JP4207124B2 - 輝線描画処理方法及び輝線描画処理プログラム - Google Patents

輝線描画処理方法及び輝線描画処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、デジタルカメラで撮影されたデジタル画像や写真フィルム等をスキャナで読取り得られたデジタル画像に対して、演出効果フィルタの一種であるクロスフィルタ効果処理を施すための輝線描画処理方法及び輝線描画処理プログラム等に関する。
従来、カメラレンズに装着する演出効果フィルタの一つに、透明な光学フィルタの表面に数本の溝が形成されたクロスフィルタがあり、これを銀塩カメラのレンズに装着して撮影すると被写体の輝度の高い部位を中心として複数の輝線が発せられ、輝いているような効果を演出できる写真画像が得られる。
上述の光学クロスフィルタをデジタルカメラに用いて上述と同様の特殊効果を得ることも考えられるが、デジタルカメラの場合には撮像素子の受光面が銀塩カメラのフィルム面に対して小さいので撮影レンズの焦点距離が短く、広角系であるので被写界深度が深いため、クロスフィルタを使用するとフィルタ上の溝が写ってしまうという問題がある。
そこで、デジタルカメラにより撮影された画像の中から輝度の高い部分を抽出し、その部分を中心に輝線を描画する画像処理方法の採用が考えられるが、撮像素子であるCCDは、銀塩フィルム等と比較して露光に対するダイナミックレンジが7EV程度と大変狭く、このダイナミックレンジ以上の輝度差がある一般的な被写体を撮影すると輝度が飽和する領域が容易に生じてしまうために、被写体の輝度の高い部分を正確に抽出することが困難である。
そのため、適正な露出で被写体像を撮像し記録媒体に記録した後に前記適正露出に対し一定の値だけ低い露出値になるように制御して前記被写体の像を取り込む取込制御手段と、前記取込制御手段により取り込まれた被写体像中の、輝度レベルが高く、かつ一定のレベル以上の位置を検出し、検出した位置情報を前記被写体画像に対応付けて前記記録媒体内の所定の記録領域に記録する記録制御手段とを備えたデジタルカメラが提案されている。
特開平6−30373号公報
しかし、銀塩カメラに光学クロスフィルタを用いて撮影する場合には、意図した効果を導き出すためにテスト撮影等の準備作業、または熟練を要するという問題があり、一般の撮影者が使いこなすのは容易ではないばかりか、撮影により輝線が入った画像から輝線を除去した画像を得るのは困難であるという問題がある。そのため、通常の撮影画像から所定の閾値より高い輝度の画素を輝点として検出し、その周りに輝線を描画する画像処理方法を採用してクロスフィルタ効果を実現するのが効率的で機能性が高いのであるが、描画される輝線として単純な直線が採用され、しかもその直線を白色または輝点色等で塗り潰すに過ぎないものであるため、拡大画像では輝線がギザギザしたり、不自然に輝線が繋がるといったような種々の不都合が生じるものであり、より自然なクロスフィルタ効果が得られる画像処理方法が必要とされていた。上述した特許文献1に記載されたような機能を備えていないデジタルカメラによる撮影画像に対して上述の画像処理方法を採用する場合も同様である。
本発明は、上述の従来欠点に鑑み、デジタルカメラで撮影されたデジタル画像や写真フィルム等をスキャナで読取り得られたデジタル画像に対して、より自然なクロスフィルタ効果処理を施すことができる輝線描画処理方法及び輝線描画処理プログラムを提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による輝線描画処理方法の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項1に記載した通り、対象画像データの輝点画素を基点として輝線を描画する輝線描画処理方法であって、
前記対象画像データに対して所定の閾値より高輝度の画素を選択する第一処理ステップと、前記第一処理ステップにおける選択画素群のうち任意の注目画素から連続する選択画素の画素数を計数する計数処理を複数方向に実行し、計数対象画素が画像端部に到ることなく、計数値が対象画像データの画素サイズに対して許容される前記選択画素の画素数で定まる輝点許容画素サイズ以下となる注目画素群を選択する第二処理ステップと、前記第二処理ステップで選択された各注目画素に対して、複数方向に計数処理された計数値をその加重平均で正規化した値の積を評価値として求め、その評価値に基づいて中心画素を識別する第三処理ステップと、前記第三処理ステップで識別された中心画素を中心とする輝点許容画素サイズに基づく所定範囲内に存在する他の中心画素との間で前記評価値の高い画素を選択し、選択された画素のうち前記評価値の高いものから順に設定された個数の画素を輝点画素として選択する第四処理ステップと、からなる輝点検出ステップと、
輝線定義式として前記輝点を長軸の端部とする楕円の定義式と、入力設定された前記楕円の長軸及び短軸の長さ、輝線本数、及び輝線開始角度からなる輝線定義データに基づいて輝線画像を生成する輝線描画第一ステップと、前記輝点画素の画素データを生成する輝線描画第二ステップと、前記輝線画像の各画素データを、前記輝点画素の画素データを基準として輝線の長さ方向及び幅方向に所定の減衰率で減衰処理して得られる画素データと、対象画像の画素データに基づいて生成する輝線描画第三ステップと、生成された輝線画素データを対象画像データ上に描画する輝線描画第四ステップと、からなる輝線描画ステップとを備えた点にある。
先ず、前記輝点画素を基点として、所定の輝線定義式に基づいて輝線画像が生成され、続いて輝点画素の画素データとして、白色または輝点画素そのものの値を採用するのかと言うような演出効果を左右する値が生成される。そして、輝線描画第三ステップで、前記輝線画像の内部の各画素データが、前記輝点画素の画素データを基準として輝線の長さ方向及び幅方向に所定の減衰率で減衰処理して得られる各画素データと、対象画像の本来の画素データに基づいて生成され、これにより、輝点から遠ざかる程さらには輝線の中央から幅方向に離れる程に輝度が低下するとともに、本来の画像が浮き上がる自然な輝線が得られるのである。
輝線の形状を表す定義式としては、基点を長軸の端部とする楕円の定義式を採用することが好ましく、入力ステップで入力された楕円の長軸及び短軸の長さ、輝線本数、及び輝線開始角度からなる輝線定義データに基づいて、鋭い輝線、柔らかい輝線等の様々な演出効果を生かしながらも自然なクロスフィルタ効果が容易に得られるのである。
同第二の特徴構成は、請求項2に記載した通り、上述の第一特徴構成に加えて、前記輝線描画第三ステップにおいて、対象画像の画素データが既に他の輝線画像の画素データとして生成されている場合には、生成されている画素データを対象画像の画素データとして採用する点にある。
このように処理することにより、複数本の輝線が重なる画素の輝度が高くなり、より自然なクロスフィルタ効果が得られるのである。
本発明による輝線描画処理プログラムの第一の特徴構成は、特許請求の範囲の書類の請求項に記載した通り、コンピュータを、
対象画像データに対して所定の閾値より高輝度の画素を選択する第一処理手段と、前記第一処理手段における選択画素群のうち任意の注目画素から連続する選択画素の画素数を計数する計数処理を複数方向に実行し、計数値が対象画像データの画素サイズに対して許容される前記選択画素の画素数で定まる輝点許容画素サイズ以下となる注目画素群を選択する第二処理手段と、前記第二処理手段で選択された各注目画素に対して、複数方向に計数処理された計数値をその加重平均で正規化した値の積を評価値として求め、その評価値に基づいて中心画素を識別する第三処理手段と、前記第三処理手段で識別された中心画素を中心とする輝点許容画素サイズに基づく所定範囲内に存在する他の中心画素との間で前記評価値の高い画素を選択し、選択された画素のうち前記評価値の高いものから順に設定された個数の画素を輝点画素として選択する第四処理手段と、からなる輝点検出処理手段と、
輝線定義式として前記輝点を長軸の端部とする楕円の定義式と、入力設定された前記楕円の長軸及び短軸の長さ、輝線本数、及び輝線開始角度からなる輝線定義データに基づいて輝線画像を生成する輝線描画第一処理手段と、前記輝点画素の画素データを生成する輝線描画第二処理手段と、前記輝線輪郭画像の各画素データを、前記輝点画素の画素データを基準として輝線の長さ方向及び幅方向に所定の減衰率で減衰処理して得られる画素データと、対象画像の画素データに基づいて生成する輝線描画第三処理手段と、生成された輝線画素データを対象画像データ上に描画する輝線描画第四処理手段と、からなる輝線描画処理手段として機能させる点にある。
同第二の特徴構成は、請求項に記載した通り、上述の第一特徴構成に加えて、前記輝線描画第三処理手段において、対象画像の画素データが既に他の輝線画像の画素データとして生成されている場合には、生成されている画素データを対象画像の画素データとして採用する点にある。
本発明による画像処理装置の特徴構成は、請求項に記載した通り、上述の第一または第二の特徴構成を備えた輝線描画処理プログラムがインストールされている点にある。
以上説明した通り、本発明によれば、デジタルカメラで撮影されたデジタル画像や写真フィルム等をスキャナで読取り得られたデジタル画像に対して、より自然なクロスフィルタ効果処理を施すことができる輝線描画処理方法及び輝線描画処理プログラム等を提供することができるようになった。
以下に本発明による輝線描画処理方法、輝線描画処理プログラム、及び当該輝線描画処理プログラムがインストールされた画像処理装置の実施の形態を説明する。
本発明による画像処理装置の一例としての写真処理装置は、図1に示すように、フィルムに記録された画像データを光電的に読み取るスキャナ部10と、スキャナ部10による画像入力動作を制御するスキャナ制御部20と、スキャナ部10で読み取られた画像データを所定のアルゴリズムに従って画像処理して出力用の画像データを生成する画像処理部30を備えたフィルム画像入力装置40と、前記フィルム画像入力装置40から出力される画像データに基づいて印画紙を走査露光して画像を記録し、露光済みの印画紙を現像処理して写真プリントを出力する画像出力装置50とから構成される。
前記画像出力装置50は、ロール状の印画紙Pが収容されたマガジン52と、マガジン52から印画紙Pを引き出し搬送経路に沿って搬送するアドバンスローラ53や露光用搬送ローラ54と、搬送経路に配置され、印画紙Pを所定サイズに切断するカッター55と、搬送経路の露光位置に配置され、フィルム画像入力装置40により読み取られ、所要の画像処理が施された画像データに基づいて印画紙Pに画素単位で画像を焼き付け露光するレーザ方式の露光エンジン51と、露光後の印画紙Pを現像処理する現像部56と、現像処理後の印画紙Pを乾燥処理する乾燥処理部57と、上述した各機能ブロックを作動制御する制御部58等を備えて構成される。
前記スキャナ部10について詳述すると、ハロゲンランプ1と、ハロゲンランプ1からの光線束を拡散するミラートンネル2と、拡散された光線束をフィルムFの短幅方向のスリット光に絞るスリット3とからなるフィルム画像読取用の光線束を照射する光源部100と、スリット3からフィルムFを通過した光線束を結像する結像レンズユニット4と、R(赤),G(緑),B(青)の画像成分毎にフィルム画像を読み取る3本の受光部を備えたリニアCCDセンサ6と、リニアCCDセンサ6の出力信号を増幅する増幅回路7と、増幅回路7の出力信号をサンプルホールドして量子化するA/Dコンバータ8と、フィルムを自動搬送するフィルムキャリア9を備えて構成される。
前記フィルムキャリア9は、APSや35mmの長尺状のネガフィルムFを矢示の方向に搬送する上下一対の搬送ローラ92、93と、搬送ローラ92、93を駆動するパルスモータ94と、フィルムFを位置決めするネガマスク91とを備えて構成される。
前記スキャナ制御部20は、光源1の点灯、消灯、点灯光量の制御、固体撮像素子6の駆動制御、増幅回路7のゲインやオフセット等の調整制御、フィルムキャリア9によるフィルムFの搬送制御等を実行する制御用CPUとその実行プログラムが格納されたROMや各種の制御データが格納されるRAM等を備えてなり、複数の受光部がネガフィルムFの幅方向に沿ってR,G,B夫々1列に配列されたフィルム画像読取用のリニアCCDセンサ6により主走査方向の読み取りが行なわれ、その配列方向と直交する方向にフィルムFが搬送されて副走査方向の読み取りが行なわれるように、フィルムキャリア9や光源1等を制御する。フィルムFに撮影されたコマ画像を含めた全てのフィルム画像を予め設定された読取条件の下、低解像度で読み取るプレスキャン動作と、プレスキャン動作による読取画像データに基づいて設定された読取条件の下、フィルムに撮影されたコマ画像領域を高解像度で読み取る本スキャン動作の2回の画像読取動作を実行する。
前記画像処理部30は、スキャナ部10で読取られた画像に対して所要の画像処理を行なうCPUとその実行プログラムが格納されたROMと画像データ等を格納するRAM及び周辺回路等を備えて構成され、機能ブロックに分けて説明すると、図2に示すように、スキャナ部10から入力されたR,G,Bの各画像データに対してシェーディング補正等を行なう入力画像処理部31と、入力画像処理部31で処理されたプレスキャンによる画像データを格納するプレスキャン用画像メモリ32Aと、入力画像処理部31で処理された本スキャンによる画像データを格納する本スキャン用画像メモリ32Bと、プレスキャン及び本スキャン時のスキャナ部10による読取条件、例えば、解像度や増幅回路7のゲインやオフセット等を設定する読取条件設定部34と、プレスキャン用画像メモリ32Aに格納された画像データに基づいて画像を表示する表示部38と、表示部38で表示された画像に対してカラーバランス調整、彩度調整、階調調整、濃度調整、倍率変換処理等、出力すべき画像に対する画像処理条件やプリント枚数等のプリント処理条件を設定入力するキーボード35やマウス36と、それら入力された画像処理条件をコマ画像毎に設定記憶する画像処理条件設定部37と、画像処理条件設定部37により設定された条件に基づいてプレスキャン画像を変換処理する画像変換処理部33Aと、その後の本スキャン画像を変換処理する画像変換処理部33Bと、画像変換処理部33Bで変換処理された本スキャン画像を画像出力装置50に適したデータに変換処理して出力する出力画像処理部39等を備えて構成される。そして、本発明による輝線描画処理プログラムは、上述した画像処理部30のROMに格納され、CPUの処理に基づき前記画像変換処理部33で実行処理されるものである。
以下、図3に示すフローチャートに基づいて、画像処理部30による画像処理手順を説明する。スキャナ部10から入力され、入力画像処理部31でシェーディング補正等された低解像度のプレスキャン画像がプレスキャン用画像メモリ32Aに格納され(S1)、画像変換処理部33Aにより、プレスキャン用画像メモリ32Aからコマ画像領域が切り出され、間引き処理等が施された後に、所定のサイズで複数のコマ画像が表示部38に表示される(S2)。当該表示部38に表示されたコマ画像を目視したオペレータによるキーボード35やマウス36の操作入力に基づいて画像処理条件設定部37によるプレジャッジ処理が実行され、設定されたコマ単位で画像処理条件が記憶される(S3)。プレジャッジ処理とは、フィルムの全コマ画像の平均濃度に基づいて自動調整された結果、カラーフェリア等が生じるコマ画像に対して手動で調整する一連の処理をいい、対象となるコマ画像毎に画像処理条件、例えば、カラーバランス調整や、彩度調整、階調調整、濃度調整、倍率変換処理などの画像処理条件を調整入力する処理をいい、調整入力後に設定された条件に基づいて画像変換処理部33Aで変換処理されたコマ画像が表示部38に表示され、オペレータにより最終的にプリント出力される画像の品質として目視確認される。
このようにしてプレジャッジが終了し、マウス36の操作入力に基づいてクロスフィルタ効果を実現するためのクロスフィルタ処理の実行が選択されると、輝線描画処理の一部である後述の輝点検出処理が実行され、プレスキャン画像中の対象コマ画像に対して輝点が検出され、検出された輝点情報が画像処理条件設定部37に記憶される(S5)。
次に、画像入力制御部20は、リニアCCDセンサ6による読取り解像度や増幅回路6のゲイン等を読取条件設定部40により設定された本スキャン用の読取条件に設定して、フィルム画像を一コマ単位に読み取る本スキャンを開始し、読み取られた画像データは同様にシェーディング補正等が施された後に本スキャン用画像メモリ32Bに格納される(S6)。その後、画像変換処理部33Bにより読み出され、プレジャッジ処理で画像処理条件設定部37に記憶された画像処理条件に基づいて画像変換処理がなされ(S7)、さらに、ステップ5で検出された輝点を基点とする輝線描画処理が実行された後(S8)、出力画像処理部39により画像出力装置50に適したデータに変換処理されて出力される(S9)。このような画像データの読み取りと画像出力装置50への出力処理が全てのコマについて終了すると一連の処理が終了する(S10)。
以下に上述した輝点検出処理を図4に示すフローチャートに基づいて説明する。輝点検出処理を実行する画像変換処理部33Aは、ROMに記憶されたプログラムに基づいてCPUにより実行されることにより具現化され、対象画像データに対して所定の閾値より高輝度の画素を選択する第一処理手段と、前記第一処理手段における選択画素群のうち任意の注目画素から連続する選択画素の画素数を計数する計数処理を複数方向に実行し、計数対象画素が画像端部に到ることなく、計数値が所定の輝点許容画素サイズ以下となる注目画素群を選択する第二処理手段と、前記第二処理手段で選択された注目画素に対して、前記計数値に基づく所定の評価関数に従って評価値を求め、その評価値に基づいて中心画素を識別する第三処理手段と、前記第三処理手段で識別された中心画素を中心とする輝点許容画素サイズに基づく所定範囲内に存在する他の中心画素との間で前記評価値の高い画素を輝点画素として選択する第四処理手段として機能する。
以下、各処理手段による処理内容を詳述する。プレスキャン用画像メモリ32Aには、プレスキャン画像が格納された第一レイヤと同サイズの空の第二レイヤを備えてあり、第一処理手段は、第一レイヤに格納された画像データの各画素の輝度値(濃度値)Dx,yを(数1)に基づいて演算導出し(S20)、予め設定された閾値Dthより高い輝度値の画素を輝点候補として選択し(S21)、選択された画素に対応する第二レイヤの画素位置に選択評価の基準である優先度Px,y=1を設定し(S22)、閾値以下の輝度値の画素に優先度Px,y=0を格納する(S23)。つまり第二レイヤに1が設定された画素が初期の選択画素となる。ここに、閾値は対象画像に基づいて適宜設定される値である。このようにして選択された第二レイヤの画素が図5(a),(b)に例示される。
ここに、x,yは画素の座標であり、Bx,y、Gx,y、Rx,yは、座標(x,y)における青、緑、赤の各色成分の値である。
第二処理手段は、第二レイヤで値が1となる複数の画素のうち任意の画素を注目画素として、そこから上下左右の四方向に連続する選択画素の画素数を途切れるまで計数し、その値を距離d[n](ここに、nは計数方向を表し、y正(上)方向を0、y負(下)方向を1、x負(左)方向を2、x正(右)方向を3とする)とする(S24)。尚、上下左右以外に斜め方向にも計数することも可能である。計数対象画素が画像端部に到ることなく、計数値が所定の輝点許容画素サイズR以下となる注目画素を選択する処理を全ての選択画素に対して実行する。計数途中に画像端部に到る注目画素の距離d[n]はその時点までの連続画素数の負値とする。ここで、輝点許容画素サイズRは、対象画像の縦横画素数の小さい方の画素数、例えば縦画素数Yに対する輝点許容率Cp分の画素数として、(数2)で定義される。輝点許容画素サイズRは、大きな集合体は輝点では無く、明るい(例えば壁のような白い)物体であるとの判断基準に基づいて導出された概念であり、本実施形態では、輝点許容率Cpは50%を基準として設定してあるが、この値に限定されるものではない。また、計数対象画素が画像端部に到る場合に負値とするのは、計数対象画素が画像端部に到る場合には、それ以上計数ができず集合体の大きさが正確に判断できないために絞り込み対象から除外されるものであり、必ずしも必要な処理ではなく、画像端部に存在する注目画素は影響が少ないと判断してこの処理を割愛してもよい。
(数2)中、2で割っているのは、輝点を基点として互いに反対方向に描画される輝線に対して、対となる上下または左右の長さの合計がCp%以内と考えるものであり、上下左右のそれぞれについてはその半分の値を探索限界としての基点許容画素サイズとする。また、本演算処理は8ビット処理によるために、画像の縦画素が極端に大きい(例えば、Cp=50で、5040ピクセル以上)場合には126までを探索限界とし、探索限界に達した場合には、距離d[n]を127に設定することで、処理の容易化を図っているが、これに限るものではない(以下の各演算も同様である)。例えば、Cp=50と設定され、基点許容画素サイズRが6と求まるときには、図5(a)の場合には、d[0]=127、d[1]=4、d[2]=5、d[3]=−5と求まり、図5(b)の場合には、d[0]=d[1]=d[2]=d[3]=5と求まる。この場合、図5(b)の注目画素が選択される。
第三処理手段は、第二処理手段で選択された注目画素に対して、(数3)に示すように、前記計数値に基づく所定の評価関数に従って評価値としての優先度Px,yを求め(S25)、その優先度に基づいて中心画素を識別する。
即ち、前記評価関数は、選択された注目画素について複数方向に計数処理された計数値(距離)d[n]をその加重平均avrで正規化した値の乗算として与えられ、その演算結果が評価値Px,yとして求められ、第二レイヤの対応画素にその値が書き込まれる。ここで、乗算式に(avr/R)を掛けてあるのは、注目画素の周囲の選択画素の集合の大きさに影響されないように正規化するものであり、(avr/R)の最大値は1となる。尚、(avr/R)は必要に応じて省略することも可能である。この結果、第二レイヤで1から126の何れかの優先度Px,yが設定された画素が選択画素として識別され、0,127、マイナス値を示す画素が輝点候補から除外された画素として識別される。
さらに、3×3の注目画素領域に対して、周囲の何れかの画素の優先度Px,yが中央の画素の優先度より大なる優先度を有する画素が存在する場合、(数4)に示すように、中央の画素の優先度Px,yをマイナスの値に変換する(−1を掛ける)処理を各注目画素について順次実行する(S26)。つまり、前記注目画素に隣接する画素群に対して各画素の評価値より大なる優先度を有する注目画素が輝点の中心画素と識別されるのである。これは、注目画素を中心とする選択画素群の真円度と、画素群の大きさを評価するものである。

ここに、i,j=−1〜1であり、絶対値は、既にマイナス値に変換された画素を参照する場合を考慮するものである。
第四処理手段は、前記第三処理手段で識別された中心画素を中心とする輝点許容画素サイズRに基づく所定範囲内に存在する他の中心画素との間で優先度Px、yの高い値を示す画素を輝点画素として選択する。ここでは、所定範囲として、2R×2Rとして、この領域における中心画素と周囲画素について、(数5)に示すように、周囲の優先度Px+i、y+jが中央の優先度Px、yよりも小さい場合に、該当する周囲画素についてその優先度をマイナス値に変換する。ここでは、優先度Px,yの高い画素から順に中心画素として、周囲との比較を行ない判定する(S27)。

ここに、i,j=−R〜R
以上説明した処理により輝点画素が選択されるのであるが、本実施形態では、さらに、各画素の優先度Px、yの大きなものからオペレータにより指定された輝点の個数Cnだけ選択する(S28)。このステップにおいて、例えば、最も高く優先度の等しい輝点が10個均等に分散して存在しており、オペレータにより指定されている個数Cnが5個である場合に、選択される輝点数は5個ではなくCn番目の輝点の優先度と等しい優先度の輝点を全て、つまり10個となるように選択処理することにより輝点分布の偏りを防止している。即ち、上述した画像処理は画像の端部から実行されるので、5個の抽出で終了すると本来等しい輝点の半分、つまり画像の半分の領域しか光らない不自然なものとなるのを回避するのであり、一度画像の全域の走査が完了し、最大値を示す優先度の等しい輝点が選択された後は指定された個数に従う。そして、選択された最終の輝点画素(xc,yc)について、輝点の個数、(数1)に基づく輝点の輝度値といった出力パラメータが輝点情報として画像処理条件設定部37に記憶される。ここで、各輝点の輝度値はその輝点から発生する輝線に使用される値である。
次に、選択された輝点画素を基点として、本スキャン用画像メモリ32Bに格納された対象画素に対して実行される輝線描画処理を図6に示すフローチャートに基づいて説明する。輝線描画処理を実行する輝線描画処理手段としての画像変換処理部33Bは、ROMに記憶されたプログラムに基づいてCPUにより実行されることにより具現化され、選択された輝点画素を基点として、所定の輝線定義式に基づいて輝線画像を生成する輝線描画第一処理手段と、前記輝点画素の画素データを生成する輝線描画第二処理手段と、前記輝線画像の各画素データを、前記輝点画素の画素データを基準として輝線の長さ方向及び幅方向に所定の減衰率で減衰処理して得られる画素データと、対象画像の画素データに基づいて生成する輝線描画第三処理手段と、生成された輝線画素データを対象画像データ上に描画する輝線描画第四処理手段とからなる。
前記輝線描画第一処理手段は、前記輝線定義式として、(数6)に示す楕円の定義式を採用し、前記基点を長軸の端部とする楕円に対して、入力処理手段としてのキーボード35から入力された楕円の長軸及び短軸の長さ、輝線本数、及び輝線開始角度からなる輝線定義データに基づいて輝線画像を生成する(S30)。
図7(a)に示され、X,Y平面の原点を中心とし、x=ra,x=−raを長軸、y=rb,y=−rbを短軸とする(数6)で定義される楕円式は、(数7)のように変形される。今、aを1に固定し、長軸をr、短軸をbで制御する場合、(数8)の楕円式が得られる。

ここに、r;任意の値、b;0からの任意の値、x;−r〜r
図7(b),(c)に示すように、長軸がX軸に平行な楕円を基準輝線として、オペレータにより入力される輝線長さ比率CLを、輝点を基点とする互いに相反する方向に伸びる輝線が対象画像の横方向長さより短い縦方向に描画できるように、縦画素数Hを200%とした場合の比率で定義するとともに、幅比率CWを0から100の間で入力するように構成され、これらを画素数に換算すると長さL、幅Wは夫々(数9)、(数10)で表される。ここに、幅比率CWが100の時には真円となる。従って、(数8)は長さL、幅Wで表すと、(数11)のようになる。

ここに、x;−L〜L
上述の(数11)は、基点が楕円の中心に位置する場合の式であるので、図7(b)に示すように、長軸の左端部が基点位置となるように、(数12)に従って移動処理した後、楕円内を所定の仮の色データで塗り潰す(S31)。
輝線をより自然に近づけるために、輝点から遠ざかるほど明るさを減衰させるべく、以下の(数13)で示す減衰率Gを設定する。つまり、先ず、輝点(0,0)と輝線内の点(x2,y2)との距離dに基づく減衰率G1を求め、次に輝線のy2の範囲(−y〜y)で幅方向の減衰率G2を求め、その積を最終の減衰率Gとするのである。
クロスフィルタ効果は、輝点を基点として輝線が放射上に描かれるものであるので、輝点の周囲360度に輝線数Cn本の輝線を描く場合の輝線間の角度Csを(数14)で求める(S33)。尚、ここでは、0.1度の精度で求める。
(数8)で表される輝線を基準として、同形状の輝線を指定本数分生成するため、(数15)に示すように、輝線開始角度Caと輝線角度Csから各輝線のX軸からの回転角度angleをラジアン値として求め、座標(x2、y2)を角度anglだけ回転処理した後に、中心座標(Xc,Yc)に輝線を移動処理することにより輝線描画位置(xx’,yy’)を求める(S34)。ここで、xx、yyを2で除しているのは、0.5画素単位で輝線を求めることにより、塗り潰し漏れの発生を回避するためである。
以上のように、輝線画像が生成されると、前記輝線描画第二処理手段は、以下のように輝点画素の画素データを生成する(S35)。本スキャン用画像メモリ32Bに格納された本スキャン画像における輝点(Cx,Cy)の画素値を(r、g、b)とすると、輝度値D1は(数16)で求まる。
画像処理条件設定部37に記憶されているプレスキャン画像に対して求められた(数1)に基づく輝点の輝度値Dをベースにカラーバランスを保持して輝度値をシフトさせ、新たな画素値(rc,gc,bc)とその輝度値Dcを(数17)に基づいて求め、さらに、輝点の色をクロスパターン変数Cp(オペレータにより設定入力される)に基づいて(数18)のように、新たな画素値(rc,gc,bc)によるか、白色の画素値(Dc,Dc,Dc)によるかを設定するのである。
次に、前記輝線描画第三処理手段は、前記輝点画素の画素データを基準として輝線の長さ方向及び幅方向に上述した減衰率で減衰処理して得られる画素データと、対象画像の画素データに基づいて生成する(S36)。具体的には、(数19)に示すように、(数15)で求まった座標(xx’,yy’)の元画像データ(ro,go,bo)と、(数18)による輝点画素値(ここではクロスパターン変数Cp=0の時を説明する)(rc,gc,bc)を、(数13)の輝点減衰率Gを使用して新たな画素値(ra,ga,ba)を生成するのである。ここで、(数20)に示すように、新たな画素値(ra,ga,ba)が元の画素値(ro,go,bo)よりも小さい場合には、元の画素値を保持するという判断処理を色毎に行なう。
上述の輝線の画素データの生成時に使用する元画像データ(ro,go,bo)は、複数本の輝線が重なった場合のように、既に生成された輝線画素にさらに別の輝線による画素データが生成される場合には、既に生成された輝線画素の画素データが元画像データとして使用されることにより、明るさが増すように処理される。そして、輝線描画第四処理手段は、輝線描画第三処理手段により生成された画素値(ra,ga,ba)を元画像データ(ro,go,bo)と置換することにより輝線を描画処理するのである(S37)。
以上説明した通り、本発明によれば、より自然なクロスフィルタ効果処理を施すことができるものであり、さらには、図7(d)右図に示すように、輝線長さ比率CLや幅比率CW、輝線本数を適宜設定することにより、クロスフィルタ効果処理以外にソフトフィルタ効果処理を施すことも可能になる。
従来の輝線描画処理方法では、図8(a)及びその要部拡大写真である同図(b)に示すように、直線状の輝線が描画され、拡大するとギザギザした輝線となるのに対して、本発明による輝線描画処理方法によれば、同図(c)及びその要部拡大写真である同図(d)に示すように、輝線の長さ方向及び幅方向に輝度が減衰された自然なクロスフィルタ効果処理が実現され、同様に、従来の輝線描画処理方法では、図9(a)及びその要部拡大写真である同図(b)に示すように、直線状で機械的な輝線となるのに対して、本発明による輝線描画処理方法によれば、同図(c)及びその要部拡大写真である同図(d)に示すように、適正に輝点が識別された自然なクロスフィルタ効果処理が実現されるものである。
以下に、本発明の別実施形態を説明する。上述した実施形態では、輝点検出処理が、写真フィルムから低解像度で読み取られた対象画像に対して実行され、輝線描画処理が、前記写真フィルムから高解像度で読み取られた対象画像に対して実行されるものを説明したが、これは、本発明の一態様であり、輝点検出処理と輝線描画処理をともに前記写真フィルムから高解像度で読み取られた対象画像に対して実行されるものであってもよい。
上述した実施形態では、検出された輝点を基点とする楕円形状の輝線を描画するものを説明したが、本発明による基点検出方法により検出された輝点を基点として描画される輝線の形状はこれに限るものではなく、直線、ひし形等適宜の形状を採用することが可能で、少なくとも輝線の長さ方向、及び、輝線の中心から幅方向に輝度を減衰させることで自然なクロスフィルタ効果処理が実現できる。
上述した実施形態では、輝線描画第三処理手段を、輝線画像の各画素データを、輝点画素の画素データを基準として輝線の長さ方向及び幅方向に所定の減衰率で減衰処理して得られる画素データと、対象画像の画素データに基づいて生成するように構成するものを説明したが、輝線画像の各画素データを、輝点画素の画素データを基準として輝線の長さ方向または幅方向の何れかに所定の減衰率で減衰処理して得られる画素データと、対象画像の画素データに基づいて生成するように構成することも可能で、この場合にも一定の効果が得られる。
上述した実施形態で説明した輝点検出方法は一実施例に過ぎず、本発明は、これに限定されるものではない。
上述した実施形態では、写真フィルムに撮影された画像を対象にクロスフィルタ効果を具現化するものを説明したが、対象画像は、これに限るものではなく、デジタルカメラで撮影されたデジタル画像に対しても適用可能であることはいうまでも無い。この場合、画像処理装置にデジタルカメラまたはデジタルカメラによる撮影画像が格納された可搬性のメモリチップに対するインタフェース回路を備えて対象画像が入力できるように構成すればよい。
上述した実施形態では、画像処理装置の一例としての写真処理装置に適用したものを説明したが、描画処理装置としては、所定のOSプログラムの下で管理される汎用のコンピュータで実現するものであってもよく、輝点検出プログラムが当該OSでコントロールされるハードディスクにインストールされたものであってもよい。
画像処理装置(写真処理装置)のブロック構成図 画像処理部のブロック構成図 写真画像処理手順を示すフローチャート 輝点検出処理手順を示すフローチャート 第二レイヤの説明図 輝線描画処理手順を示すフローチャート 輝線の説明図 (a),(b)は従来の輝線描画処理方法によるサンプル画像、(c),(d)は本発明による輝線描画処理方法によるサンプル画像の説明図 (a),(b)は従来の輝線描画処理方法によるサンプル画像、(c),(d)は本発明による輝線描画処理方法によるサンプル画像の説明図
符号の説明
10:スキャナ部
20:スキャナ制御部
30画像処理部
31:入力画像処理部
32A:プレスキャン用画像メモリ
32B:本スキャン用画像メモリ
33A,33B:画像変換処理部
34:読取条件設定部
35:キーボード
36:マウス
37画像処理条件設定部
38:表示部
39出力画像処理部
40:フィルム画像入力装置
50:画像出力装置

Claims (5)

  1. 対象画像データの輝点画素を基点として輝線を描画する輝線描画処理方法であって、
    前記対象画像データに対して所定の閾値より高輝度の画素を選択する第一処理ステップと、前記第一処理ステップにおける選択画素群のうち任意の注目画素から連続する選択画素の画素数を計数する計数処理を複数方向に実行し、計数対象画素が画像端部に到ることなく、計数値が対象画像データの画素サイズに対して許容される前記選択画素の画素数で定まる輝点許容画素サイズ以下となる注目画素群を選択する第二処理ステップと、前記第二処理ステップで選択された各注目画素に対して、複数方向に計数処理された計数値をその加重平均で正規化した値の積を評価値として求め、その評価値に基づいて中心画素を識別する第三処理ステップと、前記第三処理ステップで識別された中心画素を中心とする輝点許容画素サイズに基づく所定範囲内に存在する他の中心画素との間で前記評価値の高い画素を選択し、選択された画素のうち前記評価値の高いものから順に設定された個数の画素を輝点画素として選択する第四処理ステップと、からなる輝点検出ステップと、
    輝線定義式として前記輝点を長軸の端部とする楕円の定義式と、入力設定された前記楕円の長軸及び短軸の長さ、輝線本数、及び輝線開始角度からなる輝線定義データに基づいて輝線画像を生成する輝線描画第一ステップと、前記輝点画素の画素データを生成する輝線描画第二ステップと、前記輝線画像の各画素データを、前記輝点画素の画素データを基準として輝線の長さ方向及び幅方向に所定の減衰率で減衰処理して得られる画素データと、対象画像の画素データに基づいて生成する輝線描画第三ステップと、生成された輝線画素データを対象画像データ上に描画する輝線描画第四ステップと、からなる輝線描画ステップとを備えた輝線描画方法。
  2. 前記輝線描画第三ステップにおいて、対象画像の画素データが既に他の輝線画像の画素データとして生成されている場合には、生成されている画素データを対象画像の画素データとして採用する請求項1記載の輝線描画方法。
  3. コンピュータを、
    対象画像データに対して所定の閾値より高輝度の画素を選択する第一処理手段と、前記第一処理手段における選択画素群のうち任意の注目画素から連続する選択画素の画素数を計数する計数処理を複数方向に実行し、計数値が対象画像データの画素サイズに対して許容される前記選択画素の画素数で定まる輝点許容画素サイズ以下となる注目画素群を選択する第二処理手段と、前記第二処理手段で選択された各注目画素に対して、複数方向に計数処理された計数値をその加重平均で正規化した値の積を評価値として求め、その評価値に基づいて中心画素を識別する第三処理手段と、前記第三処理手段で識別された中心画素を中心とする輝点許容画素サイズに基づく所定範囲内に存在する他の中心画素との間で前記評価値の高い画素を選択し、選択された画素のうち前記評価値の高いものから順に設定された個数の画素を輝点画素として選択する第四処理手段と、からなる輝点検出処理手段と、
    輝線定義式として前記輝点を長軸の端部とする楕円の定義式と、入力設定された前記楕円の長軸及び短軸の長さ、輝線本数、及び輝線開始角度からなる輝線定義データに基づいて輝線画像を生成する輝線描画第一処理手段と、前記輝点画素の画素データを生成する輝線描画第二処理手段と、前記輝線輪郭画像の各画素データを、前記輝点画素の画素データを基準として輝線の長さ方向及び幅方向に所定の減衰率で減衰処理して得られる画素データと、対象画像の画素データに基づいて生成する輝線描画第三処理手段と、生成された輝線画素データを対象画像データ上に描画する輝線描画第四処理手段と、からなる輝線描画処理手段として機能させるための輝線描画処理プログラム。
  4. 前記輝線描画第三処理手段において、対象画像の画素データが既に他の輝線画像の画素データとして生成されている場合には、生成されている画素データを対象画像の画素データとして採用する請求項3記載の輝線描画プログラム。
  5. 請求項3または4記載の輝線描画処理プログラムがインストールされた画像処理装置。
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