JPH05503952A - 可溶性グルカン類の製造方法 - Google Patents

可溶性グルカン類の製造方法

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JPH05503952A JP2513727A JP51372790A JPH05503952A JP H05503952 A JPH05503952 A JP H05503952A JP 2513727 A JP2513727 A JP 2513727A JP 51372790 A JP51372790 A JP 51372790A JP H05503952 A JPH05503952 A JP H05503952A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 可溶性グルカン類の製造方法 背景 グルカン類は一般にグルコースの重合体として記載されており、酵母、細菌類、 真菌類および植物類から誘導される。
β(1−3)一連結グルコピラノース骨格を有するグルカン類は、生物学的活性 を持っていることが長年にわたって知られており、具体的に述べれば、これらの 化合物は免疫系を活性化することが判明している。
しかしながら、中性のβ(1−3)グルカン重合体は、生理的媒体に容易には溶 解しないため、非経口医薬として適用するには制限がある(ディルジオ(DiL uzio)の米国特許第4゜739、046号およびウィリアムス(WiLLi a+++s)らの米国特許第4゜761、402号参照)。β(1−3)グルカ ン類が本質的に不溶性である主な理由は、水和作用に抵抗する、しっかりと結合 した三重らせんフィブリル(fibrils)を形成する傾向があるからである 。この理由のため、可溶性β(1−3)グルカン類を開発する試みは、例えばリ ン酸基(米国特許第4.739.046号:同第4.761.402号)アミン 基(米国特許第4.707.471号)またはその他の官能基(例えば硫酸基) のような電荷を有する基で化学的に置換することに依存しているが、この方法で はグルカン分子の天然の立体配置を変化させてその生物学的特性と薬物動力学的 性能に影響を与えることになる。
発明の要約 本発明は可溶性グルカン(PGGとも呼称する)の製剤の製造方法に関する。本 発明の方法では、不溶性グルカン類が、独特の一連の酸処理とアルカリ処理で加 工されて可溶性グルカンが製造される。得られた可溶性グルカン類は、次にアル カリ性pH下、臨界濃度以下で精製され、ヒトおよび動物に対して、非経口投与 (例えば静脈内、腹腔内、皮下、筋肉内投与)、局所投与、経口投与または鼻腔 内投与を行うのに適切な可溶性グルカン製剤が得られる。本発明の方法に従って 製造される可溶性グルカンは、中和してpH7とし、薬学的に許容される担体内 で平衡化させることによって、透明な溶液として保持することができる。本発明 の方法によって製造されるグルカンは、個体に投与した場合、安全で強力な免疫 系エンハンサ−である。本発明の可溶性グルカン重合体の安全で有効な製剤は、 ヒトおよび動物の治療法および/または予防治療法に用いてヒトおよび動物の免 疫応答を強化する図1は、ニス・セレビシェ(S、 cerevisiae)R 4由来の可溶性改質グルカン(soluble、 modified gluc an)による、単球のザイモサン(Zymosan)摂取に対する阻害作用の投 与量依存性を、酵母抽出(yeast extract; YE)グルカンと比 較して示すグラフである。
図2は、PGGをマウスに単回静脈投与(5■/マウス)した後の、マウスの末 梢血白血球(WBC)の総数と各成分の数を示すグラフである。
図3は、PGGを皮下に多重(multiple)投与(5mg/vウス/日× 4日間)した後の末梢血白血球(WBC)の総数と各成分の数を示すグラフであ る。
図4は、マウスのイー・コリ(E、coli)による敗血症モデルに対するPG Gグルカン類の効力を示すグラフである。
発明の詳細な説明 本発明の可溶性グルカン製剤は不溶性グルカン粒子から製造される。また可溶性 グルカンは、本願ではPGG (ポリ−(1−6)−β−D−グルコピラノシル −(1−3)−β−D−グルコビラノース)と呼称する。酵母生物由来の不溶性 グルカン類(マンナーズ(Manners)ら、Biol、 J、、135.1 9−30、 (1973))参照)を用いることが好ましい。本発明において、 出発物質として特に有用なグルカン粒子は全グルカン粒子てあり、これはジャマ ス(Jamas)らの米国特許第4.810.646号、ジャマス(Jamas )らが1989年1月17日に出願した同時係属中の米国特許出願第07/29 7.982号と同07/297.752号、およびジャマス(Jamas)らか 1989年4月5日に出願した同時係属中の米国特許出願第07/333.63 0号に記載されている。前記のすべての文書の教示事項は本願に援用するものと する。
全グルカン粒子の起源としては、広範囲にわたる、細胞壁にβ−グルカン類を含 有するグルカン含有真菌生物か知られている。ジャマス(Jamas)らの同時 係属中の米国特許出願第07/333.630号中に記載されている、サツカロ ミセス・セレビシIRJ株(the 5train Saccharomyce s cerevisiae R4) (NRRL Y−15903)から得られ る全グルカン粒子が特に有用である。本願において以後“改質グルカン類(mo dified glucans)”と呼称される、ニス・セレビシェ(S、ce revisiae) R4由来の、その構造が改質されたグルカン類は、ニス・ ニス・ジャマス(S、 S、 Jamas)、ディー・ディー・イーソン・ジュ ニア(D、 D、 Easson、 Jr、)およびジー・オストロフ(G、  0stroff)が1989年9月8日に出願した同時係属中の米国特許出願第 07/404.765号(代理人参照番号ABY89−01)に記載されている ように、強力な免疫系活性化物質であり、この出願の教示事項は本願に援用する ものとする。
本発明で利用される全グルカン粒子は、米国特許第4.810゜646および同 時係属中の米国特許出願第o7/297.982号、同第07/297.752 号および同第07/333.630号にジャマス(Jamas)らが記載してい るような乾燥粉末の形感であってもよい。本発明の目的を達成するためには、ジ ャマス(Jamas)らの記載により最終的に行われる、有機溶媒による抽出と 洗浄の工程を行う必要はない。
本発明の方法では、全グルカン粒子を、グルカンの酸に対し可溶性の部分を溶解 するのに充分な条件下で、酸溶液中に懸濁させる。はとんどのグルカン類に対し て、pHが約1〜約5で温度が約20°C〜約100°Cの酸溶液で充分である 。
使用される酸としては、グルカンの酸に対し可溶性の部分を溶解することができ る有機酸が好ましい。約0.1M〜約5Mの濃度の酢酸、または約50%〜98 %(W/V)の濃度のギ酸が上記の目的を達成するのに有用である。その処理時 間は、酸の濃度、温度および全グルカン粒子の起源によって、約10分から約2 0時間まで変動する。例えば、天然すなわち野性型のグルカン類よりもβ(1− 6)分枝が多い改質グルカン類は、より厳重な条件、すなわち一層長い処理時間 と高い温度を必要とする。この酸処理工程は、類似のまたは各種の条件下で繰り 返してもよい。本発明の方法の1つの実施態様では、天然由来のグルカン類より も高いレベルであり、β(1−6)分枝を育するニス・セレビシェ24株(th estrain、 S、 cerevisiae R4)由来の改質(modi f 1ed)全グルカン粒子が用いられ、処理は、90重量%のギ酸を用いて、 20°Cで約20分間、次いで85°Cで約30分間行われる。
次いで、酸に不溶性のグルカン粒子を、適切な分離法、例えば遠心分離または濾 過によって溶液から分離する。得られたスラリーのpHを、水酸化ナトリウムの ようなアルカリ性化合物で、pHを約7〜約14に調節する。次にこのスラリー を、グルカン重合体を可溶化するのに充分な濃度と温度を有する熱アルカリに再 懸濁させる。この工程で使用てきるアルカリ性化合物としては、濃度が約0.1 N〜約1ONの水酸化ナトリウムもしくは水酸化カリウムのようなアルカリ金属 もしくはアルカリ土類金属の水酸化物が含まれる。この工程は約4°C〜約12 ビCの温度て行うことがてき、約20°C〜約100″Cが好ましい。本発明の 方法の一実施態様におし1て、利用される条件は、水酸化ナトリウムのIN溶液 を用いて温度が約80°C〜100°Cで接触時間が約1〜2時間という条件で ある。得られた混合物は、可溶化されたグルカン分子と粒状のグルカン残渣を含 有し、一般に、汚染しているタンパク質および糖の酸化が原因して黒褐色を呈し ている。粒状の残渣は、適切な分離法、例えば遠心分離および/または濾過によ って混合物から分離される。本発明の他の実施態様では、酸に可溶性のグルカン 類に、先に酸加水分解反応を行った後、約1.5倍容積のエタノールを添加する ことによって沈澱させる。得られた混合物を2時間約4°Cに冷却し、生成した 沈澱を遠心分離もしくは濾過によって収集して水で洗浄する。得られたペレット を次に水中に再懸濁させ、次いで約20℃〜100°Cの温度で3〜12時間攪 拌する。この時点で、水酸化ナトリウムのような塩基を用いてpHを約lO〜1 3に調節する。
得られた溶液は可溶性グルカン分子を含有している。この溶液は、任意に濃縮を 行うことが可能であり、可溶性グルカンの前記の濃縮画分の5〜10倍の濃縮を 行うことにより約1〜10mg/mlの範囲の濃度の可溶性グルカンを得ること ができる。この工程は、適切な濃縮法、例えば、見掛けの分子量レベル(NMW L)もしくは約1,000〜100゜000ダルトンの範囲をカットオフする膜 を用いて限外濾過法にて実施することができる。グルカン重合体が徐々に凝集し て沈澱するのを防止するために、この工程用に好ましい膜は約100.000ダ ルトンの見掛けの分子量をカットオフするものであることが見出された。
この工程終了後に得られる濃縮画分には、可溶性で生物学的活性を有するグルカ ンPGGが豊富に含有されている。薬学的に許容される溶液を得るために、前記 のグルカン濃縮物を、例えば10,000ダルトンの膜を用いるダイアフィルト レージョン(diafiltration)法を用いてさらに精製をおこなう。
本発明の方法の1つの実施態様において、ダイアフィルトレージョン(diaf iltration)法は、pHが約11〜13で、約10倍容積のアルカリ液 を用いて行われる。この工程の終了後の可溶性グルカンの好ましい濃度は、約2 〜約10mg/mlである。この溶液のpHは、例えば塩酸のような酸によって 約7〜12の範囲に調節される。なおも含有されているタンパク質性物質と脂質 物質は、得られた溶液を、DEAE−セルロース、QAE−セルロース、Q−セ ファロースまたは疎水性の相互作用をもつ樹脂といった正電荷の媒体(posi tively charged medium)と接触させることによって除去 することができる。タンパク質性物質は、グルカン製品の品質を損い、溶液の変 色を起こし得るもので、ゲル網目構造の生成を促進して、グルカン重合体の溶解 性を制限するものである。この工程の終了により透明な溶液が得られるが、この 溶液を、塩酸を用いてpH7に中和する。
この高純度に精製された透明なグルカン溶液は、例えば非経口投与に適切な薬学 的に許容可能な媒体(例えば注射用の滅菌水、リン酸緩衝食塩液(PBS) 、 等張食塩液、デキストロース)を用いるダイアフィルトレージョン(diafi ltrati−on)法でさらに精製される。このダイアフィルトレージョン( diafi 1tration)工程用に好ましい膜は、見掛けの分子量カット オフが約10,000ダルトンのものである。グルカン溶液の最終濃度を、約0 .5〜10mg/mlの範囲に調節する。非経口投与用製剤についての医薬製造 基準にしたがって、溶液は、0.22μmのフィルターを通過させて濾過するこ とによって最終的に滅菌することができる。上記の方法で得られた可溶性グルカ ン製剤は、減菌されており非抗原性で本質的に発熱物質を含有していないので、 室温で長期間、分解することなく貯蔵することができる。この方法は、非経口投 与に適切で下記の処方に適合する免疫学的に活性なグルカンの中性水溶液が得ら れる点で特異的である。
エンドトキシン <3.OEU/mg パイオバーデン(Bioburden) OCF IJ/m 1グルコース 〉 98重量% タンパク質 く0.5重量% グリコーゲン く0.5重量% キチン く0.5重量% 脂質 <0.1重量% 本発明の目的を達成するため、本発明の方法で得られるグルカン類を記載するの に、本願に使用されている“可溶性の”という用語は、濃度が約10mg/ml まで室温(約20〜25°C)にて、水、PBS、等張食塩液、またはpHか中 性(例えば約5〜約7.5のpH)のデキストロース溶液のような水性媒体よっ て肉眼でみて透明な溶液をつくることができることを意味する。“水性媒体”と いう用語は、水相および水を多量に含有する相、特に、PBS、食塩液およびデ キストロース溶液を含む薬学的に許容可能な水性液体を意味する。
この方法の重要な利点は可溶性グルカン重合体の乾燥または再構成を工程のどこ にも必要としないということである。
得られた溶液は、実質的にタンパク質による汚染がなく、非抗原性および非発熱 原性てあり、ならびに動物とヒトに非経口投与するのに医薬として許容可能であ る。しかし所望により、可溶性グルカンは、凍結乾燥のような適当な乾燥法によ って乾燥して乾燥形態で貯蔵することかできる。乾燥されたグルカンは、約0. 1〜0.4N NaOHのようなアルカリ溶液を添加することによって使用前に 再構成し、この工程から出発してすぐに前記のような有機酸を接触させて再処理 する工程に進むことができる。
本発明の方法で製造される可溶性グルカン類は、その由来となる生物と処理条件 とによって変動する比率でβ(l−3)結合とβ(1−6)結合を含有するPG Gと呼称されるグルコースの分枝重合体である。PGGはサツカロミセス・セレ ビシ−r−(Saccharomyces cerevisiae)R4から製 造するのか好ましく、このように製造すると高いβ(+、 −6) /β(l− 3)比が得られる。これらのグルカン類は、先に引用した同時係属中の米国特許 出願第07/404.765号に記載されているように、優れた免疫特性を示す 。PGGグルカン製剤はグルカン類を含有しているが、そのグルカン類は官能基 (例えば電荷を有する基)による置換または他の共育結合(covalent  attachments)による実質的な改質はなされていない。PGGグルカ ンの生物学的活性は、ジャマス(Jamas)らが米国特許第4,810,64 6号と同時係属中の米国特許出願第07/297,982号、同第07/297 ,752号および同第07/333,630号に記載しているように、平均分子 量とβ(1−6)/β(1−3)比を変えることによって制御することができる 。本発明の方法で製造される可溶性グルカン類の平均分子量は、一般に約10, 000〜約500,000ダルトンであり、好ましくは約30,000〜約so 、oooダルトンである。
本発明の可溶性グルカンの製剤は、安全で有効な治療剤および/または予防治療 剤として、単独もしくはアジュバントとして使用してヒトおよび動物の免疫応答 を強化することが・できる。本発明の方法で製造される可溶性グルカン類は、免 疫系を強化もしくは充実(prime)させ、免疫応答が一層速くかつ大きくな る。本発明の可溶性グルカンの組成物は、栄養失調症の患者、手術を受けている 患者、化学療法もしくは放射線療法を受けている患者、好中球減少症の患者、H IVに感染した患者、外傷を受けた患者、火傷の患者および老人(これらのヒト はすべて免疫系が弱っている)の感染症の予防もしくは治療に用いることができ る。免疫無防備状Q(imm−unocompromised)の患者をグルカ ン類で治療する方法は、先に引用したジャマス(Jamas)らの出願係属中の 米国特許願第07/404,765号に詳細に記載されている。
本発明の組成物は、一般に、免疫系を強化するのに充分な量で動物もしくはヒト に投与される。本発明の製剤は、注射により、例えば皮下、静脈内、筋肉内、腹 腔内、皮下、局所、経口もしくは鼻腔内に投与することができる。可溶性グルカ ン類は、濃度が約1mg/m1〜約10mg/mlの透明溶液として投与するこ とができる。その溶媒は生理的に許容できる水性媒体、例えば水、食塩液、PB Sまたは5%のデキストロース溶液であってもよい。免疫系の強化を促すのに必 要な量は、固体別に変化し、少なくとも幾分は個体の大きさ、症状の重篤さおよ び要求される結果に基づいて変化するPGGは、特に、免疫機能が正常もしくは 減退した患者において、感染症に対する身体の自然防御を強化もしくは充実(p rime)させて、その結果、正常な免疫応答を一層速く、かつ増大させる非毒 性で非抗原性のグルカン製剤である。PGGが非経口投与されると、サイトカイ ン類の適切な量と比率による、バランスのとれた内因性の放出が強化されて、感 染症誘発に対し自然の生理的応答が引きおこされる。PGGは、広範囲の、細菌 、真菌、ウィルスおよび原生動物の病原体によって生じる感染症の予防と治療に 用いることができる。
患者に対して手術を受ける前、手術直前、手術中および/または手術後にPGG を予防用に投与すれば、通常の患者と危険度の高い患者の両方に、手術後の感染 症の発現と重症度が低下する。例えば汚染されているかまたは潜在的に汚染され ているとして分類されている外科手術(例えば胃腸の手術、子宮摘出手術、帝王 切開手術、経尿道前立腺切除手術)を受けている患者、および手術部位の感染症 が発生する危険か高い患者(例えば補てつ関節形成手術、心臓血管の手術)には 、適当な抗菌剤と本発明のPGG製剤による初期の同時治療を行うと、感染性合 併症の発現と重症度が低下する。
疾病(例えば癌、エイズ)のみならず、化学療法および/または放射線療法を行 っているために免疫を抑制されている患者に、PGGを予防用に投与すると、多 くの異例の細菌、真菌およびウィルスを含む広範囲の日和見性病原体によって起 こる感染症の発現が減少する。PGGを使う治療法は、マクロファージの機能と 再生の促進および長期化をうながして、その結果微生物の侵入と感染に対する抵 抗性を強化するPGGの性能によって有意な放射線防御作用を示す。
危険度の高い患者(例えば65歳以上の患者、糖尿病患者、癌、栄養失調症、腎 臓病、気腫、脱水症および運動制限等を有する患者)では、入院するとこれに伴 い重篤な院内感染症が発現することが多い。PGGグルカンによる治療は、カテ ーテル法、人工呼吸器、排液管、集中治療装置なとを使用する前、長期間の入院 を行う前に経験的に開始してよ(、これにより通常これらの処置に付随して起こ る感染症の防止に役立つ。抗菌剤とPGGとによる同時治療法は、慢性で重篤な 、治癒しにくく、複雑でかつ治療が困難な感染症を治療するのに必要である。
本発明の方法で製造されるグルカンは、咄乳類の単核球細胞の非特異的防御性を 強化し、かつ感染症の誘発に対して応答する上記の細胞の性能を有意に増大する 。グルカンのマクロファージを活性化する独得の特性は、宿主を防御する多くの 非特異的刺激剤について報告されているような体温の上昇(すなわち発熱)を起 こさないということである。グルカンのこの重要な利点は、グルカンが白血球内 で仲介する応答の天然のプロフィルにある。本発明の可溶性PGGグルカンの独 得の機構は、正常なヒト白血球をイン・ビトロ(in vitr。
)でPGGによって前治療すると、次に内毒素または他の感染性作因(infe ctious agents)て刺激した場合にのみ、単核球細胞に高レベルの モノカイン類(TNF、GM−C3F、M−C3F、IL−1、IL−6)を放 出させるらしいとし)うことである。それ故に本発明の可溶性PGGグルカンは 、他のグルカン製剤(例えばレンチナン、フレシン)とは異なり、単核球細胞か らのIL−1とTNFの放出を直接刺激しないという点て免疫刺激剤である。こ のことは非常に有利であると考えられる。というのは、モノカイン類は、感染性 作因(infectious agents)に暴露されるまで全身的に放出さ れないからである。このように本発明は、動物またはヒトに対し、非経口、局所 、鼻腔内、または経口で投与して免疫系を強化することができる可溶性グルカン と、その可溶性グルカンの製造方法を提供するものである。
下記実施例によって、本発明をさらに例証する。
乾燥全グルカン粒子からのPGGの製造全グルカン粒子はジャマス(Jamas )らの米国特許第4.810゜646号の方法に従い、乾燥状態のべ一カーの酵 母(Baker’ 5Yeast: Universal Foods、 Wり から製造した。得られた乾燥全グルカン粒子100gを90%ギ酸3リツトルに 再び浮遊させ、室温で1時間攪拌した。この混合物を次いで80°Cに加熱し、 急激な粘性の低下が観察されるまで攪拌した。この時点で混合物に、エタノール 9リツトルを加え沈澱物を形成させた。この沈澱物を遠心分離により回収した。
次いで沈澱物を0.4Mの水酸化ナトリウム(Na0H)に溶解し、溶液を遠心 分離して不溶の沈澱物を除去した。上清を30.000ダルトンの見掛けの分子 量レベル(NMWL)をカットオフする Immersible−Cx−30U ltrafilter (Millipore Carp、、 Bedford 。
MA)を用いて限外濾過によって濃縮した。濃縮された画分を同じ装置で10倍 量の水を用いダイアフィルター(diafilter)にかけた。得られた溶液 を濃縮し、ダイアフィルトレージョン(diafiltration)によって 滅菌等張食塩水中で平衡化した。この画分(> 30.000ダルトン)の最終 収量は1.9gであった。
10、000〜30.000の画分を得るために、最初の限外濾過から得られた 濾液をImmersible−Cx−10Ultrafilter (λ1il liporeCorp、 )を用いてio、 oooダルトンが通過する膜によ る限外濾過によって濃縮した。濃縮液画分を次いで10倍量の水でダイアフィル ター(diafilter) L/、次いで滅菌等張食塩水で平衡化した。この 画分の最終収量は2.7gであった。
R4(NRRL Y−15903)をMPP−80モービル・パイロット・プラ ント培養器(Mobile Pilot Plant Fermenter)  (New BrunswickScientific、 NJ)中で60リツト ルの限定された生育培地(リン酸二水素カリウム4.45g/l、硫酸アンモニ ウム3.0g/L、硫酸マグネシウム・7水和物1.1g/l 、塩酸リジン1 .8g/l、チロシン0.9g/l 、アデニン0.012g/l 、ウラシル 0.012g/l、カザミノ酸(casamino acid)5.0g/l、 ヒスチジン0.45g/lおよびグルコース4.0g/l)中で培養した。培地 の光学的濃度(00,600nm)が30になったところで、5M水酸化ナトリ ウムでpHを12として培養を中止した。総細胞量は乾燥細胞量でおよそ1.8 kgであった。この細胞をウエストファリア・ノズル・ボウル・セパレーター( Westfalia Nozzle BowlSeparator ) (Mo del 5KOG−205,Gentrico、 NJ)を用いて遠心分離によ り回収し、水で洗浄した。この濃縮細胞懸濁液をステンレス製の攪拌容器に移し 、IM水酸化ナトリウムlOリットルに再び懸濁し、25°Cで20時間攪拌し た。この混合物を次いで90°Cまで加熱し、さらに1時間攪拌した。不溶粒子 を遠心分離により回収し、水で洗浄した。濃縮されたスラリーをlOリットルと なるように1M水酸化ナトリウムに再び懸濁し、90°Cて3時間攪拌した。こ の抽出段階を更に90°Cで1時間繰り返した。不溶物を遠心分離で集め水で洗 浄した。濃縮されたスラリーを次いでlOリットルの水に再び懸濁し、塩酸でp Hを4.5に調整し、90°Cて1時間攪拌し、次いで遠心分離し、洗浄した。
濃縮されたスラリーを次いで0.5M酢酸5リツトルに再び懸濁し、90°Cて 3時間攪拌した。不溶物を遠心分離で集めた。グルカン粒子の収量はこの段階で 正味型!2、8kgであった。
不溶性グルカン粒子100gを0.5M酢酸500m1に再懸濁し、90°Cで 20時間抽出した。懸濁液を次いで水酸化ナトリウムでpH7に中和し、不溶性 グリカン粒子を遠心分離により回収した。該グルカンをIM水酸化ナトリウム2 00m1に再懸濁した後、90°Cで1時間加熱を行い、該グルカンを溶解した 。この混合物を冷却し、遠心分離を行い粒子層を除去した。上清溶液を0.4M 水酸化ナトリウム水て希釈し、0.5μmμmポリプロピレンデプスフィルター olypropylene depth filter)を通して濾過した。得 られた溶液をミニタンHRTFシステム(Minitan HRTF Syst em Xλ1illipore Corp、)を用いる10.000ダルトンの NMWL膜を通して限外濾過を行い、4倍に濃縮を行った。
濃縮画分を次いで同上の装置を用いて10倍量の0.4M水酸化ナトリウムでダ イアフィルター(diafilter)にかけた。溶液を希釈し0.225M水 酸化ナトリウム中にグルカン2 mg/ml存在する溶液を得た。この溶液を塩 酸でpH9に調整し、ミニタンシステム(旧n1tan System)を用い て滅菌等張食塩水に対してダイアフィルター(diafilter)を行った。
次いで、この溶液を0.22μmの滅菌フィルターを通して濾過した。この方法 では225.000ダルトンの重量平均分子量を有する滅菌PGGグルカン1. 1gを得た。
実施例3 単球β−グルカンレセプターに対する改質グルカン類(Modified Gl ucans)の親和性単球のβ−グルカンレセプターを認識し、結合するという グルカン分子の能力は、グルカン分子の生物学的活性として臨界的なものである 。突然変異株R4(WGP−R4)から誘導された改質全グルカンは、ベーカー の酵母(Baker’s yeast)から自然発生するグルカンと比較した場 合に単球のグルカンレセプターへの親和性が増加したことが証明されている(ジ ャヌズ(Janusz)ら、J、of Immunol、、137: 3270 −3276 (1986))。
水溶性改質グルカン(PGG)は実施例2に概説した方法に従ってWにP−R4 より製造した。
ヒト単球は種々濃度のPGGとともに15分間インキュベートした後、洗浄をお こない未結合グルカンを除去し、次いでザイモサン(Zymosan)とともに 30分間インキュベートした。
この単層を固定化して染色した後、ザイモサン(Zymosan)を摂取した単 球のパーセンテージを決定した。グルカン製剤のβ−グルカンレセプターに対す るアフィニティーは、競合してレセプターを捕らえ、単球によるザイモサン(Z ymosan)の摂取を阻害するという、該製剤の持つ能力に従って測定された 。各試料は、ザイモサン(Zymosan)の摂取の阻害率が50%となるとき のグルカンの濃度で比較された。
WGP−R4由来の可溶性PGGグルカンがレセプターに対する顕著な高いアフ ィニティーを示すことは、ザイモサン(Zymosan)の摂取の阻害率が50 %となるときの濃度の低さから明らかである。結果は図1に示されるが、WGP −R4と表示されたPGGグルカンは、ベーカーの酵母(Baker’ 5ye ast)抽出物由来の可溶性グルカン(YEグルカン)のアフィニティー(3, 5μg/ml)に比べて非常により高いアフィニティー(0,lμg/ml)を もって単球のβ−グルカンレセプターと結合し、活性においては35倍の増加を 示R4由来PGGの2種の分子量の画分を実施例2に概説した方法に従って調製 した。このPGG調製物は、次いで実施例3て述べたザイモサン(Zymosa n)寅食作用の阻害を測定することによる、単球のβ−グルカンレセプターに対 するアフィニティーにより分析がなされた。その結果を表1に示したが、PGG 製剤の分子量がβ−グルカンレセプターに対するアフィニティーに影響を与える こと、従って、それらのイン・ビボ(in vivo)における免疫学的活性に 影響を与えるであろうことが示された。
表ル レセプターとの結合性に対するPGG分子量の影響バーレー(Barley)β −グルカン ” 65 1末梢血白息球(White blood cell、 WBc)の数に対する改質グルカン類のイン・ビボ(in vivo)投与にお ける影響を、マウスにおいて評価した。24株由来の改質グルカンのPGG製剤 は、実施例2に概説した方法に従って調製し、雄性CD−1マウスに静脈投与( IV)および皮下投与(S C)を行った。総数および各成分(differe ntial cell)の数は一定時間毎に測定された。
WBC(末梢血白血球)の総数は、PGGの単回静脈投与(IV)において特に 著しい増加が見られた。図2および図3の結果を要約すると、WBC(末梢血白 血球)の総数は急激に(6時間以内)増幅され、最も顕著な増加は単球および顆 粒球で各々見られた(12倍および6倍)。これは、ヒト単球上に高いアフィニ ティーのβ−グルカンレセプターが存−ターと一致している。複数の皮下投与( SC)により(図3) 、WBCの総数は治療開始後48時間で増加し始め、1 44時間後にピークを示した。総数の増加と末梢血単球数の増加とは、この期間 中一致した。平均単球数は、0時間での320 /mm’から、144時間後は 約8. 000/mm3に増加し、24倍の増加となった。
重症の感染症、例えば腹部の手術後に通常発症するもの、に対し免疫学的に損傷 のない宿主(immunologically 1ntacthost)を保護 することにおいて、改質グルカン類の効力の評価を行うために、敗血症モデルを マウスで作成した。WGP−R4由来のPGGは、実施例2に概説した方法に従 って調(約10”CFU/ml)の懸濁液0,1mlをマウス腹腔内にチャレン ジし、その24時間後に、トランスゾーラシック・カーブイアツク・パンクチャ ー(transthoraciccardiac puncture)を用いて PGGの単回静注(singlebolus 1njection)によりIV 投与を行った。マウスをケージに戻して食料と水を自由(ad libitum )に与えた。10匹の対照群のマウスにはPGGの投与時に殺菌した食塩水0. 1mlを注射した。チャレンジ48時間後に治療群と食塩水による対照群の死亡 率を記録した。結果を図4に示すか、改質グルカンから得られたPGG、WGP −R4は、食塩水による対照群と比較して0.01mg/マウス(0、5B/k g体重)という低用量で有意な死亡率の低下を示した(P<0.05)。
均等物 当業者であれば、さらなるルーティンな実験を行うことなくここで特に記載した 特定の発明の実施悪様に対して多くの均等物を認識し、確認することができるで あろう。これらの均等物も以下のクレームの範噴に含有されるものである。
1雇(Pg/ml ) PGG4’&!h4動。特Fa’l (時間)’PGGギしシ1綴の11聞 ( 時間)PGG嶺♀t(rr+q/マリス) 国際調査報告 +−+−−−9+−−−+Aemニーu−N−,PCT/US 9010504 1+−+1.、−=+−−−1a、m+−awNa、 PCT/US 9010 5041国際調査報告

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.以下の工程からなる、可溶性グルカンの製造方法。 aグルカン粒子を酸溶液と接触させ、 b(a)工程の酸処理を行った粒子を、アルカリ可溶性のグルカンを充分に溶解 できる条件下でアルカリ溶液と接触させ、 c(b)工程の溶液からアルカリ不溶性の粒子およびグルカン重合体を分離し、 および d(c)工程により得られたグルカン溶液を中和する。
  2. 2.グルカン粒子が酵母由来の全グルカン粒子である、請求項1記載の方法。
  3. 3.酵母がエス・セレビシエの株(strainofS.cerevisiae )からなる請求項2記載の方法。
  4. 4.エス・セレビシエの株(strainofS.cerevisiae)がR 4(NRRLY−15903)株である請求項3記載の方法。
  5. 5.(a)工程の酸溶液が有機酸の溶液である請求項1記載の方法。
  6. 6.有機酸が約0.1Mから約5Mの濃度の酢酸である請求項5記載の方法。
  7. 7.有機酸が約50%から98%(W/V)の濃度のギ酸である請求項5記載の 方法。
  8. 8.(a)工程が、約20℃から約100℃の温度において、約20分から約2 0時間の間行われる、請求項1記載の方法。
  9. 9.(b)工程のアルカリ溶液が、約0.01から10.0Nの濃度でpH約7 から約14のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物である、請求項1 記載の方法。
  10. 10.アルカリ溶液が、約0.1Nの水酸化ナトリウムである請求項9記載の方 法。
  11. 11.(b)工程が、約4℃から約121℃の温度において、約1から3時間の 間行われる、請求項1記載の方法。
  12. 12.(b)工程の後に得られた溶液を、DEAE−セルロース、QAE−セル ロース、Q−セファロースからなる群から選ばれた、正電荷の媒体(posit ively−chargedmedium)と接触させる付加工程からなる、請 求項1記載の方法。
  13. 13.(b)工程の後に得られた溶液を、疎水性の相互作用をもつ媒体と接触さ せる付加工程からなる、請求項1記載の方法。
  14. 14.(c)工程が粒状および重合しているグルカン類を除去するものである請 求項1記載の方法。
  15. 15.(c)工程が約100,000ダルトンの分子量をカットオフする膜を用 いたpHがアルカリ状態における限外濾過により行われる、請求項1記載の方法 。
  16. 16.10,000ダルトンを超える分子量をもち、水性媒体に対し可溶性で非 抗原性、非発熱原性である、請求項1記載の方法により製造される可溶性グルカ ン。
  17. 17.98重量%を超えるグルコース、0.5重量%未満のタンパク、グリコー ゲンおよびキチン、および0.1重量%未満の脂質を含有する、請求項16記載 の可溶性グルカン。
  18. 18.以下の工程からなる、動物またはヒトに対し非経口投与を目的とする、精 製可溶性グルカンの製造方法。 a  全グルカン粒子を酸溶液と接触させ、b  (a)工程の酸処理を行った 粒子を、アルカリ可溶性のグルカンを充分に溶解できる条件下でアルカリ溶液と 接触させ、 c(b)工程の溶液からアルカリ不溶性の粒子およびグルカン重合体を分離し、 d(c)工程により得られた溶液を中和し、およびe(d)工程により得られた 溶液を、薬学的に許容し得る媒体を用いたダイアフィルトレーション(diaf iltra−tion)によりさらに精製して、精製された中性グルカン溶液を 製造する。
  19. 19.全グルカン粒子が酵母由来である、請求項18記載の方法。
  20. 20.酵母がエス・セレビシエの株(strainofS.cerevisia e)からなる請求項19記載の方法。
  21. 21.エス・セレビシエの株が(strainofS.cerevisiae) R4(NRRLY−15903)株である請求項20記載の方法。
  22. 22.(a)工程の酸溶液が有機酸の溶液である請求項16記載の方法。
  23. 23.有機酸が酢酸またはギ酸である請求項22記載の方法。
  24. 24.(a)工程が、約20℃から約100℃の温度において、約20分から約 20時間の間行われる、請求項18記載の方法。
  25. 25.(c)工程のアルカリ溶液が、約0.01から10.0Nの濃度でpH約 7から約14のアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物である、請求項 18記載の方法。
  26. 26.アルカリ溶液が、1Nの水酸化ナトリウムである請求項25記載の方法。
  27. 27.(b)工程が、約4℃から約121℃の温度において、約1から3時間の 間行われる、請求項18記載の方法。
  28. 28.(c)工程が、pH約11から約14のアルカリ溶液を用いたダイアフィ ルトレーション(diafiltration)により行われる、請求項18記 載の方法。
  29. 29.(e)工程が、薬学的に許容し得る媒体を用いたダイアフィルトレーショ ン(diafiltration)により行われる、請求項18記載の方法。
  30. 30.薬学的に許容し得る媒体が、水、PBS、等張食塩液およびデキストロー スからなる群から選ばれる、請求項29記載の方法。
  31. 31.(b)工程の後に得られた溶液を、DEAE−セルロース、QAE−セル ロース、Q−セファロースまたは疎水性の相互作用をもつ媒体と接触させる工程 をさらに有する、請求項18記載の方法。
  32. 32.請求項18記載の方法により製造された可溶性グルカン。
  33. 33.98重量%を超えるグルコース、0.5重量%未満のタンパク、グリコー ゲンおよびキチン、および0.1重量%未満の脂質を含有する請求項32記載の 可溶性グルカン。
  34. 34.請求項18の方法により製造された可溶性グルカン溶液。
  35. 35.薬学的に許容し得る媒体中に、約0.5から約10mg/mlのグルカン を含有する請求項34記載の溶液。
  36. 36.薬学的に許容し得る媒体が、水、PBS、等張食塩液およびデキストロー スからなる群から選ばれる、請求項35記載の溶液。
  37. 37.平均分子量が約10,000から約500,000ダルトンである、水溶 性かつ非誘導的(non−derivatized)なグルカン。
  38. 38.エス・セレビシエ(S.cerevisiae)R4(NRRL Y−1 5903)由来の、請求項37記載の水溶性かつ非誘導的(non−deriv atized)なグルカン。
  39. 39.平均分子量が約30,000から約200,000ダルトンである、請求 項38記載の水溶性かつ非誘導的(non−derivatized)なグルカ ン。
  40. 40.少なくとも98重量%のグルコース、0.5重量%未満のタンパク、グリ コーゲンおよびキチン、および0.1重量%未満の脂質を含有する請求項39記 載の水溶性かつ非誘導的(non−derivatized)なグルカン。
  41. 41.薬学的に許容し得る媒体中に、平均分子量が約10,000から約500 ,000ダルトンである、水溶性かつ非誘導的(non−derivatize d)なグルカンよりなる、ヒトまたは動物に対し非経口投与を目的とする溶液。
  42. 42.該グルカンの濃度が、約0.5から約10.0mg/mlである請求項4 1記載の溶液。
  43. 43.該グルカンの平均分子量が約30,000から約200,000ダルトン である請求項42記載の溶液。
  44. 44.薬学的に許容し得る媒体が、水、PBS、等張食塩液およびデキストロー スからなる群から選ばれる、請求項42記載の溶液。
  45. 45.動物またはヒトに対し免疫応答を刺激するのに充分な量の請求項37記載 の水溶性グルカンを、該動物またはヒトに対し投与することよりなる、動物また はヒトの免疫応答を刺激する方法。
  46. 46.免疫障害をもつヒトまたは動物の免疫応答を刺激するのに充分な量の請求 項38記載の水溶性グルカンを、該ヒトまたは動物に対し投与することよりなる 、免疫障害をもつヒトまたは動物の治療方法。
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