JPH055231Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH055231Y2 JPH055231Y2 JP1983023573U JP2357383U JPH055231Y2 JP H055231 Y2 JPH055231 Y2 JP H055231Y2 JP 1983023573 U JP1983023573 U JP 1983023573U JP 2357383 U JP2357383 U JP 2357383U JP H055231 Y2 JPH055231 Y2 JP H055231Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- engine
- crankcase
- cover
- crank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は背負式動力散布機や刈払機等のエンジ
ンに適した電池収納装置に関する。
ンに適した電池収納装置に関する。
(従来技術)
従来この種の小形汎用エンジンの始動装置とし
ては、例えば実開昭54−91504号に示されたよう
なリコイルスタータが広く採用されているが、近
年、電池の高性能化ならびにエンジンの小形高性
能化が進み、小形汎用エンジンの始動装置として
電池を電源とするスタータモーターを使用するこ
とも不可能ではなくなつてきている。ところが従
来のエンジンに電池を収納しようとする場合、専
用の電池ケースを別に準備し、該ケースをねじ等
により例えばクランクケースに取り付ける必要が
あるので、部品コストが高くなると共に改造作業
にも手間が掛かり、又電池ケースを別に設置する
分だけエンジン全体が嵩張る。
ては、例えば実開昭54−91504号に示されたよう
なリコイルスタータが広く採用されているが、近
年、電池の高性能化ならびにエンジンの小形高性
能化が進み、小形汎用エンジンの始動装置として
電池を電源とするスタータモーターを使用するこ
とも不可能ではなくなつてきている。ところが従
来のエンジンに電池を収納しようとする場合、専
用の電池ケースを別に準備し、該ケースをねじ等
により例えばクランクケースに取り付ける必要が
あるので、部品コストが高くなると共に改造作業
にも手間が掛かり、又電池ケースを別に設置する
分だけエンジン全体が嵩張る。
(考案の目的)
始動用の電池を収納しようとする場合に大幅な
改造を行う必要がないようにすると共に、エンジ
ン性能を高め、電池の熱による性能低下を防ぎ、
エンジンをコンパクトにまとめることを目的とし
ている。
改造を行う必要がないようにすると共に、エンジ
ン性能を高め、電池の熱による性能低下を防ぎ、
エンジンをコンパクトにまとめることを目的とし
ている。
(考案の構成)
本考案はクランク室圧縮式2サイクルエンジン
において、クランク室35の外壁を形成するクラ
ンクケース5又はクランクケースカバー36に凹
部37を設け、上記凹部37に始動用電池39を
収納して固定できるようにしたことを特徴とする
エンジンの電池収納装置である。
において、クランク室35の外壁を形成するクラ
ンクケース5又はクランクケースカバー36に凹
部37を設け、上記凹部37に始動用電池39を
収納して固定できるようにしたことを特徴とする
エンジンの電池収納装置である。
(実施例)
垂直断面図である第1図において、内面に掃気
通路を有するクランク室圧縮式2サイクルエンジ
ンのシリンダーCやピストンPを有するエンジン
本体1のクランク軸2は片持型で、クランクピン
3の第1図中右側だけにクランクアーム4が設け
られ、クランクケース5の第1図中の右壁部に設
けた筒状ボス6により軸受7やシール8を介して
クランク軸2が支持されている。クランク軸2の
ボス6から突出した端部にはボルト9やキーによ
り送風フアン10のボス11が固定されている。
図示の実施例ではボス11は送風フアン10の本
体と一体に形成されているが、両者を別部品で形
成してボルト等により一体化することもできる。
クランクケース5は送風フアン10の背面(第1
図の左面)を覆う壁部15を備えており、壁部1
5の外周部にフアンケース16が固定されてい
る。フアンケース16は送風フアン10の外周及
び前面を覆つており、送風フアン10の周囲に渦
形室17を形成している。18は空気吸込口であ
る。フアンケース16の上面には薬剤タンク20
が取り付けてあり、図示されていないが、薬剤タ
ンク20の出口通路は渦形室17の出口又は出口
近傍等に直接又はミキサー等を介して接続してい
る。
通路を有するクランク室圧縮式2サイクルエンジ
ンのシリンダーCやピストンPを有するエンジン
本体1のクランク軸2は片持型で、クランクピン
3の第1図中右側だけにクランクアーム4が設け
られ、クランクケース5の第1図中の右壁部に設
けた筒状ボス6により軸受7やシール8を介して
クランク軸2が支持されている。クランク軸2の
ボス6から突出した端部にはボルト9やキーによ
り送風フアン10のボス11が固定されている。
図示の実施例ではボス11は送風フアン10の本
体と一体に形成されているが、両者を別部品で形
成してボルト等により一体化することもできる。
クランクケース5は送風フアン10の背面(第1
図の左面)を覆う壁部15を備えており、壁部1
5の外周部にフアンケース16が固定されてい
る。フアンケース16は送風フアン10の外周及
び前面を覆つており、送風フアン10の周囲に渦
形室17を形成している。18は空気吸込口であ
る。フアンケース16の上面には薬剤タンク20
が取り付けてあり、図示されていないが、薬剤タ
ンク20の出口通路は渦形室17の出口又は出口
近傍等に直接又はミキサー等を介して接続してい
る。
送風フアン10の前面を覆うフアンケース前壁
21は上部と下部にボス22を備え、ボス22に
タンパー23を介して背負枠25が固定されてい
る。背負枠25の上端と下端には金属環26を介
して背負帯27が取り付けてある。28は背負板
である。なお背負枠25や背負帯27をクランク
ケース5等に固定することもできる。
21は上部と下部にボス22を備え、ボス22に
タンパー23を介して背負枠25が固定されてい
る。背負枠25の上端と下端には金属環26を介
して背負帯27が取り付けてある。28は背負板
である。なお背負枠25や背負帯27をクランク
ケース5等に固定することもできる。
前記壁部15はボス6,11の周囲を覆うと共
にボス6,11の下方にコイル取付室29を形成
しており、室29内に点火コイル30や鉄心31
が設けてある。コイル30や鉄心31は壁部15
先端の上向き壁部33のボスに固定されており、
鉄心31と対向する点火コイル用マグネト32は
ボス11の外周面に埋め込まれている。
にボス6,11の下方にコイル取付室29を形成
しており、室29内に点火コイル30や鉄心31
が設けてある。コイル30や鉄心31は壁部15
先端の上向き壁部33のボスに固定されており、
鉄心31と対向する点火コイル用マグネト32は
ボス11の外周面に埋め込まれている。
クランク室35をボス6と反対側から覆う端壁
状のカバー36はクランクケース5と別体に形成
されており、クランクケース5に対してボルト止
めされている。カバー36はクランクピン3の近
傍まで張り出した電池保持部37(凹部)を備え
ており、保持部37にクランク室35と反対側か
ら始動用の電池39を嵌合固定できるようになつ
ている。又図示の如く電池39を装着する場合に
は、電池39を覆う電池カバー40がクランクケ
ースカバー36の縁部にボルト41により固定さ
れる。なお保持部37に電池39を固定するため
に、電池39に圧接するクツシヨンをカバー40
に取り付けることもでき、又保持部37単体で電
池39を保持するように構成することもできる。
状のカバー36はクランクケース5と別体に形成
されており、クランクケース5に対してボルト止
めされている。カバー36はクランクピン3の近
傍まで張り出した電池保持部37(凹部)を備え
ており、保持部37にクランク室35と反対側か
ら始動用の電池39を嵌合固定できるようになつ
ている。又図示の如く電池39を装着する場合に
は、電池39を覆う電池カバー40がクランクケ
ースカバー36の縁部にボルト41により固定さ
れる。なお保持部37に電池39を固定するため
に、電池39に圧接するクツシヨンをカバー40
に取り付けることもでき、又保持部37単体で電
池39を保持するように構成することもできる。
上述のエンジンにおいて、例えばリコイルスタ
ータを使用する場合のように電池39を必要とし
ない場合には、カバー40及び電池39は装着さ
れず、カバー36が外部に露出した状態でエンジ
ンは使用される。そのような仕様のエンジンを、
スタータモーターを使用する場合のように電源の
供給が可能な仕様に変更する場合には、カバー3
6に電池39を収容してカバー40をボルト止め
し、電池39とスタータモーターのスイツチ等を
配線により接続する。
ータを使用する場合のように電池39を必要とし
ない場合には、カバー40及び電池39は装着さ
れず、カバー36が外部に露出した状態でエンジ
ンは使用される。そのような仕様のエンジンを、
スタータモーターを使用する場合のように電源の
供給が可能な仕様に変更する場合には、カバー3
6に電池39を収容してカバー40をボルト止め
し、電池39とスタータモーターのスイツチ等を
配線により接続する。
(考案の効果)
仕様変更時には保持部37に電池39を装着す
ると共に、必要に応じてカバー36に電池カバー
40を取り付けるだけで電源部を完成することが
でき、クランクケース5に専用の電池保持部材を
取り付けたり、エンジンを分解したりする必要は
ない。従つて電源部専用の部品や交換部品(改造
にともなつて不要になる部品)の数を減少させ、
改造コストを下げると共に、改造作業を簡単化す
ることができる。しかも本考案によると、クラン
ク室35内にクランクケース5又はクランクケー
スカバー36の凹部37が入り込むので、クラン
ク室35の容積が減少し、クランク室圧縮比(予
圧比)を上げて、エンジン性能を高めることがで
きる。また内面に掃気通路を有するシリンダーC
を挟み燃焼室と反対側に位置する凹部37に始動
用電池39を収納するので、エンジン燃焼室の熱
が凹部37へ伝わりにくく、電池39を低温に雑
持することが容易になる。更にクランク室35内
の混合気がクランク室35内に張り出した凹部3
7(電池保持部)のクランク室側の内面に当るた
め電池保持部の温度を気化熱により低く保ち、保
持した電池39を積極的に冷却することができ
る。本考案を背負式動力散布機に採用すると、電
池収納部の背負枠25、背負板28に対するオー
バーハングが少なくなり軽量コンパクトになるこ
とから、作業者の疲労が軽減できる。
ると共に、必要に応じてカバー36に電池カバー
40を取り付けるだけで電源部を完成することが
でき、クランクケース5に専用の電池保持部材を
取り付けたり、エンジンを分解したりする必要は
ない。従つて電源部専用の部品や交換部品(改造
にともなつて不要になる部品)の数を減少させ、
改造コストを下げると共に、改造作業を簡単化す
ることができる。しかも本考案によると、クラン
ク室35内にクランクケース5又はクランクケー
スカバー36の凹部37が入り込むので、クラン
ク室35の容積が減少し、クランク室圧縮比(予
圧比)を上げて、エンジン性能を高めることがで
きる。また内面に掃気通路を有するシリンダーC
を挟み燃焼室と反対側に位置する凹部37に始動
用電池39を収納するので、エンジン燃焼室の熱
が凹部37へ伝わりにくく、電池39を低温に雑
持することが容易になる。更にクランク室35内
の混合気がクランク室35内に張り出した凹部3
7(電池保持部)のクランク室側の内面に当るた
め電池保持部の温度を気化熱により低く保ち、保
持した電池39を積極的に冷却することができ
る。本考案を背負式動力散布機に採用すると、電
池収納部の背負枠25、背負板28に対するオー
バーハングが少なくなり軽量コンパクトになるこ
とから、作業者の疲労が軽減できる。
第1図は本考案実施例の垂直断面図である。3
6……クランクケースカバー、37……電池保持
部(凹部)、39……電池。
6……クランクケースカバー、37……電池保持
部(凹部)、39……電池。
Claims (1)
- クランク室圧縮式2サイクルエンジンにおい
て、クランク室35の外壁を形成するクランクケ
ース5又はクランクケースカバー36に凹部37
を設け、上記凹部37に始動用電池39を収納し
て固定できるようにしたことを特徴とするエンジ
ンの電池収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2357383U JPS59130035U (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | エンジンの電池収納装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2357383U JPS59130035U (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | エンジンの電池収納装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59130035U JPS59130035U (ja) | 1984-08-31 |
JPH055231Y2 true JPH055231Y2 (ja) | 1993-02-10 |
Family
ID=30154647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2357383U Granted JPS59130035U (ja) | 1983-02-18 | 1983-02-18 | エンジンの電池収納装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59130035U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0632825Y2 (ja) * | 1988-07-04 | 1994-08-31 | ニューデルタ工業株式会社 | 背負防除機のバッテリー収納構造 |
JP2613366B2 (ja) * | 1995-06-27 | 1997-05-28 | ニューデルタ工業株式会社 | 背負防除機のバッテリー収納構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS471441U (ja) * | 1971-01-08 | 1972-08-16 | ||
JPS567751U (ja) * | 1979-06-29 | 1981-01-23 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57199904U (ja) * | 1981-06-16 | 1982-12-18 |
-
1983
- 1983-02-18 JP JP2357383U patent/JPS59130035U/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS471441U (ja) * | 1971-01-08 | 1972-08-16 | ||
JPS567751U (ja) * | 1979-06-29 | 1981-01-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59130035U (ja) | 1984-08-31 |
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