JPH0547451Y2 - - Google Patents

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JPH0547451Y2
JPH0547451Y2 JP8729189U JP8729189U JPH0547451Y2 JP H0547451 Y2 JPH0547451 Y2 JP H0547451Y2 JP 8729189 U JP8729189 U JP 8729189U JP 8729189 U JP8729189 U JP 8729189U JP H0547451 Y2 JPH0547451 Y2 JP H0547451Y2
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shaped core
core
winding
base
mounting surface
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、プリント基板上に搭載される薄型の
トランスに関する。
(従来の技術) プリント基板に搭載される従来のトランスは、
第7図に示すように、ドラム型コア1に巻線2を
施し、コア1の端部の鍔1aを接着剤4等により
樹脂製ベース5に固定し、該ベース5に固定した
端子6に巻線2の端部2aを固定し、前記コア1
の周囲に円筒形のコア3を嵌合して固定してなる
ものであつた。
(考案が解決すべき課題) しかしこの第7図に示すような従来構造による
と、トランスの高さが高くなり、薄型化の要望に
応じることが困難であるという問題点があつた。
また、巻線2の端部2aがコア1の鍔1aの端部
の角部に接するため、その接触部において、巻線
2の端部2aの被覆が破壊され、絶縁性能が低下
するという問題点があつた。また、ドラム形コア
1と円筒形コア3との間の間隔Gを均一に調整す
ることが困難であり、電磁変換性能にばらつきが
あるという問題点があつた。
本考案は、上記問題点に鑑み、薄型化が容易で
あり、かつ絶縁性能が向上し、さらに電磁変換性
能が良好でしかも均一化されたトランスを提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案のトランス
は、フエライトでなるH型コアの軸部を扁平に形
成し、かつ該扁平に形成した軸部の少なくとも反
取付け面を両端腕部の反取付け面と同一平面に形
成し、該H型コアの両端腕部に樹脂製ベースを固
定すると共に、該ベースの前記H型コアの反取付
け面に重なる部分に巻線端部のガイド部を形成
し、巻線を前記H型コアの軸部に直巻きしてその
端部を前記ガイド部に案内させてベースに固定し
た端子に固定し、前記H型コアの両側にフエライ
トでなるI型コアを非磁性材でなるギヤツプ形成
材を介して組合わせたことを特徴とする。
(作用) 本考案のトランスは、上述のように、H型コア
とI型コアの組合わせであつて、しかもH型コア
の軸部を扁平にして巻線を直巻きしたので、薄型
構造となる。また、コアの軸部の少なくとも反取
付け面をコア両端の腕部と同一平面に形成し、そ
の平面部において、巻線端部を引線したので、巻
線端部がコアの角部に当接することがなく、巻線
の被覆がコアの角部によつて破壊されることがな
い。また、H型コアとその両側のI型コアとの間
隔がギヤツプ形成材によつて管理されるので、そ
の部分の磁気抵抗を均一化される。
(実施例) 第1図は本考案によるトランスの一実施例を組
立て前の状態で示す分解斜視図、第2図は組立て
後の状態で示す斜視図、第3図は第2図のA−A
部分断面図、第4図は第2図のB−B断面図であ
る。
第1図に示すように、コアは、H型コア7と、
その両側に組合わせるI型コア8とにより構成す
る。9はそれぞれ複数個の端子10を固定した対
をなす樹脂製ベースである。11は金属製のコ字
形をなすシールドカバーである。
H型コア7は軸部7aを扁平な形状とし、必要
な断面積を確保すると共に、第3図および第4図
に示すように、軸部7aの上面(反取付け面)a
と、両端の腕部7bの上面bとを同一平面に形成
し、下面(取付け面)cと腕部7bの下面dとの
間に段差Hを設ける。H型コア7の軸部7aに巻
線12を直巻きする。
ベース9は断面形状が逆L字形をなし、水平部
9aの上面に、巻線12の端部12aをガイドす
る溝9bを、端子10と同数形成する。端子10
は、下部10aがベース9の下面に露出した表面
実装型の構造をなし、モールドにより、ベース9
と一体に取付けられる。
第4図に示すように、I型コア8はH型コア7
の腕部7bの上下幅と同じ上下幅を有する。
このトランスの組立てについて説明する。ま
ず、第3図に示すように、ベース9の水平部9a
と垂直部9bとの間のコーナー部に、H型コア7
の腕部7bが嵌まるように、接着剤13により接
着する。この場合、第1図に示すように、例えば
H型コア7の両端の中央に突起7cを設けてお
き、ベース9に溝9dを設けておいて両者を嵌合
することにより、H型コア7に対するベース9の
位置決めを行なうか、あるいは治具を用いて位置
決めを行なう。
このように、H型コア7の両端にベース9,9
を固定した状態で巻線し、巻線12の端部12a
をベース9の水平部9aに形成されている溝9b
に嵌めて案内させ、各巻線端部12aを端子10
にからげて半田付けする。
続いて第4図に示すように、H型コア7の腕部
7bの両端に、非磁性材でなるギヤツプ形成材1
4(該ギヤツプ形成材はコーテイングあるいは膜
の接着等により設ける)を介して合体させ、かつ
ベース9の水平部9aと垂直部9cとの間のコー
ナー部に合わせて装着し、必要に応じて接着剤1
3により固定する。次にシールドカバー11で両
I型コア8,8をH型コア7に押し付けるように
コア7,8全体を挟み付けて取付け、必要に応じ
て接着する。
このように、H型コア7の両側にI型コア8,
8を配設した構造とし、かつH型コア7の軸部7
aを扁平にし巻線12を直巻きすることにより、
全体として高さの低いトランスを実現でき、薄型
化が達成される。具体例で述べると、第7図に示
したドラム型コアを用い、所定の出力を得るトラ
ンスで高さ5mm以下には製作できなかつたもの
を、本考案により同じ出力のものを製作した場
合、高さを3.5mmとすることが可能であつた。
また、第3図から分るように、巻線端部12a
がコア7の角部に当接しないため、巻線12の絶
縁被覆が破壊されるおそれがなく、絶縁性能が向
上する。また、H型コア7の両側ギヤツプ形成材
14を介してI型コア8,8を設けた構造である
ため、コアの磁気抵抗が均一化する。また、H型
コア7の両側I型コア8,8を設けたため、漏洩
磁束が少なく、従つて電磁変換効率が良好になる
と共に、シールドカバー11に作用する磁束も少
なくなるので、シールドカバー11の発熱量も少
なくなる。
第5図および第6図は本考案の他の実施例を、
それぞれ第3図、第4図に対応させて描いた図で
あり、H型コア7の軸部7aの上下幅を両端の腕
部7bの上下幅と等しくし、軸部7aの上下面
a,cを両端の腕部7bの上下面b,dとそれぞ
れ同一平面に形成したものである。
この実施例よれば、巻線12の下面がベース9
の下面より下方に突出しないように、ベース9の
下方への突出幅を大きくする必要があるものの、
従来よりも薄型化でき、かつ前述した種々の効果
を達成しうる。
(考案の効果) 本考案によれば、H型コアの両側にI型コアを
配設した構造とし、かつH型コアの軸部を扁平に
し、巻線を直巻きとしたので、全体としてトラン
スが薄型化できる。また、両コア間にギヤツプ形
成材を介在させてギヤツプを管理した構造である
ため、コアの磁気抵抗が均一化し、電磁変換性能
が均一化した製品が提供できる。また、巻線端部
がコアの角部に当接しないため、巻線の絶縁被覆
が破壊されるおそれがなく、絶縁性能が向上す
る。また、H型コアの両側にI型コアを設けたた
め、漏洩磁束が少なく、従つて電磁変換効率が良
好になると共に、シールドカバーに作用する磁束
も少なくなるので、シールドカバーの発熱量も少
なくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるトランスの一実施例を組
立て前の状態で示す分解斜視図、第2図は組立て
後の状態を示す斜視図、第3図は第2図のA−A
部分断面図、第4図は第2図のB−B断面図、第
5図および第6図は本考案の他の実施例をそれぞ
れ第3図および第4図対応させて描いた図、第7
図は従来のトランスを示す断面図である。 7……H型コア、7a……軸部、7b……腕
部、8……I型コア、9……ベース、9a……水
平部、9b……溝、9c……垂直部、10……端
子、11……シールドカバー、12……巻線、1
2a……巻線端部、a,b……反取付け面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フエライトでなるH型コアの軸部を扁平に形成
    し、かつ該扁平に形成した軸部の少なくとも反取
    付け面を両端腕部の反取付け面と同一平面に形成
    し、該H型コアの両端腕部に樹脂製ベースを固定
    すると共に、該ベースの前記H型コアの反取付け
    面に重なる部分に巻線端部のガイド部を形成し、
    巻線を前記H型コアの軸部に直巻きしてその端部
    を前記ガイド部に案内させてベースに固定した端
    子に固定し、前記H型コアの両側にフエライトで
    なるI型コアを非磁性材でなるギヤツプ形成材を
    介して組合わせたことを特徴とする薄型トラン
    ス。
JP8729189U 1989-07-24 1989-07-24 Expired - Lifetime JPH0547451Y2 (ja)

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JP8729189U JPH0547451Y2 (ja) 1989-07-24 1989-07-24

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JPH0325214U JPH0325214U (ja) 1991-03-15
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JP3619812B2 (ja) * 2002-05-10 2005-02-16 東京コイルエンジニアリング株式会社 低背型トランス
JP4564265B2 (ja) * 2004-01-23 2010-10-20 株式会社アテックス 椅子
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JP4960110B2 (ja) * 2006-04-19 2012-06-27 スミダコーポレーション株式会社 トランス装置及びその駆動回路

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