JPH0898023A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH0898023A
JPH0898023A JP6235072A JP23507294A JPH0898023A JP H0898023 A JPH0898023 A JP H0898023A JP 6235072 A JP6235072 A JP 6235072A JP 23507294 A JP23507294 A JP 23507294A JP H0898023 A JPH0898023 A JP H0898023A
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JP
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image pickup
sensitivity
unit
image
adjusting
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Withdrawn
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JP6235072A
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English (en)
Inventor
Hidehiko Kinoshita
秀彦 木下
Satoru Kutsuwada
悟 轡田
Hiroyuki Kimura
浩之 木村
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高性能な撮像装置を提供する。 【構成】 ステップS1005〜1011において、1
枚目の原稿を読み取る前いにシェーディング補正を行
い、ステップS1012〜1028において、2枚目の
原稿を読み取る前にもシェーディング補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CCDイメージセンサ
等により原稿上の画像を撮像する撮像装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来複写機等において、CCDイメージ
センサで読み取られた画像情報をシェーディング補正す
る場合は、スタートキーが押されてから装置内部に設置
された標準白色板を原稿照射ランプで照射し、その読み
取りに基づいてシェーディングデータの作成を行い、そ
のデータに基づいてコピー動作を開始し、出力を行って
いた。また、原稿を複数枚コピーする場合でも、コピー
スタートキーが押された後の1回のみのシェーディング
補正データに基づいたコピー出力を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、コピーキーが押された後の1回のみのシェーデ
ィング補正しか行っていなかったため、複数枚の原稿を
コピーする時等の場合、原稿照射ランプの光量の変動に
対して適切なシェーディング補正を行えないという欠点
が見られた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するためになされたもので、請求項1の発明では、撮
像手段において、被写体の撮像光を映像信号に変換する
撮像手段と、前記映像信号の感度を調整する感度調整手
段と、複数回撮像を行う場合に、前記感度調整手段によ
り感度調整を行うためのデータを各撮像前に収集するよ
うに制御する制御手段と、を備えたことを特徴とするも
のである。
【0005】また、請求項2の発明では、撮像装置にお
いて、被写体の撮像光を映像信号に変換する撮像手段
と、前記撮像手段の感度を調整する感度調整手段と、前
記感度調整手段による感度調整の基準となる濃度を有す
る基準濃度部材と、複数回撮像を行う場合に、各撮像前
に前記撮像手段により前記基準濃度部材を撮像し、その
出力レベルを比較することで前記感度調整手段が前記撮
像手段の感度を調整するように制御する制御手段と、を
備えたことを特徴とするものである。
【0006】また、請求項3の発明では、撮像装置にお
いて、被写体の撮像光を映像信号に変換する撮像手段
と、前記撮像手段の感度を調整する感度調整手段と、前
記感度調整手段による感度調整の基準となる濃度を有す
る基準濃度部材と、光量を測定する光量測定手段と、複
数回撮像を行う場合に、各撮影前に前記光量測定手段に
より前記基準濃度部材の明るさを測定し、その出力レベ
ルを比較することで前記感度調整手段が前記撮像手段の
感度を調整するように制御する制御手段と、を備えたこ
とを特徴とするものである。
【0007】また、請求項4の発明では、撮像装置にお
いて、被写体を照射する照明手段と前記被写体の撮像光
を映像信号に変換する撮像手段と、前記撮像手段の感度
を調整する感度調整手段と、前記感度調整手段による感
度調整の基準となる濃度を有する基準濃度部材と、光量
を測定する光量測定手段と、前記光量測定手段により前
記基準濃度部材撮像時の光量と、前記被写体撮像時の光
量とを測定し、それぞれを比較することで前記感度調整
手段が前記撮像手段の感度を調整するように制御する制
御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0008】
【実施例】
《実施例1》以下、図面を参照して本発明の実施例を詳
細に説明する。
【0009】図1は本実施例1における複写機の構成を
示す図である。感光ドラム1は、表面に電子写真用の感
光層が形成されており、矢印Xの方向に回転駆動され
る。この感光ドラム1の周囲には1次帯電器2、現像器
3、転写帯電器4、クリーニング装置5が配置されてい
る。
【0010】また、複写機の上部には、画像読み取り部
6が配置されており、原稿台(プラテンガラス)7上に
載置された原稿の画像を光学的、電気的に読み取る。こ
の画像読み取り部6は、上記の原稿台7の他、原稿照射
ランプ8、走査ミラー9、10、結合レンズ11、反射
ミラー12、および画像処理装置13を有しており、画
像処理装置13は撮像手段としてのCCDイメージセン
サ14を含んでいる。
【0011】原稿照射ランプ8は蛍光灯により構成さ
れ、走査ミラー9、10と一体となって移動可能に構成
され、あらかじめ設定された一定の速度で副走査方向に
原稿を走査する。なお、原稿台7の周囲には、図示を省
略したが、複写シーケンスに関する各種モードをそれぞ
れ設定、表示するキー、液晶ディスプレイ等からなる操
作部が配置されている。
【0012】原稿照射ランプ8により原稿を照射したと
きの反射光は、走査ミラー9、10、結像レンズ11を
介して、反射ミラー12によりCCDイメージセンサ1
4に入射され、光電変換されて画像処理装置13により
種々の画像処理が行われる。その後、画像処理装置13
にて画像処理された画像信号に基づいてレーザースキャ
ナーユニット15から出射するレーザー光を変調する。
このレーザー光は、固定ミラー16、17を介して感光
ドラム1に照射されて静電潜像が形成され、画像の露光
が行われる。この場合、レーザースキャナーユニット1
5は、不図示の回転多面鏡(ポリゴン)によりレーザー
光を偏光することは周知である。なお、図中、18、1
9はコピー未処理のコピー用紙を収納するコピーカセッ
トであり、20は転写帯電器4により画像が転写された
コピー用紙を定着器21の位置まで搬送する搬送ベルト
である。
【0013】図2は画像処理装置13の全体構成を示す
回路ブロック図であり、上記のCCDイメージセンサ1
4の他に、A/D変換器131、黒補正回路132、白
補正回路133、LOG変換部137および制御手段で
あるCPU回路部139から構成される。また、CPU
回路部139は、CPU139a、ROM139b、R
AM139cを有し、画像読み取り部101、画像処理
部102、プリンタ103等を制御し、複写機のシーケ
ンスを統括的に制御する。
【0014】CCDイメージセンサ14からは、アナロ
グの画像信号が出力され、A/D変換器131により8
ビットのデジタル信号に変換される。そして、感度調整
手段である黒補正回路132及び白補正回路133は画
像信号に対して、それぞれ黒レベル補正と白レベル補正
(シェーディング補正)を行う。
【0015】LOG変換部137は、白レベル補正後の
画像信号を濃度信号に変換してプリンタ部(レーザース
キャナーユニット15)に出力する。この場合、濃度信
号への変換はγ特性(露光に対する感度の非直線性)を
補正するような方法で行う。
【0016】図3は黒補正回路132のブロック図であ
る。A/D変換されたCCDイメージセンサ14からの
デジタル画像信号は、CCDイメージセンサ14に入力
される光量が微小のときは、図4に示すように画素間の
バラツキ等が大きく、これをそのまま画像として出力す
ると、画像のデータ部分にスジやムラが生じる。そこ
で、図3の感度調整手段である黒補正回路132で画素
間のバラツキ等を補正する。
【0017】すなわち、原稿読み取り動作に先立ち、原
稿照射ランプ8、走査ミラー9、10からなる原稿走査
ユニットを原稿台7の先端部の非画像領域に配置された
均一濃度の基準濃度部材である黒色板の位置に移動し、
原稿照射ランブ8を点灯し、黒色板にて反射された黒レ
ベルの画像信号を黒補正回路に入力する。
【0018】この黒レベルの画像信号の1ライン分の黒
レベルをRAM78aに格納すべく、セレクタ82aで
Aを選択し(制御線d)、ゲート80aを閉じ(制御線
a)、ゲート81aを開いて(制御線b)、データ線1
51a、152a、153aを接続する。一方、黒レベ
ルRAM78aのアドレス入力155aには、ライン同
期信号HSYNCで初期化され、画素クロック信号VC
LKをカウントするアドレスカウンタ84aの出力15
4aが入力されるべく、セレクタ83aでAが選択され
る(制御線c)。これにより、黒色板にて反射された黒
レベルの1ライン分の画像信号が、1画素毎にアドレス
付けされて黒レベルRAM78aに黒基準値データとし
て格納される。
【0019】原稿の実際の画像データを読み取る場合に
は、黒レベルRAM78aは、データ読み出しモードと
なる。すなわち、ゲート81aを閉じ(制御線b)、ゲ
ート80aを開き(制御線a)、セレクタ86aをA出
力することにより、データ線153a、157aの経路
で、黒レベルRAM78a内の黒基準値データを減算器
79aのB入力に入力する。この際、減算器78aのA
入力には原稿の実際の画像デーダ入力されるが、原稿の
実際の画像データの1ライン分が減算器79aのA入力
に入力されるごとに、減算器79aのB入力には、黒レ
ベルRAM78a内の1ライン分の黒基準値データが繰
返し入力される。また、減算器79aには、上記2つの
データが1画素分ずつ同期をとって入力される。
【0020】そして、減算器79aは、原稿の実際の画
像データから黒基準値データを減じて黒補正を行い、そ
の黒補正データをデータ線156aから出力する。例え
ば、i番目の画素について、原稿の実際の画像データを
Bin(i)、黒基準値データをDK(i)とすると、
黒補正データBout(i)は、Bout(i)=Bi
n(i)−DK(i)となる。
【0021】なお、黒補正のための各セレクタゲートの
制御線a、b、c、dはCPU139のI/Oとして割
り当てられたラッチ85aを使用して、CPU139に
より制御される。また、セレクタ82a、83a、86
aをB選択とすることにより、CPU139は黒レベル
RAM78aをアクセスし得るようになる。
【0022】図5は、感度調整手段である白補正回路1
33の回路ブロック図であり、この白補正回路では白レ
ベル補正(シェーディング補正)を行う。白レベル補正
(シェーディング補正)は、原稿走査ユニットを原稿台
7の先端部の非画像領域に配置された均一濃度の基準濃
度部材である白色板を照射したときの白レベルのデータ
に基づいて、図6に示したような照明系、光学系、CC
Dイメージセンサ14の感度バラツキを補正する。
【0023】白補正回路の基本的な回路構成は黒補正回
路と同一であり、黒補正では減算器79aにて補正を行
っていたのに対し、白補正では乗算器79bにて白補正
を行っている点が異なるのみであるので同一部分の説明
は省略する。
【0024】CCDイメージセンサ14が均一白色板の
位置(ホームポジション)を読み取っているとき、すな
わち、複写動作、または読み取り動作に先立ち、原稿照
射ランプ8を点灯し、白色板にて反射された白レベルの
画像信号を1ライン分の補正係数RAM78bに格納す
る。例えば、主走査方向がA4サイズの長手方向の幅を
有し、画像データが1バイトとすると、補正係数RAM
78bの容量は、16pel/mmで4752(=16
*297mm)画素分の4752バイトであり、補正係
数RAM78bには、図7(a)に示したように、各画
素毎に白レベルデータWi(i=1へ4752)が格納
される。
【0025】ところで、i番目の画素に対応する白レベ
ルデータWiに対し、i番目の画素に対応する原稿デー
タDiの白補正後のデータD0(i)はD0(i)=D
i*FFH/Wiとなるべきである。すなわち、図6に
示したように、画像信号の最大値(最も白い色に対応す
る画像データ)をFFHとすると、シェーデイング補正
係数は、FFH/Wiとなるべきである。そこで、CP
U139は図8のステップBに示したように、補正RA
M78bに格納した白レベルデータWiを順次読みだし
て、FFH/Wiなる演算を行い、補正係数RAM78
b内の白レベルデータWiを前記の演算結果であるシェ
ーディング補正係数FFH/Wiに書き換える(図7
(b)参照)。なお、この処理に先立って、CPU13
9はゲート80b、81bを開き、セレクタ82b、8
3b、86bによりBが選択されるような制御線信号を
ラッチ85bに出力して、補正係数RAM78bをアク
セス可能にしておく。
【0026】原稿の実際の画像データを読み取る場合に
は、制御手段であるCPU139は、ゲート81bを閉
じ(制御線b)、ゲート80bを開き(制御線a)、セ
レクタ86bをA出力とすることにより、データ線15
3b、157bの経路で、補正係数RAM78b内のシ
ェーディング補正係数FFH/Wiを乗算器79bのB
入力に入力する。この際、乗算器79bのA入力には原
稿の実際の画像データ(Di)とシェーディング補正係
数FFH/Wiとを乗算して白補正を行い、その白補正
データをデータ線156bから出力する。
【0027】このようにして、画像入力系の黒レベル感
度、CCDイメージセンサ14の暗電流バラツキ、CC
Dアレイ14の感度のバラツキ、光学系光量バラツキ、
白レベル感度等に起因する黒レベル、白レベルのバラツ
キを補正し、主走査方向にわたって白黒とも均一に補正
された画像データが得られるようにしている。この黒補
正、および白補正がなされた画像データはLOG変換回
路137に出力される。
【0028】白補正回路133により出力された画像デ
ータは、LOG変換部137により、濃度信号に変換さ
れる。この輝度−濃度変換は、LOG変換部137内の
RAMに形成されたルックアップテーブル(LOGテー
ブル)に基づいて行われ、濃度信号に変換された画像デ
ータはプリンタ部(レーザースキャナーユニット15)
に出力される。なお、LOGテーブルの情報は図2に示
した制御手段であるCPU139により書き込まれる。
【0029】図9にシェーディング補正に関するブロッ
ク図を示し、また複数枚原稿コピー時におけるシェーデ
ィング補正に関する動作のフローチャートを図10に示
し、説明する。
【0030】図9において、CCD14から読み出され
たデータはS/H回路140において、サンプリングさ
れ、ゲインAMP141において増幅された後に、A/
D変換器142にてデジタル信号に変換され、黒補正回
路132、白補正回路133にて適切なデータに補正さ
れる。補正後の処理については、前記に示した処理と同
様であるので省略する。
【0031】次に、複数枚原稿コピー時における動作で
あるが、図10のフローチャートでは3枚の原稿をコピ
ーする場合の動作について説明する。
【0032】先ず、コピー開始ボタンがONされると
(ステップS1000)、1枚目の原稿読み取り動作に
先立ち、黒色板を読み取り(ステップS1001)、黒
基準値データを格納する(ステップS1002)、そし
て次に白色板を読み取り(ステップS1003)、シェ
ーディング補正係数を格納する(ステップS100
4)、その後、1枚目の原稿の走査を行い(ステップS
1005)、原稿走査によって得られた画像データに対
して黒補正(ステップS1006)、白補正(ステップ
S1007)を行う。次に、2枚目の原稿読み取り動作
に先立ち、1枚目と同様に黒色板を読み取り(ステップ
S1008)、黒基準値データを格納し(ステップS1
009)、次に白色板を読み取り(ステップS101
0)、シェーディング補正係数を格納し(ステップS1
011)、そして2枚目の原稿を走査し(ステップS1
012)、その後、黒補正(ステップS1013)、白
補正(ステップS1014)を行う。次に、3枚目の原
稿読み取り動作に先立ち、1枚目と同様に黒色板を読み
取り(ステップS1015)、黒基準値データを格納し
(ステップS1016)、次に白色板を読み取り(ステ
ップS1017)、シェーディング補正係数を格納し
(ステップS1018)、そして3枚目の原稿を走査し
(ステップS1019)、その後、黒補正(ステップS
1020)、白補正(ステップS1021)を行う。
尚、黒補正、白補正後の処理については前記に示したと
おりであるので、このフローチャートでは省略してい
る。
【0033】このように、複数枚原稿のコピー時に、1
枚毎にシェーディング補正を行っているので各原稿に対
し適切なシェーディング補正が行えるために、最適な出
力画像を提供することが可能となった。なお、撮像手段
は、CCDセンサに限らず、どんなものでもよい。ま
た、複写機だけでなく、スキャナ、ビデオカメラ、赤外
カメラ等にも適用できる。
【0034】《実施例2》図11に実施例2にかかるシ
ェーディング補正に関するブロック図を示し、また複数
枚原稿コピー時におけるシェーディング補正の動作に関
し、図12のフローチャートを用いて説明する。
【0035】図11において、撮像手段であるCCD1
4から読み出されたデータはS/H回路140におい
て、サンプリングされ、増幅器であるAMP141にお
いて増幅された後に、A/D変換器142にてデジタル
信号に変換され、感度調整手段である黒補正回路132
及び白補正回路133にて適切なデータに補正される。
補正後の処理については、前記に示した処理と同様であ
るので省略する。
【0036】実施例1では、各原稿毎にシェーディング
補正係数を求めて、それに基づいてシェーディング補正
を行っていたが、本実施例2では、最初の1枚目に関し
ては実施例1と同様にシェーディング補正を行い、2枚
目以降の原稿に関しては撮像手段であるCCD14で読
み取ったデータの平均レベルからゲイン補正係数を求め
て、増幅器であるアンプ141のゲインを調整し、シェ
ーディング補正係数は1枚目と同じ値を用いることによ
ってシェーディング補正を行うというものである。
【0037】これは、原稿照射ランプの特性により、原
稿照射ランプの光量のバラツキが生じ、原稿照射ランプ
の光量レベルが一定になるまでには、多少の時間を必要
とする。複数枚原稿コピー時において、1枚目における
基準濃度部材である白色板読み取り時の原稿照射ランプ
の光量と2枚目における白色板読み取り時の原稿照射ラ
ンプの光量には差があるため、1枚目と同じ値のシェー
ディング補正係数を用いてシェーディング補正を行うと
適切な画像が得られないという問題が生じる。よって、
この原稿照射ランプの光量の変化に応じて、AMP14
1のゲインを調整することによりシェーディング補正を
行うものである。
【0038】次に実施例2における詳細なシェーディン
グ補正動作を図12のフローチャートを用いて説明す
る。
【0039】まず、コピー原稿が3枚の原稿であるとし
て説明する。コピー開始ボタンがONされると(ステッ
プS1201)、基準濃度部材である黒色板を読み取り
(ステップS1202)、黒基準値データを格納し(ス
テップS1203)、次に基準濃度部材である白色板を
読み取り(ステップS1204)、シェーディング補正
係数を格納する(ステップS1205)、そしてこの白
色板読み取り時の撮像手段であるCCDの平均レベルH
(1)を測定し、CPU139に記憶させ(ステップS
1206)、1枚目の原稿を走査し(ステップS120
7)、格納された黒基準値データに基づき黒補正を行い
(ステップS1208)、さらに格納されたシェーディ
ング補正係数に基づき白補正を行う(ステップS120
9)。次に、2枚目の原稿走査に先立ち、白色板を読み
取り(ステップS1210)、CCDの平均レベルH
(2)を測定し、感度調整手段であるCPU139に記
憶させ(ステップS1211)、1枚目の平均レベルH
(1)と2枚目の平均レベルH(2)の比をゲイン係数
G(2)=H(1)/H(2)として、増幅器であるA
MP141のゲイン調整を行い(ステップS121
2)、2枚目の原稿を走査し(ステップS1213)、
1枚目に用いた黒基準データに基づいて黒補正を行い
(ステップS1214)、さらに1枚目と同様のシェー
ディング補正係数に基づき白補正を行う(ステップS1
215)。次に、3枚目の原稿走査に先立ち、白色板を
読み取り(ステップS1216)、CCDの平均レベル
H(3)を測定し、制御手段であるCPU139に記憶
させ(ステップS1217)、1枚目の平均レベルH
(1)と3枚目の平均レベルH(3)の比をゲイン係数
G(3)=H(1)/H(3)として、AMP141の
ゲイン調整を行い(ステップS1218)、3枚目の原
稿を走査し(ステップS1219)、1枚目に用いた黒
基準データに基づいて黒補正を行い(ステップS122
0)、さらに1枚目と同様のシェーディング補正係数に
基づき白補正を行う(ステップS1221)。
【0040】尚、黒補正、白補正後の処理については前
記に示したとおりであるので、このフローチャートでは
省略している。
【0041】このように、最初に読み取った白色板のC
CDの平均レベルH(1)とi枚目の原稿読み取り動作
に先立って、白色板を読み取りそのCCDの平均レベル
H(i)との比をゲイン補正係数G(i)=H(1)/
H(i)として、AMP141のゲインを調整すること
により適切なシェーディング補正が可能となり、最適な
画像を提供することが可能となった。
【0042】また、実施例2において、CCDの平均レ
ベルを求めてゲイン補正係数を求めたが、図13に示す
ように光量測定手段である光量センサー140を用い
て、原稿照射ランプの平均光量レベルからゲイン補正係
数を求めても同様の効果が得られることは言うまでもな
い。
【0043】なお、撮像手段は、CDDセンサに限ら
ず、どんなものでもかまわない。また、複写機だけでな
く、スキャナ、ビデオカメラ、赤外カメラ等にも適用で
きる。また、撮像手段の感度調整は、本実施例のような
ものだけでなく、撮像素子の露出を調整するものでも良
く、蓄積時間の制御を行うものでも良い。さらに、撮像
素子のゲインを調整するもの、例えば撮像管ではターゲ
ット電圧を変化させるものでも良く、撮像素子の各画素
ごとに増幅器を備え、増幅器のゲインを調整するもので
も良い。
【0044】《実施例3》図14に実施例3に係るシェ
ーディング補正に関するブロック図を示す。
【0045】実施例2では、各原稿の読み取り動作前に
白色板を照射し、そのCCDの平均レベルに基づいてゲ
イン補正係数を求め、AMP141のゲインを変えてい
たが実施例3では撮像手段であるCCDから出力される
各ライン毎に増幅器であるAMP141のゲインを変化
させ、リアルタイムにシェーディング補正を行うもので
ある。
【0046】実施例3について、図14を用いて説明す
る。まず、コピーボタンがONされると実施例1、2と
同様に基準濃度部材である黒色板を照射し、黒基準値デ
ータを格納し、次に基準濃度部材である白色板を照射
し、そのデータに基づきシェーディング補正係数を求め
て格納する。そして、白色板を照射したときの、原稿照
射ランプの光量レベルK(0)を光量測定手段である光
量センサ142で測定し、その値を制御手段であるCP
U139に格納する。次に、原稿走査を開始し、1ライ
ン目の原稿照射ランプの光量レベルK(1)と光量レベ
ルK(0)との比に基づき、感度調整手段であるゲイン
補正回路143において、ゲイン補正係数G(1)=K
(0)/K(1)を求め、AMP141のゲインを変化
させる。このようにしてiライン目のゲイン補正係数G
(i)=K(0)/K(i)までを順次求め、リアルタ
イムにAMP141のゲインを調整する。このような方
法を用いることにより、CCD14から読み出された1
ライン目のデータは、1ライン目のゲイン補正係数G
(1)により、ゲイン調整され、順次iライン目まで同
様にiライン目のゲイン補正係数G(i)に基づき、ゲ
イン調整が行われ、ゲイン調整された1〜iライン目の
データは順次、A/D変換器142で変換され、さらに
感度調整手段である黒補正回路132で黒補正され、さ
らに感度調整手段である白補正回路133にて白補正さ
れる。尚、黒補正、白補正後の処理については前記に示
したとおりであるので、ここでは省略する。このよう
に、各ライン毎の原稿照射ランプの光量を光量センサー
で測定し、その光量レベルに基づいて各ライン毎にゲイ
ン補正係数を求め、AMP141のゲインを調整するこ
とにより最適な画像を提供することが可能となった。
【0047】なお、撮像手段は、CCDセンサに限ら
ず、どんなものでもかまわない。また、複写機だけでな
く、スキャナ、ビデオカメラ、赤外カメラ等にも適用で
きる。また、撮像手段の感度調整は、本実施例のような
ものだけでなく、撮像素子の露出を調整するものでも良
く、蓄積時間の制御を行うものでも良い。さらに、撮像
素子のゲインを調整するもの、例えば撮像管ではターゲ
ット電圧を変化させるものでも良く、撮像素子の各画素
ごとに増幅器を備え、増幅器のゲインを調整するもので
も良い。
【0048】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1の発明で
は、撮像手段において、被写体の撮像光を映像信号に変
換する撮像手段と、映像信号の感度を調整する感度調整
手段と、複数回撮像を行う場合に、感度調整手段により
感度調整を行うためのデータを各撮像前に収集するよう
に制御する制御手段と、を備えた構成とした。
【0049】また、請求項2の発明では、撮像装置にお
いて、被写体の撮像光を映像信号に変換する撮像手段
と、撮像手段の感度を調整する感度調整手段と、感度調
整手段による感度調整の基準となる濃度を有する基準濃
度部材と、複数回撮像を行う場合に、各撮像前に撮像手
段により基準濃度部材を撮像し、その出力レベルを比較
することで感度調整手段が撮像手段の感度を調整するよ
うに制御する制御手段と、を備えた構成とした。
【0050】また、請求項3の発明では、撮像装置にお
いて、被写体の撮像光を映像信号に変換する撮像手段
と、撮像手段の感度を調整する感度調整手段と、感度調
整手段による感度調整の基準となる濃度を有する基準濃
度部材と、光量を測定する光量測定手段と、複数回撮像
を行う場合に、各撮影前に光量測定手段により基準濃度
部材の明るさを測定し、その出力レベルを比較すること
で感度調整手段が撮像手段の感度を調整するように制御
する制御手段と、を備えた構成とした。
【0051】また、請求項4の発明では、撮像装置にお
いて、被写体を照射する照明手段と被写体の撮像光を映
像信号に変換する撮像手段と、撮像手段の感度を調整す
る感度調整手段と、感度調整手段による感度調整の基準
となる濃度を有する基準濃度部材と、光量を測定する光
量測定手段と、光量測定手段により基準濃度部材撮像時
の光量と、被写体撮像時の光量とを測定し、それぞれを
比較することで感度調整手段が撮像手段の感度を調整す
るように制御する制御手段と、を備えた構成とした。
【0052】以上のような構成としたことにより、請求
項1乃至4の発明では、複数回被写体を撮像する時に、
撮像手段の感度を適切に調整することができ、確実に高
画質の画像を得ることができるようになった。
【0053】また、請求項3乃至4の発明では、光量の
変化に関係なく高画質な画像を得ることができるように
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の画像形成装置の全体図である。
【図2】本発明実施例の画像形成装置の構成ブロック図
である。
【図3】本発明実施例の黒補正回路の構成ブロック図で
ある。
【図4】本発明実施例の黒レベル補正説明図である。
【図5】本発明実施例の白補正回路の構成ブロック図で
ある。
【図6】本発明実施例の白レベル補正説明図である。
【図7】本発明実施例の白レベル補正を説明するための
データ構造図である。
【図8】本発明実施例のシェーディング補正係数書き換
えを説明するフローチャートである。
【図9】本発明実施例のシェーディング補正動作を示す
ブロック図である。
【図10】本発明実施例のシェーディング補正動作を説
明するフローチャートである。
【図11】本発明実施例のシェーディング補正動作を示
すブロック図である。
【図12】本発明実施例のシェーディング補正動作を説
明するフローチャートである。
【図13】本発明実施例のシェーディング補正動作を示
すブロック図である。
【図14】本発明実施例のシェーディング補正動作を示
すブロック図である。
【符号の説明】
132 黒補正回路 133 白補正回路 139 CPU 140 サンプルホールド回路 141 AMP 142 光量センサ 143 ゲイン補正回路

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体の撮像光を映像信号に変換する撮
    像手段と、 前記映像信号の感度を調整する感度調整手段と、 複数回撮像を行う場合に、前記感度調整手段により感度
    調整を行うためのデータを各撮像前に収集するように制
    御する制御手段と、を備えたことを特徴とする撮像装
    置。
  2. 【請求項2】 被写体の撮像光を映像信号に変換する撮
    像手段と、 前記撮像手段の感度を調整する感度調整手段と、 前記感度調整手段による感度調整の基準となる濃度を有
    する基準濃度部材と、 複数回撮像を行う場合に、各撮像前に前記撮像手段によ
    り前記基準濃度部材を撮像し、その出力レベルを比較す
    ることで前記感度調整手段が前記撮像手段の感度を調整
    するように制御する制御手段と、を備えたことを特徴と
    する撮像装置。
  3. 【請求項3】 被写体の撮像光を映像信号に変換する撮
    像手段と、 前記撮像手段の感度を調整する感度調整手段と、 前記感度調整手段による感度調整の基準となる濃度を有
    する基準濃度部材と、 光量を測定する光量測定手段と、 複数回撮像を行う場合に、各撮影前に前記光量測定手段
    により前記基準濃度部材の明るさを測定し、その出力レ
    ベルを比較することで前記感度調整手段が前記撮像手段
    の感度を調整するように制御する制御手段と、を備えた
    ことを特徴とする撮像装置。
  4. 【請求項4】 被写体を照射する照明手段と前記被写体
    の撮像光を映像信号に変換する撮像手段と、 前記撮像手段の感度を調整する感度調整手段と、 前記感度調整手段による感度調整の基準となる濃度を有
    する基準濃度部材と、 光量を測定する光量測定手段と、 前記光量測定手段により前記基準濃度部材撮像時の光量
    と、前記被写体撮像時の光量とを測定し、それぞれを比
    較することで前記感度調整手段が前記撮像手段の感度を
    調整するように制御する制御手段と、を備えたことを特
    徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4において、前記基準濃度
    部材は、黒色板であることを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4において、前記基準濃度
    部材は、白色板であることを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、前記基準濃度部材
    は、映像信号のシェーディング補正データ収集を行うた
    めのものであることを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7において、さらに撮像素
    子の出力を増幅する増幅器を備え、前記感度調整手段は
    前記増幅器のゲインを調整することを特徴とする撮像装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至7において、前記感度調整
    手段は、撮像素子の露出を調整することを特徴とする撮
    像装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記感度調整手段
    は、撮像素子の蓄積時間を制御することを特徴とする撮
    像装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至7において、前記感度調
    整手段は、撮像素子のゲインを調整することを特徴とす
    る撮像装置。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記感度調整手
    段は、撮像素子の画素ごとにゲインを調整することを特
    徴とする撮像装置。
JP6235072A 1994-09-29 1994-09-29 撮像装置 Withdrawn JPH0898023A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2008004314A1 (ja) * 2006-07-06 2009-12-03 株式会社日立製作所 個人認証装置
US7715071B2 (en) 2004-06-25 2010-05-11 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Apparatus for measuring color values of prints

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7715071B2 (en) 2004-06-25 2010-05-11 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Apparatus for measuring color values of prints
JPWO2008004314A1 (ja) * 2006-07-06 2009-12-03 株式会社日立製作所 個人認証装置
JP4649514B2 (ja) * 2006-07-06 2011-03-09 株式会社日立製作所 個人認証装置

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