JP4985117B2 - 画像処理プログラム、および画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理プログラム、および画像処理装置に関する。
次のような輝線描画処理方法が知られている。この輝線描画処理方法では、画像内の輝点画素を検出し、その輝点画素から輝線を描画する(例えば、特許文献1)。
特開2005−92724号公報
しかしながら、従来の輝線描画処理方法においては、輝度値に基づいて画像内の輝点を検出している。そのため、実際に光源が写っている点とは異なる点を輝点として検出する可能性があり、画像内の光源を含む領域を精度高く検出することができなかった。
請求項1の発明による画像処理プログラムは、画像内から輝度値が第1の閾値以上の領域を第1の領域として抽出する第1の領域抽出手順と、画像内から輝度値が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値以上の領域を第2の領域として抽出する第2の領域抽出手順と、前記第1の領域および前記第2の領域の特徴量に基づいて、画像内の光源を含む光源領域を特定する光源領域特定手順とを含む、コンピュータで実行するための画像処理プログラムであって、前記光源領域特定手順は、前記第2の領域の面積と前記第2の領域内に含まれる前記第1の領域の面積との比、および前記第2の領域の重心と前記第2の領域内に含まれる前記第1の領域の重心との位置関係に基づいて、前記第2の領域が前記光源領域であるか否かを特定することを特徴とする。
本発明によれば、画像内の光源位置を精度高く検出することができる。
図1は、本実施の形態における画像処理装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。画像処理装置100は、例えばパソコン(パーソナルコンピュータ)であって、操作部材101と、接続IF(インターフェース)102と、制御装置103と、HDD(ハードディスクドライブ)104と、モニタ105とを備えている。
操作部材101は、使用者によって操作される種々の装置、例えばキーボードやマウスを含む。接続IF102は、デジタルカメラなどの外部機器を接続するためのインターフェースであって、例えばデジタルカメラと有線接続を行うためのUSBインターフェースや、無線接続を行うための無線LANモジュールなどが使用される。本実施の形態では、例えば、この接続IF102を介してデジタルカメラから画像データが取り込まれる。
HDD104は、接続IF102を介して取り込まれた画像データや、制御装置103で実行される種々のプログラム等を記録するための記録装置である。モニタ105は、例えば液晶モニタであって、制御装置103から出力される種々の表示用データが表示される。
制御装置103は、CPU、メモリ、およびその他の周辺回路によって構成され、光源領域特定部103aと、クロスサイズ決定部103bと、クロス色決定部103cと、クロス描画部103dとを機能的に備えている。本実施の形態では、制御装置103は、HDD104に記録されている画像を読み込んで、その画像内に含まれる光源位置にクロス(輝線)を描画する。クロスとは、画像内の光源位置から複数方向に輝線を描画したものであり、例えば、4方向、6方向、または8方向に輝線を描画したものをいう。なお、ここでは、HDD104には、RGB色空間で表される画像データが記録されているものとして説明を行う。
光源領域特定部103aは、画像内における光源を含む領域(光源領域)を特定する。具体的には、光源領域特定部103aは、画像の輝度値Yを基準に光源領域の抽出を行う。このために、画像の画素値(R,G,B)(0≦R,G,B≦255)に基づいて、次式(1)で定義される輝度値Yを算出する。
Y=0.2990R+0.5870G+0.1140B ・・・(1)
画像内から式(1)で算出した輝度値Yが所定値以上の画素で構成される領域を抽出することによって光源領域を抽出することができるようにも思われる。しかしながら、画像内に白い壁が存在する場合など、光源領域以外の領域も輝度値Yが所定値以上となる可能性があり、単純に輝度値Yが所定値以上の画素で構成される領域を抽出しただけではその領域に必ずしも光源が含まれているとは限らない。そこで、本実施の形態では、精度高く光源領域を特定するために、次のような処理を行う。
光源領域特定部103aは、式(1)で算出した輝度値Yが所定の輝度値Y以上(例えば、Y=250)である画素で構成される領域を抽出する。ここで、画像内に輝度値Yが所定の輝度値Y以上である画素で構成される領域が複数ある場合には、複数の領域が抽出される。なお、ここで抽出した領域を、後に説明する領域と区別するために第1の抽出領域と呼ぶ。
光源領域特定部103aは、抽出した第1の抽出領域のそれぞれについて、その領域の面積、重心位置を算出する。重心位置は、例えば、画像全体をxy座標系で表した場合の座標値(x座標値およびy座標値)として算出する。さらに、光源領域特定部103aは、第1の抽出領域のそれぞれについて、その領域の外形と接する外形枠を特定し、第1の抽出領域と外形枠との接点の座標値(x座標値およびy座標値)を算出する。例えば、図2に示すように第1の抽出領域2aが抽出された場合には、光源領域特定部103aは、その外形枠2bを特定し、領域と接点の接点2c〜2fのそれぞれの座標値を算出する。
また、光源領域特定部103aは、図3に示すように、第1の抽出領域の重心3aから上下左右および斜め方向の8方向を対象として、領域の縁までの距離a(i=1〜8)を算出する。そして、光源領域特定部103aは、算出した領域の面積、重心位置の座標値、領域と外形枠との接点の座標値、および重心から領域の縁までの距離をメモリ内に保持しておく。
次に、光源領域特定部103aは、式(1)で算出した輝度値Yが所定の輝度値Y以上(例えば、Y=240)である画素で構成される領域を抽出する。ここで、画像内に輝度値Yが所定の輝度値Y以上である画素で構成される領域が複数ある場合には、複数の領域が抽出される。なお、ここで抽出した領域を、上述した第1の抽出領域と区別するために第2の抽出領域と呼ぶ。
光源領域特定部103aは、抽出した第2の抽出領域のそれぞれについて、その領域の面積、重心位置の座標値(x座標値およびy座標値)を算出する。さらに、光源領域特定部103aは、図3で上述した第1の抽出領域の場合と同様に、第2の抽出領域の重心から上下左右および斜め方向の8方向を対象として、領域の縁までの距離b(i=1〜8)を算出する。そして、光源領域特定部103aは、算出した領域の面積、重心位置の座標値、および重心から領域の縁までの距離をメモリ内に保持しておく。
このように、Y>Yとして第2の抽出領域を抽出したときには、図4(a)に示すように、第2の抽出領域4a内に第1の抽出領域2aが1つ含まれる場合と、図4(b)に示すように、第2の抽出領域4a内に第1の抽出領域2aが複数含まれる場合とがある。本実施の形態では、光源領域特定部103aは、第2の抽出領域4a内に第1の抽出領域2aを1つ含む場合と、複数含む場合とに場合を分けて、光源領域の特定を行う。
なお、上述したように、画像内から複数の第2の抽出領域が抽出されていることも考えられるが、本実施の形態では、そのうちの1つの第2の抽出領域4aについて、その領域を光源領域として特定するか否かを判定する例について説明する。すなわち、第2の抽出領域4aが複数ある場合には、以下に説明する処理をそれぞれの第2の抽出領域ごとに行うようにすれば、各第2の抽出領域4aについて、それぞれ光源領域であるか否かを判定することが可能となる。
(A)第2の抽出領域4a内に第1の抽出領域2aを1つ含む場合
この場合には、第2の抽出領域は、光源領域としての独立性が高いと判断できることから、領域の形状がいびつでなければその領域を光源領域をみなすようにする。このため、光源領域特定部103aは、上述した重心から領域の縁までの8方向の距離bを用いて、次式(2)および(3)によって、第2の抽出領域を光源領域として特定するか否かを判定する。なお、次式(2)および(3)において、maxbは、b〜bの中の最大値を表し、minbは、b〜bの中の最小値を表す。
maxb/minb≦3.0 → 光源領域として特定する ・・・(2)
maxb/minb>3.0 → 光源領域として特定しない ・・・(3)
光源領域特定部103aは、第2の抽出領域を光源領域として特定した場合には、その中に含まれる第1の光源領域の重心位置を光源位置として特定する。
(B)第2の抽出領域4a内に第1の抽出領域2aを複数含む場合
この場合には、抽出した第2の抽出領域4aをBと表し、第2の抽出領域4a内に含まれる1つまたは複数(n個)の第1の抽出領域2aをA(i=1,2,・・・n)と表す。そして、Bの重心をg、A(i=1,2,・・・n)の重心をそれぞれg(i=1,2,・・・n)と表す。
ここで、第2の抽出領域4a(B)内に第1の抽出領域2a(A)が複数含まれることとなった原因について考える。上述したように、領域を抽出する際に用いる輝度値Yの基準値(閾値)をY(例えば250)からY(例えば240)に少しだけ低下させたことにより、このような現象が発生していることから、考えられる理由は次の2つである。原因1:そもそも大きな領域Bは光源領域ではなく、個々のAはその一部に過ぎない。
原因2:大きな領域Bが光源領域ではあるものの、基準値Yの選び方により、領域B内に複数のAが現れただけである。
上記原因1および原因2のいずれの場合でも、大半のAは光源領域ではないと判断してよく、仮に原因2のようにBが光源領域である場合には、後述するクロスの描画時に、Bの重心g、あるいはgにある程度近いAの重心g(i=1,2,・・・n)からクロスを発生させれば十分である。この点を踏まえ、光源領域特定部103aは、以下のような処理を行って、第2の抽出領域4a、すなわちBが光源領域であるか否かを判定する。
まず、光源領域特定部103aは、B内に含まれる複数のAの重心g(i=1,2,・・・n)のうち、Bの重心gから最も近い位置に存在するものを重心Gとして抽出する。なお、本実施の形態では、Bが光源領域であると判定した場合に、この重心Gを光源位置として特定し、重心Gからのみクロスを発生させるようにし、他の重心gからはクロスを発生させないこととする。
ここで、Bが光源領域である場合には、Bの重心gの位置と、抽出した重心Gの位置とは、図5(a)に示すように大きく異ならないはずであるが、Bが光源領域ではない場合には、両者の間の位置は、図5(b)に示すように大きく異なることになる。よって、本実施の形態では、このことを加味してBが光源領域として適当であるか否かを判定する。具体的には、光源領域特定部103aは、Gとgとの間の距離が許容範囲より大きいときは、Bを光源領域としては不適当であると判定する。これに対して、Gとgとの間の距離が許容範囲を以下である場合には、Bを光源領域として適当であると判定する。
光源領域特定部103aは、Bが光源領域として適当であるか否かを、例えば、次式(4)により判定する。すなわち、光源領域特定部103aは、Gとgとの間の距離が次式(4)に示す条件を満たす場合には、Bは光源領域として不適当であると判定し、満たさない場合には適当であると判定する。
Gとgとの間の距離>2×mina ・・・(4)
光源領域特定部103aは、式(4)を用いた判定の結果、Bが光源領域として適当であると判定した場合には、さらに次式(5)および(6)を用いて、Bを光源領域として特定するか否かを判定する。すなわち、光源領域特定部103aは、次式(5)および(6)に示すいずれか一方の条件を満たす場合には、Bは光源領域としては不適当であると判定してBを光源領域として特定しないようにする。一方、光源領域特定部103aは、次式(5)および(6)に示す条件のいずれも満たさない場合には、Bは光源領域として適当であると判定してBを光源領域として特定する。
maxb/minb>3.0 ・・・(5)
領域Bの面積/Gを含む領域Aの面積>1.0+(Y/Y) ・・・(6)
光源領域特定部103aは、Bを光源領域として特定した場合には、B内に含まれる複数のAの重心g(i=1,2,・・・n)のうち、Bの重心gから最も近い位置に存在する重心Gを光源位置として特定する。以上の処理によって、光源領域特定部103aは、画像内の光源領域、および光源位置を精度高く特定することができる。
クロスサイズ決定部103bは、上述した光源領域特定部103aによって特定された光源位置を起点として描画するクロスのサイズ、すなわちクロスの太さと長さを決定する。クロスの太さは、原則として光源領域の面積Sや光源領域の拡がりに応じて求めるのが適当である。なお、光源領域の拡がりは、上述した処理で光源領域特定部103aで算出した領域の縁までの8方向の距離b(i=1〜8)に相当する。
しかしながら、画像が光学フィルターを用いて撮影されている場合には、実際の光源サイズが大きくなれば、画像内における光源の大きさは増すものの、実際の光源のサイズがある一定の大きさを超えると、画像内に発生するクロスの太さは太くならない。よって、光源領域に描画するクロスの太さwidthは、光源領域の面積Sや光源の拡がりbを加味して算出しつつ、一定の上限値width_limitを設けておくのが適切である。実質的にも画像のサイズが比較的小さい場合には、描画するクロスの太さに上限を設けておかないと、画像サイズに比してアンバランスに太いクロスを描画することになってしまうので、上限値width_limitの設定には画像のサイズも考慮に入れることが好ましい。
また、極端に細いクロスも不自然であるのでwidthの下限値Min_widthも設定するようにし、例えば、Min_width=3(pixel)としておく。さらに、クロスの中心軸からの対称性を考慮して最終的なwidthの値は奇数になるようにする。
具体的には、クロスサイズ決定部103bは、次のようにしてクロスのサイズを決定する。まず、クロスサイズ決定部103bは、画像サイズW(pixel)×H(pixel)に対して、次式(7)〜(9)に示す条件式を用いて、クロスの太さの上限値width_limit(pixel)を設定する。
min(W,H)<1000 → width_limit=5 ・・・(7)
1000≦min(W,H)≦2000 → width_limit=7 ・・・(8)
2000<min(W,H) → width_limit=9 ・・・(9)
次に、クロスサイズ決定部103bは、光源領域の面積Sに基づく仮想半径Temp_Rを次式(10)によって算出する。
Figure 0004985117
さらに、クロスサイズ決定部103bは、クロスの太さを決定するための仮想太さTemp_width(pixel)を次式(11)で算出する。
Temp_width=2×min(minb,Temp_R) ・・・(11)
そして、クロスサイズ決定部103bは、次式(12)に示すように、算出したTemp_widthがクロスの太さの下限値Min_widthより小さい場合には、クロスの太さwidthを下限値Min_widthとする。また、次式(13)に示すように、算出したTemp_widthがクロスの太さの上限値width_limitより大きい場合には、クロスの太さwidthを上限値width_limitとする。
Temp_width<Min_width → width=Min_width ・・・(12)
Temp_width>width_limit → width=width_limit ・・・(13)
また、クロスサイズ決定部103bは、算出したTemp_widthが式(12)および(13)のいずれの条件にも当てはまらない場合、すなわちMin_width≦Temp_width≦width_limitである場合には、算出したTemp_widthの小数点以下を切り捨てて整数値にする。そして、その整数値が奇数である場合には、その整数値をクロスの太さwidthとし、整数値が偶数である場合には、その整数値に1を加算した値をクロスの太さwidthとする。
次に、クロスの長さの決定方法について説明する。原則として、実際の光源のサイズが大きいほど長いクロスを描画するようにする。このため、クロスの長さ光源領域の面積Sに応じて決めればよい。この場合、概ねlogSに比例させてクロスの長さを決めると、各光源のサイズに応じたバランスのよい長さになることが知られている。しかしながら、単純にクロスの長さlength(pixel)を次式(14)により算出した場合には、光源領域の面積Sが小さいときは、クロスの長さが短すぎてしまいバランスを失する可能性がある。なお、次式(14)において、Aはあらかじめ設定された比例定数である。
length=A×logS ・・・(14)
そこで、本実施の形態では、クロスの最低長を定めておき、常に一定の長さ以上のクロスを描画できるようにする。この最低長も画像のサイズW(pixel)×H(pixel)に応じて決めるのが妥当である。このとき、太いクロスほど長めのクロスを描画したほうがバランスがよいので、クロスの太さが上述した下限値Min_width(=3pixel)よりも太いときには、クロスの長さが若干長くなるように補正するようにする。
以上のことを加味して、クロスサイズ決定部103bは、例えば、次式(15)によりクロスの長さlengthを算出する。
Figure 0004985117
なお、式(15)において、min(W,H)/20は、画像サイズに応じたクロスの最低長Min_Lengthであり、αは、上述したように、クロスの太さに応じてクロスの長さを補正するためのパラメーターである。
クロス色決定部103cは、上述した光源領域特定部103aによる処理で特定された光源位置を起点として描画するクロスの色を決定する。画像内における光源の中心部においては、その色は光源の色に関わらず白色となるため、その位置におけるR、G、Bの値はいずれも255に近くなり、クロスの色を決定するための情報として用いるには不適当である。本実施の形態では、特定した光源領域内の外側部分、すなわち重心から所定距離離れた点の色情報に基づいて、クロスの色を決定する場合について説明する。例えば、クロス色決定部103cは、図6に示す光源領域6aにおいて、中心部分の領域6bではなく、その外側の領域6c内の点の色情報を用いてクロスの色を決定する。
具体的には、クロス色決定部103cは、次のように処理を行う。まず、クロス色決定部103cは、外側の領域6c内の点の色情報を得るために、光源領域の重心、すなわち上述した第2の抽出領域の重心gから上下左右および斜め方向の8方向を対象として、次式(16)または(17)のいずれかを満たす点を走査し、条件を満たす点を各方向から1点ずつ、すなわち8点抽出する。
max(R,G,B)−min(R,G,B)>140 ・・・(16)
Y<100 ・・・(17)
クロス色決定部103cは、抽出した8点に対して、色相環の角度の分布を調べ、分布から大きく外れている点を排除する。そして、クロス色決定部103cは、残った点の色相環の角度の平均に基づいてクロスの色(Init_R,Init_G,Init_B)を決定する。
クロス描画部103dは、光源領域特定部103aで特定した光源位置を起点として、クロスサイズ決定部103bで決定した太さおよび長さで、かつクロス色決定部103cで決定した色のクロスを描画する。なお、本実施の形態では、クロス描画部103dは、実際にクロスフィルターを使用して光源を撮影した場合に現れる現象を再現して、より自然なクロスを描画できるように処理を行う。
例えば、実際にクロスフィルターを使用して光源を撮影した場合には、発生するクロスは光源から離れるにつれて減衰していく。すなわちクロスは光源から離れるにつれて細くなり、輝度は徐々に低下していく。このときクロスは必ずしも単純に減衰するとは限らず、クロスが十分長い場合には減衰→増幅→減衰と周期的に減衰する部分が現れる。図7は、クロスフィルターを使用した場合に画像内に発生するクロスの減衰の状況を模式的に表した図である。なお、この図7は、説明の簡略化のために光源に発生するクロスのうち、光源から右方向に延びる輝線のみを抽出して表している。
例えば、発生するクロスの長さが短い場合には、図7(a)に示すように、クロスは徐々に減衰して消滅する(単純減衰)が、クロスの長さが長い場合には、図7(b)に示すように、クロスは減衰と増幅を繰り返した後に消滅する(周期的減衰)。本実施の形態では、このような実際にクロスフィルターを使用して撮影した場合と同様の効果が得られるように、クロス描画部103dは、クロスサイズ決定部103bで決定した描画するクロスの長さに基づいて、クロスの減衰のさせ方を単純減衰と周期的減衰のいずれにするかを決定する。
また、図7に示したように、クロスフィルターを使用することによって発生するクロスは、光源から離れるに従って細くなっていく。よって、図8(a)に示すように、クロスサイズ決定部103bで決定したクロスの太さ(width)を、クロスの長さ(length)分保つように描画した場合には、クロスが不自然になってしまう。このため、本実施の形態では、クロス描画部103dは、図8(b)に示すように、光源から離れるにつれてクロスが細くなるように、クロスの中心軸上の画素に描画するクロスの長さは算出したlengthとするが、その上下の画素上に描画するクロスの長さは、中心軸から離れるにつれて短くなるようにする。
また、光源が白色光源である場合には、実際にクロスフィルターを用いて撮影を行うと、クロスには虹色が現れるので、クロス描画部103dは、この現象を再現するためにクロスの色が白色か否かで減衰処理を変えるようにする。以下、クロス描画部103dによる処理の具体例について説明する。
クロス描画部103dは、まず、クロス色決定部103cで決定したクロスの色(Init_R,Init_G,Init_B)に基づいて、描画するクロスの色が白色であるか否かを判定する。具体的には、クロスの色(Init_R,Init_G,Init_B)が次式(18)の条件を満たす場合には、クロスの色は白色であると判定し、条件を満たさない場合には、クロスの色は非白色であると判定する。
max(Init_R,Init_G,Init_B)―min(Init_R,Init_G,Init_B)<30 ・・・(18)
クロス描画部103dは、判定したクロスの色に応じたクロスの描画処理を行う。まず、クロスの色が非白色である場合の描画処理について説明する。なお、本実施の形態では、描画するクロスのうち、この図7に示したような光源から右方向に延びる輝線を描画する処理の具体例について説明する。他の方向(例えば、上、下、左など)に延びる輝線については、以下に説明する処理と同様の処理で各方向に描画を行えばよいため説明を省略する。
クロス描画部103dは、まず、クロスの太さwidthに基づいて、クロスの中心軸の上下に、それぞれ何画素分のクロスを描画する必要があるかを、次式(19)によって算出する。ここで、クロスの中心軸の上および下にそれぞれ描画する必要がある画素数をnとする。
n=(width−1)/2 ・・・(19)
例えば、図8に示した例では、width=5であるため、クロスの中心軸の上下に、それぞれ2画素ずつのクロスを描画する必要がるため、n=2が算出される。
なお、ここでは光源から右側に延びる輝線を描画する場合を想定しているため、クロスの中心軸の上下に、それぞれ何画素分のクロスを描画する必要があるかを算出するが、光源から上側または下側に延びる輝線を描画する場合には、クロスの中心軸の左右に、それぞれ何画素分のクロスを描画する必要があるかを算出する必要がある。
次に、クロス描画部103dは、クロスの中心軸上の画素、およびその上下の画素のそれぞれに描画するクロスの長さを算出する。すなわち、クロスの長さlengthは既に算出済みであるが、図8で上述したように、クロスの中心軸上の画素に描画するクロスの長さはlengthとするが、その上下の画素上に描画するクロスの長さは中心軸から離れるにつれて短くする必要がある。このため、中心軸からk番目(k=0,1,2,・・・・n)のクロスの長さをendとし、式(15)における第3項をLとして、endを次式(20)および(21)により算出する。
なお、クロスの中心軸上の画素に描画するクロスの長さはendと表し、中心軸から上方向に1番目の画素、および下方向に1番目の画素にそれぞれ描画するクロスの長さはendと表す。以下、同様に中心軸から上および下方向に2番目の画素にそれぞれ描画するクロスの長さはendと表し、上下方向にn番目の画素にそれぞれ描画するクロスの長さはendと表す。
width=3 → end=length,
end=length−(L/2) ・・・(20)
width>3 → end=end=length,
end=length−(L/2)×((k−1)/n) ・・・(21)
さらに、クロス描画部103dは、上述したように、クロスの長さlengthに基づいて、クロスの減衰のさせ方を単純減衰と周期的減衰のいずれにするかを決定する。具体的には、次式(22)および(23)により決定する。
length<3×Min_Length → 単純減衰 ・・・(22)
length≧3×Min_Length → 周期的減衰 ・・・(23)
まず、クロスの減衰のさせ方を単純減衰とする場合のクロスの描画方法について説明する。この場合は、クロス描画部103dは、光源位置から右方向への変位をxとし、x=Y_brとなる点を次式(24)により定義する。
Y_br=Min_Length+maxa+(L/3) ・・・(24)
そして、図9に示すように、輝度値Yが0≦x≦Y_brの範囲においては2次式、Y_br≦x≦endにおいては1次式を用いて減衰させるような関数Y(x)を設定する。図9において、Y_MAX、Y_MID1、Y_MID2、Y_MIN1、およびY_MIN2は、クロスの減衰のさせ方を決めるパラメーターであり、例えば、Y_MAX=250、Y_MID1=200、Y_MID2=150、Y_MIN1=80、Y_MIN2=30程度の値が設定される。
例えば、中心軸からk番目のクロスの輝度の減衰式は、2点(Y_br,Y_MID1−((Y_MID1−Y_MID2)/n)・k)、および(end,Y_MIN1−((Y_MIN1−Y_MIN2)/n)・k)を通るように求めればよい。
そして、CおよびDを次式(25)および(26)に示すように定義すると、0≦x≦Y_brにおける2次式は次式(27)のようになり、Y_br≦x≦endにおける1次式は次式(28)のようになる。
Figure 0004985117
Figure 0004985117
Figure 0004985117
Figure 0004985117
以上をもとに、xにおけるクロスの各RGB値(Cross_R(x),Cross_G(x),Cross_B(x))は、(Init_R,InitG,InitB)から、YCbCr色空間における色差CrおよびCbの値をそれぞれ求めた後、(Y(x),Cr,Cb)から(Cross_R(x),Cross_G(x),Cross_B(x))へ変換することにより求められる。なお、RGB色空間からYCbCr色空間への変換式は次式(29)〜(31)で表され、YCbCr色空間からRGB色空間への色変換は、次式(29)〜(31)の逆変換式を用いて行う。
Y=0.2990R+0.5870G+0.1140B ・・・(29)
Cr=0.4978R−0.4185G−0.0813B ・・・(30)
Cb=−0.1686R−0.3311G+0.4997B ・・・(31)
なお、(Cross_R(x),Cross_G(x),Cross_B(x))を算出した結果、Cross_R(x),Cross_G(x),Cross_B(x)のいずれかに0未満または255より大きい値が算出された場合には、0未満の場合は0に、255より大きい場合には255にそれぞれ補正する。
次に入力画像の(R,G,B)の値と(Cross_R(x),Cross_G(x),Cross_B(x))の混合比率Ratio(x)を定め、x位置における画素値(Cross_R(x),Cross_G(x),Cross_B(x))を次式(32)により算出する。
Figure 0004985117
ここで混合比率Ratio(x)は、図10に示すようなRatio_brを分岐点とする1次関数を用いる。
図10においては、例えば、Ratio_MAX=1.0、Ratio_MID=0.80、Ratio_MIN1=0.40、およびRatio_MIN2=0.20とすればよい。また、中心軸からk番目のクロスの輝度のRatio(x)の具体的な1次式は、2点(Ratio_br,Ratio_MAX−(Ratio_MAX−Ratio_MID)/n)・k)、および(end,Ratio_MIN1−((Ratio_MIN1−Ratio_MIN2)/n)・k)を通るように求めればよい。
そして、EおよびFを次式(33)および(34)に示すように定義すると、0≦x≦Ratio_brにおける1次式は、次式(35)のようになり、Ratio_br≦x≦endにおける1次式は、次式(36)のようになる。
Figure 0004985117
Figure 0004985117
Figure 0004985117
Figure 0004985117
クロス描画部103dは、上述した式(32)を用いて、x位置における画素値(R(x),G(x),B(x))を算出し、光源領域特定部103aで特定した光源位置を起点としてクロスを描画することにより、クロスの色が非白色である場合の単純減衰するクロスを画像内に描画することができる。
次に、クロスの減衰のさせ方を周期的減衰とする場合のクロスの描画方法について説明する。この場合も単純減衰の場合と同様に、Y(x)およびRatio(x)を設定し、クロス描画部103dは、式(32)を用いて、x位置における画素値(R(x),G(x),B(x))を算出し、光源領域特定部103aで特定した光源位置を起点とするクロスを描画することにより画像内にクロスを描画することができる。なお、上述した単純減衰の場合の処理と同様の処理については、説明を省略する。
この場合における輝度値Yを減衰させるための関数Y(x)は、図11に示すようになる。すなわち、Y_br1で極小となり、Y_br2≦xでは単純に減衰するように設定する。ここで、例えば、Y_MAX=250、Y_MID1=200、Y_MID2=180、Y_LOC_MINI1=100、Y_LOC_MINI2=50、Y_MIN1=40、およびY_MIN2=20程度の値が設定される。また、Y_br1=length/3、Y_br2=length/2とする。
なお、関数Y(x)は、輝度値Yが0≦x≦Y_br1、およびY_br1≦x≦Y_br1の範囲においては2次式、Y_br2≦x≦endにおいては1次式を用いて減衰させるように設定される。例えば、中心軸からk番目のクロスの輝度の減衰式は、3点(Y_br1,Y_LOC_MID1−((Y_LOC_MID1−Y_LOC_MID2)/n)・k)、(Y_br2,Y_MID1−((Y_MID1−Y_MID2)/n)・k)、および(end,Y_MIN1−((Y_MIN1−Y_MIN2)/n)・k)を通るように求めればよい。
そして、L、M、およびNを次式(37)、(38)、および(39)に示すように定義すると、0≦x≦Y_br1における2次式は次式(40)のようになり、Y_br1≦x≦Y_br1における2次式は次式(41)のようになり、Y_br2≦x≦endにおける1次式は、次式(42)のようになる。
Figure 0004985117
Figure 0004985117
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Figure 0004985117
Figure 0004985117
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また、混合比率Ratio(x)は、図12に示すようなRatio_br1、およびRatio_br2を分岐点とする1次関数を用いる。図12において、分岐点Ratio_br1、およびRatio_br2は、それぞれ上述したY_br1、およびY_br2とほぼ同じでよい。また、Ratio_MAX=1.0、Ratio_MID1=0.90、Ratio_LOC_MID1=0.80、Ratio_MID2=0.60、Ratio_LOC_MID2=0.40、Ratio_MIN1=0.30、およびRatio_MIN2=0.20程度とすればよい。
また、中心軸からk番目のクロスの輝度のRatio(x)の具体的な1次式は、3点(Ratio_br1,Ratio_LOC_MID1−((Ratio_LOC_MID1−Ratio_LOC_MID2)/n)・k)、(Ratio_br2,Ratio_MID1−((Ratio_MID1−Ratio_MID2)/n)・k)、および(end,Ratio_MIN1−((Ratio_MIN1−Ratio_MIN2)/n)・k)を通るように求めればよい。
そして、S、T、およびUを次式(43)、(44)、および(45)に示すように定義すると、0≦x≦Ratio_br1における2次式は次式(46)のようになり、Ratio_br1≦x≦Ratio_br2における2次式は次式(47)のようになり、Ratio_br2≦x≦endにおける1次式は、次式(48)のようになる。
Figure 0004985117
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Figure 0004985117
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次に、クロスの色が白色である場合の処理について説明する。なお、クロスの色が白色である場合も、関数Y(x)およびRatio(x)は、非白色の場合と同様であるため、これらの説明については省略する。一方、クロスの色が白色である場合には、x位置における画素値(Cross_R(x),Cross_G(x),Cross_B(x))の算出方法が、非白色の場合と異なるため、この算出方法について説明する。
上述したように、クロスの色が白色である場合には、実際にクロスフィルターを用いて撮影を行った場合に、クロスに虹色が現れる現象を再現する。虹色のクロスは、x位置における色相Hを周期的に変化させることにより実現することができる。具他的には、クロス描画部103dは、まず、暫定的にx位置でのRGB値を(Y(x),Y(x),Y(x))とし、(Y(x),Y(x),Y(x))からHSV色空間に変換して(H,S,V)を得る。そして、(H,S,V)におけるHを、次式(49)で表されるH(x)に置き換えた後、(H(x),S,V)からRGB値に変換して、このRGB値をx位置における(Cross_R(x),Cross_G(x),Cross_B(x))とする。
Figure 0004985117
クロス描画部103dは、このように算出したx位置における(Cross_R(x),Cross_G(x),Cross_B(x))を用いて、式(32)を用いてx位置における画素値(R(x),G(x),B(x))を算出し、光源領域特定部103aで特定した光源位置を起点とするクロスを画像上に描画すれば、虹色を再現したクロスを描画することができる。
また、クロス描画部103dは、クロスの中心部分、すなわち複数の輝線が交差する部分の光が拡散するような効果を付すための補正も行う。例えば、上述した処理によって、光源位置を起点とし、上下左右の4方向に延びるクロスを描画した場合には、図13(a)に示すように、クロスの中心部分には角が目立つことになる。そこで、本実施の形態では、図13(b)に示すように、クロスの中心部分に拡散を付与して、実際にクロスフィルターを用いて撮影した場合と同様の効果を得る。
具体的には、クロス描画部103dは、図14に示すように、光源位置を原点Oとするxy座標系をとり、第一象限、第二象限、第三象限、および第四象限のそれぞれに拡散効果を付与していく。ここでは、第一象限に対して拡散効果を付与する場合について説明するが、その他の象限についても同様に処理を行えばよい。
まず、クロス描画部103dは、第1象限内に次式(50)で表される、n=(width−1)/2に対して2点(n,2n)および(2n,n)を通るアステロイドの式を用いた曲線を設定する。
Figure 0004985117
そして、設定した曲線の下側の領域であって、x≧nかつy≧nを満たす領域を拡散光の効果を付与する領域として特定する。
クロス描画部103dは、特定した領域内における各点(x,y)における輝度Y(x,y)を、次式(51)によって算出する。
Figure 0004985117
特定した領域内における入力画像との混合比率Ratio(x,y)を、所定の値、例えば0.90に設定し、式(32)を適用して領域内の各画素のRGB値を算出して、描画する。これによって、クロスの中心部分に拡散効果を付与することができる。
図15は、本実施の形態における画像処理装置の処理を示すフローチャートである。図15に示す処理は、使用者によって画像に対してクロス効果を付与するように指示された場合に起動するプログラムとして、制御装置103によって実行される。
ステップS10において、制御装置103は、クロスを描画する対象の画像データをHDD104から読み込んで、ステップS20へ進む。ステップS20では、光源領域特定部103aは、図16で後述する処理を実行して、画像内における光源領域を特定する。その後、ステップS30へ進み、クロスサイズ決定部103bは、図17で後述する処理を実行して、画像内に描画するクロスのサイズ、すなわちクロスの太さおよび長さを決定する。その後、ステップS40へ進む。
ステップS40では、クロス色決定部103cは、図18で後述する処理を実行して、画像内に描画するクロスの色を決定する。その後、ステップS50へ進み、クロス描画部103dは、ステップS20で特定した光源位置に、ステップS30で決定したサイズ、およびステップS40で決定した色のクロスを描画する。その後、処理を終了する。
図16は、ステップS20で実行される光源領域特定処理の流れを示すフローチャートである。ステップS21において、光源領域特定部103aは、輝度値Yが所定の輝度値Y以上(例えば、Y=250)である画素で構成される領域(第1の抽出領域)を抽出する。その後、ステップS22へ進み、光源領域特定部103aは、輝度値Yが所定の輝度値Y以上(例えば、Y=240)である画素で構成される領域(第2の抽出領域)を抽出する。その後、ステップS23へ進む。
ステップS23では、光源領域特定部103aは、ステップS21およびステップS22で抽出した各領域の包含関係をチェックする。すなわち、上述したように、第2の抽出領域内に第1の抽出領域を複数含むか否かをチェックする。その後、ステップS24へ進み、上述したように、第2の抽出領域の重心とその内部に含まれる第1の抽出領域の重心との位置関係、および第2の抽出領域の面積とその内部に含まれる第1の抽出領域の面積との比に基づいて、第2の抽出領域が光源を含む光源領域であるか否かを判定して、画像内における光源領域を特定する。その後、図15に示した処理に復帰する。
図17は、ステップS30で実行されるクロスサイズ決定処理の流れを示すフローチャートである。ステップS31において、クロスサイズ決定部103bは、上述したように、画像サイズW(pixel)×H(pixel)に基づいて、クロスの太さの下限値Min_widthを決定する。その後、ステップS32へ進み、クロスサイズ決定部103bは、光源領域の重心から縁までの長さbを算出して、ステップS33へ進む。
ステップS33では、クロスサイズ決定部103bは、上述した式(10)によって、光源領域の面積Sに基づく仮想半径Temp_Rを算出する。その後、ステップS34へ進み、クロスサイズ決定部103bは、式(11)で算出したTemp_widthと、クロスの太さの下限値Min_widthとの大小関係を比較して、クロスの太さを決定する。その後、ステップS35へ進む。
ステップS35では、クロスサイズ決定部103bは、上述したように、画像のサイズW(pixel)×H(pixel)に応じてクロスの最低長を算出する。その後、ステップS36へ進み、クロスサイズ決定部103bは、上述した式(15)により、クロスの長さlengthを算出する。その後、図15に示した処理に復帰する。
図18は、ステップS40で実行されるクロス色決定処理の流れを示すフローチャートである。ステップS41では、クロス色決定部103cは、光源領域の外側領域、すなわち図6に示した外側の領域6c内の点の色情報を得るために、光源領域の重心から上下左右および斜め方向の8方向を対象として、式(16)または(17)のいずれかを満たす点を走査し、条件を満たす点を各方向から1点ずつ、すなわち8点抽出する。
その後、ステップS42へ進み、クロス色決定部103cは、抽出した8点に対して、色相環の角度の分布を調べ、ステップS43へ進む。ステップS43では、色相環の角度の分布を調べた結果、分布から大きく外れている点を排除し、残った点の色相環の角度の平均に基づいてクロスの色(Init_R,Init_G,Init_B)を決定する。その後、図15に示した処理に復帰する。
図19は、ステップS50で実行されるクロス描画処理の流れを示すフローチャートである。ステップS51において、クロス描画部103dは、クロスの長さlengthが一定の長さ以上であるか否かを判断する。肯定判断した場合には、ステップS52へ進み、クロス描画部103dは、クロスの色は白色であるか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS53へ進み、クロス描画部103dは、上述したように、YCbCr色空間を用いて、周期的に減衰するクロスの描画を行って、ステップS55へ進む。ステップS55では、クロス描画部103dは、上述したように、クロスの中心部分に拡散効果を付与して、図15に示した処理に復帰する。
これに対して、ステップS52で肯定判断した場合には、ステップS54へ進み、クロス描画部103dは、上述したように、HSV色空間を用いて、周期的に減衰するクロスの描画を行って、上述したステップS55へ進む。その後、図15に示した処理に復帰する。
また、ステップS51で否定判断した場合には、ステップS56へ進む。ステップS56では、クロス描画部103dは、クロスの色は白色であるか否かを判断する。否定判断した場合には、ステップS57へ進み、クロス描画部103dは、上述したように、YCbCr色空間を用いて、単純減衰するクロスの描画を行って、上述したステップS55へ進む。その後、図15に示した処理に復帰する。
これに対して、ステップS56で肯定判断した場合には、ステップS58へ進み、クロス描画部103dは、上述したように、HSV色空間を用いて、単純減衰するクロスの描画を行って、上述したステップS55へ進む。その後、図15に示した処理に復帰する。
以上説明した本実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)光源領域特定部103aは、画像内から輝度値Yが所定の輝度値Y以上の領域を第1の抽出領域として抽出し、画像内から輝度値YがYよりも小さい所定の輝度値Y以上の領域を第2の抽出領域として抽出し、第1の抽出領域および第2の抽出領域の特徴量に基づいて、画像内の光源を含む光源領域を特定するようにした。これによって、1つの輝度値を用いて光源を特定する場合と比較して、光源の特定精度を向上することができる。
(2)光源領域特定部103aは、第2の抽出領域の面積と第2の抽出領域内に含まれる第1の抽出領域の面積との比、および第2の抽出領域の重心と第2の抽出領域内に含まれる第1の抽出領域の重心との位置関係に基づいて、第2の抽出領域が光源領域であるか否かを特定するようにした。すなわち、第1の抽出領域および第2の抽出領域の特徴量として面積および重心を用いるようにした。これによって、画像内における光源領域を精度高く特定することができる。
(3)光源領域特定部103aは、第2の抽出領域の重心と、第2の抽出領域内に含まれる第1の抽出領域の重心との位置関係に基づいて、光源領域内に含まれる光源位置を特定するようにした。これによって、画像内における光源位置を精度高く特定することができる。
(4)クロス描画部103dは、光源領域特定部103aで特定した光源領域を起点として複数方向に輝線を描画することで画像上にクロスを描画するようにした。これによって、画像に光源領域を中心としたクロス効果を付与することができる。
(5)クロスサイズ決定部103bは、画像の大きさ、および光源領域の面積を加味して、描画する輝線の太さおよび長さを決定するようにした。これによって、画像の大きさと光源領域の面積とを加味した、バランスの良いサイズのクロスを描画することが可能となる。
(6)クロス色決定部103cは、光源領域内の重心から所定距離以上離れた点の色情報に基づいて、描画する輝線の色を決定するようにした。これによって、画像内における光源の中心部においては、その色は光源の色に関わらず白色となるため、クロスの色を決定するための情報として用いるには不適当であるが、光源領域内の外側部分の色情報に基づいて輝線の色を決定することで、光源の色に合った最適な色を決定することができる。
(7)クロス描画部103dは、輝線の長さ、および輝線の色に基づいて、輝線の描画方法を変化させるようにした。具体的には、輝線の長さが所定の長さ未満である場合には、輝線の輝度が光源領域の重心から離れるに従って単純減衰するように描画するようにし、輝線の長さが所定の長さ以上である場合には、輝線の輝度が光源領域の重心から離れるに従って周期的に減衰と増幅を繰り返すように描画するようにした。また、輝線の色が白色である場合には、輝線の色相を周期的に変化させるようにした。これによって、描画するクロスに、実際にクロスフィルターを使用して白色光源を撮影した場合に得られる画像と同様の効果を付与することができる。
(8)クロス描画部103dは、複数の輝線が交差する部分、すなわちクロスの中心部分に光の拡散効果を付与するようにした。これによって、描画するクロスに、実際にクロスフィルターを使用して光源を撮影した場合に得られる画像と同様の効果を付与することができる。
―変形例―
なお、上述した実施の形態の画像処理装置は、以下のように変形することもできる。
(1)上述した実施の形態では、第2の抽出領域内に含まれる複数の第1の抽出領域の重心gのうち、第2の抽出領域の重心gから最も近い位置に存在するものを重心Gとして抽出し、これを光源位置として特定した。そして、この光源位置を起点としてクロスを描画する例について説明した。しかしながら、第2の抽出領域の重心gから一定の範囲内にある第1の抽出領域の重心gを全て光源位置として特定し、それぞれの光源位置を起点としてクロスを描画するようにしてもよい。また、第2の抽出領域の重心gを光源位置として特定してもよい。
(2)上述した実施の形態では、クロス色決定部103cは、第2の抽出領域の重心gから上下左右および斜め方向の8方向を対象として、式(16)または(17)のいずれかを満たす点を走査して各方向から1点ずつ、すなわち8点を抽出した。そして、抽出した8点に対して、色相環の角度の分布を調べ、分布から大きく外れている点を排除し、残った点の色相環の角度の平均に基づいてクロスの色(Init_R,Init_G,Init_B)を決定する例について説明した。しかしながら、これに限定されず、クロス色決定部103cは、例えば、抽出した8点のうち、任意の4点、例えば輝度値Yの大きさが3番目、4番目、5番目、および6番目となる4点を抽出し、その4点のR、G、Bの各値の平均をとってクロスの色(Init_R,Init_G,Init_B)としてもよい。
(3)上述した実施の形態では、光源領域特定部103aで特定した光源位置にクロスを描画する例について説明した。しかしながら、光源領域特定部103aで特定した光源領域、または光源位置を他の画像処理で用いるようにしてもよい。例えば、画像内における光源領域、または光源位置の分布状況を解析して、画像の明るさを自動的に判別するような画像処理に用いるようにしてもよい。
(4)光源領域特定部103aは、第1の抽出領域および第2の抽出領域の特徴量として面積および重心を用いて画像内の光源を含む光源領域を特定する例について説明した。しかしながら、第1の抽出領域および第2の抽出領域の特徴量として他の情報を用いて光源領域を特定するようにしてもよい。例えば、第1の抽出領域および第2の抽出領域の重心に代えて、第1の抽出領域および第2の抽出領域内の輝度値が最も高い点を特徴量として用いてもよい。また、第1の抽出領域および第2の抽出領域の重心に代えて、第1の抽出領域の外接長方形の中心点、および第2の抽出領域の外接長方形の中心点をそれぞれ特徴量として用いてもよい。
(5)上述した実施の形態では、画像処理装置100としてパソコンを用いる例について説明した。しかしながら、画像処理装置100として、画像を記録する他の情報機器、例えばデジタルカメラや携帯電話を用いることも可能である。
なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。
画像処理装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 第1の抽出領域と外形枠との接点の具体例を示す図である。 第1の抽出領域の重心から領域の縁までの8方向の距離の具体例を示す図である。 第2の抽出領域内に含まれる第1の抽出領域の具体例を示す図である。 第2の抽出領域が光源領域である場合とそうでない場合の具体例を示す図である。 光源の中心部分の領域と外側の部分の領域の具体例を示す図である。 クロスフィルターを使用した場合に画像内に発生するクロスの減衰の状況を模式的に表した図である。 描画するクロスの太さおよび長さを模式的に表した図である。 クロスの減衰のさせ方を単純減衰とする場合のY(x)の具体例を示す図である。 クロスの減衰のさせ方を単純減衰とする場合のRatio(x)の具体例を示す図である。 クロスの減衰のさせ方を周期的減衰とする場合のY(x)の具体例を示す図である。 クロスの減衰のさせ方を周期的減衰とする場合のRatio(x)の具体例を示す図である。 クロスの中心部分に付与する拡散効果を模式的に示した図である。 クロスの中心部分に拡散効果を付加する方法を具体的に示した図である。 画像処理装置の処理を示すフローチャート図である。 光源領域特定処理の流れを示すフローチャート図である。 クロスサイズ決定処理の流れを示すフローチャート図である。 クロス色決定処理の流れを示すフローチャート図である。 クロス描画処理の流れを示すフローチャート図である。
符号の説明
100 画像評価装置、101 操作部材、102 接続IF、103 制御装置、103a 光源領域特定部、103b クロスサイズ決定部、103c クロス色決定部、103d クロス描画部、104 HDD、105 モニタ

Claims (10)

  1. 画像内から輝度値が第1の閾値以上の領域を第1の領域として抽出する第1の領域抽出手順と、
    画像内から輝度値が前記第1の閾値よりも小さい第2の閾値以上の領域を第2の領域として抽出する第2の領域抽出手順と、
    前記第1の領域および前記第2の領域の特徴量に基づいて、画像内の光源を含む光源領域を特定する光源領域特定手順とを含む、コンピュータで実行するための画像処理プログラムであって、
    前記光源領域特定手順は、前記第2の領域の面積と前記第2の領域内に含まれる前記第1の領域の面積との比、および前記第2の領域の重心と前記第2の領域内に含まれる前記第1の領域の重心との位置関係に基づいて、前記第2の領域が前記光源領域であるか否かを特定することを特徴とする画像処理プログラム。
  2. 請求項に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記光源領域特定手順は、前記第2の領域の重心と、前記第2の領域内に含まれる前記第1の領域の重心との位置関係に基づいて、前記光源領域内に含まれる光源位置を特定することを特徴とする画像処理プログラム。
  3. 請求項に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記光源領域特定手順で特定した前記光源位置を起点として複数方向に輝線を描画する輝線描画手順をさらに含むことを特徴とする画像処理プログラム。
  4. 請求項に記載の画像処理プログラムにおいて、
    画像の大きさ、および前記光源領域の面積を加味して、描画する前記輝線の太さおよび長さを決定する輝線サイズ決定手順をさらに含むことを特徴とする画像処理プログラム。
  5. 請求項3または4のいずれか一項に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記光源領域の重心から所定距離以上離れた点の色情報に基づいて、描画する前記輝線の色を決定する輝線色決定手順をさらに含むことを特徴とする画像処理プログラム。
  6. 請求項に記載の画像処理プログラムにおいて、
    画像の大きさ、および前記光源領域の面積を加味して、描画する前記輝線の太さおよび長さを決定する輝線サイズ決定手順と、
    前記光源領域の重心から所定距離以上離れた点の色情報に基づいて、描画する前記輝線の色を決定する輝線色決定手順とをさらに含み、
    前記輝線描画手順は、前記輝線サイズ決定手順で決定した前記輝線の長さ、および前記輝線色決定手順で決定した前記輝線の色に基づいて、前記輝線の描画方法を変更することを特徴とする画像処理プログラム。
  7. 請求項に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記輝線描画手順は、前記輝線の長さが所定の長さ未満である場合には、前記輝線の輝度が前記光源位置から離れるに従って単純減衰するように描画し、前記輝線の長さが所定の長さ以上である場合には、前記輝線の輝度が前記光源位置から離れるに従って周期的に減衰と増幅を繰り返すように描画することを特徴とする画像処理プログラム。
  8. 請求項6または7に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記輝線描画手順は、前記輝線の色が白色である場合には、前記輝線の色相を周期的に変化させることを特徴とする画像処理プログラム。
  9. 請求項3〜8のいずれか一項に記載の画像処理プログラムにおいて、
    前記輝線描画手順は、複数の前記輝線が交差する部分に光の拡散効果を付与することを特徴とする画像処理プログラム。
  10. 請求項1〜9のいずれか一項に記載の画像処理プログラムを実行する実行手段を備えた画像処理装置。
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