JP2001245203A - 撮像装置及びその制御方法及び記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法及び記憶媒体

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JP2001245203A
JP2001245203A JP2000056149A JP2000056149A JP2001245203A JP 2001245203 A JP2001245203 A JP 2001245203A JP 2000056149 A JP2000056149 A JP 2000056149A JP 2000056149 A JP2000056149 A JP 2000056149A JP 2001245203 A JP2001245203 A JP 2001245203A
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JP2000056149A
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Takafumi Nakajima
啓文 中島
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】高品位な画像を転送速度を落とすことなく外部
に転送することができる撮像装置を提供する。 【解決手段】外部装置114へのデータ転送に必要な時
間に応じて、撮像素子104の駆動条件を決定する制御
装置111を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置及びその
制御方法及び記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】以下に、フィルム画像を入力するため
の、フィルムスキャナを例に、説明する。
【0003】従来、フィルム画像をパソコンへ入力する
ためのフィルムスキャナは35mmフィルム(“135
フィルム”ともいう)をターゲットに開発されてきた。
画像を読み取る際には、低い解像度で高速にスキャンを
行い、全体の画像をパソコン上に表示させる(プレビュ
ー)。その後、プレビュー画面上で読み取り範囲を指定
することで本スキャン領域をフィルムスキャナへ送り、
所望の範囲の高解像度画像データをパソコンへ送るよう
になっている。
【0004】また、上記プレビューの際に、読み込まれ
る、低い解像度の画像データより、ターゲットの画像の
色味情報を測定し、本スキャン時に、その情報から、色
補正処理を行うことが出来るものや、フィルムを照らす
ランプに、赤外光を用い、傷、ごみの情報を読み込み、
本スキャン画像の傷、ごみ等を画像処理により、消すこ
との出来るものも提案されている。
【0005】フィルムスキャナでは、CCDリニアイメ
ージセンサにラインセンサを用いることが一般的であ
る。
【0006】ここで、本発明の一実施形態の図1を用
い、従来のフィルムスキャナの基本的な動作を簡単に説
明する。本発明の一実施形態の撮像装置は、図1に示す
範囲内では、外面的にその構成が従来の撮像装置と同様
であり、詳細な内部構成と動作が従来とは異なるので、
ここでは、図1を流用して従来の撮像装置の基本的動作
について説明する。
【0007】図1の104はCCDリニアイメージセン
サ(以下リニアイメージセンサと称す)である。ここで
リニアイメージセンサ104は紙面上のZ方向が長手方
向になるように配置されている。この位置関係によりリ
ニアイメージセンサ104の長手方向である主走査方向
とフィルムホルダ102の移動方向である副走査方向は
直角の関係になる。
【0008】リニアイメージセンサにより、1LINE
(主走査方向)の読み込みを行う毎に、102のフィル
ムフォルダを副走査方向に移動させ、読み込みを行い、
一画面のデータを形成する。
【0009】リニアイメージセンサ104から出力され
た映像信号は、補正を加えられ、A/D変換器107に
より、デジタルデータに変換され、画像処理部108
で、画像処理され、ラインバッファ109に蓄えられ
る。
【0010】システムコントローラ111は、ラインバ
ッファ109及びインターフェイス部110の状態を監
視し、インターフェイス部110が外部機器114(外
部コンピュータ)に転送出来る量の画像データを、ライ
ンバッファ109より、インターフェイス部110に出
力させる。
【0011】ここで、ラインバッファ109に空きが無
くなると、前段である画像の読み込みを停止するため、
各種モータ等を停止する。ラインバッファ109に空き
が出来れば、また読み込みを再開させる。
【0012】現在の、画像の高解像度化に伴い、一画面
の画像データ量は、飛躍的に大きくなった。また、リニ
アイメージセンサの駆動パルスは高速化され、メカ制御
も各種改良により、非常に高速、精密に制御出来る様に
なったため、フィルムスキャナから外部コンピュータへ
の画像データの転送速度より、画像の読み込み速度の方
が速く、その結果、上記に示した様に、ラインバッファ
109に空きが無くなることが頻繁に起き、外部コンピ
ュータへの画像転送が終了する間、読み込みを一時中断
しなければならなくなる。
【0013】現状では、高解像度のデータの転送には、
非常に長い時間がかかっている。
【0014】特に、次世代のインターフェイスとして、
普及してきている、USB等のインターフェイスは、デ
ータ転送速度が低速なため、1画面のデータを転送する
のに、膨大な時間が必要になっている。
【0015】また、コンピュータの使用環境(コンピュ
ータのメインメモリ、周辺機器)の差により、SCS
I、IEEE1394等の高速なデータ転送手段を使用
してもまだ、フィルムスキャナの画像読み込みの速度の
方が早い場合も、まれではない。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】一方、リニアイメージ
センサからの出力を、高品位なものにするためには、な
るべく多くの期間、光を蓄える必要がある。
【0017】図21を使い、1LINE(主走査)の読
み込みにかかる時間について述べる。
【0018】図21で、 T:1LINEの読み込み期間(ラインバッファ109
から外部コンピュータ114にデータを転送するのにか
かる時間) H:リニアイメージセンサ104からの1LINEのデ
ータの出力期間(リニアイメージセンサ104の露光開
始から1LINEのデータがラインバッファ109に格
納されるまでにかかる時間) である。
【0019】Hは、リニアイメージセンサ駆動パルスの
周波数、及び主走査方向の画素数によって、確定され
る。
【0020】例えば、駆動パルスが1MHz、画素数が
4000画素であれば、 1μSec×4000=4mSec となる。
【0021】また、リニアイメージセンサ104が露光
を開始するとともに、リニアイメージセンサ104で発
生する電荷がリアルタイムにラインバッファ109に格
納されていき、リニアイメージセンサ104の露光が終
了するとともにラインバッファ109へのデータの格納
が終了するため、上記のHは、略リニアイメージセンサ
に光を蓄積する時間そのものであると言いなおすことが
出来る。
【0022】よって、T期間が、H期間に等しい時が、
もっとも高速に画像を読み込むことが出来ることにな
る。
【0023】しかしながら、フィルムスキャナの場合、
図1の光源101の光量には限りがあり、また、ポジフ
ィルム、ネガフィルム、さらには光源に赤外光を使った
場合等、光量が全く異なってしまうため、画像読み込み
前に、最適な光量が得られる様、H期間を変化させてい
る。
【0024】より高品位な画像の読み込みを行うために
は、なるべくH期間を長く取り、光の蓄積時間を十分に
長くする必要があるが、H期間を長くすれば、それだけ
画像の読み込みに時間がかかるということになる。
【0025】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、高品位な画像を転送速
度を落とすことなく外部に転送することができる撮像装
置及び撮像方法及び記憶媒体を提供することである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わる撮像装置は、外
部装置へのデータ転送に必要な時間に応じて、撮像手段
の駆動条件を決定する制御手段を有することを特徴とし
ている。
【0027】また、この発明に係わる撮像装置におい
て、所定のダミーデータを前記外部装置に送信すること
により前記外部装置へのデータ転送に必要な時間を検出
することを特徴としている。
【0028】また、この発明に係わる撮像装置におい
て、前記撮像手段の露光時間を、前記外部装置へのデー
タ転送に必要な時間に一致させることを特徴としてい
る。
【0029】また、本発明に係わる撮像装置の制御方法
は、撮像手段を有する撮像装置を制御するための撮像装
置の制御方法であって、外部装置へのデータ転送に必要
な時間に応じて、前記撮像手段の駆動条件を決定するこ
とを特徴としている。
【0030】また、この発明に係わる撮像装置の制御方
法において、所定のダミーデータを前記外部装置に送信
することにより前記外部装置へのデータ転送に必要な時
間を検出することを特徴としている。
【0031】また、この発明に係わる撮像装置の制御方
法において、前記撮像手段の露光時間を、前記外部装置
へのデータ転送に必要な時間に一致させることを特徴と
している。
【0032】また、本発明に係わる記憶媒体は、撮像手
段を有する撮像装置を制御するための制御プログラムを
格納した記憶媒体であって、前記制御プログラムが、外
部装置へのデータ転送に必要な時間に応じて、前記撮像
手段の駆動条件を決定する工程のコードを有することを
特徴としている。
【0033】また、この発明に係わる記憶媒体におい
て、前記制御プログラムが、所定のダミーデータを前記
外部装置に送信することにより前記外部装置へのデータ
転送に必要な時間を検出する工程のコードを更に有する
ことを特徴としている。
【0034】また、この発明に係わる記憶媒体におい
て、前記制御プログラムが、前記撮像手段の露光時間
を、前記外部装置へのデータ転送に必要な時間に一致さ
せる工程のコードを更に有することを特徴としている。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0036】図1は本発明の撮像装置の一実施形態の構
成を示すブロック図である。
【0037】まず構成を説明すると、101は照明光源
となる冷陰極管、102は透過原稿であるフィルムを保
持するフィルムホルダであり、紙面上Y方向へ移動可能
になっている。103は結像レンズ系であり、104は
CCDリニアイメージセンサ(以下リニアイメージセン
サと称す)である。ここでリニアイメージセンサ104
は紙面上のZ方向が長手方向になるように配置されてい
る。この位置関係によりリニアイメージセンサ104の
長手方向である主走査方向とフィルムホルダ102の移
動方向である副走査方向は直角の関係になる。
【0038】次に、105はリニアイメージセンサ10
4を結像レンズ系103の像面近傍に保持し、一体化し
て光学軸方向すなわち紙面上X方向に移動可能となって
いる焦点固定部材である。106は黒レベル補正回路で
あり、リニアイメージセンサ104から出力されたアナ
ログ画像信号の黒レベルの調整を行う。107はA/D
変換器であり、黒レベル補正回路106による黒レベル
補正後のアナログ信号をディジタル信号に変換する。
【0039】108は画像処理回路であり、後述する画
像処理とCCD駆動パルスなどの処理を行う。画像処理
回路108は、ゲートアレイで構成されており、高速に
各種処理を行うことが可能である。109はラインバッ
ファで、画像データを一時的に記憶する部分であり、汎
用のランダムアクセスメモリで実現している。
【0040】110はインターフェイス部であり、パソ
コンなどの外部機器114と通信するためのものであ
る。111はフィルムスキャナ全体のシーケンスを記憶
したシステムコントローラであり、外部機器114から
の命令にしたがって各種動作を行わせるところである。
【0041】112は黒レベル補正回路106の基準電
圧を出力するD/A変換器である。113はシステムコ
ントローラ111と画像処理回路108とラインバッフ
ァ109とインターフェイス部110をつなぐCPUバ
スであり、アドレスバスとデータバスによって構成され
ている。
【0042】115はフィルムホルダ102を副走査方
向に移動させるための副走査モータであり、ここではス
テッピングモータである。116はシステムコントロー
ラ111からの命令にしたがって副走査モータ115を
駆動させるための副走査モータドライバである。117
は副走査の基準位置を検出するための副走査位置検出部
であり、フォトインターラプタを用いてフィルムホルダ
102の突起形状を検出している。
【0043】118は冷陰極管101を点灯するための
光源点灯回路であり、いわゆるインバータ回路である。
119はAPSフィルム面に記録されている磁気情報を
検出する磁気情報検出部であり、再生用磁気ヘッドであ
る。120はリニアイメージセンサ104を駆動するた
めの駆動信号、121は入力信号をサンプルホールドす
るためのサンプルホールド制御信号である。
【0044】122は画像処理を行う際のワーキングエ
リアとしてのRAMであり、オフセットRAMと呼ぶ。
後述するが、シェーディング補正、ガンマ補正、カラー
データ合成等の各種データや画像データの一時記憶を行
う。123は焦点固定部材105を光軸方向に移動させ
るフォーカスモータ、124はフォーカスモータ123
へ駆動信号を供給するフォーカスモータドライバ、12
5は焦点固定部材105の初期位置を検出する焦点位置
検出部である。
【0045】図2は、画像処理に関する部分のブロック
図である。
【0046】図2において、104は3ラインのリニア
イメージセンサであり、受光面は図3に示すような形状
である。3ラインリニアイメージセンサは数ミクロン角
の受光素子を数千個、赤、緑、青の読み取り用に各1列
(計3列)並べ、さらに走査機能を持たせるための回路
も組み込んだワンチップの光電変換素子である。ここで
301は緑受光部、302は青受光部、そして303は
赤受光部であり、それぞれ一定の間隔をおいて平行に配
置されている。
【0047】図4は受光部の構成を示示す図である。代
表として青受光部302を拡大して説明を行う。受光部
401に光があたると、フォトダイオード402が光量
に比例した電荷を発生させ、矢印403の方向に電流が
流れる。これによりコンデンサ404に光量に応じた電
荷が蓄積される。受光部401に蓄えられた電荷は、シ
フト部405のスイッチ(SW)406の接点が閉じる
(すべての接点が同時に閉じる)ことにより、全画素の
電荷が同時に転送部407に送られる。転送部407に
送られた電荷は、位相が異なる転送パルス408,40
9で主走査方向に転送され、増幅部410によって電圧
信号に変換され、外部に出力される。ここで外部からの
信号(スイッチ406の制御信号、408、409な
ど)は図1のCCD駆動信号120であり、画像処理回
路108より所定のタイミングで出力されるものであ
る。
【0048】CCDからの出力信号はCCDの出力を増
幅しただけであり、信号基準がどこにあるか不安定であ
る。そこでCCD出力を調整し、A/D変換器107へ
の入力信号の最大値を5Vになるように画像の黒レベル
を一定にする機能が黒レベル補正回路106に備えられ
ている。
【0049】図5は黒レベル補正のための方法を示す図
である。
【0050】CPU111はA/D変換器107へ入力
される電圧を監視している。A/D変換器107に5V
以上の電圧が入力された場合、CPU111はA/D変
換された画像データを基に画像信号が5V以下になるよ
うなデータを生成する。生成されたデータはD/A変換
器112によりアナログ信号に変換され、画像信号に加
算される。以上の作用でA/D変換器107に入力され
る電圧が引き下げられ、黒のレベルが安定したものとな
る。
【0051】黒レベル補正された画像信号(アナログ信
号)は、図1に示す様にA/D変換器制御信号121で
画像処理回路108から制御されている。これは図6中
のRSHCK,GSHCK,BSHCKのことであり、
サンプルホールド信号として機能している。これらにも
とづいて、画像信号は赤画像信号、緑画像信号、青画像
信号の順にA/D変換器107により10ビットの画像
データ(ディジタル信号)に変換される。A/D変換器
107の基準電圧Tの端子と基準電圧Bの端子にはそれ
ぞれ+5Vと基準電圧(ここでは2.5V)が印加され
ており、A/D変換器107は入力信号が5Vのとき
“0”を出力し、入力信号が基準電圧(2.5V)と同
じ時に“1023”を出力するようになっている。
【0052】ディジタル画像データ以降は画像処理回路
108の内部で以下の画像処理を行っている。201は
ディジタルAGC(Auto Gain Control)回路であり、各
色画像データのバランスを図7に示す如くとることを行
う。
【0053】まず、黒レベル補正回路106にて安定し
た黒レベルが確保された上で、更にディジタル黒レベル
補正を行う。これは全体の画像データ701からCCD
出力の光学的黒702に対応する画素の部分の値を引き
算することで実現される。703はディジタル黒レベル
補正後の画像データである。さらに、各色の画像データ
を独立して1倍〜2倍にすることで各色のバランスをと
る。704はある1色の例であり、画像データ703の
最大値を“1023”になるようにAGCをかけた例で
ある。
【0054】202はシェーディング補正回路である。
図8に示すように、フィルム面に何も挿入しない場合、
各画素に対応するリニアイメージセンサからの画像信号
は均一の値とはならない。これは、 (1)フィルム照明ランプの光量は、両端部に比べて中
央部が高い。
【0055】(2)レンズの透過光量は、周辺部に比べ
て中央部が高い。
【0056】(3)リニアイメージセンサの各受光素子
に感度のバラツキがある。ためであり、801のような
画像信号出力になると予想される。このバラツキを補正
(均一に)することがシェーディング補正である。ここ
ではフィルムが挿入される前に赤、緑、青の受光素子が
フィルム面上の主走査方向の光強度分布を読み取り、一
旦オフセットRAM122に書き込む。システムコント
ローラ111はオフセットRAM122に書き込んだデ
ータを白色の目標濃度データと比較し、その差をシェー
ディングデータとしてオフセットRAM122へ書き込
む。フィルム走査時はシェーディングデータを利用して
画像データの補正を行うことになる。
【0057】203はガンマ補正回路であり、画像のコ
ントラストの調整と同時に10ビット画像データを8ビ
ット画像データに変換するところである。図9は横軸が
入力画像データの値(0〜1023)、縦軸が出力画像
データの値(0〜255)でガンマ補正カーブの例を示
す。
【0058】901はスルーパターンと呼ばれるガンマ
カーブで、入力10ビットデータを出力8ビットデータ
にそのまま変換する。902はハイコントラストパター
ンで画像の濃淡を強調するガンマ変換である。903は
ローコントラストパターンで画像の濃淡を少なくするガ
ンマ変換である。このような変換は外部機器114のソ
フト上にガンマ変換操作ウインドウが表示され、ガンマ
パターンを直接操作・設定するようになっている。その
ガンマカーブデータを通信によりシステムコントローラ
111へ送り、オフセットRAM122に記憶させる。
そこで入力される画像データに対して対応する値を出力
することでガンマ変換を実現させている。
【0059】204はカラーデータ合成回路であり、3
ラインリニアイメージセンサ104のラインずれを修正
するところである。図10に示すように、リニアイメー
ジセンサ104は赤色、緑色、青色を読み取るラインが
フィルムの動作方向(副走査方向)に対して平行に並ん
でいるため、同一ラインの赤、緑、青の各画像データを
同時に読み取るのではなく、数ラインずれたところを読
み取ることになる。そこで、各画像データをオフセット
RAM122に蓄積しておき、同一ラインの画像データ
がオフセットRAM122内に揃ったとき、1ラインの
カラーデータとして出力するようにしている。
【0060】205は解像度変換/倍率変換回路であ
り、図11に示すようにシステムコントローラ111か
らの変換パラメータを入力することで設定されるように
なっている。
【0061】主走査方向の解像度変換/倍率変換の仕組
みを図12に示す。1301はリニアイメージセンサの
駆動パルス120の一つであるCCD動作クロックであ
る。1302は基準クロックであり、CCD動作クロッ
クの2倍である。この基準クロック1302をもとに画
像処理を行うと、一画素分の出力を2つの画像データと
して扱うので解像度は光学解像度の200%の出力画像
となる(つまり、これは光学解像度の1倍、倍率200
%の指示を与えたことになる)。外部機器114から光
学解像度の1/2倍、倍率100%の指示を受けた場合
は、まず解像度変換回路にて1画素を読み出すクロック
を1/2に間引き、更に倍率変換回路で1/2に間引い
て動作クロックを作成することになる。
【0062】副走査方向の解像度変換/倍率変換の仕組
みを図13に示す。1401は副走査方向のサンプルポ
イントであり、解像度もしくは倍率を上げる場合は、フ
ィルムを低速で移動させ、図14(b)のようにサンプ
ルポイントを通常読み取り時14(a)よりも多くす
る。逆に解像度もしくは倍率を下げる場合、フィルムは
通常と同じ速度で移動するが、読み取ったラインの一部
をRAMへ書き込まないようにする。
【0063】206はフィルタ処理回路であり、解像度
変換/倍率変換回路205で行った解像度変換/倍率変
換による画質低下を向上させるために行う。図19にフ
ィルタ処理の内容をまとめる。ここでは主走査補間、副
走査補間、アベレージング、スムージング、エッジ処理
を階調、解像度によって選択的に行うことにしている。
フィルタの内容に関しては公知の例であるため説明を省
く。
【0064】207はマスキング処理回路であり、リニ
アイメージセンサ104のRGBのフィルタの透過特性
を補正するための回路である。図14の1501に示す
ように色のフィルタは決められた波長域の光のみを透過
し、それ以外の波長の光は遮るのが理想的である。しか
し、実際には1502の様に不必要な波長の光を含んで
透過させてしまう。そこで実際の特性を補正し、理想特
性に近づけるために以下のマスキング補正を行う。
【0065】
【数1】
【0066】Rin,Gin,Bin:マスキング補正
回路への入力信号 Rout,Gout,Bout:マスキング補正回路か
らの出力信号 Rr,Gr,Br:フィルタの補正係数 Rg,Gg,Bg:フィルタの補正係数 Rb,Gb,Bb:フィルタの補正係数 208は2値化処理/AE機能を行う回路である。ここ
では8ビット多値データを1ビットで白黒を表現する2
値の画像データに変換することを行なう。システムコン
トローラ111が外部機器114より2値化処理を指示
されると図15のスライスレベルレジスタ1601にパ
ラメータをセットする。そのデータをBとし、8ビット
多値データをAとすると、コンパレータ1602でAと
Bを比較し、A>Bの場合は“1”をそれ以外の場合は
“0”をセットして2値データを出力するように変換す
る。また、AE機能としてフィルム走査時に原稿の濃度
が変化しても自動的にスライスレベルを変化させ、再現
性のよい2値データを出力する機能も同時に行う。それ
は、フィルム走査中に1ライン毎の白ピーク値と黒ピー
ク値を抜き出し、逐次最適なスライスレベルを決定し、
スライスレベルレジスタの内容を書き換えることで実現
している。
【0067】209はネガ/ポジ反転回路であり、図1
6(a)に示す様に画像データの濃度レベルを入力原稿
に対して反転して出力するものである。このネガ/ポジ
反転回路は図16(b)に示す様に排他的論理和ゲート
によって構成されており、システムコントローラ111
が反転信号“1”をセットすることにより、各画素のデ
ータを反転する。
【0068】210は鏡像処理回路であり、図17の様
に画像データを主走査方向に180度回転させたもので
ある(鏡に映した画像)。この処理はラインバッファ1
09に書き込まれた画像データを逆方向から読み出すこ
とで行われる。
【0069】109はラインバッファであり、画像処理
の終わった画像データを一時的に保存するためのもので
ある。その構成は図18に示す様に書き込み用と読み出
し用の2つのブロックに分けられており、一方に書き込
まれているとき一方が読み出され、所定の容量まで書き
込みが終了した段階で書き込みから読みだしに切り替わ
る。
【0070】110はインターフェイス回路であり、こ
こではUSBコントローラで実現している。
【0071】インターフェイス回路110は、外部コン
ピュータから、データ転送の許可が下りた段階で、ライ
ンバッファ109からデータを読み出し、外部コンピュ
ータへ、データを転送する。
【0072】ここで、ラインバッファ109に、所定の
容量のデータが書き込まれたにもかかわらず、外部コン
ピュータから、データ転送許可が下りなかった場合、シ
ステムコントローラ111は、各制御を一時中断し、ラ
インバッファ109に、書き込みが行えるまで、データ
の読み込みを止める。
【0073】次に、スキャンの動作の流れを図20のフ
ローチャートを用いて説明する。
【0074】ステップS2000:スキャン動作をスタ
ートする。
【0075】ステップS2001:数ライン分のダミー
データを外部コンピュータへ送信する。
【0076】ステップS2002:上記より、1ライン
送信に必要な時間Tを演算する。
【0077】ステップS2003:初期露光時間H0と
Tを比較する。
【0078】T>H0なら、リニアイメージセンサ10
4の露光時間HをTに設定する。
【0079】ステップS2004:低解像度でスキャン
を行なう。
【0080】ステップS2005:本スキャンを実行す
る。
【0081】図20のステップS2001では、システ
ムコントローラ111にて、ラインバッファ109へ、
数LINE分のダミーデータを書きこみ、外部コンピュ
ータへ数LINEのデータを転送する。
【0082】そして、システムコントローラ111は、
外部コンピュータへ1LINEのデータを転送するのに
必要な時間Tを求める。
【0083】前述のシーケンスで決められたH0時間と
T時間を比較し、T時間の方が長ければ、リニアイメー
ジセンサ104の露光時間H時間にT時間を入れ、プリ
スキャン(低解像度スキャン)を行う。その後本スキャ
ンを行なう。
【0084】この様に、T時間が、H時間よりも長い場
合は、外部コンピュータ114へのデータ転送が、リニ
アイメージセンサ104から、ラインバッファ109へ
データが蓄積される速度よりも遅いことを示している。
【0085】よって、このままでは、頻繁に画像の読み
込みを中断することになる。
【0086】また、リニアイメージセンサに、より多く
の光量を入力することが出来れば、A/D変換器に、余
計なゲインをかける必要がなくなり、S/Nが向上し、
結果、高品位な画像を再現することが出来る。
【0087】よって、T時間が、H時間よりも長い場合
は、T時間をH時間とすることで、より多くの光量をリ
ニアイメージセンサに入力することができ、また、T時
間は外部機器114(外部コンピュータ)の仕様により
一定であるため、システム全体のパフォーマンスに影響
が出ない。
【0088】なお、既に述べたように、H時間は、リニ
アイメージセンサ駆動パルスの周波数、及び主走査方向
の画素数によって、確定される。
【0089】例えば、駆動パルスが1MHz、画素数が
4000画素であれば、 1μSec×4000=4mSec となる。即ち、リニアイメージセンサの駆動パルスの周
波数を変更することにより、H時間をT時間に一致させ
ることができる。
【0090】(他の実施形態)なお、本発明は、複数の
機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機
器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに
適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写
機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0091】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0092】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0093】本発明を上記記憶媒体に適用する場合、そ
の記憶媒体には、先に説明した(図20に示す)フロー
チャートに対応するプログラムコードが格納されること
になる。
【0094】以上説明したように、上記の実施形態によ
れば、外部コンピュータへのデータ転送速度を検出する
手段を有することで、システムパフォーマンスを下げる
ことがない。
【0095】また、ダミーデータを外部コンピュータへ
送信し、データ転送速度を検出することにより、データ
転送速度を検出するための新たなハードウェアを実装す
る必要がない。
【0096】また、外部コンピュータへのデータ転送速
度に応じて露光時間を決定することにより、システムパ
フォーマンスを低下させること無く、高品位な画像を得
ることが出来る。
【0097】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、外部機器へのデータ転送速度を検出することによ
り、外部機器へのデータ転送速度が撮像装置のスキャン
速度よりも低速な場合、システムパフォーマンスを低下
させることなく、高品位な画像を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の撮像装置の構成を示す図
である。
【図2】画像処理手順を説明する図である。
【図3】撮像素子受光面を説明する図である。
【図4】撮像素子受光部の構成を説明する図である。
【図5】黒レベル補正を説明する図である。
【図6】A/D変換を説明する図である。
【図7】黒レベル補正前と補正後の画像データを説明す
る図である。
【図8】シェーディング補正前の主走査方向の光量分布
を説明する図である。
【図9】ガンマ変換に関する、入力画像濃度と出力画像
濃度の関係を示す図である。
【図10】3ラインリニアイメージセンサによるカラー
画像読み取りを説明する図である。
【図11】解像度変換/倍率変換用パラメータ入力を説
明する図である。
【図12】主走査方向に関する解像度変換/倍率変換を
説明する図である。
【図13】副走査方向に関する解像度変換/倍率変換を
説明する図である。
【図14】色フィルターの分光透過率を説明する図であ
る。
【図15】2値化回路を説明する図である。
【図16】ネガ/ポジ反転回路を説明する図である。
【図17】鏡像処理回路を説明する図である。
【図18】ラインバッファを説明する図である。
【図19】フィルタ処理の内容をまとめた図である。
【図20】システムの動作を説明するフローチャートで
ある。
【図21】従来例、及び、本発明のシステムを説明する
ための信号図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C022 AB15 AB17 AC42 BA02 BA07 BA16 BA18 BA19 5C065 AA07 BB06 BB07 BB08 BB11 BB12 BB41 BB45 BB46 CC01 CC08 DD02 DD16 DD19 GG11 GG15 GG18 GG22 GG29 GG30 GG32 GG49 GG50 HH04

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部装置へのデータ転送に必要な時間に
    応じて、撮像手段の駆動条件を決定する制御手段を有す
    ることを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 所定のダミーデータを前記外部装置に送
    信することにより前記外部装置へのデータ転送に必要な
    時間を検出することを特徴とする請求項1に記載の撮像
    装置。
  3. 【請求項3】 前記撮像手段の露光時間を、前記外部装
    置へのデータ転送に必要な時間に一致させることを特徴
    とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 撮像手段を有する撮像装置を制御するた
    めの撮像装置の制御方法であって、 外部装置へのデータ転送に必要な時間に応じて、前記撮
    像手段の駆動条件を決定することを特徴とする撮像装置
    の制御方法。
  5. 【請求項5】 所定のダミーデータを前記外部装置に送
    信することにより前記外部装置へのデータ転送に必要な
    時間を検出することを特徴とする請求項4に記載の撮像
    装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 前記撮像手段の露光時間を、前記外部装
    置へのデータ転送に必要な時間に一致させることを特徴
    とする請求項4に記載の撮像装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 撮像手段を有する撮像装置を制御するた
    めの制御プログラムを格納した記憶媒体であって、前記
    制御プログラムが、 外部装置へのデータ転送に必要な時間に応じて、前記撮
    像手段の駆動条件を決定する工程のコードを有すること
    を特徴とする記憶媒体。
  8. 【請求項8】 前記制御プログラムが、所定のダミーデ
    ータを前記外部装置に送信することにより前記外部装置
    へのデータ転送に必要な時間を検出する工程のコードを
    更に有することを特徴とする請求項7に記載の記憶媒
    体。
  9. 【請求項9】 前記制御プログラムが、前記撮像手段の
    露光時間を、前記外部装置へのデータ転送に必要な時間
    に一致させる工程のコードを更に有することを特徴とす
    る請求項7に記載の記憶媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111812013A (zh) * 2019-04-03 2020-10-23 梅克文斯股份公司 用于光学地检测生物标志物的方法

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