JPH054706A - スタツカクレーンの制御方法 - Google Patents

スタツカクレーンの制御方法

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Publication number
JPH054706A
JPH054706A JP18058591A JP18058591A JPH054706A JP H054706 A JPH054706 A JP H054706A JP 18058591 A JP18058591 A JP 18058591A JP 18058591 A JP18058591 A JP 18058591A JP H054706 A JPH054706 A JP H054706A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stacker crane
stop position
control method
rack
shelf
Prior art date
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Pending
Application number
JP18058591A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Imaeda
幸博 今枝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP18058591A priority Critical patent/JPH054706A/ja
Publication of JPH054706A publication Critical patent/JPH054706A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラック柱の傾斜に拘らず、スタッカクレーン
の昇降台を間口に対して精確な位置に停止させる。 【構成】 棚2を構成するラック柱2aが床面Fに対し
てθ度傾斜している時に、スタッカクレーンの昇降台の
実際の停止位置Prは、傾斜していない時の仮定停止位
置Paからずれる。そこでラック柱の傾斜角度θを可変
パラメータとして適当な式によって演算を施すことによ
り、実際の停止位置Prを算出し、昇降台を間口に対し
て正確な位置に停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スタッカクレーンを自
動走行させて物品を搬出入する自動倉庫に関し、特に、
自動倉庫の運転を開始する以前に、スタッカクレーンの
昇降台の停止位置を決定して制御する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動倉庫の運転を開始する前に、スタッ
カクレーンの昇降台の停止位置を設定する必要がある。
すなわち、まずスタッカクレーンを試験的に手動で走
行、昇降させ、昇降台の停止位置の基準点、例えば床面
上やマストに配置された遮蔽板からの走行、昇降の距離
をエンコーダの値として記憶する。自動倉庫の運転時に
は、試験走行で得た値に基づいて適当な演算、オフセッ
トを施して停止位置を決定し、走行台車の走行及び昇降
台の昇降を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上下左右にマトリクス
状に並設された棚が垂直かつ水平に精度良く並んでいれ
ば、任意の一列及び一行について停止位置を設定すれば
足りる。しかし、特にバケットタイプのクレーンでは、
棚のずれが問題となる。バケット系クレーンでは搬送物
が小さく、ラックの間口も小さい。そのため、クレーン
の間口中心に対する停止精度も±20mm程度の如き高
いものが要求される。自動倉庫のラック柱は、図2に示
すように、実際には傾いていることが多く、例えば最下
段について設定した停止位置が上段の棚に行くに従って
間口の中心からずれてくることになる。このずれの調整
のために、すべての間口ごとに手動スタッカクレーンを
停止させ、クリアランスを計測し、制御装置に記憶させ
ていた。この設定作業をすべての間口について行なうこ
とには、何日もの時間と人手がかかり、非常に不経済で
あった。
【0004】よって本発明の目的は、自動倉庫の導入時
になされるスタッカクレーンの停止位置の決定におい
て、時間と人手を節約できるスタッカクレーンの制御方
法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、スタッカクレーンの走行台車の走行距離及
び昇降台の昇降距離を制御して昇降台を移載位置に停止
させるスタッカクレーンの制御方法において、走行台車
の走行方向と平行かつ床面に含まれる直線に対する棚の
柱の角度に基づいて昇降台の停止位置を演算する過程を
含んでスタッカクレーンの制御方法を構成した。
【0006】
【作用効果】本発明は上記の構成としたので、次のよう
な作用効果を奏する。
【0007】本発明に係るスタッカクレーンの制御方法
においては、昇降台を移載位置に停止させるために、棚
の柱の角度を可変のパラメータとする。すなわち図1に
示したように棚の柱は傾斜しており、この傾斜が停止精
度に影響を与えるのであるから、傾斜角度を予め制御装
置に入力しておき、これに演算を施して昇降台の停止位
置を決めるようにする。
【0008】よって本発明に係るスタッカクレーンの制
御方法によると、棚の柱の傾斜角度を制御装置に入力し
て記憶させさえすれば、棚の柱の傾斜に起因する間口の
ずれに拘らず、時間と手間とを費やすことなく昇降台を
精度よく停止させることができる。
【0009】
【実施例】以下図示の実施例について説明する。
【0010】図2は、本発明に係るスタッカクレーンの
制御方法の一実施例が適用可能な自動倉庫を示す一部正
面図である。
【0011】同図において、スタッカクレーン1は、物
品が収納されるラック2の前面を上下のレール3、4に
沿って左右に走行する。スタッカクレーン1は、昇降台
5、マスト6、走行台車7等からなる。昇降台5には物
品をキャンチ8に出し入れするためのスライドフォーク
9が設けられている。
【0012】走行台車7は、走行駆動モータ10が駆動
輪10aを回動させることにより走行し、昇降台5は、
昇降駆動モータ11でチェーン12が巻回されたスプロ
ケット11aを回動することにより昇降する。
【0013】13はレール4に当接した車輪の回動を検
知することにより、走行台車7の移動距離を検知するエ
ンコーダである。14は昇降モータ11の回動を検知す
るエンコーダである。
【0014】床面上には遮蔽板15が配置されており、
走行台車7に備えられた光電スイッチ(図示していな
い)の光軸を遮ることにより、走行台車の位置を知るこ
とができるようになっている。同様に、マスト6に遮蔽
板が配置され、昇降台5に光電スイッチが備えられてい
るが、図示してない。
【0015】各検知手段からの信号は、制御装置16に
入力され、この値に基づいて各駆動モータ10、11が
制御され、スタッカクレーン1が運転される。
【0016】次に、本実施例における制御の過程につい
て、図1を参照しつつ説明する。
【0017】図1は図2に示した棚2を構成するラック
柱2aを概略的に示した正面図である。図2においては
ラック柱2aはスタッカクレーン1の走行台車7の走行
方向に平行かつ床面Fに含まれる直線に対してθの角度
をなす。すなわち2本のラック柱2a,2aの中心を結
んだ線は、ラック柱2aが傾斜していなければ垂直な仮
定中心線Caであるが、実際の中心線Crは仮定中心線
CaからR−θ度傾斜している。そのため中心線を基準
にした昇降台5の停止位置は、仮定停止位置Paから実
際の停止位置Prにずれることになる。実際の停止位置
Prは仮定停止位置Paの図2視左斜め下方に位置す
る。なお、仮定停止位置Paは設定作業以前から制御装
置16に記憶されているものとする。
【0018】このずれを補正するために、本実施例では
ラック柱2aの傾斜角度θを停止位置決め制御の際のパ
ラメータとして演算を行なう。すなわち、原点Oに対す
る仮定停止位置Paの座標を(xa,ya)、実際の停
止位置Prの座標を(xr,yr)とすると、xr=x
a−yacosθとなり、yr=yacos(R−θ)
となる。すなわち走行台車7の走行距離は、仮定停止位
置Paからyacosθだけ左寄りに、昇降台5の昇降
距離はya−yacos(R−θ)だけ下方にすれば、
ラック柱2aの傾斜に拘らず、昇降台5を間口中心に対
する正確な位置に停止させることができる。
【0019】可変のパラメータであるラック柱2aの傾
斜角度θは、運転開始前に、計測して制御装置16に手
動入力され、あるいは昇降台5に備えられた撮像手段等
により自動的に計測され、制御装置16に記憶される。
制御装置16は物品移載作業を行なうためにスタッカク
レーン1を作動させる場合、いずれかのラックを指定さ
れ、指定されたラックの座標に上記のような式により演
算を施してずれを補正し、正確な停止位置を得ることが
できる。
【0020】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の要旨の範囲内において適宜変形実施可能であることは
言うまでもない。
【0021】例えば上記の計算式はこれに限られるもの
ではなく、他の適当な式が適用され得る。また昇降方向
のずれは走行方向のずれと比較して小さくなることが多
いので、無視しても構わない場合には昇降方向の補正を
行なわなずに済ませることもある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係るスタッカクレーンの制御方
法の一実施例の原理を説明するためのラック柱の概略正
面図である。
【図2】図2は本発明に係るスタッカクレーンの制御方
法を適用することのできる自動倉庫の一部を示す正面図
である。
【符号の説明】
2 棚 2a ラック柱 θ 傾斜角度 Pa 仮定停止位置 Pr 実際の停止位置 F 床面

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 スタッカクレーンの走行台車の走行距離
    及び昇降台の昇降距離を制御して昇降台を移載位置に停
    止させるスタッカクレーンの制御方法において、走行台
    車の走行方向と平行かつ床面に含まれる直線に対する棚
    の柱の角度に基づいて昇降台の停止位置を演算する過程
    を含むことを特徴とするスタッカクレーンの制御方法。
JP18058591A 1991-06-26 1991-06-26 スタツカクレーンの制御方法 Pending JPH054706A (ja)

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JP18058591A JPH054706A (ja) 1991-06-26 1991-06-26 スタツカクレーンの制御方法

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JPH054706A true JPH054706A (ja) 1993-01-14

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ID=16085842

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06115613A (ja) * 1992-10-05 1994-04-26 Itoki Crebio Corp スタッカーの停止位置の設定方法
JP2007085785A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Yuyama Manufacturing Co Ltd 位置特定装置及び方法
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CN106915586A (zh) * 2017-04-24 2017-07-04 深圳市鸿鹭工业设备有限公司 堆垛机

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