JPH0554084U - ターンシグナルのキャンセル装置 - Google Patents

ターンシグナルのキャンセル装置

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JPH0554084U
JPH0554084U JP11229191U JP11229191U JPH0554084U JP H0554084 U JPH0554084 U JP H0554084U JP 11229191 U JP11229191 U JP 11229191U JP 11229191 U JP11229191 U JP 11229191U JP H0554084 U JPH0554084 U JP H0554084U
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善己 野呂
治美 道家
忠司 横山
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Tokai Rika Co Ltd
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Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タ―ンシグナルのキャンセル装置において、
ラチェット部の一部が衝接する際に発生する衝突音を緩
和する。 【構成】 ステアリングホイールにより回転されるカム
筒部材1の外周部にキャンセル突部2,2を設ける。そ
して、操作レバー7が取着されたブラケット6を基体3
に揺動可能に支持し、基体3にラチェット部12を前進
及び後退可能に設けると共に、基体3の前側位置に軟質
部材製の節度壁10を有する節度機構11を配設してい
る。上記構成によれば、操作レバー7を回動操作する
と、ブラケット6が中立方向位置から右折方向位置(左
折方向位置)に揺動されて、ラチェット部12が前進突
出され、ラチェット部12の一部と節度壁10の係止壁
部10fとが衝接することによりラチェット部12の前
方への突出位置が規制されて、ラチェット部12の先端
部がキャンセル突部2の回転軌跡2c内に位置される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両のタ―ン方向を指示するために操作した操作レバ―を、ステア リングホイールを回動操作することにより自動的に中立方向位置へ復帰させるよ うにしたタ―ンシグナルのキャンセル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、この種タ―ンシグナルのキャンセル装置においては、ステアリング ホイールにより回転されるカム筒部材の外周部にキャンセル突部を設けると共に 、前記カム筒部材の側方に配置された基体内にブラケットを揺動可能に設け、こ のブラケットに操作レバーを設け、基体に前記カム筒部材に対して前進及び後退 可能なラチェット部を取付けた構成のものが供されている。
【0003】 上記構成のものにおいては、操作レバーを介してブラケットが左折方向位置若 しくは右折方向位置に揺動された状態でラチェット部が前進突出されたときに、 そのラチェット部の一部をケース等に衝接させて位置規制することにより、ラチ ェット部の先端部をキャンセル突部の回転軌跡内に位置させ、この状態において 、ステアリングホイールが復帰回転操作されると、ラチェット部にキャンセル突 部が係合して、ラチェット部を介してブラケット及び操作レバーが復帰回動され るようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来においては、基体及びラチェット部が共に、ポリアセ タール等の合成樹脂から形成されているために、両者が衝接する際に衝突音が発 生してしまう。
【0005】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ラチェット部が 衝接する際に生じる衝突音の緩和を図り得るタ―ンシグナルのキャンセル装置を 提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案のタ―ンシグナルのキャンセル装置は、ステアリングホイールにより回 転され外周部にキャンセル突部を有するカム筒部材を設け、操作レバーにより中 立位置から右折方向位置及び左折方向位置に揺動されるブラケットを基体に設け 、このブラケットに設けられた係合子及びこれと係合するように前記基体に設け られた節度壁を有し該ブラケットを中立方向位置及び右折方向位置並びに左折方 向位置に選択的に保持する節度機構を設け、前記基体に前進及び後退可能で前記 ブラケットが中立位置から右折方向位置または左折方向位置に揺動されたときに 前記キャンセル突部の回転軌跡内に前進突出されるラチェット部を設け、前記ラ チェット部が前進突出されたときに該ラチェット部の一部と衝接することにより 該ラチェット部の突出位置を規制する部分を軟質部材から形成したところに特徴 を有する。
【0007】 この場合、上記節度機構を基体の前側位置に設け、その節度壁がラチェット部 の前方への突出位置を規制する部分を構成するようにすると良い。
【0008】
【作用】
上記手段によれば、ラチェット部が前進突出されたときに該ラチェット部の一 部と衝接することにより該ラチェット部の突出位置を規制する部分は、軟質部材 で形成されているから、ラチェット部の一部が該ラチェット部の突出位置を規制 する部分に衝接しても、その衝撃力は軟質部材の弾性で吸収されて、それらの間 で生ずる衝突音が緩和される。
【0009】 そして、節度機構を基体の前側位置に設け、その節度壁がラチェット部の前方 への突出位置を規制する部分を構成するようにした場合には、ラチェット部の突 出位置を規制する軟質部材製の部分を特別に設ける必要がないから、部品点数を 削減し得る。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例につき図面を参照して説明する。
【0011】 まず、図1及び図2において、1は図示しないステアリングホイールにより回 転されるカム筒部材であり、このカム筒部材1の外周部にはキャンセル突部2, 2が突設されている。これらキャンセル突部2,2は、カム筒部材1の外周面に 対して直交する係合部2a,2aと、係合部2a,2aからカム筒部材1の外周 部に交わる円弧状のキャンセル禁止部2b,2bとから構成されている。尚、二 点鎖線で示す2cは、キャンセル突部2の回転軌跡である。
【0012】 上記カム筒部材1の側方には基体3が配設されている。基体3の下面部には、 基体3の一部をなす基板4によって開口が閉塞された凹部3a,3bが設けられ ており、凹部3a内にはディマ・パッシングスイッチ等(図示せず)が収納され 、凹部3b内にはターンシグナルスイッチが収納されている。このターンシグナ ルスイッチは、コンタクトホルダ3c及び図示しない接点を備えたものであり、 ターンシグナルスイッチがオンされることに伴って、車両の方向指示器等が点灯 されるようになっている。
【0013】 また、基体3の上面部には収納部3dが形成されている。そして、収納部3d の上面開口を閉塞するように基体3の一部であるカバー5が取付けられており、 収納部3d内にはブラケット6が配設されている。
【0014】 上記ブラケット6はポリアセタール等の合成樹脂からなるものであり、その上 面部にはピン6aが突設されている。そして、このピン6aは前記カバー5の孔 5a内に嵌合されており、これによって、ブラケット6がピン6aを中心に回動 可能になっている。
【0015】 操作レバー7は、ブラケット6の脚部6b,6c間にピン8により取付けられ ており、ピン8を軸に図2の上下方向へ回動可能であると共に、矢印A及び反矢 印A方向へ回動操作されることにより、ブラケット6と共にピン6aを中心に中 立方向位置から右折方向位置及び左折方向位置(中立方向位置,右折方向位置, 左折方向位置の詳細は後述する)へ揺動されるようになっている。
【0016】 また、ブラケット6の前側部分には、図3に示すように、収納孔6d,6dが 形成されている。これら収納孔6d,6d内には、圧縮コイルばね9a(図5に 一方のみ図示する)及びこの圧縮コイルばねに連結された係合子としてのボール 9,9(図1参照)が収納されており、図1に示すように、ボール9,9は前記 基体3の前側位置に配設された節度壁10に圧接され、前記圧縮コイルばね9a によって節度壁10方向へ付勢された状態となっている。
【0017】 上記節度壁10は軟質部材としてのポリエステル系エラストマー(ブラケット 6を形成しているポリアセタールに比べて硬度の小さなゴム状弾性体、例えば商 品名「ハイトレル」)から形成されており、節度壁10にはボール9,9が係合 される係合凹部10a,10b,10c,10d,10eが形成されている。
【0018】 そして、上記ボール9,9と節度壁10とにより節度機構11が構成されてお り、このように基体3の前側位置に設けられた節度機構11によりブラケット6 及び操作レバー7が中立方向位置及び右折方向位置並びに左折方向位置に選択的 に保持されるようになっている。
【0019】 具体的に説明すると、中立方向位置とは、図1に示すように、ボール9,9と 節度壁10の凹部10b,10dとが係合して、ブラケット6の脚部6b,6c 及び操作レバー7と基体3の側壁とが略平行になっている位置のことであり、右 折方向位置とは、図4に示すように、ボール9,9と節度壁10の凹部10c, 10eとが係合して、基体3の側壁に対してブラケット6の脚部6b,6c及び 操作レバー7が傾斜している位置のことであり、左折方向位置とは、ボール9, 9と節度壁10の凹部10a,10cとが係合して、基体3の側壁に対してブラ ケット6の脚部6b,6c及び操作レバー7が夫々右折方向位置とは反対の方向 へ傾斜している位置のことである。
【0020】 また、ブラケット6の前側上面部には、図3に示すように、略三角柱状をなす 係止部6eが突設されており、図2に示すように、係止部6eとカバー5との間 にはラチェット部12が配設されている。
【0021】 上記ラチェット部12は、ポリアセタール等の合成樹脂からなるものであり、 上方に向けてガイドピン12aが突設され、下方に向けてラチェット部12の一 部としての係止ピン12bが突設されている。そして、ラチェット部12のガイ ドピン12aは前記カバー5の長孔5b内に嵌合されており、ラチェット部12 はカバー5の長孔5bに沿って前進及び後退可能にされていると共に、ガイドピ ン12aを中心に回動可能にされている。
【0022】 また、ラチェット部12の下面部には、ばね装着部12cが設けられている。 このばね装着部12cには、図3に示すように、カバー5に突設された固定ピン 5c,5c間に掛け渡される突出用ばね13が装着されるようになっており、ば ね装着部12cに突出用ばね13が装着された状態において、ブラケット6が中 立方向位置にあるときには、図2に示すように、ラチェット部12の係止ピン1 2bがブラケット6の係止部6eの先端部によって係止されて、図1に示すよう に、突出用ばね13が略く字状となり、く字状となった突出用ばね13のばね力 により、ラチェット部12が前方へ付勢されている。
【0023】 従って、操作レバー7が回動操作されてブラケット6が右折方向位置及び左折 方向位置へ揺動されると、係止部6eが移動して、ラチェット部12の係止ピン 12bを係止する部材がなくなり、ラチェット部12がカバー5の長孔5bに沿 って前進突出される。
【0024】 そして、前進突出されているラチェット部12の一部である係止ピン12bが 節度壁10の係止壁部10fと衝接することにより(図5参照)、ラチェット部 12の突出位置が規制されて、ラチェット部12の先端部がキャンセル突部2の 回転軌跡2c内に位置されるようになっている。
【0025】 また、ブラケット6の上面部には、図3に示すように、収納凹部6fが形成さ れている。この収納凹部6fの両端部側には夫々嵌合突部6g,6gが突設され ており、これら嵌合突部6g,6gには、後述するように、伝動部材14が取付 けられる。
【0026】 上記伝動部材14は、細長な基部14aと、基部14aの上面に突設された略 台形状をなす係合片14b,14bとから構成されており、このうち基部14a の略中央部分には収納凹部14cが形成され、収納凹部14cの両端部側には溝 部14d,14dが形成されている。
【0027】 そして、ブラケット6の収納凹部6fと伝動部材14の収納凹部14cとの間 に圧縮コイルばね15を収納した状態で、伝動部材14の溝部14dをブラケッ ト6の嵌合突部6gに嵌合し、以て、嵌合突部6g,6gに伝動部材14が摺動 可能に取付けられている。
【0028】 次に上記構成の作用について、図4ないし図11をも参照して説明する。
【0029】 まず、図1及び図2において、操作レバー7及びブラケット6が中立方向位置 に保持されている状態では、ラチェット部12の係止ピン12bがブラケット6 の係止部6eによって係止されており、ラチェット部12の先端部はキャンセル 突部2の回転軌跡2cの外側に位置している。従って、ステアリングホイールが 回動操作されてカム筒部材1が回動しても、ラチェット部12には何等影響がな い。
【0030】 この状態から、操作レバー7を矢印A方向へ回動操作すると、操作レバー7を 介してブラケット6が揺動され、ブラケット6の係止部6eが移動して、ラチェ ット部12の係止ピン12cを係止する部材がなくなり、突出用ばね13のばね 力により、ラチェット部12がカバー5の長孔5bに沿って前進突出される。
【0031】 そして、図5に示すように、ラチェット部12の係止ピン12bが節度壁10 の係止壁部10fと衝接することにより、ラチェット部12の突出位置が規制さ れ、図4に示すように、ラチェット部12の先端部がキャンセル突部2の回転軌 跡2c内に位置するようになる。
【0032】 この場合、節度壁10は軟質部材から形成されているので、ラチェット部12 の係止ピン12bが節度壁10に与える衝撃力は、節度壁10の弾性によって吸 収され、節度壁10と係止ピン12bとの間で発生する衝突音が緩和される。
【0033】 そして、ボール9,9と節度壁10の係合凹部10c,10eとが係合されて 、ブラケット6及び操作レバー7が右折方向位置に保持され、伝動部材14の係 合片14bとラチェット部12の側面とが略当接した状態となる。
【0034】 この状態において、ステアリングホイールが右折方向に回動操作されてカム筒 部材1が矢印B方向へ回動されると、図6に示すように、ラチェット部12の先 端部がキャンセル突部2のキャンセル禁止部2bに乗上げてラチェット部12が 後退されるので、キャンセル突部2がラチェット部12に対して係合不能となり 、ブラケット6及び操作レバー7が右折方向位置に保持されたまま、図7に示す ように、キャンセル突部2がラチェット部12を通過する。
【0035】 このとき、キャンセル禁止部2bに乗上げて後退していたラチェット部12が 突出用ばね13のばね力によって、再び回転軌跡2c内に前進突出され、ラチェ ット部12の係止ピン12bが、図5に示すように、再び節度壁10の係止壁部 10fに衝接するのであるが、この場合におけるラチェット部12の衝突音も、 節度壁10の弾性によって緩和される。
【0036】 この後、更に、ステアリングホイールが右折方向に回動操作されてカム筒部材 1が矢印B方向へ回動されると、図8に示すように、キャンセル突部2の係合部 2aがラチェット部12の側面に係合して、ラチェット部12が矢印C方向へ回 動されるのであるが、この場合は、ラチェット部12のみが回動されてブラケッ ト6及び操作レバー7は右折方向位置に保持される。
【0037】 次に、図4に示す状態から、ステアリングホイールが復帰回動操作されてカム 筒部材1が矢印B方向とは反対方向の矢印D方向へ回動されると、図9に示すよ うに、ラチェット部12の先端部がキャンセル突部2のキャンセル禁止部2bに 乗上げてラチェット部12が後退され、ラチェット部12に最初に遭遇するキャ ンセル突部2がラチェット部12に対して係合不能となり、ブラケット6及び操 作レバー7が右折方向位置に保持されたまま、キャンセル突部2がラチェット部 12を通過する。
【0038】 このときにも、再び回転軌跡2c内に前進突出されたラチェット部12の係止 ピン12bが、節度壁10の係止壁部10fに衝接するのであるが、この場合に おけるラチェット部12の衝突音も、節度壁10の弾性によって緩和される。
【0039】 この後、更に、カム筒部材1が矢印D方向へ回動されると、図10に示すよう に、キャンセル突部2の係合部2aがラチェット部12の側面に係合し、ラチェ ット部12が反矢印C方向へ回動される。すると、ラチェット部12が伝動部材 14の係合片14bを押圧し、これによって、圧縮コイルばね15を介してブラ ケット6が反矢印A方向へ回動されて、ブラケット6及び操作レバー7が自動的 に中立方向位置に復帰される。
【0040】 尚、操作レバー7が運転者の手によって固定されたまま、カム筒部材1が矢印 D方向へ回動された場合には、図11に示すように、ラチェット部12が伝動部 材14の係合片14bを押圧しても、圧縮コイルばね15が収縮して伝動部材1 4が摺動されることによりラチェット部12の回動が吸収される。従って、この 場合、キャンセル突部2によってラチェット部12が無理に回動され、その先端 部分が折損してしまうことはない。
【0041】 以上の作用説明は、操作レバー7を右折方向位置に回動した場合についてのも のであるが、操作レバー7を左折方向位置に回動した場合についても上記と同様 であるので、説明を省略する。
【0042】 上記構成によれば次の効果を奏する。
【0043】 即ち、ラチェット部12が前進突出されたときにラチェット部12の係止ピン 12bと衝接することにより、ラチェット部12の突出位置を規制する部分たる 節度壁10を軟質部材から形成したので、ラチェット部12の係止ピン12bが 節度壁10の係止壁部10fに衝接しても、その衝撃力は節度壁10の弾性で吸 収されて、それらの間で生ずる衝突音が緩和される。
【0044】 また、節度機構11を基体3の前側位置に設け、節度機構11の節度壁10が ラチェット部12の前方への突出位置を規制する部分を構成するようにしたので 、ラチェット部12の突出位置を規制する部分を特別に設けなくとも良く、部品 点数を削減し得、コストダウンを図り得る。
【0045】 尚、上記実施例においては、軟質部材としてポリエステル系エラストマーを用 いたが、これに限らず、ポリエステル系エラストマーと略同等の硬度を有し、し かも、耐摩耗性に優れる部材であれば良い。
【0046】 また、上記実施例においては、節度機構11を基体3の前側位置に設け、節度 機構11の節度壁10がラチェット部12の前方への突出位置を規制する部分を 構成するようにしたが、例えば、基体の両側部に位置するように節度機構を設け た構成のターンシグナルのキャンセル装置においては、所定部位に軟質部材から なる衝接板を接合し、この衝接板によりラチェット部の突出位置を規制するよう にしても良い。
【0047】 上記構成によれば、衝接板の弾性により、衝接板にラチェット部の一部が衝接 する際の衝撃が吸収されて、その際に発生する衝突音が緩和される。
【0048】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案のターンシグナルのキャンセル装置に よれば、以下に述べる優れた効果を奏する。
【0049】 請求項1記載のターンシグナルのキャンセル装置によれば、ラチェット部が前 進突出されたときに該ラチェット部の一部と衝接することにより該ラチェット部 の突出位置を規制する部分を軟質部材から形成したので、ラチェット部が衝接す る際に発生する衝突音を緩和し得る。
【0050】 請求項2記載のターンシグナルのキャンセル装置によれば、節度壁がラチェッ ト部の前方への突出位置を規制する部分を構成しているから、上記効果に加え、 コストダウンも図り得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すカバーを取除いた状態
の平面図
【図2】要部の縦断側面図
【図3】要部の分解斜視図
【図4】ラチェット部がキャンセル突部の回転軌跡内に
前進突出された状態を示す図1相当図
【図5】ラチェット部がキャンセル突部の回転軌跡内に
前進突出された状態を示す図2相当図
【図6】カム筒部材が回動されて、ラチェット部がキャ
ンセル禁止部に乗上げたときの状態を示す図1相当図
【図7】ラチェット部が再びキャンセル突部の回転軌跡
内に前進突出された状態を示す図6相当図
【図8】ラチェット部が回動されたときの状態を示す図
6相当図
【図9】カム筒部材が図6とは異なる方向へ回動され
て、ラチェット部がキャンセル禁止部に乗上げたときの
状態を示す図1相当図
【図10】ラチェット部が回動されたときの状態を示す
図9相当図
【図11】操作レバーを固定した状態における図9相当
【符号の説明】
1はカム筒部材、2はキャンセル突部、2cは回転軌
跡、3は基体、4は基板、5はカバー、6はブラケッ
ト、7は操作レバー、9はボール(係合子)、10は節
度壁、10fは係止壁部、11は節度機構、12はラチ
ェット部、12bは係止ピン(ラチェット部の一部)を
示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングホイールにより回転され外
    周部にキャンセル突部を有するカム筒部材と、基体に設
    けられ操作レバーにより中立位置から右折方向位置及び
    左折方向位置に揺動されるブラケットと、このブラケッ
    トに設けられた係合子及びこれと係合するように前記基
    体に設けられた節度壁を有し該ブラケットを中立方向位
    置及び右折方向位置並びに左折方向位置に選択的に保持
    する節度機構と、前記基体に前進及び後退可能に設けら
    れ前記ブラケットが中立位置から右折方向位置または左
    折方向位置に揺動されたときに前記キャンセル突部の回
    転軌跡内に前進突出されるラチェット部とを具備し、前
    記ラチェット部が前進突出されたときに該ラチェット部
    の一部と衝接することにより該ラチェット部の突出位置
    を規制する部分を軟質部材から形成したことを特徴とす
    るターンシグナルのキャンセル装置。
  2. 【請求項2】 前記節度機構は基体の前側位置に設けら
    れて、その節度壁がラチェット部の前方への突出位置を
    規制する部分を構成することを特徴とする請求項1記載
    のターンシグナルのキャンセル装置。
JP11229191U 1991-12-24 1991-12-24 ターンシグナルのキャンセル装置 Pending JPH0554084U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020145111A (ja) * 2019-03-07 2020-09-10 東洋電装株式会社 レバースイッチ

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