JPH0547446Y2 - - Google Patents

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JPH0547446Y2
JPH0547446Y2 JP1986165432U JP16543286U JPH0547446Y2 JP H0547446 Y2 JPH0547446 Y2 JP H0547446Y2 JP 1986165432 U JP1986165432 U JP 1986165432U JP 16543286 U JP16543286 U JP 16543286U JP H0547446 Y2 JPH0547446 Y2 JP H0547446Y2
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flat plate
groove
plate part
varistor
main electrode
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はチツプバリスタに関し、特に主電極及
び外部接続用電極間にこれら電極を分離する電極
分離部を有するチツプバリスタに関する。
〔従来の技術〕
従来のチツプバリスタは、第2図に示すよう
に、酸化亜鉛を焼成した角形のバリスタ基体1a
の上下の両表面に第1及び第2の主電極2c,2
dを設け、バリスタ基体1aの側面と上下両表面
の一部とを覆つて一端を第1及び第2の主電極2
c,2dにそれぞれ接続する第1及び第2の主電
極2c,2dにそれぞれ接続する第1及び第2の
外部接続用電極3c,3dを設け、第1の主電極
2cと第2の外部接続用電極3dとの間、及び第
2の主電極2dと第1の外部接続用電極3cとの
間にはそれぞれこれら電極間を分離する第1及び
第2の電極分離部4c,4bを設けた構造となつ
ている。
これら第1及び第2の電極分離部4c,4dの
幅、即ち電極間の距離は、第3図に示す規定のバ
リスタ電圧Vvを得るために、通常、バリスタ基
体1aの厚さの1.5倍程度の寸法にするのが一般
的であつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した従来のチツプバリスタはバリスタ電圧
Vvを得るために、主電極2c,2dと外部接続
用電極3c,3dとの間隔をバリスタ基体1aの
厚さの1.5倍程度に取る構造となつているので、
バリスタ基体1aの両表面の有効電極面積が小さ
くなり、そのため、バリスタ基体Vv、耐サージ
電流等を上げるには、バリスタ基体1aを大きく
する必要があり、チツプバリスタの外形寸法が大
きくなるという欠点があり、また、上下両表面が
それぞれ一つの平面となつているので、プリント
配線板に実装したときの洗浄液除去が十分できな
い、プリント配線板の表面に一方の主電極が接触
するためその部分に回路配線を通すことができず
実装密度が上らない、プリント配線板の表面と接
する側の電極分離部にバリスタ基体1aの表面を
通る放電路と並列にプリント配線板の表面を通る
放電路が形成されるため電極分離部における電極
間の各表面に沿う距離(以下沿面長さという)が
実質的に短かくなり従つて外形寸法が大きくなる
等の欠点があつた。
本考案の目的は、有効電極面積の割合を大きく
することができて外形寸法を小さくすることがで
き、かつプリント配線板実装時の洗浄液の除去が
容易で、プリント配線板上の実装密度を上げるこ
とができるチツプバリスタを提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案のチツプバリスタは、金属酸化物を主成
分とし相対する第1及び第2の表面間が所定の厚
さで平板状に形成された平板部とこの平板部の相
対する両端の外側に前記平板部より厚く形成され
た第1及び第2の端部とから成り前記平板部の第
1の表面と前記第2の端部との境界線の部分にこ
の境界線と平行に所定の幅及び厚さの第1の溝と
前記平板部の第2の表面と前記第1の端部との境
界線の部分にこの境界線と平行に所定の幅及び厚
さの第2の溝とが形成されたバリスタ基体と、前
記平板部の第1の表面上に一端が前記第1の溝の
一方の縁に沿うように形成された第1の主電極
と、前記平板部の第2の表面上に一端が前記第2
の溝の一方の縁に沿うように形成された第2の主
電極と、一端を前記第1の主電極の他端と接続し
前記平板部の外側方向に延長して前記第1の端部
の表面を覆い他端が前記第2の溝の他方の縁に沿
うように形成された第1の外部接続用電極と、一
端を前記第2の主電極の他端と接続し前記平板部
の外側方向に延長して前記第2の端部の表面を覆
い他端が前記第1の溝の他方の縁に沿うように形
成された第2の外部接続用電極とを有している。
〔実施例〕 次に、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す側面図であ
る。
バリスタ基体1は、金属酸化物を主成分とし、
相対する上下の表面間が所定の厚さで平板状に形
成された平板部11と、この平板部11の相対す
る両端の外側に平板部11より厚く形成された第
1及び第2の端子12a,12bとから成り、平
板部11の上表面と第2の端部12bとの境界線
の部分にこの境界線と平行に所定の幅及び深さの
第1の溝13aと、平板部11の下表面と第1の
端部12aとの境界線の部分にこの境界線と平行
に所定の幅及び深さの第2の溝13bとが形成さ
れた構造となつている。
バリスタ基体1の上表面上には、一端が第1の
溝13aの一方の縁に沿うように形成された第1
の主電極2aが設けられ、下表面上には、一端が
第2の溝13bと一方の縁に沿うように形成され
た第2の主電極2bが設けられ、また、一端を第
1の主電極2aの他端と接続し平板部11の外側
方向に延長して第1の端部12aの表面を覆い他
端が第2の溝の他方の縁に沿うように形成された
第1の外部接続用電極3aと、一端を第2の主電
極2bの他端と接続し平板部11の外側方向に延
長して第2の端部12bの表面を覆い他端が第1
の溝の他方の縁に沿うように形成された第2の外
部接続用電極3bとが設けられている。なお、溝
13a,13b形成部分が電極分離部4a,4b
となる。
第1及び第2の溝13a,13bを設け、かつ
端部12a,12bを平板部11より厚くするこ
とにより、バリスタ基体1の外形寸法に対する主
電極2a,2bの有効長の比を従来のチツプバリ
スタより大きくすることができ、同一外形寸法な
らバリスタ電圧Vv、耐サージ電流等を大きくす
ることができ、バリスタ電圧Vv、耐サージ電流
等が同一なら外形寸法を小さくすることができ
る。
例えば、バリスタ基体1,1aの外形寸法を20
mm、バリスタ基体1a及び平板部11の厚さを4
mmとし、沿面長さを6mmとし、バリスタ基体1,
1aの端から電極分離部4a/4b,4c/4d
までの外部接続用電極の長さを1mmとし、平板部
11と端部12a,12bとの段差を1mmとする
と、主電極の有効長は、従来のチツプバリスタで
は6mmであるのに対し、この実施例では、溝13
a,13bを半円形状とすると11.6mmとなり、従
来より約90%大きくなり、また、有効長を従来と
同じ6mmとすると外形寸法は14.4mmとなる。
また、この実施例では、プリント配線板等に実
装したときバリスタ基体1の大部分がプリント配
線板から離れるので、洗浄工程後の洗浄液除去が
十分にできて洗浄液残留による悪影響を防止する
ことができ、プリント配線板側のバリスタ基体1
の電極分離部の電極間の放電路は溝13aまたは
13bの表面を通る放電路だけとなり実質的な沿
面長が短くなることはなく、またプリント配線板
上の主電極2aまたは2bと相対する部分に回路
配線を通すことができて実装密度を上げることが
できる。
なお、上記実施例については、溝13a,13
bを半円形状、またはu字形の溝としたが、V字
形状、凹形状等の溝としても同様の効果が得られ
る。また、溝13a,13bにはガラスコーテイ
ング層を施すことにより安定したチツプバリスタ
を得ることができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、電極分離部に主
電極と外部接続用電極との沿面長さを長くする溝
を設け、かつ両端部の外部接続用電極部分を主電
極部分より厚くすることにより、従来のチツプバ
リスタより有効電極面積の割合を大きくすること
ができるので、バリスタ電圧、耐サージ電流等を
大きくすることが容易にでき、バリスタ電圧、耐
サージ電流等が同一なら小型化することができる
効果があり、また、バリスタ基体の外部接続用電
極の部分を厚くすることにより、更に有効電極面
積の割合を大きくすることができ、かつ、プリン
ト配線板に実装したときの洗浄液除去が十分でき
るので洗浄液残留による悪影響を防止することが
できる上、プリント配線板上の主電極と相対する
部分に回路配線を通すことができ実装密度を上げ
ることができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す側面図、第2
図は従来のチツプバリスタの一例を示す側面図、
第3図は従来のチツプバリスタの電圧対電流特性
を示す特性図である。 1,1a……バリスタ基体、2a〜2d……主
電極、3a〜3d……外部接続用電極、4a〜4
d……電極分離部、11……平板部、12a,1
2b……端部、13a,13b……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金属酸化物を主成分とし相対する第1及び第2
    の表面間が所定の厚さで平板状に形成された平板
    部とこの平板部の相対する両端の外側に前記平板
    部より厚く形成された第1及び第2の端部とから
    成り前記平板部の第1の表面と前記第2の端部と
    の境界線の部分にこの境界線と平行に所定の幅及
    び厚さの第1の溝と前記平板部の第2の表面と前
    記第1の端部との境界線の部分にこの境界線と平
    行に所定の幅及び厚さの第2の溝とが形成された
    バリスタ基体と、前記平板部の第1の表面上に一
    端が前記第1の溝の一方の縁に沿うように形成さ
    れた第1の主電極と、前記平板部の第2の表面上
    に一端が前記第2の溝の一方の縁に沿うように形
    成された第2の主電極と、一端を前記第1の主電
    極の他端と接続し前記平板部の外側方向に延長し
    て前記第1の端部の表面を覆い他端が前記第2の
    溝の他方の縁に沿うように形成された第1の外部
    接続用電極と、一端を前記第2の主電極の他端と
    接続し前記平板部の外側方向に延長して前記第2
    の端部の表面を覆い他端が前記第1の溝の他方の
    縁に沿うように形成された第2の外部接続用電極
    とを有することを特徴とするチツプバリスタ。
JP1986165432U 1986-10-27 1986-10-27 Expired - Lifetime JPH0547446Y2 (ja)

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JPS6370102U JPS6370102U (ja) 1988-05-11
JPH0547446Y2 true JPH0547446Y2 (ja) 1993-12-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999003113A1 (fr) * 1997-07-07 1999-01-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Puce comprenant un thermistor a coefficient de temperature positif et procede de fabrication

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JP5778690B2 (ja) 2010-11-22 2015-09-16 Tdk株式会社 チップサーミスタ及びサーミスタ集合基板

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JPS60205980A (ja) * 1984-03-28 1985-10-17 松下電器産業株式会社 チツプ形サ−ジ吸収器

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JPS6370102U (ja) 1988-05-11

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