JPH0624995Y2 - トランス - Google Patents

トランス

Info

Publication number
JPH0624995Y2
JPH0624995Y2 JP11212687U JP11212687U JPH0624995Y2 JP H0624995 Y2 JPH0624995 Y2 JP H0624995Y2 JP 11212687 U JP11212687 U JP 11212687U JP 11212687 U JP11212687 U JP 11212687U JP H0624995 Y2 JPH0624995 Y2 JP H0624995Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
coil
lead
fuse
lead wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11212687U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6416616U (ja
Inventor
智 上田
洋行 浜本
勉 有田
一雄 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP11212687U priority Critical patent/JPH0624995Y2/ja
Publication of JPS6416616U publication Critical patent/JPS6416616U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0624995Y2 publication Critical patent/JPH0624995Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
  • Fuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、各種電子機器に使用されるトランスに関する
ものである。
従来の技術 従来、この種のトランスは、第5図〜第6図に示すよう
な構成であった。まず、第5図に示すようにボビン1は
両端に鍔2,3を設けて構成される内側ボビンであり、
この一方の鍔2にはリード線引出用の引出溝4が複数個
形成され、又、後記するヒューズホルダー5に設けられ
ている引出線絶縁のための突片6が嵌合できる溝部7が
形成されている。そして鍔部2の引出溝4にはそれぞれ
隣接してコイル引出線巻付用端子8が複数個植設されて
いる。
さらに鍔2,3には後記するヒューズホルダー5の突起
9と嵌合し固定するための結合穴10が数個設けられて
いる。
ヒューズホルダー5は合成樹脂よりなるケース状のホル
ダーであり、図に示すように温度ヒューズ11が、ちょ
うどはまり込む凹部12が設けられ、温度ヒューズ11
のリード線13がそれぞれ引出され固定される溝14が
設けられ、又、その下部には内側ボビン1の引出し溝4
と溝部7にはまり合い、ヒューズリード線13とコイル
端面との絶縁を十分に行うための下方に突出した突片6
が設けられて構成されている。又この突片6とその反対
側の上方への立上がり片15の側面には、内側ボビン1
の鍔2,3のそれぞれに数個ずつ設けてある結合穴10
にかん合される突起9が数個設けられている。
ボビン16は両端に鍔17,18を設けてなる外側ボビ
ンであり、上記一方の鍔17にはコイル19の引出線2
0を引出す溝21が数個あり、その溝21に隣接して引
出し線20を巻付けるための端子22も数個設けられて
いる。
ボビン16の方形状の中心孔23は上記内側ボビン1の
鍔3がはまり合う大きさに形成されている。
考案が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、第6図A,Bに示すよう
に、内側コイルと外側ボビン16の間にヒューズホルダ
ー5と温度ヒューズ11を装着するために外側コイルが
大きくなり(b寸法)銅線重量が増加し、巻線抵抗が増
加し、電圧変動率が増加し、又、空間b′が大きいた
め、異常時、コイル発熱が温度ヒューズ11に伝導しに
くく、感度が劣化し、又、通常時の発熱も空間b′が大
きいため、熱伝導が悪く放熱しにくく、又、ヒューズ半
田付部とヒューズ本体の距離が短いため半田付時に半田
槽の熱で溶断し外側ボビン16のコーナーR(C部)が
小さいため、巻線性が悪くヒューズホルダー5もボビン
も複雑となりコスト的にも高いという問題があった。
本考案はこのような問題点を解決するもので、寸法面,
特性面,安全規格面,作業効率面,品質面,コスト面に
優れたトランスを提供することを目的とするものであ
る。
問題点を解決するための手段 この問題点を解決するために本考案は、内側コイルボビ
ンの外側ボビン内に入る鍔の外側にヒューズ本体を保持
する凹部を設けて固定し、L字型絶縁片を使用し、コイ
ルとヒューズリード線を絶縁する構成としたものであ
る。
作用 この構成により内側コイルと外側ボビンの間の空間が極
めて小さくなり、外側コイルの銅線重量が減少でき、温
度ヒューズの感度が上がり、外側コイルの巻線性が向上
することになる。
実施例 以下、本考案の実施例を図面を用いて説明する。
第1図〜第4図に示すように内側ボビン24は両端に鍔
25,26を設けて構成され、一方の鍔25には内側コ
イル27の引出線28を引出す引出溝29が複数個形成
され、他方の鍔26の外側側面に温度ヒューズ30の本
体を保持する温度ヒューズ30と略同じ大きさの凹状ス
ペース31が設けられ、又、鍔26は温度ヒューズリー
ド線32とコイル27の絶縁をするL字形絶縁片33が
はまり合う凹部34も形成されている。
外側ボビン35は両端に鍔36,37を設けてあり、上
記一方の鍔36には外側コイル38の引出線39を引出
す引出溝40が数個あり、その引出溝40に隣接して引
出し線39を巻付けるための端子41も数個設けられて
いる。
外側ボビン35の方形状の中心孔42は上記内側ボビン
24の鍔26がはまり合う大きさで、鍔26の外側側面
に設けられた凹部31を包み込むスペース43を設けて
ある。
上記、L字形絶縁片33は合成樹脂からなる成形品や電
器絶縁紙,ポリエステル等のフィルムを切断、折り曲げ
加工して構成されている。外側ボビン35の中心孔42
のヒューズリード線32と接する部分にはヒューズリー
ド線32間やコイル27の絶縁距離を確保するために突
起44を設けている。なお第2図に示す形状の内側コイ
ル部を外側コイルに組込んだ後、EI形のラミネート鉄
心などの鉄心45を組込むことで第4図に示すようなト
ランスとすることができる。
また、第3図A,Bは外側ボビン35に内側コイル部を
組込んだ状態の断正面図と断側面図であり、内側コイル
27と外側ボビン35間にL字形絶縁片33と温度ヒュ
ーズ30のリード線32が配置されるだけで、内側ボビ
ン24から外側ボビン35の外側コイル38の外周まで
の寸法aを小さくすることができる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、内側コイルと外側ボビン
の間の空間が極めて小さくなり、寸法が小さく外側コイ
ルの銅線重量が減少でき、巻線抵抗が減少することによ
り電圧変動率が減少、異常時のコイル発熱が温度ヒュー
ズに伝導しやすく、感度が向上し、通常時の発熱も空間
が小さいため熱伝導が良く放熱しやすく、外側ボビンの
コーナーRも大きくなり、巻線性が良く、ヒューズ絶縁
や、ボビンの形状も簡素化でき、半田付部と本体の距離
が遠くなり半田付時の熱は内側コイルや外側コイルに吸
収され、半田槽の熱で溶断せず品質面,特性面,寸法
面,安全規格面,作業性向上,コスト面等優れたものと
なり、工業的価値の大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のトランスの一実施例を示す分解斜視
図、第2図は本考案のトランスの内側コイルの一実施例
の斜視図、第3図A,Bは本考案のトランスの一実施例
の要部の断正面図と断側面図、第4図は本考案のトラン
スの完成品の斜視図、第5図は従来のトランスの分解斜
視図、第6図A,Bは従来のトランスの要部の断正面図
と断側面図である。 24……内側ボビン、25,26……鍔、27……内側
コイル、28……引出線、29……引出溝、30……温
度ヒューズ、31……凹状スペース、32……温度ヒュ
ーズリード線、33……L字形絶縁片、34……凹部、
35……外側ボビン、36,37……鍔、38……外側
コイル、39……引出線、40……引出し溝、41……
端子、42……中心孔、43……スペース、44……突
起、45……鉄心。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の鍔にL字形絶縁片の端部がはまり合
    う凹部を設け、更に、この一方の鍔の外側側面に温度ヒ
    ューズ本体が収納可能なようにこの温度ヒューズ本体と
    略同形状の凹状スペースを設けるとともに、他方の鍔に
    引出線用の引出溝を有し内側コイルを巻装した内側ボビ
    ンと、この内側ボビンの内部に組込まれる鉄心と、中心
    孔に前記内側ボビンを嵌合、保持する外側コイルを巻装
    した外側ボビンと、前記凹状スペースに収納される温度
    ヒューズ本体と、この温度ヒューズ本体のリード線と前
    記内側コイル間を絶縁する前記凹部に端部を嵌めたL字
    形絶縁片とで構成されるトランス。
JP11212687U 1987-07-22 1987-07-22 トランス Expired - Lifetime JPH0624995Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11212687U JPH0624995Y2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22 トランス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11212687U JPH0624995Y2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22 トランス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6416616U JPS6416616U (ja) 1989-01-27
JPH0624995Y2 true JPH0624995Y2 (ja) 1994-06-29

Family

ID=31350782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11212687U Expired - Lifetime JPH0624995Y2 (ja) 1987-07-22 1987-07-22 トランス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0624995Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5143043B2 (ja) * 2009-02-10 2013-02-13 株式会社タムラ製作所 リード線を有する測定体の固定構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6416616U (ja) 1989-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07220950A (ja) インダクタンス素子
JP2569556Y2 (ja) 大電流チョークコイル
JPH0624995Y2 (ja) トランス
JP2744442B2 (ja) トランス
JP2001167947A (ja) 大電流用ノイズフィルタ
JPH0648808Y2 (ja) コモンモードチョークコイル
JPH0140174Y2 (ja)
JPH09205023A (ja) チョークコイル
JP3379358B2 (ja) チョークコイル
JPS5821165Y2 (ja) 雑音防止用チョ−クコイル
JPH0343687Y2 (ja)
JPH0310519U (ja)
JPH0648824Y2 (ja) カレントトランス用ボビン
JPH0513016U (ja) インダクター
JPS6025869Y2 (ja) インダクタンス素子
JPS6244512Y2 (ja)
JPS62230014A (ja) トランス
JPS5826494Y2 (ja) コイル素子
JPH0717135Y2 (ja) トランス
JPH0536260Y2 (ja)
JP2572345Y2 (ja) 小型トランス
JPS6120731Y2 (ja)
JPH0737296Y2 (ja) トランス
JPS622736Y2 (ja)
JPH0619149Y2 (ja) ノイズフィルタ素子内蔵差込プラグ