JPH10210282A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH10210282A
JPH10210282A JP9008402A JP840297A JPH10210282A JP H10210282 A JPH10210282 A JP H10210282A JP 9008402 A JP9008402 A JP 9008402A JP 840297 A JP840297 A JP 840297A JP H10210282 A JPH10210282 A JP H10210282A
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JP9008402A
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Inventor
Yoshikazu Watanabe
義和 渡邊
Takehisa Nakao
竹寿 中尾
Katsuaki Tajima
克明 田島
Hidekazu Takahama
英一 高濱
Kazutake Miki
和丈 三城
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲイン・クランプ調整の精度を高めることが
でき、もって再生された画像の画質を高めることができ
る画像読取装置を提供することを解決すべき課題とす
る。 【解決手段】 デジタル複写機の画像読取装置1におい
ては、ゲイン調整時とオフセット調整時とに、CCD1
0からの各出力相の画像データの最大値又は平均値が最
大であるMAX相と最小であるMIN相とが検出され、
このMAX相及びMIN相についてのみゲイン調整とオ
フセット調整とが再度行われる。ここで、ゲイン又はオ
フセットの再調整は、各出力相の最大値又は平均値が狙
いの範囲にある状態において、MAX相とMIN相の差
がある設定値以下になるまで行われ、ゲイン・クランプ
調整の精度が高められ、もって再生された画像の画質が
高められる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
デジタルPPC、ファクシミリ、イメージスキャナ等に
設けられる、CCD等のイメージセンサを用いて画像を
読み取る画像読取装置に関するものであって、とくに該
画像読取装置における画像信号の量子化(ゲイン・クラ
ンプ調整)手法の改善に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、デジタル複写機、デジタルPP
C、ファクシミリ、イメージスキャナなどといった画像
処理装置には、原画像を読み取って電気的な画像信号に
変換する画像読取装置が設けられるが、かかる画像読取
装置には、原画像に対応する光(例えば、原画像の反射
光、透過光等)を電気信号に変換するイメージセンサと
してCCD(Charged couple device)を用いたものが
多用されている。
【0003】このようなCCDを用いた画像読取装置
は、普通、原画像に対応する光をCCDで電気的なアナ
ログ画像信号に変換し、このアナログ画像信号に対して
信号補正回路で、予め設定された基準原画像(例えば、
白色基準板、黒色基準板等)に対応するCCDへの入射
光について、予め設定された強度(狙い値)の画像信号
が得られるよう、ゲイン調整及びクランプ調整(オフセ
ット調整)等の信号補正処理(以下、これを「ゲイン・
クランプ調整」という)を施した上で、該信号をA/D
変換器でデジタル画像信号に変換するようになっている
(例えば、特開平4−320159号公報、特開昭63
−276971号公報参照)。
【0004】かかる従来の画像読取装置では、一般に、
アナログ画像信号は複数の出力相に分割してCCDから
出力され、各出力相ごとに個別的にゲイン・クランプ調
整が施されるようになっている(例えば、特開平5−2
44340号公報参照)。なお、個別的にゲイン・クラ
ンプ調整が施された各出力相のアナログ画像信号は、各
別にA/D変換された後、信号合成回路により合成処理
されて1系統のデジタル画像信号となり、又は信号合成
回路で1系統のアナログ画像信号に合成処理された後、
A/D変換されて1系統のデジタル画像信号となる。
【0005】ところで、このように各出力相の画像信号
に対して個別的にゲイン・クランプ調整を施すと、各出
力相の信号補正回路の信号補正特性(ゲイン、オフセッ
ト等)の各出力相間でのばらつき等により、同一条件の
原画像に対する画像信号に各出力相間でレベル差が生じ
るのは避けがたい。そこで、このような各出力相間のレ
ベル差をなくしあるいは低減するために、上記ゲイン・
クランプ調整後に各出力相の信号補正特性を再調整する
ようにした画像読取装置が提案されている(例えば、特
開平5−227429号公報、特開平5−292242
号公報、特開平5−161008号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、CCDか
ら複数の出力相に分割して画像信号が出力されるように
なっている従来の画像読取装置では、まず各出力相の信
号補正処理後の画像信号(補正画像信号)が狙い値によ
り近い値となるように各信号補正回路の信号補正特性を
調整した後、さらに各出力相間での補正画像信号のレベ
ル差が小さくなるように信号補正特性を再調整するとい
ったゲイン・クランプ調整を行うようにしているが、こ
れらにおいてはいずれも各出力相間のレベル差を低減す
るための基準となる出力相は固定されている。このた
め、各出力相の補正画像信号を狙い値に調整した後に各
出力相間のレベル差を低減するための調整を行うと、こ
の基準となる出力相の補正画像信号が他の出力相の補正
画像信号に比べて狙い値から離れている場合、全ての出
力相の補正画像信号が狙い値から離れてしまうことにな
る。したがって、たとえ各出力相の補正画像信号が許容
誤差の範囲内に入っていても、再生画像の画質を狙いと
する画質に十分に近づけることができないといった問題
がある。
【0007】さらに、かかる従来の画像読取装置におけ
るゲイン・クランプ調整では、例えばアナログ画像信号
を256階調のデジタル画像信号に量子化する場合にお
いて狙い値を3に設定すると、該調整はデジタル処理で
あるので、実際には2.5〜3.5の間に調整されること
になる。このため、最悪の場合、2出力のものでは隣り
合う画素の出力差が最大で1階調近くになり、画像上に
おける粒状性の劣化や文字のエッジのボケ等が生じるお
それがあるといった問題がある。また、データの水増し
方式による電気変倍で画像を拡大する場合は、その影響
がとくに顕著にあらわれるといった問題がある。
【0008】つまり、複数のCCDを備えた従来の画像
読取装置においては、十分な精度のゲイン・クランプ調
整手法が確立されておらず、再生された画像の画質が十
分には高められない。なお、かかる画像読取装置におい
ては、今後その処理速度を高める必要上CCDの出力相
数が増加するものと予測されるのにもかかわらず、出力
相数の多い画像読取装置におけるゲイン・クランプ調整
手法は全く確立されていない。本発明は、上記従来の問
題点を解決するためになされたものであって、ゲイン・
クランプ調整の精度を高めることができ、もって再生さ
れた画像の画質を高めることができる画像読取装置を提
供することを解決すべき課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決すべく
なされた本発明の第1の態様にかかる画像読取装置は、
(a)原画像に対応する光を電気的な画像信号に変換
し、該画像信号を少なくとも3つの出力相に分割して出
力するイメージセンサ(例えば、CCD)と、(b)上
記各出力相ごとに設けられ、それぞれ、上記イメージセ
ンサから出力された対応する画像信号を所定の補正特性
で補正して補正画像信号を出力する補正回路と、(c)
上記各補正回路から出力された補正画像信号を検出する
補正画像信号検出手段と、(d)上記各補正回路の補正
特性を、所定の基準原画像に対する補正画像信号が上記
基準原画像についての所定の狙い値に近づくように調整
する第1の補正特性調整手段と、(e)上記第1の補正
特性調整手段による調整の後、上記各出力相において、
それぞれ、上記基準原画像に対する所定の1群の補正画
像信号の代表値を算出する代表値算出手段と、(f)上
記代表値が最も大きい第1の出力相と、上記代表値が最
も小さい第2の出力相とを検出する極端出力相検出手段
と、(g)上記第1及び第2の出力相の補正回路の補正
特性を、それぞれ、上記基準原画像に対する補正画像信
号が上記狙い値に近づくように再調整する第2の補正特
性調整手段とが設けられていることを特徴とするもので
ある。
【0010】少なくとも3つの出力相を有するイメージ
センサを備えた上記画像読取装置のゲイン・クランプ調
整においては、補正回路の補正特性(ゲイン、オフセッ
ト等)が、まず各出力相の基準原画像に対する補正画像
信号がそれぞれ予め決められた狙い値(白基準値、黒基
準値)となるように調整され(以下、この調整を「第1
ゲイン・クランプ調整」という)、この後さらに各出力
相間の上記補正画像信号のレベル差が最小となるように
再調整される(以下、この調整を「第2ゲイン・クラン
プ調整」という)。ここで、第2ゲイン・クランプ調整
は、基準原画像に対する補正画像信号の代表値が最大で
ある第1の出力相(以下、これを「MAX相」という)
と該代表値が最小である第2の出力相(以下、これを
「MIN相」という)とについて、基準原画像に対する
補正画像信号が狙い値に近づくように再調整するといっ
た手法で行われる。なお、この第2ゲイン・クランプ調
整は、複数回繰り返され、あるいは各出力相の上記代表
値が狙いの範囲内にある限りにおいてMAX相とMIN
相の差が所定の設定値以下となるまで繰り返されるのが
好ましい。かかるゲイン・クランプ調整によれば、第1
ゲイン・クランプ調整によって各出力相の基準原画像に
対する補正画像信号がほぼ狙い値となるよう補正特性が
調整された後、通常は狙い値から最も離れているMAX
相及びMIN相についてのみ補正特性が再調整される。
したがって、簡素ないしは簡単な手順で、各出力相の基
準原画像に対する補正画像信号を狙い値に近づけること
ができ、かつ各出力相間の補正画像信号のレベル差を小
さくすることができる。よって、この画像読取装置によ
れば、ゲイン・クランプ調整の精度を高めることがで
き、もって再生される画像の画質を十分に高めることが
できる。
【0011】上記画像読取装置においては、上記代表値
が、各出力相における基準原画像に対する上記1群の補
正画像信号の平均値であるのが好ましい。一般に、平均
値はばらつきのあるデータ群の特徴を最も的確にあらわ
す代表値であるので、このようにすればゲイン・クラン
プ調整の精度が高められる。また、上記基準原画像が白
色基準板である場合は、上記代表値が、各出力相におけ
る基準原画像に対する上記1群の補正画像信号の最大値
であるのが好ましい。このようにすれば、各出力相の補
正回路内での補正特性のばらつきにより、一部の補正画
像信号が許容範囲を超えるのが防止され、ゲイン・クラ
ンプ調整の精度が一層高められる。
【0012】また、本発明の第2の態様にかかる画像読
取装置は、(a)原画像に対応する光を電気的な画像信
号に変換し、該画像信号を複数の出力相に分割して出力
するイメージセンサ(例えば、CCD)と、(b)上記
各出力相ごとに設けられ、それぞれ、上記イメージセン
サから出力された対応する画像信号を所定の補正特性で
補正して補正画像信号を出力する補正回路と、(c)上
記各補正回路から出力された補正画像信号を検出する補
正画像信号検出手段と、(d)上記各補正回路の補正特
性を、所定の基準原画像に対する補正画像信号が上記基
準原画像についての所定の狙い値に近づくように調整す
る第1の補正特性調整手段と、(e)上記第1の補正特
性調整手段による調整が行われた後、上記基準原画像に
対する補正画像信号が、上記狙い値に最も近い出力相を
検出する最良出力相検出手段と、(f)上記最良出力相
検出手段によって検出された出力相を基準にして、各出
力相間における補正画像信号のレベル差が小さくなるよ
うに上記各補正回路の補正特性を再調整する第2の補正
特性調整手段とが設けられていることを特徴とするもの
である。
【0013】複数の出力相を有するイメージセンサを備
えた、本発明の第2の態様にかかる画像読取装置のゲイ
ン・クランプ調整においては、前記の本発明の第1の態
様にかかる画像読取装置の場合と同様に第1ゲイン・ク
ランプ調整が実施される。そしてこの後、各出力相間の
補正画像信号のレベル差が最小となるように第2ゲイン
・クランプ調整が実施されるが、これは第1の態様にか
かる画像読取装置の場合とは異なり、次のような方法で
実施される。すなわち、第2ゲイン・クランプ調整は、
基準原画像に対する補正画像信号が狙い値に最も近い出
力相を検出し、この出力相を基準にして各出力相間にお
ける該補正画像信号のレベル差が小さくなるように各補
正回路の補正特性を再調整するといった手法で行われ
る。かかるゲイン・クランプ調整によれば、第1ゲイン
・クランプ調整によって各出力相の基準原画像に対する
補正画像信号がほぼ狙い値となるよう補正特性が調整さ
れた後、狙い値に最も近い出力相を基準にして、各出力
相間のレベル差が低減されるように補正特性が再調整さ
れる。したがって、簡素ないしは簡単な手順で、各出力
相の補正画像信号を狙い値に近づけることができ、かつ
各出力相間の補正画像信号のレベル差を小さくすること
ができる。よって、この画像読取装置によれば、ゲイン
・クランプ調整の精度を高めることができ、もって再生
される画像の画質を十分に高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しつつ、
デジタル複写機を例にとって、本発明の実施の形態を具
体的に説明する。 (実施の形態1)図1に示すように、本発明の実施の形
態1にかかるデジタル複写機は、実質的に、原稿画像を
読み取って画像データ(デジタル画像信号)に変換する
画像読取装置1(以下、これを「IR部1」という)と、
該IR部1から出力される画像データを記憶するメモリ
部2と、該メモリ部2から出力される画像データに基づ
いて原稿画像に対応する画像を再生してこれを印字・出
力するプリンタ部3(以下、これを「PR部3」という)
とで構成されている。
【0015】IR部1には、原稿4に光を照射する露光
ランプ5と、第1〜第3反射鏡6〜8及びレンズ9等を
介して原稿4からの反射光を導く結像光学系と、該結像
光学系を介して導かれた入力光を電気的なアナログ画像
信号に変換するCCD10と、該CCD10から出力さ
れたアナログ画像信号を量子化処理するアナログ画像処
理部23(図2参照)及び量子化されたデジタル画像信
号に各種画像処理・画像加工等を施すデジタル画像処理
部24(図2参照)を備えた画像処理部11とが設けら
れている。また、図1中には詳しくは示されていない
が、IR部1には、各種調整や画像処理等を行うために
1ライン分の画像データを記憶する記憶部と、これらの
画像データをモニタするCPUとが設けられている。な
お、このCPUは、スライダ制御、各種通信、各種画像
処理等をも行うようになっている。
【0016】メモリ部2は周知のものであるが、以下こ
れを簡単に説明する。メモリ部2は、詳しくは図示して
いないが、画像メモリ、圧縮部、符号メモリ、伸長部等
で構成されている。そして、IR部1から出力された画
像データ(デジタル画像信号)は、画像メモリに書き込
まれた後、圧縮部で圧縮され、符号メモリに書き込まれ
る。符号メモリに書き込まれた画像データは、IR部1
とは別のCPU(図示せず)の指示によって読み出さ
れ、伸長部で伸長されてから画像メモリに書き込まれ、
この後PR部3に対して出力される。したがって、この
デジタル複写機では、1回の読み取りで複数枚のコピー
をとることができる。なお、従来の普通のPPC(Plai
n paper copy)では、IR部はコピー枚数に対応する回
数だけ原稿を読み取るようになっている。
【0017】PR部3は周知のものであるが、以下これ
を簡単に説明する。PR部3においては、これに入力さ
れた画像データに基づいて半導体レーザ装置12が変調
(ON/OFF、強度、PWM等)制御され、該半導体レ
ーザ装置12から出力されたレーザビームが反射ミラー
13等を備えた光学系を介して感光体ドラム14に導か
れ、このレーザビームが感光体ドラム14上で走査され
て該感光体ドラム14上に原稿4に対応する潜像が形成
される。そして、感光体ドラム14上に形成された潜像
は、現像部15によって現像され、この現像された画像
は、第1〜第4用紙トレー16〜19から供給される用
紙に転写される。このようにして、電子写真プロセスに
より用紙上に形成された印字画像は定着部20で定着さ
れ、この後画像を伴った用紙(コピー)がローラ21を
介してPR部3から取り出される。
【0018】以下、図2及び図3を参照しつつ、本発明
にかかるIR部1について、とくにこのIR部1を構成
する光電変換部22とアナログ画像処理部23とデジタ
ル画像処理部24とについて詳しく説明する。図2と図
3(a)とに示すように、光電変換部22の一部をなす
CCD10は、2相の駆動パルスによって駆動され、2
つの転送レジスタ39、40によりアナログ画像信号を
4つの出力相OS1〜OS4に分割して出力バッファ4
1〜44から同一位相で出力する縮小型ラインイメージ
センサである。光を受光するフォトダイオード38に
は、複数の画素が第1画素から順番に一直線状に配置さ
れ、これらの各画素で読み取られた信号は、4画素毎に
4つの出力相OS1〜OS4に振り分けて出力される。
例えば、第1出力相OS1へは、第1、第5、第9・・
・番目の画素の信号が出力される。
【0019】従来のデジタル複写機等で用いられている
普通のCCDは、2相の駆動パルスで駆動され、1つの
出力相(1レジスタ)又は2つの出力相(2レジスタ)を有
する縮小型ラインイメージセンサである。図3(b)
に、2つの転送レジスタ39、40によりアナログ画像
信号を2つの出力相OS1〜OS2に分割して出力バッ
ファ41〜42から同一位相で出力する従来のCCDの
一例を示す。これに対して、本発明にかかるIR部1の
CCD10は、より高速動作を達成するために、転送レ
ジスタ39、40から画像信号を出力する際に、それぞ
れ画像信号を2つに分割して画像信号の送信スピードを
2倍に上げようとするものである。なお、光電変換部2
2には、CCD10のほか、EEPROM36とドライ
バ37とが設けられている。
【0020】アナログ画像処理部23には、各出力相ご
とにそれぞれ、サンプルホールド部25(以下、これを
「S/H部25」という)とゲイン部26とクランプ部
27とA/D変換部28とが設けられている。そして、
4つの出力相に対して1つの出力合成部29が設けられ
ている。また、このアナログ画像処理部23には、この
ほかタイミング調整及びゲイン・クランプ調整を行う調
整部35が設けられている。
【0021】各出力相のS/H部25は、それぞれ、こ
れに入力されるサンプルホールドパルスの「H」期間で
信号をサンプルし、立ち下がりエッジ(「L」期間)の電
圧をホールドすることにより、CCD10から出力され
た波形のうち駆動パルス(RS)により生じたノイズ部分
を取り除いて画像信号出力の安定した部分のみを取り出
すものである。各出力相のゲイン部26は、それぞれ、
CPU33からの設定信号をD/A変換器(図示せず)
を介して取り入れ、CCD10の出力電圧が最適な量子
化範囲に入るように、増幅器(図示せず)の増幅率を任
意に変化させるものである。各出力相のクランプ部27
は、それぞれ、CPU33からの設定信号をD/A変換
器(図示せず)を介して取り入れ、CCD出力の最適な
量子化を達成するために、基本的にはCCD10の黒基
準電圧をA/D変換部28の下限電圧レベルに合わせる
よう任意のレベルに変化させるものである。ここで、C
CD10の黒基準電圧は、CCD10に設けられている
画素を光学的に遮蔽したOB(オプティカルブラック)の
電圧であり、1ラインごとに設定されたレベルに合わせ
るために、CCD10をはじめとする素子・回路の温度
特性等の経時変化を吸収することができる。
【0022】A/D変換部28は、予め設定された量子
化範囲に入るように調整されて入力されるCCD10の
出力信号を256階調に量子化(デジタル信号化)するも
のである。出力合成部29は、上記のようにCCD10
の4つの出力相でそれぞれパラレル処理された4つのデ
ジタル画像信号を、CCD10で読み取った画素の順番
通りにシリアル信号に合成するものである。
【0023】デジタル画像処理部24には、シェーディ
ング補正部30と画像処理加工部31と画像モニタ32
とCPU33とパルス発生部34とが設けられている。
ここで、シェーディング補正部30は、露光ランプ5の
配光ムラと、レンズの周辺ダレ等による光学系全体とし
ての配光ムラと、CCD10の画素ごとの感度ムラと
を、CCD10で白色基準板を読み取った1ライン分の
データに基づいて演算処理を行って補正するものであ
る。なお、露光ランプ5が蛍光灯の場合は周辺部のダレ
が大きくなるといった配光ムラが生じ、ハロゲンランプ
の場合はフィラメントでの光量リップルが存在するとい
った配光ムラが生じる。画像モニタ部32は、CCD1
0で読み取った1ライン分の画像データをそのメモリに
格納する。この画像データはCPU33が自由に読み出
すことができるものである。
【0024】次に、IR部1における各種調整について
説明する。光量調整は、予め設定された量子化範囲にお
いて、CCD10で白色基準板を読み取った1ライン分
の画像データ中の最大値をCPU33で検出し、その値
が設定値(許容範囲)になるように露光ランプ5(ハロゲ
ン)の出力光量を調整するといった手順で行われる。そ
の際、CCD10の出力電圧が、読み取りの際に飽和し
ないレベルに調整される。また、出力光量の調整は、C
PU33が自動的に行ってもよく、また可変抵抗(ボリ
ューム)の抵抗を変化させることにより行ってもよい。
露光ランプ5が蛍光灯の場合には、光量調整は電源投入
時に調整を行い、CCD感度とその時の蛍光灯の劣化状
況とに応じてインバータの出力を変化させる(これは、
一般的には「調光」と呼ばれる)。
【0025】ゲイン・オフセット調整は、露光ランプ5
がハロゲンランプである場合は、電源投入時に行われ
る。露光ランプ5が蛍光灯である場合は、周囲温度(管
壁温度)等により光量が変化するので、原稿4の読み取
りを開始する前に最適な量子化を行えるよう、ゲイン・
クランプ部において調整を行う必要がある。具体的に
は、まずゲイン・クランプの設定値を初期値にした後、
ランプ点灯前に1ライン分の画像データを読み取り、C
PU33により1ライン分の画像データの平均値を各出
力相ごとに求める。この平均値を予め設定サレタ狙い値
(黒基準値)と比較し、一致していない出力相の処理系に
対してクランプ設定値を変化させ、上記平均値が狙い値
に近づくよう調整する。この平均値を算出する際には、
出力値のばらつきを考慮し、ある一定のオフセットを持
たせた狙い値にして正確な平均値を算出できるように
し、オフセット除去部(図示せず)でそのオフセット分
を減算する。
【0026】次に、露光ランプ5を点灯し、白色基準板
に対する1ライン分の画像データを読み取り、CPU3
3により1ライン中の最大値を各出力相ごとに検出し、
予め設定された狙い値(白基準値)と比較する。そして、
上記最大値が狙い値と一致するようゲイン設定値を変化
させる。上記調整により、白と黒の基準(狙い)にゲイン
とオフセットとが調整され、CCD10の読み取りデー
タの最適な(狙いの)量子化が行われる。なお、シェーデ
ィング補正用のデータは、この調整後に読み取られ、こ
の後原稿の読み取りが開始される。
【0027】なお、CCD10は、ここに挙げたタイプ
のもののほか、1つのレジスタの出力を3つ以上の出力
相に分割するタイプのものや、3つ以上のレジスタを用
い3つ以上の出力相をもつタイプのもの(1レジスタ・
1出力相タイプのもの、あるいは1レジスタ・複数出力
相タイプのもの)、あるいは複数のCCDチップを並べ
たマルチチップタイプ(1チップ上に複数ラインを平行
に並べたものも含む)のものであってもよい。また、ゲ
イン部26は、増幅率を固定しておいてA/D変換部2
8の基準電圧(上限)を同様に変化させたり、増幅率と基
準電圧とをともに変化させるといった構成であってもよ
い。また、これらを変化させる手段は、D/A変換器以
外の手段であってもよい。
【0028】以上、IR部1の一般的な調整方法を説明
をしてきたが、以下では本発明の要旨にかかるゲイン・
クランプ調整方法を説明する。従来のゲイン・クランプ
調整において、オフセット調整を行う際には、CCDの
各出力相ごとの画像データの平均値を予め設定された狙
い値(黒基準値)と比較し、一致していない出力の処理系
に対してクランプ設定値を変化させて狙い値に近づける
ように調整している。また、ゲイン調整を行う際には、
CCDの各出力相ごとの最大値を予め設定された狙い値
(白基準値)と比較し、狙い値に近づけるようにゲイン設
定値を変化させるようにしている。しかしながら、CC
Dの出力が3つ以上ある場合には、上記のような従来の
調整方法では、調整後も各出力相間でのばらつきが存在
し、画像上、粒状性の劣化や文字のエッジのボケ等の原
因となる。また、データの水増し方式での電気変倍で画
像を拡大する場合には、その影響が顕著に表れてくるた
め画像の高画質化を図ることは困難である。
【0029】そこで、本発明にかかるゲイン・オフセッ
ト調整は、図4〜図5のフローチャートに示すような手
順で行われる。すなわち、まずステップT1でゲイン及
びクランプの設定値が初期値に設定され、続いてステッ
プT2でスライダが外乱光等の光が入らない位置に移動
させられる。そして、ステップT3で露光ランプ5が点
灯されていない状態で1ライン分の画像データが読み取
られ、続いてステップT4でオフセット調整が行われ、
この後ステップT5でCPU33により上記の1ライン
分の画像データの平均値が各出力相ごとに求められる。
次に、ステップT6で、画像データの平均値が最大であ
る出力相(MAX相)と最小である出力相(MIN相)
とがCPU33により検出される。
【0030】この後、ステップT7で、MAX相の画像
データの平均値とMIN相の画像データの平均値の差が
予め設定された設定値と比較され、上記差が設定値を超
えていれば、ステップT9でMAX相及びMIN相のク
ランプ設定値が、画像データの平均値が狙い値に近づく
ように変化させられる。そして、ステップT10でオフ
セット調整回数が所定の回数(オフセット調整終了回
数)に達しているか否かが比較され、達していなければ
前記のステップT3〜ステップT9が繰り返される。
【0031】他方、ステップT7でMAX相の画像デー
タの平均値とMIN相の画像データの平均値の差が上記
設定値以下であると判定されれば、ステップT8で各出
力相の画像データの平均値が狙い範囲内にあるか否か比
較され、狙い範囲内にあればオフセット調整は完了し、
ステップT11以下のゲイン調整のためのルーチンが実
行される。しかしながら、ステップT8で各出力相の画
像データの平均値が狙い範囲内にないと判定された場合
は、ステップT9でMAX相及びMIN相のクランプ設
定値が、画像データの平均値が狙い値に近づくよう変化
させられる。つまり、このようなオフセットの調整が、
各出力相の画像データの平均値が狙いの範囲内にあり、
かつMAX相の画像データの平均値とMIN相の画像デ
ータの平均値の差がある設定値以下になるまで繰り返さ
れる。
【0032】そして、ゲイン調整のためのルーチンが開
始されると、まずステップT11でスライダが白色基準
板位置まで移動させられ、次にステップT12で露光ラ
ンプ5が点灯されて白色基準板の1ライン分の画像デー
タが読み取られ、続いてステップT13でゲイン調整が
行われ、さらにステップT14でCPU33により上記
の1ライン分の画像データの最大値が各出力相ごとに求
められる。次に、ステップT15で、画像データの最大
値が最大である出力相(MAX相)と最小である出力相
(MIN相)とがCPU33により検出される。
【0033】この後、ステップT16で、MAX相の画
像データの最大値とMIN相の画像データの最大値の差
が予め設定された設定値と比較され、上記差が設定値を
超えていればステップT18でMAX相及びMIN相の
ゲイン設定値が、画像データの最大値が狙い値に近づく
ように変化させられる。そして、ステップT19でゲイ
ン調整回数が所定の回数(ゲイン調整終了回数)に達し
ているか否かが比較され、達していなければステップT
12〜ステップT18が繰り返される。
【0034】他方、ステップT16でMAX相の画像デ
ータの最大値とMIN相の画像データの最大値の差が上
記設定値以下であると判定されれば、ステップT17で
各出力相の画像データの最大値が狙い範囲内にあるか否
か比較され、狙い範囲内にあればこのゲイン・オフセッ
ト調整は完了する。しかしながら、ステップT17で、
各出力相の画像データの最大値が狙い範囲内にないと判
定された場合は、ステップT18でMAX相及びMIN
相のゲイン設定値が、画像データの最大値が狙い値に近
づくように変化させられる。つまり、このようなゲイン
の調整が、各出力相の画像データの最大値が狙いの範囲
内にあり、かつMAX相の最大値とMIN相の最大値の
差がある設定値以下になるまで繰り返される。
【0035】上記調整により、白と黒の基準(狙い)にゲ
インとオフセットが調整され、各出力相間でのばらつき
も小さく、CCD10の読み取りデータの最適な(狙い
の)量子化が行われる。なお、シェーディング補正用の
データは、この調整後に読み取られ、この後原稿4の読
み取りが開始される。
【0036】(実施の形態2)以下、デジタル複写機を
例にとって、本発明の実施の形態2を具体的に説明す
る。しかしながら、実施の形態2にかかるデジタル複写
機の構造は、基本的には前記の実施の形態1にかかるデ
ジタル複写機と同様であり、ただゲイン・クランプ調整
の調整手法が異なるだけである。そこで、以下では説明
の重複を避けるため、図6〜図7を参照しつつ、実施の
形態2にかかるデジタル複写機のIR部1のゲイン・ク
ランプ調整の調整方法についてのみ説明を行う。
【0037】なお、実施の形態2にかかるデジタル複写
機においても、CCD10は、1つの転送レジスタの出
力信号を3つ以上に分割するタイプのもの、3つ以上の
転送レジスタをもち4つ以上の出力相をもつタイプのも
の、あるいは複数のCCDを並べたタイプのものであっ
てもよい。また、ゲイン部26は、増幅率を固定してお
きA/D変換部28の基準電圧(上限)を変化させるタイ
プのものであっても、あるいは増幅率と基準電圧とをと
もに変化させるタイプのものであってもよい。また、こ
れらを変化させる手段は、D/A変換器以外のものであ
ってもよい。
【0038】実施の形態2にかかるデジタル複写機のI
R部1において、同一光をCCD10にあてた場合、同
一の転送レジスタ39、40から出力される画像信号に
ついては、オフセット成分(温度特性等の経時変化)や転
送効率が同一であるのでその出力は同一となり、したが
ってこれらについてはゲイン・クランプ調整の設定値は
同一値を用いることができる。
【0039】図6と図7とに示すように、このゲイン・
クランプ調整においては、まずステップS1で、調整部
35(ゲイン・クランプ調整部)によって、ゲイン設定
値及びクランプ設定値にそれぞれ初期値が設定される。
続いて、ステップS2で、露光ランプ5が消灯している
状態において、1ライン分の画像データがCCD10に
よって読み取られ、CCD10から出力されたアナログ
画像データがアナログ画像処理部23によってデジタル
画像データに変換され、このデジタル画像データは画像
モニタ32に格納される。そして、ステップS3で、画
像モニタ32に格納されたデジタル画像データから、C
PU33によって1ラインの画像データの平均値(AV
1)が各出力相ごとに算出される。
【0040】次に、ステップS4で、これらの画像デー
タの平均値が、予め設定された狙い値(黒基準値)と比較
され、平均値が狙い値の範囲内に入っていない出力相の
処理系に対しては、ステップS10でクランプ設定値を
変化させることにより、狙い値に近づくようクランプ調
整が行われ、クランプ調整後の画像データの平均値(A
V2)がCPU33内部のメモリに格納される。
【0041】しかしながら、このように各出力相につい
てそれぞれ画像データの平均値が狙い値となるように調
整した場合、例えば256階調に量子化するときに狙い
値を「3」に設定すると、デジタル処理ゆえに実際には
2.5〜3.5の間に調整されることになる。したがっ
て、最悪の場合、2出力のものでは隣合う画素の出力差
が最大で1階調近くになる(これはあくまで1ラインの
平均値であり、データのばらつきがあるため、実際には
これ以上の差が生じる)。このため、画像上、粒状性の
劣化や文字のエッジのボケ等が生じるおそれがあり、ま
たデータの水増し方式による電気変倍で画像を拡大する
場合は、このような不具合が顕著にあらわれてくるた
め、より精度の高いクランプ調整が必要となる。
【0042】このような不具合の発生を防止するため、
ステップS5〜ステップS8で、狙い値(黒基準値)に調
整された各出力相ごとの画像データの平均値(AV2)を
CPU33内部のメモリから読みだし、狙い値(黒基準
値)により近い(最も近い)画像データの平均値(AV2
−1)を基準にして、出力相間のレベル差を低減するよ
うにしている。具体的には、ステップS5で、狙い値に
より近い(最も近い)出力相(以下、これを「最良出力
相」という)が算出(検出)される。続いて、ステップ
S6で、最良出力相以外の出力相についてそれぞれ、該
出力相の画像データの平均値と最良出力相の画像データ
の平均値との差が算出される。
【0043】そして、ステップS7で、最良出力相以外
の出力相についてそれぞれ、ステップS6で算出された
差がクランプ調整ステップの1/2に対応する値以上で
あるか否かが比較され、該値以上であればステップS8
で該出力相の画像データの平均値が狙い値により近づく
ようクランプ調整が行われる。なお、上記差が上記値よ
り小さければかかるクランプ調整は行われない。かくし
て、クランプ調整後の画像データのレベル差が、単純に
狙い値(黒基準値)に合わせてクランプ調整する場合のレ
ベル差よりも小さくなる。この後、ステップS9で露光
ランプ5が点灯される。
【0044】次に、ステップS11で、露光ランプ5が
点灯している状態において、白色基準板の1ライン分の
画像データがCCD10によって読み取られ、CCD1
0から出力されたアナログ画像データがアナログ画像処
理部23によってデジタル画像データに変換され、この
デジタル画像データは画像モニタ32に格納される。そ
して、ステップS12で、画像モニタ32に格納された
デジタル画像データから、CPU33によって1ライン
の画像データの最大値(MAX1)が各出力相ごとに算出
される。
【0045】続いて、ステップS13で、これらの画像
データの最大値が、予め設定された狙い値(白基準値)と
比較され、該最大値が狙い値の範囲内に入っていない出
力相の処理系に対しては、ステップS18でゲイン設定
値を変化させることにより、狙い値に近づくようゲイン
調整が行われ、調整後の画像データの最大値(MAX2)
がCPU33内部のメモリに格納される。
【0046】この後、ステップS14〜ステップS17
で、狙い値(白基準値)に調整された各出力相ごとの画像
データの最大値(MAX2)をCPU33内部のメモリか
ら読みだし、狙い値(白基準値)により近い(最も近い)
画像データの最大値(MAX2−1)を基準にして、出力
相間のレベル差を低減する。具体的には、ステップS1
4で、狙い値により近い(最も近い)出力相(以下、こ
れを「最良出力相」という)が算出(検出)され、続い
てステップS15で、最良出力相以外の出力相について
それぞれ、該出力相の画像データの最大値と最良出力相
の画像データの最大値との差が算出される。
【0047】そして、ステップS16で、最良出力相以
外の出力相についてそれぞれ、ステップS15で算出さ
れた差がゲイン調整ステップの1/2に対応する値以上
であるか否かが比較され、該値以上であればステップS
17で該出力相の画像データの最大値が狙い値により近
づくようゲイン調整が行われる。なお、上記差が上記値
より小さければかかるゲイン調整は行われない。かくし
て、ゲイン調整後の画像データのレベル差が、単純に狙
い値(白基準値)に合わせてゲイン調整する場合のレベル
差よりも小さくなる。
【0048】このようなゲイン・クランプ調整を行うこ
とにより、各出力相の黒色基準板ないしは白色基準板に
対する画像データの平均値ないしは最大値を単純に狙い
値(黒基準値・白基準値)に合わせるといった従来の調整
手法に比べて、再生画像の画質を大幅に高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる画像読取装置を備えたデジタ
ル複写機の全体構成を示す模式図である。
【図2】 図1に示すデジタル複写機の画像読取装置の
構成を示すブロック図である。
【図3】 (a)は図1に示すデジタル複写機の画像読
取装置のCCDの概略構成を示す模式図であり、(b)
は従来の普通のCCDの概略構成を示す模式図である。
【図4】 実施の形態1にかかるゲイン・クランプ調整
の調整方法を示すフローチャートの前半部である。
【図5】 実施の形態1にかかるゲイン・クランプ調整
の調整方法を示すフローチャートの後半部である。
【図6】 実施の形態2にかかるゲイン・クランプ調整
の調整方法を示すフローチャートの前半部である。
【図7】 実施の形態2にかかるゲイン・クランプ調整
の調整方法を示すフローチャートの後半部である。
【符号の説明】
1…画像読取装置(IR部)、2…メモリ部、3…プリ
ンタ部(PR部)、4…原稿、5…露光ランプ、6…第
1反射鏡、7…第2反射鏡、8…第3反射鏡、9…レン
ズ、10…CCD、11…画像処理部、12…半導体レ
ーザ装置、13…反射ミラー、14…感光体ドラム、1
5…現像部、16…第1トレー、17…第2トレー、1
8…第3トレー、19…第4トレー、20…定着部、2
1…ローラ、22…光電変換部、23…アナログ画像処
理部、24…デジタル画像処理部、25…サンプルホー
ルド部(S/H部)、26…ゲイン部、27…クランプ
部、28…A/D変換部、29…出力合成部、30…シ
ェーディング補正部、31…画像データ処理部、32…
画像モニタ、33…CPU、34…パルス発生部、35
…調整部、36…EEPROM、37…ドライバ、38
…フォトダイオード、39…転送レジスタ、40…転送
レジスタ、41…出力バッファ、42…出力バッファ、
43…出力バッファ、44…出力バッファ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田島 克明 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 高濱 英一 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (72)発明者 三城 和丈 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原画像に対応する光を電気的な画像信号
    に変換し、該画像信号を少なくとも3つの出力相に分割
    して出力するイメージセンサと、 上記各出力相ごとに設けられ、それぞれ、上記イメージ
    センサから出力された対応する画像信号を所定の補正特
    性で補正して補正画像信号を出力する補正回路と、 上記各補正回路から出力された補正画像信号を検出する
    補正画像信号検出手段と、 上記各補正回路の補正特性を、所定の基準原画像に対す
    る補正画像信号が上記基準原画像についての所定の狙い
    値に近づくように調整する第1の補正特性調整手段と、 上記第1の補正特性調整手段による調整の後、上記各出
    力相において、それぞれ、上記基準原画像に対する所定
    の1群の補正画像信号の代表値を算出する代表値算出手
    段と、 上記代表値が最も大きい第1の出力相と、上記代表値が
    最も小さい第2の出力相とを検出する極端出力相検出手
    段と、 上記第1及び第2の出力相の補正回路の補正特性を、そ
    れぞれ、上記基準原画像に対する補正画像信号が上記狙
    い値に近づくように再調整する第2の補正特性調整手段
    とが設けられていることを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 上記代表値が、各出力相における上記1
    群の補正画像信号の平均値であることを特徴とする、請
    求項1に記載された画像読取装置。
  3. 【請求項3】 上記基準原画像が白色基準板である場合
    には、上記代表値が、各出力相における上記1群の補正
    画像信号の最大値であることを特徴とする、請求項1に
    記載された画像読取装置。
  4. 【請求項4】 原画像に対応する光を電気的な画像信号
    に変換し、該画像信号を複数の出力相に分割して出力す
    るイメージセンサと、 上記各出力相ごとに設けられ、それぞれ、上記イメージ
    センサから出力された対応する画像信号を所定の補正特
    性で補正して補正画像信号を出力する補正回路と、 上記各補正回路から出力された補正画像信号を検出する
    補正画像信号検出手段と、 上記各補正回路の補正特性を、所定の基準原画像に対す
    る補正画像信号が上記基準原画像についての所定の狙い
    値に近づくように調整する第1の補正特性調整手段と、 上記第1の補正特性調整手段による調整が行われた後、
    上記基準原画像に対する補正画像信号が、上記狙い値に
    最も近い出力相を検出する最良出力相検出手段と、 上記最良出力相検出手段によって検出された出力相を基
    準にして、各出力相間における補正画像信号のレベル差
    が小さくなるように上記各補正回路の補正特性を再調整
    する第2の補正特性調整手段とが設けられていることを
    特徴とする画像読取装置。
JP9008402A 1997-01-21 1997-01-21 画像読取装置 Pending JPH10210282A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7800786B2 (en) * 2006-01-27 2010-09-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image reading device
US7936485B2 (en) 2005-11-29 2011-05-03 Ricoh Company, Ltd. Image reading apparatus, image processing apparatus, and computer program product

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7936485B2 (en) 2005-11-29 2011-05-03 Ricoh Company, Ltd. Image reading apparatus, image processing apparatus, and computer program product
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