JPH05508332A - 管状カニューレ挿入用の操縦可能なガイドワイヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 管状カニユーレ挿入用の操縦可能なガイドワイヤ技術分野 本発明は一般に単独でまたはカテーテルもしくは内視鏡と関連して使用される環 状または血管器官のカニユーレ挿入に関するものである。

背景技術 医療手順または手術が人体の管状または血管構造もしくは器官のカニユーレ挿入 を要するときは、ガイドワイヤを使用するのが典型的である。先端の可撓性と柔 軟性および典型的なガイドワイヤの狭いゲージのため、まずガイドワイヤを器官 に挿入して大径カテーテルその他の上述した手順に必要な器具を位置決めする手 助けをするのが有利である。器官によっては従来の真っ直ぐなガイドワイヤの使 用を困難にする性質を有する。例えば、嚢胞管（ｃｙｓｔｉｃ　ｄｕｃｔ）の内 視鏡カニユーレ挿入用の従来のガイドワイヤを使用する標準的技術は完全に満足 のゆくものではない。

嚢胞管は胆嚢と共通胆管とを結合している。しかし、嚢胞管は他の管状器官から 区別される独特の性質を持っている。嚢胞管の内側を裏打する粘膜は正確な機能 は依然として不明のハイスチル（Ｈｅｉｓｔｅｒ）弁と慣用的に呼ばれているい くつかの半月形（鎌形）のひだを有している。典型的には、ひだの数は５ないし １２である。これらのひだは方向性があり、斜めに丸く、連続的螺旋弁の外観を 有する。これらの螺旋状ひだの存在は嚢胞管のねじれと組み合わさって嚢胞管の 内視鏡カニユーレ挿入を極端に困難にしている。ハイスチル弁は外科用器具の導 入を妨げ、裂傷を生じ易い。特に胆石の診断と治療のための嚢胞管のカニユーレ 挿入を安全かつ容易にする装置が大いに必要とされている。

予備成形されたカテーテルシステムと関連して使用して、内視鏡その他の装置の 使用下で嚢胞管および胆嚢に信頼性をもってカテーテルを挿入し、後退させるこ とができるようにした適切なガイドワイヤのデザーンに対する研究および開発が 鋭意なされている。嚢胞管のひだの特殊な構造のために、内視鏡後退手順の間に 嚢胞管および胆嚢のカテーテル法が成功裡に行われるのは有利な解剖学的状況が 存在するときだけである。嚢胞管を通り抜けるのが難しいため、従来のガイドワ イヤを使用して選択的なカテーテル法が達成できるのは例外的な場合に限られて いる。

Ｆｒｉｍｂｅｒｇｅｒ　ｅｔ　ａｌ、、　Ｅｎｄｏｓｃｏｐｙ、１５：３５９（ １９８３）は特殊な内視鏡の助けで胆嚢に常套的にカニユーレ挿入する第−報的 試みのひとつである。このシステムは非常に複雑であるが、信頼性のあるカニユ ーレ挿入を容易にするものではない。

胆嚢と嚢胞管のカニユーレ挿入のための最も進んだガイドワイヤ・カテーテルシ ステムの一つがＦｏｅｒｓｔｅｒ　ｅｔ　ａＬ、、　Ｅｎｄｏｓｃｏｐｙ　２０ ：３０，３３（１９８８）に開示されている。Ｆｏｅｒｓｔｅｒ　ｅｔ　ａｌ、 は特別に作製された、真っ直ぐな長さ６ｃｍの柔軟な遠位先端を有する細い操縦 可能なガイドワイヤを開示している。

Ｆｏｅｒｓｔｅｒ　ｅｔ　ａｌ、では、細（て真っ直ぐな操縦可能なガイドワイ ヤを嚢胞管の開口部の近くに予備的に位置決めされた予備成形されたカテーテル に挿入している。次いで、ガイドワイヤはカテーテルを通って前進し嚢胞管に入 る。一旦嚢胞管内に位置すると、細くて真っ直ぐなガイドワイヤはハイスチル弁 を成功裏に通い。従来の真っ直ぐなガイドワイヤを使用すると、Ｆｏｅｒｓｔｅ ｒ　ｅｔ　ａｌ。に教示されているように、ガイドワイヤが嚢胞管のひだに引っ かかり、その前進を阻み同管に損傷を生じる結果となる。

従って、本発明の目的は、胆嚢の内視鏡後退カニユーレ挿入用の、Ｆｏｅｒｓｔ ｅｒ　ｅｔ　ａｌ、により記載されたものの例として予備成形された開放ホック 形状のカテーテルシステムと関連して使用されるようにデザインされたガイドワ イヤを提供することである。本発明のガイドワイヤの独特の形状は嚢胞管とハイ スチル弁の解剖学の注意深い研究の成果である。本発明は、ガイドワイヤに沿っ てねじり力を加える際に前進牽引力を生じる独特の形状を持つと同時に、関連し て使用したときにガイドワイヤとカテーテルとの間の摩擦を低減させる超低摩擦 表面を使用するガイドワイヤを備えている。

発明の開示 一般に、本発明は嚢胞管のような管状または血管器官の後退もしくは前進カニユ ーレ挿入用の、可撓性の、操縦可能なガイドワイヤに関するものである。このガ イドワイヤは近位端と遠位端とを有し、遠位端は嚢胞管を通り抜けるための独特 の螺旋状先端を持っている。さらに詳しくは、ガイドワイヤの遠位端には螺旋を 形成する複数のコイルが設けられている。これらのコイルは螺旋が自由位置にあ るときは螺旋の外径がガイドワイヤの遠位端の直径よりも大きくなるように形成 されている。ガイドワイヤは可撓性であるので、螺旋はガイドワイヤが狭いカテ ーテル内に移行するときに惹起されるような外力を受けると真っ直ぐになったり 、伸びたりし、螺旋の外径を遠位端のガイドワイヤ軸の直径に近づ（点まで減少 させることができる。

ガイドワイヤの近位端において、ガイドワイヤを操作する手段が取り外し可能に 固着され、ガイドワイヤの長さに沿ってねじり力の伝達を容易にしガイドワイヤ を所望の位置に操縦するのを助けている。本発明の一実施態様において、ガイド ワイヤは超低摩擦表面を有し、遠位端において先細りして遠位先端における可撓 性を向上させている。

図面の簡単な説明 添付図面は、本明細書に導入されその一部を構成するが、本発明の実施態様を示 し、かつ、詳細な説明とともに本発明の詳細な説明している。

第１図は胆嚢のカニユーレ挿入用の操縦可能なガイドワイヤの斜視図である。

第２図は予備成形された共通胆管カテーテル内に遠位端における螺旋カテーテル の寸法によって真っ直ぐにされるように挿入される操縦可能なガイドワイヤの斜 視図である。

第３図は嚢胞管の入口（ｏｓｔｉｕｍ）に位置するハイスチル弁を通り抜ける操 縦可能なガイドワイヤを示す図である。

第４図は操縦可能なガイドワイヤの説明図であり、予備成形されたカテーテルは それを覆って取り付けられ、遠位端における螺旋はカテーテルの外部にあ第５図 は可撓性のカテーテル内に挿入された操縦可能なガイドワイヤが螺旋をガイドワ イヤの遠位端の長さに沿って真っ直ぐにしている状態を説明する図である。カテ ーテルとガイドワイヤは共通胆管内でガイドワイヤの遠位先端が嚢胞管に近（な るように位置している。

第６図は嚢胞管内に位置したハイスチル弁を通り抜ける操縦可能なガイドワイヤ の遠位先端を示す図である。

発明を実施するための最良の形態 第１図を参照して、一般に（５）で示される操縦可能なガイドワイヤは遠位端（ １２）と近位端（１４）を有するワイヤ軸（１０）を備えている。ガイドワイヤ （５）は全長が５０ｃｍと９００ｃｍとの間である。ガイドワイヤ（５）の遠位 端（１２）は螺旋（１５）を形成する複数の個別のコイル（２０）を有し、好適 な実施態様では、この螺旋の終端は遠位先端（２５）と柔軟な丸められた端部（ ２８）になっている。

遠位端における可撓性を向上させるためにワイヤ軸（ｌＯ）の好適な実施態様は ガイドワイヤ（５）の遠位端（１２）近傍のテーバ部（１６）全体にわたって直 径が減少している。勿論、階段状形状のような他の構造を使用して遠位端での可 撓性を向上させることができる。

操縦手段（４０）を有する取り外し可能なりランプ（３５）をガイドワイヤ（５ ）の近位端（１４）に固着することができる。取り外し可能なりランプ（３５） は操縦手段（４０）から縦のねじり力をワイヤ軸（１０）にその長さに沿って伝 達することによってガイドワイヤを操縦するのに使用することができる。取り外 し可能なりランプ（３５）はガイドワイヤ（１０）の近位端（１４）近傍に近位 表面長さく３０）が取り外し可能なりランプ（３５）の近位側に存在するように 位置している。

本発明の好適な実施態様では、ガイドワイヤ（５）の長さは４００ｃｍ＋である 。ワイヤ軸（１０）は円筒状その他の幾何学的形状に成形された断面を持つよう に成形され、外面の超低摩擦係数を有するプラスチックまたは金属材料で作製さ れている。好適な実施態様では、ワイヤ軸（１０）は日本国、テルモ〔メジチッ ク１社製、米国マサチューセッツ州、ウォータータウン市のマイクロヴエイシヴ （Ｍｉｃｒｏｖａｓｉｖｅ）社販売のグライドワイヤ（ＧＬＩＤＥＷＩＲＥ）　 （商標）のような親水性コーティングを有する金属製またはプラスチック製ワイ ヤからできていてもよい。好ましくは、ガイドワイヤ（５）は外径が０、０３５ インチ（０，８９１６０１）であり、遠位端（１２）のテーバ部（１６）に沿う 一定のテーバをもつ。テーバ形成（先細り）は外径が０．０３５インチ（０，８ ９ｍ＋ａ）のテーバ接合（ｔａｐｅｒ　ｊｕｎｃｔｉｏｎ）（３２）において開 始し、狭められた直径０．０２１インチ（０，５３ｍｍ）を持つガイドワイヤの 最遠位先端における丸められた端部（２８）で終る。好適な実施態様のテーバ部 （１６）はテーバ接合（３２）から丸められた端部（２８）まで測ったときの長 さが３０ｍｍである。テーバ接合（３２）は好適な実施態様では螺旋（１５）の 近位端から１０ｍｍに位置している。直径が減少しているため、テーバ部（１６ ）により遠位端（１２）の可撓性を向上させることができる。テーバ部に沿って より狭くなるゲージは螺旋（１５）がカテーテル（５０）内に滑動可能に挿入で きるように機能する。カテーテル（５０）がガイドワイヤ（５）の長さに亙って 配置されているときは、螺旋（１５）はその可撓性により第２図に示すように真 っ直ぐになるか平坦になる。

螺旋（１５）は少なくとも一つのコイル（２０）を使用して形成される。異なる 数のコイル（２０）を有する異なる実施態様により、ユーザーは個別の患者に最 も適した実施態様を選択することができる。患者によって変異する解剖学的差異 があることは螺旋を形成するコイルの数は任意であることを示しているといえる 。上述した好適な実施態様では５つのコイル（２０）がある。好適な実施態様の 各コイル（２０）は外径が１ｍｍないし２ｍｍであり、各同心コイル（２０）間 の距離は１ｍｍないし２ｍｍ、螺旋の長さは１５ｎ＋ｍである。本発明の一つの 実施態様では、遠位先端（２５）は螺旋（１５）の遠位側に位置し、丸められた 端部（２８）を終端としている。好適な実施態様では、遠位先端（２５）は長さ が５ｍｌ１１であるが、別の実施態様ではガイドワイヤ（５）は螺旋（１５）を 持つ遠位先端（２５）を終端としており、第１図に示すような遠位先端（２５） は持たない。

第２図を参照すると、螺旋（１５）を備えたワイヤ軸（ｌＯ）は超低摩擦表面を 有する可撓性材料から構成されていて、螺旋（１５）がカテーテル（５０）の狭 い内径により真っ直ぐもしくは平坦になっている場合でさえもワイヤ軸（１０） がカテーテル（５０）を通って容易に滑動することができる。ガイドワイヤ（５ ）がカテーテル（５ｏ）と関連して使用されているときは、ガイドワイヤ（５） とカテーテル（５０）との間に最小限の摩擦が存在していなければならない、超 低摩擦表面はカテーテル（５ｏ）に適用しであるいはガイドワイヤ（５）に適用 して摩擦を極小にしてもよい、従って、本発明の別の実施態様では、ガイドワイ ヤ（５）は超低摩擦表面を欠いているが、テフロンやそれと類似の材料のような 超低摩擦表面を持つカテーテル（５０）と−緒に使用される。しかしながら、い ずれの実施態様でも、ワイヤ軸（１０）は嚢胞管のような血管構造ないし管状器 官を通過するのに必要な良好なねじり剛性を与える材料でできていなければなら ない。

螺旋（１５）を形成するために選択されたコイルの実際の数は患者およびカニユ ーレ挿入される器官の解剖学に応じて異なった実施態様を使用することができる ように変動可能である。実際に使用される実施態様は嚢胞管のような器官を通っ て十分な前進牽引力を滑べることなく与えると同時にコイル数を最小限に保つこ とによりカテーテル内の摩擦を極小にするものである。

好適な実施態様では、コイル（２０）は縦軸に沿って時計回りの螺旋形状に構成 されている。

第４図を参照すると、ガイドワイヤ（５）は比例した寸法の予備成形されたカテ ーテル（５０）と−緒に使用してもよい。第４図は螺旋（１５）を有する予備成 形されたカテーテル（５０）内に配置されたガイドワイヤを示し、この螺旋はワ イヤ軸（１０）の遠位端（１２）近傍に位置し、カテーテル（５０）の遠位開口 （５４）から延び出ている。

第５図および第６図は本発明の詳細な説明する。一つの操作モードでは、典型的 内視鏡後退カニユーレ挿入手順が、長さが約４００ｃｍ　、直径１ｍｍの太い、 可撓性の従来のガイドワイヤ（「第１の」ガイドワイヤ）を使用して患者に施さ れる。この第１のガイドワイヤは共通胆管（８０）内に挿入される。この第１の ガイドワイヤを覆って、予備成形された長さが約１８０ｃｍ　ｓ直径が７フラン スゲージのカテーテル（５０）が、カテーテル（５０）の遠位端が嚢胞管開口（ ６２）に「ホック留めされる」まで、通される。

ついで、第１のガイドワイヤは抜きとられ、操縦可能ガイドワイヤ（５）が予備 成形されたカテーテル（５０）内に挿入される。ガイドワイヤ（５）がカテーテ ル（５０）内に挿入されるにつれて螺旋（１５）は顕著にではあるが全体的では なく、第２図に示すように真っ直ぐになる。

遠位先端（２５）がカテーテルを通って前進して嚢胞管に入るまで、縦ねじり力 （３７）をガイドワイヤ（５）の近位端（１４）に位置した取り外し可能クラン プ（３５）に対して加えることができる。取り外し可能クランプ（３５）の位置 をガイドワイヤ（５）に沿って調整してユーザーの要求に適合させることができ る。

この地点で、螺旋（１５）は部分的にあるいは完全に嚢胞管（６０）内でカテー テル（５０）の外部にある。次いで、回転トルク（３７）がガイドワイヤ（５） に穏やかに加えられる。好適な実施態様では、トルクは操縦可能な手段（４０） を使用して取り外し可能なりランプ（３５）に加えられる。回転トルク（３７） が加えられるにつれて螺旋（１５）のコイル（２０）は螺旋状ひた（ハイスチル 弁）　（７０）の間で引っかかり、ガイドワイヤ（５）をひた（７０）に沿って 胆嚢（９５）内または近傍に前進させる。

いったんガイドワイヤ（５）が胆嚢（９５）内または所望の位置にくると、予備 成形されたカテーテル（５０）を穏やかに抜き取ることができる。ガイドワイヤ （５）は次いで手順の進行したステージに対する適正な位置、例えば、ミニ内視 鏡を通して胆嚢（９５）内に入れて、診断および治療を施すことができる。その ようなミニ内視鏡を使用して嚢胞管（６０）と胆嚢（９５）の病理を直接視覚化 したり、良性もしくは悪性の胆嚢病巣からブラシ採散物または生検材料の抽出を 容易にしたりすることができよう。

さらに、レーザまたは電気水力学的（ｅｌｅｃｔｒｏｈｙｄｒａｕｌｉｃ）プロ ーブを直接ガイドワイヤ（５）を覆ってまたは内視鏡を通して胆嚢の胆石破片に 通すことをできょう、ガイドワイヤ（５）自体を使用して予めブロックされた嚢 胞管（６０）を開き、追加の体外衝撃波砕石術とともにまたはこれを一緒に行わ ないで、胆石の薬物溶解をしてもよい。

さらに、いったん胆嚢（９５）内に位置すると、ガイドワイヤ（５）は５または ７フランスゲージの大きなカテーテルを容易に通すのに使用することができる。

このサイズのカテーテルは胆石溶解試薬を注入し胆石溶解生成物を吸引し、診断 または研究目的で胆嚢胆汁を直接サンプリングし、あるいは胆嚢（９５）内に造 影剤（（ｏｎｔｒａｓｔ）を注入して胆嚢造影図または空気造影胆嚢造影図（ａ ｉｒ　ｃｎｔｒａｓｔ　ｃｈｏｌｅｃｙｓｔｏｇｒａｍ）を得るようにしてもよ い。

ガイドワイヤ（５）の除去は上述した手順を逆に行えばよい。回転力（３７）を ガイドワイヤ（５）の近位端（１４）に位置する操縦可能な手段（４０）に逆方 向に加えてガイドワイヤ（５）を嚢胞管（６０）を通って後戻りさせてハイスチ ル弁に損傷を生じることなく共通胆管（８ｏ）内に戻す。ついで、ガイドワイヤ （５）とカテーテル（５ｏ）をともに患者から取り外す。本発明の好適な実施態 様の上述した記載は説明のためであって、それに尽きるものでも開示された詳細 な事項に本発明を限定するものでもなく、明らかに、上述の説明に照らして多く の変更変化が可能である０例えば、ガイドワイヤ（５）を円筒状断面をもつもの 以外の形状にしてもよい、上述した実施態様は本発明の原理およびその応用に最 もよく説明しそれにより東京社が企図された特定の用とに適した種々の変更を加 えて本発明を最もよく利用することができるように選ばれ記述された。本発明の 範囲は本明細書に添付された請求の範囲によって限定されるものである。

ＦＩＧ、１ ＦＩＧ、２ ば） 要約書 管状または血管器官のカニユーレ挿入用の操縦可能なガイドワイヤ（５）、この ガイドワイヤは遠位端（１２）と近位端とを有する。ガイドワイヤ（５）はガイ ドワイヤ（５）の遠位端（１２）近傍で螺旋（１５）を形成する少なくとも一つ のコイルを有し、嚢胞管の内視鏡後退または前進カニユーレ挿入のような管状ま たは血管器官の通り抜けを助ける。取り外し可能なりランプ（３５）がガイドワ イヤ（５）の近位端（１４）に固着されていて、ユーザーがねじりの長さ方向の 力を加えてガイドワイヤ（５）操縦して正しい位置にすることができる。

国際調査報告

Claims (17)

【特許請求の範囲】
1. １．下記を具備したことを特徴とする操縦可能なガイドワイヤ； （ａ）近位端と遠位端とを有する可撓性ワイヤ軸；および （ｂ）外径が前記可撓性ワイヤ軸の遠位端の直径よりも大きい少なくとも一つの コイルを備えた、前記ガイドワイヤの遠位端近傍の螺旋。
2. ２．前記ガイドワイヤの長さが１０ｃｍと１０ｍの間であり、前記可撓性ワイヤ 軸の直径が０．２ｍｍと３．０ｍｍの間であることを特徴とする請求の範囲第１ 項記載の操縦可能なガイドワイヤ。
3. ３．前記ガイドワイヤの近位端近傍に固着された前記ガイドワイヤの操作手段を 有することを特徴とする請求の範囲第２項記載の操縦可能なガイドワイヤ。
4. ４．前記ガイドワイヤの操作手段は取り外し可能なクランプを備え該クランプお よび前記ガイドワイヤにトルクと操縦力とを伝達するようにしたことを特徴とす る請求の第３項記載の操縦可能なガイドワイヤ。
5. ５．前記コイルのそれぞれの外径が０．５０ｃｍと２．５ｃｍの間であることを 特徴とする請求の範囲第４項記載の操縦可能なガイドワイヤ。
6. ６．前記螺旋が柔軟な可撓性遠位光を終端とすることを特徴とする請求の範囲第 ２項記載の操縦可能なガイドワイヤ。
7. ７．近位端と遠位端とを有する可撓性ワイヤ軸を備え、該軸は前記ガイドワイヤ の前記遠位端近傍に少なくとも一つの螺旋を形成していることを特徴とする操縦 可能なガイドワイヤ。
8. ８．前記ガイドワイヤの長さが１０ｃｍと１０ｍの間であり、前記可撓性ワイヤ 軸の平均直径が０．２０ｍｍないし３．０ｍｍであり、かつ、前記コイルのそれ ぞれの外径が０．５０ｍｍないし２．５ｃｍであることを特徴とする請求の範囲 第７項記載の操縦可能なガイドワイヤ。
9. ９．前記ガイドワイヤは超低摩擦コーティングを有することを特徴とする請求の 範囲第８項記載の操縦可能なガイドワイヤ。
10. １０．取り外し可能なクランプを含む前記ガイドワイヤの操作手段を有し、前記 クランプは前記クランプに加えられたねじり力が前記ガイドワイヤに伝達される ように前記ガイドワイヤに固着できることを特徴とする請求の範囲第８項記載の 操縦可能なガイドワイヤ。
11. １１．下記を具備したことを特徴とする胆嚢のカニューレ挿入用の操縦可能なガ イドワイヤ； （ａ）直径が０．２０ｍｍと１．２５ｍｍの間の円形断面の可撓性ワイヤ軸であ って、近位端と遠位端とを有し、全長が５０ｃｍないし１０００ｃｍである可撓 性ワイヤ軸；および（ｂ前記ガイドワイヤの前記遠位端近傍の前記可撓性ワイヤ 軸により形成された少なくとも一つのコイルであって、それぞれの外径が前記可 撓性ワイヤ軸の前記遠位端の直径よりも大きいコイル。
12. １２．前記ガイドワイヤに近位端近傍に固着された取り外し可能なクランプをさ らに備え、該取り外しクランプは前記ガイドワイヤに縦の力およびねじり力を伝 達する手段を有することを特徴とする請求の範囲第１１項記載の胆嚢のカニュー レ挿入用の操縦可能なガイドワイヤ。
13. １３．前記可撓性ワイヤ軸はその遠位端近傍にテーパ部を有するとともに、前記 ワイヤ軸の円形断面は前記遠位端において直径が０．１０ｍｍと１．２５ｍｍと の間になるように先細りしていることを特徴とする請求の範囲第１１項記載の胆 嚢のカニューレ挿入用の操縦可能なガイドワイヤ。
14. １４．前記コイルは前記可撓性ワイヤ軸の前記遠位端近傍で螺旋を形成し、該螺 旋はその遠位側に位置した柔軟な、可撓性の遠位先端を終端としていることを特 徴とする請求の範囲第１１項記載の胆嚢のカニューレ挿入用の操縦可能なガイド ワイヤ。
15. １５．前記可撓性ワイヤ軸は超低摩擦表面を有することを特徴とする請求の範囲 第１１項記載の胆嚢のカニューレ挿入用の操縦可能なガイドワイヤ。
16. １６．下記の工程を具備したことを特徴とする管状または血管器官のカニューレ 挿入方法； （ａ）行うべきカニューレ挿入手順に対して適正な寸法を有する操縦可能なガイ ドワイヤであって、近位端と遠位端とを有する可撓性ワイヤ軸と前記遠位端近傍 に螺旋を形成している複数のコイルとを備え、前記螺旋は外径が前記可撓性ワイ ヤ軸の遠位端の直径よりも大きい操縦可能なガイドワイヤを選択し；（ｂ）前記 ガイドワイヤの前記遠位端を、カニューレ挿入すべき前記管状または血管器官の 所望の入口地点内に、前記螺旋が前記管状または血管器官の内表面内に実質的に 係合するように位置させ；かつ、（ｃ）前記ガイドワイヤにねじり力を加えて、 前記管状または血管器官の内表面と係合しかつこれに対して回転する螺旋により 生じるねじ様運動により、前記ガイドワイヤと前記螺旋を回転および前記管状ま たは血管器官の前記入口地点を超えて所望の位置に前進させる。
17. １７．第１のガイドワイヤ、予備成形されたカテーテル、および操縦可能なガイ ドワイヤとを備えた嚢胞管カニューレ挿入システムであって、前記操縦可能なガ イドワイヤは近位端と遠位端とを有する可撓性ワイヤ軸と、前記遠位端近傍に外 径が前記可撓性ワイヤ軸の遠位端の直径よりも大きい螺旋を形成している少なく とも一つのコイルと、前記近位端近傍の取り外し可能なクランプとを含む嚢胞管 カニューレ挿入システムを使用するカニューレ挿入方法に置いて、下記の工程を 具備したことを特徴とする内視鏡後退または前進嚢胞管カニューレ挿入方法； （ａ）患者に内視鏡後退または前進カニューレ挿入手順を行って太いガイドワイ ヤを共通胆管内または近傍に挿入し； （ｂ）予備成形されたカテーテルを、前記予備成形されたカテーテルの前記遠位 端が前記嚢胞管の開口内にホック留めされるまで、前記太いガイドワイヤを覆っ て通し； （ｃ）前記太いガイドワイヤを前記予備成形されたカテーテルから抜き取り； （ｄ）前記操縦可能なガイドワイヤの前記遠位端を前記予備成形されたカテーテ ル内に挿入して、前記可撓性ガイドワイヤ軸の前記遠位端近傍に形成された前記 螺旋が前記予備成形されたカテーテルの狭いゲージにより実質的に真っ直ぐにさ れる様にし；（ｅ）前記操縦可能なガイドワイヤの前記遠位端が前記カテーテル を通って前記嚢胞管内に、前記操縦可能なガイドワイヤの前記遠位端近傍の前記 螺旋が部分的にまたは完全に前記予備成形されたカテーテルの外部にかつ前記嚢 胞管内に前進するまで、前記操縦可能なガイドワイヤに国着された前記取り外し 可能なクランプに長さ方向のねじり力を加え； （ｆ）前記操縦可能なガイドワイヤの前記螺旋の前記コイルが前記嚢胞管内に位 置したハイスチル弁の間に引っかかり、前記操縦可能なガイドワイヤを前方に引 っ張って嚢胞管内および胆嚢内または近傍の所望の位置にくるまで前記取り外し 可能なクランプを使用して前記操縦可能なガイドワイヤに回転トルクを加え；か つ、 （ｇ）前記予備成形されたカテーテルを前記患者から穏やかに抜き取って前記操 縦可能なガイドワイヤに沿ってまたはこれを覆って他の装置が前記胆嚢内または 近傍を移動できるようにして胆石のような胆嚢疾病の診断または治療のための手 順の進行を容易にする。