JP4582617B2 - 画像読取装置、焦点位置調整方法及びそのプログラム - Google Patents

画像読取装置、焦点位置調整方法及びそのプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ネガフィルムやポジフィルム等の透過原稿や一般紙等の反射原稿を読み取る画像読取装置および焦点位置調整方法、並びに、そのような焦点位置調整に用いられるプログラムに関する。
一般に、画像読取装置における自動焦点調整では、レンズなどの光学系を移動させて焦点位置を移動させながら、各焦点位置での先鋭度値を求め、この先鋭度値が最大となる位置を最終的な焦点位置として設定している。また、この場合、前記先鋭度値は、例えば、光電変換素子における隣接画素間の差の和または隣接画素間の差の二乗和によって表される(例えば、特許文献1参照)。
特許第2944674号
しかしながら、従来の自動焦点調整においては、自動焦点に用いる全ての画素間の差から前記先鋭度値を求めているため、画像のエッジ部分ではない個所、すなわち、隣接画素間の差が小さい個所における信号も処理しなければならない。そのため、再現性および精度の低下を招いている。
本発明は前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、高精度で且つ高い再現性が得られる自動焦点調整を行なうことができる画像読取装置および焦点位置調整方法、並びに、そのような焦点位置調整に用いられるプログラムを提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、原稿から画像光を光電変換して色成分毎の複数の画像信号を出力する光電変換手段と、前記画像光を前記光電変換手段に導く光学系と、前記光学系の少なくとも一部を移動させる移動手段と、前記移動手段を制御して焦点位置を調整する制御手段と、を有し、前記移動手段により前記光学系の少なくとも一部を移動させて焦点位置を調整する画像読取装置であって、前記制御手段は、前記光電変換手段から出力された前記画像信号から複数の第1の先鋭度値を求めるとともに、これらの複数の第1の先鋭度値の中から最大となる最大値を色成分毎に求める第1の演算手段と、前記第1の演算手段で求めた色成分毎の最大値の全てが所定の閾値を上回る場合には、前記最大値に所定の割合を乗じた値以上の第1の先鋭度値を抽出するとともに、この抽出された第1の先鋭度値から第2の先鋭度値を求め、この第2の先鋭度値に基づいて焦点位置の調整を行ない、前記第1の演算出段で求めた色成分毎の最大値の少なくとも1つが所定の閾値を下回る場合には、前記光電変換手段から出力された色成分毎の画像信号を所定の比率で混合した輝度信号の先鋭度値に基づいて焦点位置の調整を行なう。
また、本発明の第2の態様においては、原稿から反射された反射光または原稿を透過した透過光から成る画像光を光電変換して画像信号を出力する光電変換手段と、前記画像光を前記光電変換手段に導く光学系と、前記光学系の少なくとも一部を移動させる移動手段とを有し、前記移動手段により前記光学系の少なくとも一部を移動させて焦点位置を調整する画像読取装置であって、前記移動手段により前記光学系の少なくとも一部を移動させながら、前記光電変換手段から出力された前記画像信号から複数の第1の先鋭度値を求めるとともに、これらの複数の第1の先鋭度値の中から最大の値を持つ最大値を求める第1の演算手段と、前記移動手段により、前記光学系の少なくとも一部を移動させながら、前記第1の演算手段で成される場合よりも短い間隔で画像信号を取得し、前記光電変換手段から出力された前記画像信号から複数の第1の先鋭度値を求め、これらの複数の第1の先鋭度値から、前記最大値に所定の割合を乗じた値以上の第1の先鋭度値を抽出するとともに、この抽出された第1の先鋭度値から第2の先鋭度値を求める第2の演算手段と、前記第2の先鋭度値に基づいて、前記移動手段を制御して、焦点位置の調整を行なう制御手段とを備えていることを特徴とする画像読取装置が提供される。
上記構成から分かるように、本発明は、自動焦点に用いる全ての画素間の差から先鋭度値を求めるのではなく、光電変換手段から出力された画像信号から複数の第1の先鋭度値を求めて、これらの複数の第1の先鋭度値の中から最大の値を持つ最大値を求めるとともに、前記最大値に所定の割合を乗じた値以上の第1の先鋭度値を抽出して、この抽出された第1の先鋭度値から第2の先鋭度値を求め、この第2の先鋭度値に基づいて焦点位置の調整を行なうようにしている。すなわち、画像のエッジ部分ではない個所、すなわち、隣接画素間の差が小さい個所における信号を焦点調整処理から排除している。
このように、所定以上の第1の先鋭度値のみを焦点調整処理において有効とすれば、現状の原稿レベルでのピーク付近のエッジのみを検出することができ、ピーク位置を見つける際に正確で安定した位置検出をすることができる。つまり、高精度で且つ高い再現性が得られる自動焦点調整を行なうことができる。
なお、上記構成において、前記第1の先鋭度値は、前記光電変換手段の隣接画素の差の絶対値であることが好ましい。また、前記第2の先鋭度値は、前記光電変換手段の隣接画素の差の絶対値の和であることが好ましい。更に、前記第2の先鋭度値は、前記最大値の70%以上の値を持つ前記第1の先鋭度値の和であることが望ましい。
また、上記構成においては、前記第2の先鋭度値に平滑化処理を施すことが好ましい。このように平滑化処理を施すと、前記光電変換手段から出力される例えば複数色の画像信号を考慮した1点を焦点位置として決めることもできる。
また、上記構成においては、前記第2の先鋭度値から2次以上の近似曲線を求め、この近似曲線の極大値が得られる位置を求める第3の演算手段を更に備え、前記制御手段は、前記第3の演算手段で求めた極大値が得られる位置に基づいて、焦点位置を調整することが好ましい。このように、近似曲線を取ることにより、ノイズ等の影響によるばらつきを拾いにくくし、正確で安定した位置を検出することができる。また、強いエッジのみを演算しているため、2次曲線で十分取れるようになる。
なお、本発明においては、上記構成を含む画像読取方法および画像読取に用いられるプログラムも提供される。
本発明によれば、高精度で且つ高い再現性が得られる自動焦点調整を行なうことができる画像読取装置および焦点位置調整方法、並びに、そのような位置調整に用いられるプログラムを提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
図1および図2には、本発明の一実施形態に係る画像読取装置1の構成が概略的に示されている。図1に示されるように、画像読取装置1は、画像読取ユニット100と、透過光源ユニット200とを備えており、ネガフィルムやポジフィルム等の透過原稿および一般紙等の反射原稿を読み取ることができるようになっている。また、この画像読取装置1は、LANに接続されてネットワークスキャナとして使用されたり、あるいは、図示しない複写機の画像読取部として使用することも可能であるが、本実施形態では、図2に示されるように、インタフェース(I/F)304を介してパソコン(ホストコンピュータ)400に接続されているものとして、以下、話を進めることとする。
画像読取ユニット100は筐体101を有しており、筐体101の上面には、画像が読み取られる原稿を載置するためのプラテン102が配置されている。また、筐体101の内部には読取キャリッジ103が収容されており、この読取キャリッジ103はプラテン102に沿って移動できるようになっている。具体的には、一対のプーリ114a,114bに掛け渡されたタイミングベルト113が読取キャリッジ103のフレームに係合されるとともに、読取キャリッジモータM1の駆動により、少なくとも一方のプーリ114aが回転駆動されるようになっている。したがって、読取キャリッジモータM1を駆動させて、プーリ114a,114bを回転させると、タイミングベルト113を介して、読取キャリッジ103がプラテン102に沿って矢印A方向(図1の左右方向・・・副走査方向)に移動する。
また、読取キャリッジ103の内部には、プラテン102上に載置された原稿に光を照射するためのライン状のランプ105と、前記原稿で反射された光または前記原稿を透過した光である画像光を反射する反射ミラー106,107,108,109と、前記画像光を結像するための結像レンズ110とから成る光学系と、結像レンズ110で結像された画像光を光電変換するためのイメージセンサ(光電変換手段)111とが収容されている。この場合、前記一対の反射ミラー108,109はミラーキャリッジ112に搭載されており、また、ミラーキャリッジ112は、ギヤやカム等の一般的な駆動伝達手段を介して、フォーカスモータM2(移動手段)の駆動により矢印Bで示される方向(図1の左右方向)に移動することができる。そして、フォーカスモータM2の駆動によってミラーキャリッジ112を矢印Bの方向に移動させることにより、ランプ105からイメージセンサ111までの所定光路長を維持したまま、焦点位置を移動させることができるようになっている。特に、本実施形態では、後述するように、プラテン102の上面を基準に焦点位置を0.2mmピッチで上方に6mmおよび下方に2mmだけ移動させることができるようになっている。
なお、図3に示すように、イメージセンサ111は、並列に配置された3本のラインセンサR(レッド),G(グリーン),B(ブルー)を有しており、各ラインセンサR,G,Bは、ライン状に配列された複数の光電変換素子(画素)r、g、bを有している。
一方、透過光源ユニット200は、図1に示されるように、筐体201を備えており、筐体201の底面には、プラテン102と対向し得るようにガラス202が配置されている。また、筐体201の内部にはランプキャリッジ204が収容されており、ランプキャリッジ204の内部には2本のランプ205a,205bが収容されている。
また、ランプキャリッジ204のフレームには、一対のプーリ206a,206bに掛け渡されたタイミングベルト203が係合している。また、少なくとも一方のプーリ206aは、ランプキャリッジモータM3の駆動によって回転されるようになっている。したがって、ランプキャリッジモータM3を駆動させて、プーリ206a,206bを回転させると、ランプキャリッジ204は、タイミングベルト203を介して、ガラス202に沿って矢印A方向に移動することができる。
また、画像読取装置1は、図2に詳しく示されるように、CPU(制御手段、演算手段)301を有しており、CPU301には、ROM300と、種々の画像処理を行なう画像処理ASIC303と、前述した各種モータM1,M2,M3および各種ランプ105,205a,205bとが電気的に接続されている。また、CPU300には、A/D変換器302を介して、イメージセンサ111も電気的に接続されている。
ROM300は、フラッシュメモリで構成されており、画像読取装置1の全体を制御するための制御プログラムやオートフォーカス用のプログラムを格納している(ROM300は、CPU301内に設けられていても良い)。CPU301は、ROM300に格納された制御プログラムにしたがって画像読取装置1の全体を制御するとともに、ROM300に格納されたオートフォーカス用プログラムにしたがってオートフォーカス制御を行なうようになっている。また、CPU301は、図示しないモータドライバを介して、読取キャリリジモータM1、フォーカスモータM2、ランプキャリッジモータM3をそれぞれ制御するとともに、図示しないインバータを介して、ランプ105,205a,205bをそれぞれ制御する。
また、画像処理ASIC303には、画像処理プログラムが格納されたメモリ305が接続されるとともに、A/D変換器302を介してイメージセンサ111が電気的に接続されている。また、画像処理ASIC303は、インタフェース304を介して、パソコン400に接続できるようになっている。
次に、上記構成の画像読取装置1による原稿読取動作について簡単に説明する。
まず、原稿が一般紙等の反射原稿である場合、ユーザは、プラテン102上に原稿を載置し、パソコン400の画面上で「反射原稿」を選択する。これにより、CPU301は、読取キャリッジ103を副走査方向(図1に矢印Aで示された方向)に移動させながら、ランプ105から原稿に光を照射する。また、原稿で反射された反射光(画像光)は、反射ミラー106,107,108,109および結像レンズ110を介して、イメージセンサ111に入射し、このイメージセンサ111で光電変換される。なお、このような反射原稿の読み取り時においては、ランプキャリッジ204のランプ205a,205bは点灯されない。
一方、原稿がフィルム等の透過原稿である場合、ユーザは、フィルムフォルダなどにセットされた透過原稿をプラテン102上に載置し、パソコン400の画面上で「透過原稿」を選択する。これにより、CPU301は、ランプ105を消灯させた状態で読取キャリッジ103を副走査方向に移動させるとともに、この移動に同期させて、ランプ205a,205bを点灯させた状態でランプキャリッジ204を副走査方向に移動させる。また、原稿を透過したランプ205a,205bからの光(画像光)は、反射ミラー106,107,108,109および結像レンズ110を介して、イメージセンサ111に入射し、イメージセンサ111で光電変換される。なお、このような透過原稿の読み取り時においては、読取キャリッジ103のランプ105は点灯されない。
また、このようにして反射原稿または透過原稿からイメージセンサ111へと入射した画像光は、イメージセンサ111の各ラインセンサR,G,Bからアナログ信号sR,sG,sBとして出力される。また、これらのアナログ信号s,s,sは、ゲイン/オフセット処理が施された後、A/D変換器302で画素毎に16ビットのデジタル信号s’に変換されて、画処理用ASIC303に出力される。画処理用ASIC303では、メモリ305を使用しながらシェーディング補正、γ補正、色補正等の種々の画像処理が施され、このような画像処理が施された画像信号s”は、インタフェース304を介して、画像データとしてパソコン(ホストコンピュータ)400に出力される。
続いて、上記構成の画像読取装置1によって焦点位置を自動調整する方法について、図4〜図7のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、本実施形態の画像読取装置1による焦点位置の自動調整は、図4に示されるように、プレビュー画像を取得することから開始される(ステップS1000)。このプレビュー画像の取得において、操作者は、まず、読み取りたい原稿をプラテン102上に載置し、パソコン400の画面上で「反射原稿」または「透過原稿」を選択した後、「プレビュー」を選択する。これにより、パソコン400からインタフェース(I/F)304を介して画像読取装置1のCPU301に対し、プレビュー信号と「反射原稿」読取信号または「透過原稿」読取信号とが送信される。
これらの信号を受信したCPU301は、前記「反射原稿」読取信号によってプラテン102上に載置された原稿が反射原稿であることを認識すると、読取キャリッジモータM1を駆動させてランプ105を点灯させるとともにイメージセンサ111を作動させることにより、読取キャリッジ103をプラテンガラス102に沿って移動させ、プラテンガラス102の略全面にわたって低解像度で走査する。そして、CPU301は、この走査で得られた画像データを、インタフェース304を介して、パソコン400にプレビューデータとして送信する。
また、CPU301は、前記「透過原稿」読取信号によってプラテン102上に載置された原稿が透過原稿であることを認識すると、読取キャリッジモータM1およびランプキャリッシモータM3を駆動させてランプ205a,205bを点灯させるとともにイメージセンサ111を作動させることにより、読取キャリッジ103とランプキャリッジ204とをプラテンガラス102に沿って同期して移動させ、プラテンガラス102の略全面にわたって低解像度で走査する。そして、CPU301は、この走査で得られた画像データを、インタフェース304を介して、パソコン400にプレビューデータとして送信する。
一方、画像読取装置1から前記プレビューデータを受信したパソコン400は、この受信したプレビューデータに基づいて、図8に示されるように、そのディスプレイ400a上にプレビュー画面320を表示する。また、このようなプレビュー画面320が表示されたら、操作者は、プレビュー画面320内の所望の取り込み領域(トリミング領域325)を指定するとともに、「オートフォーカス」の指定をする。これにより、パソコン400からインタフェース(I/F)304を介して画像読取装置1のCPU301に対し、オートフォーカス信号とトリミング領域325の位置情報とが送信される。
以上のようなプレビュー画像の取得が成されると、続いて、ステップS1001の処理が行われる。このステップS1001において、CPU301は、インタフェース304を介して取得したトリミング領域325の位置情報から、トリミング領域325の中心位置O(図8参照)を算出するとともに、この算出したトリミング中心位置Oから主走査方向に沿う前後500画素(合計で1000画素)から成る1ライン(図8参照)を、フォーカス検出領域(ライン)として設定する。
ここで、トリミング中心位置Oを使用する理由は、画像のエッジを最適な状態でとるためである。すなわち、操作者は、一般に、取り込みたい対象をトリミング領域325の中央に配置するため、画像のエッジを取るためには、トリミング中心位置Oを基準にするのが最適である。また、本実施形態でフォーカス検出領域として1000画素というライン幅を設定する理由は、指定されたトリミング領域325が大きい場合に処理データ量が多くなって処理時間が長くなってしまうことを抑制するためであり、また、1000画素程度がエッジを取れる最小な領域であると考えられるからである。したがって、所望時間内で所望の精度で焦点位置が取得できれば1000画素でなくても構わない。なお、指定されたトリミング領域325の主走査方向長さが1000画素以下の場合には、トリミング領域325の主走査方向長さをフォーカス検出領域として設定する。
また、本実施形態の装置は、解像度を50〜12800DPIに変更可能であるが、以下に示す焦点位置調整においては、600DPIで焦点位置調整を行う。これは、600DPIは一般の反射原稿または透過原稿で画像のエッジが検出できる最低の解像度と考えられるためであり、処理時間等に応じてこの解像度を変更することは可能である。
以上のようにして、トリミング領域325の中心位置Oの算出およびフォーカス検出領域の設定が行なわれると、今度は、ステップS1002の処理が行われる。このステップS1002においては、まず、ステップS1001で算出されたトリミング中心位置Oにキャリッジ103(204)が移動される。具体的には、読み取られる原稿が反射原稿である場合、CPU301により読取キャリッジモータM1が駆動されて、読取キャリッジ103がトリミング中心位置Oへと移動される。一方、読み取られる原稿が透過原稿である場合には、読取キャリッジモータM1およびランプキャリッジモータM2が駆動されて、読取キャリッジ103およびランプキャリッジ204の両者がトリミング中心位置Oへと移動される。また、このステップS1002では、フォーカス検出領域に対応する各ラインセンサR,G,Bの1000画素がフォーカス検出画素としてセットされる。
以上の処理が完了すると、続いて、ステップS1003の処理へと移る。このステップS1003では、「前処理」として、R,G,B毎にエッジの大きさを求め、その求めた結果に応じて、「後処理」の方法を決定する。「前処理」および「後処理」については、図5〜図7のフローチャートを参照して詳しく述べるが、概略的には、ステップS1003において、R,G,Bの全てのエッジが強い(隣接画素の差が大きい)と判断されると(ステップS1003での判断がYESの場合)、ステップS1004に進み、R,G,Bそれぞれの焦点位置から最終的な焦点位置が求められる。一方、ステップS1003での判断がNOである場合には、ステップS1005に進み、R,G,Bを混合して求めた輝度信号の焦点位置から最終的な焦点位置が求められる。
次に、図4のフローチャートを参照しながら、ステップS1003での「前処理」について詳しく説明する。
この「前処理」では、前述したように、R,G,B毎にエッジの大きさが判断される。具体的には、焦点位置を粗いピッチ(ここでは、0.0mm、2.0mm、4.0mm)で移動させ、各焦点位置でR,G,B毎に隣接画素の差分の絶対値(以下、第1の先鋭度値または一次微分値という)の最大値を測定することにより、現在セットされている原稿のベストピント(最終の焦点位置)付近の最大エッジを求める。以下、これらの処理工程について順を追って説明する。
まず、ステップS100において、焦点位置が0.0mmにセットされる。具体的には、CPU301によってフォーカスモータM2が駆動されることにより、ミラーキャリッジ112が移動され、焦点位置が0.0mm(プラテン102の上面の位置)にセットされる。
このようにして、焦点位置が0.0mmにセットされたら、続いて、画像データを取得し、R,G,B毎に一次微分値(第1の先鋭度値)の最大値を算出する(ステップS101)。具体的には、読み取られる原稿が反射原稿である場合、ランプ105を点灯させてイメージセンサ111で画像データを取得する。一方、読み取られる原稿が透過原稿である場合には、ランプ205a,205bを点灯させてイメージセンサ111で画像データを取得する。そして、取得したこれらの画像データから、R,G,B毎に、ステップS1002において先に設定した1000画素分について、隣接画素間の差分の絶対値(一次微分値または第1の先鋭度値)D(0,i)=|X(i+1)−X(i)|(i=0〜999)を求め(図9参照)、これらの絶対値(第1の先鋭度値)の中から、R,G,B毎の最大値D(0)MAXR,D(0)MAXG,D(0)MAXBをそれぞれ決定する。このように、R,G,B毎に最大値を求めれば、色に偏りのある原稿か否かを判断することができる。
以上のようにして、焦点位置0.0mmにおけるR,G,B毎の最大値D(0)MAXR,D(0)MAXG,D(0)MAXBをそれぞれ決定したら、焦点位置2.0mmにおいても同様の処理を行なう。すなわち、まず、ステップS102において、焦点位置を2.0mmにセットする。具体的には、CPU301によってフォーカスモータM2を駆動させることにより、ミラーキャリッジ112を移動させて、焦点位置を2.0mm(プラテン102の上面から上方に2mmの位置)にセットする。続いて、ステップS103において、画像データを取得し、R,G,B毎に一次微分値(第1の先鋭度値)の最大値を算出する。すなわち、ステップS101と同様に、R,G,B毎に、ステップS1002において先に設定した1000画素分について、隣接画素間の差分の絶対値(一次微分値または第1の先鋭度値)D(2,i)=|X(i+1)−X(i)|(i=0〜999)を求め、これらの絶対値(第1の先鋭度値)の中から、R,G,B毎の最大値D(2)MAXR,D(2)MAXG,D(2)MAXBをそれぞれ決定する。
更に、焦点位置4.0mmにおいても同様の処理を行なう。すなわち、CPU301によってフォーカスモータM2を駆動させることにより、ミラーキャリッジ112を移動させて、焦点位置を4.0mm(プラテン102の上面から上方に4mmの位置)にセットする(ステップS104)。続いて、R,G,B毎に、1000画素分について、隣接画素間の差分の絶対値(一次微分値または第1の先鋭度値)D(4,i)=|X(i+1)−X(i)|(i=0〜999)を求め、これらの絶対値(第1の先鋭度値)の中から、R,G,B毎の最大値D(4)MAXR,D(4)MAXG,D(4)MAXBをそれぞれ決定する(ステップS105)。
以上のようにして、各焦点位置においてR,G,B毎に第1の先鋭度値の最大値を決定したら、今度は、R,G,B毎に、3つある各焦点位置の最大値の中から最も大きい値を選定する(ステップS106)。すなわち、Rに関しては、ステップS101,103,105で求めた各最大値D(0)MAXR、D(2)MAXR,D(4)MAXRの中から最も大きい値をDMAXRとして決定する。同様に、Gに関しては、ステップS101,103,105で求めた各最大値D(0)MAXG、D(2)MAXG,D(4)MAXGの中から最も大きい値をDMAXGとして決定し、Bに関しては、ステップS101,103,105で求めた各最大値D(0)MAXB、D(2)MAXB,D(4)MAXBの中から最も大きい値をDMAXBとして決定する。
その後、ステップS107において、各R,G,Bにおける最大値DMAXR,DMAXG,DMAXBをそれぞれ所定の閾値Aと比較し、最大値DMAXR,DMAXG,DMAXBの全てが閾値Aよりも大きいか否かを判断する。最大値DMAXR,DMAXG,DMAXBの全てが閾値Aよりも大きい場合(ステップS107での判断がYESの場合・・・原稿のエッジが強い場合。また、色の偏りがあっても、高いレベルでの偏りの場合)には、前述したステップS1004における処理へと移行し、最大値DMAXR,DMAXG,DMAXBのうちの少なくとも1つが閾値Aよりも小さい場合(ステップS107での判断がNOの場合・・・原稿のエッジが弱い場合。また、色の偏りが大きい場合)には、前述したステップS1005における処理へと移行する。なお、本実施形態において、所定の閾値Aは50/256に設定されている。
次に、図6のフローチャートを参照しながら、ステップS1004での「後処理」について詳しく説明する。
この「後処理」では、前述したように、R,G,Bそれぞれの焦点位置から最終の焦点位置を求める。具体的には、焦点位置を細かいピッチ(0.2mm)で−2.0mmから6.0mmまで移動させ、各焦点位置でR,G,B毎に隣接画素の差分の絶対値の和(以下、第2の先鋭度値という)を求めるとともに、これらの第2の先鋭度値から、最終的な焦点位置Pを求める。以下、これらの処理工程について順を追って説明する。
まず、ステップS200において、焦点位置が−2.0mmにセットされる。具体的には、CPU301によってフォーカスモータM2が駆動されることにより、ミラーキャリッジ112が移動され、焦点位置が−2.0mm(プラテン102の上面から下方に2.0mmの位置)にセットされる。
このようにして、焦点位置が−2.0mmにセットされたら、続いて、画像データを取得し、R,G,B毎に一次微分値(第1の先鋭度値)の和すなわち第2の先鋭度値を算出する(ステップS201)。この場合、ステップS106で求めた各色成分毎の最大値DMAXR,DMAXG,DMAXBの70%以上の一次微分値のみを抽出して足し合わせる。具体的には、読み取られる原稿が反射原稿である場合、ランプ105を点灯させてイメージセンサ111で画像データを取得する。一方、読み取られる原稿が透過原稿である場合には、ランプ205a,205bを点灯させてイメージセンサ111で画像データを取得する。そして、取得したこれらの画像データから、R,G,B毎に、ステップS1002において先に設定した1000画素分について、隣接画素間の差分の絶対値(一次微分値または第1の先鋭度値)D(−2.0,i)=|X(i+1)−X(i)|(i=0〜999)を求めるとともに、R,G,B毎にそれぞれ、一次微分D(−2.0、i)(i=0〜999)の和(M=Σ|x(i+1)−x(i)|(第2の先鋭度値)を求める。ただし、この場合、前述したように、ステップS106で求めた各色成分毎の最大値DMAXR,DMAXG,DMAXBの70%以上の一次微分D(−2.0、i)のみを抽出して足し合わせ、R,G,B毎にM(−2.0)R,M(−2.0)G,M(−2.0)Bをそれぞれ求める。
このように、最大値の70%以上の一次微分値のみを有効とすることにより、現状の原稿レベルでのピーク付近のエッジのみを検出することができ、ピーク位置を見つける際に正確で安定した位置検出をすることができる。なお、この70%という数値は、処理条件等に応じて種々変化し得るものであるため、その処理条件等に基づいて適宜設定することが望ましい。
以上のようにして、焦点位置−2.0mmにおけてR,G,B毎に第2の先鋭度値M(−2.0)R,M(−2.0)G,M(−2.0)Bをそれぞれ求めたら、フォーカスモータM2を駆動させてミラーキャリッジ112を移動させ、焦点位置を−2.0mmから+6.0mmまで0.2mmピッチで移動させながら、各焦点位置でステップS201と同様に、R,G,B毎に第2の先鋭度値を求める(ステップS202,203,204)。このようなデータの抽出を行なうと、図10の(a)に示されるように、R,G,B毎に、各焦点位置に対する第2の先鋭度値を示す曲線が得られる。
そして、このような曲線が得られたら、今度は、ステップS205において、R,G,B毎に、ステップS200〜S204で求めた各焦点位置での第2の先鋭度値から、近似2次曲線を求める(図10(a)のR,G,Bの曲線の近似2次曲線を求める(図10の(b)参照)・・・平滑化処理)。このように、近似曲線を取ることにより、ノイズ等の影響によるばらつきを拾いにくくし、正確で安定した位置を検出することができる。また、強いエッジのみ(最大値の70%以上の一次微分値のみ)を用いて演算しているため、2次曲線で十分焦点位置を求められ、3次、4次など2次よりも高次の近似曲線を求める必要がなく、また時間を短縮することが可能となる。
近似2次曲線が得られたら、続いて、近似2次曲線の極大値が得られるか否かを判断する(ステップS206)。極大値が得られる場合には、極大値に対応する焦点位置PR,PG,PB(図10の(b)参照)を求め(ステップS207)、極大値が得られない場合は、最大値に対応する焦点位置をPR,PG,PBとして求める(ステップS208)。なお、極大値が得られない場合とは、近似曲線の2乗項にかかる係数がプラスの場合(極小値しか得られない場合)や、−2mm〜+6mmの間に極大値がない場合である。
以上のようにして、R,G,Bの全てについて、焦点位置PR,PG,PBを求めたら(ステップS209)、次に、R,G、Bの各焦点位置PR,PG,PBの平均位置を(単純平均)求め、この平均位置を最終的な焦点位置P(図10の(b)参照)とする(ステップS210)。このように平均化すれば、全ての色を考慮した一点Pを決めることができるが、ここで単純な平均を取るだけでなく、光学系の特性による重み付けをすることにより、より正しい位置を決めることができる。
このようにして最終的な焦点位置Pが求められたら、フォーカスモータM2を駆動させてミラーキャリッジ112を移動させ、焦点位置をステップS210で求めた焦点位置Pに移動させる(ステップS211)。そして、読取キャリッジモータM1を駆動させることにより、読取キャリッジ103を図8に示すトリミング領域325の読取開始位置(トリミング領域325の左端ライン)から副走査方向に移動させながら、トリミング領域325の画像読取を行なう。
なお、以上の処理では、細かいピッチで焦点位置を変えて第1の先鋭度値および第2の先鋭度値を求めているが、「前処理」で予め求めた第1の先鋭度値から第2の先鋭度値を求めても良く、あるいは、0.2mmピッチよりも粗いピッチまたは細かいピッチで焦点位置を変えて第1の先鋭度値および第2の先鋭度値を求めても良い。
次に、図7のフローチャートを参照しながら、ステップS1005での「後処理」について詳しく説明する。
この「後処理」では、前述したように、R,G,Bを混合して求めた輝度信号の焦点位置を求めて、最終の焦点位置を取得する。具体的には、まず、CPU301によってフォーカスモータM2が駆動されることにより、ミラーキャリッジ112が移動され、焦点位置が−2.0mm(プラテン102の上面から下方に2.0mmの位置)にセットされる(ステップS300)。このようにして、焦点位置が−2.0mmにセットされたら、続いて、画像データを取得して輝度信号を求め、この輝度信号の一次微分値の和を算出する(ステップS301)。具体的には、1000画素1ライン分のデータから、輝度信号(グレー信号)の一次微分の和(第2の先鋭度値)を求める。すなわち、まず、読み取られる原稿が反射原稿である場合には、ランプ105を点灯させてイメージセンサ111で画像データを取得し、読み取られる原稿が透過原稿である場合には、ランプ205a,205bを点灯させてイメージセンサ111で画像データを取得する。そして、R,G,Bのラインセンサの各画素から出力された各色信号(R、G、Bのラインセンサの各画素から出力された濃度信号)を混合して輝度信号K(−2.0,i)=(77R(i)+150G(i)+29B(i))/256(i=1〜1000)を求めるとともに、輝度信号の隣接画素間の差分の絶対値の和(第2の先鋭度値)、すなわち、C(−2.0)=Σ|K(i+1)−K(i)|(i=0〜999)を求める(図11参照)。このように各色信号から輝度信号を求め、この輝度信号を用いて焦点位置を求めることで、カラー画像での色の偏りや、エッジの弱い原稿においても、よリ正確で安定した焦点位置の検出ができるようになる。
なお、輝度信号は、先にも示したように、(77*R+150*+29*B)/256で求めることができる。この場合、R,G,Bの各色信号に掛かる係数は、一般的にデジタルカラー情報から輝度信号を求めるための所定係数であるが、このほかに一般に用いられている係数を使用してもかまわない。また、光学系に固有なバランスを持っているような場合には、そのバランスに合わせて係数の割合を変えることにより、より綺麗なグレースケールを作成でき、所望通りの位置に検出することができる。また、本実施例では、各色信号を8ビットとして扱っているため上記の係数となるが、ビット数に応じて係数を変更することはいうまでもない。
以上のようにして、焦点位置−2.0mmにおける輝度信号の第2の先鋭度値を求めたら、フォーカスモータM2を駆動させてミラーキャリッジ112を移動させ、焦点位置を−2.0mmから+6.0mmまで0.2mmピッチで移動させながら、各焦点位置でステップS301と同様に、輝度信号の第2の先鋭度値C(P)(P=各焦点位置、−2.0mmから6.0mmまで0.2mmピッチ)を求める(ステップS302,303,304)。このようにして、各焦点毎に輝度信号の第2の先鋭度値をプロットしていくと、図12の(a)の上側に示されるような曲線(各焦点位置に対する輝度色信号の第2の先鋭度値を示す曲線)が得られる。
そして、このような曲線が得られたら、今度は、ステップS305において、ステッS300〜304で求めた各焦点位置の第2の先鋭度値に平滑化処理を施す。この場合、例えば5点平均、例えば、注目画素とこの注目画素の前後2画素の計五画素の平均値を求め、(例えば、注目画素をC(2.4)とした場合、平均値は(C(2.0)+C(2.2)+C(2.4)+C(2.6)+C(2.8))/5)で求められる)各画素について同様に平均値を求めることで平滑化処理を施す。なお、図12の(a)の下側には、平滑化処理後の曲線が示されている。
続いて、平滑化処理した後の各焦点位置の第2の先鋭度値から最大値を求め、この最大値の±2mm(0.2mmピッチで10箇所)の値を用いて2次の近似曲線(図12の(b)参照)を求める(ステップS306)。
近似2次曲線が得られたら、続いて、近似2次曲線の極大値が得られるか否かを判断する(ステップS307)。極大値が得られる場合には、極大値を算出し(ステップS308)、極大値が得られない場合には、最大値を求める(ステップS309)。なお、極大値が得られない場合とは、2乗項にかかる係数がプラスの場合や、−2mm〜+6mmの間に極大値がない場合である。そして、ステップS308で求めた極大値に対応する焦点位置、または、ステップS309で求めた最大値に対応する焦点位置を、最終的な焦点位置Pとして求める(ステップS310)。
このようにして最終的な焦点位置Pが求められたら、フォーカスモータM2を駆動させてミラーキャリッジ112を移動させ、焦点位置をステップS310で求めた焦点位置Pに移動させる(ステップS311)。そして、読取キャリッジモータM1を駆動させることにより、読取キャリッジ103を図8に示すトリミング領域325の読取開始位置(トリミング領域325の左端ライン)から副走査方向に移動させながら、トリミング領域325の画像読取を行なう。
なお、フローチャートを参照して説明してきた以上の演算および制御は、全て、CPU301によって行なわれる。この場合、前記演算および制御をCPU(コンピュータ)301に実行させるためのプログラムが記録された記録媒体を用いてCPU301を動作させても良く、あるいは、前記プログラムがCPU301自体に組み込まれていても良い。
また、画像読取装置を制御するための制御用プログラム(ドライバソフト)の一部としてパソコンに焦点位置調整用のプログラムをインストールすることで、焦点位置を求めるようにしても構わない。
以上説明したように、本実施形態においては、自動焦点に用いる全ての画素間の差から先鋭度値を求めるのではなく、イメージセンサ111から出力された画像信号から複数の第1の先鋭度値を求めて、これらの複数の第1の先鋭度値の中から最大の値を持つ最大値を求めるとともに、前記最大値に所定の割合を乗じた値以上の第1の先鋭度値を抽出して、この抽出された第1の先鋭度値から第2の先鋭度値を求め、この第2の先鋭度値に基づいて焦点位置の調整を行なうようにしている。すなわち、画像のエッジ部分ではない個所、すなわち、隣接画素間の差が小さい個所における信号を焦点調整処理から排除している。このように、所定以上の第1の先鋭度値のみを焦点調整処理において有効とすれば、現状の原稿レベルでのピーク付近のエッジのみを検出することができ、ピーク位置を見つける際に正確で安定した位置検出をすることができる。つまり、高精度で且つ高い再現性が得られる自動焦点調整を行なうことができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは言うまでもない。例えば、前述した実施形態では、反射ミラー108,109を副走査方向に移動させることにより焦点位置を変えているが、反射ミラーの代わりに或いは反射ミラーと共に、結像レンズ110やイメージセンサ111を移動させることによって焦点位置を変えても良い。また、前述した実施形態では、ステップS1004での「後処理」において、第1の先鋭度値の最大値の70%以上の第1の先鋭度値を抽出して足し合わせることで、第2の先鋭度値を求めているが、抽出する第1の先鋭度値の最大値に対する割合は70%に限らない。また、前述した実施形態では、第1の先鋭度値として、隣接画素間の差分の絶対値|X(i+1)−X(i)|が用いられているが、第1の先鋭度値は、例えば隣接画素の差の絶対値の2乗(|X(i+1)−X(i)|2)等、隣接画素間の出力値の差が分かる値であれば何でも良い。また、同様に、前述した実施形態では、第2の先鋭度値として、隣接画素間の差分の絶対値の和Σ|x(i+1)−x(i)|が用いられているが、第2の先鋭度値は、例えば隣接画素の差の絶対値の2乗和(Σ|X(i+1)−X(i)|2)等であっても良い。また、前述した実施形態では、光電変換手段としてライン状のセンサが用いられているが、面状のセンサであっても良い。また、前述した実施形態では、R,G,B全ての色成分の信号を用いて焦点調整を行なっているが、例えば一色の色成分信号または二色の色成分信号を用いて焦点調整を行なっても良い。また、前述した実施形態では、焦点位置を粗く移動させて各焦点位置でのDmaxを求める「前処理」を行なっているが、この「前処理」は敢えて行なわなくても構わない。また、前述した実施形態では、ステップS1005での「後処理」において、各色信号R,G,Bの混合比率が77:150:29(約3:6:1)に設定されているが、この混合比率および混合される色は任意である。
本発明は、焦点位置を調整して画像を読み取るあらゆる画像読取装置および方法並びにプログラムに対して適用することができる。
本発明を適用可能な画像読取装置の主に光学系の構成例を示す概略図である。 図1の画像読取装置の主に制御系の構成例を概略的に示すブロック図である。 図1の画像読取装置の光学系に組み込まれるイメージセンサの模式図である。 本発明の一実施形態に係る焦点位置調整処理工程の最初の段階を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る焦点位置調整処理に含まれる「前処理」を示すフローチャートである。 R,G,Bそれぞれの焦点位置から最終の焦点位置を求める「後処理」を示すフローチャートである。 R,G,Bを混合した輝度色信号の焦点位置を求めて最終の焦点位置を取得する「後処理」を示すフローチャートである。 図4のステップS1000においてパソコンのディスプレイ上に表示されるプレビュー画面である。 図6の「後処理」において第1の先鋭度値を求める方法を説明するための説明図である。 (a)は、図6の「後処理」におけるR,G,B毎の各焦点位置に対する第2の先鋭度値を示す曲線、(b)は(a)のR,G,Bの曲線の近似2次曲線である。 図7の「後処理」において輝度信号および第2の先鋭度値を求める方法を説明するための説明図である。 (a)は、図7の「後処理」における各焦点位置に対する輝度信号の第2の先鋭度値を示す曲線(上側)およびこの曲線を平滑化処理した曲線(下側)、(b)は(a)の下側の曲線における最大値の前後10箇所の値を用いて作成された近似2次曲線である。
符号の説明
1 画像読取装置
111 イメージセンサ(光電変換手段)
105,106,107,108,109 反射ミラー(光学系)
301 CPU(制御手段、演算手段)
M2 フォーカスモータ(移動手段)

Claims (19)

  1. 原稿から画像光を光電変換して色成分毎の複数の画像信号を出力する光電変換手段と、
    前記画像光を前記光電変換手段に導く光学系と、
    前記光学系の少なくとも一部を移動する移動手段と
    前記移動手段を制御して焦点位置を調整する制御手段と、
    を有し、
    前記制御手段は、
    前記光電変換手段から出力された画像信号から複数の第1の先鋭度値を求めるとともに、これらの複数の第1の先鋭度値の中から最大となる最大値を色成分毎に求める第1の演算手段と、
    前記第1の演算手段で求めた色成分毎の最大値の全てが所定の閾値を上回る場合には、
    前記最大値に所定の割合を乗じた値以上の第1の先鋭度値を抽出するとともに、
    この抽出された第1の先鋭度値から第2の先鋭度値を求め、この第2の先鋭度値に基づいて焦点位置の調整を行ない、
    前記第1の演算出段で求めた色成分毎の最大値の少なくとも1つが所定の閾値を下回る場合には、
    前記光電変換手段から出力された色成分毎の画像信号を所定の比率で混合した輝度信号の先鋭度値に基づいて焦点位置の調整を行なうことを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記移動手段により前記光学系の少なくとも一部を移動させながら、前記光電変換手段から出力された前記画像信号に基づいて前記第1の演算手段を実行し、
    前記移動手段により、前記光学系の少なくとも一部を移動させながら、前記第1の演算手段で成される場合よりも短い間隔で画像信号を取得し、
    この光電変換手段から出力された画像信号から複数の第1の先鋭度値を求め、
    これらの複数の第1の先鋭度値から、前記最大値に所定の割合を乗じた値以上の第1の先鋭度値を抽出するとともに、この抽出された第1の先鋭度値から第2の先鋭度値を求め、
    前記第2の先鋭度値に基づいて、前記移動手段を制御して、焦点位置の調整を行なうことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記移動手段により前記光学系の少なくとも一部を移動させながら、前記光電変換手段から出力された前記画像信号に基づいて前記第1の演算手段を実行し、
    前記移動手段により、前記光学系の少なくとも一部を移動させながら、前記第1の演算手段で成される場合よりも短い間隔で画像信号を取得し、
    この光電変換手段から出力された色成分毎の画像信号を所定の比率で混合した輝度信号を取得し、
    前記光電変換手段から出力された前記輝度信号から複数の第1の先鋭度値を求め、これらの複数の第1の先鋭度値から第2の先鋭度値を求める第2の演算手段と、
    前記第2の先鋭度値に基づいて、前記移動手段を制御して、焦点位置の調整を行なうことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  4. 前記第1の先鋭度値は、前記光電変換手段の隣接画素の差の絶対値であることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  5. 前記第2の先鋭度値は、前記光電変換手段の隣接画素の差の絶対値の和であることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  6. 前記第2の先鋭度値は、前記最大値の70%以上の値を持つ前記第1の先鋭度値の和であることを特徴とする請求項1ないし請求項2の何れか1項に記載の画像読取装置。
  7. 前記第2の先鋭度値に平滑化処理を施すことを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  8. 前記所定の比率は、R、G、Bが略3:6:1となることを特徴とする請求項1または請求項3に記載の画像読取装置。
  9. 前記光学系は、原稿からの反射光または透過光を反射する反射ミラーと、前記反射ミラーを介した光を前記光電変換手段に結像させる結像レンズとを備え、前記移動手段が前記反射ミラーを移動させることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  10. 前記第2の先鋭度値から2次以上の近似曲線を求め、この近似曲線の極大値が得られる位置を求める第3の演算手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記第3の演算手段で求めた極大値が得られる位置に基づいて、焦点位置を調整することを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  11. 前記光電変換手段は、異なる色の光を光電変換する複数のラインセンサが並列に配列されて成ることを特徴とする請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の画像読取装置。
  12. 前記第1の演算手段は、前記各ラインセンサから出力される複数色の画像信号から、前記第1の先鋭度値および第1の先鋭度値の前記最大値を各ラインセンサ毎に求め、
    前記第2の演算手段は、前記各ラインセンサから出力される複数色の画像信号から、前記第1および第2の先鋭度値を各ラインセンサ毎に求めることを特徴とする請求項11に記載の画像読取装置。
  13. 前記第2の演算手段によって求められた第2の先鋭度値から、2次の近似曲線を各ラインセンサ毎に求めるとともに、これらの各近似曲線の極大値を求める第3の演算手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記第3の演算手段により求めた各近似曲線の極大値が得られる各位置の平均位置に基づいて、焦点位置を調整することを特徴とする請求項12に記載の画像読取装置。
  14. 原稿から反射された反射光または原稿を透過した透過光から成る画像光を光電変換して色成分毎の複数の画像信号を出力する光電変換手段と、
    前記画像光を前記光電変換手段に導く光学系と、
    前記光学系の少なくとも一部を移動させる移動手段と
    前記移動手段を制御して焦点位置を調整する制御手段と、
    を備え、
    前記移動手段により前記光学系の少なくとも一部を移動させて焦点位置を調整する焦点位置調整方法において、
    前記制御手段は、
    前記光電変換手段から出力された前記画像信号から複数の第1の先鋭度値を求めるとともに、これらの複数の第1の先鋭度値の中から最大となる最大値を各色成分毎に求め、
    前記各色成分毎の最大値の全てが所定の閾値を上回る場合には、
    前記最大値に所定の割合を乗じた値以上の第1の先鋭度値を抽出するとともに、
    この抽出された第1の先鋭度値から第2の先鋭度値を求め、この第2の先鋭度値に基づいて焦点位置の調整を行な
    前記色成分毎の最大値の少なくとも1つが所定の閾値を下回る場合には、
    前記光電変換手段から出力された色成分毎の画像信号を所定の比率で混合した輝度信号の先鋭度値に基づいて焦点位置の調整を行なうことを特徴とする焦点位置調整方法。
  15. 原稿から反射された反射光または原稿を透過した透過光から成る画像光を光電変換して各成分毎の複数の画像信号を出力する光電変換手段と、
    前記画像光を前記光電変換手段に導く光学系と、
    前記光学系の少なくとも一部を移動させる移動手段と
    前記移動手段を制御して焦点位置を調整する制御手段と、
    を備え、
    前記移動手段により前記光学系の少なくとも一部を移動させて焦点位置を調整する画像読取装置の焦点位置調整方法において、
    前記移動手段により前記光学系の少なくとも一部を移動させながら、前記光電変換手段から出力された前記画像信号から複数の第1の先鋭度値を求めるとともに、これらの複数の第1の先鋭度値の中から最大となる最大値を色成分毎に求める第1の演算ステップと、
    前記移動手段により、前記光学系の少なくとも一部を、前記第1の演算ステップで成される場合よりも細かく移動させながら、前記光電変換手段から出力された前記画像信号から複数の第1の先鋭度値を求め、これらの複数の第1の先鋭度値から、前記最大値に所定の割合を乗じた値以上の第1の先鋭度値を抽出するとともに、この抽出された第1の先鋭度値から第2の先鋭度値を求める第2の演算ステップと、
    前記第2の先鋭度値に基づいて、前記移動手段を制御して、焦点位置の調整を行なう制御手段と、
    を含んでいることを特徴とする焦点位置調整方法。
  16. 原稿から反射された反射光または原稿を透過した透過光から成る画像光を光電変換して色成分毎の複数の画像信号を出力する光電変換手段と、
    前記画像光を前記光電変換手段に導く光学系と、
    前記光学系の少なくとも一部を移動させる移動手段と
    前記移動手段を制御して焦点位置を調整する制御手段と、
    を有し、
    前記移動手段により前記光学系の少なくとも一部を移動させて焦点位置を調整する画像読取装置において
    前記移動手段により前記光学系の少なくとも一部を移動させながら、前記光電変換手段から出力された画像信号から複数の第1の先鋭度値を求めるとともに、これらの複数の第1の先鋭度値の中から最大となる最大値を色成分毎に求める第1の演算ステップと、
    前記移動手段により、前記光学系の少なくとも一部を、前記第1の演算ステップで成される場合よりも細かく移動させながら各色信号を所定の比率で混合した輝度信号を取得し、
    前記光電変換手段から出力された前記輝度信号から複数の第1の先鋭度値を求め、これらの複数の第1の先鋭度値から第2の先鋭度値を求める第2の演算ステップと、
    前記第2の先鋭度値に基づいて、前記移動手段を制御して、焦点位置の調整を行なう制御手段と、
    を含んでいることを特徴とする焦点位置調整方法。
  17. 原稿から反射された反射光または原稿を透過した透過光から成る画像光を光電変換して色成分毎の複数の画像信号を出力する光電変換手段と、
    前記画像光を前記光電変換手段に導く光学系と、
    前記光学系の少なくとも一部を移動させる移動手段と
    前記移動手段を制御して焦点位置を調整する制御手段と、
    を備え、
    前記移動手段により前記光学系の少なくとも一部を移動させて焦点位置を調整する画像読取装置の焦点位置調整に用いられるプログラムにおいて、
    前記光電変換手段から出力された前記画像信号から複数の第1の先鋭度値を求めるとともに、これらの複数の第1の先鋭度値の中から最大となる最大値を色成分毎に求めるステップと、
    前記色成分毎の最大値の全てが所定の閾値を上回る場合には、
    前記最大値に所定の割合を乗じた値以上の第1の先鋭度値を抽出するとともに、
    この抽出された第1の先鋭度値から第2の先鋭度値を求め、この第2の先鋭度値に基づいて焦点位置の調整を行ない、
    前記色成分毎の最大値の少なくとも1つが所定の閾値を下回る場合には、
    前記光電変換手段から出力された色成分毎の画像信号を所定の比率で混合した輝度信号の先鋭度値に基づいて焦点位置の調整を行なうステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  18. 原稿から反射された反射光または原稿を透過した透過光から成る画像光を光電変換して色成分毎の複数の画像信号を出力する光電変換手段と、
    前記画像光を前記光電変換手段に導く光学系と、
    前記光学系の少なくとも一部を移動させる移動手段と、
    前記移動手段を制御して焦点位置を調整する制御手段と、
    を備え、
    前記移動手段により前記光学系の少なくとも一部を移動させて焦点位置を調整する画像読取装置の焦点位置調整に用いられるプログラムにおいて、
    前記移動手段により前記光学系の少なくとも一部を移動させながら、前記光電変換手段から出力された前記画像信号から複数の第1の先鋭度値を求めるとともに、これらの複数の第1の先鋭度値の中から最大となる最大値を色成分毎に求める第1の演算ステップと、
    前記移動手段により、前記光学系の少なくとも一部を、前記第1の演算ステップで成される場合よりも細かく移動させながら、前記光電変換手段から出力された前記画像信号から複数の第1の先鋭度値を求め、これらの複数の第1の先鋭度値から、前記最大値に所定の割合を乗じた値以上の第1の先鋭度値を抽出するとともに、この抽出された第1の先鋭度値から第2の先鋭度値を求める第2の演算ステップと、
    前記第2の先鋭度値に基づいて焦点位置を求めるステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  19. 原稿から反射された反射光または原稿を透過した透過光から成る画像光を光電変換して色成分毎の複数の画像信号を出力する光電変換手段と、
    前記画像光を前記光電変換手段に導く光学系と、
    前記光学系の少なくとも一部を移動させる移動手段と
    前記移動手段を制御して焦点位置を調整する制御手段と、
    を備え、
    前記移動手段により前記光学系の少なくとも一部を移動させて焦点位置を調整する画像読取装置の焦点位置調整に用いられるプログラムにおいて、
    前記移動手段により前記光学系の少なくとも一部を移動させながら、前記光電変換手段から出力された前記画像信号から複数の第1の先鋭度値を求めるとともに、これらの複数の第1の先鋭度値の中から最大となる最大値を色成分毎に求める第1の演算ステップと、
    前記移動手段により、前記光学系の少なくとも一部を、前記第1の演算ステップで成される場合よりも細かく移動させながら各色信号を所定の比率で混合した輝度信号を取得し、
    前記光電変換手段から出力された前記輝度信号から複数の第1の先鋭度値を求め、これらの複数の第1の先鋭度値から第2の先鋭度値を求める第2の演算ステップと、
    前記第2の先鋭度値に基づいて焦点位置を求めるステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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