JPH0638412Y2 - インバータ用トランス - Google Patents

インバータ用トランス

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JPH0638412Y2
JPH0638412Y2 JP6403191U JP6403191U JPH0638412Y2 JP H0638412 Y2 JPH0638412 Y2 JP H0638412Y2 JP 6403191 U JP6403191 U JP 6403191U JP 6403191 U JP6403191 U JP 6403191U JP H0638412 Y2 JPH0638412 Y2 JP H0638412Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flange
coil
thermal fuse
coil bobbin
front cover
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP6403191U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0511421U (ja
Inventor
弘 宇佐美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamura Corp
Original Assignee
Tamura Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Tamura Corp filed Critical Tamura Corp
Priority to JP6403191U priority Critical patent/JPH0638412Y2/ja
Publication of JPH0511421U publication Critical patent/JPH0511421U/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はインバータに組込まれ
て使用されるものであって、温度ヒューズの取付構造に
かかる小型のインバータ用トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のトランスにおいて、従来、温度
ヒューズは、トランスの上部に載置し、接着剤によって
固定する構造を採用していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このため、その分、全
体の厚みが増すこととなり、小型化への阻害となってい
た。
【0004】この考案は上記のことに鑑み提案されたも
ので、その目的とするところは、トランス本体の厚みに
影響を与えない位置に温度ヒューズを配置するように、
その分小型化を図ったインバータ用トランスを提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、両端にピン端
子9,10がそれぞれ植設された肉厚部7a,8aを有す
るコイルボビン6に1次,2次コイル4,5を巻回し、
2次コイル5は複数の中間フランジ13によって多分割さ
れて成る組立体Aに、コイル部分の上方部を覆うほぼ箱
状の収納部1aと、この収納部1aの下部において外側
に張り出して形成され、かつ前記肉厚部7a,8a,ピ
ン端子9,10等の上部に位置するフランジ1bを備えた
表側カバー1を冠着し、その上部に鉄心11が組込まれて
なるインバータ用トランスにおいて、前記表側カバー1
のフランジ1bの一方の端部を水平方向外側に延設して
廂部分1b’を形成し、この廂部分1b’の上部に温度
ヒューズ2を取付けるようにして構成することにより、
上記目的を達成している。
【0006】
【作用】コイルボビンにコイルを巻回した組立体とそれ
に組込まれる鉄心との縁面距離を確保すべく、組立体の
外周上方に冠着される表側カバーの下方に形成されたフ
ランジの一方を水平方向に延設して廂部分1b’とし、
その上部に温度ヒューズを配置するようにし、トランス
本体の厚みに温度ヒューズの大きさが影響を与えないよ
うにした。また、温度ヒューズ2を接着剤を特に用いな
くても固定具を介し容易に取付けることができるように
した。
【0007】
【実施例】図1は本考案の第1実施例の斜視図、図2は
分解斜視図を示す。しかして、図1において符号1は合
成樹脂製の表側カバーで、そのフランジ1bの一方に廂
部分1b’を延設し、その上部に固定具3を介し温度ヒ
ューズ2を取付けるようにしている。
【0008】すなわち、表側カバー1は、詳しくは図2
に示すように、1次,2次コイル4,5が巻回されたコ
イルボビン6の組立体Aの表側を覆うためのもので、こ
の表側カバー1は、コイルボビン6の両側に形成された
各フランジ7,8間に巻回された各巻線4,5の上面や
側面などの組立体Aの表側を覆うほぼ箱状の収納部1a
と、その外周下方において水平方向外側に張り出して延
設されたほぼ矩形の枠状をなすフランジ1bとを備えて
いる。
【0009】このフランジ1bは、コイルボビン6の両
側のフランジ4,8の下方にそれぞれ形成された肉厚部
7a,8aの上面等を覆うように配設される。
【0010】なお、各肉厚部7a,8aはコイルボビン
6の軸方向に向かって延設され、かつ各端面に同じく軸
方向に沿って延びる複数本のピン端子9,10がそれぞれ
植設されている。そして、1次,2次コイル4,5が巻
回されたコイルボビン6の表面に、上述のように表側カ
バー1が冠着され、収納部1aによって1次,2次コイ
ル4,5の上面および側面が覆われ、かつフランジ1b
が肉厚部7a,8a等の上面側に位置される。
【0011】ついで、コイルボビン6の軸方向における
両側からフェライトからなるE・E型鉄心11が組込まれ
る。すなわち、鉄心11の中央脚11aは表側カバー1の収
納部1aの端部に形成された切欠き状の窓部1cを介し
コイルボビン1の中空状の胴部の窓部6a内に挿入さ
れ、かつ鉄心11の両脚部11bはフランジ1bの側部上で
あってコイルの側部に、また、各脚部の連結部11cは肉
厚部6a,7a上のフランジ1bの上部に配設される。
【0012】したがって、この収納部1aによって各コ
イル4,5の表側が覆われ、フランジ1bの両端部は各
コイル4,5の引出線が接続された端子9,10上に位置
され、この表側カバー1 の上方に鉄心11が組込まれ、鉄
心11と各コイル4,5との間に表側カバー1が介在する
ため、両者間において十分な沿面距離を確保することが
できる。
【0013】また、フランジ1bの一方の端部側はコイ
ルボビン6の軸方向に向かって延設され、その延設され
た廂部分1b’上に異常温度上昇時に回路を遮断する温
度ヒューズ2が取付けられる。取付けにあたっては、例
えば逆U字状の固定具3を用い、温度ヒューズ3の端子
部分を押さえるように固定具3を廂部分1b’に設けた
穴(図示せず)に差し込むようにするなどすれば良く、
特に接着剤を用いなくとも良い。なお、温度ヒューズ2
は熱伝導性の観点から鉄心11の一方の側の端面に接触し
て取付けられる。この場合、温度ヒューズ2は鉄心11の
上面から上方に突出することはない。また、仮に突出し
ても僅かで、トランスの厚みに悪影響を与えることはな
い。
【0014】図3は組立体Aの裏側を示す。このトラン
スにおいては、コイルボビン6の一方の側のフランジ7
と、これと対向する中間フランジ12間に1次コイル4が
巻回される。この1次コイル4の引出線4aはコイルボ
ビン6の裏側に位置する肉厚部7aの底面に形成された
引出線案内溝7bを介し外部に引出され、所定のピン端
子9に絡げ付けられる。
【0015】また、2次コイル5はその他の中間フラン
ジ13によって分割され、その巻始めの引出線5aは肉厚
部8aの底面に形成された引出線案内溝8bを介しコイ
ルボビン6の胴部側に案内されて巻回されてゆく。
【0016】2次コイル5は中間フランジ13の底部の一
端部側に形成された切欠きaを介し各領域に中間フラン
ジ13を介し多分割されて巻回され、その巻終わりの引出
線5bは中間フランジ12側から、外側に延設された中間
フランジ13の他端部側に形成された案内溝を介し肉厚部
8a側に向かって引出され、ピン端子10に絡げ付けられ
る。
【0017】なお、図4に示すように、この組立体A
に、断面がほぼコ字状をなす合成樹脂製の裏側カバー14
を、例えば図示の状態において左側から、裏側カバー14
の底板14aと側板14bとこの側板14bの上方において内
側に折曲された折曲部14cを鉄心11とコイルボビン6の
肉厚部7a,8aとの間に位置させるようにして取付け
れば、組立体Aの底部と側部を覆って保護することがで
き、インバータ用トランスを完成させることができる。
【0018】図5は本考案の第2実施例で、廂部分1
b’への温度ヒューズ2の取付が異なる例を示す。すな
わちこの例では、廂部分1b’の端部に板状の固定具3
Aを立設し、この固定具3Aと鉄心11の端面とによって
温度ヒューズ2を挟持・固定するようにしている。
【0019】図6は本考案の第3実施例で、この実施例
では、温度ヒューズ2のリード線部分を挟持する一対の
ピン状の固定具3Bを廂部分1b’上に立設し、この固
定具3Bを介し温度ヒューズ2を固定するようにしてい
る。
【0020】図7は本考案の第4実施例で、固定具3A
の上方を第2実施例のものに比べ僅かに長くし、かつ内
側に折曲された折曲部3aを一体形成し、これによって
温度ヒューズ2を固定するようにしたものである。
【0021】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、コイルや
コイルボビン6の表側を覆う表側カバー1のフランジ1
bの一端部を長さ方向に延設して廂部分1b’を形成
し、その上部に温度ヒューズ2を載置して取付けスペー
スを確保したから、トランスの厚みが温度ヒューズ2に
よって増すことがない利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の斜視図
【図2】同上の分解斜視図
【図3】コイルボビンにコイルが巻回された組立体の底
面図
【図4】組立体に裏側カバーを取付ける説明図
【図5】本考案の第2実施例の要部説明図
【図6】本考案の第3実施例の要部説明図
【図7】本考案の第4実施例の要部説明図
【符号の説明】
1 表側カバー 1a 収納部 1b フランジ 1b’廂部分 1c 窓部 2 温度ヒューズ 3 固定具 3A 固定具 3B 固定具 4 1次コイル 5 2次コイル 6 コイルボビン 6a 窓部6a 7 フランジ 7a 肉厚部 8 フランジ 8a 肉厚部 9,10 ピン端子 11 鉄心 12,13 中間フランジ 14 裏側カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端にピン端子9,10がそれぞれ植設さ
    れた肉厚部7a,8aを有するコイルボビン6に1次,
    2次コイル4,5を巻回し、2次コイル5は複数の中間
    フランジ13によって多分割されて成る組立体Aに、コイ
    ル部分の上方部を覆うほぼ箱状の収納部1aと、この収
    納部1aの下部において外側に張り出して形成され、か
    つ前記肉厚部7a,8a,ピン端子9,10等の上部に位
    置するフランジ1bを備えた表側カバー1を冠着し、そ
    の上部に鉄心11が組込まれてなるインバータ用トランス
    において、前記表側カバー1のフランジ1bの一方の端
    部を水平方向外側に延設して廂部分1b’を形成し、こ
    の廂部分1b’の上部に温度ヒューズ2を取付けること
    を特徴としたインバータ用トランス。
JP6403191U 1991-07-19 1991-07-19 インバータ用トランス Expired - Lifetime JPH0638412Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6403191U JPH0638412Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 インバータ用トランス

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JP6403191U JPH0638412Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 インバータ用トランス

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Publication Number Publication Date
JPH0511421U JPH0511421U (ja) 1993-02-12
JPH0638412Y2 true JPH0638412Y2 (ja) 1994-10-05

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JP6403191U Expired - Lifetime JPH0638412Y2 (ja) 1991-07-19 1991-07-19 インバータ用トランス

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JP5418693B2 (ja) 2010-11-26 2014-02-19 トヨタ自動車株式会社 電気機器

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