JP2671961B2 - 縦溝付きバルーンを有する拡張カテーテル - Google Patents

縦溝付きバルーンを有する拡張カテーテル

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JP2671961B2 JP1336175A JP33617589A JP2671961B2 JP 2671961 B2 JP2671961 B2 JP 2671961B2 JP 1336175 A JP1336175 A JP 1336175A JP 33617589 A JP33617589 A JP 33617589A JP 2671961 B2 JP2671961 B2 JP 2671961B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は拡張法に使用されるバルーンカテーテルに関
する。
従来の技術 バルーン拡張カテーテルは様々な医療処置に使用され
ており、通常は閉塞に至った身体の内腔を拡張するため
に使用される。例えば、バルーン拡張カテーテルは、動
脈硬化症によりくびれた、あるいは狭窄した血管の内腔
を拡張するために、血管形成術において一般に使用され
る。最近、皮膚を通して内腔へ入る冠状動脈の血管形成
外科が発達してきているが、ここでは膨張カテーテルが
比較的弾力性のない高分子バルーンをその末端部に有し
て皮膚を通して前進して患者の動脈組織に入り、処置す
べき冠状動脈に入る。バルーンが狭窄部に挿入され、膨
張して拡張される。該カテーテルは末梢動脈に関する血
管形成外科の処置を実行するためにも同様に使用されて
いる。グルンツィヒに対する米国特許第4,195,637号明
細書は該形成外科用カテーテルを開示している。バルー
ン膨張カテーテルは又、例えば食道管、血管及び類似
の、その他の身体の内腔を拡張するためにも使用されて
いる。
バルーン拡張カテーテルは、そこを通って患者の身体
の内腔にある所望の位置に拡張カテーテルを案内する他
の管状案内部材と共に使用されることも多い。例えば、
前記グルンツィヒの特許は皮膚を通して内腔に入る冠状
動脈血管形成外科に関する案内カテーテルの使用を説明
している。患者の胃腸管を処置するために使用される拡
張バルーンが内視鏡を通って患者の体内に挿入される。
内視鏡はその用途により長さが異る。例えば通常の多目
的胃腸内視鏡は長さ4 1/2〜５フィート（約136〜152c
m）であり、直径１インチ（約2.5cm）である。それは柔
軟であるように複数に区切られたセクションから形成さ
れている。引っ張りワイヤの如き制御手段が内視鏡の基
部に設けられ、末端部の形状を制御して操縦したり、内
視鏡の方向を制御する。内視鏡は通常は様々な機能を果
たすために複数チャンネルを有し、患者の胃腸管の照明
や視覚観察が可能なように光ファイバーチャンネルを含
む。多くは数mmの直径のチャンネルが設けられて、これ
を通って例えば小型生検鉗子、絞断器（ワイヤ）、針、
ブラシ、バルーン、拡張カテーテル、及びその他の諸イ
ンスツルメントが患者の体内に挿入される。図面の処置
は例えば腫瘍、食道炎その他の原因で生じた狭窄を拡張
するために、食道の拡張を行っている処置である。前記
処置において、内視鏡は患者の喉を通って食道へと通過
する。内視鏡の前進はファイバー光学及び照明システム
を通して目で監視される。食道の障害のある場所に到達
すると、バルーンを有する拡張カテーテルの末端部がバ
ルーンが収縮したままで前記インスツルメントのチャン
ネルを通過し、それによりバルーンが内視鏡の末端に現
れ、障害物を通過する。バルーンが障害物内に配置され
ると、膨張して食道の障害物の部分を拡張する。バルー
ンは前記インスツルメントのチャンネルを通過しなけれ
ばならないので、その形状は小さく収縮していなければ
ならない。カテーテルの基部端からバルーンの内部まで
伸びている膨張／収縮管腔を通ってバルーンに負圧をか
けることによりバルーンは通常は収縮している。
発明が解決しようとする問題点 拡張バルーンに関する困難な諸問題の中に、収縮して
いるバルーンのあるべき形状がある。通常は、負圧がか
かってつぶれている時は、バルーンは一対の対向する、
半径方向に伸びる平らな翼を形成している。バルーンを
インスツルメントチャンネル（あるいは案内カテーテル
管腔）に挿入するために、医者は通常はカテーテル軸の
周りに前記翼を手で包み、前記の形状のチャンネルある
いは案内カテーテル管腔に前記バルーンカテーテルを挿
入する。形状が縮小するとくびれ患部を通ってカテーテ
ルのバルーン端を挿入するのが容易になる。拡張を実行
するためにバルーンが膨張した後に、バルーンは通常は
縮小され、縮小された後にバルーンは２つの翼の形状に
戻る。前記翼は通常は前記チャンネルの直径よりも大き
い距離で直径方向に伸びている。内視鏡を適所に残した
まま拡張カテーテルを前記チャンネルを通って引き抜き
たい場合に存在する問題は、前記バルーンが前記チャン
ネル内へ引き抜かれる時に前記翼を前記カテーテルの周
囲に巻き付けられるかどうかである。前記翼が前記チャ
ンネルの末端部にひっかかったり、あるいはなめらかな
引き抜きを妨害されたりする可能性がある。処置の間、
例えば医者がもっと大きな直径のバルーンを使用しても
っと拡張する必要があると決定した場合のように、カテ
ーテルを変更する必要のある場合、前記カテーテルの抜
き取りが必要となる。
前述の問題は認識されていないわけではない。縮小し
た形状を形成するためにカテーテル軸の周囲に密着して
巻きつける手段を提供することを追求する試みが特許さ
れた装置により証明されている。例えばフォガーティの
米国特許第4,292,974号明細書を参照せよ。該装置はあ
る程度の制約された成功をしているが、拡張バルーンを
縮小した形状にすることを容易にする簡単かつ効率的な
手段に対する必要は残っている。
問題点を解決するための手段 本発明に従えば、拡張カテーテル用のバルーンは緩ん
だ時に長手方向に縦溝付きの形状を有するように形成さ
れている。膨張すると、前記縦溝は膨張し、バルーンは
拡張に必要な円筒形の形状を形成する。膨張圧が除去さ
れてバルーンの空気が抜かれると、前記バルーンはその
縦溝形状に収縮する。前記縦溝は不完全ではあるが予備
的な折畳みとして作用し、前記バルーンが前記チャンネ
ルを通って引き抜かれる場合に、その長手方向の縦溝に
沿って更に折畳まれる。本発明に従えば、前記縦溝は、
前記バルーンが少なくとも３つの翼を形成するように構
成される。
本発明の他の目的は縦溝付きのバルーンを形成する方
法に関する。バルーンはポリエチレン・テレフタレート
のようなポリマー（高分子）材料から形成され、レビに
対する米国特許第4,490,421号明細書に説明されている
方法に従い形成される。前記バルーンは円筒形の本体部
と、両端の円錐形部分とからなり、円筒形の取付けカラ
ーが前記コーンの端に取り付けられている。バルーンが
形成された後、レビの特許に説明されている処置に従え
ば、前記バルーンは次に、取り付けカラーを把持して引
っ張ることにより、前記バルーンに反対方向の張力を加
えて長手方向に伸長させる。引っ張ると同時に、バルー
ンは（空気を）抜き取られる。このように空気を抜き取
り、引っ張ることにより、前記バルーンは複数の長手方
向の縦溝を形成する。前記バルーンを縦溝付きの形状に
保持したまま、前記バルーンはおよそ82℃〜104℃（180
〜220F）に加熱され、次に冷却されて縦溝付き形状を残
したままとなる。次に前記バルーンはカテーテルに取付
け可能となり、他のカテーテル製造作業は完成する。
本発明の主要な目的は、前記バルーンを小さな形状に
縮小する改良された手段を備えた拡張カテーテル用の新
しいバルーン形状を提供することである。
本発明の他の目的は、前記のようなバルーンを有する
カテーテルを提供することである。
本発明のその他の目的は、複数の縦溝を有する拡張バ
ルーンを提供することである。
本発明のなおその他の目的は、少なくとも３つの翼を
形成するような方式でカテーテルが収縮するバルーンを
使用する拡張バルーン及びカテーテルを提供することで
ある。
本発明のなおその他の目的は、前記のような縦溝付き
バルーンを製造する方法を提供することである。
実 施 例 第１図は、内視鏡16を通って患者の食道12に挿入され
たバルーン拡張カテーテル14により処置される食道12に
ある狭窄あるいはくびれを有する患者を描いている。内
視鏡16は通常は、拡張カテーテル14のようなインスツル
メントが通る１つ以上のチャンネルを含む。同様に通常
は内視鏡は、検査中の身体の内腔の内部を視認検査でき
るように、光ファイバー及び照明手段をも備えている。
拡張カテーテル14は、細長い可撓性の軸18で、前記軸
の末端部に担持された拡張バルーンを有している。内腔
22（第３図）は前記軸を通って前記軸の基部から末端部
にある拡張バルーン20まで伸び、バルーン20の内部と連
通している。軸18の基部端には、注射器26のような、そ
れにより膨張／収縮装置が連結可能なような、luerフィ
ッティング24のようなフィッティングが設けられてい
る。管状カテーテル軸18はウレタン複合材料のような適
当なプラスチック材料から製造可能である。描かれてい
る実施例においては、前記カテーテルは食道バルーン拡
張カテーテルの形態である。拡張バルーンはポリウレタ
ン・テレフタレートのような高分子材料から形成され、
レビに対する米国特許第4,490,421号明細書に説明され
ている方法に従い形成される。バルーン20は、その対向
する両端に一対の傾斜した円錐形のセクション28を有
し、かつ前記円錐形セクション28の端から伸びる基部カ
ラー30及び末端カラー32を有する細長い円筒形の部分を
含む。
描かれている食道カテーテルにおいては、細長いワイ
ヤ34がカテーテルの内腔22を通って伸びている。ワイヤ
34の基部は36でいくらか図式的に示されているように、
基部フィッティング24内に封入されている。ワイヤ34は
末端へ向かって、カテーテル軸18の末端部を越えて伸
び、末端チップ38はワイヤ34の末端に取り付けられてい
る。末端チップ38はDow Pellethane 2363−90R0120 ポ
リウレタンから形成可能である。末端チップ38は比較的
柔らかく柔軟である。それはカテーテルの末端チップを
内視鏡チャンネルを通るカテーテルの案内を行い、同時
に、患者の体内に挿入される時に、柔らかく可撓性の傷
をつけないチップを提供する。バルーンの末端カラー32
は末端チップ38の基部端に接着され、バルーンの基部カ
ラー30はシアノアクリレートのような適当な接着剤によ
りカテーテル軸18の末端に接着される。ワイヤ34もカテ
ーテル軸18の末端にある内部金属リング40にはんだ付け
されている。金属リング40と末端チップ38との間に伸び
ているワイヤ34のセグメントは、バルーンが収縮した時
にわずかな長手方向の張力をバルーンに加え、それによ
り後述のようにバルーンが縦溝付き状態に引っ張られる
ことを確実にする。バルーンが膨張すると、バルーンは
縮まり、これによりワイヤ34のバルーンセグメントがい
くらか曲がる。
更に例を示せば、食道カテーテルのバルーンは直径が
６〜18mmあるいはそれ以上に膨張する。バルーンの円筒
形の中間部分の長さは8cm程度である。端部コーン28は
長さ1.5〜3cm程度である。しかしながら理解すべきこと
は、本発明は拡張バルーンを食道用の外の用途に用いる
ことも意図しており、拡張バルーンの寸法もここに説明
され図示されているものとは異ったものとすることがで
きる。
第２図は、吸引されてバルーンの内部に収縮が生じた
時の、通常の拡張バルーンについて予想される断面形状
を図式的に描いている。前記バルーンは、つぶれた時
に、一対の直径方向に対向する翼42を形成する。医者が
最初に拡張カテーテルを有する内視鏡を装填する場合、
カテーテル軸の周囲に翼42を手で包むことは比較的容易
である。このようにして翼42は、内視鏡内の狭い直径の
チャンネルを通って前記カテーテルを容易に挿入できる
ように、小さな形状となる。そのようなバルーンは内視
鏡の末端から伸びることが可能で膨張可能でもあるけれ
ども、内視鏡のチャンネルを通ってバルーンカテーテル
を後退させたい場合に困難が生ずる可能性がある。特
に、直径方向に対向する翼42は、カテーテルが内視鏡を
後退して抜き取られる場合にカテーテルの周囲に巻きつ
こうとせず、前記翼は内視鏡のチャンネルの末端開口部
でひっかかる可能性がある。
本発明に従えば、前記バルーンは、収縮している時は
３つ以上の翼を有する縦溝付き形状に戻るように形成さ
れている。前記バルーンがつぶれている時は、各翼の半
径方向への伸びは比較的短く、内視鏡チャンネルを通っ
て抜き取られる場合は更に容易にカテーテルの周囲に巻
きつけ可能である。膨張した時は、バルーンは第３図及
び第４図に描かれているような円筒形の形状となると予
想される。
第５図は図式的に緩んだ時の前記バルーンの断面を描
いている。前記バルーンは交互に縦溝44と翼46とが並ぶ
形状になろうとする。この形状は描かれた実施例にある
金属バンド40に取り付けることにより、かつバルーンの
末端に近いその末端部に固定することにより、ワイヤ34
と一体となりやすく、前記バルーンの基部端の近くに固
定しやすい。前記バルーンはいくらか引っ張った形状に
ワイヤに取付け可能であり、それによりバルーンを通っ
て伸びているワイヤ34のセグメントはバルーンに長手方
向の張力を加え、それにより縦溝付き形状を確保する。
カテーテルの内腔にかかる負圧によりつぶれている時
は、前記バルーンは第６図及び第6A図にあるような各翼
の側面が相互につぶれている形状をすると予想される。
縦溝付きバルーンの各翼46の半径方向への広がりの程度
は縦溝付きでないバルーンにおける翼42の半径方向への
広がりの程度よりもかなり小さいと予想される。縦溝付
きの形状により、前記バルーンが内視鏡の末端部を通っ
て引き抜かれる時に、短い翼は一層容易に折畳まれる。
縦溝はバルーンの中間部分に沿ってと同様に、バルーン
の端コーン28へも伸びていることは評価すべきである。
３つ以上の縦溝と翼とを設けることに加えて、バルー
ンの壁の厚さを薄くすることが望まれる。例を挙げる
と、上述の食道拡張カテーテルのバルーンは直径.130
〜.234インチ（約３〜6mm）、長さ11〜12cm（円筒形の
長さおよそ8cm）、適当な壁厚は、バルーンの寸法によ
るが、およそ.0009〜.0016インチ（約0.023〜0.04mm）
である。
第７図及び第８図は、縦溝付きのバルーンを形成する
方法と装置とを図式的に描いてある。バルーンは最初に
前述の米国特許第4,490,421号明細書説明されているよ
うに形成される。バルーンが形成された後、次に引っ張
り装置に取り付けられる。引っ張り装置は固定管状部材
50と可動管状部材52を含む。バルーンはそれのカラー3
0、32により管状支持部50、52に取り付けられる。カラ
ー30、32は、図式的に54、56で示されているリングクラ
ンプにより管50、52にしっかりとクランプされる。バル
ーンをそのように取り付けることにより、前記バルーン
は吸引源に管52のような管の１つに連結することにより
吸引され、同時にバルーンに張力をかけるために可動ク
ランプ52が引っ張られる。かけられた張力はバルーンの
長さ方向に形成される複数の縦溝を生じさせ、私が発見
したところでは少なくとも３本通常は４本以上の縦溝が
形成される。引っ張られた状態にバルーンを保持するこ
とにより、同時にバルーンをその縦溝のついた状態に維
持して、バルーンをおよそ82〜104℃（180〜220F）に加
熱する。加熱した後、バルーンは冷却され、その間もバ
ルーンにかかる張力を維持する。一端冷却されると、バ
ルーンは除去可能となり、その縦溝形状を保持する。次
にバルーンは前記装置から除去され、カテーテルに取付
け可能となる。
前述の説明から、本発明は少なくとも３本以上の縦溝
を形成した形状で収縮する傾向を有するバルーンを提供
するということが評価される。そのような縦溝の半径方
向の広がりは比較的小さい。前記縦溝はバルーンの端付
近では円錐形に広がる。縦溝付きバルーンは内視鏡チャ
ンネルあるいは案内カテーテルのような案内チャンネル
を通って引き込まれる場合に一層容易に折畳まれる。
かくて、本発明が拡張カテーテルのための新規かつ改
良された縦溝付きバルーン形状を提供し、それによりバ
ルーンが一層容易に小さい形状に収縮すること、並びに
そのような縦溝付きバルーンを形成する方法を提供する
ことが評価される。
しかしながら、本発明の前述の説明は例示的であり、
その他の改良及び実施例が可能であることは本発明の精
神を離れることなく可能なことは当業者には明白であ
る。例えば、本発明は食道拡張カテーテルに関して説明
されたが、冠状動脈拡張カテーテルあるいは末梢血管拡
張カテーテルのようなその他のバルーンカテーテルに使
用可能である。
【図面の簡単な説明】
第１図は、くびれた食道を有する患者の前記食道の拡張
を実行するために準備完了状態で内視鏡と拡張カテーテ
ルが食道内に挿入されている図、 第２図は、従来の、一対の直径方向に対向する翼を形成
する拡張バルーンの収縮状態の図、 第３図は、本発明のバルーンを有するカテーテルのいく
らか図式的な断面図、 第４図は、膨張したバルーンを有する本発明のカテーテ
ルの末端部の端面図、 第５図は、負圧により収縮している時に少なくとも３つ
の翼を形成する様子を描いたバルーンの断面図、 第６図は、収縮した状態のバルーンの側面図、 第6A図は、負圧により収縮している時に４つの翼を形成
する様子を描いたバルーンの断面図、 第７図及び第８図は、本発明に従い縦溝付きのバルーン
を製造する行程を描いた図式図。 10……狭窄、12……食道、14……バルーン拡張カテーテ
ル、16……内視鏡、18……細長い可撓性の軸、20……バ
ルーン、22……内腔、24……フィッティング、26……注
射器、28……傾斜した円錐セクション、30、32……カラ
ー、34……細長いワイヤ、38……末端チップ、40……内
部金属リング、42……翼部、44……縦溝、46……翼部、
50……固定管状部材、52……可動管状部材、54、56……
リングクランプ。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】バルーン拡張カテーテルであって、 基部端と末端とを有する細長い可撓性の管状の軸であっ
    て、その基部端から末端まで前記軸を貫通して伸びる少
    なくとも１つの内腔を有する細長い可撓性の管状の軸
    と、 前記軸の末端に取り付けられ、前記内腔と連通する拡張
    バルーンとを備えており、 前記バルーンは、少なくとも３本の長手方向に伸びる縦
    溝及びそれと交互にある翼部とによって画定された、つ
    ぶれた形状を有するように前もって形成されており、 前記バルーン拡張カテーテルは、さらに、 前記軸の基部端に設けられた、前記内腔を膨張・収縮装
    置に連結するためのフィッティングと、 前記バルーンを通って伸びる強化ワイヤとを備えてお
    り、前記強化ワイヤは、前記バルーンの基部側で前記軸
    の末端部に固定状態に取り付けられており、前記強化ワ
    イヤの末端は、その上に取り付けられたカテーテルチッ
    プを有しており、 前記バルーンがそれの基部端で前記可撓性の軸に取り付
    けられ、かつ、それの末端で前記カテーテルチップに取
    り付けられており、それによって、前記強化ワイヤが、
    前記バルーンを引っ張って縦溝付き形状にできるように
    したことを特徴とするバルーン拡張カテーテル。
  2. 【請求項２】請求項１に記載のバルーン拡張カテーテル
    において、前記強化ワイヤが前記軸の内腔を通って伸
    び、かつそれの基部端で前記フィッティングに取り付け
    られていることを特徴とするバルーン拡張カテーテル。
  3. 【請求項３】請求項１に記載のバルーン拡張カテーテル
    において、固定金属リングが、前記カテーテル軸の末端
    に固定して取りつけられており、前記強化ワイヤが前記
    金属リングを通して伸び、前記金属リングに固定状態に
    取りつけられていることを特徴とするバルーン拡張カテ
    ーテル。
  4. 【請求項４】請求項１に記載のバルーン拡張カテーテル
    において、前記バルーンが、膨張した場合に、中央の円
    筒形の部分と、前記中央の円筒形部分の両端にある端円
    錐形部分と、前記端円錐形部分の端にある端カラーとを
    備えていることを特徴とするバルーン拡張カテーテル。
  5. 【請求項５】請求項４に記載のバルーン拡張カテーテル
    において、前記バルーンが収縮した時に、前記翼部を形
    成し、前記翼部は、径方向に比較的短く伸びる形状とな
    っており、前記強化ワイヤの周囲に小さい形状に折畳み
    可能となっていることを特徴とするバルーン拡張カテー
    テル。
  6. 【請求項６】請求項５に記載のバルーン拡張カテーテル
    において、前記バルーンが弾力性のないことを特徴とす
    るバルーン拡張カテーテル。
  7. 【請求項７】請求項６に記載のバルーン拡張カテーテル
    において、記バルーンが、ポリエチレン・テレフタレー
    トから形成されていることを特徴とするバルーン拡張カ
    テーテル。
  8. 【請求項８】請求項１に記載のバルーン拡張カテーテル
    において、前記カテーテルが血管形成カテーテルからな
    ることを特徴とするバルーン拡張カテーテル。
  9. 【請求項９】拡張カテーテル用の縦溝付きバルーンを形
    成する方法であって、 高分子材料からバルーンを形成し、 その両端で前記バルーンを引っ張り、少なくとも３本の
    長手方向の縦溝とそれと交互にある翼部とを生じさせ、 前記張力を維持して前記縦溝付き形状を維持しながら、
    前記バルーンを加熱することを特徴とする拡張カテーテ
    ル用の縦溝付きバルーンを形成する方法。
  10. 【請求項１０】請求項９に記載の拡張カテーテル用の縦
    溝付きバルーンを形成する方法において、少なくとも前
    記引っ張りの段階の間に、前記バルーンの内部に負圧を
    かけることを特徴とする拡張カテーテル用の縦溝付きバ
    ルーンを形成する方法。
  11. 【請求項１１】請求項９に記載の拡張カテーテル用の縦
    溝付きバルーンを形成する方法において、更に、処理全
    体の間に前記バルーンの内部に負圧をかけることを特徴
    とする拡張カテーテル用の縦溝付きバルーンを形成する
    方法。
JP1336175A 1988-12-29 1989-12-25 縦溝付きバルーンを有する拡張カテーテル Expired - Fee Related JP2671961B2 (ja)

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US07/291,566 US5087246A (en) 1988-12-29 1988-12-29 Dilation catheter with fluted balloon
US291566 1999-04-13

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JPH02224766A JPH02224766A (ja) 1990-09-06
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EP (1) EP0376451B1 (ja)
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