JPH0879462A - 原稿サイズ検知装置 - Google Patents

原稿サイズ検知装置

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JPH0879462A
JPH0879462A JP6207759A JP20775994A JPH0879462A JP H0879462 A JPH0879462 A JP H0879462A JP 6207759 A JP6207759 A JP 6207759A JP 20775994 A JP20775994 A JP 20775994A JP H0879462 A JPH0879462 A JP H0879462A
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JP6207759A
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Shinichiro Wada
真一郎 和田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿サイズ検知時,第1の光学キャリジが第
2のホームポジションから第1のホームポジションへ移
動することで,原稿のサイズが非定型の場合にも,原稿
サイズ検知が可能となり,また,原稿サイズ検知用のセ
ンサーを増やす必要がないので省スペースで,コストを
抑える。 【構成】 原稿サイズ検知時に,第1の光学キャリジ1
05,第2の光学キャリジ107およびCCDイメージ
センサー109を制御して,CCDイメージセンサー1
09で副走査方向の複数ライン分の原稿画像を読み取る
読取制御手段としてのスキャナコントローラー205
と,CCDイメージセンサー109で読み取った副走査
方向の複数ライン分の原稿画像および原稿サイズ検知セ
ンサー110の検知結果に基づいて,原稿のサイズを判
定する原稿サイズ判定手段としての原稿サイズ検知部2
01とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,コンタクトガラス上に
載置された原稿の原稿サイズを検知する原稿サイズ検知
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル複写機に代表される画像形成装
置では,コンタクトガラス上に載置された原稿を,光源
ミラーを有する第1の光学キャリジと,1対のダハミラ
ーを有する第2の光学キャリジで走査し,これらのミラ
ーによって導かれた原稿の反射光をレンズによってCC
Dイメージセンサー上に結像することで原稿像を電気信
号に変換している。特に,複写機においては,通常,C
CDイメージセンサーから得られた情報をもとに変倍な
どの処理を行ったのちにコピー像を形成しているが,こ
のほかCCDイメージセンサーから得られた情報を直接
コンピュータに読み込ませ保存することもある。
【0003】前述したように複写機では,原稿の大きさ
と変倍率に応じて適当な大きさの転写紙を選択すること
が必要であるが,ユーザーにとっては特別な操作をする
ことなく,原稿をコンタクトガラス上にセットしただけ
で自動的に最適な転写紙が選択されることが望ましいの
は自明である。このため,例えば,特開昭61−209
36号公報『電子複写機の原稿サイズ自動認識装置』な
どに示されるような自動原稿サイズ検知方法が用いられ
ている。この装置においては,コンタクトガラスに対し
て複数のセンサーを配置し,それら複数のセンサーによ
り,コンタクトガラスにセットした原稿の大きさの検知
を行っている。
【0004】ところが,特開昭61−20936号公報
によれば,検知する原稿サイズの種類が増えるほど必要
となるセンサーの数が増えるため,センサーを配設する
スペースを必要とし,また,センサーと複写機本体の制
御装置との間の接続数を増やすこととなりコスト高にな
るという不都合があった。
【0005】このため,これを解決するものとして,例
えば,特開平5−207239号公報『原稿サイズ検知
装置』に示された装置が提供されている。この原稿サイ
ズ検知装置は,ユーザーが読み取りスイッチをONにし
た後に第1の光学キャリジの光源を点灯させ原稿の1か
所を走査してCCDイメージセンサー上に結像された原
稿の情報から幅走査方向の長さを検出するとともに,長
手方向の原稿長さを別に設けたセンサーによって検出
し,これらの情報を総合して原稿サイズを決定したうえ
で原稿読み取りのための走査を行っている。
【0006】また,例えば,特開昭63−43469号
公報『画像処理装置』に示されたものがある。この原稿
サイズ検知装置は,1回目の走査(プレスキャン)でC
CDイメージセンサーの出力信号により,原稿サイズを
検出し,2回目の走査で原稿画像を読み取るようにした
ものである。
【0007】さらに,原稿サイズ検知から原稿読み取り
開始までの時間を短縮するために,原稿読み取り動作が
終了した待機状態の場合に,第1の光学キャリジを原稿
読み取り時の走査開始位置である第1のホームポジショ
ンと異なる端部である第2のホームポジションに移動さ
せ,原稿押さえ板が一定の開放度以下で,かつ,コンタ
クトガラス上に原稿が載置されている場合に,第1の光
学キャリジを第2のホームポジションから第1のホーム
ポジションに移動させて,CCDイメージセンサーで読
み取った画像信号に基づいて,原稿サイズを判定するよ
うにした原稿サイズ検知装置も提案されている。
【0008】このように原稿サイズを自動的に検知する
ことで,ユーザーの負担を軽減することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記従
来の技術によれば,原稿押さえ板を閉じた状態で原稿サ
イズを検知することを想定しているため,原稿押さえ板
の裏側(コンタクトガラス側)に,原稿と異なった色を
着色しなくてはならないため,この原稿押さえ板が著し
く汚れたり,この原稿押さえ板とほぼ同じ色の地色の原
稿を使用した場合には原稿サイズ検知ができなくなると
いう問題点があった。
【0010】また,原稿押さえ板を解放したままで原稿
サイズの検知を行った場合,第1の光学キャリジの光源
が通常の原稿読み取り動作時と同様に高い輝度で発光し
ているために,必要以上に長い時間ユーザーが高輝度の
照明にさらされてしまい,不快に思うという問題点があ
った。
【0011】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て,原稿押さえ板の裏側に特殊な着色を行う必要がな
く,原稿押さえ板が著しく汚れた場合にも誤動作しない
原稿サイズ検知装置を提供することを目的とする。
【0012】また,本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって,原稿押さえ板を解放したままで原稿サイズの
検知を行った場合でも,ユーザーに不快感を与えないよ
うにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに,請求項1に係る原稿サイズ検知装置は,光源とミ
ラーを有する第1の光学キャリジおよび1対のダハミラ
ーを有する第2の光学キャリジとを用いて,コンタクト
ガラス上に載置された原稿を走査し,原稿の反射光をC
CDイメージセンサーで光電変換することにより原稿画
像を読み取る画像読取装置に適用される原稿サイズ検知
装置において,原稿押さえ板の開放度を検知する開放度
検知手段と,前記コンタクトガラス上の原稿の有無を検
知する原稿有無検知手段と,第1に,原稿読み取り動作
が終了した待機状態の場合に,前記第1の光学キャリジ
を原稿読み取り時の走査開始位置である第1のホームポ
ジションと異なる端部である第2のホームポジションに
移動させ,第2に,前記開放度検知手段によって原稿押
さえ板が一定の開放度以下になったことが検出され,か
つ,前記原稿有無検知手段で原稿が検知された場合に,
前記第1の光学キャリジを第2のホームポジションから
第1のホームポジションに移動させ,第3に,前記原稿
押さえ板の開放度が一定の開度以下になる以前に,所定
の読み取り開始スイッチが押下された場合,前記第1の
光学キャリジを第2のホームポジションから第1のホー
ムポジションに移動させる移動制御手段と,前記第1の
光学キャリジが第2のホームポジションから第1のホー
ムポジションに移動する際に,前記CCDイメージセン
サーで読み取った画像信号に基づいて,原稿サイズを判
定する原稿サイズ判定手段とを備えたものである。
【0014】また,請求項2に係る原稿サイズ検知装置
は,前記第1の光学キャリジが,赤外光を発光する原稿
サイズ検知用光源を備え,原稿サイズ検知時に,前記原
稿サイズ検知用光源を発光させるものである。
【0015】また,請求項3に係る原稿サイズ検知装置
は,請求項1または2の構成に加えて,原稿サイズ検知
時に,前記CCDイメージセンサーの出力信号により原
稿濃度を検出する原稿濃度検出手段を備えたものであ
る。
【0016】
【作用】本発明の原稿サイズ検知装置(請求項1)は,
移動制御手段が,第1に,原稿読み取り動作が終了した
待機状態の場合に,第1の光学キャリジを原稿読み取り
時の走査開始位置である第1のホームポジションと異な
る端部である第2のホームポジションに移動させ,第2
に,原稿押さえ板が一定の開放度以下になったことが検
出され,かつ,コンタクトガラス上に原稿がある場合
に,第1の光学キャリジを第2のホームポジションから
第1のホームポジションに移動させ,第3に,原稿押さ
え板の開放度が一定の開度以下になる以前に,所定の読
み取り開始スイッチが押下された場合,第1の光学キャ
リジを第2のホームポジションから第1のホームポジシ
ョンに移動させる。また,原稿サイズ判定手段が,第1
の光学キャリジが第2のホームポジションから第1のホ
ームポジションに移動する際に,CCDイメージセンサ
ーで読み取った画像信号に基づいて,原稿サイズを判定
する。
【0017】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項2)は,第1の光学キャリジが,赤外光を発光する原
稿サイズ検知用光源を備え,原稿サイズ検知時に,原稿
サイズ検知用光源を発光させる。したがって,原稿サイ
ズ検知時には,ユーザーが認識できない光(赤外光)を
用いて,CCDイメージセンサーで画像信号を読み取
り,原稿サイズを判定するので,不快感をなくすことが
できる。
【0018】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項3)は,原稿濃度検出手段が,原稿サイズ検知時に,
CCDイメージセンサーの出力信号により原稿濃度を検
出するので,原稿サイズ検知から原稿読み取り開始まで
の時間を短縮することができる。
【0019】
【実施例】以下,本発明の原稿サイズ検知装置につい
て,〔実施例1〕,〔実施例2〕の順で図面を参照して
詳細に説明する。
【0020】〔実施例1〕図1は,実施例1の原稿サイ
ズ検知装置を適用するデジタル式の画像読み取り装置の
基本構成図であり,原稿101を載置するためのコンタ
クトガラス102と,原稿101に光を照射する光源1
03と,原稿101によって反射された光源103の反
射光を所定の方向に反射させるミラー104と,光源1
03とミラー104が搭載された第1の光学キャリジ1
05と,ミラー104によって反射された反射光をCC
Dイメージセンサー109の方向へ導く1対のダハミラ
ー106を有する第2の光学キャリジ107と,第1の
光学キャリジ105および第2の光学キャリジ107に
よって導かれた原稿101の反射光を集光するレンズ1
08と,レンズ108によって集光された反射光を入力
し,光電変換を行って電気信号として出力するCCDイ
メージセンサー109とを備えている。
【0021】以上の構成において,光源103から出射
された光が,コンタクトガラス102上に載置された原
稿101によって反射され,その反射光がミラー104
および1対のダハミラー106を介してレンズ108に
送られる。続いて,レンズ108がミラー104と1対
のダハミラー106によって導かれた反射光をCCDイ
メージセンサー109へ集光し,CCDイメージセンサ
ー109が光電変換を行って原稿101の画像を電気信
号として読み取る。
【0022】次に,図2を参照して,実施例1の原稿サ
イズ検知装置の概略構成について説明する。図2は,実
施例1の原稿サイズ検知装置の概略構成を示すブロック
図であり,CCDイメージセンサー109で読み取った
画像信号(アナログ信号)を後述するA/D変換回路2
06で変換したデジタル信号を入力し,原稿のサイズを
判別する原稿サイズ判別処理回路201と,CCDイメ
ージセンサー109と,光源103を駆動するランプレ
ギュレーター202と,第1の光学キャリジ105およ
び第2の光学キャリジ107を移動させるためのモータ
ー203と,モーター203を駆動するモータードライ
バー204と,第1の光学キャリジ105および第2の
光学キャリジ107の移動制御を行うスキャナコントロ
ーラー205とを備えている。
【0023】なお,上記原稿サイズ検知装置の構成にお
いて,スキャナコントローラー205,ランプレギュレ
ーター202,モーター203,モータードライバー2
04,A/D変換回路206,光源103,第1の光学
キャリジ105,第2の光学キャリジ107およびCC
Dイメージセンサー109は,一般的に画像読取装置に
搭載されている機構を使用するものである。
【0024】図3は,画像読取装置の画像処理部の構成
を示し,画像読取装置の画像処理部は,CCDイメージ
センサー109から出力された電気信号(ここでは,ア
ナログ信号)をデジタル信号に変換するA/D変換回路
206と,A/D変換回路206から出力されたデジタ
ル信号を入力して,光源103の光量分布のバラツキ
や,CCDイメージセンサー109の各受光素子の感度
のバラツキ等の補正を行うシェーディング補正回路30
1と,γ補正処理・変倍処理・移動処理等の各種画像処
理を施す画像処理回路302と,画像処理を施されたデ
ジタル信号を入力し,文字部と中間調部とに分離する分
離回路303と,A/D変換回路206から出力された
デジタル信号(すなわち,CCDイメージセンサーの出
力信号)により原稿濃度を検出する原稿濃度検出回路3
04とを備えている。なお,分離回路303から出力さ
れたデジタル信号は,画像読取装置に接続されたプリン
ター(図示せず)等に入力される。
【0025】一方,原稿サイズ判別処理回路201は,
A/D変換回路206からデジタル信号を得て,原稿サ
イズの判別を行う。
【0026】図4は,実施例1の原稿有無検知手段およ
び開放度検知手段の構成を示す説明図である。原稿サイ
ズ検知の開始を判断するために設けた2種類のセンサー
を図示している。原稿押さえ板401の開放度を検知す
るための開放度検知手段としては,例えば,フォトイン
ターラプター402と,原稿押さえ板401に取りつけ
られたフィラー403とを用いることができ,これによ
って,原稿押さえ板401の開放度がある一定角度の範
囲で検知できる。開放度検知手段としては,原稿押さえ
板401の開放度の検知をリードスイッチなどで行う方
法でも良いのは勿論である。
【0027】また,原稿有無検知手段としては,図示の
如く,コンタクトガラス102に対向する位置に原稿の
有無を検知するための赤外光発生装置404と,赤外光
発生装置404から発せられた光がコンタクトガラス1
02に載置した原稿に反射した反射光を受光するフォト
センサー405とからなる原稿有無検知センサー406
を用いている。ただし,原稿有無検知センサー406は
第1の光学キャリジ上にあっても,ほかの箇所にあって
も良い。
【0028】以上の構成において,その動作を説明す
る。原稿サイズの検知を行う場合,第1の光学キャリジ
105は,原稿読み取り時の走査開始位置である第1の
ホームポジションA(図1参照)と異なる端部である第
2のホームポジションB(図2参照)から,第1のホー
ムポジションAに向かって移動するものである。
【0029】具体的には,スキャナコントローラー20
5の制御によって,原稿読み取り動作が終了した待機状
態の場合に,第1の光学キャリジ105は,第1のホー
ムポジションAから第2のホームポジションBに移動さ
せられる。
【0030】具体的には,通常の原稿読み取り時は,第
1の光学キャリジ105は,第1のホームポジションA
から第2のホームポジションBの方向に移動することに
より,原稿101を読み取る。このとき第1の光学キャ
リジ105の移動する距離は検知した原稿サイズまで行
うものとする。原稿101の読み取り終了直後に第1の
光学キャリジ105をできるだけ早い速度で第1のホー
ムポジションAへ移動させるリターン動作を行う。連続
読み取りの場合は,前記制御を続けて繰り返す。読み取
り終了時には,第1の光学キャリジ105は第2のホー
ムポジションBに戻される。
【0031】また,原稿サイズ検知時は,スキャナコン
トローラー205の制御によって,第1の光学キャリジ
105が第2のホームポジションBから第1のホームポ
ジションAに移動することにより,CCDイメージセン
サー109は原稿101からの反射光を得て,アナログ
信号を出力する。原稿サイズ判別処理回路201は,C
CDイメージセンサー109で読み取ったアナログ信号
(原稿画像)をA/D変換回路206で変換したデジタ
ル信号を入力し,原稿サイズの判別を行う。
【0032】なお,スキャナコントローラー205は,
原稿サイズ検知時の第1の光学キャリジ105の移動速
度(第2のホームポジションBから第1のホームポジシ
ョンAに移動する速度)を前述したリターン動作の速度
と同等に制御する。
【0033】また,上記原稿サイズ検知時に,A/D変
換回路206を介してデジタル信号を原稿濃度検出回路
304に入力させ,原稿濃度の検知を同時に行なう。
【0034】前述したように実施例1によれば,原稿サ
イズ検知を行うときに,第1の光学キャリジ105が第
2のホームポジションBから第1のホームポジションA
へ移動することにより,原稿サイズ検知を行うので,原
稿サイズ検知用のセンサーのスペースを確保する必要が
ないので省スペースで,コストを抑えることができる。
また,原稿のサイズが非定型の場合にも,原稿サイズ検
知が可能となる。
【0035】また,原稿サイズ検知時に,原稿濃度検出
回路304が原稿濃度の検知を行なうことにより,原稿
読み取りにかかる時間が短縮できる。
【0036】また,実施例1によれば,原稿サイズ検知
時における第1の光学キャリジ105の移動を,第2の
ホームポジションBから第1のホームポジションAへの
一方向のみとしたので,原稿サイズ検知時間を短縮する
ことができると共に,原稿サイズ検知後,すぐに原稿読
み取り動作を開始することができる。
【0037】また,第1の光学キャリジ105は,第1
のホームポジションAと第2のホームポジションBの間
を早い速度(前述したリターン速度と同等の速度)で移
動するので,さらに原稿サイズ検知時の時間を短縮する
ことができる。
【0038】ここで,図5のフォローチャートを参照し
て,原稿押さえ開度および原稿有無に基づく,原稿サイ
ズ検知動作の開始について説明する。ユーザーが画像読
み取りを行おうとしている場合には,原稿押さえ板40
1を開放して原稿をセットするため,原稿押さえ板40
1が閉じられている状態からある一定角度(ここでは,
25度)以上開放されたことを検知して,ユーザーが画
像読み取りを行おうとしていることが判断できる。
【0039】したがって,先ず,フォトセンサー405
およびフィラー403によって原稿押さえ板401の開
放度が一定角度以上であるか否かを判断し(S50
1),一定角度以上であれば,原稿有無検知センサー4
06が動作を開始し(S502),一定角度以上でなけ
れば,処理を終了する。このとき,原稿有無検知センサ
ー406から発せられた光は赤外光であるのでユーザー
にとっては発光しているのが判らない。なお,原稿押さ
え板401のある一定角度は25度でなくても良いこと
は勿論である。
【0040】続いて,フォトセンサー405の出力に基
づき,原稿がコンタクトガラス102上に載置されてい
るか否かを判断し(S503),ここで,原稿が載置さ
れていないと判断された場合には,処理を終了する。
【0041】一方,原稿が載置されている場合には,フ
ォトセンサー405およびフィラー403によって原稿
押さえ板401の開放度が一定角度以下であるか否かを
判断する(S504)。ここで,原稿読み取りを行おう
とする場合,通常は,原稿載置後,原稿押さえ板401
を閉じて原稿をコンタクトガラス102上に押しつけ
る。したがって,原稿押さえ板401が一定角度よりも
閉じられたならば,原稿読み取りが開始されると判断す
る。
【0042】ステップS504において,原稿押さえ板
401の開放度が一定角度以下である場合には,スキャ
ナコントローラー205が光源103を点灯し(S50
5),モータードライバー204を介してモーター20
3をONにして原稿サイズ検知(プレスキャン)を開始
する(S506)。なお,このとき,第1の光学キャリ
ジ105は,第2のホームポジションBから第1のホー
ムポジションAに向かって移動するものである。
【0043】原稿の反射光は,前述したようにCCDイ
メージセンサー109上に結像され,CCDイメージセ
ンサー109およびA/D変換回路206を介して,原
稿サイズ判別処理回路201に送られ,原稿サイズが判
別される(S507)。同時に,CCDイメージセンサ
ー109およびA/D変換回路206を介して,デジタ
ル信号が原稿濃度検出回路304に送られ,原稿濃度が
検出される(S508)。
【0044】続いて,原稿読み取り開始スイッチがON
されると(S509),画像読取装置がコピーを開始し
(S510),その後,コピーが終了すると(S51
1),第1の光学キャリジ105は第2のホームポジシ
ョンBに移動し(S512),次の原稿サイズ検知のた
めに待機する。
【0045】一方,ステップS504で,原稿押さえ板
401の開放度が一定角度以下でない場合には,ステッ
プS513へ進む。例えば,原稿が本などの場合には原
稿押さえ板401を開放したまま原稿読み取りを行うこ
とがままある。この場合には,開放度が一定角度以下で
なくとも,原稿読み取りスイッチがONされると(S5
13),光源103を点灯して(S514),プレスキ
ャンを行って原稿サイズ検知動作を開始し(S51
5),原稿サイズを検知する(S516)。同時に,原
稿濃度検出回路304にて原稿濃度を検出する(S51
7)。
【0046】前述したように実施例1は,原稿押さえ板
の開放度により,原稿の有無を検知して原稿サイズ検知
を行ったため,ユーザーの作業を多くすることなく,ま
た,原稿の読み取り時間を短縮することができ,ユーザ
ーに眩しいという不快感を与えることがない。
【0047】〔実施例2〕実施例2の原稿サイズ検知装
置は,実施例1の原稿サイズ検知装置において,原稿サ
イズ検知用の光源を配設するものである。なお,基本的
な構成および動作は実施例1と同様につき,ここでは異
なる部分のみを説明する。
【0048】実施例2における原稿サイズ検知装置を,
図6を用いて具体的に説明する。図6は,原稿サイズ検
知用の光源601を第1の光学キャリジ105に配設し
た例を示す。第1の光学キャリジ105の上に原稿サイ
ズ検知用の赤外光を点灯する光源601を設けて,原稿
サイズ検知時に光源601を点灯させる。また,光源6
01は,原稿101の走査が行えればどこにあってもよ
いのは勿論である。
【0049】前述したように実施例2によれば,原稿サ
イズ検知を行うときに,原稿サイズ検知用の光源601
にて赤外光を点灯することにより,原稿サイズ検知をユ
ーザーに関知させず,また,ユーザーに光源があたる場
合にも眩しいという不快感を与えない。
【0050】
【発明の効果】本発明の原稿サイズ検知装置(請求項
1)は,光源とミラーを有する第1の光学キャリジおよ
び1対のダハミラーを有する第2の光学キャリジとを用
いて,コンタクトガラス上に載置された原稿を走査し,
原稿の反射光をCCDイメージセンサーで光電変換する
ことにより原稿画像を読み取る画像読取装置に適用され
る原稿サイズ検知装置において,原稿押さえ板の開放度
を検出する開放度検知手段と,前記コンタクトガラス上
の原稿の有無を検知する原稿有無検知手段と,第1に,
原稿読み取り動作が終了した待機状態の場合に,前記第
1の光学キャリジを原稿読み取り時の走査開始位置であ
る第1のホームポジションと異なる端部である第2のホ
ームポジションに移動させ,第2に,前記開放度検知手
段によって原稿押さえ板が一定の開放度以下になったこ
とが検出され,かつ,前記原稿有無検知手段で原稿が検
知された場合に,前記第1の光学キャリジを第2のホー
ムポジションから第1のホームポジションに移動させ,
第3に,前記原稿押さえ板の開放度が一定の開度以下に
なる以前に,所定の読み取り開始スイッチが押下された
場合,前記第1の光学キャリジを第2のホームポジショ
ンから第1のホームポジションに移動させる移動制御手
段と,前記第1の光学キャリジが第2のホームポジショ
ンから第1のホームポジションに移動する際に,前記C
CDイメージセンサーで読み取った画像信号に基づい
て,原稿サイズを判定する原稿サイズ判定手段とを備え
たため,原稿押さえ板の裏側に特殊な着色を行う必要が
なく,原稿押さえ板が著しく汚れた場合にも誤動作しな
い原稿サイズ検知装置を提供することができる。
【0051】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項2)は,前記第1の光学キャリジが,赤外光を発光す
る原稿サイズ検知用光源を備え,原稿サイズ検知時に,
前記原稿サイズ検知用光源を発光させるため,原稿押さ
え板を解放したままで原稿サイズの検知を行った場合で
も,ユーザーに不快感を与えないようにすることができ
る。
【0052】また,本発明の原稿サイズ検知装置(請求
項3)は,原稿サイズ検知時に,前記CCDイメージセ
ンサーの出力信号により原稿濃度を検出する原稿濃度検
出手段を備えたため,原稿サイズ検知から原稿読み取り
開始までの時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の原稿サイズ検知装置を適用するデジ
タル式の画像読み取り装置の基本構成図である。
【図2】実施例1の原稿サイズ検知装置の概略構成を示
す説明図である。
【図3】実施例1の画像読取装置の画像処理部を示す構
成図である。
【図4】実施例1の原稿有無検知手段および開放度検知
手段を示す説明図である。
【図5】実施例1において,原稿押さえ開度および原稿
有無に基づく,原稿サイズ検知動作の開始制御を示すフ
ローチャートである。
【図6】実施例2の原稿サイズ検知用の光源を第1の光
学キャリジに配設を示した構成図である。
【符号の説明】
101 原稿 102 コンタ
クトガラス 103 光源 104 ミラー 105 第1の光学キャリジ 106 ダハミ
ラー 107 第2の光学キャリジ 108 レンズ 109 CCDイメージセンサー 201 原稿サ
イズ判別処理回路 202 ランプレギュレーター 203 モータ
ー 204 モータードライバー 205 スキャ
ナコントローラー 301 シェーディング補正回路 302 画像処
理回路 303 分離回路 304 原稿濃
度検出回路 401 原稿押さえ板 402 フォト
インターラプター 403 フィラー 404 赤外光
発生装置 405 フォトセンサー 406 原稿有
無検知センサー 601 光源

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源とミラーを有する第1の光学キャリ
    ジおよび1対のダハミラーを有する第2の光学キャリジ
    とを用いて,コンタクトガラス上に載置された原稿を走
    査し,原稿の反射光をCCDイメージセンサーで光電変
    換することにより原稿画像を読み取る画像読取装置に適
    用される原稿サイズ検知装置において,原稿押さえ板の
    開放度を検出する開放度検知手段と,前記コンタクトガ
    ラス上の原稿の有無を検知する原稿有無検知手段と,第
    1に,原稿読み取り動作が終了した待機状態の場合に,
    前記第1の光学キャリジを原稿読み取り時の走査開始位
    置である第1のホームポジションと異なる端部である第
    2のホームポジションに移動させ,第2に,前記開放度
    検知手段によって原稿押さえ板が一定の開放度以下にな
    ったことが検出され,かつ,前記原稿有無検知手段で原
    稿が検知された場合に,前記第1の光学キャリジを第2
    のホームポジションから第1のホームポジションに移動
    させ,第3に,前記原稿押さえ板の開放度が一定の開度
    以下になる以前に,所定の読み取り開始スイッチが押下
    された場合,前記第1の光学キャリジを第2のホームポ
    ジションから第1のホームポジションに移動させる移動
    制御手段と,前記第1の光学キャリジが第2のホームポ
    ジションから第1のホームポジションに移動する際に,
    前記CCDイメージセンサーで読み取った画像信号に基
    づいて,原稿サイズを判定する原稿サイズ判定手段とを
    備えたことを特徴とする原稿サイズ検知装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の光学キャリジは,赤外光を発
    光する原稿サイズ検知用光源を備え,原稿サイズ検知時
    に,前記原稿サイズ検知用光源を発光させることを特徴
    とする請求項1記載の原稿サイズ検知装置。
  3. 【請求項3】 原稿サイズ検知時に,前記CCDイメー
    ジセンサーの出力信号により原稿濃度を検出する原稿濃
    度検出手段を備えたことを特徴とする請求項1または2
    記載の原稿サイズ検知装置。
JP6207759A 1994-08-31 1994-08-31 原稿サイズ検知装置 Pending JPH0879462A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007060211A (ja) * 2005-08-24 2007-03-08 Ricoh Co Ltd 原稿サイズ検出装置
JP2010074753A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Brother Ind Ltd 画像読取装置

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