JPH0563005A - 電界効果トランジスタ - Google Patents

電界効果トランジスタ

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JPH0563005A
JPH0563005A JP3225663A JP22566391A JPH0563005A JP H0563005 A JPH0563005 A JP H0563005A JP 3225663 A JP3225663 A JP 3225663A JP 22566391 A JP22566391 A JP 22566391A JP H0563005 A JPH0563005 A JP H0563005A
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electrons
electrode
channel region
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Kazuo Hayashi
一夫 林
Takuji Sonoda
▲琢▼二 園田
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    • H01L29/66Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor
    • H01L29/68Types of semiconductor device ; Multistep manufacturing processes therefor controllable by only the electric current supplied, or only the electric potential applied, to an electrode which does not carry the current to be rectified, amplified or switched
    • H01L29/76Unipolar devices, e.g. field effect transistors
    • H01L29/772Field effect transistors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電界効果トランジスタの少なくともソース電
極とゲート電極の下のチャンネル領域との間に共鳴トン
ネルダイオードを設けて電界効果トランジスタの動作速
度を向上させると共に低雑音化を計ることを目的とす
る。 【構成】 チャンネル層14上にコンタクト層22を介
して設けられたソース電極24と、コンタクト層18を
介して設けられたドレイン電極19と、これら両電極間
に設けられたゲート電極とを有する電界効果トランジス
タにおいて、少なくともソース電極24とゲート電極1
6の下のチャンネル領域との間に、電子がホットエレク
トロンとして上記ゲート電極の下のチャンネル領域に向
けて入力されるように共鳴トンネルダイオード20を設
けたことを特徴とする電界効果トランジスタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電界効果トランジスタ
に関するものであり、特にソース電極とゲート電極の下
のチャンネル領域との間に共鳴トンネルダイオード(R
TD)を設けた電界効果トランジスタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の電界効果トランジスタの第
1の例として示すショットキーゲート形電界効果トラン
ジスタ(以下MESFETと称す)の縦断面図である。
同図において、例えばGaAs半絶縁性半導体基板1上
には高抵抗バッファ層2が形成され、該高抵抗バッファ
層2上には例えばSiがドープされたn形チャンネル層
3が形成されている。n形チャンネル層3上には、ゲー
ト電極4が形成され、該ゲート電極4の両側にn+ コン
タクト層51および52が形成されている。n+ コンタ
クト層51上にはソース電極6が形成され、n+ コンタ
クト層52上にはドレイン電極7が形成されている。
【0003】図8は従来の電界効果トランジスタの第2
の例として示すヘテロ接合形電界効果トランジスタ(以
下HFETと称す)の縦断面図である。このHFETも
図7のMESFETと同様に、例えばGaAs半絶縁性
半導体基板1上に高抵抗バッファ層2が形成されてい
る。しかし、このHFETでは、高抵抗バッファ層2上
にノンドープチャンネル層32が形成されており、該ノ
ンドープチャンネル層32上に例えばSiがドープされ
たn+ 電子供給層8とn+ コンタクト層5とが積層して
形成されている。
【0004】ノンドープチャンネル層32中の点線33
は、バンドギャップが大きく、電子親和力の小さい上記
+ 電子供給層8からバンドギャップが上記n+ 電子供
給層8のそれに比して小さく、電子親和力が大きいチャ
ンネル層32に供給された電子がそのポテンシャル井戸
に量子力学的効果により閉じ込められて形成された2次
元電子ガスを示す。n+ コンタクト層5の中央部にはリ
セス9が形成されており、該リセス9中にゲート電極4
が形成されている。また、ゲート電極4の両側のn+
ンタクト層5上にソース電極6とドレイン電極7が形成
されている。
【0005】図7のMESFET、図8のHFET共、
通常のバイアス状態では、ソース電極6は接地され、ド
レイン電極7に正のバイアス電圧Vd が印加される。こ
の状態では、ソース側からゲート直下のチャンネル領域
に入力される電子の速度は、ゲート直下のソース側チャ
ンネル領域31における電位V1 で決まる。この電位V
1 は上記ドレイン電極7の電位Vd によって電子がドリ
フトして流れるドレイン電流Id とソース電極6から上
記ソース側チャンネル領域31までの寄生抵抗Rs とで
決まり、V1 =Id ×Rs となる。ゲート電極の幅が2
00μm程度の通常のFETでは、ドレイン電流Id
約10mA、寄生抵抗Rs は約2Ωであるから、V1
0.02Vになる。この電圧はゲート直下に入力される
電子を加速するには小さ過ぎ、このためゲート直下のチ
ャンネル領域に入力される電子の初速度は小さく、ME
SFETの動作の高速化が困難であった。
【0006】図8のHFETでは、電子は該チャンネル
層32内のポテンシャル井戸に閉じ込められ、該チャン
ネル層32とn+ 電子供給層8との間のヘテロバリアに
よりy方向の自由度は失われ、y方向への電子の散乱が
減少して、図7のMESFETに比して動作速度は多少
改善されるが、なお充分な動作速度は得られない。
【0007】図7のMESFET、図8のHFET共ゲ
ート直下のソース側チャンネル領域31における電位V
1 を大きくすると、チャンネルに入力される電子の初速
度が大きくなって動作速度が改善されるが、V1 を大き
くするためにId やRs を大きくすると、格子振動の増
大により熱雑音が増大し、FETの雑音指数NFが悪化
するという問題がある。また、チャンネルに入力される
電子は種々のエネルギーをもっているために色々な散乱
を受け、このため、ゲート直下のチャンネル領域での電
子の移動速度が速く、しかも雑音の低いFETを実現す
ることは困難であった。
【0008】高速動作が可能なFETとして、例えば特
開昭63−318782号公報、あるいは特開昭62−
21963号公報に記載された所謂共鳴トンネリング効
果を利用したFETがある。前者の特開昭63−318
782号公報に記載されたFETはMESFETであっ
て、ドレイン電流(ID )対ソース・ドレイン間電圧
(VDS)特性が負性抵抗を示すものである。後者の特開
昭62−211963号公報に記載されたFETはHF
ETで、特定のゲート電圧が印加されたときにドレイン
電流ID がピークを呈するものである。
【0009】上記の各公開公報に記載されたFETは、
共鳴トンネリング効果を利用したことによりある程度の
動作の高速化が可能であるが、共鳴トンネリング効果を
与えるソース電極側の共鳴トンネルダイオード(RT
D)は、チャンネル層上にこのチャンネルと平行に形成
されているため、RTDを通過してチャンネルに入力さ
れるホットエレクトロンは、チャンネルと平行なx方向
の運動成分の他にチャンネルと直角なy方向の運動成分
も含まれるため、チャンネルに入力されたホットエレク
トロンがゲート直下に到達するまで散乱を受け、充分な
高速化が得られない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
FETでは、チャンネルに入力される電子は種々の散乱
を受けるため、ゲート直下のチャンネルに入力される電
子の初速度が充分でなく、動作の高速化、低雑音化が困
難であるという問題があった。本発明は、このような従
来のFETで見られた欠点を解消して、高速でしかも低
雑音のFETを得ることを目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による第1のFE
TはMESFETであって、半絶縁性半導体基板上に形
成された高抵抗バッファ層と、該高抵抗バッファ層上に
形成されたn形チャンネル層と、該n形チャンネル層上
に設けられたゲート電極と、ソース電極と、ドレイン電
極とを有している。また、少なくとも上記ソース電極と
ゲート電極の下のチャンネル領域との間に、電子がホッ
トエレクトロンとして上記ゲート電極直下のチャンネル
領域に向けて入力されるように共鳴トンネルダイオード
(RTD)が設けられており、上記ソース電極はこの共
鳴トンネルダイオード上にコンタクト層を介して設けら
れている。
【0012】本発明による第2のFETはHFETであ
って、半絶縁性半導体基板上に形成された高抵抗バッフ
ァ層と、該高抵抗バッファ層上に形成されたバンドギャ
ップの小さいノンドープチャンネル層と、該ノンドープ
チャンネル層上に形成されたバンドギャップの大きいn
形にドープされた電子供給層と、該電子供給層上にコン
タクト層を介して設けられたゲート電極およびドレイン
電極と、ソース電極とを有している。また、少なくとも
上記ソース電極とゲート電極の下のチャンネル領域との
間に、電子がホットエレクトロンとして上記ゲート電極
直下のチャンネル領域に向けて入力されるように共鳴ト
ンネルダイオードが設けられており、上記ソース電極は
この共鳴トンネルダイオード上にコンタクト層を介して
設けられている。
【0013】
【作用】本発明の第1のFETにおいては、ソース電極
とゲート電極との間に設けられたRTDの作用により、
電子はゲート電極直下のチャンネル領域に向けてホット
エレクトロンとして入力されるため、チャンネルの方向
であるx方向の電子の初速度が大きく、従ってチャンネ
ルを流れる電子の速度は大きく、高速動作が可能にな
る。
【0014】本発明の第2のFETにおいては、第1の
FETと同様に、ゲート電極直下のチャンネル領域に入
力される電子のチャンネル方向であるx方向の初速度が
大であることに加えて、ノンドープチャンネル層中の電
子は該ノンドープチャンネル層中のポテンシャル井戸に
量子力学的効果により2次元的に閉じ込められ、電子の
散乱が阻止されて、一層有効にドレイン電極に向けて加
速され、一層の高速動作が可能になる。
【0015】
【実施例】図1は本発明のFETの第1の実施例で、M
ESFETの一例を示す。同図で例えばGaAs半絶縁
性半導体基板10上には高抵抗バッファ層12が形成さ
れており、該高抵抗バッファ層12上の一部の面上には
例えばn−GaAs半導体からなるn形チャンネル層1
4が形成されている。n形チャンネル層14上にはゲー
ト電極16が形成され、またn形チャンネル層14上に
はn+ コンタクト層18が形成されていて、該n+ コン
タクト層18上にドレイン電極19が設けられている。
+ コンタクト層18はドレイン電極19とn形チャン
ネル層14との間のオーミック抵抗を小さくするために
設けられたものである。
【0016】高抵抗バッファ層12の残りの部分の上に
は共鳴トンネルダイオード(RTD)20が設けられて
おり、該RTD20のチャンネル層14に接する側の端
部は図示のように高抵抗バッファ層12からn形チャン
ネル層14の端面に接触して斜めに伸びている。RTD
20はn形チャンネル層14の上下面と直角をなすよう
にその端面と接触して形成されることが望ましいが、製
造上の都合から図示のようにチャンネル層の端面と斜め
に接触するように形成されれる。RTD20上にはn+
コンタクト層22が形成されており、該n+ コンタクト
層22上にソース電極24が設けられている。n+コン
タクト層22は同様にソース電極24とn形チャンネル
層14との間のオーミック抵抗を小さくするために設け
られたものである。
【0017】RTD20は、図3のエネルギーバンド図
に示すように、例えばn+ のAlGaAsからなる障壁
層26、30と、両者の間に形成された例えばアンドー
プGaAs層からなるポテンシャル井戸層28の3層構
造になっている。RTD20は金属層26、30と、両
者の間に形成された誘導体層とからなるMIM構造でも
よい。RTD20の障壁層26、30は電子の量子力学
的波長程度(約100Å)の厚さを有し、これらの障壁
層に挟まれたポテンシャル井戸層28は同じく電子の量
子力学的波長程度の幅をもっている。
【0018】次に、図1のFETの動作を説明する。図
7に示す従来のFETと同様にソース電極24を接地電
位に保ち、ドレイン電極19にバイアス電圧Vd を印加
すると、RTD20の両者間にある大きさの電圧がかか
る。Vd がある値のときRTD20のバンド図は図4に
示すようになり、共鳴トンネル効果によりある特定の波
長(エネルギー)をもった電子のみが障壁層26、30
による2重のポテンシャル障壁を抜けてゲート直下のチ
ャンネル領域34に高速に入力される。
【0019】チャンネル領域34に入力される電子は上
記のようにある特定のエネルギーを有し、しかも高速に
加速されたホットエレクトロンとなっているから、この
電子はゲート直下のチャンネル領域を高速で通り抜ける
ことができる。また、ゲート直下のチャンネル領域に入
力される電子は共鳴トンネル効果をおこすことができる
特定のエネルギーをもったもののみとなるため、入力側
での不所望な散乱が少なくなる。従って、図1のFET
は高速で低雑音動作が可能になる。なお、図1のFET
も従来のFETと同様にゲート電極16に印加される電
圧を調整してチャンネルの実効厚さを変えることによ
り、チャンネルを通って流れる電子の量を変調できるこ
とは言う迄もない。
【0020】図1のFETは動作速度、低雑音性の点で
実用上充分に満足し得るものであるが、チャンネル層1
4は例えばn−GaAsからなるn形半導体からなるた
め、チャンネルでの電子は、その所望の走行方向である
x方向の他にこれと直角のy方向の自由度をもつため、
y方向の散乱を受ける可能性があり、x方向に加速され
ているホットエレクトロンも減速され、動作速度の低
下、電子の散乱による雑音の発生をきたす可能性があ
る。
【0021】図2はチャンネルでのy方向の自由度をな
くし、電子を2次元的に閉じ込めた構造のHFETを示
す。図1のFETと同様な高抵抗バッファ層12上の一
部の面上には例えばGaAs、InGaAs等からなる
ノンドープチャンネル層42が形成されており、ノンド
ープチャンネル層42上の一部の面上には例えばSiが
ドープされたn+ −AlGaAsからなる電子供給層4
4とn+ コンタクト層46とが積層して形成されてい
る。n+ コンタクト層46のリセス48にはゲート電極
16が形成され、また、n+ コンタクト層46の端部に
はドレイン電極19が設けられている。
【0022】高抵抗バッファ層12の残りの部分の上に
は共鳴トンネルダイオード(RTD)20が設けられて
おり、該RTD20のノンドープチャンネル層42に接
する側の端部は図示のようにノンドープチャンネル層4
2、電子供給層44およびコンタクト層46の端面に接
触して斜めに伸びている。図1のFETと同様にRTD
20はノンドープチャンネル層42の端部に該ノンドー
プチャンネル層の上下面と直角をなすように接触して形
成されることが望ましいが、製造上の都合から図示のよ
うに端面と斜めに接触するように形成される。
【0023】図8の従来のFETで説明したように、ノ
ンドープチャンネル層42中の点線43はバンドギャッ
プが大きく、電子親和力の小さいn+ 電子供給層44か
らバンドギャップが小さく電子親和力が大きいノンドー
プチャンネル層42に供給された電子がそのポテンシャ
ル井戸に量子力学的効果により閉じ込められて形成され
た2次元電子ガスを示す。この構造のHFETも図1の
FETと実質的に同じバイアス状態で使用されるが、上
記ポテンシャル井戸に閉じ込められた電子はノンドープ
チャンネル層42と電子供給層44との間のヘテロバリ
アによりy方向の自由度は失われる。このため、RTD
20から入力されたホットエレクトロンとなった電子は
一層有効にx方向に加速されてドレイン電極19に導か
れる。従って、一層の高速動作と低雑音化が可能にな
る。
【0024】図5は、図1に示すFETの変形例で、ド
レイン電極19とn+ コンタクト層18との間にもRT
D23を設けたものである。RTD23はn+ コンタク
ト層18とn形チャンネル層14との間に設けてもよ
い。図6は図2のHFETの変形例で、図5と同様にド
レイン電極19とn+ コンタクト層46との間にRTD
23を設けたものである。図5、図6の実施例はドレイ
ン側にもRTDを設けたので、出力側でも高速動作、低
雑音化が可能である。図5、図6で、ドレイン側のRT
Dもソース側のRTDと同様なチャンネルの端部と斜め
に接触するような構造にできることは言う迄もない。
【0025】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、FE
Tのソース電極とゲート電極の下のチャンネル領域との
間、ドレイン電極とゲート電極の下のチャンネル領域と
の間の少なくともソース電極とゲート電極の下のチャン
ネル領域との間に電子がホットエレクトロンとしてチャ
ンネルに入力されるRTDを設けたので、チャンネルに
入力される電子は高速に加速されてその初速度は極めて
大きくなり、FETの動作の高速化、低雑音化が可能に
なる。また、この発明を実施したHFETにあっては、
電子をポテンシャル井戸に2次元的に閉じ込めることが
できるので、チャンネル方向と直角方向のy方向の散乱
を減らすことができるから、動作の一層の高速化、低雑
音化が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電界効果トランジスタの第1の実施
例の主要部の概略断面図である。
【図2】この発明の電界効果トランジスタの第2の実施
例の主要部の概略断面図である。
【図3】この発明の電界効果トランジスタで使用される
共鳴トンネルダイオード(RTD)の熱平衡状態でのエ
ネルギーバンド図である。
【図4】この発明の電界効果トランジスタで使用される
共鳴トンネルダイオードの共鳴トンネル効果がおきたと
きのエネルギーバンド図である。
【図5】この発明の電界効果トランジスタの第3の実施
例の主要部の概略断面図である。
【図6】この発明の電界効果トランジスタの第4の実施
例の主要部の概略断面図である。
【図7】従来の電界効果トランジスタの第1の例の主要
部の概略断面図である。
【図8】従来の電界効果トランジスタの第2の例の主要
部の概略断面図である。
【符号の説明】
10 半絶縁性半導体基板 12 高抵抗バッファ層 14 チャンネル層 16 ゲート電極 18 コンタクト層 19 ドレイン電極 20 RTD 22 コンタクト層 24 ソース電極 26 障壁層 28 ポテンシャル井戸層 30 障壁層 42 ノンドープチャンネル層 43 2次元電子ガス 44 電子供給層 46 コンタクト層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チャンネル層と、該チャンネル層上に設
    けられたゲート電極と、該チャンネル層上にコンタクト
    層を介して設けられたドレイン電極と、ソース電極とを
    有し、上記ソース電極とゲート電極の下のチャンネル領
    域との間に、電子がホットエレクトロンとして上記チャ
    ンネル層の端部より上記チャンネル領域に向けて入力さ
    れるように共鳴トンネルダイオードを設け、該共鳴トン
    ネルダイオード上に上記ソース電極をコンタクト層を介
    して設けたことを特徴とするショットキーゲート形の電
    界効果トランジスタ。
  2. 【請求項2】 ドレイン電極とゲート電極の下のチャン
    ネル領域との間に共鳴トンネルダイオードを設けたこと
    を特徴とする請求項1記載のショットキーゲート形の電
    界効果トランジスタ。
  3. 【請求項3】 バンドギャップが小さいノンドープチャ
    ンネル層と、該ノンドープチャンネル層上に形成され、
    バンドギャップが上記ノンドープチャンネル層のそれよ
    りも大きい電子供給層と、該電子供給層上に設けられた
    ゲート電極と、該電子供給層上にコンタクト層を介して
    設けられたドレイン電極と、ソース電極とを有し、上記
    ソース電極とゲート電極の下のチャンネル領域との間
    に、電子がホットエレクトロンとして上記ノンドープチ
    ャンネル層の端部より上記チャンネル領域に向けて入力
    されるように共鳴トンネルダイオードを設け、該トンネ
    ルダイオード上に上記ソース電極をコンタクト層を介し
    て設けたことを特徴とするヘテロ接合形の電界効果トラ
    ンジスタ。
  4. 【請求項4】 ドレイン電極とゲート電極の下のチャン
    ネル領域との間に共鳴トンネルダイオードを設けたこと
    を特徴とする請求項3記載のヘテロ接合形の電界効果ト
    ランジスタ。
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