JPH0630196A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH0630196A
JPH0630196A JP4207449A JP20744992A JPH0630196A JP H0630196 A JPH0630196 A JP H0630196A JP 4207449 A JP4207449 A JP 4207449A JP 20744992 A JP20744992 A JP 20744992A JP H0630196 A JPH0630196 A JP H0630196A
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JP4207449A
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Inventor
Shizuo Hasegawa
静男 長谷川
Hirohiko Tashiro
浩彦 田代
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画質の低下を招くことなく地色を完全に飛ば
せるようにする。 【構成】 CPU21aの制御により原稿照射ランプ8
を最大光量に調節しても原稿の地色を飛ばしきれないと
きは、まず原稿照射ランプ8を最大光量にして原稿の地
色を飛ばす。そして、原稿照射ランプ8を最大光量にし
ても飛ばされずに残った地色については、シェーディン
グ補正やγ補正によって完全に飛ばしてしまう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミリ
装置などにおいて原稿画像を読取る画像読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、原稿に光を照射し、その反射光を
光電変換素子(CCD)を用いて電気信号に変換し、各
種処理を行った後、レーザー、LEDアレイ等により感
光体上に像を形成するディジタル複写機の開発が盛んに
行われている。このようなディジタル複写機において、
カラー原稿の色情報をカラーCCD等により色信号に変
換し、この色信号により同一色と判定された領域を所定
のパターン信号に置換し、これらパターン信号を単一色
で再生してモノクロ画像として出力することにより、カ
ラー画像として出力する場合と同様な視覚的効果が得ら
れるようにした画像処理装置が提案されている。
【0003】次に、従来のこの種の画像処理装置を説明
する。
【0004】図1は、上記の画像処理装置が適用された
複写機の構成図である。感光ドラム1は、表面に電子写
真用の感光層が形成されており、矢印Xの方向に回転駆
動される。この感光ドラム1の周囲には1次帯電器2、
現像器3、転写帯電器4、クリーニング装置5が配置さ
れている。
【0005】また、複写機の上部には、画像読取部6が
配置されており、原稿台(プラテンガラス)7上に載置
された原稿の画像を光学的・電気的に読取る。この画像
読取部6は、上記の原稿台7の他、原稿照射ランプ8、
走査ミラー9、10、結像レンズ11、3色分離ブレー
ズド回折格子12、および画像処理装置13を有してお
り、画像処理装置13はCCDイメージセンサ14を含
んでいる。
【0006】原稿照射ランプ8はハロゲンランプにより
構成され、走査ミラー9、10と一体となって移動可能
に構成され、予め設定された一定の速度で副走査方向に
原稿を走査する。なお、原稿台7の周囲には、図示省略
したが、複写シーケンスに関する各種モードをそれぞれ
設定、表示するキー、液晶ディスプレイ等からなる操作
部が配置されている。
【0007】原稿照射ランプ8により原稿を操作したと
きの反射光は、走査ミラー9、10、結像レンズ11を
介して3色分離ブレーズド回折格子12に入射される。
そして、3色分離ブレーズド回折格子12により3方向
に分離されてCCDイメージセンサ14に入射され、R
(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の色別に光
電変換されて画像処理装置13により種々の画像処理が
行われる。その後、画像処理装置13にて画像処理され
た画像信号に基づいてレーザスキャナユニット15から
出射するレーザー光を変調する。このレーザー光は、固
定ミラー16、17を介して感光ドラム1に照射されて
静電潜像が形成され、画像の露光が行われる。この場
合、レーザスキャナユニット15は、図示省略した回転
多面鏡(ポリゴン)によりレーザー光を偏光することは
周知である。なお、図中、18、19はコピー未処理の
コピー用紙を収納するコピーカセットであり、20は転
写帯電器4により画像が転写されたコピー用紙を定着器
21の位置まで搬送する搬送ベルトである。
【0008】[読取光学系]図2はCCDイメージセン
サ14の構成図であり、基板14aの上にはR、G、B
の各色に対応するCCDアレイ14R、14G、14B
が形成されている。なお、1画素に対応する各CCD
は、円内に拡大して示したように正方形となっている。
なお、R、G、Bの各色に対応するCCDアレイ14
R、14G、14Bのライン間隔d1、d2は、画角に
対応して決定されている。また、3色分離ブレーズド回
折格子12は、図3に示したように、階段状格子が色分
解方向に周期的に繰返し形成された構造となっており、
例えば周期ピッチP=60μm、格子厚d3、d4=3
100μm、媒質屈折率=1.5とした場合、図示した
ように入射光は、透過回析されて3方向に分離される。
【0009】従って、図4に示したように、ライン走査
された原稿面SFの画像情報が光信号として結像レンズ
11を介して3色分離ブレーズド回折格子12に入射さ
れると、その画像情報を反映した光信号は、3色分離ブ
レーズド回折格子12により3方向に分離され、それぞ
れR、G、Bの各色に対応するCCDアレイ14R、1
4G、14B上に入射されることとなる。
【0010】[画像処理装置]図5は画像処理装置13
の全体構成を示す回路ブロック図であり、上記のCCD
イメージセンサ14の他に、増幅回路130、A/D変
換器131、黒補正/白補正回路132、輝度信号生成
部133、色認識回路134、パターン発生回路13
5、パターン合成回路136、LOG変換部137、画
像データサンプリング部138、およびCPU139を
有している。
【0011】CCDイメージセンサ14のCCDアレイ
14R、14G、14Bからは、それぞれR、G、Bの
3原色成分に対応するアナログの画像信号が出力され、
それらは増幅回路130により増幅された後、A/D変
換器131によりディジタル信号に変換される。そし
て、黒補正/白補正回路132は、R、G、Bの3原色
成分に対応するディジタルの各画像信号に対して、それ
ぞれ黒レベル補正と白レベル補正(シェーディング補
正)を行う。
【0012】輝度信号生成部133は、黒レベル補正と
白レベル補正とが施されたR、G、Bの3原色成分に対
応する各画像信号から、白黒に対応する輝度信号を生成
する。また、色認識回路134は、R、G、Bの3原色
成分に対応する各画像信号に基づいて、各画素ごとに色
認識を行う。そして、パターン発生回路135は、色認
識回路134により認識された色に対応する所定の図形
パターンを発生する。パターン合成回路136は、輝度
信号生成部133により発生された白黒対応の輝度信号
と、パターン発生回路135により発生された色対応の
図形パターンとを合成する。
【0013】LOG変換部137は、パターン合成回路
136の出力信号(輝度信号)を濃度信号に変換してプ
リンタ部(レーザスキャナユニット15)に出力する。
この場合、濃度信号への変換は、γ特性(露光に対する
感度の非直線性)を補正するようなかたちで行う。画像
データサンプリング部138は、輝度信号生成部133
により生成された輝度信号(画像データ)をサンプリン
グする。CPU139は、画像データサンプリング部1
38によりサンプリングされた画像データのレベルを読
取ってヒストグラムを作成し、画像データのレベルの範
囲を検出することにより、原稿の地肌部分を飛ばすよう
なAE補正(自動露光補正)を行うよう、黒補正/白補
正回路132、LOG変換部137を制御する。
【0014】次に、画像処理装置13の各構成要素を詳
細に説明する。
【0015】「黒補正/白補正回路」図6は、黒補正/
白補正回路132の黒補正回路の回路ブロック図であ
る。なお、黒補正回路は、R、G、Bの3原色成分に対
応する全く同一の3つの黒補正回路により構成されてい
るが、その具体的内容については図6ではブルーについ
てのみ示した。これは、後述の白補正回路についても同
様である。
【0016】A/D変換されたCCDイメージセンサ1
4からのディジタルカラー画像信号は、CCDイメージ
センサ14に入力される光量が微少のときは、図7に示
すように画素間のバラツキ等が大きく、これをそのまま
画像として出力すると、画像のデータ部分にスジやムラ
が生じる。そこで、図6の黒補正回路で画素間のバラツ
キ等を補正する。
【0017】すなわち、原稿読取動作に先立ち、原稿照
射ランプ8、走査ミラー9、10からなる原稿走査ユニ
ットを、原稿台7の先端部の非画像領域に配置された均
一濃度の黒色板の位置に移動し、原稿照射ランプ8を点
灯し、黒色板にて反射された黒レベルの画像信号を黒補
正回路に入力する。ブルー成分信号Binに関しては、
この黒レベルの画像信号の1ライン分を黒レベルRAM
78aに格納すべく、セレクタ82aでAを選択し(制
御線d)、ゲート80aを閉じ(制御線a)、ゲート8
1aを開いて(制御線b)、データ線151a、152
a、153aを接続する。一方、黒レベルRAM78a
のアドレス入力155aには、反転HSYNCで初期化
され、VCLKをカウントするアドレスカウンタ84a
の出力154aが入力されるべく、セレクタ83aでA
が選択される(制御線c)。これにより、黒色板にて反
射された黒レベルの1ライン分の画像信号が、1画素ご
とにアドレス付けされて黒レベルRAM78aに黒基準
値データとして格納される。
【0018】原稿の実際の画像データを読取る場合に
は、黒レベルRAM78aは、データ読出しモードとな
る。すなわち、ゲート81aを閉じ(制御線b)、ゲー
ト80aを開き(制御線a)、セレクタ86aをA出力
とすることにより、データ線153a、157aの経路
で、黒レベルRAM78a内の黒基準値データを減算器
79aのB入力に入力する。この際、減算器79aのA
入力には原稿の実際の画像データが入力されるが、原稿
の実際の画像データの1ライン分が減算器79aのA入
力に入力されるごとに、減算器79aのB入力には、黒
レベルRAM78a内の1ライン分の黒基準値データが
繰返し入力される。また、減算器79aには、上記の2
つのデータが1画素分ずつ同期をとって入力される。
【0019】そして、減算器79aは、原稿の実際の画
像データから黒基準値データを減じて黒補正を行い、そ
の黒補正データをデータ線156aから出力する。例え
ば、ブルー成分のi番目の画素について、原稿の実際の
画像データをBin(i)、黒基準値データをDK
(i)とすると、黒補正データBout(i)は、Bo
ut(i)=Bin(i)−DK(i)となる。このよ
うな黒補正は、グリーン成分、レッド成分についても同
様に行われる。
【0020】なお、黒補正のための各セレクタゲートの
制御線a、b、c、dは、CPU139のI/Oとして
割り当てられたラッチ85aを使用して、CPU139
により制御される。また、セレクタ82a、83a、8
6aをB選択とすることにより、CPU139は黒レベ
ルRAM78aをアクセスし得るようになる。
【0021】図8は、黒補正/白補正回路132の白補
正回路の回路ブロック図であり、この白補正回路では白
レベル補正(シェーディング補正)を行う。白レベル補
正(シェーディング補正)は、原稿走査ユニットを原稿
台7の後端部の非画像領域に配置された均一濃度の白色
板を照射したときの白レベルのデータに基づいて、図9
に示したような照明系、光学系、CCDイメージセンサ
14の感度バラツキを補正する。
【0022】白補正回路の基本的な回路構成は黒補正回
路と同一であり、黒補正では減算器79aにて補正を行
っていたのに対し、白補正では乗算器79bにて白補正
を行っている点が異なるのみであるので同一部分の説明
は省略する。
【0023】色補正時に、CCDイメージセンサ14が
均一白色板の位置(ホームポジション)にあるとき、す
なわち、複写動作、または読取動作に先立ち、原稿照射
ランプ8を点灯し、白色板にて反射された白レベルの画
像信号を1ライン分の補正係数RAM78bに格納す
る。例えば、主走査方向がA4サイズの長手方向の幅を
有し、画像データが1バイトとすると、補正係数RAM
78bの容量は、16pel/mmで4752(=16
×297mm)画素分の4752バイトであり、補正係
数RAM78bには、図10(a)に示したように、各
画素ごとに白レベルデータWi(i=1〜4752)が
格納される。この白レベルデータWiの格納は、ブルー
成分、グリーン成分、レッド成分について同様に行われ
る。
【0024】ところで、i番目の画素に対応する白レベ
ルデータWiに対し、i番目の画素に対応する原稿デー
タDiの白補正後のデータDo(i)は、Do(i)=
Di×FFH/Wiとなるべきである。すなわち、図9
に示したように、画像信号の最大値(最も白い色に対応
する画像データ)をFFHとすると、シェーディング補
正係数は、FFH/Wiとなるべきである。そこで、C
PU139は、図11のStepBに示したように、ま
ずブルー成分について、補正係数RAM78bに格納し
た白レベルデータWiを順次読出して、FFH/Wiな
る演算を行い、補正係数RAM78b内の白レベルデー
タWiを前記の演算結果であるシェーディング補正係数
FFH/Wiに書き換える(図10(b)参照)。そし
て、グリーン成分、レッド成分についても同様な書き換
え処理を行う。なお、この処理に先立って、CPU13
9は、ゲート80b、81bを開き、セレクタ82b、
83b、86bによりBが選択されるような制御線信号
をラッチ85bに出力して、補正係数RAM78bをア
クセス可能にしておく。
【0025】原稿の実際の画像データを読取る場合に
は、CPU139は、ゲート81bを閉じ(制御線
b)、ゲート80bを開き(制御線a)、セレクタ86
bをA出力とすることにより、データ線153b、15
7bの経路で、補正係数RAM78b内のシェーディン
グ補正係数FFH/Wiを乗算器79bのB入力に入力
する。この際、乗算器79bのA入力には原稿の実際の
画像データが入力される。そこで、乗算器79bは、原
稿の実際の画像データ(Di)とシェーディング補正係
数FFH/Wiとを乗算して白補正を行い、その白補正
データをデータ線156aから出力する。
【0026】このようにして、画像入力系のCCDイメ
ージセンサ14の暗電流バラツキ、各CCDアレイ14
R、14G、14B間の感度バラツキ、光学系光量バラ
ツキ、白レベル感度等に起因する黒レベル、白レベルの
バラツキを補正し、主走査方向にわたって白黒とも3原
色ごとに均一に補正された画像データBout、Gou
t、Routが得られるようにしている。この黒補正、
および白補正がなされた画像データBout、Gou
t、Routは、輝度信号生成回路133と、色認識回
路134に出力される。
【0027】[輝度信号生成回路]輝度信号生成回路1
33は、CCDイメージセンサ14により読取られた色
分解された画像データ(イメージ)から、色分解されて
いない全波長領域にわたるイメージ、すなわち白黒のイ
メージの輝度信号を作り出している。これは、出力手段
としては、単色の出力手段しか備えていないためであ
る。
【0028】白黒のイメージの輝度信号を作り出すた
め、輝度信号生成回路133は、図12に示したよう
に、黒補正/白補正回路132から出力された黒補正、
白補正済みのブルー成分、グリーン成分、レッド成分の
画像データBout、Gout、Routについて、
(Bout+Gout+Rout)/3なる演算を行っ
て、3原色成分の平均を算出している。この白黒イメー
ジの輝度信号は、パターン合成回路136に出力され
る。
【0029】[色認識回路]図13は、色認識回路13
4のブロック図である。この色認識回路134は、黒補
正/白補正回路132から出力された黒補正、白補正済
みのブルー成分、グリーン成分、レッド成分の画像デー
タBout、Gout、Routに基づいて色認識を行
う。この場合、同一色でその彩さ、明るさが異なっても
正確に判別できるよう、色相信号を用いて色認識を行っ
ている。
【0030】まず、このような色認識方法の概略を説明
する。
【0031】入力されるR、G、B成分の画像データ
は、各々8ビットで構成され、計224色の情報を有して
いる。しかし、このような莫大な情報をそのまま用いる
ことは、その回路規模からも高価なものとなってしま
う。このため、前述した色相を用いている。この色相は
厳密に言えば通常表される色相とは異なるが、便宜上色
相と呼ぶこととする。
【0032】色空間は、マンセルの色立体などで知られ
ているように、彩度、明度、色相で表される。そのた
め、R、G、B成分の画像データを平面、すなわち2次
元のデータに変換する必要がある。そこで、R、G、B
成分の画像データの共通部、すなわちR、G、B成分の
画像データの最小値は無彩色成分であることから、R、
G、B成分の各画像データから最小値を減算し、この減
算値を有彩色成分として使用することにより、入力され
た3次元の色空間を2次元の色空間に変換する。
【0033】変換された2次元の色空間は、図14に示
したように、円を6等分し、これらに入力されるR、
G、B成分の各画像データの大きさの順番、つまりR>
G>B、G>R>B、G>B>R、B>G>R、B>R
>G、R>B>Gの情報を割当てておき、この大きさの
順番の情報と、入力されるR、G、B成分の各画像デー
タの最大値、中間値とにより、所定のルックアップテー
ブルを用いて色相値を求めている。
【0034】次に、このような処理を行う図13に示し
た色認識回路134の動作を説明する。
【0035】入力されるR、G、B成分の各画像データ
は、その大小判断を行うmax・mid・min検出回
路134aに入力される。するとmax・mid・mi
n検出回路134aは、各入力データをコンパレータを
用いて比較し、比較結果に応じてmax値、mid値、
min値を出力する。また、コンパレータの出力値を順
位信号として出力する。
【0036】出力されたmax値、mid値は、各々減
算器134b、134cに入力され、min値は減算器
134b、134cに共通に入力される。また、順位信
号は、色相検出回路134dに入力される。そこで、減
算器134b、134cは、前述のように、max値、
mid値から無彩色成分を減ずるため、それぞれmax
値、mid値からmin値を減じ、それら減算値を色相
検出回路134dに出力する。
【0037】色相検出回路134dは、ROMなどのメ
モリにより構成されている。このメモリには、図14に
示した概念図のように、円の角度に対応する色相値が記
憶されたルックアップテーブルが形成されている。そし
て、入力される順位信号、(max−min)値、(m
id−min)値によりルックアップテーブルが検索さ
れ、色相値が出力される。
【0038】出力された色相値は、ウィンドコンパレー
タ134e、134fに入力される。一方、これらウィ
ンドコンパレータ134e、134fには、本来パター
ン化したい色データが予め入力された際、CPU134
gの制御の下に、その色に見合った色相値が所望のオフ
セットを持たせて設定されている。そこで、ウィンドコ
ンパレータ134eは、ルックアップテーブルから入力
された色相値をCi、設定された色相値をC1とすると
Ci<C1の場合に、「1(H)」を出力する。また、
ウィンドコンパレータ134fは、ルックアップテーブ
ルから入力された色相値をCi、設定された色相値をC
2とするとCi>C2の場合に、信号「1(H)」を出
力する。
【0039】従って、ANDゲート134h(色認識回
路134)からは、C1<Ci<C2の場合に信号
「1」、すなわちパターン化したい色データを検出した
旨の信号が出力される。なお、パターン化したい色とし
ては、レッド、イエロー、ブルー、ブラウン、グリー
ン、オレンジの6色が設定可能となっており、それに対
応して、ウィンドコンパレータ134e、134f、A
NDゲート134hも6組設けられている。従って、色
認識回路134からは、設定された各色と各ビットとが
1対1に対応づけられた6ビットの色判定信号が、各色
ごとに出力される。
【0040】[パターン発生回路]図15は、パターン
発生回路134の構成を示すブロック図である。パター
ン用ROM135aには、図16に示したようなレッ
ド、イエロー、ブルー、ブラウン、グリーン、オレンジ
の各色に対応する図形パターンがプリセットされてい
る。これら図形パターンは、各々16×16ドットで構
成され、前記6ビットの色判定信号に基づいて、各色ご
とに1つの図形パターンが読出される。
【0041】主走査カウンタ135b、副走査カウンタ
135cは、パターン用ROM135aに対する読出し
用のアドレスカウンタとして機能する。この場合、主走
査カウンタ135bは、水平同期信号HSYNCに同期
してビデオクロックCLKをカウントすることにより、
色判定信号により選択された16×16ドットの図形パ
ターンの主走査方向のアドレスをカウントし、副走査カ
ウンタ135cは、ITOP信号に同期して水平同期信
号HSYNCをカウントすることにより、色判定信号に
より選択された16×16ドットの図形パターンの副走
査方向のアドレスをカウントする。
【0042】パターン用ROM135aからの出力は、
8ビットのデータ長となっており、その中のMSB(最
上位ビット)は、後段のパターン合成回路136に対す
る制御用信号(HIT信号)として利用されており、パ
ターン用ROM135aには、MSBが通常は「0」、
パターンを発生させる場合には「1」となるようデータ
が書き込まれている。
【0043】[パターン合成回路]パターン合成回路1
36は、図示省略したが加算器を有しており、この加算
器により、輝度信号生成部133からの白黒対応の輝度
信号とパターン発生回路135からの色対応の図形パタ
ーン信号とを加算して合成する。すなわち、色対応の図
形パターン信号を白黒対応の輝度信号の輝度レベルで出
力する。
【0044】[Log変換部]パターン合成回路136
により出力された図形パターン信号(輝度信号)は、L
og変換部137により、濃度信号に変換される。この
輝度−濃度変換は、Log変換部137内のRAMに形
成されたルックアップテーブル(Logテーブル)に基
づいて行われ、濃度信号に変換された画像データ(図形
パターン信号)はプリンタ部(レーザスキャナユニット
15)に出力される。なお、Logテーブルの情報は、
図5に示したCPU139により書き込まれる。
【0045】[画像データサンプリング部]図17は、
画像データサンプリング部137のブロック図であり、
画像データサンプリング部137は、シェーディング補
正され、輝度信号に変換された画像データを1ラインご
とにサンプリングするものである。このサンプリングデ
ータは、次のようなAE(Auto Exposur
e)補正を行うために活用される。すなわち、CPU1
39は、画像データサンプリング部137によりサンプ
リングされたデータのレベルを読取り、ヒストグラムを
作成して画像データのレベル範囲を検出し、そのレベル
範囲に基づいて原稿の下地(地肌)レベルを飛ばすよう
なAE補正を行う。
【0046】画像データサンプリング部137による画
像データのサンプリングは、実際の原稿画像の読取り動
作に先立ち、原稿画像をプリスキャンすることにより図
17の回路により実行される。
【0047】すなわち、シェーディング補正され、輝度
信号に変換された画像データIoutの1ライン分をR
AM137aに格納すべく、ゲート137bを開き(制
御線b)、ゲート137cを閉じて(制御線c)、デー
タ線1370、1371を接続する。一方、RAM13
7aのアドレス入力1372には、反転HSYNCで初
期化され、VCLKをカウントするアドレスカウンタ1
37dの出力1373が入力されるべく、セレクタ13
7eでAが選択される(制御線a)。これにより、1ラ
イン分の画像データ(輝度信号)がRAM137aに格
納される(これを画像データサンプルモードと呼ぶ)。
【0048】実際の原稿画像を読み込む時には、RAM
137aはデータ読出モードとなり、RAM137aに
格納された輝度信号が、データ線1371、1374、
データバス(D−BUS)を介して図5に示したCPU
139に読み込まれる。
【0049】このとき、CPU139に読み込まれる画
像データは、1ラインの全画素データではなく、1mm
毎、つまり16画素毎に1画素、A4長手方向では29
3画素/ラインのデータがCPU139に読み込まれ
る。また、副走査方向においては、主走査方向と同様
に、1mm間隔、つまり16ライン毎に1回、上述した
画像データサンプルモードが実行される。従って、A4
サイズの原稿では、(293画素/ライン)×(206
ライン)=60358画素のデータがサンプリングされ
ることとなる。
【0050】このような読み込み時には、ゲート137
bは閉じ(制御線b)、ゲート137aは開く(制御線
b)。また、セレクタ137eは、CPU139のアド
レスバス(A−BUS)に通じるB入力が選択され(制
御線a)、CPU139からのアドレス信号がアドレス
線1375を介してRAM137aのアドレス入力13
72に入力される。なお、上記制御のための各セレクタ
ゲートの制御線a、b、c、dは、CPU139のI/
Oとして割り当てられたラッチ137fを使用して、C
PU139により制御される。
【0051】[AE補正]次に、従来のAE補正につい
て説明する。
【0052】前述のように、CPU139は、画像デー
タサンプリング部138によりサンプリングされた画像
データに基づいてヒストグラムを作成する。例えば、新
聞のようなやや暗い下地に文字などが印刷されている原
稿では、図18に示したようなヒストグラムが作成され
る。図18において、画像データ値E0Hに地肌部分の
ピークが出現し、画像データ値25Hに文字部のピーク
が出現している。
【0053】ここで、地肌部分を飛ばす場合、地肌部分
のヒストグラムがほぼガウス分布とっててるため、地肌
部分のピーク値E0HがFFH(最も白い値)になるよ
うな補正を輝度信号Ioutに対して行っただけでは、
完全に地肌部分を飛ばすことは不可能である。そこで、
地肌部分のヒストグラムの分布の裾野の広がりのパラメ
ータl(l=10H)を考慮し、画像データ値D0Hが
FFHになるような補正を行う。この補正は、前述した
Log変換部137のLogテーブルに図19のロの補
正を加えることにより行っている。なお、図19におい
て、イは画像データ値E0HをFFHに変換して地肌を
飛ばすための通常のAE補正テーブル、ロは画像データ
値D0HをFFHに変換して地肌を完全に飛ばすための
AE補正テーブル、ハは画像データ値B0H(地肌が濃
い画像)をFFHに変換して地肌を完全に飛ばすための
AE補正テーブルである。
【0054】以上説明したように、従来の画像処理装置
では、Log変換部137による輝度−濃度変換の過程
において、γ(露光に対する感度の非直線性)を補正し
て地色(地肌)を完全に飛ばすAE補正処理を行ってい
る。
【0055】
【発明が解決しようとする課題】しかし、γを補正して
原稿の地色(地肌)を飛ばすAE補正処理では、補正に
よる画質の低下が生じる。そこで、地色がある場合、地
色のない通常の原稿を読み取るときの光量よりも大きな
光量で原稿を読み取って地色を飛ばす手法が考えられ
る。
【0056】しかし、この手法では、原稿照射ランプの
光量には限度があるため、地色を飛ばすための光量とし
て、原稿照射ランプの最大光量以上の光量が要求される
場合には、地色を完全に飛ばすことができなくなる。
【0057】本発明は、このような背景の下になされた
もので、その目的は、画質の低下を招くことなく原稿の
地色を完全に飛ばすことができるようにすることであ
る。
【0058】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による画像読取装置は、原稿に光を照射する
光照射手段と、該光照射手段により光が照射された原稿
からの反射光を受光することにより原稿上の画像を読取
るイメージセンサと、前記光照射手段の照射光量を調節
することにより前記イメージセンサにより読取られた画
像信号の出力レベルを補正する第1の補正手段と、該第
1の補正手段により補正された画像信号の出力レベルを
補正する第2の補正手段とを備えている。
【0059】
【作用】光照射手段により原稿に対して光が照射される
と、その原稿からの反射光はイメージセンサに入射され
て原稿上の画像が読取られる。
【0060】第1の補正手段は、光照射手段の照射光量
を調節することによりイメージセンサにより読取られた
画像信号の出力レベルを補正して、原稿の地色を飛ば
す。
【0061】また、第2の補正手段は、第1の補正手段
により補正された画像信号の出力レベルを補正すること
により、第1の補正手段で飛ばしきれなかった地色(濃
度)をも飛ばしてしまう。
【0062】
【実施例】次に本発明の実施例を説明するが、従来例と
同様の構成部分が多いので相違点だけを説明する。
【0063】[第1実施例]本発明の第1実施例では、
図5の画像データサンプリング部138までの処理は従
来例と同じで、サンプリングされたデータから濃度ヒス
トグラムを作成し、この濃度ヒストグラムに基づいて原
稿の地色の部分に対応する濃度を検知する。
【0064】次に、原稿の地色の部分に対応する濃度に
基づいて、地色を飛ばすために必要な原稿照射ランプ8
の光量を求め、この光量を得るための点灯電圧を決定す
る。
【0065】図20は、原稿照射ランプ8の点灯電圧と
コントロール電圧との対応を示した図であり、原稿照射
ランプ8の点灯電圧の許容値はW(V)からZ(V)の
間であることを示している。また図20は、例えば、通
常はコントロール電圧をb(V)にすることで、点灯電
圧をX(V)にして原稿照射ランプ8を点灯させること
とし、図19のD0Hから右側の濃度を全て飛ばす場合
に必要な光量を得るための点灯電圧をY(V)とする
と、コントロール電圧はc(V)となることを示してい
る。
【0066】図21は、原稿照射ランプ8の制御回路を
示しており、CPU21aから出力された地色を飛ばす
のに必要な原稿照射ランプ8の光量に対応するデータ
は、D/A変換器21bによりディジタル信号に変換さ
れ、コントロール電圧信号(CNT)としてランプレギ
ュレータ21cに入力される。また、ランプレギュレー
タ21cには、CPU21aから原稿照射ランプ8のO
N/OFF信号が出力される。すなわち、図22のフロ
ーチャートに示したように、CPU21aは、ランプを
ONして良いときには、地色を飛ばすのに必要な光量に
対応するデータをD/A変換器21bに出力し、原稿照
射ランプ8のON信号をランプレギュレータ21cに出
力する。そして、ランプをOFFして良いときには、原
稿照射ランプ8のOFF信号をランプレギュレータ21
cに出力する。
【0067】このようにして原稿照射ランプ8を制御す
るに当って、地色を飛ばすために原稿照射ランプ8の最
大光量以上の光量が必要であれば、次のように2段階の
AE補正処理を行う。すなわち、そのときの地色の濃度
の境界値をImとし、原稿照射ランプ8の点灯電圧を最
大にしたときに飛ばされる濃度の境界値をIhとすると
(図23参照)、まず、IhからFFHまでの濃度の地
色を飛ばすために、図20に示したコントロール電圧を
d(V)にすることにより、原稿照射ランプ8の点灯電
圧を最大にして最大光量で原稿を照射することにより、
第1のAE補正処理を行う。次に、シェーディング補正
係数を変化させることにより、Imから1hまでの濃度
の地色を飛ばす第2のAE補正処理を行う。
【0068】すなわち、通常、シェーディング補正で
は、均一白色板を照射した際の画像データWiと原稿デ
ータDiに対して、シェーディング補正係数をFFH/
WiとしてDi×FFH/Wiなる補正を行うが、第2
のAE補正処理では、シェーディング補正係数をFFH
/Imに変更してDi×FFH/Imなる補正を行うこ
とで、Imから1hまでの濃度の地色を飛ばしている。
なお、FFHは、画像データの最大値、すなわち、最も
白い色に対応する画像データの値である。
【0069】このような第2のAE補正(シェーディン
グ補正)処理を可能にするため、第1実施例では、図2
4に示した白補正回路が設けられている。
【0070】図24に示した第1実施例における白補正
回路図は、図8に示した従来例における白補正回路図に
対して、変更補正係数RAM87b、ゲート88b、8
9bが追加され、ラッチ85bの代わりにラッチ90b
が設けられた点で従来例における白補正回路図と異なっ
ている。
【0071】この第1実施例における白補正回路図の動
作を説明すると、色補正時に、原稿を読み取るためのC
CDイメージセンサ14が均一白色板の読取位置(ホー
ムポジション)にあるとき、すなわち、複写動作または
読取動作に先立ち、原稿照射ランプ8を点灯させ、均一
白色板にて反射された各画素対応の白レベルの画像デー
タWiを1ライン分の補正係数RAM78bに格納す
る。この格納処理を行うときは、セレクタ82bでAを
選択し(制御線d)、ゲート80bを閉じ(制御線
a)、ゲート81bを開いて(制御線b)、データ線1
51b、152b、153bを接続する。また、このと
き、セレクタ83bではAが選択されることにより(制
御線c)、反転HSYNCで初期化され、VCLKをカ
ウントするアドレスカウンタ84bの出力154bが、
補正係数RAM78bのアドレス入力155bに入力さ
れる。
【0072】そして、前述のように、シェーディング補
正係数としては、通常はFFH/Wiが要求され、第2
のAE補正処理ではFFH/Imが要求される。そこ
で、CPU139は、ゲート80b、81bを開き、セ
レクタ82b、83b、86bでBが選択されるような
制御線信号をラッチ90bに出力して、補正係数RAM
78bをアクセス可能にしておく。そして、補正係数R
AM78bから1ライン分の各画素に対応する白レベル
の画像データWiを読出して、通常のシェーディング補
正係数FFH/Wiと、第2のAE補正処理用に変更さ
れたシェーディング補正係数FFH/Imとを各画素に
ついて演算する。次に、前者のシェーディング補正係数
FFH/Wiは補正係数RAM78bに格納し、後者の
変更シェーディング補正係数FFH/Imは、変更補正
係数RAM87bに格納する。この場合、補正係数RA
M78bに格納するときは、ゲート81bを開き、ゲー
ト80b、88b、89bを閉じる。また、変更補正係
数RAM87bに格納するときは、ゲート89bを開
き、ゲート80b、81b、88bを閉じる。
【0073】以後、実際の原稿画像を読み込む場合は、
通常時のときは、ゲート80bを開き、ゲート81b、
88b、89bを閉じ、セレクタ86bをA出力とする
ことにより、データ線153b、157bの経路で、補
正係数RAM78b内のシェーディング補正係数FFH
/Wiを乗算器79bのB入力に入力する。すると、乗
算器79bは、一方のA入力から入力された実際の原稿
画像データDiとシェーディング補正係数FFH/Wi
とを乗算し、その乗算結果を出力する。
【0074】また、第2のAE補正処理のときは、ゲー
ト88bを開き、ゲート80b、81b、89bを閉
じ、セレクタ86bをA出力とすることにより、データ
線158b、157bの経路で、変更補正係数RAM8
7b内の変更シェーディング補正係数FFH/Imを乗
算器79bのB入力に入力する。すると、乗算器79b
は、一方のA入力から入力された実際の原稿画像データ
Diと変更シェーディング補正係数FFH/Imとを乗
算し、その乗算結果を出力する。
【0075】なお、乗算器79bは、乗算結果がFFH
を越える場合には、常にFFHを出力するよう構成され
ている。また、この第1実施例においては、Log変換
部137では、図19のイで示される補正テーブルが使
用される。
【0076】[第2実施例]第2実施例は、図8に示し
た従来の白補正回路を用いてシェーディング補正を行う
ことにより、第2のAE補正処理を行っている点で第1
実施例と異なっている。
【0077】この第2実施例におけるシェーディング補
正は、補正係数RAM78b内の白レベルの画像データ
Wiに対してCPU139がアクセス可能とするところ
までは、従来例と同じ処理を行う。そして、これ以降
は、図25のフローチャートに示したように、CPU1
39は、通常時のときは、補正係数RAM78bから1
ライン分の各画素に対応する白レベルの画像データWi
を読出して、シェーディング補正係数FFH/Wiを順
次計算して置換するのに対し、第2のAE補正処理のと
きは、補正係数RAM78bから1ライン分の各画素に
対応する白レベルの画像データWiを読出して、変更シ
ェーディング補正係数FFH/Imを順次計算して、変
更補正係数RAM87bに格納する。その他の処理は第
1実施例と同様である。
【0078】[第3実施例]第3実施例は、第1実施
例、第2実施例と比較して、第2のAE補正処理におい
て、シェーディング補正ではなくγ補正によって地色を
飛ばすようにした点で異なっている。
【0079】すなわち、第1実施例、第2実施例では、
Log変換部137で図19のイで示されるAE補正テ
ーブルを使用していたが、第3実施例では、Log変換
部137のIogテーブルに対し図26のAE補正テー
ブルで補正を加えることにより、原稿照射ランプ8の最
大光量で原稿を照射しても飛ばしきれない地色の濃度範
囲Im〜IhがFFHになるような補正を行う。この場
合、Log変換部137の構成そのものは、従来例と同
一である。
【0080】本発明は、上記の実施例に限定されること
なく、例えば、ファクシミリ装置に適用することも可能
である。また、白黒の単一色で原稿画像を読取る原稿読
取装置に適用してもよい。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の原稿読取
装置によれば、まず原稿照射ランプの光量を調節するこ
とにより原稿の地色を飛ばし、原稿照射ランプを最大光
量に調節しても原稿の地色を飛ばしきれないときは、さ
らに、シェーディング補正やγ補正によって残りの地色
(濃度)をも飛ばすようにしたので、画質の低下を招く
ことなく地色を完全に飛ばすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機の全体構成図である。
【図2】複写機に設けられたCCDイメージセンサの斜
視図である。
【図3】複写機に設けられた3色分離ブレーズド回析格
子の断面図である
【図4】CCDイメージセンサに対して入射される光信
号を示す図である。
【図5】複写機に設けられた画像処理装置の全体構成を
示す回路ブロック図である。
【図6】画像処理装置における黒補正回路の回路ブロッ
ク図である。
【図7】入射光量が微少の場合のCCDイメージセンサ
の出力特性を示す図である。
【図8】画像処理装置における白補正回路の回路ブロッ
ク図である。
【図9】シェーディング補正が必要になる原因としての
CCDイメージセンサの出力特性を示す図である。
【図10】シェーディング補正係数の作成用データ、お
よびシェーディング補正係数の記憶状態を示す図であ
る。
【図11】シェーディング補正係数の作成動作を示すフ
ローチャートである。
【図12】輝度信号の生成方法を示す図である。
【図13】画像処理装置における色認識回路のブロック
図である。
【図14】色認識を行うために2次元に変換された色空
間を示す図である。
【図15】画像処理装置におけるパターン発生回路のブ
ロック図である。
【図16】認識された色に対応して発生される図形パタ
ーンを示す図である。
【図17】画像処理装置における画像データサンプリン
グ部のブロック図である。
【図18】サンプリングデータにより作成されるヒスト
グラムの例を示す図である。
【図19】画像処理装置におけるLog変換部のLog
テーブルを補正するためのAE補正テーブルを示す図で
ある。
【図20】原稿照射ランプの点灯電圧とコントロール電
圧との関係を示す図である。
【図21】原稿照射ランプの制御回路を示すブロック図
である。
【図22】原稿照射ランプの制御回路の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図23】第2のAE補正処理により飛ばされる濃度範
囲を説明するための図である。
【図24】本発明の第1実施例における白補正回路の回
路ブロック図である。
【図25】本発明の第2実施例において2種類のシェー
ディング補正係数を作成するときの動作を示すフローチ
ャートである。
【図26】本発明の第3実施例におけるLogテーブル
補正用の補正テーブルを示す図である。
【符号の説明】
8 原稿照射ランプ 13 画像処理装置 14 CCDイメージセンサ 21a CPU 21b D/A変換器 21c ランプレギュレータ 78b 補正係数RAM 79b 乗算器 87b 変更補正係数RAM 132 黒補正/白補正回路 137 Log変換部 138画像データサンプリング部 139 CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿に光を照射する光照射手段と、該光
    照射手段により光が照射された原稿からの反射光を受光
    することにより原稿上の画像を読取るイメージセンサ
    と、前記光照射手段の照射光量を調節することにより前
    記イメージセンサにより読取られた画像信号の出力レベ
    ルを補正する第1の補正手段と、該第1の補正手段によ
    り補正された画像信号の出力レベルを補正する第2の補
    正手段とを備えたことを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】前記第1の補正手段と第2の補正手段と
    は、自動露光制御を行う過程で作動することを特徴する
    請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】前記第2の補正手段は、変更された補正係
    数によりシェーディング補正を行うことにより、前記第
    1の補正手段により補正された画像信号の出力レベルを
    補正することを特徴とする請求項1、または請求項2に
    記載の画像読取装置。
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