可視光画像データにおいて、それに対応した
領域を画像修正する。
【0155】図12(a)は画像データが残ったときの
様子を示しており、一定値よりも大きいか否かによりそ
れを判断し、画像データを一定量足し合わせる、或いは
一定定数を乗算してゲインアップし、周辺の画像データ
と一致させて、ゴミ・傷の補正を行うことができる。
【0156】以上説明したゴミ・傷の領域内の画像デー
タを用いたゴミ・傷補正システムのフロー(図4のステ
ップS412及び図5のステップS512でのサブルー
チン)は図13に示すようになる。
【0157】即ち、ステップS1301でゴミ・傷の領
域と隣接する画像レベルと一致する値までデータをゲイ
ンアップした後、本処理動作を終了する。
【0158】以上詳述したように本実施の形態に係る画
像読取装置Sによれば、低い解像度にて透過原稿2の画
像の読み取りを行う際には、ゴミ・傷の領域内の画像デ
ータを用い、また、高い解像度にて透過原稿2の画像の
読み取りを行う際には、ゴミ・傷の周辺画像データを用
いて、それぞれゴミ・傷の補正を行うことで、回路構成
を複雑にすることなく的確にゴミ・傷を補正することが
可能となった。
【0159】これは、解像度が高い場合は、ゴミや傷に
より赤外光がほぼ完全に遮断され、データが全くない状
態になる。即ち、図8(a)のゴミ・傷の領域(斜線
部)にはデータは存在しない。これに対して、解像度が
低い場合は、いわゆるローパスフィルタがかかった状態
となり、図12に示す様に、ゴミ・傷の領域内において
も疑似的にデータが存在することとなるからである。
【0160】尚、ゴミ・傷の領域内の画像データを用い
たゴミ・傷の補正方法及びゴミ・傷の領域周辺の画像デ
ータを用いたゴミ・傷の補正方法は、本実施の形態にお
いて述べた補正方法に限られるものではなく、他の補正
方法を用いてもよいことはいうまでもない。例えば、特
公平7−97402号や特許2559970号に開示さ
れている補正方法を用いても構わない。
【0161】また、本実施の形態に係る画像読取装置
は、記憶媒体に格納された制御プログラムを読取手段で
あるコンピュータが読み出して実行することにより、上
述した本実施の形態の機能が実現されるものであるが、
本発明はこれに限定されるものではなく、前記制御プロ
グラムの指示に基づきコンピュータ上で稼働しているO
S(オペレーティングシステム)等の実際の処理の一部
または全部を行い、その処理によって上述した本実施の
形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまで
もない。
【0162】また、制御プログラムを格納する記憶媒体
としては、例えば、フロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Co
mpact Disk Read Only Memo
ry)、CD−R(Compact Disk Rec
ordable)、磁気テープ、不揮発性メモリカー
ド、ROMチップ等を用いることができる。
【0163】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図14を用いて説明する。
【0164】尚、本実施の形態に係る画像読取装置を具
備したシステム構成は、上述した第1の実施の形態の図
1と同一であり、また、本実施の形態に係る画像読取装
置の構成は、上述した第1の実施の形態の図2と同一で
あるから、これら両図を流用して説明する。また、本実
施の形態に係る画像読取装置のメインフローは、上述し
た第1の実施の形態の図3と同一であるから、その説明
は省略する。また、本実施の形態に係る画像読取装置の
プレスキャンシーケンスは、上述した第1の実施の形態
の図4と同一であるから、その説明は省略する。更に、
本実施の形態に係る画像読取装置のイジェクトシーケン
スは、上述した第1の実施の形態の図6と同一であるか
ら、その説明は省略する。
【0165】図14は、本実施の形態に係る画像読取装
置Sの本スキャン時のサブルーチンである。同図におけ
るステップS1401〜ステップS1410及びステッ
プS1412〜ステップS1417は、上述した第1の
実施の形態の図5におけるステップS501〜ステップ
S510及びステップS511〜ステップS517と同
一であるから、その説明は省略し、本実施の形態特有の
処理ステップのみについて説明する。
【0166】図14において図5と異なる点は、ステッ
プS1411の処理が付加されていることである。
【0167】即ち、ステップS1411では、前段のス
テップS1410において作成したゴミ・傷の領域の大
きさを測定し、その測定値により閾値を決定した後、次
のステップS1412へ進んで、スキャン解像度が前記
ステップS1411において決定した閾値以上か否かを
判別するものである。
【0168】上述した第1の実施の形態では、ゴミ・傷
がある一定の大きさであると仮定した上で閾値も一定と
して予め定めてあるが、本実施の形態では、ゴミ・傷の
大きさに相当する閾値を設定している。
【0169】即ち、上述した第1の実施の形態で示した
様に、ゴミ・傷の領域にローパスフィルタがかかり、ゴ
ミ・傷の領域にもデータが残るのは、ゴミ・傷の大きさ
と解像度とに相関があるからである。ゴミ・傷が大きけ
れば解像度が小さくてもゴミ・傷の領域にデータは残ら
ず、逆にゴミ・傷が小さければ解像度が大きくてもゴミ
・傷の領域にデータは残る。従って、閾値はゴミ・傷の
領域の大きさにより決定される。
【0170】尚、本実施の形態に係る画像読取方法及び
装置のその他の構成及び作用は上述した第1の実施の形
態と同一であるから、その説明は省略する。
【0171】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の画像読取方
法及び装置によれば、解像度やゴミ・傷の大きさにより
ゴミ・傷の補正方法を適宜選択するようにしたので、回
路構成を複雑にすることなく、自然で的確なゴミ・傷の
補正が可能であるという効果を奏する。
【0172】また、本発明の記憶媒体によれば、上述し
た本発明の画像読取装置を円滑に制御することができる
という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
を具備したシステム構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の内部構成を示す透視状態の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の全体の動作の流れを示すメインフローチャートであ
る。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
のプレスキャン時の動作の流れを示すサブルーチンであ
る。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
の本スキャン時の動作の流れを示すサブルーチンであ
る。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
のイジェクト時の動作の流れを示すサブルーチンであ
る。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
における透過原稿画像を赤外光照明と可視光照明にて取
り込んだときの画像データを示す図である。
【図8】図7に示す可視光画像データの一部拡大図とそ
の補正の様子を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装置
におけるゴミ・傷の領域周辺の縦横1ラインの画像デー
タを示す図である。
【図10】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装
置におけるゴミ・傷の領域周辺の画像データによるゴミ
・傷の補正システムの動作の流れを示すフローチャート
である。
【図11】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装
置における透過原稿画像を赤外光照明と可視光照明にて
取り込んだときの画像データを示す図である。
【図12】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装
置のゴミ・傷の領域における可視光と赤外光での1ライ
ン分の画像データを示す図である。
【図13】本発明の第1の実施の形態に係る画像読取装
置におけるゴミ・傷の領域内の画像データによるゴミ・
傷の補正システムの動作の流れを示すフローチャートで
ある。
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る画像読取装
置の本スキャン時の動作の流れを示すサブルーチンであ
る。
【図15】従来の画像読取装置におけるゴミ・傷の影響
を示す模式図である。
【符号の説明】
S 画像読取装置(フィルムスキャナ) 1 キャリッジ 2 透過原稿(フィルム) 3 光源(ランプ) 4 結像レンズ 5 ラインセンサ(撮像素子) 6 副走査モータ(M) 7 キャリッジ位置検出センサ 8 透過原稿濃度センサ 9 光学フィルタ 9a 赤外光カットフィルタ 9b 可視光カットフィルタ 10 フィルタ用モータ(M) 11 フィルタ位置検出センサ 12 点灯回路 13 アナログ処理回路 14 A(アナログ)/D(デジタル)変換回路 15 画像処理回路 16 ラインバッファ 17 インターフェイス 18 外部機器 19 D(デジタル)/A(アナログ)変換回路 20 システムコントローラ 21 オフセットRAM(ランダムアクセスメモリ) 22 CPU(中央演算処理装置)バス 23 レンズホルダ 24 ミラー 25 外装筐体
フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA05 AB04 BB03 BC04 BC11 CB09 CB10 CB21 5B057 BA11 BA13 CD05 CH01 CH11 CH18 DA08 DB02 DB06 DB09 DC16 DC22 5C072 AA01 BA19 CA02 DA01 EA05 QA10 UA11 UA13 VA03 WA04 5C076 AA01 AA21 AA22 BA01 5C077 LL02 MM03 MM20 MP08 NP01 PP20 PP43 PP71 PQ08 PQ12 PQ20 PQ22 SS01

Claims (55)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過原稿の画像を読取手段により読み取
    る画像読取方法であって、前記読取手段の読取解像度に
    応じて画像データ上の修正対象物を修正する修正方法を
    選択する選択工程を有することを特徴とする画像読取方
    法。
  2. 【請求項2】 前記修正対象物とはゴミであることを特
    徴とする請求項1記載の画像読取方法。
  3. 【請求項3】 前記修正対象物とは傷であることを特徴
    とする請求項1記載の画像読取方法。
  4. 【請求項4】 前記透過原稿は、現像済み写真フィルム
    であることを特徴とする請求項1記載の画像読取方法。
  5. 【請求項5】 透過原稿の画像を読取手段により読み取
    る画像読取装置であって、前記読取手段の読取解像度に
    応じて画像データ上の修正対象物の修正方法を選択する
    選択手段を有することを特徴とする画像読取装置。
  6. 【請求項6】 前記修正対象物とはゴミであることを特
    徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 前記修正対象物とは傷であることを特徴
    とする請求項5記載の画像読取装置。
  8. 【請求項8】 前記透過原稿は、現像済み写真フィルム
    であることを特徴とする請求項5記載の画像読取装置。
  9. 【請求項9】 透過原稿の画像を読取手段により読み取
    る画像読取方法であって、前記読取手段により読み取っ
    た画像データ上の修正対象物の内容に応じて前記修正対
    象物の修正方法を選択する選択工程を有することを特徴
    とする画像読取方法。
  10. 【請求項10】 前記修正対象物の内容とはゴミの大き
    さであることを特徴とする請求項9記載の画像読取方
    法。
  11. 【請求項11】 前記修正対象物の内容とは傷の大きさ
    であることを特徴とする請求項9記載の画像読取方法。
  12. 【請求項12】 前記透過原稿は、現像済み写真フィル
    ムであることを特徴とする請求項9記載の画像読取方
    法。
  13. 【請求項13】 透過原稿の画像を読取手段により読み
    取る画像読取装置であって、前記読取手段により読み取
    った画像データ上の修正対象物の内容に応じて前記修正
    対象物の修正方法を選択する選択手段を有することを特
    徴とする画像読取装置。
  14. 【請求項14】 前記修正対象物の内容とはゴミの大き
    さであることを特徴とする請求項13記載の画像読取装
    置。
  15. 【請求項15】 前記修正対象物の内容とは傷の大きさ
    であることを特徴とする請求項13記載の画像読取装
    置。
  16. 【請求項16】 前記透過原稿は、現像済み写真フィル
    ムであることを特徴とする請求項13記載の画像読取装
    置。
  17. 【請求項17】 走査可能に保持された透過原稿を照射
    する光を発光する発光工程と、前記透過原稿を透過した
    前記発光工程からの光を光学系により結像させる結像工
    程と、前記光学系を透過した前記発光工程からの光を検
    出する光検出工程と、前記光検出工程による光検出結果
    を記憶する記憶工程と、前記記憶工程による記憶内容を
    比較演算する演算工程と、前記光検出工程による光検出
    結果から修正が必要な領域か否かを判断する判断工程
    と、前記修正が必要な領域内の画像データを修正する修
    正工程と、操作者により前記走査状態を可変可能とする
    走査状態可変工程と、前記走査状態可変工程による可変
    結果に応じて前記修正工程による修正方法を選択する選
    択工程とを有することを特徴とする画像読取方法。
  18. 【請求項18】 前記走査状態可変工程は、前記光検出
    工程の読取解像度を可変することを特徴とする請求項1
    7記載の画像読取方法。
  19. 【請求項19】 前記修正工程は、前記読取解像度が一
    定値よりも大きい場合には、前記修正が必要な領域内の
    画像データを基に画像修正を行い、また、前記読取解像
    度が一定値よりも小さい場合には、前記修正が必要な領
    域周辺の画像データを基に画像修正を行うことを特徴と
    する請求項18記載の画像読取方法。
  20. 【請求項20】 前記一定値を前記修正が必要な領域の
    大きさにより可変可能とする一定値可変工程を有するこ
    とを特徴とする請求項19記載の画像読取方法。
  21. 【請求項21】 前記発光工程は、可視光及び赤外光を
    発光することを特徴とする請求項17記載の画像読取方
    法。
  22. 【請求項22】 前記判断工程は、前記光検出工程によ
    る赤外光検出結果から修正が必要な領域か否かを判断す
    ることを特徴とする請求項17記載の画像読取方法。
  23. 【請求項23】 前記透過原稿は、現像済み写真フィル
    ムであることを特徴とする請求項17記載の画像読取方
    法。
  24. 【請求項24】 走査可能に保持された透過原稿を照射
    する光を発光する発光手段と、前記透過原稿を透過した
    前記発光手段からの光を結像させる光学系と、前記光学
    系を透過した前記発光手段からの光を検出する光検出手
    段と、前記光検出手段による光検出結果を記憶する記憶
    手段と、前記記憶手段による記憶内容を比較演算する演
    算手段と、前記光検出手段による光検出結果から修正が
    必要な領域か否かを判断する判断手段と、前記修正が必
    要な領域内の画像データを修正する修正手段と、操作者
    により前記走査状態を可変可能とする走査状態可変手段
    と、前記走査状態可変手段による可変結果に応じて前記
    修正手段による修正方法を選択する選択手段とを有する
    ことを特徴とする画像読取装置。
  25. 【請求項25】 前記走査状態可変手段は、前記光検出
    手段の読取解像度を可変することを特徴とする請求項2
    4記載の画像読取装置。
  26. 【請求項26】 前記修正手段は、前記読取解像度が一
    定値よりも大きい場合には、前記修正が必要な領域内の
    画像データを基に画像修正を行い、また、前記読取解像
    度が一定値よりも小さい場合には、前記修正が必要な領
    域周辺の画像データを基に画像修正を行うことを特徴と
    する請求項25記載の画像読取装置。
  27. 【請求項27】 前記一定値を前記修正が必要な領域の
    大きさにより可変可能とする一定値可変手段を有するこ
    とを特徴とする請求項26記載の画像読取装置。
  28. 【請求項28】 前記発光手段は、可視光及び赤外光を
    発光することを特徴とする請求項24記載の画像読取装
    置。
  29. 【請求項29】 前記判断手段は、前記光検出手段によ
    る赤外光検出結果から修正が必要な領域か否かを判断す
    ることを特徴とする請求項24記載の画像読取装置。
  30. 【請求項30】 前記走査状態可変手段は、情報入力手
    段であることを特徴とする請求項24または25記載の
    画像読取装置。
  31. 【請求項31】 前記透過原稿は、現像済み写真フィル
    ムであることを特徴とする請求項24記載の画像読取装
    置。
  32. 【請求項32】 透過原稿の画像を読取手段により読み
    取る画像読取装置を制御するための制御プログラムを格
    納し且つ情報読取手段により読み取り可能な記憶媒体で
    あって、前記制御プログラムは、前記読取手段の読取解
    像度に応じて画像データ上の修正対象物を修正する修正
    方法を選択する選択モジュールを有することを特徴とす
    る記憶媒体。
  33. 【請求項33】 前記修正対象物とはゴミであることを
    特徴とする請求項32記載の記憶媒体。
  34. 【請求項34】 前記修正対象物とは傷であることを特
    徴とする請求項32記載の記憶媒体。
  35. 【請求項35】 前記透過原稿は、現像済み写真フィル
    ムであることを特徴とする請求項32記載の記憶媒体。
  36. 【請求項36】 透過原稿の画像を読取手段により読み
    取る画像読取装置を制御するための制御プログラムを格
    納し且つ情報読取手段により読み取り可能な記憶媒体で
    あって、前記制御プログラムは、前記読取手段により読
    み取った画像データ上の修正対象物の内容に応じて前記
    修正対象物の修正方法を選択する選択モジュールを有す
    ることを特徴とする記憶媒体。
  37. 【請求項37】 前記修正対象物の内容とはゴミの大き
    さであることを特徴とする請求項36記載の記憶媒体。
  38. 【請求項38】 前記修正対象物の内容とは傷の大きさ
    であることを特徴とする請求項36記載の記憶媒体。
  39. 【請求項39】 前記透過原稿は、現像済み写真フィル
    ムであることを特徴とする請求項36記載の記憶媒体。
  40. 【請求項40】 透過原稿の画像を読取手段により読み
    取る画像読取装置を制御するための制御プログラムを格
    納し且つ情報読取手段により読み取り可能な記憶媒体で
    あって、前記制御プログラムは、走査可能に保持された
    透過原稿を照射する光を発光する発光モジュールと、前
    記透過原稿を透過した前記発光モジュールからの光を光
    学系により結像させる結像モジュールと、前記光学系を
    透過した前記発光モジュールからの光を検出する光検出
    モジュールと、前記光検出モジュールによる光検出結果
    を記憶する記憶モジュールと、前記記憶モジュールによ
    る記憶内容を比較演算する演算モジュールと、前記光検
    出モジュールによる光検出結果から修正が必要な領域か
    否かを判断する判断モジュールと、前記修正が必要な領
    域内の画像データを修正する修正モジュールと、操作者
    により前記走査状態を可変可能とする走査状態可変モジ
    ュールと、前記走査状態可変モジュールによる可変結果
    に応じて前記修正モジュールによる修正方法を選択する
    選択モジュールとを有することを特徴とする記憶媒体。
  41. 【請求項41】 前記走査状態可変モジュールは、前記
    光検出モジュールの読取解像度を可変することを特徴と
    する請求項40記載の記憶媒体。
  42. 【請求項42】 前記修正モジュールは、前記読取解像
    度が一定値よりも大きい場合には、前記修正が必要な領
    域内の画像データを基に画像修正を行い、また、前記読
    取解像度が一定値よりも小さい場合には、前記修正が必
    要な領域周辺の画像データを基に画像修正を行うことを
    特徴とする請求項41記載の記憶媒体。
  43. 【請求項43】 前記制御プログラムは、前記一定値を
    前記修正が必要な領域の大きさにより可変可能とする一
    定値可変モジュールを有することを特徴とする請求項4
    2記載の記憶媒体。
  44. 【請求項44】 前記発光モジュールは、可視光及び赤
    外光を発光することを特徴とする請求項40載の記憶媒
    体。
  45. 【請求項45】 前記判断モジュールは、前記光検出モ
    ジュールによる赤外光検出結果から修正が必要な領域か
    否かを判断することを特徴とする請求項40記載の記憶
    媒体。
  46. 【請求項46】 前記透過原稿は、現像済み写真フィル
    ムであることを特徴とする請求項40載の記憶媒体。
  47. 【請求項47】 前記記憶媒体は、フロッピーディスク
    であることを特徴とする請求項32乃至45または46
    記載の記憶媒体。
  48. 【請求項48】 前記記憶媒体は、ハードディスクであ
    ることを特徴とする請求項32乃至45または46記載
    の記憶媒体。
  49. 【請求項49】 前記記憶媒体は、光ディスクであるこ
    とを特徴とする請求項32乃至45または46記載の記
    憶媒体。
  50. 【請求項50】 前記記憶媒体は、光磁気ディスクであ
    ることを特徴とする請求項32乃至45または46記載
    の記憶媒体。
  51. 【請求項51】 前記記憶媒体は、CD−ROM(Co
    mpact Disk Read Only Memo
    ry)であることを特徴とする請求項32乃至45また
    は46記載の記憶媒体。
  52. 【請求項52】 前記記憶媒体は、CD−R(Comp
    act DiskRecordable)であることを
    特徴とする請求項32乃至45または46記載の記憶媒
    体。
  53. 【請求項53】 前記記憶媒体は、磁気テープであるこ
    とを特徴とする請求項32乃至45または46記載の記
    憶媒体。
  54. 【請求項54】 前記記憶媒体は、不揮発性メモリカー
    ドであることを特徴とする請求項32乃至45または4
    6記載の記憶媒体。
  55. 【請求項55】 前記記憶媒体は、ROM(Read
    Only Memory)チップであることを特徴とす
    る請求項32乃至45または46記載の記憶媒体。
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