JP3320100B2 - 画像処理方法及び装置 - Google Patents

画像処理方法及び装置

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JP3320100B2
JP3320100B2 JP18212692A JP18212692A JP3320100B2 JP 3320100 B2 JP3320100 B2 JP 3320100B2 JP 18212692 A JP18212692 A JP 18212692A JP 18212692 A JP18212692 A JP 18212692A JP 3320100 B2 JP3320100 B2 JP 3320100B2
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/56Processing of colour picture signals
    • H04N1/60Colour correction or control
    • H04N1/62Retouching, i.e. modification of isolated colours only or in isolated picture areas only
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/40Picture signal circuits
    • H04N1/40012Conversion of colour to monochrome

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理方法及び装置に
関し、例えばカラー原稿を読取り、色に応じてその色の
違いを白黒出力で表現する画像処理方法及び装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、色の違いをパターンの違いにより
表現する方式は、例えば特公昭63−59303号に記
載されている。特公昭63−59303号では、オリジ
ナル原稿の色を判別し、複数のパターンを記憶している
メモリから、その判別された色に対応するパターンを選
択し、そのパターンを単一色で出力している。これによ
り、オリジナルの原稿画像に含まれる有彩色部分を対応
するパターンで再生し、それ以外の部分は輝度情報を出
力することを特徴としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、AE(自動露光)をかける場合にも通常の場合
と同様に、原稿全面の輝度分布をサンプリングすると、
原稿の輝度情報が出力されない領域(有彩色部分)まで
もサンプリングすることになり、AEが正確に行われな
いという欠点がある。
【0004】また、原稿が地色を有している場合、この
地色部分はパターン化されないことが望ましいが、従来
技術では原稿の地色部分が有彩色であると判断されると
パターンに置き換えられて印刷されるという問題があっ
た。
【0005】本発明は上述した従来例の欠点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、AEを正
確に実施できる画像処理方法及び装置を提供することに
ある。
【0006】また本発明の他の目的は、原稿の有彩色部
分以外の輝度をサンプリングすることにより、正確にA
E処理ができる画像処理方法及び装置を提供することに
ある。
【0007】また本発明の他の目的は、原稿の地色部分
がパターン化されるのを防止した画像処理方法及び装置
を提供することにある。
【0008】また本発明の他の目的は、原稿の地色部分
を白色に近くすることにより、パターン化されるのを防
止した画像処理方法及び装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像処理装置は以下の様な構成を備える。即
ち、入力カラー画像信号から入力画像の色を判別する色
判別手段と、前記入力カラー画像信号の輝度情報を検出
する輝度検出手段と、前記色判別手段で判別した色に基
づいて所定のパターンを発生する画像発生手段と、前記
色判別手段で色判別された領域外の前記輝度検出手段よ
りの輝度信号の輝度分布を測定する測定手段と、前記測
定手段で測定した輝度分布に応じて前記入力カラー画像
信号の出力濃度を設定する設定手段とを備える。
【0010】また本発明の画像処理装置は、入力カラー
画像信号から入力画像の色及びその色の領域を判別する
色判別手段と、前記色判別手段で判別した色に応じた所
定のパターンを発生する画像発生手段とを有し、前記入
力カラー画像信号の色領域を前記画像発生手段から発生
される色に応じた所定のパターンに変換して出力する画
像処理装置であって、前記入力カラー画像信号の輝度を
検出して輝度信号を生成する輝度検出手段と、前記輝度
検出手段からの前記輝度信号のうち前記色に応じた所定
のパターンに変換される領域内の輝度信号を除いて前記
領域外の輝度信号を自動濃度調整を行うために使用する
輝度信号としてサンプリングするサンプリング手段と、
前記サンプリング手段によりサンプリングされた前記輝
度信号の輝度分布を測定する測定手段と、前記測定手段
で測定した輝度分布に応じて前記入力カラー画像信号
の入力濃度に対する出力濃度の変換特性の異なる複数の
変換テーブルから所定の変換テーブルを選択する選択
段とを有することを特徴とする。また本発明の画像処理
装置は、入力カラー画像信号から入力画像の色及びその
色の領域を判別する色判別手段と、前記色判別手段で判
別した色に応じた所定の輝度を有するデータを発生する
データ発生手段とを有し、前記入力カラー画像信号の色
領域を前記データ発生手段から発生される色に応じた所
定の輝度のデータに変換して出力する画像処理装置であ
って、前記入力カラー画像信号の輝度を検出して輝度信
号を生成する輝度検出手段と、前記輝度検出手段からの
前記輝度信号のうち前記色に応じた所定の輝度のデータ
に変換される領域内の輝度信号を除いて前記領域外の輝
度信号を自動濃度調整を行うために使用する輝度信号と
してサンプリングするサンプリング手段と、前記サンプ
リング手段によりサンプリングされた前記輝度信号の輝
度分布を測定する測定手段と、前記測定手段で測定した
輝度分布に応じて前記入力カラー画像信号の入力濃度
に対する出力濃度の変換特性の異なる複数の変換テーブ
ルから所定の変換テーブルを選択する選択手段とを有す
ることを特徴とする。また本発明の画像処理装置は、入
力カラー画像信号から入力画像の色及びその色の領域を
判別する色判別手段と、前記色判別手段で判別した色に
応じた所定の輝度を有するデータを発生するデータ発生
手段とを有し、前記入力カラー画像信号の色領域を前記
データ発生手段から発生される色に応じた所定の輝度の
データに変換して出力する画像処理装置であって、前記
入力カラー画像信号の輝度を検出して輝度信号を生成す
る輝度検出手段と、前記輝度検出手段からの前記輝度信
号のうち前記色に応じた所定の輝度のデータに変換され
る領域内に関しては変換後の輝度を、前記領域外に関し
ては前記輝度検出手段からの輝度信号を、それぞれ自動
濃度調整を行うために使用する輝度信号としてサンプリ
ングするサンプリング手段と、前記サンプリング手段に
よりサンプリングされた前記輝度信号の輝度分布を測定
する測定手段と、前記測定手段で測定した輝度分布に応
じて前記入力カラー画像信号の入力濃度に対する出力
濃度の変換特性の異なる複数の変換テーブルから所定の
変換テーブルを選択する選択手段とを有することを特徴
とする。
【0011】また本発明の画像処理方法は、入力カラー
画像信号から入力画像の色及びその色の領域を判別する
色判別工程と、前記色判別工程で判別した色に応じた所
定のパターンを発生する画像発生工程と、前記入力カラ
ー画像信号の色領域を前記画像発生工程で発生される色
に応じた所定のパターンに変換して出力する出力工程と
を有する画像処理方法であって、前記入力カラー画像信
号の輝度を検出して輝度信号を生成する輝度検出工程
と、前記輝度検出工程で検出される前記輝度信号のうち
前記色に応じた所定のパターンに変換される領域内の輝
度信号を除いて前記領域外の輝度信号を自動濃度調整を
行うために使用する輝度信号としてサンプリングするサ
ンプリング工程と、前記サンプリング工程でサンプリン
グされた輝度信号の輝度分布を測定する測定工程と、前
記測定工程で測定した前記輝度分布に応じて前記入力
カラー画像信号の入力濃度に対する出力濃度の変換特性
の異なる複数の変換テーブルから所定の変換テーブルを
選択する選択工程とを有することを特徴とする。また本
発明の画像処理方法は、入力カラー画像信号から入力画
像の色及びその色の領域を判別する色判別工程と、前記
色判別工程で判別した色に応じた所定の輝度のデータを
発生する発生工程と、前記入力カラー画像信号の色領域
を前記画像発生工程で発生される色に応じた所定の輝度
のデータに変換して出力する出力工程とを有する画像処
理方法であって、前記入力カラー画像信号の輝度を検出
して輝度信号を生成する輝度検出工程と、前記輝度検出
工程で検出される前記輝度信号のうち前記色に応じた所
定の輝度のデータに変換される領域内の輝度信号を除い
て前記領域外の輝度信号を自動濃度調整を行うために使
用する輝度信号としてサンプリングするサンプリング工
程と、前記サンプリング工程でサンプリングされた輝度
信号の輝度分布を測定する測定工程と、前記測定工程で
測定した輝度分布に応じて前記入力カラー画像信号の
入力濃度に対する出力濃度の変換特性の異なる複数の変
換テーブルから所定の変換テーブルを選択する選択工程
とを有することを特徴とする。また本発明の画像処理方
法は、入力カラー画像信号から入力画像の色及びその色
の領域を判別する色判別工程と、前記色判別工程で判別
した色に応じた所定の輝度のデータを発生する発生工程
と、前記入力カラー画像信号の色領域を前記画像発生工
程で発生される色に応じた所定の輝度のデータに変換し
て出力する出力工程とを有する画像処理方法であって、
前記入力カラー画像信号の輝度を検出して輝度信号を生
成する輝度検出工程と、前記輝度検出工程で検出される
輝度信号のうち前記色に応じた所定の輝度のデータに変
換される領域内に関しては変換後の輝度を、前記領域外
に関しては前記輝度検出手段からの輝度信号を、それぞ
れ自動濃度調整を行うために使用する輝度信号としてサ
ンプリングするサンプリング工程と、前記サンプリング
工程でサンプリングされた前記輝度信号の輝度分布を測
定する測定工程と、前記測定工程で測定した輝度分布に
応じて前記入力カラー画像信号の入力濃度に対する出
力濃度の変換特性の異なる複数の変換テーブルから所定
の変換テーブルを選択する選択工程とを有することを特
徴とする。
【0012】
【0013】
【0014】
【実施例】以下、添付図面を参照して本発明の好適な実
施例を詳細に説明する。
【0015】図1は、本実施例の画像処理装置が用いら
れる複写機の断面図である。
【0016】この複写機は、下部にプリンタ部22、上
部に画像読取り部3を備え、プリンタ部22において、
1は感光ドラムで、表面に電子写真用感光層を有してお
り、矢印X方向に回転駆動される。この感光ドラム1の
周囲には、一次帯電器4、クリーニング部5、帯電器6
及び現像器7がそれぞれ配置されている。
【0017】また、画像読取り部3はプラテンガラス8
上の原稿画像を読取っており、この画像読取り部3は、
プラテンガラス8、原稿照射用ランプ9、走査ミラー1
0,11、結像レンズ12、3色分離ブレーズド回折格
子13、CCD14等から構成されている。また、原稿
照射用のハロゲンランプ9は、走査ミラー10,11と
一体となって走査移動するように構成されており、予め
設定された一定の速度で副走査方向に原稿を走査する。
【0018】走査された原稿よりの反射光は、レンズ1
2を通過後、3色分解ブレーズド回折格子13、CCD
14により色分解されて電気信号に変換され、この原稿
読取り信号に種々の画像処理がなされる。その後、レー
ザスキャナユニット15から画像信号により変調された
レーザ光を発光させ、このレーザ光が固定ミラー16,
17により感光ドラム1に照射され、画像の露光が行わ
れる。また、18,19はコピー用紙を積載するコピー
カセット、20は帯電器6により画像が転写されたコピ
ー用紙を定着器21まで搬送するための搬送ベルトであ
る。
【0019】CCD14は、それぞれR,G,Bの各色
に対応する3ラインからなる固体撮像素子列(ラインセ
ンサ)を有し、これらR,G,Bの3色原色に対応する
各ラインセンサの間隔は、画角に対応して決定される。
こうして原稿面は、結像光学系であるレンズ12との間
に配したミラー(図示せず)等によりライン走査される
とともに、レンズ12を介して3色色分解用ブレーズド
回折格子13によりカラー画像読取りにおける3色の光
束に分離された後、CCD14の各色に対応するライン
センサ上に結像される。
【0020】ここで、3色分解用1次元ブレーズド回折
格子13について図2を用いて概略を説明する。3色分
解用1次元ブレーズド回折格子13は、色分解方向に階
段状格子が周期的に繰り返される構造であり、例えば周
期ピッチP=60μm、格子厚d1 =d2 =3100μ
m、媒質屈折率=1.5とした場合、図示の如く入射光
は透過回折されて3方向に分離される。
【0021】図3は本実施例のデジタル複写機の画像処
理部の全体構成を示すブロック図である。
【0022】同図において、100はCCDイメージセ
ンサ14の出力信号を増幅するための増幅回路で、CC
Dイメージセンサ14の出力信号を所定の出力まで増幅
している。101は増幅された画像信号をデジタル信号
に変換するA/D変換器、102はデジタル画像信号に
対して後述する黒レベルの補正と白レベル補正(シェー
ディング補正)を施す黒補正/白補正回路である。これ
ら増幅回路100、A/D変換器101及び黒補正/白
補正回路102は入力画像処理部1000に含まれてい
る。103は輝度信号生成部で、黒補正及び白補正後の
デジタル画像信号(ROUT ,GOUT ,BOUT )から輝度
信号を生成する。104は自動露光を行う際に輝度情報
をサンプリングするAEデータサンプリング部で、ここ
に格納された輝度情報をCPU110がサンプリングし
て原稿上の輝度分布を測定する。105はパターン合成
回路で、AEデータサンプリング部104でサンプリン
グされた輝度信号と、パターン発生回路108から出力
される何色かを示すパターン信号116とを合成する。
106はLOG変換部で、パターン合成回路105より
出力される信号を濃度信号に変換してプリンタ部22に
出力している。107は色判別回路で、黒補正/白補正
後のデジタルカラー画像信号の各画素の色を判別して、
その判別信号117をパターン発生回路108に出力し
ている。パターン発生回路108は、色判別回路107
よりの判別信号117を入力し、各色に対応して定めら
れているパターン信号116とHIT信号115を出力
している。110は本装置全体を制御するCPU、11
1はCPU110を動作させるプログラムや各種データ
を格納したROM、112はCPU110による制御処
理時、ワークエリアとして使用されるRAMを示してい
る。
【0023】次に、以上の構成を備える複写機における
複写動作を説明する。尚、この複写機は、モノクロの複
写機でカラー原稿画像を読取って、原稿の色に対応した
パターンを印刷することにより、モノクロの印刷画像で
あっても原稿画像の色を判別できるようにしたものであ
る。
【0024】図4は本実施例の複写機における複写動作
を示すフローチャートである。
【0025】画像読取部3は、R(レッド),G(グリ
ーン),B(ブルー)3ラインからなるCCDセンサ1
4を原稿に対して走査することによりカラー原稿を読取
り、読み取ったカラー画像信号をアナログ電気信号に変
換して出力する(ステップS1)。このアナログ画像信
号は、増幅器100で増幅された後、サンプル・ホール
ドされてダークレベルの補正、ダイナミックレンジが調
整され、A/D変換器101によりR,G,Bの各信号
に対してA/D変換が行われる。こうしてデジタル信号
に変換された画像信号は、黒補正/白補正回路102で
CCDセンサ14の受光感度に応じてシェーディング補
正される(ステップS2)。
【0026】こうして補正されたデジタル画像信号(R
OUT ,GOUT ,BOUT )は輝度信号生成部103に入力
されて輝度信号に変換される(ステップS3)。この輝
度信号への変換方式は、図5に示した様に、(ROUT
OUT +BOUT )×1/3の演算が行われて輝度信号が
生成される。なお、図5において、301は入力したR
OUT ,GOUT ,BOUT 色信号を加算する加算器を示し、
302は加算器301よりの加算結果を3で除算して、
3つの色信号の平均値を求める除算器を示している。こ
うして生成された輝度情報は、AEデータサンプリング
部104を介してパターン合成部105に送られる。詳
細は後述するが、一般的な複写動作を行う場合には、輝
度情報はAEデータサンプリング部104、パターン合
成回路105を介し、LOG変換部106で輝度信号か
らプリンタ部22の出力濃度に対応した濃度信号に変換
され、プリンタ部22で画像が出力されることになる。
【0027】一方、黒補正/白補正部102で補正され
たROUT ,GOUT ,BOUT 信号は、色判別回路107に
送られる。この色判別回路107では、原稿画像の各画
素の色領域及び色の種類を判定し、その判定結果である
判別信号117がパターン発生回路108に送られる
(ステップS4)。パターン発生回路108はRAM,
ROM等のメモリで構成されており、判別信号117の
色の種類に応じたパターン信号116と共に、色パター
ン化を行う領域であることを示すHIT信号115を出
力する。このHIT信号115は、AEデータサンプリ
ング部104に送られる(ステップS5)。これにより
AEデータサンプリング部104は、輝度情報をサンプ
リングする際に、HIT信号115が出力される領域以
外、つまり色パターン化を行う領域外の輝度情報をサン
プリングする。こうして本来、輝度情報をサンプリング
する必要のない領域、即ちパターンが出力されて輝度情
報が出力されない領域は、AEの際にサンプリングしな
い様に構成されている(ステップS6)。
【0028】また、パターン発生回路108より出力さ
れたHIT信号115及びパターン信号116はパター
ン合成回路105に入力され、ここで輝度情報とパター
ン信号116とが合成され、原稿の有彩色部分がパター
ンに変更される(ステップS7)。即ち、HIT信号1
15が出力された画像領域(対応するパターンが存在す
る色領域)はパターン信号116が出力され、HIT信
号115が出力されない領域(対応するパターンが存在
しない色領域)は輝度情報が出力されるように合成され
た画像信号は、先に説明した様にLOG変換部106に
より輝度から濃度に変換され、プリンタ部22へ送られ
る(ステップS8)。
【0029】次に、図3に示す本実施例の画像処理の各
部の構成を順次説明する。 [黒補正/白補正回路]図6は本実施例の黒補正/白補
正回路102の黒補正回路の構成を示す図である。
【0030】A/D変換されたCCDイメージセンサ1
4からのデジタルカラー画像信号は、CCDイメージセ
ンサ14に入力される光量が微少のときは、画素間のバ
ラツキが大きくなる。これをそのまま画像として出力す
ると画像のデータ部にスジやムラが生じため、この黒部
の出力のバラツキを補正する必要がある。そこで図6に
示すような回路で補正する。
【0031】原稿の読取り動作に先立ち、画像読取り部
3の原稿走査ユニットを原稿台8の先端部の非画像領域
に配置された均一濃度を有する黒色板まで移動し、ラン
プ9を点灯して、黒レベルの画像信号を黒補正回路に入
力する。いまブルー信号BINに関する回路77aBにつ
いて説明すると、この画像データの1ライン分を黒レベ
ルRAM78aに格納すべく、セレクタ82aのA入力
を選択してゲート80aを閉じ、ゲート81aを開く。
即ち、データ線は151a→152a→153aと接続
される。一方、RAM78aのアドレス入力155aに
はHSYNCで初期化され、VCLKを計数するアドレ
スカウンタ84aの出力154aが入力されるべくセレ
クタ83aに対する信号623が出力され、1ライン分
の黒レベル信号がRAM78aの中に格納される。(以
上、黒基準値取り込みモードとよぶ)。
【0032】こうして実際の画像読み込みの時には、R
AM78aはデータ読出しモードとなり、データ線15
3a→157aの経路で減算器79aのB入力へ毎ライ
ン、1画素ごとに、RAM78aの黒基準値が読出され
て入力される。即ち、この時、ゲート81aは閉じ、ゲ
ート80aは開いている。また、セレクタ86aはA出
力となる。従って、黒補正回路よりの出力156aは、
黒レベルデータDK(i)に対し、例えばブルー信号の
場合、BIN(i)−DK(i)=BOUT (i)として得
られる(黒補正モードとよぶ)。同様に、グリーン
IN,レッドRINも77aG,77aRにより制御され
る。
【0033】また、本制御のために各セレクタゲートの
制御線621〜625は、CPU110(図3)のI/
Oとして割当てられたラッチ85aによりCPU110
の制御の下で行われる。尚、セレクタ82a,83aの
B入力と、セレクタ86aのB出力を選択することによ
り、CPU110によりRAM78aがアクセスできる
ようになる。
【0034】図7は本実施例の黒補正/白補正回路10
2の白補正回路の構成を示すブロック図である。
【0035】色補正時に、原稿を読み取るためのCCD
14が均一白色板の読取位置(ホームポジション)にあ
る時、即ち、複写動作または読取動作に先立ち、露光ラ
ンプ9を点灯させ、均一白レベルの画素データを例え
ば、1ライン分の補正RAM178aに格納すべく、セ
レクタ182aでAを選択し、ゲート180aを閉じて
ゲート181aを開く。こうしてデータ線が1151a
→1152a→1153aと接続される。一方、RAM
178aのアドレス入力1155aには、反転されたH
SYNCで初期化され、VCLKをカウントするアドレ
スカウンタ184aの出力1154aが入力されるべく
セレクタ183aのA入力が出力され、1ライン分の白
レベル信号(白基準値)がRAM178aに格納され
る。ここで、RAM178aの容量は、例えば、主走査
方向がA4判の長手方向の長さを有するとすれば、16
pel /mmで4752(=16×297mm)画素(W0
4751)、即ち、少なくとも4752バイトが必要であ
る。
【0036】次に、読み取った画像の色領域をパターン
に置換えるパターン置換モード以外(以下通常モード)
では、Wi に対するi番目の画素の読取値Diに対し、
画像データが8ビットであるため、シェーディング補正
係数P0 =FFH (H は16進数を表す)を用いて、補
正後のデータDO は、DO =Di ×FFH /Wi となる
べきである。
【0037】一方、パターン置換モードのときは、シェ
ーディング補正係数をP1 とし、W i に対応するi番目
の画像の読取値Di に対する補正後のデータDO ’は、 DO ’=x 0≦x≦FFH =FFH x>FFH x=Di ×P/Wi x≧0 但し、P1 >FFH のようになればよい。尚、この補正係数P1 について
は、後述するAEデータサンプリング部104の説明部
分で説明するように、原稿画像を前もってスキャンして
読取ることにより求められる。また、データサンプリン
グの動作及びサンプリングデータのヒストグラムについ
ては、図17〜図19を参照して後述するように、画像
の地肌レベルが“D0H ”であるので、上述の補正係数
1 は P1 =(FFH /D0H )×FFH =138H また、例えば地肌レベルをB0H とすると、 P1 =(FFH /B0H )×FFH となり、その補正テーブルは図19ので示す様にな
り、入力レベル“B0H ”で出力レベルが“FFH ”と
なる。つまり、地肌が飛ぶこととなる。
【0038】そこで、CPU110よりラッチ185a
よりの信号701〜705を、ゲート180a,181
aを開き、更に、セレクタ182a,183aのB入力
と、セレクタ186aのB出力を選択するようにセット
し、RAM178aをCPU110によりアクセス可能
とする。次に、CPU110は、RAM178aのデー
タの先頭画素W0 に対しFFH /W0 ,P1 /W0 ,W
i に対しFFH /Wi,P1 /Wi …を順次演算し、通
常モードのための補正値はRAM178aへ、パターン
置換モードのための補正値はRAM187aへ格納す
る。そのためには、通常モードのためのデータを格納す
るときは、セレクタ183のB入力を選択して、ゲート
181aを開き、ゲート189a,180a,188a
を閉じて、RAM178aへ補正値を書込む。一方、パ
ターン置換モードのためのデータを格納するためには、
ゲート181a,180a,188aを閉じ、ゲート1
89aを開いて、RAM187aへ補正値を書込むよう
にすればよい。こうして色成分画像のブルー成分に対す
る処理が終了すると、同様にしてグリーン成分、レッド
成分の回路177aG,177aRの対応するRAMに
書込みを行う。
【0039】次に、通常モード(パターン置換を行わな
い)の場合を説明すると、ゲート180aを開き、ゲー
ト188a,181a,189aを閉じ、RAM178
aから、データFFH /Wi を読み出す。これにより1
153a→1157aを通って乗算器179aに入力さ
れ、乗算器179aの他方の入力端子に入力された原画
像データ1151aとの乗算がとられて出力される。
【0040】これに対しパターン置換モードのときは、
ゲート180a,181a,189aを閉じ、ゲート1
88aを開くことでRAM187aからデータP1 /W
i を読みだし、1158a→1157aを通り、乗算器
179aに入力され、一方の入力端子から入力された原
画像1151aとの乗算がとられ出力される。ここで、
乗算器179aは演算結果が、もしFFH を越えるなら
出力はFFH になるように設計されているものとする。
また、これら各ゲートの切り換え制御は、その原稿に対
する処理がパターン置換を行うかどうか予め分かってい
ることにより、CPU110によって原稿の読取りに先
だって行うことができる。 [AEデータサンプリング部104の説明]次に、AE
データサンプリング部104について説明する。
【0041】図8は本実施例のAEデータサンプリング
部104の構成を示すブロック図である。同図におい
て、601はカウンタ、602,604はセレクタ、6
03はRAM、605はフリップフロップ、606はバ
ッファをそれぞれ示している。カウンタ601は輝度情
報をRAM603に格納する際のアドレスを発生する。
セレクタ602は、セレクト信号610が“1”のとき
にカウンタ601のアドレスを選択してRAM603に
出力し、セレクタ604で選択された輝度情報をRAM
603に格納する。この時、MSBにHIT信号をセッ
トした輝度信号が選択される。こうして、RAM603
に輝度情報が格納、言い換えればサンプリングされる。
また、RAM603のデータのMSBには、輝度信号と
その遅延関係を調整したHIT信号が格納されるため、
RAM603のMSBのデータをチェックすることによ
り、そのデータが色判定された領域の輝度情報であるか
否かを判定できることになる。
【0042】次に、RAM603のデータをCPU11
0が読取る際には、セレクト信号610を“0”とし、
RAM603にCPU110のアドレスバスを入力し、
CPU110がリードする際には、バッファ606のゲ
ートが開かれ、RAM603のデータが読取られる。ま
た、輝度情報をそのままパターン合成回路105に出力
するときには、セレクト信号610を“1”として、セ
レクタ604から輝度信号を出力し、フリップフロップ
605を介してパターン合成回路105へ輝度信号を出
力する。フリップフロップ605のクロックはVCK
(ビデオ転送クロック)であり、カウンタ601のクロ
ックも同じVCKである。
【0043】つまり、AEデータサンプリング部104
で一旦RAM603に格納した輝度信号をCPU110
で読取ることになるが、その読取ったデータのMSBが
“1”であるデータは色判定領域内であるため、そのデ
ータを廃棄し、色判定領域外の輝度信号だけでAEデー
タを作る。
【0044】次に色判別回路107について説明する。
本実施例では、色判別法として、色相信号を用いた。こ
れは同一色でも、その彩さ、および明るさが異なる場合
においても正確な判定を行うためである。まず初めに、
この色判別回路107における色検出方法の概略につい
て説明する。
【0045】図9は色相変換の色平面を説明する図であ
る。
【0046】入力されるR,G,Bデータは各々8ビッ
トずつであり、計224の色の情報を有している。そのた
め、このような莫大な情報をそのまま用いる事は、その
回路規模からも高価なものとなつてしまう。
【0047】本実施例では、前述した色相を用いてお
り、これは正確には、通常表わされる色相とは異なる
が、ここでは色相と呼ぶことにする。色空間はマンセル
の立体等で知られているように、彩度,明度,色相で表
わされることが知られている。R,G,Bデータを平
面、即ち、2次元のデータにまず変換する必要がある。
R,G,Bの共通部、即ち、R,G,Bの最小値 min
(R,G,B)は無彩色成分であることから min(R,
G,B)を各R,G,Bデータより減算し、残った情報
を有彩色成分として用いることにより、3次元の入力色
空間を2次元の色空間に変換した。変換された平面は図
9に示すように、0°〜360°までを6つに分け、入
力されるR,G,Bの大きさの順番、つまりR>G>
B,R>B>G,G>B>R,G>R>B,B>G>
R,B>R>Gの情報と、入力されるR,G,Bの内の
最大値、中間値により、LUT(ルックアップテーブ
ル)等を用いて色相値を求めている。
【0048】次に、色判別回路107の構成について説
明する。
【0049】図10は本実施例による色判別回路107
の構成を示すブロック図である。
【0050】同図において、401はmax・mid・min 検出
回路、402,403は減算器、404は色相検出回
路、415,416は色判定回路、405,406はウ
インドコンパレータ、410はANDゲート、407は
CPUをそれぞれ示している。尚、色判定回路415及
び416は同様の構成を有している。
【0051】次に、色判別回路107の動作について説
明する。
【0052】入力されるROUT ,GOUT ,BOUT データ
は、まず、その大小判別を行うmax・mid・min 検出回路4
01に入力される。これは各入力データをコンパレータ
を用いて比較し、比較結果に応じてmax (最大)値,mi
d (中央)値,min (最小)値を出力する。また、各コ
ンパレータの出力値を順位信号420として出力してい
る。こうして出力されたmax ,mid ,min 値は前述した
ように、max 値,mid値から無彩色成分を減ずるため、
減算器402,403によりmax 値およびmid値より最
小値であるmin 値を減算し、色相検出回路404に順位
信号420とともに入力される。色相検出回路404は
RAMあるいはROM等のランダムアクセスの可能な記
憶素子であり、本実施例ではROMを用いてルックアッ
プテーブルを構成している。ROMには、予め図9に示
すような平面の角度に対応する値が記憶されており、入
力される順位信号(max −min )値、(mid −min )値
により、色相値が出力される。出力された色相値は次に
ウインドコンパレータ405,406に入力される。こ
れらウインドコンパレータ405,406にセットされ
る値は、図示しないデータ入力手段により、本来パター
ン化したい色データの色相値が入力されると、その色相
値に色相データ値がCPU407によつてオフセット値
としてセットされる値である。いまコンパレータ405
に設定された値をa1 とすると、色相検出回路404よ
り入力される色相データに対し、(色相データ)<a1
の時にコンパレータ405より“1”が出力され、コン
パレータ406に設定された値をa2 (a1 >a2 )と
すると、(色相データ)>a2の時にコンパレータ40
6より“1”が出力される。これにより、後段のAND
ゲート410はa1 >(色相データ)>a2 のときに
“1”を出力し、これを色判定回路415の出力とす
る。
【0053】また、色判定回路415と同様の動作によ
り、色判定回路416で判定されたものとは異なる色が
色判定回路416で判定される。本実施例では判定する
色の種類を2種類として構成しているが、本発明は種類
を2種類に限定するものではなく、3種類以上であって
も良い。 [パターン発生回路]次に、パターン発生回路108に
ついて説明する。
【0054】図11は本実施例のパターン発生回路の1
08の構成を示すブロック図であり、図12は原稿画像
の色と出力されるパターンとの対応関係を示す図であ
る。
【0055】図11において、801は副走査カウン
タ、802は主走査カウンタ、803はパターン用RO
Mをそれぞれ示している。このパターン用ROM803
には、例えば図12に示すような各色に対応するドット
パターンが予め書き込まれている。図12において、各
図形のパターンは16×16ドットのパターンデータで
ある。パターン用ROM803は、色判定信号117に
対応するパターンを、主走査カウンタ802及び副走査
カウンタ801よりの信号に従って繰り返し出力するこ
とによりパターンを発生させている。主走査カウンタ8
02は、水平同期信号HSYNCにより初期値がロード
され、ビデオクロックCLKをカウントして主走査方向
のアドレスを発生しており、副走査カウンタ801は、
ITOP信号で初期値をロードし、水平同期信号HSY
NCをカウントすることにより副走査方向のアドレスを
出力している。
【0056】上記カウンタ801,802の出力が各4
ビットで、色判定信号117が5ビットからなる計13
ビットのデータがパターン用ROM803のアドレスと
して入力されている。即ち、読取られた32種類の色に
対して16ドット×16ドットのパターンが発生できる
構成となつている。
【0057】このパターン用ROM803からの出力
は、8ビットのデータ長を有しており、その中のMSB
(最上位ビット)は、後段で説明するパターン合成回路
105内の制御用信号(HIT信号115)として用い
ており、このMSBは通常“0”で、パターンを発生さ
せる際は必ず“1”となるようにデータが書き込まれて
いる。尚、このパターン用ROM803は、RAM等の
書き換えのできるメモリで代用しても良い。また、RA
M等を用いてもその容量及びアドレスのビット割りつけ
はROMと同様である。 [パターン合成回路]次に、パターン合成回路108の
構成について説明する。
【0058】図13は本実施例のパターン合成回路10
5の構成を示すブロック図である。同図において、50
1はセレクタで、AEデータサンプリング部104でサ
ンプリングされた輝度信号と、パターン発生回路108
で生成されたパターン信号116の一方を、パターン発
生回路108よりのHIT信号115に従って選択して
いる。ここでHIT信号115が“1”である領域は、
原稿画像が有彩色であると判定された領域であるから、
その色に対応したパターン信号116が選択されLOG
変換部106に出力され、HIT信号115が“0”で
ある領域では輝度信号がそのままLOG変換部106に
出力される。 [LOG変換部]次に、LOG変換部106の構成につ
いて説明する。
【0059】LOG変換部106は、ROMあるいはR
AM等からなるルックアップテーブルから作られてい
る。本実施例では簡単のため、ROMを使うものとす
る。サンプリングしたAEデータからCPU110は適
切なLOG変換テーブルを選択し、LOG変換を行うこ
とになる。
【0060】図14は本実施例のLOG変換部106に
おけるLOG変換特性の具体例を示す図である。同図に
おいて、(A)は入力濃度と出力濃度とがリニアな変換
特性を示している。また例えば、AEデータをサンプリ
ングした際、文字等の原稿であると判定され、原稿の白
地のかぶりをとばしたい場合には、(B)に示す様なL
OG変換特性を選択する。つまり、入力濃度がある程度
大きい(白い)場合には出力濃度を“0”つまり、白に
置きかえてかぶりをなくすようにする。また、AEデー
タサンプリングの際、ある一定の濃度レベルが原稿内に
集中している場合には(C)に示す特性を選択し、ある
濃度レベルのダイナミックレンジを広げる。
【0061】以上説明したように本実施例によれば、色
パターン化を行う際に、サンプリングした輝度情報が色
判定領域内にあるか否かを判定し、その領域内でなく、
かつAEをかけた場合は、原稿全面の輝度分布をサンプ
リングして色パターン化を行う。また、原稿の輝度情報
が色判定領域内にある時は、AE用にサンプリングされ
た輝度情報を使用しないことにより、正確なAEを実現
することが可能となる。 <第2の実施例>次に第2の実施例として、色の違いを
白黒の濃度の違いで表現する場合のAEについて説明す
る。
【0062】基本的な考え方は前述の実施例と同様であ
り、色濃度変換を行う領域内のAEサンプリングデータ
をすてることにより、正確なAEをかけるものである。
この場合の回路構成としては、パターン発生回路108
が輝度発生回路に変わるわけであり、パターン用ROM
803には前述の各色に対応したパターンの代わりに各
色に対応した輝度データを書き込んでおけば良い。 <第3の実施例>次に第3の実施例について説明する。
【0063】第3の実施例では、色濃度変換を行う場合
のAEに関して、AEを行うための輝度情報のサンプリ
ングは、色濃度変換を行なわない領域に関しては原稿上
の輝度をそのままサンプリングし、色濃度変換を行う領
域に関しては変換後の画像の輝度情報をサンプリングす
ることにより、結果的に出力画像には正常なAEをかけ
る場合について説明する。例えば、色濃度変換を行った
変換後の濃度が黒に近い場合には、それだれ相対的に全
体の出力画像が黒くなることにより、全体的な出力画像
にAEをかける効果がある。
【0064】図15は本発明に係る第3の実施例の画像
処理装置の構成を示すブロック図で図3と共通する部分
は同じ番号で示している。図15において、721は輝
度発生回路であり、これは第2の実施例で説明したのと
同様に、パターン用ROM803においてパターンの代
わりに色に対応した輝度データを書き込んだ構成とす
る。722は輝度合成回路で、輝度信号生成部103に
より生成された原稿上の輝度信号と、色の違いを輝度の
違いとして表現した輝度信号723とをHIT信号11
5によりセレクトするものであり、図13でセレクタ5
01に入力されるパターン信号116を輝度発生回路7
21よりの輝度信号723に置き換えることで実現でき
る。
【0065】720はAEデータサンプリング部で、第
1の実施例で説明した構成に加えて、色判別回路107
により判別された色の種類を示す判別信号117が入力
される。この入力された判別信号は、図8において、M
SBであるHIT信号以外のビットに入力されるもので
あり、例えばRAM603が8ビット構成であればビッ
ト7がHIT信号、ビット5,6が判別信号、ビット0
〜4が輝度信号となる。また、HIT信号,色種別信
号,輝度信号の遅延関係は記述しないが、実際に実現す
る際にはすべての遅延関係をあわせることになる。
【0066】前述した実施例では、原稿全面に薄いピン
ク色等の下地色が付いている場合、その下地色もパター
ンに置き換えられ、プリントアウトされたシートの全面
がパターン画像になるので非常に見づらい画像となって
しまう。このような原稿に対しても良好なパターン化さ
れた出力画像を得ることを可能にした実施例について説
明する。
【0067】図16は本発明の第4実施例の画像処理部
の構成を示すブロック図で、前述の実施例と共通する部
分は同じ番号で示し、それらの説明を省略する。
【0068】図16において、AE用プリスキャン時、
CPU110aはAEデータサンプリング部730によ
りRAM101aを用いて図17に示すような原稿上の
濃度のヒストグラムを生成させる。AEデータサンプリ
ング部730の基本的な回路動作は前述の第1実施例と
同じである。
【0069】次に、AEデータサンプリング部730に
ついて図17を参照して説明する。AEデータサンプリ
ング部730は、入力画像処理部1000でシェーディ
ング補正され、輝度信号に変換された画像信号Iout
1ライン毎にサンプリングし、そのレベルをCPU11
0aが読取りヒストグラムを作成することにより読取画
像データのレベル範囲を検出し、原稿の下地レベルの色
を判定しないようなAE補正を行うものであり、図17
に示す回路で画像データのサンプリングを行なう。
【0070】尚、上述したAE補正の画像データのサン
プリングは、実際の原稿画像の読取動作に先立ち、原稿
画像をプリスキャンすることによって行われる。即ち、
シェーディング補正され、輝度信号Iout に変換された
画像データIout の1ライン分をRAM2105に格納
すべく、信号1701でゲート2103を開き、信号1
702でゲート2104を閉じる。つまり、データ線は
2110→2111と接続され、一方、RAM2105
のアドレス入力2112には反転したHSYNC信号で
初期化され、VCLKをカウントするアドレスカウンタ
2101の出力2113が入力されるべく、セレクタ2
102に対する選択信号1700が出力される。1ライ
ン分の輝度信号データがRAM2105の中に格納され
る(以上、画像データサンプルモード)。
【0071】そして、画像読込みの時には、RAM21
05はデータ読出しモードとなり、データ線2111→
2115の経路で、図16のCPU110aへデータバ
ス(D−Bus)を通って1ライン分のサンプリングさ
れた画像データが読込まれる。この時、CPU110a
に読み込まれる画像データは、1ラインの全画素データ
ではなく、1mm毎つまり16画素毎に1画素、A4長手
方向で293画素/ラインのデータがCPU110aに
読込まれることになる。更に、副走査方向においては、
主走査方向と同様に1mm間隔、つまり16ラインに1
回、上述した画像データサンプルモードが実行され、A
4サイズの原稿で、 (293画素/ライン)×206ライン=60358画
素 のデータがサンプリングされる。
【0072】さて、この時、選択信号1701によりゲ
ート2103を閉じ、選択信号1702によりゲート2
104が開かれる。また、選択信号1700によりセレ
クタ2102はCPU110aのアドレスバス(A−B
us)のB入力が選択され、アドレス線2114→21
12の経路でRAM2105のアドレス入力へアドレス
が入力される。ここで本制御のための各セレクタゲート
の選択信号1700〜1702は、CPU110aのI
/Oとして割り当てられたラッチ回路2106より出力
される。
【0073】ところで上述の様に、A4サイズの原稿で
サンプリングされたデータは、CPU110aにより処
理されてヒストグラムが作成される。例えば、新聞の様
な下地がやや暗く、文字等が入っている原稿等では図1
8に示す様なヒストグラムが作成される。つまり、図1
8において、輝度データ値“E0H ”に地肌部分の輝度
のピークが出現し、又、輝度データ値“25H ”に文字
部の輝度のピークが出現している。ここで、地肌部分の
色をパターン化しないために抑える場合、地肌のピーク
値“E0H ”が“FFH ”になる様な補正を輝度信号I
out に加えただけでは、地肌部のヒストグラムの分布が
ガウシャン分布的な分布をしているために、完全に地肌
部を飛ばすことは不可能になってしまう。そこで、地肌
部のヒストグラムの分布の裾野の広がりのパラメータl
(H=10H )を考慮し、“D0H ”が“FFH ”にな
るような補正(図19の)を加える。
【0074】本実施例では、前述したLOG変換部10
6のLOGテーブルに図19ので示された補正を加え
ることにより行っている。図19において、特性は通
常のもの、は画像レベル“D0H ”を“FFH ”に変
換するもの、はさらに地肌レベルの濃い画像“B0H
”を“FFH ”に変換して地肌を飛ばすテーブルの値
を示している。
【0075】図20は実施例の下地信号処理部731の
構成を示すブロック図で、図18に示すようにコンパレ
ータ141、レジスタ142及びANDゲート143か
ら構成されている。動作としては、まずCPU101a
は前記AE用プリスキャンにより得られた地肌レベルの
値“D0H ”を本スキャン前にレジスタ142に設定す
る。本スキャン時、輝度信号生成部103により生成さ
れたビデオ信号とレジスタ142に設定された値“D0
H ”との比較をコンパレータ141で行っている。いま
ビデオ信号が設定値“D0H ”より小さい場合、即ち、
設定値より暗い場合、ハイレベルの信号をANDゲート
143に出力し、また設定値“D0H ”より大きい場
合、即ち、設定値より明るい場合はロウレベルの信号を
ANDゲート143に出力し、色判別回路107から出
力された色判別信号117のオン・オフを制御してい
る。このようにして制御された色判別信号117が、後
段のパターン発生回路108に出力される。これ以降の
動作及び制御は、前述の実施例と同じであるので説明を
省略する。また、この構成は、前述した色を輝度に変換
するような構成の場合にも適用できる。このようにし
て、“D0H ”〜“FFH”を地肌の輝度信号領域と
し、この領域の画像データの出力を抑えることによりA
Eを実現している。
【0076】このように第4実施例によれば、原稿の下
地色を検出し、この下地色に対してはパターン化を行な
わないので、必要箇所の画像のみがパターン化されて見
やすい画像が得られる。 [黒補正/白補正回路の白補正回路の他の実施例]図2
1は本発明における黒補正/白補正回路の他の実施例の
白補正回路の構成を示すブロック図で、図7に示す前述
の実施例の白補正回路と共通する部分は同じ番号で示
し、それらの説明を省略する。ここでは、乗算器179
aとBOUT との間に更に乗算器190aを挿入し、乗算
器190aにはさらにレジスタ191aを介してデータ
バス(DBUS)からの信号を入力している。そして、乗算器
179aからの信号線1156aにDi ×FFH /Wi
が出力されるまでは従来例と同じように制御し、その
後、CPU110はレジスタ191aに通常モードでは
“1”であるデータをセットして乗算器190aのB入
力に出力し、パターン置換モードでは、CPU110は
レジスタ191aに、例えば、“P1 /FFH ”に相当
する信号をセットして乗算器190aのB入力Bに出力
する。これにより、パターン置換モードでない時はDi
×FFH /Wi が、パターン置換モードではDi ×P1
/Wi がBOUT に出力される。ここで、乗算器190a
は演算結果がもし“FFH ”を越える場合は、その出力
は“FFH ”になるように設計されているものとする。
尚、補正係数P1 の求め方、及びLOG変換部106の
補正テーブルのデータは前述の実施例と同様である。
【0077】また、この白補正回路の他の実施例とし
て、RAM178aのデータにCPU110がアクセス
可能とするまでは前述と同じ制御で行い、その後、CP
U110は通常モードでは先頭画素W0 に対しFFH /
0 、次の画素Wi に対しFFH /Wi というように順
次計算して出力し、一方、パターン置換モードでは、例
えば、“FFH ”より大きい補正係数をP1 とすると、
先頭画素W0 に対し、P 1 /W0 ,Wi に対しP1 /W
i というように順次計算して、データの置換を行うよう
にしても良い。この手順を図22のフローチャートで示
す。
【0078】尚、本発明は複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用し
ても良い。また、本発明はシステム或は装置に、本発明
を実施するプログラムを供給することによって達成され
る場合にも適用できることは言うまでもない。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、A
Eをかけた場合、原稿全面の輝度分布をサンプリングし
て結果的に色パターン化を行い、オリジナルの輝度信号
が出力に反映されない領域に対しては、AEサンプリン
グデータをすてることが可能となって、正確なAEを実
現することができる。また本発明によれば、カラー画像
中の下地色以外の色に対応した所定の画像変換を行い、
カラー画像中の下地色の色に対しては所定の画像変換を
行わないので、所定の画像変換後の画像が見づらくなっ
てしまうという不具合の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像処理部が用いられる複写機の
構造を示す断面図である。
【図2】CCDセンサの回拆格子を説明するための図で
ある。
【図3】第1の実施例の画像処理回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】本実施例の画像処理回路における画像処理手順
を説明するフローチャートである。
【図5】実施例の輝度信号生成部の構成を示すブロック
図である。
【図6】実施例の黒補正回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図7】実施例の白補正回路の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】実施例のAEデータサンプリング部の構成を示
すブロック図である。
【図9】色相変換の色平面を説明する図である。
【図10】実施例の色判別回路の構成を示すブロック図
である。
【図11】実施例のパターン発生回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図12】色とパターンとの対応を示す図である。
【図13】実施例のパターン合成回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図14】実施例のLOG変換特性の具体例を示す図で
ある。
【図15】本発明の第2の実施例の画像処理回路の構成
を示すブロック図である。
【図16】他の実施例の画像処理回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図17】図16のAEデータサンプリング部の構成を
示すブロック図である。
【図18】下地色のある文字原稿画像の輝度ヒストグラ
ム例を示す図である。
【図19】下地色の補正テーブルのデータ例を示す図で
ある。
【図20】図16の下地信号処理部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図21】他の実施例の白補正回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図22】他の実施例の白補正を説明するためのフロー
チャートである。
【図23】LOG変換部で使用される補正テーブルデー
タの一例を示す図である。
【符号の説明】
14 CCDセンサ 101 A/D変換器 102 黒補正/白補正回路 103 輝度信号生成部 104,730 AEデータサンプリング部 105 パターン合成回路 106 LOG変換部 107 色判別回路 108 パターン発生回路 110 CPU 115 HIT信号 116 パターン信号 404 色相検出回路 601 カウンタ 602,604 セレクタ 610 セレクト信号 731 下地信号処理部 1000 入力画像処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 静男 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−206053(JP,A) 特開 昭62−30473(JP,A) 特開 昭61−285880(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/46 - 1/64 G06T 1/00 510 G06T 5/00 100

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力カラー画像信号から入力画像の色及
    びその色の領域を判別する色判別手段と、前記色判別手
    段で判別した色に応じた所定のパターンを発生する画像
    発生手段とを有し、前記入力カラー画像信号の色領域を
    前記画像発生手段から発生される色に応じた所定のパタ
    ーンに変換して出力する画像処理装置であって、 前記入力カラー画像信号の輝度を検出して輝度信号を生
    成する輝度検出手段と、 前記輝度検出手段からの前記輝度信号のうち前記色に応
    じた所定のパターンに変換される領域内の輝度信号を除
    いて前記領域外の輝度信号を自動濃度調整を行うために
    使用する輝度信号としてサンプリングするサンプリング
    手段と、 前記サンプリング手段によりサンプリングされた前記輝
    度信号の輝度分布を測定する測定手段と、 前記測定手段で測定した輝度分布に応じて前記入力カ
    ラー画像信号の入力濃度に対する出力濃度の変換特性
    異なる複数の変換テーブルから所定の変換テーブルを選
    する選択手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像発生手段は前記判別した色に対
    応して発生する所定のパターンを記憶した記憶手段を含
    むことを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 入力カラー画像信号から入力画像の色及
    びその色の領域を判別する色判別手段と、前記色判別手
    段で判別した色に応じた所定の輝度を有するデータを発
    生するデータ発生手段とを有し、前記入力カラー画像信
    号の色領域を前記データ発生手段から発生される色に応
    じた所定の輝度のデータに変換して出力する画像処理装
    置であって、 前記入力カラー画像信号の輝度を検出して輝度信号を生
    成する輝度検出手段と、 前記輝度検出手段からの前記輝度信号のうち前記色に応
    じた所定の輝度のデータに変換される領域内の輝度信号
    を除いて前記領域外の輝度信号を自動濃度調整を行うた
    めに使用する輝度信号としてサンプリングするサンプリ
    ング手段と、 前記サンプリング手段によりサンプリングされた前記輝
    度信号の輝度分布を測定する測定手段と、 前記測定手段で測定した輝度分布に応じて前記入力カ
    ラー画像信号の入力濃度に対する出力濃度の変換特性
    異なる複数の変換テーブルから所定の変換テーブルを選
    する選択手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記輝度検出手段は、前記色判別手段に
    より判別された色に対応する所定の輝度を有するデータ
    を予め記憶した記憶手段を含むことを特徴とする請求項
    3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 入力カラー画像信号から入力画像の色及
    びその色の領域を判別する色判別手段と、前記色判別手
    段で判別した色に応じた所定の輝度を有するデータを発
    生するデータ発生手段とを有し、前記入力カラー画像信
    号の色領域を前記データ発生手段から発生される色に応
    じた所定の輝度のデータに変換して出力する画像処理装
    置であって、 前記入力カラー画像信号の輝度を検出して輝度信号を生
    成する輝度検出手段と、 前記輝度検出手段からの前記輝度信号のうち前記色に応
    じた所定の輝度のデータに変換される領域内に関しては
    変換後の輝度を、前記領域外に関しては前記輝度検出手
    段からの輝度信号を、それぞれ自動濃度調整を行うため
    に使用する輝度信号としてサンプリングするサンプリン
    グ手段と、 前記サンプリング手段によりサンプリングされた前記輝
    度信号の輝度分布を測定する測定手段と、 前記測定手段で測定した輝度分布に応じて前記入力カ
    ラー画像信号の入力濃度に対する出力濃度の変換特性
    異なる複数の変換テーブルから所定の変換テーブルを選
    する選択手段と、 を有することを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記輝度検出手段は、前記色判別手段に
    より判別された色に対応する所定の輝度を有するデータ
    を予め記憶した記憶手段を含むことを特徴とする請求項
    5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 入力カラー画像信号から入力画像の色及
    びその色の領域を判別する色判別工程と、前記色判別工
    程で判別した色に応じた所定のパターンを発生する画像
    発生工程と、前記入力カラー画像信号の色領域を前記画
    像発生工程で発生される色に応じた所定のパターンに変
    換して出力する出力工程とを有する画像処理方法であっ
    て、 前記入力カラー画像信号の輝度を検出して輝度信号を生
    成する輝度検出工程と、 前記輝度検出工程で検出される前記輝度信号のうち前記
    色に応じた所定のパターンに変換される領域内の輝度信
    号を除いて前記領域外の輝度信号を自動濃度調整を行う
    ために使用する輝度信号としてサンプリングするサンプ
    リング工程と、 前記サンプリング工程でサンプリングされた輝度信号の
    輝度分布を測定する測定工程と、 前記測定工程で測定した前記輝度分布に応じて前記入
    力カラー画像信号の入力濃度に対する出力濃度の変換特
    の異なる複数の変換テーブルから所定の変換テーブル
    を選択する選択工程と、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 入力カラー画像信号から入力画像の色及
    びその色の領域を判別する色判別工程と、前記色判別工
    程で判別した色に応じた所定の輝度のデータを発生する
    発生工程と、前記入力カラー画像信号の色領域を前記画
    像発生工程で発生される色に応じた所定の輝度のデータ
    に変換して出力する出力工程とを有する画像処理方法で
    あって、 前記入力カラー画像信号の輝度を検出して輝度信号を生
    成する輝度検出工程と、 前記輝度検出工程で検出される前記輝度信号のうち前記
    色に応じた所定の輝度のデータに変換される領域内の輝
    度信号を除いて前記領域外の輝度信号を自動濃度調整を
    行うために使用する輝度信号としてサンプリングするサ
    ンプリング工程と、 前記サンプリング工程でサンプリングされた輝度信号の
    輝度分布を測定する測定工程と、 前記測定工程で測定した輝度分布に応じて前記入力カ
    ラー画像信号の入力濃度に対する出力濃度の変換特性
    異なる複数の変換テーブルから所定の変換テーブルを選
    する選択工程と、 を有することを特徴とする画像処理方法。
  9. 【請求項9】 入力カラー画像信号から入力画像の色及
    びその色の領域を判別する色判別工程と、前記色判別工
    程で判別した色に応じた所定の輝度のデータを発生する
    発生工程と、前記入力カラー画像信号の色領域を前記画
    像発生工程で発生される色に応じた所定の輝度のデータ
    に変換して出力する出力工程とを有する画像処理方法で
    あって、 前記入力カラー画像信号の輝度を検出して輝度信号を生
    成する輝度検出工程と、 前記輝度検出工程で検出される輝度信号のうち前記色に
    応じた所定の輝度のデータに変換される領域内に関して
    は変換後の輝度を、前記領域外に関しては前記輝度検出
    手段からの輝度信号を、それぞれ自動濃度調整を行うた
    めに使用する輝度信号としてサンプリングするサンプリ
    ング工程と、 前記サンプリング工程でサンプリングされた前記輝度信
    号の輝度分布を測定する測定工程と、 前記測定工程で測定した輝度分布に応じて前記入力カ
    ラー画像信号の入力濃度に対する出力濃度の変換特性
    異なる複数の変換テーブルから所定の変換テーブルを選
    する選択工程と、 を有することを特徴とする画像処理方法。
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