JPH10190988A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

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JPH10190988A
JPH10190988A JP8347641A JP34764196A JPH10190988A JP H10190988 A JPH10190988 A JP H10190988A JP 8347641 A JP8347641 A JP 8347641A JP 34764196 A JP34764196 A JP 34764196A JP H10190988 A JPH10190988 A JP H10190988A
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image
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film
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JP8347641A
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Shinichi Arita
信一 有田
Kazuyuki Imamichi
和行 今道
Hidekage Satou
秀景 佐藤
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Canon Inc
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/401Compensating positionally unequal response of the pick-up or reproducing head

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
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  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源電圧の変動等があっても正確なシェーデ
ィングデータを取得することを課題とする。 【解決手段】 結像光学系の近傍にリニアイメージセン
サを設け、該リニアイメージセンサの長手方向への電子
的走査によって主走査を、前記長手方向と垂直な方向へ
前記リニアイメージセンサと前記結像光学系による画像
との相対的移動により複数の走査速度を有して副走査を
行い、主走査毎の画像処理を行う画像処理手段と外部機
器との通信により画像情報を出力する画像読み取り装置
において、各走査速度に応じた副走査方向への走査用モ
ーターを駆動させた状態で複数のシェーディングデータ
を取り込むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像読み取り装置に
関し、特にリニアイメージセンサのシェーディングデー
タを読み取る画像読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、フィルム画像をパソコンへ入力す
るためのフィルムスキャナは、画像を読み取る際には、
低い解像度で高速にスキャン(プレビュー)を行い、全
体の画像をパソコン上に表示させる。その後、プレビュ
ー画面上で読み取り範囲を指定することで本スキャン領
域をフィルムスキャナへ送り、所望の範囲の画像データ
をパソコンへ送るようになっている。
【0003】従来のフィルムスキャナの構成を図28に
示し、説明をする。図において、2801は照明光源で
ある。2802は透過原稿であるフィルムを保持するフ
ィルムホルダであり、紙面上YZ面に画像を定着した薄
膜の透過フィルムを装着してY方向へ移動可能になって
いる。2803は結像レンズ系であり、2804はCC
Dリニアイメージセンサ(以下、「リニアイメージセン
サ」と称す)である。ここで、リニアイメージセンサ2
804は紙面上のZ方向が長手方向になるように配置さ
れている。この位置関係によりリニアイメージセンサ2
804の長手方向である主走査方向とフィルムホルダ2
802の移動方向である副走査方向は直角の関係にな
る。ここで、フィルム上のカラー画像を読み取る場合、
光源2801とリニアイメージセンサ2804の間で以
下のようなバリエーションが考えられる。
【0004】 光源 CCD 画像読み取り (1)白色 3ライン RGB同時出力 (2)3色(RGB発光) 1ライン RGB時分割 (3)白色(RGBフィルタ) 1ライン RGB時分割 それぞれ長所短所があり、工夫がなされるところであ
る。ここでは(1)の組み合わせを例にとり、説明を進
める。
【0005】図28において、2805はアナログ画像
処理回路であり、リニアイメージセンサ2804から出
力されたアナログ画像信号のゲイン設定やクランプ処理
を行う。2806はA/D変換器であり、アナログ信号
をディジタル信号に変換する。2807は画像処理手段
であり、画像処理とCCD駆動パルスなどの処理を行
う。画像処理手段2807はゲートアレイで構成されて
おり、高速に各種処理を行うことが可能である。280
8はラインバッファであり、画像処理手段2807の出
力画像データを一時的に記憶する部分である。2809
はインターフェイス部であり、パソコンなどの外部機器
2810と通信するためのものである。2811はフィ
ルムスキャナ全体のシーケンスプログラムを記憶して制
御信号を出力するたシステムコントローラであり、外部
機器2810からの命令にしたがって各種動作を行わせ
るところである。2812はシステムコントローラ28
11と、画像処理手段2807と、ラインバッファ28
08と、インターフェイス部2809をつなぐCPUバ
スであり、アドレスバスとデータバスによって構成され
ている。2813はフィルムホルダ2802を副走査方
向に移動させるための副走査モータであり、ここではス
テッピングモータを用いている。2814はシステムコ
ントローラ2811からの命令にしたがって副走査モー
タ2813を駆動させるための副走査モータドライバで
ある。2815は副走査の基準位置を検出するための副
走査位置検出手段であり、フォトインターラプタ(Phot
o Interrupter)を用いてフィルムホルダ2802の突
起形状を検出している。2816は照明光源2801を
点灯するための光源点灯回路である。
【0006】以上のように従来のフィルムスキャナは構
成されており、システムコントローラ2811のソフト
(以下、「ファームウェア」と呼ぶ)と、パソコン28
10のような外部機器からフィルムスキャナを操作する
ためのソフト(ドライバソフトともいう)の通信によっ
て、画像データを外部機器2810へ入力するようにな
る。その手順を図29を用いて簡単に説明する。ここで
は、フィルムスキャナと外部機器2810の電源が入
り、ファームウェアとドライバソフトが起動している状
態で、ユーザーがフィルムをフィルムホルダ2802の
所定の位置へ挿入・装着し終えているとする。
【0007】まず、[2901]で、ユーザーが外部機
器2810からプレビュー命令を指示する。外部機器2
810はドライバソフトを介して、フィルムの種類、読
み取り範囲(ここでは全画面)、読み取り解像度(低解
像度)、の指定された情報をファームウェア側へ通信を
行う。
【0008】次に[2902]で、ファームウェアはフ
ィルムの種類、読み取り範囲、読み取り解像度の指定さ
れた情報をシステムコントローラ2811に設定し、電
気的な準備を行う。
【0009】また、[2903]で、副走査位置検出手
段2815で副走査位置の情報を読み取り、フィルムが
初期位置にくるようにシステムコントローラ2811は
副走査モータ2813を制御する。
【0010】次に、[2904]で、システムコントロ
ーラ2811は光源点灯回路2816に光源オンの命令
を出し、光源2801を点灯させる。
【0011】また[2905]で、システムコントロー
ラ2811は1ライン読み取りに関するタイミングパル
ス(リニアイメージセンサ2804の駆動パルス、RA
Mアドレス制御パルスなど)を出力するように命令を出
す。
【0012】また、[2906]で、所定の露光時間で
ライン毎に画像データを読み込み、かつ所定の速度にて
副走査モータ2813を駆動する。その後、画像処理手
段2807にて画像処理を行い、外部機器2810に画
像データを出力する。
【0013】また、[2907]で、先の画像読み取り
範囲をスキャンし終えたら、システムコントローラ28
11は副走査モータ2813を駆動し、初期位置へ戻
す。また、光源2801を消灯させ、画像処理手段28
07から画像データを総て出力されしだい各機能を停止
させる。
【0014】つぎに、[2908]で、スキャンを終了
し、システムコントローラ2811のファームウェア
は、次のコマンドを待つルーチンに入る。
【0015】また、[2909]で、外部機器2810
は画像データを受け取り、外部機器2810のパソコン
に接続されたディスプレイ等に順次表示し、フィルムの
全体像をユーザーへ提供する。
【0016】さらに、[2910]で、ユーザーはプレ
ビューされた画像データを見て、画像取込条件を更に設
定し、本スキャンを命令する。ここでも、[2901]
と同様にフィルムの種類、読み取り範囲(ここではユー
ザーが指定した範囲)、読み取り解像度(ユーザー指定
の解像度)、の指定された情報をファーム側へ通信を行
う。
【0017】次に、[2911]で、システムコントロ
ーラ2811のファームウェアは読み込み条件を受け取
り、[2902]から[2908]までの動作を本スキ
ャン用の条件で実行する。
【0018】また、[2912]で、外部機器2810
へ送られた画像データは、ソフトにて表示され、外部機
器2810の別の記憶媒体(ハードディスク、光磁気デ
ィスク、フロッピーディスクなど)に保存することがで
きる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上記、従来技術を使用
するフィルムスキャナにおいては通常、走査開始前に走
査用モーターを静止させ、かつ光源のランプを光らせた
状態で、シェーディングデータを取得していた。しかし
ながら、実際の画像読み取りの際は、走査用モーターが
駆動し、これによる電源電圧の変動によって、実際の画
像読み取り時のランプの光量分布が、シェーディングデ
ータ読み込み時とは異なってくる。この為、誤ったシェ
ーディングデータによる補正がなされ、画質の劣化が避
けられなかった。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記従来技術
の問題点を鑑みなされたものである。本発明において
は、結像光学系の近傍にリニアイメージセンサを設け、
該リニアイメージセンサの長手方向への電子的走査によ
って主走査を、前記長手方向と直角をなす方向へ前記リ
ニアイメージセンサと前記結像光学系による画像との相
対的移動により複数の走査速度を有して副走査を行い、
主走査毎の画像処理を行う画像処理手段と外部機器との
通信により画像情報を出力する画像読み取り装置におい
て、各走査速度に応じた副走査方向への走査用モーター
を駆動させた状態で複数のシェーディングデータを取り
込むことを特徴とする。
【0021】本発明はこのような画像読み取り装置を提
供することで、上記の目的を達成するものである。
【0022】また、本発明によれば、外部機器の制御信
号に応じて画像信号を読み取る画像読み取り装置におい
て、前記外部機器からのコマンドに応じて、プレビュー
動作、フォーカス調整動作、本スキャン動作を行うシス
テムコントローラと、該システムコントローラの制御に
よって撮像用フィルムの初期位置を調節する走査用モー
ターと、該撮像用フィルムを透過した光量を検出するイ
メージセンサと、該イメージセンサの出力レベルを調節
し黒レベルを補正する黒レベル補正部と、該黒レベル補
正部の出力をディジタル信号に変換してシェーディング
データを取り込むシェーディング補正部とを備え、前記
シェーディング補正部は前記走査用モーターの動作時に
検出することを特徴とする。また、上記画像読み取り装
置において、前記シェーディング補正部によるシェーデ
ィングデータの取り込みは、前記撮像用フィルムを装着
しないときに、前記走査用モーターの走査速度が前記撮
像用フィルムのタイプに応じて変動するときに応じて、
シェーディングデータを取り込むことを特徴とする。さ
らに、画像読み取り装置において、前記シェーディング
データと白色の目標濃度データと比較し、その差を記憶
手段に格納しておき、前記走査用モーターによって前記
撮像用フィルムを走査時に前記記憶手段のデータによっ
て画像信号を補正することを特徴とする。
【0023】この画像読み取り装置により、実際の動作
でフィルムのサイズに応じて走査用モーター駆動速度を
変化させるときの電源電圧の変動をも吸収したシェーデ
ィング補正が可能となる。
【0024】また、本発明の画像読み取り装置は、リニ
アイメージセンサの長手方向への電子的走査によって主
走査を、及び前記長手方向と直角な方向へ前記リニアイ
メージセンサと被写体像との相対的移動により副走査を
行う走査手段を有し、画像信号を出力する画像読み取り
装置において、前記走査手段が複数の走査速度で走査を
行うように制御する制御手段と、前記各走査速度に応じ
て前記画像信号に対するシェーディング補正を行う補正
手段とを有することを特徴とする。また、該画像読み取
り装置において、前記制御手段は、前記走査手段の走査
速度を読み取り倍率に応じて変化させることを特徴とす
る。さらに、上記画像読み取り装置において、前記制御
手段は、前記走査手段の走査速度を読み取り解像度に応
じて変化させることを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は、本発明による画像読み取
り装置であるフィルムスキャナの一実施形態を説明する
ためのブロック図である。まず構成を説明すると、図1
において、101は照明光源となる冷陰極管、102は
APSフィルム等の透過原稿で、APSフィルムホルダ
ーと一体的に示しており、紙面上Y方向へ移動可能にな
っている。103は結像レンズ系であり、104はCC
Dリニアイメージセンサ(以下、「リニアイメージセン
サ」と称す)である。ここでリニアイメージセンサ10
4は紙面上のZ方向が長手方向になるように配置されて
いる。この位置関係によりリニアイメージセンサ104
の長手方向である主走査方向(Z方向)と、APSフィ
ルム102の移動方向である副走査方向(Y方向)は直
角の関係になる。次ぎに、105はリニアイメージセン
サ104を結像レンズ系103の像面近傍に保持し、一
体化して光学軸方向すなわち紙面上X方向に移動可能と
なっている焦点固定部材である。106は黒レベル補正
回路であり、リニアイメージセンサ104から出力され
たアナログ画像信号の黒レベルの調整を例えばクランプ
回路で行う。107はA/D変換器であり、黒レベル補
正回路106で黒レベル補正後のアナログ信号をディジ
タル信号に変換する。
【0026】また、108は画像処理手段であり、後述
する画像処理とCCD駆動パルスなどの処理を行う。画
像処理手段108はゲートアレイで構成されており、高
速に各種処理を行うことが可能である。109はライン
バッファであり、画像処理手段108からの画像データ
を一時的に記憶する部分である。汎用のランダムアクセ
スメモリ(RAM)で実現している。110はインター
フェイス部であり、パソコンなどの外部機器114とデ
ータ送受の通信するためのものである。111はフィル
ムスキャナ全体のシーケンスプログラムを記憶して各部
の制御信号を出力するシステムコントローラであり、外
部機器114からの命令にしたがって各種動作を行わせ
るところである。113はシステムコントローラ111
と、画像処理手段108と、ラインバッファ109と、
インターフェイス部110をつなぐCPUバスであり、
アドレスバスとデータバスによって構成されている。
【0027】また、115はAPSフィルム102を副
走査方向(Y方向)に移動させるための副走査モータで
あり、ここではステッピングモータが用いられている。
また、116はシステムコントローラ111からの命令
にしたがって副走査モータ115を駆動させるための副
走査モータドライバである。117は副走査の基準位置
を検出するための副走査位置検出手段であり、フォトイ
ンタラプタを用いてAPSフィルムのパーコレーション
(Percolation)位置を検出している。118は冷陰極
管101を点灯するための光源点灯回路であり、いわゆ
るインバータ回路を用いて冷陰極管101をドライブし
ている。119がAPSフィルム面に記録されている撮
影環境等の磁気情報を検出する磁気情報検出手段であ
り、再生用磁気ヘッドである。
【0028】また、120はリニアイメージセンサ10
4を駆動するための駆動信号、121は入力信号をサン
プルホールドするためのサンプルホールド制御信号であ
る。122は画像処理を行う際のワーキングエリアとし
てのRAMであり、オフセットRAMと呼ぶ。後述する
が、シェーディング補正、ガンマ補正、カラーデータ合
成等の各種データや画像データの一時記憶を行う。ま
た、123は焦点固定部材105を光軸方向に移動させ
るフォーカスモータ、124はフォーカスモータ123
へ駆動信号を供給するフォーカスモータドライバ、12
5は焦点固定部材105の初期位置を検出する焦点位置
検出手段である。
【0029】図2に画像処理手段108に関する部分の
ブロック図を示し、以下詳細な説明を行う。図2におい
て、104は3ラインのリニアイメージセンサであり、
受光面は図3に示すような端子を具備するIC基板上に
センサチップを搭載した矩形形状である。3ラインリニ
アイメージセンサ104は数ミクロン角の受光素子を数
千個、赤、緑、青読み取り用に各1列(計3列)並べ、
さらに走査機能を持たせるための回路も組み込んだワン
チップの光電変換素子である。ここで、301は緑受光
部、302は青受光部、そして303は赤受光部のライ
ンセンサであり、それぞれ一定の間隔をおいて平行に配
置されている。図4に受光部の構成を示した。緑受光部
301、青受光部302、及び赤受光部303共に同様
の構成であり、代表として青受光部302を拡大して説
明を行う。401の受光部に光があたると、402のフ
ォトダイオードが光量に比例した電荷を発生させ、40
3の方向に電流が流れる。これにより404のコンデン
サに光量に応じた電荷が蓄積される。受光部401に蓄
えらた電荷は、405のシフト部のスイッチ(SW)4
06の接点が閉じる(すべての接点が同時に閉じる)こ
とにより、全画素の電荷が同時に407の転送部に送ら
れる。転送部407に送られた電荷は408と409の
位相が異なる転送パルス信号で主走査方向に転送され、
410の増幅部によって電圧信号に変換され、外部にC
CD出力として出力される。ここで外部からの信号(ス
イッチ406の制御、転送パルス信号407、408な
ど)は図1のCCD駆動信号120であり、画像処理手
段108より所定のタイミングで出力されるものであ
る。
【0030】CCDリニアイメージセンサ104からの
出力信号はCCDの出力を増幅しただけであり、信号基
準がどこにあるか不安定である。そこでCCD出力を調
整し、A/D変換器107への入力信号の最大値を5V
になるように画像の黒レベルを一定にする機能が黒レベ
ル補正106である。図5に黒レベル補正のための方法
を示す。システムコントローラ111のCPUは、A/
D変換器107への入力される電圧を監視している。A
/D変換器107に5V以上の電圧が入力された場合、
画像処理手段108を通して、システムコントローラ1
11のCPUはA/D変換された画像データを基に画像
信号が、5V以下になるような負となるデータを生成す
る。生成されたデータは、D/A変換器112のアナロ
グ信号に変換され、電圧ホロワを介して画像信号に加算
される。以上の作用でA/D変換器107に入力される
電圧が引き下げられ、黒のレベルが安定したものとな
る。
【0031】各色毎にゲイン調節もされた黒レベル補正
された画像信号(アナログ信号)は、図1に示す様に、
A/D変換器制御信号121で、画像処理手段108か
ら制御されている。これは、図6中のRSHCK、GS
HCK、BSHCKのことであり、緑、青、赤の各画像
信号を時系列的にスイッチをオン・オフして、A/Dコ
ンバータの入力端子に導入することでサンプルホールド
信号として機能している。これらにより、画像信号は赤
画像信号、緑画像信号、青画像信号の順にA/D変換器
107が10ビットの画像データ(ディジタル信号)に
変換される。A/D変換器107の基準電圧T端子と基
準電圧Bの端子にはそれぞれ+5Vと基準電圧(ここで
は、2.5V)が印加されており、A/D変換器107
は入力信号が5Vのときに、基準電圧Tと同じ値とし
て、出力のディジタル画像データが“1023”を出力
し、入力信号が2.5Vのときに、基準電圧B(2.5
V)と同じ値として、“0”を出力するようになってい
る。なお、このA/Dコンバータは、赤画像信号、緑画
像信号、青画像信号毎に設けてもよい。
【0032】ディジタル画像データ以降は、図2に示す
ように、画像処理手段108の内部で以下の画像処理を
行っている。201はディジタルAGC(Auto Gain Co
ntroll)回路であり、各色画像データのバランスを図7
に示す如くとることを行う。まず、このバランスをとる
ため、黒レベル補正106にて安定した黒レベルが確保
された上で、更にディジタル黒レベル補正を行う。これ
は図7に示される701の全体の画像データから702
のCCD出力の光学的暗部の黒に対応する画素の部分の
値を引き算することで実現される。703はディジタル
黒レベル補正後の画像データである。さらに、各色の画
像データを独立して1倍〜2倍にすることで各色のバラ
ンスをとる。704はある1色の例であり、画像データ
703の最大値を“1023”になるようにAGCをか
けた例である。
【0033】次に、202はシェーディング補正回路で
ある。図8に示すように、フィルム面に何も挿入しない
場合、各画素に対応するリニアイメージセンサ104か
らの画像信号は均一の値とはならない。これは、(1)
フィルム照明ランプ101の光量は、両端部に比べて中
央部が高い、(2)レンズ103の透過光量は、周辺部
に比べて中央部が高い、(3)リニアイメージセンサ1
04の各受光素子に感度のバラツキがある、ためであ
り、801のような画像信号出力になると予想される。
このバラツキを補正(均一に)することがシェーディン
グ補正である。ここでは、フィルム102が挿入される
前に赤、緑、青の受光素子がフィルム面上の主走査方向
の光強度分布を読み取り、一旦オフセットRAM122
に書き込む。
【0034】さらにこの時、システムコントローラ11
1から副走査モータードライバー116への命令によ
り、副走査モーター115を駆動状態に設定しておく。
これによって副走査モーター115の駆動電圧によって
生じた光源101の光量分布変動を再現することができ
る。従って、実際の画像読み込み時と同一な光量分布を
有するシェーディングデータを取得することができる。
また読み取り速度が複数存在する場合は、副走査モータ
ー115の駆動電圧を複数の読み取り速度に応じて変動
させ、対応する複数のシェーディングデータを取得す
る。この結果、複数の読み取り速度がある場合でも、常
に良好かつ安定したシェーディング補正が可能となる。
さらには高品位な画像読み込みが可能となる。
【0035】つぎに、シェーディング補正のため、シス
テムコントローラ111はオフセットRAM122に書
き込んだデータを白色の目標濃度データと比較し、その
差をシェーディングデータとしてオフセットRAM12
2へ書き込む。フィルム走査時はシェーディングデータ
を利用して画像データの補正を行うことになる。
【0036】つぎに、203はガンマ補正回路であり、
画像のコントラストの調整と同時に10ビット画像デー
タを8ビット画像データに変換するところである。図9
は横軸が入力画像データの値(0〜1023)、縦軸が
出力画像データの値(0〜255)にガンマ補正カーブ
の例を示す。図9において、901はスルーパターンと
呼ばれるガンマカーブで、入力画像データの10ビット
データを出力画像データの8ビットデータにそのまま変
換する。902はハイコントラストパターンで画像の濃
淡を強調するガンマ変換である。903はローコントラ
ストパターンで画像の濃淡を少なくするガンマ変換であ
る。このような変換は、外部機器114のソフト上にガ
ンマ変換操作ウィンドウが表示され、ガンマパターンを
直接操作・設定するようになっている。そのガンマカー
ブデータを通信によりシステムコントローラ111へ送
り、オフセットRAM122に記憶させる。そこで入力
される画像データに対して対応する値を出力することで
実現させている。このガンマ補正回路203によって用
いられるガンマ補正カーブをオフセットとして有したオ
フセットRAM122の概念図を図10に示している。
【0037】次に、204はカラーデータ合成であり、
3ラインリニアイメージセンサ104のラインずれを修
正するところである。図11に示すように、リニアイメ
ージセンサ104は赤色、緑色、青色を読み取るライン
がフィルムの動作方向(副走査方向)に対して平行に並
んでいるため、同一ラインの赤、緑、青の各画像データ
を同時に読み取るのではなく、数ラインずれたところを
読み取ることになる。そこで、各画像データをオフセッ
トRAM122に蓄積しておき、同一ラインの画像デー
タがオフセットRAM122内に揃ったとき、1ライン
のカラーデータとして出力するようにしている。
【0038】つぎに、205は解像度変換/倍率変換回
路であり、図12に示すように、システムコントローラ
111からの変換パラメータを入力することで設定され
るようになっている。主走査方向の解像度変換/倍率変
換の仕組みを図13に示す。図において、1301はC
CD駆動パルス信号120のリニアイメージセンサ10
4用駆動パルスの一つであるCCD動作クロックであ
る。1302は基準クロックであり、CCD動作クロッ
ク1301の2倍である。この基準クロック1302を
もとに画像処理を行うと、一画素分の出力を2つの画像
データとして扱うので解像度は光学解像度の200%の
出力画像となる(つまり、これは光学解像度の1倍、倍
率200%の指示を与えたことになる)。外部機器11
4から光学解像度の1/2倍、倍率100%の指示を受
けた場合は、まず解像度変換回路にて基準クロック13
02から1画素を読み出すクロック1303を1/2に
間引き、更に倍率変換回路で1/2に間引いて動作クロ
ック1304を作成することになる。副走査方向の解像
度変換/倍率変換の仕組みを図14に示す。図におい
て、1401は副走査方向のサンプルポイントであり、
解像度もしくは倍率を上げる場合は、フィルムを低速で
移動させ、図14(b)のようにサンプルポイントを通
常読み取り図14(a)よりも多くする。逆に解像度も
しくは倍率を下げる場合、図14(c)のようにフィル
ムは通常と同じ速度で移動するが、読み取ったラインの
一部をRAMへ書き込まないようにする。
【0039】つぎに、206はフィルタ処理であり、解
像度変換/倍率変換回路205で行った解像度変換/倍
率変換による画質低下を向上させるために行う。表1に
フィルタ処理の内容をまとめる。
【0040】
【表1】 ここでは主走査補間、副走査補間、アベレージング、ス
ムージング、エッジ処理を階調、解像度によって選択的
に行うことにしている。例えば、階調8ビットデータ
で、解像度が341〜680ドット/インチの場合、副
走査補間とアベレージングとを処理し、主走査補間と、
スムージング、エッジ処理は実行しない事としている。
この処理は、条件に応じて多様に対応することができ
る。なお、フィルタの内容に関しては公知の例であるた
め説明を省く。
【0041】次に、207はマスキング処理であり、リ
ニアイメージセンサ104のRGBのフィルタの透過特
性を補正する。図15において、1501に示すように
色のフィルタは決められた波長域の光のみを透過し、そ
れ以外の波長の光は遮るのが理想的である。しかし、実
際には曲線1502の様に不必要な波長の光を含んで透
過させてしまう。そこで、実際の特性を補正し理想特性
に近づけるために、前述の如くして選択されたマスキン
グ係数を使用して、各色の入力信号に各係数を乗算して
各色の出力信号を得る以下のマスキング補正を行う。
【0042】 ここで、Rin,Gin,Binは、マスキング補正回路への
入力信号、Rout ,Gout ,Boutは、マスキング補正
回路からの出力信号、Rr ,Gr ,Brは、フィルタの
補正係数、Rg,Gg,Bgは、フィルタの補正係数、R
b,Gb,Bbは、フィルタの補正係数をそれぞれ示して
いる。
【0043】さらに、208は2値化処理/AE機能を
行う回路である。ここでは、8ビット多値データを1ビ
ットで白黒を表現する2値の画像データに変換すること
をいう。システムコントローラ111が外部機器114
より2値化処理を指示されると、図16のスライスレベ
ルレジスタ1601にパラメータをセットする。そのパ
ラメータデータをBとし、8ビット多値データをAとす
ると、コンパレータ1602でAとBを比較し、A>B
の場合は“1”をそれ以外の場合は“0”をセットし
て、2値データを出力するように変換する。また、AE
機能としてフィルム走査時に原稿の濃度が変化しても自
動的にスライスレベルを変化させ再現性のよい2値デー
タを出力する機能も同時に行う。それは、フィルム走査
中に1ライン毎の白ピーク値と黒ピーク値を抜き出し、
逐次最適なスライスレベルを決定し、スライスレベルレ
ジスタの内容を書き換えることで実現している。この2
値化処理/AE機能208は緑画像データについてだけ
行っている。
【0044】また、209はネガ/ポジ反転回路であ
り、図17(a)に示す様に、画像データの濃度レベル
を入力原稿に対して反転して出力することである。この
ネガ/ポジ反転回路は、図17(b)に示す様に排他的
論理和ゲートによって構成されており、システムコント
ローラ111が反転信号“1”をセットすることによ
り、各画素のデータを反転する。このネガ/ポジ反転回
路209は各色毎に配置され、反転信号に従って、各色
毎に“1”又は“0”を設定する。
【0045】また、210は鏡像処理回路であり、図1
8の様に画像データを主走査方向に180度回転させた
ものである(鏡に映した画像)。この処理は不図示のメ
モリまたはラインバッファ109に書き込まれた画像デ
ータを逆方向から読み出すことで行われる。なお、鏡像
処理回路210は画像処理手段に設けた画像データを一
時的に格納するメモリから読み出す場合でも、一旦ライ
ンバッファ109の画像データを再度鏡像回転した画像
データとして書き込んでもよい。
【0046】つぎに、109はラインバッファであり、
画像処理の終わった画像データを一時的に保存するため
のものである。その構成は図19に示す様に書き込み用
と読み出し用の2つのブロックに分けられており、一方
に書き込まれているとき一方が読み出され、所要の容量
まで書き込みが終了した段階で書き込みから読みだしに
切り替わる。
【0047】また、110はインターフェイス回路であ
り、ここではSCSIコントローラで実現している。イ
ンターフェイス回路110は、ラインバッファ109や
システムコントローラ111と外部機器114との入出
力データ伝送のためにあるが、外部機器114にその機
能を備えておけば、インターフェイス回路110がなく
ても、直接外部機器114からシステムコントローラ1
11に指示を出すこともできる。
【0048】次に、本フィルムスキャナの動作について
説明を行う。図20にフィルムスキャナと外部機器11
4の通信パターンの基本型をしめす。図20の左側はフ
ィルムスキャナの動作を、右側は外部機器114の動作
を示す。
【0049】[2001]で、フィルムスキャナの電源
オンする。
【0050】[2002]で、イニシャライズ(ファー
ムウェア、ソフト等の初期設定など)する。
【0051】[2007]で、外部機器114を電源オ
ンする。
【0052】[2008]で、外部機器114の初期設
定を行う。また、外部機器114のオペレーショナルプ
ログラムにより、メモリのチェック、SCSI機器のチ
ェックを行う。
【0053】[2003]で、コマンド待ちルーチンの
状態とする。外部機器114からの通信を待つ。コマン
ドがない場合は、[2003]へ戻る。コマンドがあっ
た場合は[2004]へ進む。
【0054】[2009]で、通信開始コマンドを送信
する。フィルムスキャナと通信することが可能となる。
【0055】[2004]で、外部機器114との通信
を始める。
【0056】[2010]で、ドライブソフトを含むア
プリケーションソフトを起動する。
【0057】[2011]で、ユーザーはアプリケーシ
ョン内でフィルムスキャナに何をさせるか動作命令を入
力する。また、アプリケーションの終了動作もこのアプ
リケーションプログラムの中にあり、それを選択される
と通信を中止し、アプリケーションを終了する。
【0058】[2012]で、ドライバソフトが動作命
令をコマンドとして作成し、フィルムスキャナへ命令を
出力する。
【0059】[2005]では、コマンド待ち状態であ
る。コマンドがなければ[2005]へ戻る。コマンド
があれば[2006]へ進む。
【0060】[2006]で、外部機器114からのコ
マンドを受け取り、ファームウェアが動作シーケンスを
発行し、動作を実行する。実行したことに対して逐次外
部機器114へ情報を発信する。
【0061】[2013]で、フィルムスキャナからの
動作状態を受信し、アプリケーション上にユーザーへ情
報を提供する。コマンドが終わりしだい、[2011]
へ戻る。
【0062】次に、ファームウェアにおける[200
6]のコマンド受信・実行ルーチンであるが、図21の
ような流れで処理される。
【0063】まず、[2101]で、プレビューコマン
ドかどうかを判断する。もし、プレビューコマンドであ
れば[2102]へ進み、もしそうでなければ[210
3]へ進む。
【0064】[2102]で、プレビュー命令を実行す
るシーケンスを行う。
【0065】[2103]で、フォーカス調整コマンド
かどうかを判断する。もし、フォーカス調整コマンドで
あれば[2104]に進み、もしそうでなければ[21
05]へ進む。
【0066】[2104]で、フォーカス調整コマンド
を実行するシーケンスを行う。
【0067】[2105]で、本スキャンコマンドかど
うかを判断する。もし、本スキャンコマンドであれば
[2106]へ進み、もしそうでなければ[2107]
へ進む。
【0068】[2106]で、本スキャンコマンドを実
行するシーケンスを行う。
【0069】[2107]で、イジェクトコマンドかど
うかを判断する。もし、イジェクトコマンドであれば
[2108]に進み、もしそうでなければ[2109]
へ進む。
【0070】[2108]で、イジェクトコマンドを実
行するシーケンスを行う。
【0071】[2109]で、フィルムタイプコマンド
かどうかを判断する。もし、フィルムタイプコマンドで
あれば[2110]へ進み、もしそうでなければ[21
11]へ進む。
【0072】[2110]で、フィルムタイプコマンド
を実行するシーケンスを行う。
【0073】[2111]で、その他のコマンドかどう
かを判断する。もし、その他のコマンドであれば[21
12]へ進み、もしそうでなければ[2113]へ進
む。
【0074】[2112]で、その他コマンドを実行す
るシーケンスを行う。
【0075】[2113]で、予め受け付け実行できる
コマンド以外の異常コマンドが入力されたときの処理を
行う。
【0076】[2114]で、コマンド実行終了を外部
機器114へ送信し、コマンド実行ルーチンを終了す
る。続いて、コマンド受信のため[2005]に戻る。
【0077】では、順を追って動作の流れを説明する。
図20に示した[2002]のフィルムスキャナのイニ
シャライズは図22に示すように動作を行う。
【0078】[2201]で、ラインバッファ109お
よびオフセットRAM122のメモリチェックを行う。
【0079】[2202]で、システムコントローラ1
11の入出力ポートの初期設定を行う。
【0080】[2203]で、画像処理手段108のの
初期設定を行い、使用可能とする。
【0081】[2204]で、システムコントローラ1
11はSCSIのID番号を読み込む。
【0082】[2205]で、システムコントローラ1
11はフォーカスモータ123を駆動させ、フォーカス
初期位置へ移動させる。同時に焦点位置検出手段125
のチェックも行う。
【0083】[2206]で、システムコントローラ1
11は副走査モーター115を駆動させ、副走査初期位
置へ移動させる。同時に副走査位置検出手段117の副
走査位置検出手段のチェックも行う。
【0084】[2207]で、システムコントローラ1
11は画像処理手段108へ駆動パルス信号120の出
力を許可させる。
【0085】[2208]で、黒レベル補正を実行す
る。
【0086】[2209]で、システムコントローラ1
11は光源点灯回路118へ光源点灯命令を出すと同時
に、副走査モータードライバ116に対して副走査モー
ター115を駆動させる命令を出す。その時、光源10
1は副走査モーター115の駆動電圧による電圧変動に
よって、本スキャン時と同等な光量分布を示す。これに
よって、本スキャンの状態に即したシェーディングデー
タを作成する。また読み取り速度が複数ある場合は、副
走査モーター115の駆動電圧を該当する複数の速度に
順次設定し、複数のシェーディングデータを作成する。
【0087】[2210]で、シェーディングデータを
入力すると同時にシステムコントローラ111は内部タ
イマーを作動させ、シェーディングデータ取り込み後の
経過時間監視用タイマーのカウントを開始する。
【0088】[2211]で、システムコントローラ1
11は光源点灯回路118へ光源消灯命令を出す。
【0089】[2212]で、シェーディング補正デー
タをオフセットRAM122へセットする。
【0090】[2213]で、システムコントローラ1
11はインターフェイス110(SCSIコントロー
ラ)を初期設定する。
【0091】[2214]で、システムコントローラ1
11はインターフェイス110を通信許可する。
【0092】[2215]で、イニシャライズ処理を終
了する。その後コマンド受信[2003]へ移行する。
【0093】次に、図21で示したコマンド実行[20
06]の各コマンドの内容を説明する。
【0094】{プレビュー}図23に、プレビューコマ
ンド[2102]の内容を示す。
【0095】[2301]で、システムコントローラ1
11は副走査位置検出手段117の状態を監視し、副走
査モータ115を制御する。
【0096】[2302]で、システムコントローラ1
11は光源点灯回路118へ光源点灯命令を出す。
【0097】[2303]で、システムコントローラ1
11は画像処理手段108へ駆動パルス信号120を発
生許可させる。
【0098】[2304]で、プレスキャンを実行し、
読み取りを所望するコマの中央付近へ位置するように、
副走査モーター115を制御し、光量データを入力す
る。ここで、光量センサとしてリニアイメージセンサ1
04を使用しているが、別センサを配置して光量を測定
しても構わない。
【0099】[2305]で、[2304]の光量デー
タをもとに、ゲイン調整を行なう。光量が足りない場合
にはゲインを上げ、光量が足りている場合にはゲインを
下げるように働かせる。
【0100】[2306]で、フィルム初期位置へ副走
査モータ115を制御する。
【0101】[2307]で、プレビューにおける副走
査速度を設定する。
【0102】[2308]で、プレビューにおける解像
度に設定し、駆動パルスを解像度変換/倍率変換回路2
05にしたがって駆動パルス120を出力する。
【0103】[2309]で、プレビューにおける信号
処理領域を画像処理手段108へ設定し、スキャン動作
を開始する。
【0104】[2310]で、[2308]で発生させ
た駆動パルス120を停止する。
【0105】[2311]で、システムコントローラ1
11は光源点灯回路118へ光源消灯命令を出す。
【0106】[2312]で、[2309]のスキャン
動作で移動したフィルム位置を初期位置へ移動する。
【0107】[2313]で、プレビュー動作を終了す
る。
【0108】{フォーカス調整}次に、図21に示すコ
マンド実行[2006]におけるコマンドがフォーカス
調整[2103]の場合の動作で、図24にフォーカス
調整[2104]の内容を示す。
【0109】[2401]で、コマンド内にオートフォ
ーカス(以下、「AF」とする)の指定があるかどうか
の判断をする。もし、AFの指定がある場合、[240
2]へ進み、AFの指定がない場合は[2413]へ進
む。
【0110】[2402]で、フィルムをフォーカス動
作位置まで副走査モータ115を駆動する。
【0111】[2403]で、システムコントローラ1
11は光源点灯回路118へ光源点灯命令を出す。
【0112】[2404]で、光学解像度で読み込むよ
うにシステムコントローラ111は解像度変換/倍率変
換回路205へ指令をだし、駆動信号120を発生させ
る。
【0113】[2405]で、フォーカスモータ123
を駆動させ、焦点固定部材105を初期位置へ制御す
る。
【0114】[2406]で、1ラインの画像信号を入
力し、オフセットRAM122へ一時記憶する。
【0115】[2407]で、フォーカス評価量として
尖鋭度計算を行い、フォーカス位置とともに記憶する。
ここで行う尖鋭度計算式は隣接画素の差の2乗和であ
り、公知の算出方法である。
【0116】[2408]で、焦点固定部材105をフ
ォーカスモータ123で移動し、フォーカス位置を1ス
テップ移動させる。
【0117】[2409]で、フォーカス領域のデータ
をすべてとり終えたなら、[2410]へ進み、そうで
なければ[2406]に戻る。
【0118】[2410]で、評価量の中から最も尖鋭
度が高い値を出したフォーカス位置を合焦位置とする。
【0119】[2411]で、焦点固定部材105の位
置をフォーカスモータ123で制御して、基準位置へ移
動する。
【0120】[2412]で、焦点固定部材105の位
置をフォーカスモータ123で制御して合焦位置へ移動
する。
【0121】[2413]で、焦点固定部材105の位
置をフォーカスモータ123で制御して基準位置へ移動
する。
【0122】[2414]で、焦点固定部材105の位
置をフォーカスモータ123で制御して初期設定位置へ
移動する。
【0123】[2415]で、副走査モータ115を駆
動し、副走査初期位置へ移動する。その後、フォーカス
調整コマンドの実行を終える。
【0124】{本スキャン}次に、図21に示すコマン
ド実行[2006]におけるコマンドが本スキャン[2
105]の場合の動作で、図25に[2106]本スキ
ャンの内容を示す。
【0125】[2501]で、本スキャンコマンド受け
取り、AEの指定コマンドが含まれているかどうかの判
断を行う。もし、AEの指定がある場合は[2502]
へ進み、指定されていない場合は[2507]へ進む。
【0126】[2502]で、システムコントローラ1
11は副走査の初期位置にくるように副走査モータ11
5を制御する。
【0127】[2503]で、システムコントローラ1
11は光源点灯回路118に光源点灯命令を出す。
【0128】[2504]で、システムコントローラ1
11は解像度変換/倍率変換回路205へ光量測定用の
駆動パルスを設定し、CCD駆動パルス信号120の発
生を許可する。
【0129】[2505]で、プレスキャンを行い、光
量測定よりフィルム濃度の値を推測し、ゲインの値を算
出する。
【0130】[2506]で、CCD駆動パルス信号1
20を停止する。
【0131】[2507]で、黒レベル補正回路106
のゲイン調整によりゲインの値を設定する。
【0132】[2508]で、システムコントローラ1
11は副走査の初期位置にくるように副走査モータ11
5を制御する。同時にシステムコントローラ111は内
部タイマーを作動させる。(フィルム画像読み取り動作
の開始後の後の経過時間監視用タイマーのカウントを開
始する。) [2509]で、スキャンコマンド内の解像度に応じて
副走査モータ115の速度を設定する。
【0133】[2510]で、スキャンコマンド内の解
像度に応じて、解像度変換/倍率変換回路205へ主走
査方向の動作パルス設定を行い、CCD駆動パルス信号
120を発生させる。
【0134】[2511]で、スキャンコマンド内のス
キャン範囲に応じて副走査方向のスキャン量と主走査方
向の画像処理範囲を決め、スキャンを行う。
【0135】[2512]で、[2510]で発生させ
たCCD駆動パルス信号120を停止する。
【0136】[2513]で、システムコントローラ1
11は、光源消灯命令を光源点灯回路118へ出す。
【0137】[2514]で、副走査位置検出手段11
7を監視して、副走査モータ115をフィルム初期位置
へ移動させる。
【0138】[2515]で、[2002]のイニシャ
ライズのルーチン中の[2210]において作動させた
システムコントローラ111の内部タイマーの経過時間
を確認した後、本スキャンコマンドを終える。或いは、
[2508]において作動させたシステムコントローラ
111の内部タイマーの経過時間を確認した後、本スキ
ャンコマンドを終える。尚、いずれのタイマーも動作開
始後は、新しくシェーディングデータを取り込む動作を
行わない限りリセットされない。もしあらかじめ設定し
た時間を超過しているならば、フィルムを結像光学系の
光路から退避する。或いはAPSフィルムを一旦パトロ
ーネに巻きもどす。その後、外部機器114の1例であ
るモニタ上から使用者にイニシャライズを再実行するよ
うなコメントを表示させるためのコマンドをシステムコ
ントローラ111はインターフェイス110を介して外
部機器114に送信する。或いは又、APSフィルムを
取り扱う場合には、APSフィルムを一旦パトローネに
巻きもどした後、新しくシェーディングデータを取り込
み、再度巻きもどす直前にセッティングされていた画面
までフィルムを引き出し、しかる後に本スキャンコマン
ドを終える。
【0139】{イジェクト}また、図21に示すコマン
ド実行[2006]におけるコマンドがイジェクト[2
107]の場合の動作で、図26にイジェクト[210
8]の内容を示す。
【0140】[2601]で、システムコントローラ1
11は副走査位置検出手段117を監視しながら、副走
査モータ115を駆動し、副走査基準位置へフィルムを
移動させる。
【0141】[2602]で、基準位置から所定のパル
ス数分をフィルムを外に出す方向に移動させ、イジェク
ト位置へ移動させる。
【0142】[2613]で、イジェクト位置で副走査
モータ115の通電を停止させ、イジェクト終了する。
【0143】{フィルムタイプ設定}また、図21に示
すコマンド実行[2006]におけるコマンドがフィル
ムタイプ設定[2109]の場合の動作で、図27にフ
ィルムタイプ設定[2110]の内容を示す。
【0144】[2701]で、フィルムタイプとして、
ネガフィルム・ポジフィルムの設定、ネガフィルムの場
合はネガベース濃度の違いによるグループ設定、135
フィルムか、又はAPSフィルムかの設定を行い、各設
定において所定のアンプゲインの切り替えを行う。
【0145】[2702]で、ネガ・ポジフィルムに対
応して露光時間を切り替えることと、場合によっては濃
度が濃いネガフィルムに対しても露光時間を切り替える
ようにしている。
【0146】[2703]で、[2701]で指定され
たフィルムのタイプに適したガンマ補正テーブルをオフ
セットRAM122へ設定する。
【0147】[2704]で、[2303]で選択され
たフィルムのタイプに適したマスキング係数を設定す
る。
【0148】[2705]で、135フィルムであれば
標準読み取り範囲を設定し、APSフィルムであればフ
ィルムの磁気情報から磁気情報検出手段119によりフ
ィルム撮影モードを読み取る。APSフィルムでは下記
に示す様に、ユーザーがカメラで撮影したときに、3種
のプリントサイズ撮影モードを設定するようになってい
る。そのサイズはフィルム面上で、 (1)16.7mm×30.2mm (2) 9.5mm×30.2mm (3)16.7mm×23.4mm である。一方、フィルム面上の画像サイズは、(1)の
サイズで写し込まれ、3種の切り替えを磁気情報にて記
録するようになっている。上記の撮影モードにしたがっ
て、スキャン時の読み取り位置を変更し、読み取り位置
までの副走査移動の速度を速め、スキャンを行う時間の
短縮を図る。つまり、(3)のモードの場合は、(1)
と(2)に比べて、副走査方向に6.8mmの空きがで
きるため、その部分は高速に移動することになる。
【0149】また、主走査方向に対してAPSフィルム
は短いので、画像情報がない部分が存在する。この部分
を除いて信号処理を行うことで処理時間の短縮とトリミ
ング再設定の手間が省かれることになる。
【0150】[2706]で、以上でフィルムタイプ設
定を終える。
【0151】続いて、図21に示すコマンド実行[20
06]におけるコマンドが、その他のコマンドかどうか
[2111]の判断の結果、その他のコマンドであれ
ば、その他のコマンド[2112]に応じて予めアプリ
ケーションプログラムに従った動作を実行する。
【0152】こうして、コマンド実行[2006]に従
って、それぞれ実行したことに対して、逐次外部機器1
14へ情報を発信する。外部機器114はフィルムスキ
ャナとの情報の送受信を行いつつ、フィルムスキャナの
動作・制御を行うことができる。
【0153】本発明による画像読み取り装置は、フィル
ムスキャナを一例として説明したが、上記実施形態に限
られるものではなく、種々な画像読み取り手段につい
て、複数のシェーディングデータを検出して、適切なシ
ェーディング補正を行うことができ、特に電源電圧の変
動によるシェーディングデータの誤検出を防止できる。
【0154】具体的には、本発明による画像読み取り装
置は、副走査モーターの駆動によって光源の光量分布の
変動、また読み取り速度に応じた電源電圧の変動に対し
て、実際の画像読み込み時と同一な光量分布を有するシ
ェーディングデータを取得できるので、常に良好かつ安
定したシェーディング補正が可能となる。さらに高品位
な画像読み込みが可能となる。また、上記では主に撮像
用フィルムをAPSフィルムを例として説明したが、こ
れに限られることはなく、フラットベットスキャナ、複
写機、ファクシミリ等、他の画像読み取り装置にも、本
発明を適用できる。
【0155】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、結像光学系の近傍にリニアイメージセンサを設け、
該リニアイメージセンサの長手方向への電子的走査によ
って主走査を、前記長手方向と直角をなす方向へ前記リ
ニアイメージセンサと前記結像光学系による画像との相
対的移動により複数の走査速度を有して副走査を行い、
主走査毎の画像処理を行う画像処理手段と外部機器との
通信により画像情報を出力する画像読み取り装置におい
て、各走査速度に応じた副走査方向への走査用モーター
を駆動させた状態で、複数のシェーディングデータを取
り込むことができ、外部機器によるスキャナ等の制御を
緻密に行うことができる。
【0156】また、本発明は、このように、画像読み取
り時、同様の光源の光量分布情報を有するシェーディン
グデータが取り込み可能な画像読み取り装置を提供する
ことで、光源の光量分布の副走査モーター駆動による電
圧の変動が原因である画質の劣化を回避することが可能
であり、先述の目的を達成するものである。
【0157】さらに、本発明の画像読み取り装置では、
走査速度に応じて、特に画像読み取り倍率や読み取り解
像度に則して走査速度を変える場合のシェーディングデ
ータの取得とそのシェーディング補正によって、品質の
高い画像信号や画像表示映像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を説明する図である。
【図2】画像処理手順を説明する図である。
【図3】撮像素子受光面を説明する図である。
【図4】撮像素子受光部の構成を説明する図である。
【図5】黒レベル補正を説明する図である。
【図6】A/D変換を説明する図である。
【図7】黒レベル補正前と補正後の画像データを説明す
る図である。
【図8】シェーディング補正前の主走査光量分布を説明
する図である。
【図9】入力画像濃度と出力画像濃度の関係を示す図で
ある。
【図10】ガンマ変換の概念を説明する図である。
【図11】3ラインリニアイメージセンサによるカラー
画像読み取りを説明する図である。
【図12】解像度変換/倍率変換用パラメータ入力を説
明する図である。
【図13】主走査方向に関する解像度変換/倍率変換を
説明する図である。
【図14】副走査方向に関する解像度変換/倍率変換を
説明する図である。
【図15】色フィルターの分光透過率を説明する図であ
る。
【図16】2値化回路を説明する図である。
【図17】ネガ/ポジ反転回路を説明する図である。
【図18】鏡像処理回路を説明する図である。
【図19】ラインバッファを説明する図である。
【図20】フィルムスキャナーと外部機器の通信パター
ンを説明する図である。
【図21】ファームに於けるコマンド実行ルーチンを説
明する図である。
【図22】イニシャライズ手順に説明する図である。
【図23】プレビューコマンドの内容を説明する図であ
る。
【図24】フォーカス調整内容を説明する図である。
【図25】本スキャンの内容を説明する図である。
【図26】イジェクトの内容を説明する図である。
【図27】フィルムタイプ設定の内容を説明する図であ
る。
【図28】従来のフィルムスキャナー構成を説明する図
である。
【図29】従来のフィルムスキャナーのソフトの手順を
説明する図である。
【符号の説明】
101,2801 照明光源 102,2802 透過原稿又は透過原稿ホルダー 103,2803 結像レンズ系 104,2804 CCDリニアイメージセンサ 105 焦点固定部材 106 黒レベル補正回路 107,2806 A/D変換器 108,2807 画像処理手段 109,2808 ラインバッファ 110,2809 インターフェイス部 111,2811 システムコントローラ 112 D/A変換器 113 CPUバス 114,2810 外部機器 115,2813 副走査モータ 116,2814 副走査モータドライバ 117,2815 副走査位置検出手段 118,2816 光源点灯回路 119 磁気情報検出手段 120 CCD駆動パルス信号 121 サンプルホールド制御信号 122 オフセットRAM 123 フォーカスモータ 124 フォーカスモータドライバ 125 焦点位置検出手段 201 ディジタルAGC部 202 シェーディング補正部 203 ガンマ補正部 204 カラーデータ合成部 205 解像度変換/倍率変換部 206 フィルタ処理部 207 マスキング処理部 208 2値化処理/AE機能部 209 ネガ/ポジ反転部 210 鏡像処理部 301 緑受光部のラインセンサ 302 青受光部のラインセンサ 303 赤受光部のラインセンサ 401 受光部 402 フォトダイオード 404 コンデンサ 405 シフト部 406 スイッチ(SW) 407 転送部 408,409 転送パルス信号 801 CCD画像信号出力特性 901 スルーパターン特性 902 ハイコントラスト特性 903 ローコントラスト 1301 CCD動作クロック 1302 基準クロック 1303 解像度変換クロック 1304 動作クロック 1501 フィルタの理想特性 1502 フィルタの実際の特性 1601 スライスレベルレジスタ 1602 コンパレータ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 結像光学系の近傍にリニアイメージセン
    サを設け、該リニアイメージセンサの長手方向への電子
    的走査によって主走査を、前記長手方向と直角な方向へ
    前記リニアイメージセンサと前記結像光学系による画像
    との相対的移動により複数の走査速度を有して副走査を
    行い、主走査毎の画像処理を行う画像処理手段と外部機
    器との通信により画像情報を出力する画像読み取り装置
    において、 前記各走査速度に応じた副走査方向への走査用モーター
    を駆動させた状態で複数のシェーディングデータを取り
    込むことを特徴とする画像読み取り装置。
  2. 【請求項2】 外部機器の制御信号に応じて画像信号を
    読み取る画像読み取り装置において、 前記外部機器からのコマンドに応じて、プレビュー動
    作、フォーカス調整動作、本スキャン動作を行うシステ
    ムコントローラと、該システムコントローラの制御によ
    って撮像用フィルムの初期位置を調節する走査用モータ
    ーと、該撮像用フィルムを透過した光量を検出するイメ
    ージセンサと、該イメージセンサの出力レベルを調節し
    黒レベルを補正する黒レベル補正部と、該黒レベル補正
    部の出力をディジタル信号に変換してシェーディングデ
    ータを取り込むシェーディング補正部とを備え、前記シ
    ェーディング補正部は前記走査用モーターの動作時に検
    出することを特徴とする画像読み取り装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の画像読み取り装置にお
    いて、前記シェーディング補正部によるシェーディング
    データの取り込みは、前記撮像用フィルムを装着しない
    ときに、前記走査用モーターの走査速度が前記撮像用フ
    ィルムのタイプに応じて変動するときに応じて、シェー
    ディングデータを取り込むことを特徴とする画像読み取
    り装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3に記載の画像読み取り装
    置において、前記シェーディングデータと白色の目標濃
    度データと比較し、その差を記憶手段に格納しておき、
    前記走査用モーターによって前記撮像用フィルムを走査
    時に前記記憶手段のデータによって画像信号を補正する
    ことを特徴とする画像読み取り装置。
  5. 【請求項5】 リニアイメージセンサの長手方向への電
    子的走査によって主走査を、及び前記長手方向と直角な
    方向へ前記リニアイメージセンサと被写体像との相対的
    移動により副走査を行う走査手段を有し、画像信号を出
    力する画像読み取り装置において、 前記走査手段が複数の走査速度で走査を行うように制御
    する制御手段と、前記各走査速度に応じて前記画像信号
    に対するシェーディング補正を行う補正手段とを有する
    ことを特徴とする画像読み取り装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像読み取り装置にお
    いて、前記制御手段は、前記走査手段の走査速度を読み
    取り倍率に応じて変化させることを特徴とする画像読み
    取り装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の画像読み取り装置にお
    いて、前記制御手段は、前記走査手段の走査速度を読み
    取り解像度に応じて変化させることを特徴とする画像読
    み取り装置。
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