JPH0552291B2 - - Google Patents

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JPH0552291B2
JPH0552291B2 JP59195522A JP19552284A JPH0552291B2 JP H0552291 B2 JPH0552291 B2 JP H0552291B2 JP 59195522 A JP59195522 A JP 59195522A JP 19552284 A JP19552284 A JP 19552284A JP H0552291 B2 JPH0552291 B2 JP H0552291B2
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JP
Japan
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oil
parts
product
mixing
prepared
Prior art date
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JP59195522A
Other languages
English (en)
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JPS6172715A (ja
Inventor
Kenji Hara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
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Publication of JPS6172715A publication Critical patent/JPS6172715A/ja
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  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は外用抗炎症剤に関する。
〔従来の技術〕
従来、外用抗炎症剤としては、コルチコステロ
イド類等の抗炎症性薬剤を、クリーム、ミルクと
しての油/水エマルジヨン、軟膏としての水/油
エマルジヨン、ワセリンを基剤とするワセリン軟
膏、水溶性高分子を用いるゲル等の剤型にしたも
のが一般に使用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、これら外用抗炎症剤の効果は、
基剤と薬剤との溶解、分散状態あるいは薬剤の基
剤からの放出速度によつて左右されるため、充分
な効果を得るためには、一定濃度以上の薬剤を配
合する必要があつた。しかし、コルチコステロイ
ド類はしばしば副作用を伴うことがあるため、安
全でかつ充分な効果が得られる外用抗炎症剤の開
発が望まれていた。
〔問題を解決するための手段〕
斯かる実情に鑑み、本発明者は鋭意研究を行つ
た結果、融点37℃以下の特定の油とシリコーンオ
イルとを特定の割合で併用すると、優れた抗炎症
作用が得られることを見出し、本発明を完成し
た。
すなわち、本発明は、次の成分(a)及び(b) (a) オリーブ油、ホホバ油、ツバキ油、月見草
油、サンフラワー油、紅花油、スクワラン、モ
ルモツト油、2−エチルヘキサン油、イソステ
アリン酸、2−エチルヘキサン酸トリグリセラ
イド及びトリカプリリンからなる群より選ばれ
る1種又は2種以上の融点37℃以下の油、 (b) シリコーンオイル を重量比で(a)/(b)=100/1〜100/60となる量含
有する外用抗炎症剤を提供するものである。
本発明において、(a)成分の油は単独で、あるい
は2種以上の混合物として用いることができる。
また、(b)成分のシリコーンオイルとしては、特
に25℃での粘度が10cs以下のものが好ましく、具
体例としては、例えばメチルポリシロキサン、メ
チルフエニルポリシロキサン、ジメチルポリシロ
キサンポリエチレングリコール共重合体、ジメチ
ルポリシロキサンポリプロピレングリコール共重
合体、環状ジメチルシロキサン、ジメチルトリメ
チルポリシロキサン、アミノシリコーン、メチル
ハイドロジエンポリシロキサン等が挙げられる。
これらの(b)成分のシリコーンオイルの配合量
は、(a)成分の油に対して、重量比で(a)/(b)=
100/1〜100/60となる量にする。
本発明の外用抗炎症剤は、例えばローシヨン、
スプレー、点皮剤等の剤型にすることができ、特
に水を含まない油性外用抗炎症剤とするのが好ま
しい。
〔発明の効果〕
本発明は外用抗炎症剤は極めて安全性が高く、
またその消炎効果も後述の実施例に示す如く充分
に満足できる優れたものである。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。尚、以下に於いた部
は重量部を意味する。
実施例 1 本発明品1:ホホバ油40部、スクワラン40部及び
メチルポリシロキサン(2cs)20部を混合して
製品とした。
比較品1:ホホバ油50部及びスクワラン50部を混
合して製品とした。
コントロール1:ワセリン ウイスター系雄性ラツト(体重約150g)(1群
10匹)の足蹠にカラゲニン1%生理食塩水溶液を
0.1ml注入し、直ちに試料を50mg塗布した。1時
間ごとに試料を拭き取つたのち足容積を測定し、
測定後、試料を毎回50mg塗布した。その結果を第
1図に示す。
実施例 2 本発明品2:サンフラワー油50部及びメチルポリ
シロキサン(2cs)20部を混合して製品とした。
比較品2:サンフラワー油 コントロール1:ワセリン 上記試料について、実施例1と同様にしてカラ
ゲニン浮腫抑制率を調べた。その結果を第2図に
示す。
実施例 3 本発明品3:紅花油50部及びメチルポリシロキサ
ン(10cs)10部を混合して製品とした。
比較品3:紅花油 コントロール1:ワセリン 上記試料について、実施例1と同様にしてカラ
ゲニン浮腫抑制率を調べた。その結果を第3図に
示す。
実施例 4 本発明品4:月見草油50部及びメチルポリシロキ
サン(10cs)30部を混合して製品とした。
比較品4:月見草油 コントロール2:市販酢酸ヒドロコルチゾン0.1
%含有クリーム 上記試料について、実施例1と同様にしてカラ
ゲニン浮腫抑制率を調べた。その結果を第4図に
示す。
実施例 5 本発明品5:イソステアリン酸70部、トリカプリ
リン30部及びメチルポリシロキサン(2cs)5
部を混合して製品とした。
比較品5:イソステアリン酸70部及びトリカプリ
リン酸30部を混合して製品とした。
コントロール2:市販酢酸ヒドロコルチゾン0.1
%含有クリーム 上記試料について、実施例1と同様にしてカラ
ゲニン浮腫抑制率を調べた。その結果を第5図に
示す。
実施例 6 本発明品6:2−エチルヘキサン酸20部、2−エ
チルヘキサン酸トリグリセライド80部及び環状
ジメチルシロキサン10部を混合して製品とし
た。
本発明品7:エメリー型イソステアリン酸70部及
び環状ジメチルシロキサン30部を混合して製品
とした。
比較品6:2−エチルヘキサン酸20部及び2−エ
チルヘキサン酸トリグリセライド80部を混合し
て製品とした。
コントロール2:市販酢酸ヒドロコルチゾン0.1
%含有クリーム 上記試料について、実施例1と同様にしてカラ
ゲニン浮腫抑制率を調べた。その結果を第6図に
示す。
実施例 7 本発明品8:モルモツト油50部及びメチルポリシ
ロキサン(2cs)20部を混合して製品とした。
比較品7:モルモツト油 コントロール3:市販グアイアズレン330ppm含
有軟膏 上記試料について、実施例1と同様にしてカラ
ゲニン浮腫抑制率を調べた。その結果を第7図に
示す。
実施例 8 本発明品9:オリーブ油50部及びメチルポリシロ
キサン(10cs)10部を混合して製品とした。
比較品8:オリーブ油 コントロール3:市販グアイアズレン330ppm含
有軟膏 上記試料について、実施例1と同様にしてカラ
ゲニン浮腫抑制率を調べた。その結果を第8図に
示す。
実施例 9 本発明品10:ツバキ油80部及びメチルポリシロキ
サン(10cs)20部を混合して製品とした。
比較品9:ツバキ油 コントロール3:市販グアイアズレン330ppm含
有軟膏 上記試料について、実施例1と同様にしてカラ
ゲニン浮腫抑制率を調べた。その結果を第9図に
示す。
【図面の簡単な説明】
第1〜9図は、実施例1〜9における本発明の
外用抗炎症剤のカラゲニン浮腫抑制率を示す図面
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 次の成分(a)及び(b) (a) オリーブ油、ホホバ油、ツバキ油、月見草
    油、サンフラワー油、紅花油、スクワラン、モ
    ルモツト油、2−エチルヘキサン酸、イソステ
    アリン酸、2−エチルヘキサン酸トリグリセラ
    イド及びトリカプリリンからなる群より選ばれ
    る1種又は2種以上の融点37℃以下の油、 (b) シリコーンオイル を重量比で(a)/(b)=100/1〜100/90となる量含
    有する外用抗炎症剤。
JP59195522A 1984-09-18 1984-09-18 外用抗炎症剤 Granted JPS6172715A (ja)

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JPS6172715A JPS6172715A (ja) 1986-04-14
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