JP2006210221A - センタ復帰機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】 騒音を低減しつつ操作感触を劣化させずに長寿命化が図れるセンタ復帰機構を提供すること。
【解決手段】 支持部材7と、この支持部材7に回動可能に支持された操作ノブ11と、この操作ノブ11をセンタ位置に自動復帰させるセンタ復帰機構12とを備え、このセンタ復帰機構12は、支持部材7と操作ノブ11との間に介設された回動体の付勢部93と、付勢部93の穴部93aにコイルバネ13を介して移動可能に挿着されたポリアセタール樹脂製のホルダ14と、ホルダ14に形成された球面状の受部14cに回転可能に抱持されたポリアミド樹脂製のボール15とから主として構成されている。そして、ボール15がコイルバネ13の付勢力を受けてカム面82aの谷部82bに圧接されているときに操作ノブ11はセンタ位置に保持され、操作ノブ11を回動操作することにより、ボール15がコイルバネ13の付勢力に抗してカム面82aの谷部82bから山部82e,82fへと移行する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車載用ステアリングスイッチ等に備えられる操作部材をセンタ位置に自動復帰させるセンタ復帰機構に関する。
従来より、センタ復帰機構を有する車載用ステアリングスイッチの一例として、ステアリングホイールに装着された支持部材と、この支持部材に回動可能に支持された操作ノブ(操作部材)と、支持部材と操作部材との間に介設され、コイルバネの付勢力を受けてV字状のカム面に圧接された押圧子とを備え、この押圧子がカム面の谷部に位置するときに操作ノブがセンタ位置に保持され、操作ノブを回動操作することにより、押圧子がコイルバネの付勢力に抗してカム面の谷部から山部へ移行するように構成された自動変速機操作用のものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このように構成された車載用ステアリングスイッチでは、運転者が指で操作ノブを回動操作するのに伴って、押圧子がコイルバネを圧縮しながらカム面上を谷部から山部に向かって摺動し、所定の回動位置まで達するとそれ以上回動できないように規制される。このとき、所定のスイッチがオンとなり、このオン信号に基づいて自動変速機がドライブレンジからマニュアル的なシフト制御モードに切り換わり、所定レンジにシフト操作される。そして、運転者が操作ノブから指を離し、操作ノブから操作力が除去されると、押圧子はコイルバネの弾発力によってカム面上を山部から谷部に向かって摺動する。これにより、操作ノブはセンタ位置に自動復帰してスイッチがオフとなり、自動変速機はシフト制御モードからドライブレンジに戻る。
特開2003−118587号公報(第4−8頁、図3)
前述した従来のセンタ復帰機構おいては、操作ノブの操作回数を長寿命化するために、高硬度な鋼球が押圧子として使用されているが、このような鋼球を使用した場合、鋼球がカム面と接触する時に大きな騒音が発生するという問題があった。そこで、このような騒音を抑制するために押圧子として合成樹脂製のボールを使用することが考えられるが、この場合、合成樹脂製のボールがコイルバネの端部で強く押圧された状態で使用されるため、ボールがほとんど回転することなくカム面上を摺動することになり、その結果、ボールの表面が経年的に偏摩耗して操作ノブの操作感触を劣化させるという別の問題が発生する。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、騒音を低減しつつ操作感触を劣化させずに長寿命化が図れるセンタ復帰機構を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、支持部材と、この支持部材に揺動可能に支持された操作部材と、前記支持部材と前記操作部材との間に介設され、コイルバネの付勢力を受けてカム面に圧接された合成樹脂製のボールとを備え、前記ボールが前記カム面の谷部にあるときに前記操作部材がセンタ位置に保持され、前記操作部材を揺動操作することにより、前記ボールが前記コイルバネの付勢力に抗して前記カム面の谷部から山部へ移行するように構成されたセンタ復帰機構であって、前記コイルバネと前記ボールとの間に合成樹脂製のホルダを介設し、このホルダに前記ボールを回転可能に抱持する球面状の受部を形成する構成とした。
このように構成されたセンタ復帰機構では、合成樹脂製のボールが合成樹脂製のホルダに形成された球面状の受部で抱持されるため、ボールがカム面に対して強い力で圧接されても、このカム面上を円滑に回転することができる。したがって、カム面との接触時における衝突音の発生を合成樹脂製のボールを使用して抑制できるのみならず、ボールの偏摩耗が長期に亘って防止されるため、操作感触の劣化を防止して長寿命化を図ることができる。
上記構成において、前記ホルダの受部に前記ボールと接触する複数の突起部を設けると、異物がホルダの受部とボールとの間に入り込んだとしても、該異物は複数の突起部間に形成される凹部へと移動し易くなるため、ボールがカム面上をより円滑に回転できて好ましい。この場合、複数の突起部間に形成される凹部内に潤滑剤を充填しておくことが好ましく、このような構成を採用すると、潤滑剤が突起部と受部間に常時安定して供給されるため、ボールの円滑な回転が長期間確保されてより長寿命化を図ることができる。
また、上記構成において、前記ボールと前記ホルダとが異種の合成樹脂からなることが好ましく、このような構成を採用すると、同種の合成樹脂同士の摺動で起こりやすい吸着現象を防止できるので、さらなる長寿命化を実現することができる。この場合、前記ボールと前記ホルダのいずれか一方がポリアミドからなり、いずれか他方がポリアセタールからなることが好ましく、このような構成を採用すると、ボールとホルダを一般的な合成樹脂で形成できるので、センタ復帰機構を低コストで実現することができる。
本発明によるセンタ復帰機構は、合成樹脂製のボールが合成樹脂製のホルダに形成された球面状の受部で抱持されるため、ボールがカム面に対して強い力で圧接されても、このカム面上を円滑に回転することができる。したがって、カム面との接触時における騒音を低減できるのみならず、ボールの偏摩耗が長期に亘って防止され、操作感触の劣化を防止して長寿命化を図ることができる。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1は本発明の実施形態例に係る車載用ステアリングスイッチが付設されたステアリングホイールの外観図、図2は図1のII−II線に沿う要部断面図、図3は該車載用ステアリングスイッチの分解斜視図、図4は該車載用ステアリングスイッチに備えられるセンタ復帰機構の要部断面図、図5は該センタ復帰機構の動作を説明するための要部断面図である。
本実施形態例に係るセンタ復帰機構は車載用ステアリングスイッチに適用されたものである。図1に示すように、この車載用ステアリングスイッチ1は、自動車のステアリングホイール2に付設されて自動変速機を操作するために使用されるようになってり、ステアリングホイール2は、円環状のリング部3と、このリング部3の内周側から中央に向かって延設されるスポーク部4,5と、これらスポーク部4,5を覆うパッド部6とから構成されている。
図2と図3に示すように、この車載用ステアリングスイッチ1は、ステアリングホイール2のスポーク部4,5に装着される支持部材7と、この支持部材7の内部に設けられる支持体8および回動体9と、支持部材7に回動可能に支持され、リング部3とスポーク部4,5とに囲まれる空間10(図1参照)内に突出させた操作ノブ11と、この操作ノブ11の回動方向に応じて所定の信号を出力可能なスイッチ部(図示せず)と、操作ノブ11をセンタ位置に自動復帰させるセンタ復帰機構12とから主として構成されている。なお、車載用ステアリングスイッチ1は、操作性を向上させるためにステアリングホイール2の左右両側に設けてあり、形状が互いに左右対称で構成および動作は同じであるので、以下では右側の車載用ステアリングスイッチ1について説明することとし、左側の車載用ステアリングスイッチ1については説明を省略する。
各部材について詳細に説明すると、支持部材7は、切り欠き70aが形成された第1支持部材70と、切り欠き71aが形成された第2支持部材71とから構成されており、これら第1支持部材70と第2支持部材71はスポーク部4,5を挟むように配置されている。そして、切り欠き70aと切り欠き71aとが合わさって支持部材7の上部に開口が形成され、この開口から操作ノブ11を突出させるようになっている。
支持体8は、直方体状の外観を呈する基台80と、この基台80上に立設された一対の軸受部81と、基台80の一側縁部からL字状に立設された壁部82とから概略構成されており、両軸受部81にはそれぞれ軸孔81aが同軸上に形成され、壁部82の一側面にはカム面82aが形成されている。図4に示すように、このカム面82aはV字状に屈曲した面からなり、中央部に形成された谷部82bと、この谷部82bの両側に段差部82c,82dを設けてそれぞれ形成された山部82e,82fとを有している。このように構成された支持体8は、支持部材7の開口近傍に配置されており、基台80が支持部材7の内壁部に固定されている。
回動体9は、円筒状の基体部90と、この基体部90の外周面にそれぞれ所定の角度間隔で突設された突部91とストッパ部92および付勢部93とから概略構成されており、基体部90の軸心方向の両端面には同軸上に配置された軸部90a,90aがぞれぞれ突設されている。かかる回動体9は、基体部90に形成された軸部90aが軸受部81の軸孔81aにそれぞれ係合されることで、支持体8に回動可能に支持されている。また、回動体9の突部91に操作ノブ11が固定され、支持部材7と操作ノブ11との間に回動体9が介設されることで、操作ノブ11は支持部材7に対して回動操作可能となっている。そして、操作ノブ11が図2のA方向に所定角度だけ回動操作されると、回動体9のストッパ部92が支持体8の基台80上面に当接することでそれ以上の回動が規制される。また、操作ノブ11が同図のB方向に所定角度だけ回動操作されると、ストッパ部92が第2支持部材71の内壁面に当接することでそれ以上の回動が規制されるようになっている。
センタ復帰機構12は、回動体9に設けられた付勢部93と、コイルバネ13と、ポリアセタール樹脂からなるホルダ14と、ポリアミド樹脂からなるボール15と、支持体8のカム面82aとから主として構成される。付勢部93には円筒状の穴部93aが形成されており、この穴部93aにコイルバネ13を介してホルダ14が移動可能に挿着されると共に、ボール15がホルダ14によって回転可能に支持されている。このボール15はコイルバネ13の付勢力によってカム面82a上に圧接されており、ボール15がカム面82aの谷部82bに位置するときに、操作ノブ11がセンタ位置に保持されるようになっている(図4参照)。そして、操作ノブ11がセンタ位置からA方向へ回動操作されたときに、ボール15はコイルバネ13の付勢力に抗してカム面82aの谷部82bから段差部82cを乗り越えて山部82eへ移行するようになっている(図5参照)。また、操作ノブ11がセンタ位置からB方向へ回動操作されたときに、ボール15はコイルバネ13の付勢力に抗してカム面82aの谷部82bから段差部82dを乗り越えて山部82fへ移行するようになっている。
図4に示すように、前記ホルダ14は、円筒状の保持部14aと、この保持部14aの一端面に立設された係合部14bとからなり、この係合部14bはコイルバネ13の内径部に挿入されている。保持部14aには球面状の受部14cが形成されており、この受部14cにボール15が回転可能に抱持されている。また、受部14cの内周面には複数の突起部14dがほぼ全面に亘って形成されており、これら突起部14dの間に凹部が形成されているので、ゴミ等の異物がホルダ14の受部14cとボール15との間に入り込んだとしても、操作ノブ11の操作中に異物が各突起部14d間の凹部へと移動し易くなり、ボール15をカム面82a上でより円滑に回転させることができる。
このように構成された車載用ステアリングスイッチ1では、操作ノブ11がプッシュ/プル操作されると、その操作ノブ11の回動方向に応じて図示しないスイッチ部から出力される電気信号が切り換えられ、例えば、一方の電気信号が出力されると自動変速機がドライブレンジからマニュアル的なシフトアップ制御に切り換わり、他方の電気信号が出力されるとマニュアル的なシフトダウン制御に切り換わるようになっている。また、操作ノブ11に対する操作力が除去されると、センタ復帰機構12によって操作ノブ11がセンタ位置に復帰し、上記スイッチ部はオフとなり、自動変速機がドライブレンジに戻るようになっている。
次に、前述の如く構成された車載用ステアリングスイッチ1の動作について詳述する。
図2と図4に示すように、操作ノブ11に外力が与えられていない非操作状態(中立状態)にあるとき、ボール15はコイルバネ13の付勢力を受けてカム面82aの谷部82bに圧接されているので、操作ノブ11はセンタ位置に安定的に保持されている。このとき、スイッチ部は動作されておらず、車載用ステアリングスイッチ1はオフ状態となっている。
この中立状態から運転者が操作ノブ11を親指等でプッシュ操作して図2のA方向に回動させると、操作ノブ11と一体的に回動体9が回動し、これに伴って付勢部93では、図5に示すように、ボール15がコイルバネ13を圧縮しながらカム面82aの谷部82bから段差部82cを乗り越えた後、山部82e上を同図C方向へ向かって回転しながら摺動していく。そして、ストッパ14が支持体8に当接すると、操作ノブ11はそれ以上回動できないように規制されると共に、回動体9の回動に伴ってスイッチ部がオン状態となる。このとき出力されたオン信号によって、自動変速機はドライブレンジからマニュアル的なシフトアップ制御に切り換わり、適宜シフトアップ動作が行われる。
この状態で運転者が操作ノブ11から親指を離し、操作ノブ11に対する操作力が除去されると、ボール15はコイルバネ13の付勢力によってプッシュ操作時とは反対方向に移動を開始し、カム面82aの山部82e上を谷部82bに向かって摺動した後、谷部82bに圧接された状態となってセンタ位置に復帰する。これにより、スイッチ部がオフ状態になると共に、自動変速機はドライブレンジに戻る。また、この過程でボール15が段差部82cから谷部82bへ落ち込むように移動することで、操作ノブ11にクリック感が付与されるようになっており、これにより、操作者は操作ノブ11がセンタ位置に復帰したことを確実に把握でき、操作性に優れた構成となっている。なお、ポリアミド樹脂からなるボール15を使用しているため、クリック生起時にボール15が谷部82bと衝突する際の衝突音の発生が抑制されている。
また、非操作状態(中立状態)から運転者が操作ノブ11を人差指等でプル操作して図2のB方向に回動させると、操作ノブ11と一体的に回動体9が回動し、これに伴って付勢部93では、ボール15がコイルバネ13を圧縮しながらプッシュ操作時とは異なる他方側の段差部82dを乗り越えた後、山部82f上を回転しながら摺動して谷部82bから離れていく。そして、ストッパ14が第2支持部材71の内壁に当接して、操作ノブ11がそれ以上回動できないように規制されると共に、回動体9の回動に伴ってスイッチ部がオン状態となる。このとき出力されたオン信号によって、自動変速機はドライブレンジからマニュアル的なシフトダウン制御に切り換わり、適宜シフトダウン動作が行われる。
この状態で運転者が操作ノブ11から人差指を離し、操作ノブ11に対する操作力が除去されると、ボール15はコイルバネ13の付勢力によってプル操作時とは反対方向に移動を開始し、山部82f上を谷部82bに向かって摺動した後、センタ位置に復帰する。これにより、スイッチ部がオフ状態になると共に、自動変速機はドライブレンジに戻る。また、この過程でボール15が段差部82dから谷部82bへ落ち込むように移動することで、操作ノブ11にクリック感が付与されるようになっており、これにより、操作者は操作ノブ11がセンタ位置に復帰したことを確実に把握できる。このクリック生起時においても、ボール15が谷部82bと衝突する際の衝突音の発生を抑制することができるようになっている。
上述の如く構成された車載用ステアリングスイッチ1では、1つの操作ノブ11を選択的にプッシュ/プル操作することによって、2種類の制御をおこなうことができると共に、操作力の除去された操作ノブ11をセンタ位置に自動復帰させて操作ノブ11の中立状態を安定的に保持できる。これにより、操作性に優れた車載用ステアリングスイッチを実現でき、自動車を円滑に操作することができる。
このように本実施形態例では、合成樹脂製のボール15が合成樹脂製のホルダ14に形成された球面状の受部15cで抱持されているため、ボール15がコイルバネ13の付勢力を受けてカム面82aに対して強い力で圧接されても、このカム面82a上を円滑に回転することができる。これにより、ボール15の偏摩耗を長期に亘って防止することができ、操作ノブ11の操作感触が劣化してしまうことを防止して操作ノブ11の操作回数を長寿命化することができる。また、弾力性を有する合成樹脂製のボール15を使用したので、ボール15のカム面82aとの接触時における衝突音の発生が抑制され、騒音の低減化を図ることができる。
また、本実施形態例では、ホルダ14の受部15cにボール15と多点接触する複数の突起部14dを設けたので、ゴミ等の異物が受部14cとボール15との間に入り込んだとしても、操作ノブ11の操作中に異物が各突起部14d間の凹部へと移動し易くなり、ボール15をカム面82a上でより円滑に回転させることができる。これにより、ボール15の偏摩耗をより確実に抑制することができるので、操作感触が劣化してしまうことを防止して操作回数をさらに長寿命化することができる。
また、本実施形態例では、異種の合成樹脂を用いてボール15とホルダ14を形成したので、同種の合成樹脂同士の摺動で懸念される吸着現象を防止でき、ボール15のカム面82a上での円滑な回転を確保して長寿命化が図れる。特に、ボール15とホルダ14の材質として、ポリアミドとポリアセタールのような一般的な合成樹脂を採用したので、車載用ステアリングスイッチ1を低コストで実現することができる。なお、本実施形態例では、ボール15の材質をポリアミドとし、ホルダ14の材質をポリアセタールとしたが、これとは逆にボール15をポリアセタールとし、ホルダ14をポリアミドとしてもよい。また、ボール15とホルダ14の材質として、上述したようなポリアミドやポリアセタールだけに限らず、ポリプロピレンやフッ素系樹脂などの中から適宜異種のものを組み合わせて用いるようにしてもよい。
なお、上記実施形態例において、ホルダ14の受部14cの表面にグリス等の潤滑剤16を塗布してもよく(図4と図5参照)、これにより、ボール15のより円滑な回転が確保できるばかりでなく、各突起部14d間に潤滑剤16を長期間にわたって保持することができるため、ボール15の円滑な回転を長期間確保して操作ノブ11の操作回数をより長寿命化することができる。
また、上記実施形態例では、本発明のセンタ復帰機構を車載用ステアリングスイッチに適用した場合について説明したが、これに限ることはなく、本発明は操作部材をセンタ位置に自動復帰させる構成を有する各種機器に適用可能である。
本発明の実施形態例に係る車載用ステアリングスイッチが付設されたステアリングホイールの外観図である。 図1のII−II線に沿う要部断面図である。 該車載用ステアリングスイッチの分解斜視図である。 該車載用ステアリングスイッチに備えられるセンタ復帰機構の要部断面図である。 該センタ復帰機構の動作を説明するための要部断面図である。
符号の説明
1 車載用ステアリングスイッチ
2 ステアリングホイール
7 支持部材
8 支持体
9 回動体
11 操作ノブ(操作部材)
12 センタ復帰機構
13 コイルバネ
14 ホルダ
14a 保持部
14b 係合部
14c 受部
14d 突起部
15 ボール
16 潤滑剤
82a カム面
82b 谷部
82e,82f 山部
93 付勢部

Claims (5)

  1. 支持部材と、この支持部材に揺動可能に支持された操作部材と、前記支持部材と前記操作部材との間に介設され、コイルバネの付勢力を受けてカム面に圧接された合成樹脂製のボールとを備え、前記ボールが前記カム面の谷部にあるときに前記操作部材がセンタ位置に保持され、前記操作部材を揺動操作することにより、前記ボールが前記コイルバネの付勢力に抗して前記カム面の谷部から山部へ移行するように構成されたセンタ復帰機構であって、
    前記コイルバネと前記ボールとの間に合成樹脂製のホルダを介設し、このホルダに前記ボールを回転可能に抱持する球面状の受部を形成したことを特徴とするセンタ復帰機構。
  2. 請求項1の記載において、前記ホルダの受部に前記ボールと接触する複数の突起部を設けたことを特徴とするセンタ復帰機構。
  3. 請求項2の記載において、前記各突起部の間に形成される凹部内に潤滑剤を充填したことを特徴とするセンタ復帰機構。
  4. 請求項1または2の記載において、前記ボールと前記ホルダとが異種の合成樹脂からなることを特徴とするセンタ復帰機構。
  5. 請求項4の記載において、前記ボールと前記ホルダのいずれか一方がポリアミドからなり、いずれか他方がポリアセタールからなることを特徴とするセンタ復帰機構。
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